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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

こ、これもあんたのために作ったんじゃないんだからね!

岩手・宮城内陸地震から今日で一週間が経ちました。
亡くなられた方は十二人に及び、まだ行方不明の方も安否が気遣われます。
避難所で不自由な暮らしを強いられていらっしゃる方もたくさんおられます。
少しでも早く落ち着かれますことをお祈りしております。

表題でまたしてもツンデレ風味を出してしまいましたが、第二次世界大戦中に英国軍は軽装甲偵察車両として、ダイムラー社のスカウトカーMk1を採用しました。
このダイムラー社のスカウトカーは「ディンゴ」の愛称で知られ、コンパクトな車体に相応の装甲と優れた走行機能を持つ優秀な車両でした。
タミヤの1/35のプラモデルにもなったので、ご存知の方も多いでしょう。

この英国製のディンゴを北アフリカの英軍との戦いで目にしたイタリア軍は、その軽装甲偵察車両としての有効性に目をつけ、鹵獲した車両を丸ごとコピーして自軍の偵察車両にしようと考えます。

ところが、コピーというものは簡単にできるようで簡単ではありません。
コピー元となる車両が製造された英国の技術と同等の技術力があって、初めてコピーは可能となるのです。

当時のイタリアにはまだそれほどの技術力はありませんでした。
そのため、手の込んだ走行装置は何とかなったのですが、上に載せる装甲車体が溶接技術の未熟さゆえになかなかうまく作れなかったのです。
ようやく試作車が完成したのは、1943年2月でした。

試作車はエンジンをランチア社製に変更したものの、走行装置はオリジナルそのままに踏襲。
装甲車体はオリジナルの前面30ミリを18ミリに多少薄くした代わり、オリジナルにはなかった機関銃を固定装備いたします。

完成した試作車は「リンチェ(リンクスのこと:山猫)」と愛称が付けられ、大本のディンゴそのままに優秀な軽装甲偵察車両となりました。

しかし、試作車の完成はあまりにも遅すぎました。
この年1943年9月にはイタリアは連合国と休戦。
この優秀な軽装甲偵察車もイタリア軍はまったく装備することができませんでした。

この車両に目をつけたのがドイツ軍でした。
イタリアを占領したドイツ軍は、この車両も自軍の装備として工場に生産するように命じます。
Pz.Sp.Wg.Lince 202(i)という兵器番号を与えられたリンチェは、ドイツ軍のために129両が生産されました。
そしてドイツ軍はこのリンチェを護衛や偵察任務に多用し、その優秀性を高く評価したのです。

前回のP26といい、せっかく作ったのにねぇ。
それではまた。
  1. 2008/06/21(土) 19:20:33|
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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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