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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

一匹のメス

1000日連続更新記念SS第三弾「グァスの嵐」です。
久しぶりですが、楽しんでいただければと思います。

今日で五日連続のSS更新となりますが、何とか一週間連続更新をやりたいと思いますので、ここに宣言いたします。
明日は帝都の続きの予定です。


20、
「オルランディ様」
ミューがじっとエミリオを見つめてくる。
「うわ、ミュー、そのオルランディ様はやめようってば。エミリオでいいよ」
エミリオは思わず首を振った。
様なんて付けられては照れくさい。
「ですが、ミューにとってはオルランディ様はオルランディ様です」
困ったような顔をするミュー。
こういった表情というものが、コミュニケーション手段として非常に重要なものであるということは、ミューにはすでにプログラムされている。
「いやぁ、それが恥ずかしいんだってば。エミリオでいいから」
「それではエミリオ様。お願いがあるのですが」
エミリオ様も気にはなったが、とりあえずミューのお願いというのがエミリオは気になった。
この二日というもの、ミューは自ら何かを求めるということがなく、いわばなされるままになっていたと言っていいのだ。
「お願い?」
「はい。ミューのメモリによれば、このサントリバル島からアルバ島はそれほど遠くないところに位置すると思いますが、そのアルバ島へミューを連れて行ってくれませんか?」
ミューはまっすぐにエミリオの目を見つめてくる。
そのまっすぐな眼差しには、エミリオも少し面食らうところがあった。
「アルバ島へ? そりゃあ、アルバ島はここからなら三日もあればつくけど・・・」
そう言ってエミリオはフィオレンティーナの方を向く。
エミリオがここまで来たのはフィオレンティーナがラマイカまで行きたいと言ったからだ。
ラマイカで姉の消息を知りたいというフィオレンティーナにしてみれば、ここで寄り道はしたくないだろう。
「私のことなら気にしないでいいわ。ミューちゃんの好きにさせてあげて欲しいの」
フィオレンティーナの言葉にエミリオはうなずいた。
「わかったよミュー。アルバ島へ行こう」
「ありがとうございます、エミリオ様」
ミューの顔がぱぁっと明るくなった。

空荷というのが心残りではあったものの、ミューを探していると思わしきリューバ海軍の連中がうろつくサントリバルに長居するわけには行かない。
エミリオはギルドに積荷を探してもらうのを断り、早々に出航することにする。
空を見上げれば快晴の夜空には星が瞬き、夜の虹がアーチを描いている。
翌朝の出航には問題ない。
ミューのことがばれたりはしてないだろうし、容姿だって知られてはいないと思うけど念のためだ。
エミリオは宿に泊まるのを止め、ファヌーで夜をすごすのだった。

はたして町では、このサントリバルへ来る途中に少女を拾い上げた船がないか兵士たちが聞きまわっているという話しだった。
エミリオのファヌーがもう一度調べられるというのも充分に考えられること。
エミリオは怪しまれないように、ここを出航するファヌーならいつもやるような新鮮な水と食料の樽を積み込み、静かにファヌーを出航させた。
行き先はアルバ島だったが、しばらくはラマイカ方向へ舵を取り、サントリバルがかなり遠ざかってから進路を変える。
ここまでするのもどうかとは思うものの、自航船に関係あると言う少女を軍に知られないように連れて行く以上、用心に越したことはないのだった。

天気のよい青空の下を滑るように進むファヌー。
船体の前方に張られた帆はいっぱいに広がり、小さな船体をぐんぐんと引っ張っている。
これだけ風を捕らえていると、帆を操るゴルドアンの動きも楽しそうだ。
何もなければアルバ島へは順調に着けるだろう。
「ミュー、一つ訊いてもいいかな?」
エミリオは船首で行き先を眺めているミューに声をかける。
振り向いたミューはこくんとうなずき了承する。
「アルバ島に行ってどうするんだい? いや、ただ気になっただけなんだ。言いたくなければ言わなくていい」
エミリオの問いかけにうつむくミュー。
だが、すぐに顔を上げてこう言った。
「自航船にかかわるものがあるのです。チアーノ様のご友人に危険をお知らせしなくては・・・」
「やっぱり自航船にかかわるものだったのか・・・言いにくい事を聞いてごめん。よし、目いっぱい急ごう」
エミリオは風を一番効率よく受けられるように舵を切る。
ファヌーは四人を乗せて青空の下走り続けた。

「ん・・・んう・・・ん・・・」
そそり立つ肉棒。
たくましいオスの肉棒。
唾液をまぶし、舌を這わせてその肉棒をたっぷりと味わって行く。
口の中にオスの味が広がり、あそこがじゅんと濡れて行く。
「んあ・・・んちゅ・・・ちゅぶ・・・」
袋とさおに指を這わせ、舌先でちろちろと先端を刺激する。
にじみ出てくる先走りが、思わずうれしく感じてしまう。
「ふふふふ・・・うまそうにしゃぶるじゃないか」
頭の上から声をかけられ、クラリッサは顔を上げた。
そこにあるのは愛しい人の顔。
以前は違う男の顔だった気もするが、そんなことはどうでもいい。
今の彼女にとって愛しいのはこの男。
彼に命じられればどんなことだってしたい。
「ああ・・・ダリエンツォ様・・・」
クラリッサはうっとりとその男を見上げている。
太くたくましい肉棒を抱きしめ、官能に打ち震えているのだ。
「続けろ」
お預けを食らっていた犬のように、クラリッサはダリエンツォの肉棒をくわえ込む。
肉欲におぼれた一匹のメスに、ダリエンツォは笑みを浮かべるのだった。
  1. 2008/04/14(月) 19:54:40|
  2. グァスの嵐
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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