16日の土曜日のことになりますが、いつものように先輩とウォーゲームをいたしました。
お題は「ドライブ トゥ ザ バルティック」(死闘! 北方軍集団:コマンドマガジン日本版34号付録)です。
このゲーム、以前からユニットは切ってあったんですが、なんとなく取り付きづらそうなシステムに感じていたので、やらず嫌いで今まで手を付けないできたゲームなんです。
でも、コマンドマガジンの別冊で再販されるほどですし、評価も高いようですので、ちょっと見直してみようかなと思ったのが先々週あたり。
あらためてルールブックを見直すと、何でしょう・・・あれほど取り付きづらそうに感じていたルールが、なんかそうでもないなぁって思えるではないですか。
要は、各ターンにもらえるC3Iポイント(結局言ってしまえば弾薬や燃料など部隊運用に必要な物資や情報などを表したもの)を三回あるセグメントに振り分け、その振り分けられたC3Iポイントに基づいてサイコロを振ることで、そのセグメントにいくつのスタックが移動でき、何箇所で戦闘ができるか決まるというもの。
最高の3ポイントのC3Iポイントをつぎ込んで6ゾロを出したとしても17スタックしか動けず、1ポイントのC3Iポイントで1ゾロなんか出した日にゃ3スタックしか動けませんぜ。
サイコロ運も結構局面を左右しそうなゲームです。
さらに特徴的なのが、戦闘それぞれでチットを引いて戦闘状況が修正されること。
各ユニットには戦術値なるものがあって、それの多寡と相手の戦術値との兼ね合いで使えるチット数が決まります。
チットは基本的には使う使わないは自分で決められるんですが、中には引いたら使わなくてはならないものもあり、このチットによって戦闘も大いに左右されることになるのです。
結構面白そうだなぁと思ったので、先輩とプレイしてみました。
お互い初めてのゲームなので、いわば練習プレイです。
ゲームの背景は1944年に独軍中央軍集団に対して行われたソ連軍の一大攻勢「バグラチオン作戦」に呼応して、1944年7月にリガ周辺で行われた独軍北方軍集団へのソ連軍の攻勢とそれに対する独軍の反撃を表したもの。
いつもならば先輩がソ連軍を担当することが多いのですが、今回はソ連軍の攻勢からということで私がソ連軍を担当。
薄い上に一部に穴の開いた独軍戦線を食い破り、リガに向かって突撃です。
実際にプレイしてみると、このC3Iポイントはなかなかいい味出しますねぇ。
ソ連軍といえども動かせるスタックが限られるので、どこで重点を形成して攻めるかに悩みます。
最初にソ連軍右翼北方で行われた親衛赤軍歩兵師団5つを投入した(合計36戦力)独軍9戦力歩兵師団への攻撃は、まさに小林源文センセの漫画のごとき展開でした。
こちらのチットはこともあろうに「スナフ」という戦力半減チット。
36戦力が18戦力になっちゃいました。
他にはダミーと使っても意味が無いチットだけ。
最悪です。
対する独軍は「柔軟な戦闘」チットで損害をマイナス1できるほか、「急降下爆撃機の支援」チットもあってサイコロがマイナス4されます。
結局独軍はまったく損害無く、ソ連側にのみ損害が集中。
「畜生! 魔女のバァサンの呪いか?」と源文センセのマンガのソ連兵のごときセリフを吐かねばならない羽目になりました。
その後もソ連軍の攻撃は各所であまりいいチットにもサイコロの目にも恵まれず損害ばかりがかさみます。
イベントで独軍に反撃をされてしまうは、C3Iポイントを献上するはと散々でした。
各ターンは3回のセグメントがあるので、実質三倍のターン数があるようなものなので、この日は2ターンで時間切れ。
ソ連軍の進撃はどうもうまくいきませんでした。
でも、これは結構面白いですね。
評価が高いのもうなずけます。
チットの引きも手に汗握り、サイコロ振る手も震えます。
移動をどこで行い、どこで戦闘するかも悩みます。
またやりたいと感じさせられました。
次回再戦をお願いしよう。
それではまた。
- 2008/02/18(月) 21:19:07|
- ウォーゲーム
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だーかーらー、そういう楽しそうなレポートはやめて下さいって!
ドラバルですか。またプレイしたいゲームが増えちゃいましたよ・・・
- 2008/02/18(月) 22:54:45 |
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