戦車の話が出ましたので少し続きを。
やっぱり私もミーハーなわけでして、ドイツ戦車が好きだったりします。
今でこそ4号戦車や3号突撃砲の魅力も充分わかりますが、以前はやはりタイガー、キングタイガーといった高性能戦車の大ファンでした。
タミヤのプラモで目の前にしたときのその迫力たるや素晴らしいもので、この戦車(タイガー)が戦場を埋め尽くす様を想像しては悦に入っていたものでした。
ところが、時がたち、知識が増えるにしたがって、タイガーでは無くティーガーであり、戦場を埋め尽くすどころか常に数の不足に泣き、ドイツは敗れ去ったということを知りました。
勝ったのは一対一ではティーガーよりも性能で劣る(総合的には劣っているとはいえないでしょうが)T-34であり、M4であったのです。
どんなに高性能なものでも数が揃ってこその兵器であり、そこそこの性能でも数さえ揃えられれば充分な活躍をすることができるのです。
これをアニメで描いたのはガンダムが最初かもしれないですね。
どんなにドムやゲルググが高性能であっても、充分な数量を揃えた連邦のGM及びボールの前には無力だったのです。
そうやって考えるとガンダムというアニメがミリタリー系のオタクにもそれなりに受け入れられたのもわかりますね。
すごいアニメでした。
さて、続きを投下します。
15、
暗闇の中恭子は目を覚ます。
ちゅく・・・くちゅ・・・ぴちゅ・・・
何かの音がする。
こ、ここはどこ? あの音は何?
恭子は横たわったまま首をめぐらせた。
薄く光が差し込む中、女性特有の柔らかいシルエットが見えてくる。
それは何かに跨るように中腰で、その下腹部には何かの太いロープのようなものが絡み合っているようだった。
「はん・・・はあん・・・いい・・・すごくいいです・・・ああん・・・ご主人さまぁ・・・」
艶めかしい女の声。
恭子は相手が何をしているのか思い至る。
セックスをしているのだ。
な、なんてこと・・・学園でこんな・・・
「ああ・・・い、いかがですか、ご主人さまぁ? 私が溜め込んだ精気はいかがですかぁ?」
たぷたぷと豊満な胸を揺らし、腰を振りながら女が尋ねる。
だが相手の返事は無い。
それどころか男がいる様子がないのだ。
「ああ・・・嬉しいですぅ・・・これからも・・・ああん・・・もっと・・・」
恭子はそこにいるのがあの東倉郁海であることに気がついた。
「ひ、東倉先生! そこで何を・・・」
恭子が身を起こすと、郁海が薄く差し込む光の中で淫らな笑みを浮かべて振り向いた。
「あら、村友先生。お目覚めかしら?」
「一体何をしているのですか! ここは学園ですよ」
「ええ、ここは学園の体育用具倉庫。しているのはご主人様に私が奪ってきた精気を分け与えること」
郁海が人差し指の先を舐める。
それはとても淫らでいやらしい仕草だ。
「ご、ご主人様って、あなた・・・」
郁海の様子に不気味なものを感じる恭子。
しかしそれ以上にここには濃密な闇と淫らな気が満ちているような感じがする。
「うふふ・・・あなたには見えていないのかしら? ここはご主人様の巣なのよ」
郁海が立ち上がる。
するとその下半身に巻きついていたものがするすると解かれて床を這い始めた。
「きゃーっ!」
恭子は悲鳴を上げた。
床に大の字に押し付けられ黒い触手が恭子を襲う。
器用にシャツをめくりあげ、スカートも下ろされていく。
「いやぁぁぁぁっ!」
大声で悲鳴を上げるが、まったく逃れることができない。
「くすくす・・・騒ぐことは無いですわ。すぐに素敵な気分になりますわよ。死ぬかどうかはご主人様次第ですけどね。おほほほほ・・・」
手の甲を口元に当てて笑う郁海。
その表情には恭子に対するものはまったく無い。
「お願い、やめて! 助けて!」
恭子の哀願もむなしく触手はブラジャーとパンティをむしりとり、器用に胸を愛撫し始める。
「あ、ああ・・・や、やめて・・・」
触手は次にさわさわと秘部をマッサージするように周辺を優しく愛撫し、ゆっくりと侵入する。
「ひやぁっ! いや・・・むぐ・・・」
異物の侵入に悲鳴を上げようとした恭子の口に触手が突っ込まれる。
「むぐ・・・むぐぐぐ・・・」
「うふふ・・・どう? ご主人様の触手は。素敵でしょう?」
「た・・・たふけて・・・」
恭子は股間とのどをまさぐる触手に翻弄される。
だが、やがて恭子は気持ちよくなってきた。
え?
のどの奥の痛みも股間を掻き回す痛みも薄れてきたのだ。
代わりに得体の知れない快感が沸きあがってくる。
それは触手が彼女を改変し始めたことを示していたが、恭子にはもはやそんなことはどうでもよかった。
ああ・・・気持ちいい・・・もっと・・・もっとしてぇ・・・
ジュプジュプと音を立てて触手を飲み込む恭子の秘部。
いつの間にかその表情には愉悦が浮かび、口からは涎が滴っている。
目はうつろになりアイシャドウをつけたように妖しくなり、両手の爪は黒く染まって鋭く尖ってくる。
やがてゆっくりと恭子は立ち上がる。
その笑みは郁海と同じく妖艶であり、スカートの中からはうねうねと黒い触手が蠢いていた。
「うふふ・・・どうやら恭子先生もご主人様に選ばれたようね」
「はあん・・・ええ、これからは私もお手伝いいたしますわぁ、郁海先生」
うっとりと自分の指を舌で舐める恭子。
そこには先ほどまでの堅物だった女性教師は存在していなかった。
空風鈴
数の暴力ってやつですね。連合国には「死神」と呼ばれたティーガーも結局ソ連戦車の戦斧のような無骨な破壊力と、規格統一で平準化した(所謂そこそこ)のM4の物量には勝てませんでしたね。ドイツ戦車がマイスターの手になる「手工芸の芸術品」ならアメリカ戦車は「コンベア式大量生産品」て感じで対称的ですね。そういえば0083でも最終話ドムやザクがよってたかってジムとボールにぼこぼこにされてましたけど、きっと大戦終了間際のドイツ戦車兵もあんな状態だったんでしょうね。ただ「ヴィレル・ボカージュの戦い」とかの記録みてるとそんな状況でも奮闘したドイツ戦車隊ってすごいと思ってしまいます。 やっぱりドイツ戦車ってかっこいいや。
8月2日 18:25
舞方雅人
まあ、そのために規格を統一して大量に作らせたのですからね。作ってみたけど規格に合わないな。というやつは英国やソ連にくれてやったりしていますし。<M4 何にせよ数が多いというのはそれだけで力ですね。
8月3日 22:43
- 2005/08/02(火) 11:54:55|
- 退魔師
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