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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

ターゲットは知能指数600、スポーツ万能の男

今日は11月11日。
いぃーっ、いぃーっということで、「ショッカーの日」なんですよね。
(^o^;)

いつもは10月10日の「戦闘員の日」の方を優先するので、「ショッカーの日」はショッカーに限られてしまうことなどもあり、SS投下とかはあんまりしていないんですけど、今回は「ショッカー生誕50周年」ということもあり、一時間ほどで超短編を作り上げたので投下します。

タイトルは「ターゲットは知能指数600、スポーツ万能の男」です。
「仮面ライダー」第一話の冒頭シーンの裏側という感じです。

短いですがお楽しみいただければと思います。
それではどうぞ。


ターゲットは知能指数600、スポーツ万能の男

 「いい天気。気持ちいい」
 「ほんとね。風が気持ちいい」
 私と優子(ゆうこ)はヘルメットを脱いで髪を風にさらしていく。
 ずっとヘルメットをかぶっているから汗で蒸れちゃうのよね。
 こうして風にさらすと汗が引いていく感じ。

 「いい景色」
 「うん。最高ね」
 私たちは峠の頂上の展望台にある駐車スペースから広がる景色を眺めている。
 山々の緑と谷あいを流れる川が素敵なコントラストを見せていた。
 「やっぱりここはいいね」
 「うん」
 優子も笑顔で答えてくれる。
 たまにこうして峠をバイクで走るのは楽しいよね。

 私も優子もバイク乗り。
 時々二人で一緒に走る。
 女性のバイク乗りはあんまりいないから、優子は貴重な仲間というところ。
 今回はこの峠を二人で上ってきたのだった。

 「それにしても今日は人が少ないね」
 「そうね……いつもはもっと人がいるのにね」
 優子に言われて私も周囲を振り返る。
 確かに今日は車が少ない。
 黒塗りの大型セダンが一台いるくらい?
 いつもなら数台は止まって展望台に行き来する人がいるのに……

 私が不思議に思っていると、黒塗りのセダンのドアが開く。
 「えっ?」
 車の中からは黒いベレー帽をかぶった男たちが現れた。
 いずれも赤と緑の色が塗られた不気味な顔をしており、一人は赤の混じった黒の躰にぴったりしたタイツのような服を、他の三人は黒一色の同じような躰にぴったりとした服を着ている。
 腰には大きなバックルの付いたベルトを締めており、アーッ、アーッと奇妙な声を上げていた。

 「な、なにあれ?」
 その普通じゃない格好に私は驚く。
 「聡子(さとこ)、逃げよう」
 優子も男たちの異様さに恐怖を感じたのか、私の腕をつかんでくる。
 「うん」
 私も優子にそう答え、すぐにバイクのところへ向かう。
 「きゃっ!」
 だが、突然私たちの上からねばつく網のようなものが降ってきて、私たちは身動きが取れなくなってしまった。

 「な、なにこれ?」
 「な、なんなの?」
 私たちは必死でもがくものの、もがけばもがくほど網が躰に貼り付いてくる。
 そして、あのアーアー言う黒い男たちのほかに、私は信じられないものを見た。

 「バイクに乗る女は貴重だ。お前たちをショッカーに招待しよう」
 私たちの前に現れたのは六角形の目を三つ持ち、牙の生えた口や角が生えた頭をした赤と緑色の躰の化け物だった。
 「ひいっ!」
 「きゃぁー!」
 私も優子も思わず悲鳴を上げてしまう。
 い、いったいこれは何なの?
 私は夢でも見ているの?
 こんな化け物がいるなんて……

 「連れていけ」
 化け物がしわがれた声で黒い男たちに命令すると、男たちはアーアー言いながら私と優子を押さえつける。
 そして私たちは担ぎ上げられるようにして持ち上げられ、黒いセダンのトランクに放り込まれると、ガスのようなものを吹きかけられ、私は意識を失った。

                   ******

 『目覚めるのだ』
 『ショッカーの女戦闘員よ。目覚めるのだ』
 声が聞こえる。
 私はゆっくりと目を開ける。
 「ふふふふふ……」
 私はゆっくりと躰を起こした。
 力がみなぎる。
 気分もとてもいい。
 私は選ばれた。
 偉大なるショッカーの一員に選ばれたのだ。

 「うふふふふ……」
 私の隣でもう一人の女戦闘員が起き上がる。
 改造された肉体を示す赤と緑のフェイスペイント。
 躰を包む黒いレオタード。
 腰には赤いサッシュが巻かれ、脚は網タイツと黒いブーツが覆っている。
 私と同じ格好、ショッカーの女戦闘員の恰好だ。

 「お前たちはショッカーの一員となった。これからはショッカーのために働くのだ」
 聞き覚えのあるしわがれた声。
 蜘蛛男様のお声だ。
 私たちは手術台から立ち上がると、蜘蛛男様に一礼する。
 「お前たちはこれより訓練を受け、オートバイ部隊の一員となるのだ。よいな」
 「はい、蜘蛛男様」
 「仰せのままに」
 私たちはそう答えた。

                   ******

 五台のバイクが道に並ぶ。
 「うふふふふ……」
 「ふふふふふ……」
 みんなの顔に笑みが浮かぶ。
 私たちはショッカーのオートバイ女戦闘員部隊。
 今からある男を捕らえるのだ。
 ターゲットは知能指数600、スポーツ万能のバイク乗り。
 バイクの腕も相当なものだという。
 でも問題はない。
 私たちは選ばれた存在。
 偉大なるショッカーの一員。
 ただの人間が私たちにかなうはずもない。
 それに……
 蜘蛛男様も控えていらっしゃる。
 万一にも失敗する恐れはない。

 もうすぐ男がやってくる。
 バイクの爆音が聞こえてくる。
 さあ、狩りをはじめよう。
 ふふふふふ……

END

いかがでしたでしょうか?
ほんとに短い即堕ち二コマ作品ですみません。
(^_^;)ゞ

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2021/11/11(木) 18:31:51|
  2. 女幹部・戦闘員化系SS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<二巻キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! | ホーム | いったーい (>o>>

コメント

伝説の始まりの裏側

シンプルな戦闘員洗脳でしたがこういうのもいいですね。そして戦闘員完了後の台詞に人間らしさというか女らしさが無く、うふふふ…という笑みに怖さを感じるのがいいですね。

あの第1話の裏側という戦闘員の日らしいSS楽しませていただきました。
  1. 2021/11/11(木) 19:01:24 |
  2. URL |
  3. テンプラー星人 #-
  4. [ 編集]

イー!
そうですよね…
バイクに乗れる女戦闘員が必要ですね!
よかったです。
  1. 2021/11/12(金) 00:12:36 |
  2. URL |
  3. sengoku #rFnOs2i6
  4. [ 編集]

シンプルな内容でしたが、戦闘員になった後は元の記憶を忘れてるかの様な、同じく戦闘員になったかつての友人を見ても『私と同じ女戦闘員』と認識してるのが良いですね〜(๑´ㅂ`๑)♡
  1. 2021/11/12(金) 13:50:09 |
  2. URL |
  3. IMK #-
  4. [ 編集]

皆様コメントありがとうございます

>>テンプラー星人様
「ショッカーの日」はいつもは特に何もしないんですけど、今回はチャチャッと書いてみました。
女戦闘員は「イーッ」みたいな奇声を上げないので、「ふふふふふ……」なんですよねー。

>>sengoku様
第一話のあのシーンは、やっぱりショッカーはバイクに乗れる女たちを集めたのかなとか考えましたので、そういう話を作ってみましたです。

>>IMK様
友人ではなく同僚というかただの同一構成員という意識になってしまっているんでしょうねー。
ちょっとした思考の変化みたいなのが感じられればいいかなと。
  1. 2021/11/12(金) 18:16:35 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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