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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

闇に咲く美しき毒花 (3)

ブログ16周年記念SS、「闇に咲く美しき毒花」も今日が三回目。
最終回となります。

闇の毒花ビアンドラゴラとなってしまった梓紗。
彼女の次の行動は?

お楽しみいただければ幸いです。


                   ******

 「結局何も手掛かりはつかめずか……」
 夜が明け、ギラットレンジャーの五人は本部に戻ってくる。
 「ああ……あのあとは何も起きなかったようだしな」
 仁の言葉に道太がうなずく。
 一晩中警戒を続けたものの、街は静かなままだったのだ。
 「今回の敵は何を考えているのかしら……」
 「人を襲って白骨化するなんて、恐ろしいやつには違いないんですが、どうも目的が読めませんね」
 涼美も晃も首をかしげる。
 今までのただ暴れる魔獣とは全く違うようなのだ。
 いったい何が目的なのか……

 ふふふ……
 思わず笑いがこみあげてくる梓紗。
 この連中は目の前にヤミンゲルの魔獣人がいるというのに、全く気が付いていないのだ。
 擬態に簡単に騙されてくれている。
 これなら一人ずつおびき出して襲えば、案外簡単に始末できるかもしれない。
 でもそれではつまらない。
 ただこいつらを始末するだけでは飽き足らない。
 こいつらには絶望を味わわせたいのだ。
 皇帝陛下の邪魔をする愚か者たち。
 一緒の空気を吸うことすら忌々しく感じてしまう。

 「梓紗? どうかした?」
 「えっ?」
 涼美に声をかけられ驚く梓紗。
 「な、何か?」
 「ううん、何も言わずに私たちを見ているようだったから」
 「あ、いえ、別に……みんなと同じく、今度の敵のことを」
 首を振ってごまかす梓紗。
 いけないいけない。
 今はまだ疑念を持たれるのは得策ではないだろう。
 できれば……もう一輪咲かせたい……

 「みんなご苦労だった。残念ながらいまだ敵の正体はよくわからん。だが、今晩にもまた動きがあるかもしれん。昼間の警戒は警察などに頼むとして、諸君は夜に備えて休息を取ってくれたまえ」
 みんなを前にして虹倉司令が指示を下す。
 「「「了解」」」
 五人は一斉に敬礼し、本部を後にした。

 「梓紗はどうするの?」
 「えっ?」
 詰所に戻った梓紗に涼美が声をかけてくる。
 「このあと夜までどうする? 仮眠室で仮眠?」
 「ううん、ちょっと行きたいところがあるから外出するわ。夜には戻ってくる」
 首を振る梓紗。
 「そっか、ところで……香水、変えた?」
 「えっ?」
 「いつもとは違う香りがするのよね。なんていうか甘いいい香り。もしよかったら、使っている香水を教えてくれないかなと」
 ウインクをしながら小声でそっと言う涼美。
 梓紗は思わず苦笑してしまう。
 「ごめん。いただきものだからちょっとよくわからないのよ。そんなにいい香り?」
 「うん。甘くて惹かれる感じの香りね」
 「そう……」
 いけない……
 私の花の香りが擬態しても漏れているんだわ……
 注意しないと気付かれてしまうかも……

 「じゃあ、気を付けてね」
 「うん、行ってくるね」
 梓紗は涼美に手を振って足早に詰所を出る。
 まさか香りの違いに気付かれるなんてね……
 彼女はどうしようかしら……
 どうするにせよ、早めに手を打った方が良さそうね……
 うふふふふ……

                   ******

 「お待たせー。遅くなってごめんね」
 ドアを開けて助手席に乗り込んでくる髪の長い女性。
 梓紗の先輩である羽賀谷早奈恵だ。
 今日はゆったりとしたワンピースに身を包んでいる。
 「いえいえ、私の方こそ突然呼びだしたりしてすみません、早奈恵先輩」
 運転席から挨拶をする梓紗。
 先ほど連絡をして、早奈恵をこのコンビニの駐車場まで呼びだしたのだ。
 「ううん、いいのいいの。梓紗から話があるって言われたら、来ないわけにはいかないでしょ。今日は土曜日で休みだったし」
 にこやかに答えて早奈恵はシートベルトを締める。
 「ええ……早奈恵先輩にちょっとお願いがあって……ふふ……」
 梓紗の口が妖しい笑みで歪み、ぺろりと舌なめずりをする。
 「お願いー? なーんかヤバいお願いとかじゃないでしょうねー? アハハッ」
 早奈恵は全く気が付いていない。
 「それじゃちょっとドライブに付き合ってくださいね」
 梓紗は車のエンジンをかけ、コンビニの駐車場から走り去った。

 「あ……あぐ……あ……」
 躰を硬直させている早奈恵。
 いったい何が起こったのかよくわからない。
 甘い香りと黄色いガスのようなものが車内に広がったかと思うと、まったく躰がいうことを聞かなくなってしまったのだ。
 「んふふ……ねえ、早奈恵先輩……私の香りはいかがですか? 涼美さんは甘くて惹かれる香りだって言ってくれたんですよ。うふふふ……」
 「あ……あず……さ……」
 いつもと様子の違う梓紗に早奈恵は恐怖を感じる。
 「ふふ……怖がらなくていいですよ早奈恵先輩。早奈恵先輩を食べるつもりはありませんから」
 梓紗の唇をぺろりと舌が舐める。
 「あな……た……」
 躰がまったく動かない早奈恵。
 かろうじて声を出せるだけ。
 助けを呼ぶこともできないのだ。

 「ねえ、早奈恵先輩。早奈恵先輩は暗黒帝国ヤミンゲルってご存じですか?」
 くすくすと小さく笑いながら梓紗は車を走らせる。
 どうやら郊外の人気のない山の方へと向かっているようだ。
 「や……み……?」
 「暗黒帝国ヤミンゲルです。強大なお力を持つ皇帝陛下が治めていらっしゃる素晴らしい国で……私ったら、愚かにもその偉大なる帝国と戦っていたんですよ。バカみたいだと思いません?」
 梓紗の目は皇帝への崇拝に満ちている。
 「ど……どう……」
 「どうしてバカみたいだと……ですか? だって……この世界は闇こそが支配するべき世界だと思いません? 偉大なる暗黒帝国の皇帝陛下こそがこの世界を支配するんです。そして世界は闇に覆われる。そうしたら……私はとても美しく咲くことができるんですよ。闇の毒花、ビアンドラゴラとして」
 「ビア……ド……」
 けらけらと笑っている梓紗を見て、早奈恵の目が驚愕に見開かれる。
 いったい梓紗はどうしてしまったというのだろう?
 なにがあったというのだろう?

 「うふふ……早奈恵先輩、知ってました? 先輩は選ばれていたんですよ。ビアンドラゴラにふさわしい……闇に咲く毒花にふさわしい女として選ばれていたんです」
 「わた……し……が?」
 「ええ……でも、たまたまそばにいた私が、早奈恵先輩が受け取るはずだった種をもらっちゃったんです。ごめんなさい。でも……」
 ハンドルを握る梓紗の服の袖が変化し、シュルシュルと紫色の葉の付いた蔓が伸びてくる。
 「ひっ!」
 「そのおかげで私は咲くことができました。闇に咲く毒花ビアンドラゴラとして。うふふふふ……」
 「ひっ! ひあっ!」
 蔓は早奈恵のワンピースのスカートの下に向かって伸びていき、そこからスカートの内側へと入り込む。
 「うふふふ……早奈恵先輩。せっかく“挿し木”をするのにふさわしい場所があるのに、布切れで隠しておくなんてダメですよ」
 山道に入ったところで車を止める梓紗。
 ここならば邪魔は入らないだろう。
 「ねえ、早奈恵先輩。ビアンドラゴラは種で増えるばかりじゃなく、“挿し木”でも増えることができるって知ってました?」
 梓紗の蔓が早奈恵のショーツを引き下ろす。
 「いや……やめて……いや……」
 早奈恵の目の前で、梓紗の姿が変わっていく。
 頭部には赤と黄色の毒々しい花が咲き、躰は黒い胴体に紫色の葉が付いた蔓が巻き付いていた。
 「うふふ……早奈恵先輩も、私と一緒に咲きましょうね」
 花托に付いた真っ赤な唇が笑みを浮かべ、腕から延びた蔓が早奈恵の秘所に潜り込んでいく。
 「いやぁぁぁぁぁぁ!」
 早奈恵は麻痺した躰で必死に悲鳴を上げた。

 茜色に染まる夕暮れの住宅街。
 早奈恵の家の前にピンクの車が一台止まる。
 カチャリと助手席のドアが開き、ゆったりとしたワンピースを身に着けた髪の長い女性が車を降りる。
 「ふふ……それじゃ早奈恵先輩。たっぷりと養分を摂ってくださいね」
 梓紗が運転席から声をかける。
 先ほど自らの蔓の一部を差し込み、彼女に“挿し木”してやったのだ。
 「ええ……そうするわ……」
 うつろな表情でそう答える早奈恵。
 「ふふ……」
 ややフラフラとした足取りで家の中へと消えていく早奈恵を見送ると、梓紗は車を本部へと向けるのだった。


 「ふーむ……面白いこととはこういうことだったのか……」
 闇虫から送られてくる映像を見て感心するキーラーガ。
 ギラットレンジャーを葬るには少し時間を下さいと言っていたが……
 梓紗がビアンドラゴラとなった今、偵察用の闇虫は常に彼女のそばにいても何の問題もない。
 むしろ梓紗自身も積極的に闇虫を受け入れており、バッグの中に闇虫を忍ばせて、ギラットレンジャーの本部に忍び込ませる手伝いをしているくらいだ。
 もはや彼女は完全にヤミンゲルの手先となったと言っていいだろう。
 そして、ヤミンゲルのためにさらなる仲間まで増やしてくれようというのだろうか?
 “挿し木”で増えることができるということだが……もしそうなら、なんとも頼もしいではないか。


 「ただいま戻りました」
 何食わぬ顔で本部に戻ってくる梓紗。
 「お帰り」
 「お帰りなさい」
 詰所にいたほかのメンバーたちが出迎える。
 外に出ていたのは梓紗だけのようで、他のメンバーはずっと詰所で待機していたようだ。
 まあ、夜に備えて仮眠を取ったりしなくてはならないし、外に出て何かするという気にもならなかったのだろう。
 梓紗が外で何をしてきたかなど気にもしていないに違いない。

 「梓紗、今からだともう仮眠をとる暇はなさそうだけど、どうする?」
 道太が心配そうに言ってくる。
 暗に少し仮眠を取ってからでもいいぞと言ってくれているのだ。
 「別にいいわ。今の私は夜の方が調子いいくらいよ」
 ふふっと笑う梓紗。
 魔獣人となった今、一日二日睡眠をとらないくらいどうということもない。
 「そうか、それならいいんだが……」
 「無理しないでいいのよ」
 「大丈夫。街の巡回でしょ? 行きましょう」
 道太と涼美に笑顔を見せる梓紗。
 「よし、それじゃ行くか」
 「今日こそ敵の正体を暴いてやりませんとね」
 「ああ、これ以上好き勝手させるわけにはいかないからな」
 仁はバイクのヘルメットを、道太や晃はエンジンキーを手に詰所を出る。
 「私たちも行こうか。何とか手掛かりを見つけましょ」
 「ええ……そうね……ふふ……」
 涼美と連れ立って梓紗も出る。
 その口元には冷たい笑みが浮かんでいた。

                   ******

 深夜、一軒の家の前にピンク色の軽自動車が止まる。
 閑静な住宅街の中の一軒。
 そこは夕方に梓紗が早奈恵を送り届けた家だ。
 今は家の中は真っ暗で、明かりは点いていない。

 車を降りた梓紗は周囲を一瞥すると、その家に歩み寄る。
 ドアノブを回すと簡単にドアが開く。
 鍵はかかっていない。
 理由は簡単だ。
 中に入った者がドアの鍵をかける前にこうなったからだろう……

 梓紗の足元に死体が転がっている。
 頭をぐちゃぐちゃに潰され、玄関中に血肉が飛び散っている。
 おそらく中に入ってドアを閉めたところで一撃を受けたのだ。
 梓紗がドアを開けたことで、玄関の外にも血が流れだしたかもしれないが、気にすることはないだろう。
 気付く者などそうはいない。

 ぐちゃぐちゃになった男の死体を越えて奥に進む。
 甘い香りがとても濃い。
 きっときれいに咲いたのだ。
 二輪目の美しい闇の毒花が。

 リビングにその花は咲いていた。
 プロポーションの良い真っ黒な女の躰をした茎。
 全身にはトゲと紫色の大きな葉が広がった蔓が絡みつき、首から上の花托には真っ赤で毒々しい唇が笑みを浮かべている。
 さらにその上には見事に開いた花が咲いており、内側が黄色、外側が赤の花弁が広がっていた。
 まさに女と毒花が融合した美しい姿。
 ビアンドラゴラの花が咲いていたのだ。

 「ふふ……素敵。とてもきれい。もう養分も吸ったのね」
 見るとビアンドラゴラの足元には白骨が二人分転がっている。
 「早奈美ちゃんも食べちゃったんだ。ちょっともったいなかったかな。彼女もいい花を咲かせそうだったのに……」
 「あの子がいけないの……」
 ビアンドラゴラがぽつりとつぶやく。
 「お母さんだけでやめようとしたのに……悲鳴を上げて逃げようとして……それがとってもおいしそうで……あの子がいけないのよ」
 くすくすと笑うビアンドラゴラ。
 「毒花粉で麻痺させて……蔓でからめとって引き寄せて……トゲの毒で殺してあげたわ……とってもおいしかった」
 紫色の舌がぺろりと唇を舐める。

 「うふふ……もうすっかり身も心も花が広がったのね。やっぱり“挿し木”だと種からよりも早いみたい」
 梓紗の姿が変化し、毒々しい闇の花が花開く。
 二輪の闇の花はゆっくりと近づくと、お互いに抱き合って蔓を絡め合い、唇を重ねていく。
 「ぷあ……ああ……素敵……美しいわ、ビアンドラゴラ」
 「ああん……あなたのおかげよぉ……あなたのおかげで私もこうして美しく咲くことができたわぁ」
 「これからは一緒に闇の世界で咲き誇りましょうね……」
 「ええ、もちろんよぉ……私たちはビアンドラゴラ。闇の中で咲く毒花」
 愛しそうに舌を絡め合う二輪の毒花。
 闇に咲く美しい毒花たちだ。

 「ふふ……これからは私はヴィアと名乗るわ。ビアンドラゴラ・ヴィアよ」
 元は梓紗だったビアンドラゴラが、もう一輪に新たな名を告げる。
 「あん……すると私はデューよね? ビアンドラゴラ・デュー」
 早奈恵が咲いたビアンドラゴラもそれに応える。
 「ええ、そうよ。デュー」
 「うれしいわ、ヴィア。二人でもっともっと養分を摂りましょう。それに狩りも。さっき何も知らずに入ってきたお父さんを狩ったわ。すごく楽しかった……」
 「ううふ……それはよかったわ。でも、その前にやることがあるの……」
 唇をさらに重ねようとしたデューをそっと押しとどめるヴィア。
 「手伝ってくれるわね?」
 「ええ、もちろんよ、ヴィア」
 二輪の闇の花はお互いにうなずき合った。


 「えっ? 怪しい影?」
 涼美はすぐに車を止める。
 彼女の車は黄色のスポーツタイプ。
 行動派の彼女はこの車がお気に入りで、プライベートでも時々乗り回すことがあった。
 「本当なの?」
 『はい。黒い影が住宅の一軒に忍び込むのを見たんです』
 ブレスレットから梓紗の声が聞こえてくる。
 ギラットレンジャーのブレスレットは通信機にもなっているのだ。
 「わかったわ。すぐに行く。場所はどこ?」
 『K-4ブロックです』
 「了解。ここからなら10分もかからないわね。他のメンバーにも……」
 『それはまだ待ってください』
 「えっ?」
 梓紗の意外な返事に涼美は驚く。
 『まだヤミンゲルと決まったわけじゃありません。もしかしたらその家の住人が帰宅しただけかもしれないし、ヤミンゲルだとしても私たちが動いているのを知っての陽動の可能性もあります』
 「あっ……」
 確かに梓紗の言うとおりだ。
 怪しい影というだけならば、ヤミンゲルの戦闘員ヤミゾーがこちらの注意を引き付けるために動いているという可能性は捨てきれない。
 もしメンバーが全員一か所に集まった隙に別のところで活動されては……

 「わかったわ。とにかくすぐにそっちに行く。一人では危険だから待ってて! 二人で影の正体を確認し、その上で魔獣とかだったら他のみんなを呼べばいいわ」
 『ええ、私もそう思っていました。涼美さん、早く来てください!』
 「了解!」
 涼美はアクセルを吹かして車をUターンさせる。
 黄色のスポーツカーは、K-4ブロックに向けて、夜の闇を疾走した。

 ヘッドライトに照らされるピンクのかわいらしい車。
 そのそばには梓紗が待っている。
 涼美はすぐに車を止めて外に出た。
 「お待たせ。怪しい奴はどこに?」
 「あの家です」
 梓紗が指さす先には一軒の二階建ての分譲住宅がある。
 窓からは明かりは見えず、真っ暗だ。

 「中に入っていったの?」
 「ええ……」
 梓紗がうなずく。
 「どれくらい経った?」
 「連絡するちょっと前でしたから、10分ちょっと……」
 「そう……中の人が心配ね」
 「ええ……でも物音や悲鳴のようなものは何も」
 首を振る梓紗。
 「とにかく行ってみましょう」
 「ええ」
 涼美が小型ライトを取り出して先に立ち、梓紗がそのあとに続く。
 その梓紗の口元には笑みが浮かんでいる。

 「うっ……」
 ドアを開けた涼美は思わず顔を背ける。
 ライトに照らされた玄関先には、ぐちゃぐちゃになった男性の死体。
 スーツ姿のところを見ると、帰宅して玄関に入ったところをやられたのかもしれない。
 おそらく手口から言ってこれまでと同じやつだ……
 「梓紗、気を付けて……奴だわ」
 「……ええ……」
 梓紗の声を背後に聞き、涼美は死体を避けるようにして奥へ進む。
 とにかく正体を確かめなくては……
 いつでもスーツをまとえるように、ブレスレットを準備しておく。
 奴はまだこの家の中にいる?

 慎重に足を進めて、リビングの入り口から中を覗く涼美。
 甘い香りがムワッと立ち込めている。
 これは?
 梓紗の付けている香水と同じ香り?
 涼美がそのことに気付いた時、ライトに照らされた先に白いものが転がっていた。
 白骨?
 ライトに照らされたのは人間の頭蓋骨。
 しかも二つも転がっている。
 涼美は息を飲み、入り口の脇にある明かりのスイッチをオンにする。
 リビングに明かりが点き、室内が明るくなったことで、涼美はそこに普通の家ではありえないようなものがあることに気が付いた。
 花?
 そこには大きな赤と黄色の花が咲いていたのだ。
 しかもその茎というか躰は、色は漆黒ではあるものの人間の女性のような躰をしており、紫色の葉を広げた蔓が巻き付いているのだ。
 花の下には薄笑いを浮かべた女の唇があり、足元には先ほどライトに照らし出された白骨が散らばっていた。

 「魔獣ね!」
 涼美はすぐにギラットイエローに変身するべく、ブレスレットを操作しようと右手を振り上げる。
 だが、そのブレスレットをはめた右手が、背後からガシッと掴まれてしまう。
 「えっ?」
 思わず背後を振り返る涼美。
 そこには彼女の腕をがっちりと掴んだ梓紗の微笑んだ顔があった。
 「あず……」
 涼美が梓紗の名を呼ぼうとした瞬間、梓紗の口から黄色いガスのようなものが吹きかけられる。
 「あ……う……」
 まったく予期せぬことで、涼美はなすすべもなくそのガスを吸ってしまう。
 すぐに涼美の躰はしびれ、その場に崩れ落ちるように倒れ込んだ。

 「んふふ……ダメですよ、涼美さん。気を付けてって言っていながら。背後にいるのが味方とは限らないんですよ」
 倒れた涼美を冷たい笑みを浮かべて見下ろす梓紗。
 「あ……ず……さ……」
 「やめてくれません? その名前で呼ぶの。その名前は私が人間だった時の名前。今の私は闇の花ビアンドラゴラなんですよ」
 「ビ……ア……?」
 「ビアンドラゴラ。ふふっ……今見せてあげますね、私が美しく咲いた姿を」
 梓紗はそう言うと、髪の毛が巻き付くようにしてつぼみを作り、ゆっくりとその花を咲かせていく。
 躰も漆黒に染まり、紫色の葉の付いた蔓が躰に巻き付いていく。
 足はブーツを履いたような形となり、花の下には赤い唇がニタッと笑っていた。

 「そ……んな……まじゅう……」
 涼美はしびれる躰を必死に動かそうとするが、ピクリとも動けない。
 かろうじて言葉を途切れ途切れに話すだけである。
 「うふふ……ただの魔獣ではないんですよ。私たちは魔獣人なんです。偉大なる皇帝陛下が生み出された人の知能を持つ魔獣なんですよ」
 鮮やかに咲き誇る闇の毒花。
 もう一輪も涼美を囲むように近寄ってくる。
 ともにその口には笑みを浮かべ、涼美を見下ろしていた。

 「うふふふ……うまくいったわね、ヴィア」
 「ええ、涼美さんも他のメンバーも私がビアンドラゴラとして咲いたなんてちっとも想像もしていないんですもの。簡単だったわ」
 二輪の花たちがくすくすと笑う。
 「クッ……」
 右手を必死に持ち上げようとする涼美。
 せめてブレスレットで他のメンバーにこのことを伝えなくてはならない。
 「ダメですよ、涼美さん。こんなものは外しましょうね」
 梓紗が変化したビアンドラゴラが涼美のブレスレットを外していく。
 「私の毒花粉をまともに吸ったから動けないとは思うけど、念のためにね」
 外したブレスレットを離れたテーブルの上に置く。
 「あ……ず……さ……」
 涼美は外されたブレスレットを取り戻そうとするが、腕がまったく動かない。

 「ねえ、涼美さん。私たちきれいに咲いたと思いません? 私、本当に偶然だったんですけど、皇帝陛下の作られたビアンドラゴラの種を埋め込まれたんですよ。おかげでこんな美しい花を咲かせることができたんです。うふふ……」
 「そ……んな……」
 「だから私、この素晴らしさを彼女にも教えてあげたんです。わかります? 彼女、私の先輩だった早奈恵さんだったんですよ」
 「えっ?」
 梓紗だけではなく、もう一体の魔獣人も人間だったというの?
 愕然とする涼美。
 「あん、ヴィアったら、それだって私が人間だった時の名前よ。今の私の名前はビアンドラゴラ・デューだわ」
 「そうだったわね。ねえ、デュー。ビアンドラゴラとして花を咲かせた気分はどう?」
 「もう、最高に決まってるわ。こんな素敵な花を咲かせることができてとっても幸せ。養分を摂るのも人間を殺すのも最高。うふふふ……」
 「うふふふ……」
 二輪の花が笑い合うのを見て絶望に打ちひしがれる涼美。
 もう二人は完全に心まで魔獣人になってしまっている……

 「ねえ、涼美さん? 涼美さんも私たちと一緒に咲きましょうよ。私、涼美さんにも“挿し木”をしてあげますね」
 「あん、それはいい考えだわヴィア。“挿し木”をしてあげれば、彼女も私たちと一緒に闇の世界で美しく咲けるわね」
 「ひっ!」
 涼美の顔が青ざめる。
 冗談じゃない。
 化け物花にされるのなんて考えたくもない。
 なんとか逃げ出さなくては……
 涼美はそう思うものの、躰は全く動かない。
 這いずることすらできないのだ。
 涼美の目の前でビアンドラゴラの躰からトゲの付いた蔓が伸びてくる。
 蔓は倒れている涼美のズボンを引き裂くと、ショーツをゆっくりと引き下ろしていく。
 「ひ……いや……やめ……」
 なんとか逃れようと必死で身を動かそうとする涼美。
 だが、無防備の股間がさらされ、蔓の先端が入り込んでくる。
 「い……いやぁぁ……」
 涼美の口から小さな悲鳴が漏れた。

                   ******

 「おはよう。ふわぁぁぁぁ……眠い」
 大きなあくびをしている仁。
 梓紗はそれを見て思わず笑う。
 朝になり、ギラットレンジャーのメンバーたちが本部に戻ってきたのだ。
 それぞれが虹倉司令に報告し、この詰所にやってくる。
 みんな眠そうなのは変わらない。

 「結局昨夜は動きなしか……」
 「我々の警戒を見て動くのをやめたのかもしれませんね」
 コーヒーを飲んでいる道太と晃。
 とりあえず被害が無かったことにホッとしているらしい。
 「まあ、それならそれでもいいさ。被害がないというのは結構なことだ」
 仁も自分のカップにコーヒーを注ぐ。

 「ところで、涼美はどうした? まだ戻ってないのか?」
 カップに口をつけ、この場にいない涼美のことをたずねる仁。
 「さあ……」
 道太と晃も顔を見合わせ、その視線が梓紗に向く。
 「あ、ごめん。司令には伝えていたんだけど、巡回中に具合が悪くなったっていう連絡が来て……ちょうど私の先輩の家が近かったものだから、事情を言って彼女の家で休ませてもらっているの」
 そう……
 今頃彼女はデューの家で花を咲かせようとしているころだろう……
 あとで美味しい養分を持って行ってやらないとね。
 うふふ……咲くのが楽しみだわぁ。
 梓紗はにやりと笑う。

 「そうか。それならいいんだが、美彩先生に診てもらわなくても大丈夫か?」
 「それは大丈夫。ちょっと疲れがたまったんだと思う。これから私も先輩の家に行って涼美さんの様子を見てくるけど、たぶん今晩のパトロールには参加できると思うわ」
 心配する仁に梓紗は答える。
 「そうか。じゃあ、みんなも仮眠するなりして休養を取ってくれ。昨日は被害が無かったようだが、ヤミンゲルの動きがはっきりするまでは、今晩も街の巡回を行うぞ」
 「了解」
 「OK」
 「了解です」
 仁の言葉に三人はうなずく。
 被害が無かった……ねぇ……
 そう思っているのはあなたたちだけだというのに……
 梓紗はそう思い、詰所を後にした。


 「あら、お帰りなさいヴィア。その娘は?」
 玄関先で出迎えてくる羽賀谷早奈恵。
 「ただいまデュー。ちょうど一人で歩いているところを見つけたので、毒花粉で麻痺させてやったの。彼女の養分にちょうどいいと思わない?」
 ぐったりとした制服姿の女子高生を抱きかかえている梓紗。
 その娘の目は恐怖に見開かれ、何か言いたそうに口をかすかに動かしている。
 「まあ、美味しそうなかわいい娘。やっぱり養分にするなら女の子がいいわ。きっと彼女も喜ぶわね。ふふふ……」
 その様子を見てぺろりと舌なめずりをする早奈恵。
 梓紗は同意するように笑みを見せると、少女をそのまま家へと連れ込んだ。

 リビングには裸の女性が一人寝かされている。
 その胸にはすでに黒い葉脈のようなものが広がっていた。
 梓紗はその様子を確認すると、少女を床に転がす。
 もうじき日が暮れる。
 闇が周囲を覆っていく。
 そうなれば……
 うふふふふ……
 梓紗と早奈恵の顔に笑みが浮かぶ。


 ハイヒールのブーツ状に変化した足。
 その足元に白骨が転がっている。
 血肉をすべて吸い尽くされた女子高生だ。
 彼女を吸い尽くした巨大な花が、暗い室内に咲いていた。

 「うふふ……おめでとう。花を咲かせた気分はどう?」
 腕組みをしたビアンドラゴラが、新たに咲いた花に声をかける。
 「はあ……ん……素晴らしいわぁ……なんて素敵なの? 養分を吸って花を咲かせることがこんなに素晴らしいことだったなんて……」
 自らの躰をかき抱くように蔓を巻き付かせる新たなビアンドラゴラ。
 もちろんそれは涼美が咲いた姿に他ならない。
 「ふふふ……これであなたも私たちと同じビアンドラゴラね」
 もう一輪の赤と黄色の花が近寄る。
 いずれもほぼ同じ姿をした闇の花だ。
 「ええ……私はビアンドラゴラ。闇に咲く毒花ビアンドラゴラなんだわ」
 「それでいいわ。あなたはティレにしましょう。ビアンドラゴラ・ティレよ」
 ビアンドラゴラ・ヴィアが蔓を伸ばして、ティレと名付けた新たな花を引き寄せる。
 「これからは、ともに闇の中で咲きましょうね、ティレ」
 「ええ……ヴィア」
 二輪の花が唇を交わす。
 「まあ、二人ともずるいわ……私にも蜜をちょうだい」
 デューは唇をへの字に曲げた。

                   ******

 「もう大丈夫なのか涼美?」
 「ええ、もうすっかり。ふふ……」
 本部に戻ってくる梓紗と涼美。
 他のメンバーはすでにそろっている。
 「よし、ご苦労だが今晩も巡回だ。夜の任務は大変だろうが、敵の動きを封じ込めるという意味もある。怪しい動きがないか、しっかり見回ってもらいたい!」
 「了解!」
 「了解です!」
 司令室で虹倉司令の指示を受け、五人はそれぞれ夜の街へと出動した。


 「うふふ……ほんとバカみたい。探している敵とやらが目の前にいるのに気づかないんですもの」
 ビルの屋上から街の夜景を見下ろす涼美。
 昨日までは彼女にとってそこは守るべき人々のいる場所だった。
 でも今は、美しく咲くための養分と狩りの獲物がいる場所にすぎない。
 そしてその場所を守ろうとしている連中は、誰がそこを荒らそうとしているのかに気付かない愚か者たちなのだ。
 「ふふふ……闇は私たちの世界。闇の中でこそ私たちは咲き誇れる。闇こそが私たちの居場所ね」
 「今夜はどうするのヴィア? そろそろ私も養分が欲しいわ」
 涼美と同じように街を見下ろす梓紗と早奈恵。
 いずれもが擬態を解き、人間たちを襲いたくてうずうずしている。

 「クックック……まさかビアンドラゴラが三つも咲くとはな……」
 三人の女たちの背後に現れる甲冑姿の偉丈夫。
 暗黒帝国ヤミンゲルの魔将軍キーラーガだ。
 その存在に気付いた女たちは、すぐに彼の前にひざまずく。
 「ふふふ……ギラットイエローとギラットピンクがそろって俺にひざまずくとはいい気分だ。もう一人も併せて、まさに闇の美しき花たちと言ったところか」
 キーラーガは満足そうに三人を眺めやる。

 「キーラーガ様、私はもうギラットレンジャーなどではありません」
 顔を上げ、冷たく微笑む梓紗。
 「私たちは闇の毒花、魔獣人ビアンドラゴラですわ」
 誇らしげにそう口にする早奈恵。
 「私たちをこのような美しい花として咲かせてくださいましたヤミンゲルには、感謝の言葉もございません」
 崇拝の目で心からの礼を言う涼美。
 三人はそれぞれが擬態を解いて花へと変わり始めていく。
 すぐに周囲にはムワッとする甘い香りが広がり、赤と黄色の毒花たちが咲いていく。
 「私はビアンドラゴラ・ヴィア」
 「私はビアンドラゴラ・デュー」
 「私はビアンドラゴラ・ティレ」
 「「「どうぞ、私たちに何なりとご命令を」」」
 三輪の鮮やかな毒花がキーラーガの前で咲きそろう。
 まさに望みえる最高の結果ではないか。
 おそらく、最初の予定通りに早奈恵に種を植えこんでいたならば、ここまでの結果にはならなかっただろう。
 そう思えば、あれは何と幸運なことだったのか……

 「うむ。ならばお前たちに命令する。これよりギラットレンジャーを壊滅させ、この世界を暗黒帝国ヤミンゲルのものとするのだ!」
 「「「ハッ! 私たちにお任せを!」」」
 右手をかざすようにして力強く命じるキーラーガに、花たちは一斉に頭を下げて応諾する。
 その口元にはこれからの殺戮を思うのか、一様に冷たい笑みが浮かんでいた。

END

いかがでしたでしょうか?
よろしければコメントなどをいただけますと、とても励みになりますです。

これでSS第一弾は終了です。
明日はまた一本短編SSを投下する予定ですので、お楽しみに。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2021/07/19(月) 20:00:00|
  2. 闇に咲く美しき毒花
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:16
<<彼女に性癖刷り込み隊 | ホーム | 闇に咲く美しき毒花 (2)>>

コメント

うわぁ、遂に三人に増えてしまいましたね~
今までやきもきしていたキーラーガ様もこれで報われた感じがしますです。
うらやましいぞっ!
  1. 2021/07/19(月) 22:56:35 |
  2. URL |
  3. g-than #-
  4. [ 編集]

16周年に相応しい大作でした(*´ω`*)
堕ちっぷりも堕しっぷりも(*´Д`)ハァハァでした!

大変おいしゅうございました。(*´ω`*)
  1. 2021/07/19(月) 23:01:08 |
  2. URL |
  3. ガスキー男爵 #-
  4. [ 編集]

うぉお、連鎖堕ち!!二人も!!素晴らしいです!!
艶めかしく妖艶な雰囲気伝わってきて、妄想が捗ります。
楽しまさせて頂きました。ありがとうございます!
  1. 2021/07/20(火) 01:37:51 |
  2. URL |
  3. marsa #.dp7ssrY
  4. [ 編集]

執筆お疲れ様です。
本来の対象では無かった相手に植え付けてしまったものの、
それが敵対するヒロインだった事で想定以上の結果になりましたね。
まさに怪我の功名と言った所でしょうか。
今後はレンジャーの裏をかいた行動を続け、
犠牲者と仲間を増やして行き世界を闇の花園に変えてしまうのでしょうね。
三夜連載楽しませていただきました。
  1. 2021/07/20(火) 07:31:04 |
  2. URL |
  3. MAIZOUR=KUIH #gCIFGOqo
  4. [ 編集]

長編お疲れ様でした!
前回のラストから連鎖堕ち期待してましたが期待通りどころかそれ以上の連鎖堕ちに興奮しました(*゚∀゚*)ムッハー
挿し木をして戦闘員の様な部下とか娘にするのではなく同じビアンドラゴラになるというのが良いですね〜(//∇//)
ギラットレンジャーの残りの3人は男だから殺されてしまうのか、それとも養分とは別の使い道にされてしまうのかなど妄想が捗りますw
3日間楽しませていただきました(⊙ꇴ⊙)👍✨
  1. 2021/07/20(火) 10:50:46 |
  2. URL |
  3. IMK #-
  4. [ 編集]

連鎖堕ち、素晴らしかったです!信頼が一瞬で恐怖に変わり、堕ちて行くのはたまらないですねぇ
継ぎ木の発想は無かったです!この継ぎ木の仕方もまた良い……
かつての自分の振りをして、知り合いを毒牙、今回は毒刺にかけるのはやっぱり良いですね!

キーラーガ様ご満悦!
  1. 2021/07/20(火) 11:49:21 |
  2. URL |
  3. 豆F #-
  4. [ 編集]

皆様コメントありがとうございます

>>g-than様
単に魔獣人が三体というだけではなく、ギラットレンジャーが二人減ったというのが大きいですよねー。
キーラーガとしても「やっと勝てるかもしれん」と思いますよね。

>>ガスキー男爵様
楽しんでいただけて良かったです。
やっぱり作品を公開するときには、読んでくださった方の反応は気になるものなのですー。

>>marsa様
最初は早奈恵だけにしようかなとも思っていたのですけど、どうせなら涼美も入れてやれということに。(笑)
挿し木のやり方は、まさに”ビアン”ドラゴラですよねー。

>>MAIZOUR=KUIH様
まさにおっしゃる通りの「怪我の功名」。
作戦失敗寸前の大逆転ですよね。
暗躍する闇の花々が拝めそうです。

>>IMK様
最初は早奈恵だけにしようと思っておりましたけど、涼美も追加してしまいました。
花なので、最初から「同じ花」になるのは決めてはいたんですけど、戦闘員化もありでしたねー。
残り三人は養分でしょうか。(笑)

>>豆F様
「擬態」の醍醐味はこういうシーンかなと思いました。
個人的には異形化後の姿に誇りを持ってほしいので、「人間に擬態」というのはやるにしても「作戦のためにいやいや」やるということが私の作品では多いのですけど、今作では喜んで擬態しているような感じですよね。
挿し木に関しましては、「種」からだと梓紗と同じくらい時間がかかってしまうので、早く変化させるなら別の手段が必要かなと思って取り入れましたです。
  1. 2021/07/20(火) 17:51:25 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

素晴らしい作品を堪能させていただきありがとうございます!
堕ちた後に擬態しつつ、暗躍する姿がすごく好みです!
人間の姿も私だからと肯定的な描写は、クリスタルローズの皆が基本的には擬態を嫌がっていたのとは違って新鮮な感じがしました!
魔獣人としての姿も人間っぽさと異形感が両立するような素晴らしい描写で妄想が捗りました!
  1. 2021/07/20(火) 20:02:14 |
  2. URL |
  3. 中将 #-
  4. [ 編集]

こんばんは。完結編お疲れ様でした。
3つのビアンドラゴラが綺麗に咲いてしまいましたね。口を尖らすデューが可愛らしく、怪しくも美しい花たちの甘々な関係が素晴らしかったです。
  1. 2021/07/20(火) 21:34:21 |
  2. URL |
  3. テンプラー星人 #-
  4. [ 編集]

>>中将様
こちらこそありがとうございます。
今作では「擬態」がわりと大きなウェイトを占めたのですんなりと受け入れさせましたのですが、個人的には異形化後の姿に誇りがあるので「擬態」はしたくないと思ってほしいところなんですよねー。
悩ましい。(*´ω`)

>>テンプラー星人様
ありがとうございます。
やはり“ビアン”ドラゴラですからねー。(笑)
  1. 2021/07/20(火) 22:10:01 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

読了、とても素晴らしい作品でした!
植物怪人による連鎖堕ちのひとつの理想系的な。
怪人になった姿がとてもセクシーで良いです。
一気に堕ちず、元の人格の抵抗と融合も描かれ、描写がとても丁寧でした。
娘も堕ちるかと思いましたが、あっさり養分にされたのが逆に変貌、残虐さを感じられよかったです。
偶然といえ助けた早奈恵を自ら堕とすのも無慈悲ですね。
はじめの計画通りならここまで上手くいかなかったでしょうなあ。
戦隊ヒロインが敵に跪くの好き。
これからどうなるのか。男隊員は養分になりそう。美彩は?
と気になるとこで〆。本当に面白かったです。
  1. 2021/07/21(水) 18:00:18 |
  2. URL |
  3. くろにゃん #rC5TICeA
  4. [ 編集]

>>くろにゃん様
コメントありがとうございます。
今回はやや「憑依もの」的な感じになりましたが、融合という部分を見せることができたかなという気がします。
おっしゃる通り、ホントに計画通りならこうはいかなかったでしょうねぇ。(笑)
擬態ゆえに元のヒロインの姿のままでひざまずくシーンを入れられたのはよかったです。
  1. 2021/07/21(水) 18:21:10 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

拝読しました!まずはこのような素敵な作品を読ませていただきありがとうございます。皆さんも既に書いておりますが、徐々に時間経過と共に堕ちていく描写、そして連鎖堕ちとツボにツボを押さえられて感無量でした。特に最近では珍しい殺害描写もあり、より悪堕ち感が出て良かったです。女の子が犠牲になるシーンは悲しい、勿体ないと思いながらもそういった悪事を働いてる所をちゃんと描写してるのは界隈みても少ないのでとても刺激的でした。これからの作品も楽しみに待ってます!
  1. 2021/07/21(水) 23:37:53 |
  2. URL |
  3. JUDAS #-
  4. [ 編集]

>>JUDAS様
コメントありがとうございます。
今作は連鎖堕ちを入れた関係もあって、堕ち後をしっかりと書けたかなという感じですね。
おかげで殺害シーンとか好きなシーンを入れられました。
悪堕ちしたヒロインとかが無造作に人間殺すの好きなんですよー。(笑)
また楽しんでいただけますよう頑張りますー。
  1. 2021/07/22(木) 17:42:43 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

読ませていただきました
「連鎖堕ちみられるかなぁ?」と思っていたらまさかの「挿し木」でとは予想外でした
(皇帝が新たな種を準備するか、梓紗が種を生み出すのかと予想してました)

『「挿し木」だから堕ちるのも早い』という設定も、連鎖堕ちで冗長になりがちな堕ちる過程をテンポ良く読み進められてgoodでした

面白かったです!
  1. 2021/07/27(火) 00:21:07 |
  2. URL |
  3. 名無しですー #-
  4. [ 編集]

>>名無しですー様
コメントありがとうございます。
うひゃー、過分なお言葉うれしい限りです。
「挿し木」は植物怪人であるがゆえの連鎖方法としてよかったなぁと自分でも思っておりますです。
「種」からですと、梓紗が時間かかったのに二番目以降はなぜ時間がかからないのってことになるかなと思いましたので、違う手段はないかなと思っていたところでしたので。

楽しんでいただけまして本当にありがとうございました。
  1. 2021/07/27(火) 21:01:36 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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