今月のタミヤニュース624号が到着しました。

こちらが表紙。
今号は第二次大戦中のイタリア空軍第41航空団(上)と、第15航空団(下)のマークとのこと。
下のやつはユーモラスですねー。
今号の「博物館をたずねて」は、タイのHTMSメークロン号記念館。
メークロン号はタイ海軍の小型駆逐艦で、記念館として保存されているものなのだそうですが、なんとこの艦は日本製なんだとか。
第二次大戦前、日本と軍事同盟を結んでいたタイが、日本に発注して建造してもらったのが、このメークロン号なんだそうで、いわば大日本帝国海軍の血を引いている艦なんですね。
保存状態は非常によく、内部も見学できるそうなので、もっと知られてもいいかもしれません。
「第二次大戦イタリア軍装備解説」は、天津駐留のサン・マルコ海軍歩兵と装備。
イタリア海軍における陸戦部隊には、かつてのその活躍から守護聖人の名を戴いた「サン・マルコ連隊」というのがあるそうなのですが、第二次大戦前の中国の天津租界に派遣されたイタリア海軍の艦艇から抽出した陸戦部隊も、その「サン・マルコ」の名を名乗ることにしたんだとか。
この天津駐留のサン・マルコ海軍歩兵は、第二次大戦がはじまると極東で孤立してしまうことになり、さらに本国が連合軍に降伏してしまったことで、日本軍によって武装解除されることに。
しかし、枢軸軍側で戦うことを望んだ者たちもおり、彼らはそのまま天津警備を続けたのだとか。
終戦後、日本軍の捕虜になった者たちと天津に残った者たちは合流し、1946年にやっとイタリアに帰ることができたんだそうです。
巻中の情景写真は二種類の作品。
ソ連の重戦車KV-1が壁を突き破って突っ込んできたところと、フランスの戦車R35が市民に送られて出陣していくところ。
どちらも本当にコンパクトな情景となっており、切り取り方が素敵です。
新製品には新たにリメイクされたドイツ軍の小型ハーフトラック「ケッテンクラート」が登場。
前輪がオートバイ型という面白い形状のケッテンクラートは、私も昔の作品を作ったものでした。
それがほぼ50年近く経ってリメイクとはすごいですねぇ。
他にもいろいろと面白い記事がありました。
タミヤニュースはいいですねぇ。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2021/04/13(火) 18:52:40|
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