今日はお休みでしたが午後からお出かけする用事があるとか、明日はお休みだけど休日出勤とか、ちょっとこの週末は休みのようで休みでないのですが、かといって何もしないというのもシャクでしたので、タクテクス誌25号付録のゲーム「ナポレオンアトワーテルロー(NAW)」をソロプレイしてみました。

こちらが両軍の初期配置。
戦場はあのワーテルローの戦いでして、白地に青がフランス軍、赤地がイギリス・オランダ連合軍となります。

当時のタクテクス誌付録ゲームはユニットが別売りになっており、残念ながらこのゲームのユニットは私は購入しませんでした。
なので、ユニットは自作ユニットです。
画像ではそこそこきれいに見えますが、実際はあんまり褒められたユニットじゃありません。(^_^;)
連合軍は数は少なく見えるものの、一ユニット当たりの戦力がそこそこ高いのが多いのに対し、仏軍はユニットこそ多いものの、一ユニット当たりの戦力が低いものが多いのが特徴です。
実はこれが結構連合軍にとってアダとなることに。
このゲームの勝利条件は、両軍ともに相手から40戦力以上を除去することです。
仏軍はさらにそこから7ユニットを盤外へ突破させなくてはなりません。
連合軍は仏軍から40戦力を除去した時点で勝利。
仏軍は連合軍を40戦力以上除去したうえで7ユニットの突破。
この差もまた仏軍にとってアダとなることに。
ゲームのルールは今回は初級ルールのみを採用し、グルーシー軍登場のバリエーションも採用しないことにしました。
これで、このゲームは(ウォーゲームとしては)非常に簡潔で簡単なルールのみのゲームとなります。
両軍とも移動して戦闘をするだけであり、第二移動だの突破戦闘だのめんどくさいことはありません。
戦闘はいわゆるマストアタックであり、敵に隣接していると必ず戦闘をしなくてはなりません。
そして、敵に隣接してしまうと、戦闘結果(後退だの全滅だの)で敵と離れる以外に離れる方法がありません。
ということで、1815年のワーテルローの戦場へ。

第一ターン終了時の様子。
戦闘結果EX(相互損害:防御側は全滅し、攻撃側は防御側と同じか、それ以上の戦力を除去する)がそこそこ出てしまったために、早くも仏軍は10戦力、連合軍は12戦力を失います。
しかし、激戦はまだ始まったばかりでした。

二ターン目終了。
いったん戦列が崩れ始めると、側面から回り込むことが可能になってくるため、両軍は加速度的に戦力を失っていくことに。

しかし、仏軍自慢の皇帝親衛隊三ユニットは初期配置場所からじっと動かず、戦況を見極め中。
さすがに老親衛隊はゲーム最強の7戦力。(ただ連合軍にも7戦力ユニットはある)

第三ターン終了時。
ついにナポレオン皇帝陛下が恐れていた事態が出現。
戦場の側面からグレーのユニットのプロイセン軍の登場です。(第三タ-ンの登場はゲーム上固定)
連合軍だけでも今の仏軍には手ごわいところに、プロイセン軍の登場で仏軍はかなりピンチに。

四ターン目終了。
ここにいたり、仏軍は盤外突破を目指すべく親衛隊含めて全軍を盤左上の突破ポイントに向けて移動を開始させます。
それを追うようにプロイセン軍が仏軍に向かっていくことに。

五ターン目終了。
ここでついに連合軍の失った戦力が40戦力どころか一気に50戦力を超えてしまいました。
これはこのターンだけでEXが3回も出たことによるのですが、これによって仏軍も老親衛隊を失うなど大損害を被ります。
この時点で連合軍にはもはや勝利はなく、あとは仏軍の盤外突破を阻止して引き分けに持ち込むのみとなりました。

六ターン目終了。
仏軍は必死に7ユニットを盤外突破させるべく移動しますが、プロイセン軍も追いすがります。

七ターン終了時。
仏軍はもはやぎりぎりのユニット数しか残っておらず、脱出できるかどうかは微妙なところに。
さらにここにきて自らの意志では隣接状態から抜け出せないというルールが効いてきて、連合軍やプロイセン軍はとにかく仏軍と隣接しようとしてきます。(もちろん隣接すると戦闘ですが)

八ターン終了時。
すでに仏軍は勝利を目指して堂々と盤外突破するという感じではなく、とにかく戦場から逃げようとしているようにしか見えません。
果たして突破なるか?

ゲーム終了。
盤外に脱出した仏軍ユニットは6ユニット。
勝利にはあとわずか1ユニットが足りませんでした。
このゲームは引き分けにー。
引き分けという結果に終わりましたが、見てわかります通り、両軍ともまともな戦力がほとんど残りませんでした。
仏軍は親衛隊も失っており、もしかしたら皇帝陛下も戦闘の最中に戦死してしまっていたかもしれません。
連合軍もほとんど戦力が残っておらず、ウェリントン公も生き残れたかはわかりません。
おそらくプロイセン軍のブリュッヒャーのみが戦場で呆然と立っており、この結果の報告を受けたロシアのアレクサンドル陛下は小躍りして喜んだことでしょう。
ナポレオン最後の賭けは終わったのです。
いやぁ、面白かったです。
このゲーム、実はしっかりプレイしたのは初めてだったかもしれません。
昔はどうも苦手だったNAWシステムのゲームですが、いくつかのNAWシステムのゲームをプレイしたことで、何となくプレイのコツのようなものを感じ取れたことが大きかったのかも。
マップの広さも大きくないですし、ユニット数もそれほどではないので、手軽にプレイできそうです。
今度はもう少し違う展開を目指してまたプレイしてみましょうか。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2018/09/29(土) 19:27:15|
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