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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

クモとアリ

ブログ開設から4500日記念SSの第三段です。
今日はショッカー風女怪人SSです。

タイトルは「クモとアリ」です。
まあ、そのまんまです。(笑)
お楽しみいただけましたら幸いです。

それではどうぞ。


クモとアリ

「はあ・・・」
玄関を開けた時の絶望感・・・
今日もまた家には誰もいなかった・・・
一人・・・
たった一人の人がいてくれないことがこれほどつらいことだとは・・・
「優斗(ゆうと)さん・・・」
確かに時間的にはまだ帰っていない時間かもしれない。
いつもなら誰もいない家に帰ってくるのは普通のことだった。
でも・・・
それはあと二時間もすれば彼が帰ってくるのがわかっていたからのこと。
だが今は・・・
「優斗さん・・・あなたはいったいどこに・・・」
今日は・・・
今日こそは家に戻ってきてくれているかもしれない・・・
そう希望をもって家に帰るようになって一週間。
いまだ彼は戻っていない。
誰も出迎えてくれなかった玄関で、紗月(さつき)は思わず膝をつき、涙を流すのだった。

「それじゃ行ってくるよ」
いつも通りに玄関を出ていく優斗。
「あ、行ってらっしゃい。私もすぐ出ます」
身支度を整えながら彼を見送る紗月。
スーツ姿の優斗がにこやかに手を振っていく。
いつもと変わらぬ二人の朝。
だが、この日から優斗は帰ってこない。
会社はいつも通りに退社したという。
事故や事件という話もない。
両親や親戚の家に行ったという報告もない。
共通の友人に聞いても誰一人彼の行方を知る者はいなかった。

三日後には警察にも届け出た。
もはやそれ以上できることはなく、あとは帰りを待つしかない。
最初は浮気も疑ったが、もはや戻ってきてくれるのならどうでもいい。
結婚して一年ちょっと。
スポーツマンの彼にあこがれたのは彼女の方。
それからはことあるごとにアタックし、彼女の座を射止めた。
そして結婚。
本当に幸せだった。
でも・・・
幸せだったのは自分だけだったのではないだろうか・・・
魅力のない自分に飽きられてしまったのだろうか・・・
もっと女を磨いていればよかったのだろうか・・・
何となく惰性で夫婦をしていたからではないだろうか・・・
いろいろなことが思い浮かぶ。
とにかく戻ってきてほしい。
彼がいないのでは生きている意味がない・・・

食事を作る気にもならず、部屋に一人でいることにも耐えられず、紗月は家を飛び出した。
どこへ行く当てがあるわけでもない。
ただ一人でいるのがいやだった。
いつも二人で笑って過ごしていたあの部屋。
一人でいるのは耐えられない・・・
「優斗さん・・・どこなの?」
夜の街をうろつく紗月。
いつしかその足は人気のない暗闇へと向かっていた。

「えっ? あれ?」
気が付くと暗い裏路地を歩いていた紗月。
どこをどうやって歩いてきたのか・・・
そもそもここはどこなのか?
「いけない・・・戻らなきゃ」
そう思って来た道を戻ろうとはするものの、はたして自分が来たのは右の道からだっただろうか、左の道からだっただろうか記憶がない。
「えっ? どうしよう・・・ここどこ?」
昼間ならまだ周囲の風景から判別がついたかもしれない。
だが、今はもう夜。
街灯も少なく、住宅もちらほらとしかなく、さっぱり方角がわからない。
「どうしよう・・・」
紗月は青ざめたが、とにかく行けるところまで行ってみようと道を歩き出す。
その時だった。

「きゃっ!」
突然彼女の躰に何かが絡みつく。
ねばつく太いヒモのようなものが手足に絡みついて、もがけばもがくほど絡まってしまうのだ。
「やだ、何これ? 何なの?」
引きちぎろうとしても、彼女の力では引きちぎることもできない。
それどころか、かえって絡まりを深めてしまう。
「だ、だれか・・・助けて」
まるで蜘蛛の巣にでも引っかかてしまったかのように、ヒモに絡めとられてしまう紗月。
そこに数人の人影が現れる。
「あ、すみません、たすけ・・・」
一瞬助けを求めかけた紗月だったが、現れた人たちの異様な姿に言葉を失ってしまう。

それは何とも異様な姿。
体形から男性が二人に女性が一人ということはわかるものの、そのいずれもが頭のてっぺんからつま先までの全身を黒いタイツ状の衣服で覆っており、顔も目の部分以外は覆われているため、日本人なのか外国人なのかもよくわからない。
両手両足は黒いブーツと手袋を付けており、腰にはドクロのマークの付いたベルトを締めている。
まるで何かで見た特撮のキャラクターみたいだ。
そしてそれ以上に驚くべき姿なのが、彼らの後ろに立っている異形の姿。
がっしりした体格だが、全身を黒く短い剛毛が覆い、ところどころに赤い筋状の毛が走っている。
頭には角のような二本の突起があり、赤く丸い目が大きいのが二つに小さいのが四つこちらをにらんでいる。
口元には左右に開くあごのようなものがあり、肩からは片方二本ずつの人間の腕のようなものが生えていた。
「あ・・・あああ・・・」
まるで蜘蛛と人間が融合したかのようなその異形の姿に、紗月は声も出ない。
この躰に絡みついたヒモのようなものは、この化け物の巣だったとでもいうの?

「シュシュ―! この女だ。連れていけ」
「キキィーッ!」
蜘蛛の化け物の言葉に黒づくめの連中が奇声を上げて応える。
男二人が左右から紗月の腕を抑え、女は紗月の口に何やら布をかぶせてくる。
「やっ、何を、やめ・・・て・・・」
何かの薬品の臭いが紗月の鼻を通り、彼女は急速に意識が遠くなっていった。

                   ******

「ん・・・」
意識が戻ってくる。
「ここは?」
ぼんやりと見上げる天井。
そこにはTVなどでよく見る手術用の無影灯のようなものが点いていた。
「えっ?」
慌てて躰を起こそうとしたものの、両手と両足が固定されていて起き上がれない。
それどころか、首まで固定されているではないか。
「ちょ、ちょっと、何これ?」
自分がいったいどうなったのか、紗月は全く見当もつかない。
わかっているのは、自分があの化け物たちに捕らえられたことと、ここに寝かされていることだけ。
いったい何がどうなっているのか・・・

スッと彼女の額に何かが触れる。
「ひっ!」
思わず小さな悲鳴を上げる紗月。
見ると、彼女の頭のところに、あの蜘蛛の化け物が立っているではないか。
「ひぃーー! いやぁぁぁぁぁ!」
恐怖のあまり大声でわめき首を振る。
「シュシュ―! サツキ・・・」
「えっ?」
突然自分の名前が呼ばれたのだ。
「ど、どうして?」
「シュシュ―! サツキ・・・怖がるな・・・」
彼女の額をなでながら、躰の位置を彼女の横に移す蜘蛛怪人。
「ど、どうして私の名を・・・」
そう尋ねた紗月の脇に、チャラッと音がしてペンダントが置かれる。
それは新婚旅行で二人で買ったペンダント。
もう片方は紗月の首にかかっており、もう片方は・・・
「まさか・・・優斗・・・さん?」
「シュシュ―! それは改造を受ける前の俺の名だ。今の俺は組織の改造によって生まれ変わり、クモ男となったのだ」
複数の赤く丸い目が紗月を見つめている。
「まさか・・・そんな・・・」
紗月は言葉が出ない。
探していた愛する人がまさかこんな姿になっていようとは・・・

「シュシュ―! 恐れることはない。お前は試験に合格した。お前も組織の改造人間になれるのだ」
「えっ? 改造人間?」
「シュシュ―! そうだ。首領様にお仕えし、組織の一員として人間どもを支配する改造人間だ。俺はお前を俺のパートナーとして改造人間に推薦した。そしてお前は見事に試験に合格したのだ」
何を言っているのか?
改造人間?
組織?
紗月には何が何だかさっぱりわからない。
そもそもこの状況は現実なのだろうか?
本当に目の前のこの異形の姿があの優斗さんなのだろうか?

「シュシュ―! 俺はお前を失うのが怖かった。下等な人間のままでは、いつかお前は組織によって単なる奴隷にされてしまう。だから俺はお前を改造人間に推薦したのだ。せめて女戦闘員でもと・・・だがお前は改造人間になれるのだ。俺も誇らしく思うぞ」
紗月の耳元で語り掛けているクモ男。
だが、紗月にはそんな言葉は耳に入ってこない。
「いやぁ・・・いやです。お願い・・・家に、家に帰して」
「シュシュ―! バカなことを。お前は選ばれたのだ。組織の一員となる栄誉を与えられたのだ。おとなしく改造を受けるのだ」
「いやっ! いやぁっ! 改造なんていやよぉ!」
必死になって身をよじる紗月。
化け物になんかなりたくない。
そう思い、何とか逃げ出そうとするものの、手足の枷は彼女の力ではどうすることもできない。
「シュシュー! 構わん。この女の手術を始めるのだ」
「キキィーッ!」
いつの間に現れたのか、全身を白い全身タイツに包んだ男女がクモ男の指示に従い、紗月の手術を開始する。
「いやっ! いやぁぁぁぁっ!」
もがく紗月の口に麻酔のマスクが付けられ、紗月はまたしても深い闇の中へと意識が沈んでいくのを感じていた。

                   ******

紗月は夢を見ていた。
夫優斗との楽しい夢。
二人で他愛もない話をして笑い、手をつないで抱きしめ合う。
夫のたくましい胸に抱かれ、そのぬくもりに包まれる。
安心と希望に満ちた世界だ。
やがて夫の姿が変化する。
その躰には黒く短い剛毛が生えていき、腕も四本に分裂する。
顔も剛毛に覆われ、角のような突起や赤く丸い目ができていく。
紗月は一瞬驚いたものの、むしろその姿を好ましく感じることに気が付いた。
改造人間となり、蜘蛛の力を手に入れた夫。
下等な人間からより高い存在へと生まれ変わったのだ。
なんて素敵なのだろう・・・
羨ましい・・・
自分もそうなりたい・・・
改造され、改造人間として生まれ変わりたい・・・
紗月は強くそう思う自分に気が付いた。

すると、紗月の躰に変化が起こる。
内臓が強化され、補助機械がその機能をサポートする。
心臓も、肺も、消化器官も、すべてが強化されていく。
力も強くなっていく。
筋肉が強化されていくのだ。
人間の何倍もの力が出せる筋肉。
それが紗月の躰を変えていく。

脳にも機械が埋め込まれる。
より自分の躰を制御できるように、より組織のことを理解するために。
新たな社会をつくる組織。
自分もその一員に加わるのだと紗月は理解する。
首領様に従い、一糸乱れぬ統率で組織のために働く。
それが組織の一員である自分の務めなのだ。
なんてすばらしいのだろう。
今までの自分はおろかだった。
下等な人間どもの一部として地球を汚すことしかできなかった。
だが、これからは違う。
自分は選ばれたのだ。
首領様に選ばれたのだ。
改造人間になる栄誉を与えられたのだ。
こんなうれしいことはない。
これからは首領様のためなら何でもする。
紗月はそう思う。

やがて紗月の躰に黒くて硬い外皮が貼り付けられていく。
銃弾すら跳ね返すことのできる硬い外皮だ。
これからはこの外皮が自分の肌となる。
そのことが紗月はうれしかった。
両手も、両脚も、胴体も外皮に覆われていく。
胸のところは形良く膨らんだ昆虫のお尻を思わせる感じだ。
ここからは酸を吹き出すことができる。
母乳などというくだらないものではない。
下等な人間を溶かす強力な酸だ。
なんと素晴らしい事だろう・・・

最後は頭も変わっていく。
髪の毛はきれいになくなり、硬い外皮で覆われる。
額には二本の触角が作られ、これまで以上に感覚が研ぎ澄まされていく。
これなら暗闇の中で行動しても問題はないだろう。
目も複眼に置き換わり、より多数の目で見ることができる。
たった一つの目でものを見ていたなど、なんと下等だったのだろう。
自分は進化するのだ。
改造人間というより高度な存在に。
そして組織のために行動する。
それこそが自分が生まれ変わる意味なのだ。

『目覚めよ。アリ女よ』
首領様の声が響く。
その瞬間、紗月は自分が何者かを理解した。
自分はアリなのだ。
強靭な外皮を持ち、両手の爪でトンネルを掘り進み、不要な人間を蟻酸で始末するアリなのだ。
紗月などという名前にはもはや用はない。
それは下等な人間だった時の名前。
今の自分はアリ女。
改造人間アリ女なのだ。

「リリリリー!」
彼女はゆっくりと起き上がる。
そして手術台からゆっくりと降り、首領に対して一礼した。

                   ******

ドアをたたくノックの音。
硬質な響きが気持ちいい。
あらためて自分の躰が硬質化したことを感じさせてくれる。
「シュシュー! 誰だ?」
ドアの向こうからクモ男の声がする。
それだけでアリ女の心は踊る。
「リリリリー! 私はアリ女。入ってもいいかしら、クモ男?」
あらためて自分の名を口にして喜びに浸る。
アリ女・・・
なんていい響きだろう。

「シュシュー! もちろんだ。今開ける」
ドアのロックが外される。
先ほどまでトレーニングをしていたと戦闘員に聞いていたので、おそらく今は休息中だったはず。
もしかしたら後にしてくれと言われるかと思っていたが、入れてもらえてうれしい。
「シュシュー! よく来たな、アリ女。歓迎するぞ」
ドアを開けてアリ女を出迎えるクモ男。
その剛毛に包まれた躰がたくましい。
改造人間というのはこんなにも素敵なものだったなんて・・・

「リリリリー! 休息中にお邪魔だったんじゃないかしら?」
「シュシュー! とんでもない。お前が来てくれるのを待っていた」
「リリリリー! ホント? うれしいわ」
クモ男の部屋に入るアリ女。
アジトの控室は質素だが一通りのものはそろっている。
椅子、テーブル、ベッドなど。
室内にある鏡に彼女の姿が映っている。
大きな頭には額から触角が伸び、楕円形の複眼が鏡の中から彼女を見ている。
左右に開くあごは鉄の棒さえ噛みちぎる。
全身は黒光りする外皮に覆われていてとても硬いが、滑らかなラインは彼女が女性の改造人間であることをあますところなく表している。
二つの胸のふくらみはアリの腹部を模しており、そこから出る蟻酸は強力だ。
まさにアリと人間の融合した姿は、彼女にとって誇らしい姿だった。

「シュシュー! 座るがいい」
クモ男が椅子をすすめてくる。
どうやら彼自身はベッドにでも腰掛けるつもりらしい。
「リリリリー! 私もそっちへ行っていいかしら?」
せっかく二人になったのだ。
そばに行って触れ合いたい。
アリ女はそう思う。
自分が改造人間になれたのはクモ男の口添えがあってのこと。
そのお礼もしたい。

アリ女はクモ男の返事を待つことなく彼の隣に座る。
そしてその身を彼にもたれかけさせる。
温かい。
クモ男の体温を感じる。
なんだかとても懐かしい。
もちろん、あのころのことなど思いだしたくもない。
自分が人間だったなど吐き気がする。
だから・・・
私たちは新たに時を刻んでいこう。
改造人間同士の素晴らしい時間を・・・
「リリリリー! ねえ、クモ男。どう? 私は生まれ変わったわ。私は改造人間アリ女。あなたのおかげよ。感謝しているの」
「シュシュー! 俺もうれしいぞ。お前は美しい。これからはともに組織のため、首領様のために働こうではないか」
「リリリリー! ええ、もちろんよ。偉大なる首領様。あの方のためなら何でもするわ。でも、その前に・・・」
アリ女はクモ男の顔を見つめる。
「シュシュー! その前に?」
「リリリリー! あなたにお礼がしたいのよ。私を改造人間に推薦してくれたお礼。それにね、私、まだ自分の躰のすばらしさを味わいきってないの。あなたが味わわせてくれると嬉しいんだけど・・・」
クモ男の顔を手で引き寄せながら、アリ女はベッドに躰を横たえる。
「シュシュー! それじゃたっぷりと味わわせてやるとしよう。ケケケケケ・・・」
クモ男は奇妙な笑い声をあげ、そっとアリ女の上に重なった。

                   ******

「うわーーー! ば、化け物だーー!」
悲鳴を上げて逃げてくる警備員。
失礼な男だわ・・・私たちは化け物なんかじゃないわよ・・・
もうすぐここにやってくるであろう警備員に対してアリ女はそう思う。
自分たちは首領様に選ばれた改造人間なのだ。
下等な人間どもとは違う。

警備員の背後では、シュシューというクモ男の声や、キキーッという戦闘員たちの声が聞こえてくる。
既に大半の警備員は始末したはずだが、生き残りがいたようだ。
私たちの姿を見たからには始末しなくてはならない。
人間を殺せると思うとアリ女の心は高ぶってくる。
まるでこれからセックスでもするかのよう。
アリ女の顎が笑みを浮かべるようにやや左右に開く。
クモ男とのセックスは最高。
改造人間同士のセックスがあんなに気持ちがいいものとは思わなかったわ。
任務が終わったらまた・・・
くふふ・・・

「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
息を切らせた警備員がやってくる。
もうすぐ玄関ということで、少し安堵したのかもしれない。
愚かな男。
所詮は下等な人間ということね。
暗闇からゆっくりと姿を現すアリ女。
薄暗い中に黒光りする外皮が反射する。
「うわーーー! こ、こっちにも化け物がーーー!」
「リリリリー! まったく失礼な男ね。私たちは化け物なんかじゃないわ。私たちは改造人間。お前たち下等な連中とは違うのよ」
腰が抜けたのか、へたり込んでしまった警備員を見下ろすアリ女。
おびえた表情で自分を見上げる警備員に、アリ女は嗜虐心をくすぐられる。
「リリリリー! 私たちを見たものは死あるのみ。死ね!」
両手でアリの腹部のような乳房を持ち上げ、そこから強力な蟻酸を吹きかける。
「ギャーーー!」
蟻酸をかけられた警備員は断末魔の悲鳴を上げ、ドロドロに溶けていく。
その姿がなんとも見ていて気持ちいい。
人間を殺すことがこんなにも気持ちがいいなんて・・・
アリ女は改めて改造人間となった自分を素晴らしく感じた。

「シュシュー! 始末したようだな」
クモ男が天井から降りてくる。
どうやら彼のほうも終わったようだ。
「リリリリー! ええ、始末したわ」
足もとの液体を見やるアリ女。
警備員は骨も残さずに溶けきっていた。
「シュシュー! よくやったぞ。これでお前も組織の立派な一員だ」
我がことのようにうれしそうなクモ男。
推薦したことが間違っていなかったと思っているのだろう。
「リリリリー! 当然でしょ。私は改造人間アリ女。組織の忠実なしもべよ」
「シュシュー! そうだな」
「リリリリー! それにしても・・・人間を殺すのって楽しいのね。もっともっと殺したいわ。クフフフ」
「シュシュー! 安心しろ。次の任務ではもっともっと殺せるさ。それより・・・」
二本ある右手でアリ女の腰を抱き寄せるクモ男。
「シュシュー! 早くアジトに帰って楽しもうぜ」
「リリリリー! ええ、もちろんよ。今夜は寝かせてあげないんだから。クフフフフ」
自らも躰を寄せるアリ女。
二体の異形の怪人たちは、仲良く闇に消えていくのだった。

END


四日間にわたりましたSS投下期間、お楽しみいただけましたでしょうか?
お読みいただきまして本当にありがとうございました。
また次回作に向けて執筆頑張りますので、どうか今後とも当ブログ「舞方雅人の趣味の世界」をよろしくお願いいたします。

それではまた。
  1. 2017/11/13(月) 20:47:19|
  2. 改造・機械化系SS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
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コメント

4500日おめでとうございます!
いやー、歴史を感じさせますね。
これからも応援しています、頑張ってください!
  1. 2017/11/13(月) 21:16:28 |
  2. URL |
  3. にゃ! #-
  4. [ 編集]

感想コメント

更新お疲れ様でした。
元夫婦の改造人間、いいですね~
改造された夫は、妻を同じにしたいのかな?
改造されても愛し合うシチュエーション、好きです。
  1. 2017/11/13(月) 22:42:06 |
  2. URL |
  3. sen-goku #aGs08GDU
  4. [ 編集]

人間基準と怪人基準で違えどもこれも1つの愛の形ですね(*゚∀゚*)
ハッピーエンド?的な終わり方で良かったです(=゚ω゚=)
  1. 2017/11/13(月) 23:19:50 |
  2. URL |
  3. IMK #-
  4. [ 編集]

夫婦で改造人間化と言うのもいいですね。
夫は実は元から組織の一員だったりするのかなとも思いました。
改造後の邪悪な様子(特にさつきさん)がよかったです!
  1. 2017/11/14(火) 02:25:33 |
  2. URL |
  3. marsa #.dp7ssrY
  4. [ 編集]

三本目お疲れ様です。
最後はショッカー怪人化で〆ましたね。
変容過程が分かりやすく描かれていて良かったです。
二人共怪人になってしまったとは言え、
夫がいなくなって寂しがっていた紗月さんも再び夫と一緒になれて幸せでしょうね。

四日連続SS投下楽しませていただきました!
  1. 2017/11/14(火) 03:16:30 |
  2. URL |
  3. MAIZOUR=KUIH #gCIFGOqo
  4. [ 編集]

完走お疲れ様です、楽しませてもらいました!
そして改めて4500日おめでとうございます!これからも応援してます(゚∀゚)ノ

今作はショッカー風と実に〆にふさわしいSSでしたね。
いつもながら洗脳され変わっていく様に満足。
更に純愛が加わり暖かい余韻が。ラブラブでいいですねー、羨ましい。
改造人間になっても妻への愛は忘れなかったのだと涙…
不思議とずっと幸せでいて欲しいと思ってしまう(しかし仮面の男に壊されそうな予感)
あとは、クモとアリの怪人セックスってどんなのか実に興味津々ですな(笑)
  1. 2017/11/14(火) 19:13:11 |
  2. URL |
  3. くろにゃん #rC5TICeA
  4. [ 編集]

皆様コメントありがとうございました

>>にゃ!様
ありがとうございます。
これからもできる限り頑張ります。
(=゚ω゚)ノ

>>sen-goku様
ありがとうございます。
作中でも言ってました通り、やはり人間のままだと組織に消されるか奴隷化の運命だということなんでしょうね。
だから、何とか手元に置きたかったのだと。

>>IMK様
こういう愛もいいですよねー。
異形の愛も結構好きです。

>>marsa様
そういうわけではないのですが、スポーツマンだったために素体として適正ありと見られたんでしょうね。
あと、邪悪なのはやはり悪堕ちというからには悪に染まった行動をとってほしいと思うのです。(*´ω`)

>>MAIZOUR=KUIH様
ありがとうございます。
こういう改造人間物がやはり私の原点なのだなぁと自分自身でも思わせられました。
再び一緒になれた二人が闇の幸せに浸ってほしいものですー。(*´ω`)

>>くろにゃん様
ありがとうございます。
悪堕ちしたけど、二人にとってはその世界こそがいるべき場所であり、“常識”な世界なんですよね。
おっしゃる通りいずれは邪魔する奴が出てきそうですね。(笑)
あと、あくまでも改造“人間”なので、セックスは人間のセックスなのですー。(*´ω`)
ただし、クモ糸で縛ったり強靭な顎で甘噛みしあったりとかありそうです。(笑)
  1. 2017/11/14(火) 20:23:24 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

ショッカーとか戦闘員とか怪人とかいいですねー
七日目の続編も気長に待ってます!(定期的
  1. 2017/12/02(土) 10:40:44 |
  2. URL |
  3. 名無しですー #-
  4. [ 編集]

>>名無しですー様
コメントありがとうございます。
うひゃー!
七日目の続編ですかー。
今のところあんまりいいネタが出てきていないんですよねー。
ストーリーが嵌まれば書き出せると思いますので、どうか気長にお待ちいただければと思います。
すみません。
  1. 2017/12/02(土) 21:49:49 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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