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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

ムカデラスのショッカー女子高

昭和の仮面ライダー、いわゆる一号二号の物語に、ショッカー怪人ムカデラスというのが出てきます。
ムカデラスは洗脳波で子供たちをジュニアショッカーにしようとした怪人でしたが、先日いつもお世話になっております林田相丘様のpixiv画像を拝見し、ムカデラスが子供たちではなく女子校の女子生徒たちを狙ったらというシチュを書いてみようと思いました。

シチュのみの極超短編ですが、楽しんでいただけましたら幸いです。


ムカデラスのショッカー女子高

「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
私は廊下を必死に逃げる。
何なの?
みんなどうしてしまったの?
私が休んでいた二日の間に何があったというの?

朝の時点では何もおかしいことはなかったはず。
いつものように学校に来て教室に入った私は、麻衣(まい)や唯菜(ゆいな)、朱美(あけみ)たちと挨拶を交わして席に着いた。
それから沖永(おきなが)先生が来て一時間目の授業が始まるまではおかしなことは何もなか・・・った?
いえ、違う。
おかしなことはあった。
麻衣も唯菜も沖永先生も、みんなみんな網タイツを穿いていた。
今思えばどうしてそのことに気が付かなかったのかしら・・・

沖永先生が教壇に立ったとき、それは始まった。
「それでは今日も偉大なるショッカーに対する忠誠の言葉からはじめましょう」
「「「「イーッ!」」」」
「えっ? 何?」
私は驚いた。
教室のみんなが一斉に立ち上がり、右手を上げて奇声を発したのだ。
さらには教壇の沖永先生まで右手を上げている。
そして全員が制服を脱ぎ捨て、黒いレオタード姿になったのだった。
「な、何々? いったい何なの?」
沖永先生もスーツを脱ぎ捨て、黒レオタードに網タイツという姿を惜しげもなくさらしている。
うう、素敵なボディラインだけど、それどころじゃないよぉ。
「「「「イーッ! 私たちはショッカー女子高に属するショッカーガールズです。偉大なるショッカーに永遠の忠誠を誓います。イーッ!」」」」
「はい、よくできました。皆さん、もうほぼ完全なショッカーガールになったようですね。フェイスペイントもほとんど完成したようですし」
見ると、麻衣も唯菜も顔が赤や青のペイントがされている。
ついさっきまでは普通の肌色だったのに、どうして?
沖永先生も赤と青のペイントが顔に現れ、手には鞭を持って冷たい笑みを浮かべていた。
「あら? 真木野(まきの)さん、あなただけどうして制服姿なの? ムカデラス様の催眠音波が効かなかったのかしら?」
黒レオタード姿の沖永先生がクラスでただ一人だけの制服姿の私のほうを見る。
「む、ムカデラス様? 催眠音波?」
何がなんだかさっぱりわからないけど、なんだかすごくいやな予感がする。
「ちょうどいいわ。今日の実習はナイフの取り扱いの習熟を兼ねて殺人実習にしましょう。真木野さんが標的よ。みんな、彼女を逃がさずに切り刻んでしまいなさい」
「「「「イーッ!」」」」
教室のみんながいっせいに机の中から光るナイフを取り出して私を見る。
麻衣も唯菜も朱美も赤と青にペイントされた顔で笑みを浮かべながら私のほうを見ている。
「い、いやぁ!」
私はとにかく逃げ出した。

どこをどう逃げたのかよくわからないけど、私はとにかく教室を抜け出すことに成功した。
いったい何がどうなっているのか?
ショッカーって何?
麻衣たちはどうなってしまったの?
どうしてみんなナイフなんか持ってるの?
わからない。
わからないよう・・・

「きゃっ!」
「きゃあっ!」
とにかく玄関へ向かおうとした私が廊下の角を曲がったとき、正面から来た女性とぶつかってしまう。
「いた、いたたた・・・コラ、廊下は走らない!」
「す、すみません」
お互いにしりもちをついてしまった私たちは、ようやく相手を確認する。
「さ、三條(さんじょう)先生?」
お尻を押さえて立ち上がる三條先生。
よかった。
先生はいつものスーツ姿だわ。
網タイツじゃなくスラックスだし。
「C組の真木野さんだったかしら? いったい何事? もう授業は始まっているでしょ?」
「そ、それが先生、大変なんです」
私は必死で教室であったことを訴える。
「ショッカー? レオタード姿? みんながナイフを? 殺人実習?」
「そ、そうなんです。みんな黒いレオタードを着てナイフで私を殺そうと・・・信じてください!」
「ええ、信じるわ。あなたがまだショッカー女子高の一員になっていないということをね」
くすっと笑う三條先生。
私は背筋が冷たくなるのを感じた。
「先生・・・」
「うふふふふ・・・黒いレオタードはショッカー女子高の制服。殺人実習はショッカーの女戦闘員となるための大事な実習。あなたのようなショッカー女子高の生徒になっていない者は、手っ取り早い実習目標なの」
ファサッと音を立ててスーツを脱ぎ捨てる三條先生。
沖永先生に負けず劣らないボディラインが、黒のレオタードと網タイツに覆われ、、腰には赤いサッシュが巻かれていた。
「先生・・・」
「イーッ! 私はショッカーの女戦闘員。偉大なるショッカーの忠実なるしもべ」
右手を上げて奇声を発する三條先生。
その顔には赤と青のペイントが現れていた。
「あ・・・あああ・・・」
私は再び逃げようとする。
でも、もう足が震えて動かないよぉ・・・

「アフアフアフー」
私の背後から妙な声がする。
いやだ・・・
振り返りたくないよぉ・・・
「これはムカデラス様」
三條先生が私の背後に目をやり、すぐにひざまずいた。
私は恐る恐る振り返る。
「アフアフアフー。俺様の催眠音波を逃れたものがいたようだな」
「ひっ」
そこには人間とも巨大ムカデとも付かないような化け物が立っていた。
「あ・・・あ・・・」
私はもう声も出ない。
「アフアフアフー。恐れることはない。一人でも多くショッカーガールがほしいところだ。お前も俺様の催眠音波でショッカーガールになるがいい」
キーンという音が頭の中に響いてくる。
「あ、あうっ」
私はあわてて耳を押さえるが、音は直接頭の中に響いてくる。
「あ、あああ・・・」
頭がかき混ぜられるみたい。
誰か・・・
たすけ・・・て・・・

                   ******

「「「「イーッ!」」」」
私は右手を上げて敬礼する。
偉大なるショッカーへの忠誠を誓うのだ。
服従の声とともに右手を上げて敬礼するのはとても気持ちがいい。
私たちはショッカー女子高に通うショッカーガール。
制服の下にはレオタードを着込み、いつでもショッカーのためにこの身をささげる覚悟を持つ。
「今日は殺人実習です。163号、用意しましたか?」
「イーッ! 用意いたしました」
私の足元に転がされている一人の女性。
かつては私の母親だったという女だ。
くふふふ・・・
今からこの女を使って実習。
ナイフの切れ味を確かめることができるわ。
なんて楽しみなのかしら。
私はクラスの仲間たちと一緒にナイフを構えると、殺人実習を始めるのだった。

エンド
  1. 2016/08/16(火) 20:49:59|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<問題無しとな | ホーム | 第32話「応酬」>>

コメント

この人なら大丈夫と頼った先生が既に堕ち済みとか胸熱ですね。
全員で妖しい笑みとか素敵じゃないですか~
  1. 2016/08/17(水) 20:15:50 |
  2. URL |
  3. g-than #-
  4. [ 編集]

>>g-than様
すでに堕ちていたってのはいいですよねー。(*´ω`)
  1. 2016/08/17(水) 22:34:24 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #fR9d3WYs
  4. [ 編集]

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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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