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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

時給1200円

今日は久しぶりにSSを一本投下します。
前もって宣言しますがギャグです。
なんといいますか、ふと思いついたものを文章化したらこうなってしまいました。(笑)

それではどうぞ。


時給1200円

「キャッ! な、何なんですかあなたは?」
俺の姿を見て驚く女。
無理もない。
突然何もないところから現れれば、誰だって驚くだろう。
しかもそれが甲冑に身を固めた武人ともなればなおさらだ。
「フッフッフ・・・俺は魔将軍ガーバル。女、お前には我が組織の女戦闘員となってもらおう」
俺は恐怖に震える女にゆっくりと近づくとそういった。
今はわれわれの戦力を充実させるとき。
女戦闘員は組織の戦力としてふさわしい。

「いやっ! いやです! 女戦闘員になるなんて・・・女戦闘員ってなんですか?」
恐怖の表情から突然困惑の表情になる女。
なんていうことだ。
我が組織の活動はそれほど知られていないらしい。
女戦闘員のなんたるかから説明せねばならんのか?
「むぅ・・・女戦闘員というのはな、こういったボディラインがあらわになる特殊スーツを身に着け、我が組織の尖兵として人間どもと戦う女たちのことだ。お前にもその一員になってもらう」
この女はなかなかの美人だが、どうやら学校へも仕事へも行ってないようなので、拉致したところでそれほど大きな騒ぎにはなるまい。
俺は女に躰の全身を覆う黒い特殊スーツを広げて見せる。
「そ、そんなスーツを着るなんて恥ずかしすぎます。それに戦うなんて無理。戦いなら男の人にやらせればいいじゃないですか! どうせそんなこと言って、そのスーツを着てくれる女がいてほしいだけなんでしょ!」
「いや、男の戦闘員は男の戦闘員でいるのだ。任務の内容によって女戦闘員である必要がある場合があるのだ」
突然顔を赤くして首を振る女に対し、俺は女戦闘員の必要性を訴える。
「それはそうかもしれないけど、そんなのごく一部でしょ? むしろこのいやらしいスーツを着た女性を見たいってだけなんでしょ?」
ウグッ・・・
この女痛いところを突いてくる・・・
確かに女戦闘員は組織の花であり、男たちの目を楽しませるという側面がないとはいえない。
だからこそボディラインがあらわになるような全身タイツ風のスーツを着てもらうのだ。
「いやいやいや、そんなことは決してない。女だと相手が油断するとか潜入しやすいとかそういう実務面での利点があるのだ」
「本当ですかぁ?」
疑うように俺をじっと見上げてくる女。
「本当だとも」
俺は女にコクコクとうなずいて見せた。

「ふうーーん・・・まあ、いいですけど。それで、女戦闘員になったらいくらいただけるんですか?」
明らかに信用していない口調の女。
しかもなんだと?
いくらもらえるのかだと?
金銭的報酬などもらえるとでも思っているのか?
「いくらなどない。給料など出るわけがないだろう」
「えええええ? お給料なしなんですか? それで働く人なんているんですか? 私はいやです!」
女は驚きあきれたようにきっぱりと首を振る。
「クックック・・・心配はいらん。組織によって改造手術と洗脳を受ければ、組織の戦闘員というだけで誇りに感じ、喜んで働くように・・・」
「ひどい! やりがいを感じるから報酬なしで働けなんて、最近流行のブラック企業じゃないですか! そんなのひどすぎます!」
なぜかわからんが俺をにらみつけてくる女。
洗脳をされてしまうから、そもそも報酬を求めようとなどしないのだが・・・
「そんなんだから、こんなふうに人を拉致して・・・なんて考えるんです! きちんと仕事に見合った報酬を払えば、ちゃんと向こうから入りたいって来るものなんです!」
「そ、そうか? 報酬を払っても悪の組織じゃ入りたいなんていうやつはいないのでは?」
「それはやってみなければ・・・でも、ちゃんと報酬を払えば、バニーガールとかレースクイーンみたいに見られる職業に就きたいって言う人だってきっといるはずです。私だって、ちゃんと給料をいただけるのでしたら、さっきの恥ずかしいスーツだって着ますわ」
「本当か?」
思わず視線をそらした女に俺はそう尋ねる。
報酬があれば向こうから人材が来るというのであれば、払ってみてもいいかもしれない。
「はい。そろそろ私もパートにでも出ようかなと思っておりましたので。将来的には家もほしいし」
なに?
この女報酬があれば本当に組織に来てくれるというのか?
「いくらなら来てくれる? 時給1200円で福利厚生付きではどうだ?」
俺にだって今の日本のパートタイマーの多くが時給1000円以下だということぐらいは知っている。
「うーん・・・女戦闘員って戦ったりもするんですよね? 労災もちゃんと加入してもらえます?」
ちゃっかりしているな。
さすが女性は計算高いというところか。
「いいだろう」
まあ、そのあたりはなんとでもなる。
「それじゃ女戦闘員になってもいいですよ。あ、勤務時間は何時から何時までですか?」
「希望はあるのか?」
「やっぱり9時5時がいいです」
「善処しよう・・・」
俺は苦笑した。

「それで、やっぱりその衣装を着なくちゃだめなんですか?」
やはりこの特殊スーツは気になるのか?
とはいえ、このスーツは戦闘員の標準装備であり、身を守るにも力を強化するためにも必要なもの。
着せないわけには行かない。
「そういうことだな。これはお前たちの言う制服のような物だ。組織員である証ともなる」
「やっぱりそれを着せていやらしい目で見るんですよね?」
「そ、そんなことはないぞ」
俺はぶんぶんと首を振る。
が、内心で嘘だとわかっていた。
確かに女戦闘員は戦力としても重要だが、先ほども述べたように組織の花として組織員の男たちの目を楽しませてもらうというのも重要である。
俺がこの女に声を掛けたのも、そのスタイルが特殊スーツを着せれば際立つだろうと思ったからだ。
「ほんとですかぁ? まあ、見られても別にかまわないですけどね。ある程度慣れてますから」
くすっと笑う女。
「慣れている?」
「はい。私大学生のころ素人モデルやっていたことがあるんです。夫と知り合ったのもそれがきっかけですし」
なるほどモデルをやっていたのか・・・
それなら見られるのは慣れていると・・・
な、なに?
夫だと?
この女人妻だったのか?
「お前、結婚しているのか?」
「はい。してますよー」
左手のリングを見せてくる女。
「そうか・・・人妻か・・・」
なんだろう・・・妙にがっかりしている俺がいる。
俺はどこかでこの女をあわよくばとでも思っていたのだろうか?
「ああ・・・もしかして私を寝取ろうとか考えてます?」
「なにっ?」
内心を見透かされたような気がして俺は動揺する。
「うふっ・・・寝取られちゃってもいいかなぁ・・・あの人夜がすごく淡白なんですよね。それ以外はいい人なんだけど・・・ちょっと物足りなくて・・・」
少し悲しげな表情で視線をそらす女。
この女もいろいろとありそうだな。
「だから、女戦闘員になって魔将軍様の女になってもいいですよ、私」
「なっ!」
「うふふ・・・どうせそのスーツを着せて私をいやらしい目で見るんでしょ? 夜を満足させてくれるなら私、魔将軍様に寝取られちゃってもかまわないですよ」
女は上目遣いで甘えたような視線を送ってくる。

「女、名はなんという?」
俺はこの女にすごく興味を持った。
今までの女はおびえて泣き喚くばかりで、洗脳されれば人形のように従順になるばかりだった。
だがこの女は違う。
金さえもらえば自ら女戦闘員になっていいとさえいう。
そのうえ寝取られてもいいだと?
いったいどういう女なのだ?
「名前なんていいじゃないですか。どうせ女戦闘員になればナンバーとか記号で呼ばれちゃうんでしょ? だったら名前なんていう必要ないじゃないですか」
「それはそうだが・・・」
名前ぐらいは知っておきたかったな・・・
「それよりも、ちゃんとお給料くださいね。洗脳してただ働きさせるなんてのは無しですよ」
にこっと微笑む女。
なんというか戸惑う。
「それはちゃんと払おう。約束する」
「よかった。それじゃ私もちゃんと女戦闘員やります。私それなりに役に立つと思いますよ」
「そうだな・・・それは疑いあるまい」
俺は女に手を差し伸べる。
女は何のためらいもなく俺の手を取り、俺のそばへと近寄った。
「怖くはないのか?」
「新しい仕事に就く緊張みたいなのはありますけど、怖くはありませんわ」
「いいだろう。では我が組織のアジトに案内しよう」
俺はマントで彼女を包み込むと、アジトへとテレポートした。

                     ******

「んちゅ・・・ん・・・くちゅ・・・」
躰にぴったりした特殊スーツ姿で俺の肉棒をしゃぶる女戦闘員41号。
あの時時給1200円で雇い入れた彼女だ。
今ではわが組織の女戦闘員としてしっかり働いてくれている。
もちろんこうして俺の相手もしてくれている。
「んん・・・んぐっ」
俺の出したザーメンを残さず口で受け止め、のどを鳴らして飲み込んでいく41号。
結局俺は彼女の名前すら知らないのだな。
まあ、41号で通じるから彼女の言っていた通りなのだが。
「ふあぁ・・・ガーバル様のザーメンおいしいです。今度は下の口にもお願いしますね」
淫蕩な笑みを浮かべ、肌に密着した特殊スーツ越しに股間を開いてみせる41号。
なんともいえずなまめかしい姿だ。
「うふふ・・・ガーバル様はこう言ってほしいんですよね? わかってますわ」
41号が意地悪くそう言う。
こいつめ・・・
わかったようなことを・・・
俺は苦笑する。
「ふん・・・今回も数人拉致してきたそうじゃないか」
「はい。バカな女たちでしたから簡単でした。時給1500円の簡単なお仕事って言ったらすぐに引っかかって・・・うふふ・・・全員洗脳して無給で働く女戦闘員にしてやりましたわ」
ペロッと舌を出す41号。
こいつは自分はしっかり給料をもらっているくせに、ほかの女戦闘員は無給で働かせるのか・・・
なんともちゃっかりしたやつだ。
もっとも、こいつが自分で言ったとおり、なかなか役に立つ女であるのは間違いない。

俺は41号を転がしてうつぶせにし、後ろから攻め立てる。
「はあぁぁぁん! い、いきなりなんて・・・ああん・・・すごい・・・」
後ろから突き立てられ、全身を走る快感に躰を震わせる41号。
「ふん・・・仕事を終えて帰った後は、家でも夫に抱かれているのだろう?」
「そ、そんなことありません・・・私の躰はガーバル様のものですぅ・・・夫には指一本触れさせてません!」
「本当か?」
「ほ、本当ですぅ・・・ああん・・・ガーバル様のおかげでぇ・・・性欲はすごく満たされていますぅ・・・あの人のチンポなんか必要ありませんわぁ」
俺のものに突かれて快楽をむさぼる41号。
ふん、どうだかな。
しっかり稼いで夫と楽しくやっているのかもしれないではないか・・・
まあいい。
俺のものから離れられなくすればいいだけだ。
最悪洗脳してでも・・・
ふっ、これではどっちが虜になっているかわからんな。
まあ、当分この時給1200円の主婦戦闘員を手放せはしないだろう。
いずれは女怪人にでも改造し、組織の女幹部にしてやってもいいかもしれない。
そうなれば、夫についてはこの女自身が始末をつけるだろう。
それまでは夫婦生活を楽しむがいいさ。
おい、お前の女は俺の下でよがっているぞ。
俺は見たこともない41号の夫に対して心の中でそう言ってやった。

エンド
  1. 2016/07/16(土) 20:50:25|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
<<28話「受難」 | ホーム | 80人以上が犠牲に・・・>>

コメント

無理やり洗脳でもなく、凄い悪人が自ら進んでと言う話でもないのに、期待する展開に持っていくところが良かったです~
果たして転がされているのはどちらなのか?
  1. 2016/07/16(土) 21:37:14 |
  2. URL |
  3. g-than #-
  4. [ 編集]

おもしろかったです!

舞方さん、新境地ですね。今までありそうでなかったテイストのお話しだったと思います。
私、ギャグのエロは嫌いなんですけど、これはとっても楽しめました。自分は1200円もらって拉致した女は無給ってすごいです。そもそも洗脳されずにこの働きですからね。かといってビッチなわけでもなく、十分清楚な人妻のイメージは脳内に残せます。不思議なSSでした。とってもいい作品だとおもいました。これからもがんばってこんないい作品を書いてくださいね!
  1. 2016/07/16(土) 21:50:31 |
  2. URL |
  3. 沙弥香 #-
  4. [ 編集]

お疲れ様です(^^)
ギャグと言いながら,しっかり寝取られや悪堕ち展開がなされるところは,流石です(^O^)/
  1. 2016/07/16(土) 21:53:04 |
  2. URL |
  3. 悪堕ちキッド #-
  4. [ 編集]

執筆お疲れ様です。
完全に41号さんのペースに乗せられちゃってますね魔将軍様w
給料貰ってるとは言え洗脳されてないのにここまで出来るなんて、
結構悪い女(ひと)だったのでしょうか…(^^;)
面白かったです。
  1. 2016/07/16(土) 23:37:11 |
  2. URL |
  3. MAIZOUR=KUIH #gCIFGOqo
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます

>>g-than様
41号はきっといろいろと溜め込んでいたのかもしれませんね。
女戦闘員という役割が意外とストレス発散にあっていたのかも。(笑)

>>沙弥香様
ありがとうございますー。
清楚さが残っているといっていただきうれしいです。
これからもがんばりますー。

>>悪堕ちキッド様
そこはやはり私のSSでしょうかね。(笑)

>>MAIZOUR=KUIH様
g-thanさんへの返事でも書きましたけど、きっと女戦闘員という仕事が妙に合っていたのではないかと思います。
破壊工作によるストレス解消や潜入工作によるスリル感とか、きっと楽しくて仕方なかったのかも。
もちろん性欲の発散にも。(笑)
  1. 2016/07/17(日) 21:47:07 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #fR9d3WYs
  4. [ 編集]

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北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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