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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

サラミス級巡洋艦ニューヨークシティ

アクセス情報はほぼ復旧したようです。
でも、この約三日間はカウントされません。
手前味噌で恐縮ですが、ほぼ3000のアクセス数が失われたことになります。
残念です。

今日はローネフェルトストーリーです。
よろしければお読みいただければと思います。

「さすがに四機とは・・・」
私は15をスライドさせ、囲まれないように軌道を変える。
私の軌道をマシンガンの弾がよぎる。
「やるわね」
一瞬遅かったら直撃されていたかもしれない。
僚機がいないのがつらいわね。
脱出しようにも推進剤がないし・・・
このまま燃料切れまで暴れるしかない。
私は目の前に近づいてきたジムにビームーサーベルを突き出す。
敵のシールドが裂け、左腕に損傷を与えるも致命傷にはならない。
慌てて距離を取りに後退するジム。
敵はこちらを囲んで格闘戦には持ち込ませない気のようね。

「その鎧には射撃武器がないんだ! 距離を保てば大丈夫!」
何か変だと思っていたがようやくわかった。
奴は射撃が出来ないんだ。
機動力もあり、ビームサーベルまで持ち出してくるような奴だが、射撃用の武器が無いみたいだ。
だとしたら対処は接近しないこと。
できるだけ軌道を読んでの射撃戦。
それしかない。
『そうみたいね。わかったわ、中尉』
落ち着いたソフィアの声。
なんか嬉しい。
いい女が自ら抱いてと言ってくるんだ。
男としては冥利に尽きる。
後はただ生き残るのみ。

距離をとるか・・・
当然だわね。
私だってそうするもの。
でもね。
漫然と距離をとっていると・・・
私はフットペダルを踏み込んで黄色のジムに15を向ける。
さっきの射撃はあの機体。
色違いということは隊長機かエースパイロット。
まずはそれを落とす!
私はビームサーベルを繰り出した。

「!」
足元をかすめるように滑り落ちる黄色のジム。
私のサーベルはかすりもしない。
「速い?」
ただのジムではないわけか・・・
なら、これはどう?
バーニアを吹かして一気に下降する。
このYMS-15は運動性では負けはしない。
推進剤が心細いが仕方が無い。
真横に流れて一気に切り裂く。
私の握るレバーに手ごたえが・・・
ビーー!
警告音?
ガクン!
衝撃?
一体何が?
スクリーンに映し出される各部の表示。
脚が!
左足が吹き飛んだ?
何が起こったの?

「やった!」
ついに捕らえた!
誰の弾かはわからないが、小隊の三機のボールの弾が直撃したのだ。
ソフィアのライトアーマーを直線的に追ってくれたおかげで軌道を読めたのがよかった。
あとは射弾を集中するのみ!
「続けて撃てぇっ!」
俺は怒鳴りながらもトリガーを引く。
AMBACのバランスを崩した鎧は機動しづらい。
何とか撃ち落せないか?
俺はそんな甘い考えを持ってしまっていた。

「右脚部バーニア推力カット。AMBAC自動補正。背部ノズル逆噴射。いったん離脱」
私は15を黄色のジムから離れさせる。
重心バランスが狂った状態ではサーベルを突き出しても当たらない。
補正をかけてバランスを取り戻さなくては。
「?」
うそ・・・
黄色のジムがこんなに早く?
スクリーンに映し出される黄色のジム。
マシンガンの銃口がこちらを狙って・・・
避け切れない?
私は身を硬くした。

急速に回避する黄色のジム。
「えっ?」
その位置を一発のロケット弾が過ぎ、同時にオレンジ色のビームが切り裂いていく。
『お姉様ぁっ!』
ヘルメットに響いてくる聞きなれた声。
アヤメ・・・
間に合ったんだ・・・
『無事か? 山猫!』
熱源がスクリーンに表示される。
艦隊のモビルスーツ隊だわ。
来てくれたんだ。
私はホッとした。

『ニューヨークシティより各機へ! ニューヨークシティより各機へ! 敵モビルスーツ接近! その数四機!』
「もう来ているってよ!」
俺は小隊の後退を命じる。
敵モビルスーツが五機もいるんじゃ話にならない。
「二人とも下がれ! ガンビア・ベイに後退するんだ!」
『り、了解』
『了解です』
俺はしんがりにつき、二人を急がせる。
ガンビア・ベイで弾幕を張れば少しは牽制になるだろう。
それしかやりようは無い。
モビルスーツに立ち向かうなんてのはこいつじゃ無理な・・・

『よくもお姉様を!』
アヤメの機が突っ込んでくる。
左脇にプロペラントのタンクを抱え、右手に構えたバズーカが火を噴いた。
黄色のジムはこちらの戦力が増えたことで態勢を立て直すつもりだろう。
いったん離れて行く。
バズーカの弾はかわされたが、アヤメの機が私のすぐ脇に来てベクトルを合わせる。
『お姉様、お待たせしました。推進剤です』
戦場でタンクを取り付けるなんてムチャな作業だわ。
「ミナヅキ少尉、タンクはあとで取り付けます。タンクを浮かべてあなたは敵へ!」
タンクを取り付けるには15の背後で09Rが作業をしなくてはならない。
そんなことをしていたら艦砲のいい的だわ。
『でもお姉様・・・推進剤切れの機では・・・それに敵艦隊にはウェルマン少佐の隊が向かっていますから』
「これは命令よ。敵に付け入る隙を与えないようにしないと」
『ですがすぐに終わります。取り付けるだけですから』
そう言ってアヤメの09Rは私の15の背後に回りこむ。
「アヤメ!」
『すぐに終わります!』
機体が接触するかすかな振動が伝わってきた。

「突っ込んでくる?」
まっすぐに向かってくるジオンの新型。
ザクでもスカート付きでもない。
グレーとグリーンの塗装の機体。
どうしてこうもいきなり新型ばかり出て来るんだ?
「抜かせるな!」
敵はジム隊をまったく相手にせずに向かってくる。
母艦を叩くのはセオリーだし、こちらは敵の鎧野郎にかまけすぎた。
残弾は残り二発。
これが最後の一斉射と言っていい。
ここを抜かれれば艦隊は直援のボール隊のみ。
はっきり言ってどうしようもない。
『ボール隊。バーナード中尉』
呼び出し?
「バーナードです」
『ニューヨークシティ艦長エイパー・シナプスである。これより貴隊の上角二度に主砲を撃ち込む。敵が回避したところに撃ち込みたまえ!』
なるほど!
「わかりました!」
俺はすぐに反応する。
「いいか、巡洋艦の艦砲射撃終了と同時に一撃を食らわすぞ」
『了解です』
『わかりました』
主砲を振りたてるボール隊。

『3・2・1・撃てぇ!』
シナプス艦長の号令がこちらにも聞こえる。
ニューヨークシティが通信をまわしてくれているのだ。
一隻はずれて果敢にモビルスーツの援護に入ってくれる頼もしい艦だ。
サラミス級の砲撃力を一番に発揮し、しかも敵に対する表面積を減らすために艦首を向けて航行している。
逃げ腰のガンビア・ベイとイシカリとはえらく違う。
これも艦長の違いなのだろうか。
ニューヨークシティのメガ粒子主砲が放たれ、我が隊の上をかすめて行く。
敵は新型が一機とスカート付きが二機。
それらがいっせいに回避に移る。
この瞬間だ。
一番軌道を読みやすい瞬間。
「撃てぇっ!」
俺は思いっきり叫んでいた。

「爆発?」
今の光は?
戦場は徐々に遠ざかっている。
敵艦は高速で避退中だし、こちらはベクトルを維持したまま漂流と言っていい。
推進剤の残量はみるみる増えている。
背面に取り付けられたプロペラントタンクからの流入が続いているのだ。
だが、満タンになったとして、再度の攻撃は難しいかも。
『モビルスーツの爆発みたいです』
どっちかの機が沈んだということか・・・
『お姉様。あれを・・・』
アヤメの09Rが空を指差す。
青の発光信号?
艦隊のいる方向に光る青い光点。
撤収命令?
何があったのか?
「アヤメ、引き上げるわよ」
『ハイ、お姉様』
私は15を帰路に乗せた。


静寂
連邦側、意外な活躍をしているジムライトアーマーとボール隊隊長、更にダメ押しのようにシナプス艦長ですか・・・
で、ジオン側は左足破損のギャンとゲルググ、リック・ドムの混成で5機。
しかも戦況が泥沼化しているから死亡フラグ立ちまくりですな。
最後に出た信号弾が何なのか楽しみです。ある程度予測はつくけど・・・

最後に・・・15ってYMS-15ギャンのことだったんですね。ずっと誤字だと思ってましたw

6月6日 22:58

漆黒の戦乙女
連邦善戦してますね
そしてシナプス艦長登場ですか、SSのギレン時代からペガサス艦長としてペキン、ハワイ、キャリフォルニアへと出撃をし続けたうちの部隊では歴戦の勇士的艦長ですから登場に喜んでますw後はうちのエース、ユウが出てきたらもういうこと無しだったり(ぇ まぁ、彼はこの時期はニムバスとの決着をつけに向かっているころのはずだから無理か(小説版曰くソロモン戦には間に合ったらしいですが、ア・バオア・クー戦では青に塗装したジムコマンドで出撃とか
さて、この撤退の意味は誰かがやられたという事ですかね…ゲルググが落ちてたらシャレにならなさそうですが

6月7日 16:40

舞方雅人
>>静寂様
それなりに生き残ってきた連中ですから、とりあえずは頑張ってもらっています。
シナプス艦長は好きなキャラですので、出したかったんですよー。
信号弾についてはおそらく予想通りかと。ww
ローネは機体を機体番号で呼ぶことが多いので混乱させてしまいましたね。
すみません。

>>漆黒の戦乙女様
ユウ・カジマですか。
使い勝手のいいパイロットですよね。
出してみてもいいかもしれないですねー。
青いジムコマンドとローネの機体での戦いは絵になりそうですー。
6月7日 23:38
  1. 2006/06/06(火) 22:21:15|
  2. ガンダムSS
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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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