FC2ブログ

舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

二機目

アクセス情報が更新されないのは、どうやらMSN側に問題があるみたいですねー。
原因を調査中ですので、しばらくお待ち下さいとのことでした。

先週末の時点で291011でしたので、三十万ヒット直前での更新不能はちょっと残念ですー。
まあ、どうしようもないことなんですけどねー。

さて、ローネフェルトの続きですー。
お読みいただければ幸いです。

「くあっ、またしても新型か? ジオンの奴め」
俺は思わず毒づいた。
まるでどこかの屋敷にでも置かれていそうな中世の鎧。
それをモチーフにしたであろう新型のモビルスーツ。
薄い紫色のその機体は先日出会った新型機と同じぐらいに動きがよい。
『抜かれた? 中尉! そっちに敵の新型が!』
ソフィアの叫び声が入る。
スカート付きに翻弄されていたんだ。
抜かれるのも当然だろう。
「わかってます」
まっすぐに向かってくるジオンの新型。
それでいながら微妙に速度差をつけてくるあたりがベテランを感じさせる。
「エイボン曹長、チュイコワ曹長。ベクトルと軸線を俺の機に合わせろ。撃てと言ったら一斉射撃だ」
『了解です』
『了解』
こいつでどこまでやれるか・・・
きついな。
正面のモニターに映る紫色の鎧。
タイミングが・・・
「撃てぇっ!」
振動がコクピットに伝わってくる。
ボール三機の集中射が鎧に向かった。

来た!
私は思い切ってシールドを投げ捨てる。
ロケットを撃ちつくしたシールドは武器としては使えないし、シールドとしては心もとない。
意味の無い重量を抱えているほど余裕は無い。
だが、この瞬間にその重量は意味を成す。
シールドを放り投げた15はその反作用でわずかに軌道が変わるのだ。
私の脇を砲弾が過ぎて行く。
正確な射撃・・・
あのモビルポッドは侮れない。
小隊単位での集中射はこちらの装甲をいともたやすく抜いてくる。
だけど・・・
射撃偏差を取り直している暇は無い。
ここを抜けば敵艦へは一直線。
母艦を失えばモビルポッドは溺れるだけ。
かわいそうだけどこれは戦争なのよ。
私はバーニアを吹かして、敵のモビルポッドをかわして行った。

「クッ、だめか」
一瞬のチャンスにかけてみたものの敵はあっさりとかわして行く。
あとは弾幕を張ってまぐれ当たりに期待するしかない。
敵の狙いは明らかだ。
母艦を沈めて帰る場所をなくすつもり。
航続距離の知れているボールやジムなど、母艦が無ければ漂流するだけ。
見つかった時にはパイロットは死んでいる。
「二人とも反転しろ! 後ろから攻撃する!」
『『了解』』
俺は鎧がすり抜けたあとに後ろから攻撃することにする。
せめて至近弾でも当てられれば・・・
イシカリとニューヨークシティからも砲撃が始まる。
ガンビア・ベイも回避行動に入る。
そこへ向かって行く敵の鎧に俺は砲撃を開始した。

「ふふ・・・後ろをくれてやったからって、そう焦ってばら撒くことも無いんじゃない?」
後ろのモビルポッドが砲撃を開始する。
背後からの砲撃は確かに当てやすく感じるが、実際にはそうでもないのだ。
焦って読まれるような軌道を取りさえしなければ、敵のほうこそ好位置を得たと思って必要以上に焦ってくれる。
そこをちょっとAMBACで姿勢制御してやれば・・・
それにしても残念だわ。
マシンガンでもあればあのモビルポッドぐらいいつでも落としてやれるのに・・・
それに・・・
私はちょっとほっとしていた。
木馬じゃなかったのね・・・
目の前にいる敵艦は三隻。
補給艦と巡洋艦?
補給艦じゃないのか?
どっちにしても!

「くそっ、当たりゃしねぇ」
毒づいたところでどうしようもない。
当たらないという事実に変わりは無い。
『中尉殿! あれを!』
チュイコワ曹長が指し示す先にはガンビア・ベイがいる。
右舷ハッチを開けておおわらわでジムを出すつもりのようだ。
「遅いだろ!」
俺は舌打ちをする。
100年も前の太平洋で行なわれた海戦じゃあるまいし。
艦載機発進前に攻撃されるなんてお粗末過ぎる。
『ヨシュア・マクドゥエル。発進します! うわぁ!』
かすかに聞こえてくるパイロットの声。
ガンビア・ベイが急速回避行動に入ったために発進口で振り回され、壁にぶつかったのだろう。
『くそっ、母艦を・・・』
ようやくソフィアのライトアーマーが追いついてくる。
敵のスカート付きは逃げられたのか・・・
それにしてもたった一機で艦隊をやるつもりかよ。
俺は必死で照準器に敵の鎧を捉えようとした。

補給艦からモビルスーツ?
いまさら発進とはのんきなものね。
敵との遭遇を考えていなかったの?
まさか・・・
私はビームサーベルを振りかざす。
狙うは敵の補給艦。
小艦隊といえども、潰しておけば少しは楽。
発進したモビルスーツが向かってくる。
ふふ・・・
何となく笑いがこみ上げるわ。
発進時に母艦と接触するなんて素人なのかも。
連邦もたいしたことないわね。

『後ろに目でも付いているんですか?』
『当たらないよぉ・・・』
「泣き言はよせ!」
泣き言を言いたいのは俺も同じだ。
三機のボールの砲撃はいともたやすくかわされる。
それに、奴は的確に射線にガンビア・ベイを入れてくるのだ。
時限信管と近接作動信管を使っているとはいえ、味方撃ちは避けたいからどうしても攻撃の手が鈍る。
『ジムが行くわ』
『二小隊二番機。マクドゥエル様の機だわ』
俺は苦笑する。
まだまだ学生気分が抜けない二人の少女だ。
戦場という極限状況で擬似恋愛には事欠くまい。
ちょっとかっこいいジムのパイロットなら、女性兵士の憧れの的になる。
これで実力もあれば・・・
運でもいいから生き残れ。

「ジムなんでしょ? 私も乗ったわよ!」
直線的に突っ込んでくるジム。
背中からビームサーベルが引き抜かれ、赤い輝きがほとばしる。
「いい機体よね。でもね」
私は腕を振ってベクトルをずらし、そのまま脇をかすめるように動く。
敵のジムは動きが鈍い。
取り扱いに慣れていないのか?
私は苦笑した。
敵の機体に乗った経験があるパイロットはそうはいないだろう。
「射撃戦向きなのよ。その機体は!」
フットペダルを踏みこむ。
ぐんとジムが迫ってくる。
私はビームサーベルを振り下ろした。

『うわあっ!』
クッ・・・
俺は唇を噛む。
目の前で爆散していくジム。
相手が一枚も二枚も上手だ。
これではどうしようもない。
『ああ・・・』
『マクドゥエル・・・様が・・・』
愕然としているであろう声が聞こえる。
これが戦場。
生き残る技量が無い奴には生きる権利を与えてくれない。
しかし、何とかしなければ。

『いつまでも好きには!』
ソフィアともう一機のジムが鎧に向かう。
ガンビア・ベイからも遅まきながら残りの二機のジムが出る。
合計四機で囲めば少しは敵も・・・
『させないよ!』
ライトアーマーのマシンガンが火を噴いた。


空風鈴ハイパー
こるあっ!ビル〇イツのやろー!(怒アンド笑)。
またシステム障害ですか?以前も何度かコメント書きこめなくなった事ありましたが・・・。
今度は違った形のトラブルですね。
マイクロソフト(MS)なだけに
「くそ!この試作MSトラブルが多過ぎる!」
というところでしょうか(笑)。
でも今更他のブログに乗りかえられないですよね・・・。
はやく復旧すると良いですねー。
6月5日 1:06

姫宮 翼
ボールなら固まっての集団射撃が一番ですね。その分リスクが高くなりますが。
それにしてもあのジムって確かビームサーベルが一本付いていたはずなんですが……。まぁ、咄嗟に反撃するなんてのは熟練の高いパイロットなら出来るでしょうがやっぱり出来なかったですね。
ライトアーマー対ギャンは面白そうです。
続き楽しみにさせていただきます。
6月5日 19:45

ALTION
さりげなく、AMBACを行っているギャンの機動が面白かったですね。ボールの集中射などは理想的な使い方なのでしょうけども。地上ですがローネフェルトはジムに乗ったこともあり、クセは多少わかっていたことも在るでしょうが、それ以上にジムのパイロットの錬度の低さが出ましたね。私もライトアーマーVSギャンは楽しみです。
6月5日 21:27

漆黒の戦乙女
高機動型VS軽量型、どっちも練度がものをいう機体同士の戦いですから、ライトアーマーのほうが不利そうな感じですね
ボールの集中砲火は地上の戦車と同じように敵が射程に入る手前くらいで撃つほうが当てやすそうな感じがするからこういう撃ち方は難しいのかもしれないですね
6月5日 22:08

舞方雅人
>>空風鈴ハイパー様
他のブログは他のブログでいろいろと問題があるようです。
まあ、きちんとHPでも持てばいいんでしょうけどね。
考えたほうがいいのかなぁ。

>>姫宮 翼様
ジムもビームサーベル抜いたんですけどね。
まあ、あっさりと返り討ちでした。
これから女の戦いに・・・なるかなぁ。ww
お楽しみにー。

>>ALTION様
さりげないAMBACと感じてくださって嬉しいです。
文章で上手く表現できるか不安でしたので。
格闘戦闘になるとライトアーマーは不利かなぁ。

>>漆黒の戦乙女様
ソフィアはやっぱりローネに対しては技量の点で劣っちゃうでしょうからね。
生き残って欲しいのですが、どうも死亡フラグがたっている感がしてしまいます。
頑張れソフィア・エリアルド。(笑)
6月5日 23:29
  1. 2006/06/04(日) 21:25:34|
  2. ガンダムSS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<駆けつけ三杯 | ホーム | フランス軍戦車シャールB1>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://masatomaikata.blog55.fc2.com/tb.php/414-80bf82d7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カレンダー

01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

AquariumClock 2

プロフィール

舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

ブログバナー


バナー画像です。 リンク用にご使用くださってもOKです。

カテゴリー

FC2カウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

管理人にメールなどを送りたい方はこちらからどうぞ

ブログ内検索

RSSフィード

ランキング

ランキングです。 来たついでに押してみてくださいねー。

フリーエリア

SEO対策: SEO対策:洗脳 SEO対策:改造 SEO対策:歴史 SEO対策:軍事

フリーエリア