先日の記事でも書きましたが、このところ「ポーランド戦」の本を読み直しているので、なんとなく「Squad Leader」シリーズの「電撃ドイツ戦車隊(Cresendo of Doom)」を使ってポーランド軍とドイツ軍の戦いをやってみたくなりました。

そこで早速ソロプレイをば。
既製のシナリオではなく、ポイントを決めて部隊を購入する形で戦力を決定することに。
防御側のポーランド軍を550点で、攻撃側の独軍を750点で購入します。
ポーランド軍(以下ポ軍)は9-1指揮官を筆頭に指揮官四名、分隊10個(うち士気値8のエリート分隊4個)、37ミリ対戦車砲と操作班、それに重機関銃や対戦車銃など。
ドイツ軍は9-2指揮官を筆頭に指揮官四名、分隊12個、八輪装甲車Sd.kfz231一輌、その他機関銃等。
設定としては、独軍前衛が山間の道路を扼す位置にある建物に立てこもるポ軍部隊を発見し、進撃速度維持のために前衛がそのまま装甲車の支援の下その建物を奪取することになったという感じ。
勝利条件はもちろんポ軍の保持する二階建て建物を独軍が占領することです。

初期配置はこんな感じに。
ポ軍は二階建て建物の周辺に展開し、37ミリ対戦車砲を小さな丘の上に設置して道路を押さえます。
二階建て建物には9-1指揮官と重機関銃を、もう一方には対戦車銃を装備した一個分隊を配置。
独軍は相対するような感じで9-2指揮官と火力スタックを、道路上には装甲車を、右に回りこむための迂回部隊を配置します。

独軍の主力部隊。装甲車と9-2指揮官スタック、9-1指揮官スタックがいます。

一方のポ軍。二階建て建物の二階に9-1指揮官と重機関銃、隣に対戦車銃、手前には37ミリ対戦車砲が小さな丘の上に置かれてます。
独軍はそのまま道路を進むのは自殺行為と判断し、装甲車を右の丘を迂回させて迂回部隊といっしょに右翼へ展開。
9-2指揮官の火力スタック(3個分隊と中機関銃)がポ軍の二階の重機関銃に対して火を噴きます。
しかしこれは遠すぎたせいか効果なし。
逆にポ軍の重機関銃が反撃を加え、9-2指揮官が混乱してしまいます。
指揮官の混乱で火力スタックは3個分隊がすべて混乱。
これで独軍最強の火力スタックがまったく意味を成さなくなりました。
それでも独軍はポ軍の37ミリ対戦車砲の操作班を射撃で混乱させ、対戦車砲を使用不能にいたします。
迂回グループも装甲車の支援の下で右翼から進撃。
ポ軍の1個分隊を混乱させました。

装甲車は丘の右側を回って道路まで進出。

独軍9-2指揮官スタックが混乱して裏返ってしまってます。
丘の上の独軍と建物の二階のポ軍の射撃は一進一退。
ポ軍は一時期指揮官と1個分隊が混乱しますが、一階に退避して回復し、再び二階に上がってくるというやり方で、何とか二階を維持し続けます。
独軍も木造建物にいたポ軍2個分隊と8-1指揮官をピンゾロで除去するなど幸運もありましたが、全体的には攻めあぐねておりました。

4ターン目にはほとんど効果がないと思われていたポ軍の対戦車銃が独軍装甲車にヒット。
なんと1・2の目を出して装甲車が撃破されてしまいます。
やはり装甲が薄いという弱点が露呈してしまいました。

ポ軍の対戦車銃に撃破されてしまった装甲車。装甲の薄さがあだになり、乗員も脱出できず。
独軍は9-2指揮官がやっと混乱から回復するも、右翼からの迂回部隊がポ軍のたった1個のエリート分隊にすべて除去されてしまうというとんでもない展開がおき、もはや建物の奪取は不可能と断じてここまでとしました。

終了時。独軍は分隊数が半分以下になり、装甲車も撃破されてこれ以上の戦闘は継続不能と判断しました。
独軍は序盤早々に9-2指揮官が混乱し、最大火力のスタックがまったく機能しなかったという不運もありましたが、結局は戦力がやや足りなかった感じです。
550点に対し750点では1.4倍にも満たなかったので、せめて1.5倍の850点ぐらいにすればもう少し何とかなったかもしれません。
あと、ポ軍は確かに裏返るとつらいですが、裏返りづらいエリート4個分隊の存在は大きかったです。
結構独軍の射撃に耐えていたのが印象的でした。
久しぶりのCresendo of Doomのソロプレイでしたが、面白かったです。
ポーランド軍とかフランス軍好きなんですよねー。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2016/02/12(金) 21:24:49|
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