昨年末に劇場公開されました話題の戦争映画「フューリー」が、早くもレンタルDVDで見られるようになりましたので、早速借りてきて拝見いたしました。

ちょっとネタバレも含みます感想ですので、折りたたみます。
えーと、まず感じたことが、リアルな戦争を描こうとして失敗しちゃった映画なのかなーと感じました。
いや、実際の戦争を体験していない私ですから、あくまで書物などの資料から得た知識での上ですが、こうところどころはきらりと光る戦闘シーンがあるにもかかわらず、全体として見るとどうにもリアルに見えなくなっているんですよね。
序盤、味方歩兵を後部に満載して釘付けにされている味方部隊を救出に行くところなんかは、ちゃんと戦闘に入る前に歩兵を下車させ、戦車の後ろに付かせたりしているし、敵の対戦車砲に対する射撃も榴弾を何発も打ち込むあたり見ていて納得なんですけど、その後はだんだんあれぇと思うことが多くなってきて・・・

(「フューリー」号とその乗員たち)
途中で登場する独軍の「ティーガー」戦車は、当時の本物の「ティーガー」を使用しているだけにとても迫力があってかっこいいのですが、これも味方歩兵の援護もないまま単独で登場して暴れまくった挙句に返り討ちに遭うというもったいない使われ方ですし。

(実物の「ティーガー」)
終盤ではたった一輌となってしまった「フューリー」という名の「M4」戦車、それも対戦車地雷で履帯を破壊され身動きとれずトーチカみたいにして使うしかないような戦車にバカ正直に突っ込んで次々と倒されていくドイツ兵。
なんというか途中から違う映画になったんじゃないかと言う気がしてしまいました。
正直とても期待していただけに、ちょっと残念と言う気がしてしまいました。
とはいえ、近年まれに見る戦車映画ではありますので、細かいことを抜きにして楽しむ映画なんだと思います。
気になる方はぜひ一度ご覧あれ。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2015/03/20(金) 20:54:16|
- 映画&TVなど
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「フューリー」はまだ見てませんが、「史上最大の作戦」、「遠すぎた橋」、
「パットン大戦車軍団」、「フルメタル・ジャケット」とかのDVDを
最近買ってきて見てます。
「パットン大戦車軍団」はテレビ放送でしか見たことがありませんでしたが、
DVDだとテレビでカットされて解りづらかった部分も見れるので満足してます。
- 2015/03/21(土) 20:46:21 |
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- 富士男 #-
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>>富士男様
おおー、いずれも戦争映画の名作ですねー。
史上最大の作戦のあの上陸シーンの人間の数の多さはホントすごいなぁって思います。
- 2015/03/21(土) 21:25:39 |
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- 舞方雅人 #fR9d3WYs
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