久しぶりにSquad Leaderのシナリオ2「トラクター工場」のソロプレイを行ないました。

こちらが初期配置。
このシナリオは「?」が乗っかる隠蔽があるので、ソロプレイではその下に何があるかを悩むということがないために面白さが半減というソロプレイに向かないシナリオなんですが、たまにはいいかなと思いました。
シナリオのシチュは、1942年のスターリングラードにおける戦いで、ソ連軍「?」ユニットが置かれたトラクター工場を奪取しようとする独軍と、独軍の「?」ユニットが置かれた防御線を突破して工場に援軍を送り込もうとするソ連軍との戦いです。

トラクター工場を奪取しようとする独軍部隊。
10-3指揮官や10-2指揮官と言う最高クラスの指揮官と、火炎放射器や爆薬を持つ838突撃工兵がいる強力部隊です。

独軍防御ラインを突破して工場を救援に向かおうとしているソ連軍部隊。
分隊数は27個もあり、数では圧倒的です。
このシナリオはダイスを振って先攻後攻を決めます。
先手を取ったのはソ連軍でした。

右手側のソ連軍部隊はいっせいに独軍防御ラインへと襲い掛かります。
一方の独軍は防御射撃で工場内のソ連軍を撃ちますが、一発目で火炎放射器の一つが燃料切れ。
しかもソ連軍の前進射撃に返り討ちにあってしまいました。

独軍は防御ラインが機能しているうちに工場を占領したいところ。
突撃工兵が張った煙幕にまぎれて爆薬を持った突撃工兵と10-3指揮官がトラクター工場の一角に足がかりを築きます。
しかし・・・

何と言うことでしょう!
工場内のソ連軍からの近接射撃はなんとピンゾロ!
独軍最優秀の10-3指揮官は、スタックもろともにKIA(除去)となってしまいます。
独軍にとっては痛すぎる事態に。

それでも独軍は工場内に攻め入ります。
もう一個の火炎放射器はかろうじてソ連軍の9-2指揮官スタックを混乱させますが、それもつかの間、こちらも射撃を受けて使用している突撃工兵が混乱し、その場に放棄してしまいます。

中盤に差し掛かり、もはや両軍とも地獄の釜でかき混ぜられているかのよう。
あっちこっちで白兵戦が起き、凶暴兵と化したソ連軍兵士たちの雄たけびが独軍のサブマシンガンの音と交錯します。
そしてあちこちに持ち主を失って放棄された支援火器だけがうち捨てられておりました。

ついに独軍の防御ラインはソ連軍に突破されます。
盤左側から来るソ連軍の増援を工場に入れないようにする術は失われ、一部はすでに工場内に入り込んできました。
独軍は10-2指揮官スタックと9-1指揮官スタックがかろうじて工場内の一角を確保している状況です。

しかし、ソ連軍の隣接射撃が強力であるのと同様に、独軍の隣接射撃もまた強力でした。
10-2指揮官スタックの猛射撃はソ連軍部隊を蹴散らし、ついに工場の反対側まで達します。

この状況にソ連軍は最後の総攻撃を仕掛けます。
残った全兵力を注ぎ込み、数的優位で何とか工場を奪われまいと仕掛けました。
この攻撃に独軍は翻弄され、10-2指揮官スタックは白兵戦に巻き込まれてしまいます。
そして白兵戦の結果は・・・

双方が除去と言うすさまじいものでした。
独軍は10-2指揮官スタックを失いましたが、ソ連軍もまたすべての兵力をすりつぶされてしまったのです。
わずかに残った独軍部隊が、工場内の残敵を掃討してシナリオ終了となりました。

最終的に盤上に残ったのはたったこれだけでした。
ソ連軍は残った四個分隊すべてが混乱しており、独軍もまた、指揮官二人と四個分隊のみでした。
トラクター工場はかろうじて独軍が占領しましたが、おそらく数日後にはソ連軍は新たな兵力を繰り出して奪い返しにくるでしょう。
スターリングラードの戦いはまだまだ終わらないのです。
と言う感じで独軍勝利となりました。
いつもは途中までで大体先が見えるのですが、今回は最後までどうなるかわからない感じでした。
ソロプレイですが楽しかったです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/09/22(月) 21:31:02|
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