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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

カスター隊の壊滅(2)

ジョージ・アームストロング・カスターは1839年12月5日生まれ。
オハイオ州で鍛冶屋兼農家の家に生まれました。

大学卒業後、両親は彼に聖職者の道を歩んで欲しかったそうですが、彼はウェストポイントの陸軍士官学校に合格し、士官候補生となりました。
ただ、成績はそれほど優秀ではなく、平時であれば昇進しても佐官どまりというレベルだったそうで、また素行にも問題があり、しばしば退学を迫られるということもあったといいます。

しかし、彼にとって幸運といえるのか、在学中に「南北戦争」が勃発。
彼は卒業を一年繰り上げて少尉に任官し、騎兵隊の将校となりました。
そして「ブルランの戦い」で初陣を飾ると、持ち前の勇敢さで南軍と戦い、時の司令官マクレラン将軍にも気に入られて中尉から一時的に名誉大佐の階級を与えられ副官に任じられるという栄誉を受けます。

ですが、マクレラン将軍がリンカーン大統領と対立して職を解かれると、カスターも再び一中尉に戻って前線に戻ることになりましたが、その後も彼は騎兵隊の士官として勇猛果敢振りを発揮し、騎兵旅団長に目をかけられて正規軍の中尉から義勇軍に出向という立場にはなりますが、准将という将官にまで昇進することになります。

義勇軍准将となったカスターは、騎兵旅団長としてあの有名な「ゲティスバーグの戦い」に参加。
そこで南軍スチュワート将軍の騎兵旅団を迎え撃ちこれを撃退するという華々しい戦果を上げました。
そしてこの功績からシェリダン将軍の麾下に加えられ、義勇軍少将へと昇進します。
このときカスターはまだ23歳であり、いかに戦争中とはいえ異例の人事であることは間違いなく、「少年将軍(Boy General)」というあだ名で呼ばれたといいます。

カスターはその後も北軍の戦勝に貢献し、時には独断専行をしたり越権行為をするようなこともありましたが、その勇敢さで名を馳せました。
敵前では何度も銃弾の飛び交う中に飛び込んで行ったにもかかわらず、南北戦争中は一度も敵弾で負傷することはなかったといわれ、彼の強運ぶりは彼自身も認めるほどだったといいます。
とはいえ、決して無謀だったわけではなく、計算をした上での突撃だったとされ、事実彼の部隊の突撃はしばしば北軍を有利に導いたのでした。

一方彼は派手好きでおしゃれな面があり、自分の配下の騎兵隊に赤いマフラーを身に着けさせたり、自分は特注の金モールに飾られた軍服を着るなど目立ちたがりだったといいます。
また当時としては珍しく新聞記者などを積極的に引き入れ、自分をイメージよく書いてくれるよう彼らに気を配ったとも言います。

南北戦争が終結すると、陸軍は多くの兵士を除隊させ、義勇軍に出向していた士官を正規軍に呼び戻しました。
その際戦時の階級を平時の階級に調整することが行なわれ、まだ24歳というカスターは将官としては若すぎるということもあり階級を下げられました。
戦争も終わったことで除隊も考えていたカスターでしたが、ちょうどフランスとの戦争状態にあった隣国メキシコ政府がカスターを陸軍中将という階級でスカウトするという話が持ち上がります。
カスターはこの話に乗り気ではあったものの、フランスとの関係悪化を懸念した合衆国政府によって妨害され、メキシコ行きはあきらめざるを得なくなりました。

そんなカスターのもとに、陸軍より第7騎兵隊の司令官職に着くようにという指示が来ます。
これは時の大統領アンドルー・ジョンソンにシェリダン将軍が推挙したからでしたが、カスター自身が一時民主党のジョンソン大統領の支持を表明していたことも関係があるかもしれません。

ともあれ、カスターは第7騎兵隊の司令官として、陸軍中佐の階級を与えられました。
そしてすぐに名誉少将に昇進すると、シェリダン将軍の命で作戦行動に付くことになります。
それは、「対インディアン戦闘」でした。

(3)へ
  1. 2013/10/12(土) 21:08:59|
  2. カスター隊の壊滅
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<やっぱり勝てなかったですねぇ | ホーム | カスター隊の壊滅(1)>>

コメント

そーういや昔の西部劇は名作が多いけど大抵インディアン(今では先住民と言わんといかんらしい)が悪役なのでテレビ放送は難しいそうですね。 今更大昔の映画見て差別を助長させるなんて事ぁ無いと思うのですが・・・。それに往年の日本映画にしても差別語をカットして放送するのも自分は大嫌いです。根本的に日本映画は昔のが確実に面白いのに・・・。なんせ今の日本映画は(以下自粛)。
  1. 2013/10/13(日) 17:52:27 |
  2. URL |
  3. アミーゴ寺崎 #-
  4. [ 編集]

>>アミーゴ寺崎様
今回の記事を書こうと思ってちょっと調べて面白いなって思ったことの一つに、いわゆる先住民の方々の中にも「アメリカ先住民(ネイティブアメリカン)」と呼ばずに「インディアン」と呼んで欲しいっていう方々も結構多いのだと言う記述でしたねぇ。
配慮しているようで逆に配慮を欠いているという事例は日本でも枚挙に暇がないですよね。
  1. 2013/10/13(日) 21:10:02 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

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