昨日はまた友人(先輩:先日のアステロイドのプレイをしてくださった方とは別人。いつものゲームをしてくださる方です)にお越しいただいて、ウォーゲームの日でした。
日曜午後は軍司令官という状況なので、長い時間がかかるゲームはなかなかプレイできません。
それなりの部屋の広さはあると思いますが、それでもA1フルマップをテーブルに広げると、いっぱいいっぱいですしね。
(それでもうちのテーブルがちょうどA1サイズなので助かること)
まあ、飲み物を置くスペースがなくなりますし、予備のユニット(コマ)を置くスペースもなくなるし、フルマップのゲームは時間がかかりそうだし・・・
(そんなこともないんですけどね)
で、自然とハーフマップぐらいのお手軽ゲームに目が向きます。
GDW社あたりの120シリーズ(120個のコマで120分でルールが読めて120分でプレイができるからとか)や翔企画のSSシリーズ(スモールシミュレーションゲーム・・・だったかな?)あたりがいいんでしょうけど、以前ホビージャパン社から出ていた「タクテクス」誌付録ゲームは、基本的にハーフマップだしお手軽だし(以前紹介した中国農場もタクテクス付録)ということで、昨日もタクテクス付録ゲームをすることにしました。
(本来なら一所懸命にユニットを切って整理した「アンティータムの戦い」コマンドマガジン日本版/国際通信社59号付録あたりをやりたかったんですけどね。南北戦争だし)
で、昨日のプレイは「パンツァーグルッペクライスト」(タクテクス誌29号第二付録)
ウォーゲーマーなら知らぬ人はいない(今はそうでもないかな? かつてはそうでした)かの有名な「パンツァーグルッペグデーリアン」というゲームのルールをそのまま流用し、バルバロッサ作戦時のドイツ南方軍集団戦区の戦いを表わしたゲームです。
付録として付いていたのは知っていましたし、ユニットも別売のを購入して持っていたんですが、実はこれが初プレイ。
無論対戦する上で恥ずかしくないようにソロプレイはしておきました。
初期配置は一応フリーなんですが、前線をZOC(ゾーンオブコントロール:支配地域のこと、ゾックと読む・・・一つのユニットはその周囲にも部隊を展開しているとみなされ、その影響としてユニットの周囲にはこの支配地域を持つことになる。ゲームによって効果はさまざまだが、このゲームでは敵のZOCに入るとそれ以上の移動はできない。さらに離脱もできない)で隙間なく収めるように指示されているので、実のところ配置できるヘクス(地図上の六角形の升目のこと)は決まっちゃいます。
ただし、ソ連軍側は全ての部隊が裏返しにされ、歩兵(狙撃兵:ソ連軍は歩兵とは呼ばずに狙撃兵と呼んだ)か装甲部隊とわかるだけで、戦力がどのくらいあるかは戦ってみないとわからない状態で配置されます。
つまり、ここは重要だと思って部隊を置いても戦力が低いカス部隊だったり、平地でボケッとしている部隊が実は意外に強力だったりと、ドイツ軍側もソ連軍側もドキドキ状態。
これがこのPGG(パンツァーグルッペグデーリアン)システムのよいところ。
例によって防御側が好きな先輩はソ連軍側。
(いつもなんだけど、この先輩はどこの国が好きだからやりたいとは言わない。とりあえず防御側がいいらしい。アフリカ戦のように前半ドイツ側が攻撃して後半英軍側が攻撃するようなゲームの場合どっちをやるんだろう?)
前線に薄く広がるソ連軍を見て、攻撃側のドイツ軍が配置する。
と、言ってもこちらも前線をZOCで覆わなければならないので、やはり配置は薄く広く。
しかし、こちらには装甲師団という牙がある。
第11、第13、第14装甲師団の攻撃力と、ドイツ軍の機械化部隊にだけ許されている二度目の移動をフルに使ってゲーム盤の東端から突破しなくてはならないのだ。
パンツァーフォー!
第一ターン、全戦線でドイツ軍の攻勢が始まる。
突破できそうなところに戦力を集中し、ほかは足止めのためだけで戦闘はしない。
早速装甲師団と歩兵師団二つで川の向こうの森にいるソ連軍を攻撃。
裏返っているユニットを表にしてドキドキの戦力確認。
げげっ、7戦力もあるー?
このゲーム中一二を争う強力部隊。
何でこんなのがこんなところに・・・
ほかにも5とか6とかがウヨウヨ。
突破できませんよー・・・orz
とは言うもののどうにか敵を後退させ、第二移動でオーバーラン(移動の途中で敵を攻撃してさらに移動)してどうにか突破口を開く。
リヴォフ(ソ連の都市:占領すると10点もらえる)前面が開いたので、装甲師団を長躯リヴォフに駆け込ませて占領。
ソ連軍は司令部のそばにいないと補給が切れて戦力ダウンというルールがあるため、各地で補給切れをする。
そうなればドイツの装甲師団は強力だ。
突破して包囲して除去していく。
最初は心配したがどうにかなりそうと思ったのもつかの間、増援部隊と残存戦力をかき集めたソ連軍がリヴォフに逆襲を仕掛けてきた。
ソ連軍は後退して戦線を張り直すだろうと思っていた私はリヴォフ周辺の敵を掃討するために歩兵部隊を展開しており、リヴォフには装甲師団が単独でいたのだ。
なんと、独ソ戦が始まったばかりのこの時期に、「スターリングラード」もかくやと思われるがごとき市街戦が勃発。
包囲された第16装甲師団(増援で入ってきて長躯リヴォフに駆け込んだ)と、それを包囲するソ連軍部隊の間で激しい戦いが繰り広げられる。
私は引き抜ける部隊を集め、リヴォフを包囲するソ連軍をさらに外側から包囲するという状態。
頭悪いことやっているなーと思いつつ、ゲーム盤上のほぼ半数のユニットがリヴォフ周辺で激戦を繰り広げるという体たらく。
最終的に外と内からの攻撃でソ連軍は撃破され、盤上にはわずかな数のソ連軍しか残らなくなる。
こうなるとほぼ突破が可能となったので、投了となった。
お互いしょうもない戦いを繰り広げたような気がして反省。
でも、このゲームは楽しめるということが確認できました。
その後は同じタクテクス誌付録の「ワグラムの戦い」を時間までプレイ。
自作ユニットがなかなか上手くできたので満足。
でも別売ユニットがあればなぁ。
戦いそのものはまさにグダグダ・・・orz
オーストリア軍に押し込まれてしまいました。
時間切れ投了でしたけど、続けていてもフランス軍勝てなかっただろうなー。
と、言う感じで楽しみました。
少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
それではまた。
- 2007/03/19(月) 20:24:45|
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