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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

ワイルドキャットのご先祖様

1920年代、アメリカ海軍は当時使用していた複葉戦闘機が固定脚だったことから、これを引き込み式脚に改修して性能を向上させようと考えました。
改修しようとした戦闘機はボーイング社やカーチス社のものでしたが、米海軍はこの改修作業をグラマン社に依頼します。

しかし、グラマン社ではこの改修作業は難しいとして、代わりに自社開発の新型戦闘機を提示したいと訴えました。
米海軍ではこの要望を受け入れ、グラマン社に新型戦闘機の開発を命じます。

こうしてグラマン社は1931年12月に新型戦闘機を初飛行させました。
この新型戦闘機は複葉機ではありましたが、胴体側部に引き込むタイプの引き込み脚を備え、全金属製の胴体と密閉式コクピットを持つ近代的なものでした。
また胴体は太く短く設計されましたが、これは表面積を減らすことで空気抵抗を減らす目的だったといい、その上不時着水時にはフロートの役目を果たすようにもなっていたそうです。

現代的な視点からすると珍しいと思えるのは戦闘機でありながら複座だったことであり、おそらく海軍の戦闘機ということで海上を飛行する場合を考え航法士を乗せたのではないでしょうか。
グラマンFF

米海軍はこの新型戦闘機を採用し、戦闘機型をFF、偵察機型をSFという名称で部隊に配属いたしました。
ただ、生産機数はそれほど多くなく、両種合わせても60機ほどだったといいます。

航空機の発展は速度が速く、米海軍では1936年ごろにはもう第一線から退き始めました。
ですが、複座だったこともあって、後席に操縦装置をつけ練習機として大戦中も使用したといわれます。

このグラマンFFはカナダでもライセンス生産されました。
こちらも生産数は少なく57機しか作られませんでしたが、このうち1機が日本海軍に購入され、「グラマン複座戦闘機」として研究用に使われたとのこと。
また、1937年には表向きトルコ空軍に売却したこととして内戦中だったスペインに売却され、スペイン共和国軍として実戦に参加したといいます。

艦載機の名門グラマンの第一歩となった戦闘機。
その意味では大きな意味のあった戦闘機だったのではないでしょうか。

それではまた。
  1. 2012/12/19(水) 21:02:41|
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