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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

しずく(7)

2500日記念SS「しずく」も七回目。
今日と明日のあと二回となりました。

それではどうぞ。




じ、冗談じゃない。
これを撃たれてたまるものか。
殺す気はないなんて言っているが、これを撃たれたらショックで死んでしまうぞきっと。
一か八か・・・
覚悟を決めるしかない。
俺はポケットからそっと注射器を取り出して手に持った。

銃声とともに俺はコンテナを蹴る。
床をすべるようにしてリヴァーナの足にしがみつき、そのまま彼女の太ももに注射器を押し当てて薬液を注入する。
「うあっ! な、何を、何をした!」
足にしがみついた俺を蹴り飛ばし、怒りに燃えた目で俺をにらみつけてくるリヴァーナ。
俺はまたしてもコンテナに背中を打ちつけてしまう。
「グフッ」
衝撃で息が詰まる。
だが、薬剤の注入はうまく行った。
あとは“しずく”が効いてくれれば・・・

「何をしたの? 私に何をしたの? 答えなさい!!」
俺に銃を向け怒鳴りつけてくるリヴァーナ。
何をされたのか不安で仕方がないんだろう。
俺だってそうだったからな。
「ハア・・・ハア・・・クッ・・・私に何をした?」
“しずく”が効いてきたのか、呼吸が荒くなり胸に手を当てている。
拳銃は俺に向けているものの、その銃口が揺れている。
「銃を置け。床に銃を置くんだ」
俺は意を決して命令してみる。
うまく・・・うまくいってくれますように・・・

「あっ・・・えっ?」
戸惑いながらも床に銃を置くリヴァーナ。
やった!
“しずく”が効いたんだ。
「な、なぜ?」
自分の行動が信じられないと言う表情のリヴァーナ。
「よし、そのまま銃をこちらに向かって滑らせるんだ」
俺は続けざまに命令する。
「あ・・・はい」
スーッと床を滑りながら俺のところにやってくる拳銃。
俺はすぐにそれを取り上げると、全身の痛みに耐えて立ち上がった。

「き・・・貴様!! 私に何を!」
まるで視線だけで人を殺せそうな憎悪に満ちた目を俺に向けてくるリヴァーナ。
“しずく”の影響で俺に従ったとはいえ、まだまだ俺に対する敵意が消えたわけではない。
むしろ増幅されたと言っていい。
“しずく”が効いているうちにそれを何とか解消してしまわねば・・・
「よく聞け。お前はもう俺の奴隷だ」
俺はドキドキする。
まるで俺自身が“しずく”を打たれてしまったかのようだ。
のどが渇き、汗がじっとりと浮いてくる。
これは蹴られたことによる全身の痛みからだけではあるまい。
「お前は俺のメス奴隷だ」
言ってしまった・・・
単独任務のときに何度となく楽しんだアダルトゲーム。
その中に女性を調教して言いなりにするというゲームがいくつかあった。
俺はそういうゲームが好きでよくやっていたものだったのだ。
そのゲームの中では女性を「メス奴隷」と呼んでいたのだった。

「めす・・・どれ・・・い・・・」
リヴァーナが躰を震わせながら搾り出すように口にする。
おそらく必死に抵抗しているのだろう。
だが、“しずく”によって刷り込まれ焼き付けられてしまえばどうしようもない。
「そうだ。お前は俺のメス奴隷だ」
俺はさらに畳み掛ける。
“しずく”の効果があるうちに彼女に焼き付けて定着させてしまわなくてはならない。
もちろん一回ではすまないだろう。
何度も“しずく”を注射して焼付けを強固にしていくのだ。
そう、あの楽しんだアダルトゲームのように彼女を“調教”しなくては。

「いいか。今から俺の言うことをよく理解して自分に置き換えて繰り返すんだ」
「・・・・・・」
俺の言葉にキッとリヴァーナがにらみつけてくる。
だが、このままにしておくわけにはいかない。
「いいか。お前はもう俺を傷付けたり殺したりするようなことを試みることはできない。お前は俺の命令にはなんでも従い、俺に服従するのが当たり前になる」
「私は・・・あなたを傷付けたり殺したりすることを試みることは・・・できない・・・クッ・・・私は・・・あなたの命令にはなんでも従い・・・あなたに服従するのが当たり前・・・」
わなわなと躰を震わせて俺の言葉を繰り返すリヴァーナ。
心の中ではそれこそ必死に抵抗しているはずだ。
だが、こうして言葉にさせることで焼き付けも強固になってくるはず。

「ふざ・・・けるな・・・誰が・・・お前なんかに・・・」
怒りに燃えた目で俺をにらみつけているリヴァーナ。
精神力をフルに使って俺に抵抗しているのだ。
「お前は俺のメス奴隷だ。俺のことを心から敬愛し、俺の命令にはどんなことでも服従する。俺に服従することはお前の喜びであり、俺に従うことこそがお前の生きがいになる」
俺の言葉に目を見開くリヴァーナ。
その言葉がどんな意味を持っているかわかったのだ。
すでに俺の言葉は脳裏に刻まれたはず。
心なしか先ほどより彼女の視線がやわらかくなっている。
自分の意に反しながらも俺に対する敬愛の情が浮かんでくるのを止められないのだろう。
そうさ・・・
彼女だって充分すぎる美人だ。
まず手始めに彼女を俺のものにしてやるんだ。

「わ・・・私は・・・あなたの・・・メス奴隷・・・です・・・あなたを心から・・・敬愛し・・・あなたの命令にはどんなことでも・・・服従します・・・ううう・・・」
必死に自分と戦っているリヴァーナ。
だが、“しずく”が効いている以上俺の命令には逆らえない。
俺があのドッジの命令には逆らえなかったように、彼女も俺の命令には逆らえないのだ。
この“しずく”って奴はなんてすごい薬なんだ。

「あなたに服従することが私の喜び・・・くぅ・・・あなたに従うことこそが私の生きがい」
じょじょに言葉がスムーズになっていく。
それに伴い彼女の表情が、苦悶を浮かべながらも次第に緩んでいくのが手に取るようにわかる。
俺の言葉が脳裏に刻み込まれ、俺に服従することが喜びに感じるようになって来たのだろう。
「それでいい。もう繰り返す必要はないがもう一度言うぞ。お前は俺のメス奴隷だ。俺のことはご主人様と呼んで敬愛し、俺の命令にはなんでも従うんだ。いいな?」
「クッ・・・はい・・・ご主人様」
彼女の目が俺をにらんでいるが、その目に先ほどまでのようなとげとげしさはもうない。
“しずく”によって無理やり作り出された精神状態だが、彼女は自らが俺のメス奴隷だと認識したのだろう。
俺はもう大声で叫びだしたいほどうれしかった。

俺はリヴァーナにいくつか屈辱的な命令をしてみた。
四つん這いになれとか床を舐めてみろとかそういったことだ。
彼女は必死に抵抗していたが、“しずく”の効果にはかなわない。
結局嫌がりながらも俺に命令に従ってしまい、そのことが命令に従う喜びを感じさせてしまう。
俺が食事を終えるころには、やや諦めにも似たような表情を浮かべて俺に素直に従っていた。
まだまだ野生の雌豹のようなものだが、じょじょに飼いならしていってやる。

さて、このままリヴァーナをここに置いておくわけにはいかない。
そろそろ姉のヴラニカが様子を見に来てしまってもいいころだ。
もう後戻りはできない。
このままリヴァーナを上に戻せば、様子がおかしいと気が付かれてしまうだろう。
ならばもうやるしかない。
彼女にも“しずく”を打ってメス奴隷にしてしまうしかないのだ。
俺にはもうほかの選択肢はなくなったのだ。

「いいかリヴァーナ、よく聞くんだ」
俺がそういうと彼女は不満そうな表情をするがこくんとうなずく。
「上の居住区へ行って姉を呼び出すんだ。俺が暴れて手がつけられないとでも言ってな。そしてここにつれてきたら後ろから羽交い絞めにしろ。お前は格闘ができるから問題ないはずだ。いいな」
息を呑むリヴァーナ。
それはそうだろう。
俺は彼女に姉を差し出せと言っているのだ。
普通の状態であればできるはずがない。
「返事はどうした? これは命令だぞ」
これは俺にとっても賭けのようなものだ。
はたして“しずく”はどこまでのことができるのか?
リヴァーナにこの命令にも従わせることができるのか?
ある意味“しずく”の限界に対する挑戦ともいえるだろう。

「・・・はい・・・ご主人様・・・」
リヴァーナは悔しそうに俺をにらみつけたものの、やがてあきらめたようにそう言った。
そしてくるりと俺に背を向けてハッチのほうへ向かうと、ハッチを開けて出て行った。

「ふう・・・」
俺は思わずため息をつく。
やってしまった・・・
俺は取り返しのつかないことをしてしまったのだ。
だが、この興奮は何だ?
大声で叫びだしたいほどの興奮。
美しい女を意のままにできる喜び。
ゲームなんかじゃなく本当にメス奴隷を手に入れた喜び。
とても言葉では言い表せない興奮だ。

待て待て、その前に用意しておかねば。
俺は“しずく”を再度注射器に充填する。
油断をするな。
リヴァーナはまだ完全に俺のものになったわけではない。
今はまだやむを得ず従っているだけなのだ。
どこで足をすくわれるかわからない。
さっき俺はなんて言った?
俺が暴れて手をつけられないとでも言って・・・と言ったはず。
となれば武器を持ってくるかもしれない。
充分に注意しなくては。
俺は浮かれていた気持ちを引き締める。
詰めが甘くなってはいけないからな。

「ミシェルさん!!」
突然船倉につながるハッチが開き、心配そうな表情をしたヴラニカが入ってくる。
俺はなんだかうれしくなった。
ヴラニカは俺が暴れていると言われただろうにもかかわらず、俺のことを心配してくれたのだ。
俺はとりあえず無針注射器をポケットに隠し、両手を広げて何も問題がないことを示してやる。
「ミシェルさん・・・どうやらご無事のようですね。きっと妹が手荒なことをしたんでしょうけど、どうか落ち着いて暴れたりするのはやめてください」
俺の無事な姿を見てホッとした表情を浮かべるヴラニカ。
その顔がなんとも言えず美しい。
ちょっとくすんだ金髪をショートカットにしているリヴァーナとは違い、彼女の方は輝くばかりの見事な金髪を背中の辺りまで流している。
吸い込まれるような青い瞳が俺をじっと見つめていた。

「すまない、ヴラニカ。俺にはもうこれしか道はないんだ」
「えっ?」
ヴラニカがきょとんとした表情を浮かべるとほぼ同時に、彼女の背後からやってきていたリヴァーナがヴラニカを羽交い絞めにする。
「な? リヴァーナ、な、何を?」
「ご、ごめんなさい姉さん。私もう自分で自分がコントロールできないの・・・」
姉を羽交い絞めにしながら苦悶の表情で俺をにらみつけてくるリヴァーナ。
俺の命令には従わざるをえないが、心はまだ屈服したわけではないのだ。
だが、その目には弱さも垣間見られるようになっている。
姉を押さえながらも、俺の命令に従うことの気持ちよさも感じているに違いない。

「ミシェルさん、あなたいったい妹に何を・・・」
「すまないな。君たち二人には俺のメス奴隷になってもらうよ。俺の言うことならなんでも従う可愛いメス奴隷にね」
俺は自分で自分の言ったセリフに苦笑する。
まさに俺が楽しんできたアダルトゲームの中に出てくるようなセリフじゃないか。
まさか自分でこんなセリフを言うときが来るとはね。
「メ・・・メス奴隷?」
「や、やめろ・・・姉さんには手を出すな・・・」
姉を羽交い絞めにしながらも精一杯の抵抗をするリヴァーナ。
まあ、今の段階では当然だろう。
これから二人を“しずく”で調教し、俺の言うことはなんでも聞くメス奴隷にしなくてはならない。
ここまで来たらやるしかないのだ。

「い、いやっ! やめてっ!」
俺はポケットから注射器を取り出し、羽交い絞めにされているヴラニカの首筋に“しずく”を注射する。
「あ・・・な、何を・・・」
俺は“しずく”が効いてくるまでしばし待つ。
ヴラニカの呼吸が荒くなり、やがて目が焦点を失い始める。
どうやら効いてきたようだ。

「あ・・・私に・・・私に何を・・・したんです・・・」
うつろな目をして俺に訊いてくるヴラニカ。
なんて美しいんだ。
この女を俺のものにする。
こんなすばらしいことがあるだろうか。
「ああ・・・姉さん・・・姉さんしっかりして・・・」
姉を羽交い絞めにしていながら、一方では姉を心配すると言う異様な状況のリヴァーナ。
俺を憎悪の目でにらんでいる。
“しずく”の効き目が切れてきたか?
いや、待て・・・
一度に多くを注射してもいいことはあるまい。
明日もう一度注射をすればいい。

「よく聞くんだ、ヴラニカ」
「ああ・・・はい」
こくんとうなずくヴラニカ。
思わず返事をしてしまうのだろう。
「お前は今日から俺のメス奴隷になるのだ」
「メス・・・奴隷?」
「そうだ。お前は俺のメス奴隷だ。俺の言うことはなんでも聞き、俺を傷付けたり殺すようなことは決してしない。俺に心から敬愛して仕え、俺の命令に従うことがお前の幸せになる」
「ああ・・・あああ・・・」
がくがくと躰を震わせるヴラニカ。
心の中で必死に抵抗しているのだ。
俺の言葉と戦っていると言っていい。

「リヴァーナ、お前からも言うんだ。姉さんはご主人様のメス奴隷になるんだと」
「えっ?」
驚いたような表情をするリヴァーナ。
まさか自分が姉の調教の手伝いをさせられるとは思っていなかったのだろう。
だが、これもリヴァーナに対する調教の一環だ。
彼女にももっともっと俺に忠実なメス奴隷になってもらわねばな・・・

「どうしたリヴァーナ? 言うんだ!」
「・・・・・・はい・・・ご主人様・・・姉さん・・・姉さんも・・・ご主人様の・・・クッ・・・メス奴隷に・・・なるのよ・・・」
悔しそうに途切れ途切れになりながらもそう口にするリヴァーナ。
「ああ・・・リヴァーナ・・・あなたはもう・・・」
背後の妹を振り返るヴラニカ。
「・・・・・・ごめんなさい姉さん・・・私は・・・もう・・・」
姉から顔を背けるリヴァーナ。
「・・・そう・・・彼が私たちの・・・ご主人様なのね・・・」
「・・・・・・ええ・・・」
「そうだ。俺が今からお前たちの主人だ。俺の命令にはなんでも従うんだ。そして俺のことはご主人様と呼べ。いいな」
「ああ・・・はい・・・ご主人様」
「・・・はい・・・ご主人様」
二人が俺の言葉にうなずいた。

「ふう・・・」
久しぶりに俺は「ガムボール」のコクピットに戻ってきた。
シートに腰を落ち着けるとホッとする。
なんだかんだ言って俺はこの「ガムボール」が気に入っているんだなぁ。
まあ、自分の船ともなれば誰だって愛着が湧くんだろうけどね。

ヴラニカとリヴァーナの二人は居住区画のもう一つの部屋に押し込んだ。
とは言ってもたいして広くもない部屋だから、共有スペースも自由に使わせておく。
だが、コクピットには俺が許可したとき以外は入るなと命じておいた。
“しずく”の威力はすごいものだ。
二人ともいやそうなな表情を浮かべながらも俺の命令に逆らう様子はない。
本当にすごい薬だ。
よくこんなのを俺の船で運ぶ気になったものだ。
まあ、俺自身“しずく”のせいで彼らに逆らうことはできなかっただろうし、エイリア女史もいたから安心していたのだろう。
まさかこんなふうに積荷を積んだままプルガトリィを離れることになるなんて思いもしなかったからな。
だが・・・
おかげで俺はこうしてあの二人を支配することができた。
ジャンプから通常空間に戻るまでの間、彼女たちをじっくりと調教することにしよう。
俺は自然と笑いがこみ上げてくるのを止めることができなかった。

  1. 2012/05/27(日) 20:48:02|
  2. しずく
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北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
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