このところ、近所のレンタルDVDショップが旧作一週間50円(金・土・日に限り)というのをやっているので、私も久しぶりにレンタルで西部劇を借りてきてしまいました。
借りてきたのはこちら。
「OK牧場の決斗」です。

なんとなんと、1957年の映画ですよ。
今から55年も前の映画です。
もちろん私も生まれてはおりません。
「OK牧場の決斗」は実際にあった出来事の映画化で、保安官ワイアット・アープとその友人ドク・ホリディ、それとワイアットの弟たちがクラントン兄弟とその友人たち相手にトゥームストーン郊外のOKコーラルというところで銃撃戦を行ったというものです。
実際にはワイアットたちアープ家とクラントン家はいろいろな確執の果てに銃撃戦となったようですが、映画では単純に正義の保安官ワイアットが牛泥棒を働いて儲けようとしていたクラントン一味に、牛を返すよう忠告したところ弟の一人を殺されて決闘になるというものでした。
前半はワイアットとドク・ホリディの出会いからはじまり、やがて二人はなんだかんだ言いながらもお互いを認めていくようになるというよくある話ではありますし、後半は銃撃戦に向けて一直線ではありますが、見ていて面白い映画でした。
ただ、ストーリーの兼ね合いからかクラントン一味が出てくるのが遅いので、彼らが(物語上の)悪役にしてはいまいちピンと来ません。
むしろ途中で出てきたカウボーイどもの方がパーティ会場をめちゃくちゃにしたりと悪っぽかったです。
ワイアットを買収しようとかいろいろとしてはくるのですが、なんとなく悪役ぽさは控えめだなぁと思いました。
これは(一応の)史実であることと、相手がインディアンなどではなくお互い白人だからというのもあるのかなと思いました。
とはいえ久しぶりの西部劇はやはり面白かったです。
最近は日本も時代劇が作られなくなってきましたが、アメリカでも西部劇は作られなくなってしまいましたね。
これも時代の流れではあるんでしょうね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2012/05/14(月) 21:07:26|
- 映画&TVなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
西部劇というと南北戦争後の混乱と、その後の急激なアメリカの拡張という社会の騒然とした雰囲気が感じられますね。今のアメリカからは遠い世界になりつつあるのかも知れませんね。
- 2012/05/15(火) 19:55:21 |
- URL |
- 富士男 #-
- [ 編集]
>>富士男様
映像でもそうでしたが、本当に荒野の只中にぽつんぽつんと居住地があるんですよね。
ああいう状態では横とのつながりなど望むべくもなく、自分の身は自分で守るってのもうなずけます。
それが今のアメリカの銃社会につながっているという面もありますね。
- 2012/05/15(火) 20:57:16 |
- URL |
- 舞方雅人 #-
- [ 編集]