先週と昨晩とでセンパー様とVASSALで「東部戦線」(EP/CMJ)のシナリオ3の対戦を行いました。


このシナリオは盤上に砲撃陣地を多数用意するソ連軍に対し、独軍が装甲戦力を用いてそれを突破しようと言うもので、いわゆるクルスクの戦いの一場面を扱ったものです。
独軍には有名なティーガーやフェルディナント(エレファント)が登場し、ソ連軍の対戦車砲や榴弾砲陣地と対決するわけです。
陣営は私がソ連軍を、センパー様が独軍を担当いたしました。
勝利条件は双方得点を競うもので、独軍は盤外への突破と盤上の丘の占領が得点に、ソ連軍は撃破した独軍ユニットが点数になり、多く得点を挙げたほうが勝利となります。

こちらがソ連軍の初期配置。
広く満遍なく守ろうとしてしまったために、薄い防御ラインとなってしまったかもしれません。
独軍は序盤で歩兵と四号戦車により第2盤上の丘を占領にやってきます。
ソ連軍はこちらには防御力の高い親衛狙撃兵中隊を配備しており、そう簡単に占領させるつもりはありません。
榴弾砲による砲撃も独軍にダメージを与え、さらに独軍が不用意に仕掛けてきた近接戦闘で双方が消耗していきます。
しかし、ソ連軍はユニットの損失は相手に得点を与えませんが、独軍は失ったユニットがそのままソ連軍の点数となります。
ここで失ったユニットの点数がのちのち独軍を苦しめました。
第2盤の丘を占領した独軍は、装甲の厚いティーガーやフェルディナント(エレファント)を前面に押し立ててソ連軍の砲兵陣地を攻撃します。

ソ連軍も対戦車砲で対抗しようとしますが、射線が通らなかったり装甲が厚くて弾かれたりと被害を与えることができません。
機動防御の要となるT-34やKV-1も増援でやってきますが、T-34はまったく歯が立たずに壊滅。
KVは虎や象を相手にするのをやめて四号戦車を撃破して点数稼ぎをするしかありません。
ソ連軍の前衛を突破したフェルディナント(エレファント)は悠々と盤外に突破。
ですが、ここで独軍は痛恨のミスを犯しました。
街に篭もっていたソ連軍親衛狙撃兵の足の届く範囲にティーガーを置いてしまったのです。
最後のソ連軍の移動で私はこのティーガー2個ユニットに親衛狙撃兵4個ユニットで近接戦闘を仕掛け、損害を出しつつもこのティーガー2ユニットを撃破。
これによってソ連軍の圧勝となりました。
独軍は序盤と最後の近接戦闘でユニットを失ったのが痛かったのではないでしょうか。
ソ連軍はユニットはある意味使い捨てでいいので、近接戦闘を仕掛けやすかったと言えるでしょう。
今回も楽しい時間でした。
「装甲擲弾兵」「東部戦線」はとても手軽に戦術級を楽しめるゲームだと思います。
それではまた。
- 2012/04/26(木) 21:00:54|
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