先日先々日とセンパー様にお相手いただきまして、ゲームジャーナル誌19号付録ゲーム「スターリングラード強襲」を通信対戦いたしました。
このゲームは今年70周年を迎える1942年のスターリングラードにおける独ソの市街戦を表したもので、いわゆるアルンヘムシステムと呼ばれる将棋のように交互手番で対戦するゲームとなっております。

こちらが初期配置。
見てわかりますようにエリア式のマップになっておりまして、独軍はヴォルガ川沿いの重要拠点七ヶ所(向かって右よりトラクター工場、バリケード工場、赤い10月工場、テニスラケット地区、第一停車場、穀物サイロ、第二停車場)のうち六ヶ所をゲーム終了時に占領していれば勝利となります。
逆にソ連軍は最低二ヶ所を保持していればいいわけですが、独軍は火力も高く強力なカードも多いので、なかなか厳しい戦いを強いられるようです。
今回は私が独軍を、センパー様がソ連軍を担当いたしました。

(第二ターン開始時)
第一ターン、独軍は早々にママエフ墓地と10月公園、病院、中部峡谷、そして重要拠点のひとつ第二停車場を占領します。
このうちママエフ墓地は重要拠点ではないものの、市街地を見下ろせる制高点となる丘があったことから、このエリアを支配する陣営はカードを余分に一枚持つことができるため、早期に占領できたのは独軍にとって幸先のよいスタートとなりました。

(第三ターン開始時)
第二ターンでは、独軍は着々と各エリアへの足がかりをつかんでいきます。
重要拠点の穀物サイロやテニスラケット地区に先遣部隊を送り込み、後方のツァリーッツァの森や陸軍兵舎も占領するべく部隊を前進。
さらに盤右側では重要拠点のトラクター工場を占領し、さらにバリケード工場も占領することに成功しました。
ソ連軍は何とか占領された地区を取り戻そうと対岸から兵力を送り込んで来ています。

(第四ターン開始時)
第三ターンも独軍の進撃は続きます。
盤左側ではツァーリッツァの森を占領し、重要拠点の穀物サイロも占領しました。
また労働者住宅街も占領し、重要拠点の赤い10月工場ににらみを効かせます。

(第五ターン開始時)
第四ターンの独軍は兵力の再配置といった感じでした。
しかし、赤い10月工場や第一停車場、テニスラケット地区には先遣隊を入れて足がかりをしっかりと確保します。
ソ連軍はかなり追い詰められてきておりました。

(ゲーム終了時)
第五ターン、独軍の手持ちカードはほぼ最高といえるような状態になり、各重要拠点への攻撃が始まります。
赤い10月工場は開始早々に独軍が占領し、これで残る重要拠点はテニスラケット地区と第一停車場のみ。
独軍はすべての攻撃力をテニスラケット地区に注ぎ込み、重砲支援カードや蹂躙攻撃カードを駆使してついにここを占領します。
残る重要拠点が一ヶ所となったソ連軍は奪回の見込みなしとしてここで投了。
スターリングラードの市街戦は独軍の勝利に終わりました。
今回は全般的にダイス目がとにかくよかったです。
低火力の射撃でもソ連軍にダメージを与えることができたり、高火力の攻撃がすごくいいダイス目だったり。
またカードのめぐりもよく、ママエフ墓地の早期占領が大きな意味を持ったと思います。
逆にソ連軍にとってはそういった面でカードのめぐりやダイス目がよくなかった気がします。
プレイした印象としては面白いゲームです。
ソ連軍がちょっと厳しいような気がしますが、次回入れ替え戦でその厳しさを感じたいと思います。
センパー様、対戦ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2012/01/06(金) 21:20:00|
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