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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

1万輌以上も

昨日はサッポロ辺境伯様と「スペイン内戦」のゲーム「The Spanish Civil War」(GMT)を対戦したわけですが、今回はいわゆる共和派と呼ばれるリパブリカン軍を担当させていただきました。

結果は史実以上に厳しいものとなってしまいましたが、私の担当したリパブリカン軍のユニットの中にこういうユニットがございます。
戦車ユニット

これはリパブリカン軍の戦車旅団ユニットですが、括弧書きでソビエトとありますように、その戦車旅団はソ連製の戦車を装備した部隊でした。
特にイラストとなった「T-26」戦車が大量にソ連からスペインに持ち込まれていたのです。

T-26戦車は、もともとは英国ヴィッカース社が第一次世界大戦後に開発した6トン戦車がベースとなった戦車で、ソ連はヴィッカース社とライセンス契約を結びこの6トン戦車の製造権を手に入れます。
そして、この6トン戦車をベースにソ連独自の改良を加えたのがT-26でした。

T-26も最初はベースになったヴィッカース6トン戦車同様に、左右に二個の機関銃を搭載した銃塔を搭載したバージョンを製造しておりましたが、当然機関銃だけでは攻撃力に難があるため、37ミリ砲を搭載した砲塔タイプのバージョンが作られます。

その後、1933年になってより強力な45ミリ砲を搭載した砲塔が開発され、この45ミリ砲を搭載した砲塔を載せたT-26が主力生産型として大量に生産されるようになりました。
T26戦車

この45ミリ砲搭載型のT-26がスペインに送られ、リパブリカン軍の戦車戦力としてフランコ率いるナショナリスト軍と砲火を交えることになるわけですが、当時最強といわれた45ミリ砲の威力はすさまじく、ナショナリスト軍の主力戦車であったドイツ製の一号戦車やイタリア製のL3戦車などはT-26には歯が立ちませんでした。
何せ、この二種類の戦車は機関銃しか装備していない上に装甲も薄く、特にL3戦車は戦車というよりも機関銃搭載装甲トラクターと言ったほうがいいぐらいでしたので、T-26の45ミリ砲に耐えられるはずがなかったのです。

スペインでの戦車戦では圧倒的に優位だったT-26でしたが、弱点はこちらも装甲が薄いことでした。
機関銃の弾を跳ね返す程度の厚さしかなかったため、ドイツ製の37ミリ対戦車砲や、のちにティーガーの主砲となる88ミリ高射砲に対してはまったくの無力であり、ナショナリスト軍はかろうじてこれら対戦車砲や高射砲でT-26を擁するリパブリカン軍の攻撃を撃退したのです。

また、エンジンルームに対する火炎瓶攻撃でガソリンタンクが炎上しやすいなどの弱点もあり、のちに「ノモンハン事件」でも日本軍の火炎瓶攻撃で多くのT-26が失われる結果となりました。

こうした弱点や機動性の低さなど戦車兵からはさほど人気を得ることができなかったT-26でしたが、ソ連はその生産のしやすさにほれ込み、初期型後期型合わせてなんと12000輌にも及ぶT-26を生産しました。
これは第二次世界大戦が始まる前では無論世界一の生産量であり、第二次世界大戦が始まってからも多くのT-26が独ソ戦で使われました。

当然それだけの数があれば、戦闘中に敵に捕獲される数も多く、ドイツやフィンランド等ソ連と戦った国々でT-26は捕獲使用されました。
特にフィンランドでは自国に戦車がほとんどなかったこともあり、捕獲したT-26はフィンランド軍の主力戦車として活躍したのです。

性能的にはさほど優秀とはいえないT-26でしたが、やはり数は大いなる威力といえたのでしょう。
1万輌以上という数が作られたということは、それだけ作りやすかったのかもしれません。
もちろんそれだけの数量を作ったのはソ連ですが、一方でベースとなったヴィッカース6トン戦車の性質のよさも見逃すことはできない要素だったのではないでしょうか。

今日はこれにて。
それではまた。
  1. 2011/06/06(月) 21:40:51|
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