舞方は大学時代よくTRPGを楽しみました。
当時よくプレイしたTRPGは、第一に「トラベラー」でしたが、それに匹敵するぐらいプレイしたのが「コール・オブ・クトゥルフ」でした。

私は主にキーパー(ゲームマスター)をやりまして、プレイヤーキャラにいろいろと楽しんでもらったものです。
当時「コール・オブ・クトゥルフ」はホビージャパン社から日本語版が発売され、私もそれを購入していたわけですが、アメリカを舞台にした多くのサプリメントに対し、ホビージャパン社が独自に日本を舞台にしたシナリオも出していたのです。
それがこの「黄昏の天使」でした。

「黄昏の天使」は日本を舞台にしただけではなく、時代も1920年代ではなく現代(発売当時の現代ですので1980年代)にしたのが特徴で、まさに今そこにある恐怖を楽しむためのTRPGシナリオでした。
私は当時は1920年代のアメリカを舞台にしたシナリオを主に楽しんでいたので、このサプリメントは残念ながら活用しなかったわけですが、このシナリオには当時から強くそそられるものがありました。
それは性魔術によって女性を支配するというものと、プレイヤーキャラが洗脳されるというものだったのです。
「黄昏の天使」シナリオには、プレイヤーキャラの前に立ちはだかる敵役としてG・O・T(東方薄暮騎士団)という正気度を失った秘密結社やナチの残党、旧日本軍の残党(今ではあまり考えられませんが、1980年代はまだまだ彼かが活躍する余地があったのです)などがでてきますが、その中の魔術師の一人に「炎のコロナ」というオヤジがおりまして、彼が駆使するのが性魔術でした。
「炎のコロナ」は目を合わせることで女性を催眠状態にし、その女性と性的交渉を行うことで完全に支配下としてしまうのです。
支配された女性は、普段は自分の意思で行動しておりますが、いったんコロナの精神支配を受けると、彼の分身とも言うべき状態となって彼の命じるままに行動するのです。
そのため、プレイヤーキャラクターに心から協力してた女性ノンプレイヤーキャラが、いつの間にかプレイヤーキャラの行動をコロナに伝えるスパイになっているのです。
さらにコロナは自分の忠実なしもべ兼ボディガードとして、四人の女性戦士を従えています。
プレイヤーキャラにとっては充分な脅威なのです。
風采の上がらない中年オヤジに心から忠誠を誓う女性たち。
これだけでもぞくぞくするではありませんか。
そしてシナリオが進むと、プレイヤーキャラに女性キャラがいた場合、彼女は捕らえられることになります。
その時点で多分そのまま続けるのは難しいために新キャラに交換することになるとは思いますが、とらわれた女性キャラは終盤に洗脳されて敵キャラとして登場します。
プレイヤーは苦労して彼女を救うことになるでしょうが、やむを得ず彼女を死なせてしまうと、それでまた正気度を失ってしまうというつらい展開に。
それにしてもさらわれた仲間が敵キャラにというのは、悪堕ち好きの私にはたまらない展開ですよねぇ。
もっとも、シナリオを進めていくうえで、プレイヤーはそう簡単には捕らえさせてくれないでしょうし、プレイヤーに愛着のできたキャラと新キャラとの交換を求めるのも難しい場合があるので、ノンプレイヤーキャラがさらわれてってことが多いかもしれませんけどね。
それはともかく、この「炎のコロナ」の使う性魔術。
いいなぁって思うのは私だけでしょうかね?(笑)
それではまた。
- 2011/02/16(水) 21:38:18|
- TRPG系
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性魔術・・・・うーん
同人やアダルトゲームSLGとかで撃破した女武将を捕虜にしてステージクリア後にHシーンで性魔術で洗脳。
「私は魔王様に永久の忠誠を誓います・・・」瞳が紅く染まって邪悪な笑み的なものがでないかなーと
もう10年以上まってますなw(ロイヤルブラッドⅡの衝撃はでかかった私の中ではw)
エウシュリーの戦女神シリーズとかで精霊や魔神などと契約して仲間にするシーンに良く使われたりしますよね。
この手のシーンに特化した作品でないですかねーw
- 2011/02/16(水) 22:21:46 |
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- あぼぼ #-
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>>あぼぼ様
エロゲーとかですとありそうですが、あんまり思いつくものがないですね。
もっとも、悪堕ち=快楽堕ち系ですと、性行為=洗脳的なイメージになってしまっているようですけどね。
ロイヤルブラッドⅡはよかったですよねー。
- 2011/02/17(木) 20:41:07 |
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- 舞方雅人 #-
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