このたびある方からのご好意によりまして、久しぶりに「天才悪魔フー・マンチュー」という映画を見ることができました。
映画自体は1980年の作品ですので、もうかなり昔の作品なわけです。
私はテレビで吹き替えしたものを見ただけでしたが、一回しか見ていなかったので、できればまた見たいなぁと思っていたものでした。
主演はあの映画「ピンクパンサー」でクルーゾー警部を演じたピーター・セラーズ氏で、今回もネイランド・スミス警部を演じ、悪の犯罪者フー・マンチューと対決します。
ところが、そのフー・マンチュー自身もピーター・セラーズ氏が演じるという二役でして、ピーター・セラーズ対ピーター・セラーズという構図になっております。
このことからもおわかりのとおり、基本的にはギャグ色の強いパロディ作品なのですが、また見たいと思っていたのは“悪堕ち”があったからなんですよね。
ここからはちょっとあらすじに絡むので折りたたみ。
168歳にも達するフー・マンチューは、若返りの薬を一定期間ごとに服用していたのですが、部下のドジから若返りの薬を床にぶちまけてしまいます。
若返りの薬を再び作るには高価なダイヤモンドが必要とのことで、フー・マンチューはダイヤを狙うわけですが、それを防ぐためにスミス警部が呼ばれます。
(このあたりのストーリーはピンクパンサーっぽい。ただ、スミス警部は優秀で、クルーゾー警部のようにドジではないです)
英国王家に絡むダイヤモンドが狙われていることを突き止め、その手段として英国王妃を誘拐してダイヤと交換するつもりであることを見抜いたスミスは、王妃の身代わりに女性警察官を使い、彼女を誘拐しようとしたところを捕まえようと考えました。
オーディション(笑)によって選ばれたのはアリス・レージ巡査。
舞台女優を夢見る女性警察官です。
彼女は王妃の代役としてフー・マンチューをおびき寄せますが、逆にまんまと誘拐されてしまいます。
たった一人でフー・マンチューと対峙したアリス巡査は、気丈にも警察官としてフー・マンチューを逮捕しようとしますが、彼と話すうちに次第にその妖しい魅力に惹き込まれていき・・・
うれしいことに、彼女はその後フー・マンチューの片腕として彼の野望に助力するようになります。
フー・マンチューも彼女を妻として遇し、彼女はフー・マンチュー帝国のナンバー2として君臨します。
悪コスがあるわけではないですが、まさしく彼女は悪堕ちでした。
久しぶりに見ましたが、やはりアリス巡査の誘拐されて以後の行動はいいですねー。
別にたいしたことをするわけではないのですが、なんと言いますか、悪のフー・マンチュー帝国の女幹部という感じですごく好きです。
ただ、ほんとにたいしたことはしないので、過度の期待はしないでくださいね。
今日はこれにて。
それではまた。
- 2010/10/23(土) 20:58:16|
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毎度コメントどうもありがとうございます。
ピーター、セラーズは名優だったですね。他にも一人何役も演じる映画は「博士の異常な愛情」もあったですね。
- 2010/10/24(日) 11:12:33 |
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- アミーゴ寺崎 #-
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>>アミーゴ寺崎様
いえいえ、いつも素敵な画像を拝見させていただいております。
「博士の異常な愛情」は実は未見でして、機会があれば見たいものですねー。
- 2010/10/24(日) 18:43:39 |
- URL |
- 舞方雅人 #-
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