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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

ホワイトリリィ(15)

早いもので200万ヒット到達記念SS「ホワイトリリィ」も15回目です。
掲載開始から二週間が過ぎました。
残りは一週間とちょっと。
なんだか寂しくも感じます。

それではどうぞ。


15、
                   ******

それから二日ほどをかけ、俺は百合香の感情を操作してやった。
その間に百合香の躰の解析も行わせ、異星人による肉体改造が行なわれているのかも調べさせる。
ホワイトリリィの強力さが、はたして肉体改造によるものなのか、それとも外装強化によるものなのかで、今後の対応も少し変わってくるというものだ。

結論から言えば、百合香の肉体にはなんら手を加えられていないようだ。
あのスイッチにより百合香の肉体を外装が覆い、その外装が百合香の肉体を強化していると言うことらしい。
見た目には薄いレオタードを纏っているようにしか見えないが、あの衣装にはそこまでの能力があるということか。
ならば百合香の肉体を改造することもできるわけだ。
もっとも、他のクーライの女怪人のように百合香の躰を異形化させるつもりはない。
異形化の美しさを否定するつもりはまったくないが、百合香には百合香のままでいて欲しいからだ。
女怪人にするのなら別の手段もあっただろう。
ただ、多少の強化を施すことで、病気や事故での死といったことを回避できる。
不老不死とはいかないが、老化を抑えることだってできるのだ。
問題はその改造を施すためには、ホワイトリリィの防御システムを何とかしなくてはならないと言うことだが・・・

感情の操作は思いのほかにうまくいっている。
夕べはついに百合香は了史を求めなかった。
パルスで発情しているのにもかかわらず、最初から俺のシャツのにおいを嗅ぎながらオナニーすることを選んだのだ。
おそらく悶々としながら了史が寝静まるのを待っていたのだろう。
了史がいびきをかき始めるとすぐにベッドを抜け出し、リビングでオナニーにふけったのだ。
俺のことを呼びながら。

今朝もずいぶんとそっけなく了史を送り出していた。
なんだかいやなものでも見るみたいに見送っていたが、それだけ了史に悪感情を持ち始めたのだろう。
洗濯のときも、了史のものはやはり触るのがいやだったようだ。

驚いたのは、午後になって暇になったときだった。
いつもはリビングでお茶を飲みながらクロスワードパズルを解くのが日課だったようなのだが、今日はわざわざ俺の部屋に来てクロスワードパズルをやっていたのだ。
別に鍵を掛けているわけではないので、いつでも入ってかまわないのだが、タバコが嫌いな百合香は掃除のとき以外はあまり入ることがなかったのだ。
無論、タバコだけでなく俺に対する遠慮もあっただろうから、こうして俺の部屋に俺がいないときに入るなどとは思いもしなかった。
だから俺の部屋には当然パルス発信機は設置してない。
リビングで照射しようと思っていた俺は、まったく当てがはずれたわけだったが、いまさらどうしようもなかったというわけだ。

そこで百合香は俺の予想以上のことをしてくれた。
タバコくさい俺の部屋の空気を嗅ぎ、そのにおいを楽しむようにしていたかと思うと、一段落したのであろうクロスワードパズルを机に置き、俺のベッドに寝転んだのだ。
そして俺の布団にもぐりこみ、オナニーを始めていく。
パルスも照射されてないというのに、俺のにおいを嗅いで我慢できなくなったのだろう。
俺はどんどんいやらしくなる百合香がとても愛しかった。

「ただいま」
いつものように会社から帰ったふりをして玄関に入る。
「お帰りなさいませ、お義父様」
奥からいそいそと出てくる百合香は、まるで夫を出迎える新妻のようだ。
心なしかその目がうっとりと俺を見ているような気がするのも、気のせいではないだろう。
百合香は着実に俺のことを好いてきているのだ。
「ただいま、百合香さん。はい、お土産」
俺は書店で買ってきたクロスワードパズルの雑誌を渡す。
「えっ? 私にですか? うれしい・・・ありがとうございます」
目をきらきらさせて受け取った雑誌を胸に抱きしめる百合香。
そこまで喜んでもらえるとこちらはかえって恐縮しそうだ。
「なに、帰りに書店に寄ったからさ。クロスワードパズル、好きだったよね」
「はい、大好きです。お義父様が私にプレゼントを・・・本当にありがとうございます」
百合香はとてもうれしそうに頭を下げた。
「いいよいいよ、気にしないでくれ。いつも美味しい食事を作ってくれるお礼だよ」
俺は靴を脱いで家に上がる。
すぐに百合香は俺のカバンを受け取り、俺の後から着いてきた。

いつものように部屋の入り口でカバンを受け取ろうとした俺に、百合香は黙って首を振る。
そしてそのまま俺に付いて部屋に入ってきた。
「百合香さん、いいのかい?」
「すみません、お邪魔してしまって。お義父様の上着をお掛けしようと思って・・・」
机の脇に俺のカバンを置き、すぐに俺の上着を脱がせてくれる。
「悪いなぁ。ありがとう百合香さん」
「いいえ、今までこういうことをしなかった私が悪いんです。お義父様はこの家の大事な方なのに・・・」
そう言って俺の上着を取ると、顔を近づけて思い切り息を吸い込んでいく。
「はあ・・・いいにおい・・・お義父様のにおいがする・・・うふふ・・・」
うっとりと放心したようになる百合香。
俺は思わず苦笑した。
「あ、ご、ごめんなさいお義父様。私ったらつい・・・」
思わず自分の行為に赤くなる百合香。
「いや、いいんだよ。俺のにおいを嗅いでくれるなんてうれしいよ。きっと加齢臭でいやな臭いがするものだとばかり思っていたからね」
「そんなことありません!」
百合香が首を振り強く否定する。
「加齢臭だなんてそんなこと・・・お義父様はいいにおいです。タバコと力強い男のにおい。私はこのにおいが大好きです。それに比べて・・・」
そこまで言ってハッとする百合香。
自分が何を言っているのかわかったんだろう。
「それに比べて・・・なんなんだい?」
俺はそこを突っ込んでやる。
おそらく了史と比べたのだろう。
いい機会だ。
この際俺と了史を比べさせてやる。

うつむいて黙ってしまう百合香。
言ってはならないことを言ってしまおうとしてしまったことに気がついたのだ。
だがここで言わせることに価値がある。
百合香自身に了史より俺のほうがいいと言わせるのだ。
たとえにおいだけのこととしても、百合香の価値観を崩すのだ。
「言いなさい、百合香さん。比べたらどうなんだい?」
「何でもありません。ごめんなさいお義父様。赦してください」
「いいや、だめだ。言いなさい。心に溜めていてはいけない。吐き出すんだ」
泣きそうになりながら首を振る百合香に俺はさらに詰め寄る。
「でも・・・でも言えません・・・私は・・・私は・・・」
「了史のことだろう? 了史のにおいがいやなんだろう? 俺のにおいに比べれば、了史は臭くてかなわない。そうなんだろう?」
「ああ・・・あああ・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
うつむいて謝罪の言葉を繰り返す百合香。
「謝る必要はない。認めるんだ。そうなんだろう? 俺と比べて了史は臭くてたまらない。そうなんだろう?」
「ああ・・・」
こくんとうなずく百合香。
よし、上出来だ。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい、お義父様・・・私・・・私了史さんの妻なのに・・・了史さんの妻なのに・・・」
百合香の目からポロポロと涙がこぼれてくる。
愛しているはずの夫の体臭がいやだなどとは、その義父には知られたくないことだろう。
だが、それでいい。
パルスの効果は絶大だ。

「いいんだ・・・いいんだよ百合香さん」
俺はそっと百合香を抱きしめる。
「あ・・・」
拒否されるかと思ったものの、百合香は一瞬ビクンと躰を固くしただけで、そのまま俺に抱きしめられた。
「お義父様・・・ごめんなさい・・・私・・・了史さんのことを・・・」
「いいんだよ。気にすることはない。生理的な嫌悪など誰にでもあることさ。別に了史のにおいがいやだといって私に気兼ねすることはない」
「お義父様・・・」
「むしろ言ってくれてうれしいよ。了史には体臭に気をつけるよう言っておこう。それでいいかい」
俺は息子夫婦を気遣う義父のふりをする。
もっとも、了史がいくら体臭に気をつけようが、百合香の嫌悪感は収まらない。
百合香にはこのまま了史を嫌ってもらわねばならないからな。
「ありがとうございます、お義父様」
「ちゃんとはっきり聞かせてくれるかい? 百合香さんは了史の体臭がいやなんだね?」
「はい。了史さんの体臭がいやです。お義父様のにおいとは全然違います。前はそんなに気にならなかったのに、ここ最近いやでいやでたまらなくなってしまって・・・」
「そうか。それはつらかったね。いいんだよ。堂々と嫌ってやればいいのさ。そうすれば了史も少しは体臭に気をつけるだろう。百合香さんにいやな思いをさせるなんてとんでもないやつだ」
「まあ、お義父様ったら」
くすっと笑う百合香。
どうやら泣き止んだようだ。
「なに、可愛い百合香さんのためなら、息子に注意するぐらいわけないよ」
「ありがとうございます。あ、いけない、私ったらお義父様の上着をこんなにしわくちゃに・・・」
抱きしめたままだった上着を見つめ唖然とする百合香。
グレーのスーツが見るも無残にしわくちゃになっていた。
「あとでアイロンかけますので置いておいてください。それとすぐに夕食の支度しますね。失礼します」
あわてたように部屋を出て行く百合香。
いい感じではないか。

俺の夕食が終わったあと、百合香は俺の部屋にやってきた。
どうしたのかと訊くと、お義父様といっしょにいたいからと言う。
どうやら百合香は完全に俺に心を許したらしい。
襲われたことなど記憶の片隅に追いやられたのだろう。
俺は快く百合香を迎え、他愛もない話をしてすごす。
百合香は先ほどの話で救われた思いだったらしい。
夫に嫌悪感を抱いてしまうことに対して罪悪感を感じていたのが、俺の言葉で消えていったと言うのだ。
俺は妻だからといって夫を好きでいなくてはならないことはないと言ってやり、嫌いなものは嫌いでいいと百合香の嫌悪感を増幅してやる。
その間中百合香は俺をうっとりとした表情で見つめてきた。
了史がそろそろ帰ってくる時間となったときには、残念そうに部屋を出て行ったのだ。
そろそろ百合香にセックスを求めさせてもいいかもしれないな。

百合香が出て行ったあとで、俺は自室にもパルス発信機を取り付けるためアジトに下りる。
アジトでは蜘蛛女と会社の紫乃から状況報告を受け、発信機を受け取った。
案の定あの無能専務が不来坂に迷惑をかけているらしい。
だが、どうやら不来坂がうまく処理してくれているようで、休暇中に会社に呼び出されるようなことは今のところは無さそうだ。
いずれ彼女も我がクーライの女怪人にしてやろう。

                    ******

翌朝、俺は早々に自室の天井に発信機を取り付ける。
これで百合香がいつ来ても大丈夫だ。
それにしても、まさかここでパルスを浴びせることになるとはな。

リビングに行くと、百合香がにこにこと出迎えてくれる。
俺の顔を見るのがうれしそうだ。
今日は了史が早めに仕事に出かけたのでホッとしているのかもしれない。
夕べも百合香はリビングでオナニーをしており、そのままソファで寝てしまったのだ。
了史といっしょに寝るのが苦痛になって来ているのだろう。
起きるのは百合香のほうがいつも先なので、了史はまったく気が付いてないらしい。
バカなやつだ。
妻に嫌われてきているとも知らずに・・・

俺はいつものように会社へ行くふりをしてアジトに向かう。
また百合香の感情をいじってやるのだ。
そのための仕掛けもしておいた。
楽しみなことだ。

百合香は今日も家事を終えると俺の部屋に入り込む。
そして部屋のタバコくさいにおいを楽しんでいるようだ。
このままうまくいってくれるといいが・・・
俺はそう思いながらパルスを発信する。

はたしてしばらくすると、百合香は昨日と同じように俺のベッドにもぐりこんでオナニーを始めた。
そして全身を震わせて絶頂に達すると、気だるそうに体を起こす。
さて、ここからだな・・・
俺はパルスの調整をする。
パルスのサイクルを変えることで、感情の制御を行なうのだ。
百合香にはもっともっと淫らになってもらわねばな。

絶頂の余韻に浸っていた百合香がふと俺の机の上にあるものに気付く。
仕掛けとして俺が置いていたものだ。
パルスの影響で百合香はそれがじょじょに気になるはず。
さて、どうするかな?
  1. 2010/03/06(土) 21:04:09|
  2. ホワイトリリィ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

一線を越えるのも時間の問題ですね
完璧にお父様の臭いに反応しています
煙草吸うようになったらいつもお父様の部屋で昼間から煙草吸いながらのオナニーが日課になりそうですね
  1. 2010/03/06(土) 23:55:51 |
  2. URL |
  3. ヒロ #d3xRQPUk
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2010/03/07(日) 00:42:06 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

もう心はほぼドスグラー様の方に傾いていますね~。
後はより淫らに、そして悪に染めてしまうだけですね。
百合香さんが完全にドスグラー様のものになる日が楽しみです♪
  1. 2010/03/07(日) 08:42:54 |
  2. URL |
  3. Mizuha #FPjcWNrE
  4. [ 編集]

>>ヒロ様
ギクギクッ。(笑)
百合香がそうなるのも時間の問題かもしれませんね。

>>2010/03/07(日) 00:42:06の方
コメントありがとうございます。
ぜひぜひお気が向きましたら送ってくださいませー。
あと、メールを送らせていただきましたです。

>>Mizuha様
悪に染まっていく百合香も楽しんでいただけたらと思います。
今後もお楽しみに~。
  1. 2010/03/07(日) 20:29:32 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

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北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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