「エデンの門番:舞の字版」の後編です。
もともと「おにゃのこ改造byアダルト」スレでのBeeF様の未執筆作品についてのことから始まったので、スレ用に多少アダルトにしたつもりなんですけど、そのあたりも含めて楽しんでいただければと思います。
それではどうぞ。
「マリアンさん・・・マリアンさん」
耳元で声がする。
「マリアンさん・・・しっかりして、マリアンさん」
意識がだんだんはっきりしてくる。
ここはどこ?
私はいったい?
「はっ」
私は気が付いて目を開けた。
「よかった、気が付いたわね」
目の前にミス・マクモリスの顔がある。
私が気が付いたのでホッとしたような表情を浮かべていた。
「コーネリアさん・・・無事だったんですね?」
私は上半身を起こして体勢を整える。
何か草のようなものが敷かれた動物の寝床のような感じだ。
「ええ、今のところは・・・あなたも大丈夫?」
「はい。どうやら大丈夫のようです」
私は自分の躰を確かめた。
服は多少乱れているが、痛いところや怪我したところは無いみたい。
「よかった。私たちはどうやら拉致されてしまったようだわ」
「拉致ですか?」
私はとりあえず周りを見る。
どうやら岩をくり抜いたような部屋になっているようで、入り口らしいところは薄い黄色の膜が張ったようになっていた。
「オバノン博士」
私は部屋の隅にうずくまっているもう一人の女性に気付く。
「博士も無事だったんですね? 父は、父はどうなりましたか?」
私は思わず私の後からさらわれたであろうオバノン博士に詰め寄った。
「・・・古代マヤ文明は四世紀ごろにはそのきざしが見えはじめ、五世紀に至って・・・」
ひざを抱えうつむいたままでぶつぶつとつぶやいているオバノン博士。
目もうつろでどこか焦点があってない。
「オバノン博士・・・」
「だめよ・・・現実逃避をしてしまっているわ。ミスカトニック大学で講義でも行なっているつもりなんでしょう・・・」
ミス・マクモリスが首を振る。
私はそっとオバノン博士から距離をとった。
「どうやら連れて来られたのは私たち女性だけかもしれないわね。男性は別の場所にいることも考えられるけど・・・」
歯切れが悪くなるミス・マクモリス。
私とオバノン博士だけがここにいて、空中から放り出されたハンレー博士やフット元軍曹の姿を見ていれば、男性が他の場所にいる可能性は低いことがわかっているはず。
父は・・・父は無事なのだろうか・・・
それに、私たちはこれからどうなるのだろう・・・
「ねえ、コーネリアさん。あそこの入り口から抜け出せないでしょうか? なんか黄色い膜のようなもので覆っているだけみたいだから、破けそうなんですけど」
私はミス・マクモリスに入り口の黄色い膜を指差した。
だが、ミス・マクモリスは首を振る。
「だめよ。私も最初そう思ったので破こうとしてみたんだけど、触れたとたんにビリッと電気が走ったみたいで、とても破ることはできないわ」
「そうですか・・・」
私はため息をついた。
どうにかしてここを抜け出したいけど、いったいどうすればいいのだろう・・・
「それよりもあれをみて」
ミス・マクモリスが明り取りの隙間を指差す。
そこは細いスリットが縦に何本か走っており、外からの明かりと外気が入ってくるところだった。
私はミス・マクモリスに言われたとおりにそこへ行って外を見る。
そして思わず息を飲んだ。
そこにはあの青い女性たちがいたのだ。
以前は遠くから見ただけだったけど、今は隙間から見える向かい側の壁のようなものに何人もの青い女性がへばりついているのだ。
彼女たちは背中の黄色い翅を震わせ、壁から染み出ている何かを舐めている。
そして時折左右を見渡し、どこかへと飛んでいく。
それを入れ代わり立ち代り繰り返しているようだった。
「青い女性たち・・・」
私はなんだか恐ろしくなってあと退る。
そして壁に背中を付け座り込んだ。
「見たことも無い生き物たちだわ。姿は人間に似ているけど、いったいどういう生き物なのかしら」
ミス・マクモリスもあまり見たくないのか、隙間が目に入らない位置に腰を下ろしている。
「なんだか、蜂の巣に群れる蜂みたい・・・」
私はなんとなく感じたことをつぶやいた。
あの青い女性たちの目が大きな複眼のようになっていることや、胸のふくらみが黄色と黒の同心円状になっていて、蜂のお尻のようにも見えたからかもしれない。
「ああ、なんだかわかるような気がするわね。さしずめ蜂女ってところかしら」
ミス・マクモリスがチラッと隙間から外を見る。
きっと壁にへばりつく蜂女たちを見たのだろう。
「これからどうしましょう。助けを待つしかないのかな・・・」
ひざを抱えてうずくまる。
視界の端では相変わらずオバノン教授が何かつぶやいていた。
「それしかないかもしれないけど・・・でも難しいかもしれないわ。ここはアヤドラ河からはかなり離れているようだし、まわりは険しい岩山みたいだから、見つけてもらえないかもしれないもの」
ミス・マクモリスがきびしい表情をする。
でも、彼女がいてくれてよかった。
私だけならきっとパニックになっていたに違いない。
「とにかくいつでも逃げ出せるように体力は温存しておいたほうがいいわ。食べられるものがあればいいんだけど・・・」
「“ハーシーのチョコバー”ならありますよ。暑さで溶けかけですけど」
私はシャツの胸ポケットからチョコバーを取り出す。
だいぶ柔らかくなって甘い香りがぷんぷんするけど、何かあったときのためにと胸ポケットに入れておいたのだ。
「いいわね。食べておきましょう」
ミス・マクモリスが手を伸ばす。
「オバノン博士には?」
私がそう言うと、彼女は黙って首を振った。
「オバノン博士はもうだめだと思う・・・正気を失っているわ・・・」
私は苦い思いを感じながらも、それを認めざるを得なかった。
それでも私とミス・マクモリスがチョコバーを分け合って食べた後、溶けてべとべとになったチョコバーの包み紙に残ったチョコをオバノン博士にも舐めさせてあげた。
偽善かもしれないけど、彼女にもできるだけチャンスがあるほうがいい。
みんなが助かって、病院に入ることができれば、オバノン博士だって正気に戻るかもしれないのだから。
でもその願いはかなわなかった。
それからすぐに黄色の膜が消え、あの奇妙な連中が入ってきたのだ。
やつらは頭部らしきところの群れ成す短い触手を蠢かせ、ワーンという耳障りな音を立てている。
皮膜は折りたたまれ、胴体の下についているはさみの付いた脚でしゃかしゃかと動いてくる。
私たちが恐怖に動けないでいると、入ってきたやつらはうずくまっていたオバノン博士を掴み、外へと引きずり出していく。
「いやぁーっ! いやよぉーっ! 私何もしてないのにー!」
恐ろしさに正気に返ったのか、泣き叫び悲鳴を上げるオバノン博士。
私は彼女を助けたかったけど、どうしても躰が言うことを聞いてくれなかった。
奇妙な連中が出て行くと同時に黄色い膜が元通りになり、オバノン博士の悲鳴も小さくなっていく。
私はただ恐ろしくて、ミス・マクモリスと抱き合って泣くことしかできなかった。
「えっ?」
私は聞こえてきた音に驚いた。
「オバノン博士の悲鳴?」
ミス・マクモリスも気が付いたようだ。
私は急いで外が見える隙間に行く。
そしてそこから外を眺めてみた。
「あれは・・・」
「オバノン博士?」
私とミス・マクモリスが同時に声を上げる。
隙間から見えた向かい側の壁には、相変わらず青い女性たちがへばりついて何かを舐めている。
その壁の一部に、あの奇妙な連中がオバノン博士を貼り付けにしているのだ。
しかも、オバノン博士は何も身にまとわぬ裸にされている。
やつらはこれからいったい何をするつもりなの?
「いやよぉ・・・助けてぇ・・・お願いよぉ・・・」
両手両脚を壁に固定されたオバノン博士が首を振る。
泣き叫び疲れたのか、その声は弱弱しい。
私の中では、なにかがここから先は見てはいけないと必死に訴えかけている。
でも、私は目をそらすことができなかった。
やがて奇妙な連中が飛び去ると、蜂女たちがオバノン博士に近寄っていく。
そして貼り付けにされた彼女を眺めたり、額の触覚のようなもので触れたりしているようだった。
すると、蜂女の一人がおもむろにオバノン博士に口付けをする。
それをきっかけに、次々と蜂女たちはオバノン博士の躰を舐め始めた。
やがて、何かを手にした一人の蜂女がやってきて、オバノン博士の腰の辺りの空中で静止する。
そしてその手にした太目の棒のようなものを・・・オバノン博士の女性器に差し込んだ。
「いやぁっ!」
その叫びが誰のものだったかわからない。
オバノン博士だったかもしれないし、私だったかもしれない。
もしかしたら、ミス・マクモリスだったかも。
まさか・・・蜂女にレイプされてしまうだなんて・・・
「あ・・・ああ・・・ん・・・はぁん・・・」
でも、すぐに様子が変わってきた。
オバノン博士の声が艶めいてきたのだ。
まさか・・・
あんなことされて感じているの?
ニュプニュプと出し入れを繰り返される太い棒。
その棒を手にした蜂女は上下動を繰り返している。
その回りでは、オバノン博士の躰をほかの蜂女たちが舐め回す。
まるで何かの不気味で妖しい儀式のようだ。
「ああっ・・・ああーーん」
躰を震わせ、つま先を丸めて絶頂に達してしまうオバノン博士。
すると彼女の躰に変化が起こり始める。
肌が青く染まり始めたのだ。
「ええっ?」
「あれは?」
私もミス・マクモリスも一瞬にして何が行なわれたのかを理解した。
あれはやはり儀式だったのだ。
それも恐ろしい儀式だ。
オバノン博士はあの蜂女にされようとしていたのだ。
オバノン博士の躰はみるみるうちに変化していった。
肌は真っ青になり、両手と両足は白い手袋や白いブーツを履いたように変わっていく。
つま先は指が無くなり、かかとが尖ってまるでハイヒールでも履いているかのようになる。
男性教授陣のあこがれの的であったであろう大きな胸は、黒と黄色の同心円状に染まり、蜂のお尻のように先端が尖っていく。
ブロンドの綺麗な髪は紫色に染まり、目は巨大化して複眼を形成する。
額からは触角が伸び、頭頂部にかけて蜂の胴のようなものが形作られる。
壁に密着した背中からは黄色い翅が伸び、棒を引き抜かれた股間は青く染まり、つるんとしてひくひくといやらしく蠢いていた。
わずか数分で、オバノン博士はあの蜂女の仲間になってしまったのだ。
蜂女たちが両手両脚の枷をはずす。
すぐに新たな蜂女となったオバノン博士は翅を広げて飛び立つと、壁にへばりついて何かを舐め始めた。
そして、ほかの蜂女たちに混じってしまい、いつの間にか見分けがつかなくなっていた。
「あれが・・・私たちの未来というわけね・・・」
ミス・マクモリスがストンと床に腰を落とす。
私も何を言っていいのか言葉がでなかった。
「ふふ・・・うふふ・・・」
「コーネリアさん・・・」
「なにやってるんだろう私・・・こんなところへ来て化け物にされてしまうなんて・・・」
うつむき顔を覆ってしまうミス・マクモリス。
「まだ決まったわけじゃないですよ。あきらめないで・・・」
「無理よ。私もあなたもあの蜂女にされてしまうんだわ・・・」
「そんなこと・・・」
無いと言えるはずが無い。
ああ・・・
誰か・・・
誰か助けて・・・
******
それから何時間かが経ち、ミス・マクモリスが連れ出されて行った。
必死に抵抗していた彼女だったけど、彼らには無意味だった。
最後の時には死んで抵抗すると言っていた彼女だったけど、死ぬことすらできなかった。
なぜなら、私も死んでしまいたいと思っているのに、どうしても死ぬことができないのだ。
おそらく自殺を思いとどまらせるような何か仕掛けがあるのかもしれない。
ミス・マクモリスがどうなったのか私は知らない。
おそらくオバノン博士と同じように蜂女にされてしまったのではないだろうか。
外から聞こえてきた悲鳴は、いつしか快感によがる女の声になっていたのだから。
次は私の番。
お願い・・・
誰か私を殺して・・・
黄色い膜が消える。
ワーンという耳障りな音を立てながら奇妙なやつらが現れる。
あの音は彼らの会話のようなものなのかもしれない。
短い触手をうねうねとうねらせる様は、見ているだけで気色悪い。
抵抗は無意味だ。
どうせ私の力ではかなわない。
だったらおとなしくしていたほうがいい。
やつらはおとなしくしている私に戸惑っている。
前の二人は必死に暴れたから、無理やり連れて行かなくてはならなかった。
でも、私は騒がない。
だからどうしていいのかわからないのかもしれない。
私は押し出されるようにして部屋を出る。
自らの足で部屋を出たのは私だけかもしれない。
これからおそらくあの壁に貼り付けにされるのだろう。
奇妙なやつらは相変わらず耳障りな音を出しながら、私の後をついてくる。
通路は部屋と同じように岩壁。
やつらが通りやすいようにか、両側が結構幅広い。
先は薄暗く、どこへ通じているのかわからない。
やつらと少し距離が開く。
人間の歩行速度と、やつらのはさみの付いた脚とでは、速度がやや違うのだ。
思ったとおりだわ。
私はここで走り出す。
この狭い通路ならやつらは飛べないはず。
外へ出れば飛べる奴らのほうが有利だけど、とにかくできるだけ逃げるのよ。
私は通路を走り、明かりの方へと突き進む。
後ろから追ってくる気配は無い。
やつらはこの狭い通路では人間が走る速度に追いつけないんだ。
早くここを抜け出して・・・
私は目の前に広がる明かりの中に駆け出して行った。
「嘘・・・」
私の足は止まってしまう。
すぐそこは確かに外。
でも、足元には地面が無いのだ。
断崖の切り立った崖の中腹に開いた横穴。
私がいるのはまさにそういう場所だった。
切り立った崖の下は岩だらけの谷。
そこらへんにはあの奇妙なものたちが皮膜を広げて飛んでいる。
そしてもちろん蜂女も。
ここは飛べるものの世界。
やつらが私を追わなかったのは追う必要が無かったから。
ここから抜け出すことができない場所だったからなんだわ。
私の正面にやってくる奇妙なものたち。
背後からも耳障りな音が聞こえてくる。
私の足は動かない。
一歩踏み出せば死ねるはずなのに、一歩を踏み出すことすらできないのだ。
私はただ泣くしかなかった。
私は服を脱がされる。
というよりも、妙な光を当てられ、服がチリのように粉々になってしまう。
裸になった私は、抵抗もむなしくやつらによって吊るされ、あの壁に連れて行かれてしまった。
両手両脚を冷たい金属のようなもので固定され、大の字にさせられる。
私を固定したあと、ワーンという耳障りな音を残し、やつらは私を置いて立ち去ってしまった。
足元は谷底。
風が私の躰を撫でていく。
裸でこんなところに貼り付けられ、先ほどから涙が止まらない。
やがて何体かの蜂女がやってくる。
みな一様にその大きな複眼で私を眺め、じょじょに私に近づいてくる。
青いなめし皮のような皮膚。
ブーツを履いたような足。
蜂のお尻のような黒と黄色の二つの胸。
ここにいる蜂女全てが元は人間だったのだろうか・・・
「ひゃ」
思わず声がでてしまう。
一体の蜂女が、私の胸に触角を当ててきたのだ。
微細な毛が敏感になっていた私の肌を刺激したため、思わず声をあげてしまったのだった。
それをきっかけにしたかのように、周囲の蜂女たちがいっせいに私の回りに群がってくる。
そして私の躰をところかまわず舐め始めた。
腕も、指先も、太ももも、つま先も、胸も、股間もすべて。
与えられる舌の感触に、私は気味悪さとくすぐったさ、それにいやなことにかすかな気持ちよさを感じてしまう。
私の正面に現れる一体の蜂女。
手にはあのオバノン博士に差し込んだ太くて短い棒を持っている。
ただの棒ではない。
それは男性の性器そっくりだった。
あれを私に入れようというのか?
私だって処女ではない。
セックスの経験だって一度や二度じゃないわ。
でも・・・
あんなのを入れられるなんていや。
いやよぉ・・・
男性器を模した棒を持って近づいてくる蜂女。
私はその顔を見て愕然とする。
大きな複眼をしているが、笑みを浮かべたその顔はミス・マクモリスのものだったのだ。
ああ・・・
そんな・・・
こんなことって・・・
「キチキチキチ・・・」
カチカチと歯を打ち鳴らしながら私に近づく蜂女。
「いやっ! やめてぇっ!」
私は必死で身をよじる。
いやだいやだいやだ。
こんなのっていやよぉ!
ずるっと蜂女の持つ棒が私の内膣に入り込む。
蜂女たちに舐められほぐされていた私の躰は、苦も無くそれを受け入れてしまう。
「はあうっ」
突き上げられる衝撃に私の躰が跳ね上がる。
そして激しいピストン運動が私の内膣で始まった。
「あぐっ、はぐっ」
上下する棒が私の中をかき混ぜる。
お腹を突き上げる衝撃がだんだん気持ちよくなってくる。
私の中の女が喜んでいるのがわかる。
こんなの初めて。
今までのどのセックスよりも激しく私の躰を燃え上がらせる。
「ああん・・・ああ・・・ん・・・」
いつしか私はよがり声を上げていた。
でもかまわない。
気持ちいい。
とても気持ちいい。
もっと・・・
もっと突き上げてほしい・・・
もっと激しく私をめちゃくちゃにしてほしい。
「ああ・・・あああ・・・ああ・・・」
もう何を言っているのかわからない。
ただただ気持ちいい。
躰が浮く。
頭の中が白くなる。
意識が飛んでしまいそう。
イく・・・
イく・・・
イッちゃう・・・
私の躰がはじけると同時に、内膣に何かが注がれる。
それは一瞬にして私の躰を駆け巡り、私を中から変えていく。
ああ・・・
なんて幸せ。
これこそが最高の喜び。
私は生まれ変わるんだわ・・・
******
「キチキチキチ・・・」
私は歯を打ち鳴らして了解の合図をする。
女王様の命令が私の中に伝わったのだ。
“侵入者を確認せよ”
私はこの命令に従い、手近な仲間と壁を飛び立つ。
美味しい蜜はまたあとで。
女王様に従って私は私に与えられた仕事をこなす。
この“エデン”を邪魔するものを私は赦さない。
ここは女王様のテリトリー。
女王様と空から来た者たちの世界。
邪魔するものは私たちが排除する。
私は門番。
エデンの門番なの。
私は侵入者を確認するため、密林の中へと向かって行った。
END
いかがでしたでしょうか?
よろしければ感想などいただければと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
- 2009/10/31(土) 20:17:31|
- 怪人化・機械化系SS
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| コメント:8
メールでも感想送らせて頂きましたが、ようやく落ち着いてパソコンに書き込めるので改めて。
お疲れ様でした。ど真ん中なシチュで、最高でした。
前半、前世紀前半のリアルな探検行で「地続き感」をかもしだす。そこにそれとなくはさまれる、「空から来たモノに見つかると、青い女が生まれる」という言葉で、すでに興奮しまりです。
その後の空を飛ぶ青い女のイメージも美しい。
ヒロインたちの昆虫嫌いの描写をそれとなく入れつつ、「青い女」(いいなあ)の異形ぶりをアピール、以下、余計な寄り道なしで男性陣殺害&女性陣拉致の怒濤の展開。
次が自分が大好きな「順番待ち」のシーン。蜂女の、言葉が一切通ず個としての自覚も抹消されていそうな異形ぶりをさらにじっくり見せつけた上で、「未来の自分の運命」をじっくり自覚させる。改造シーンは触角なでなでが特にエロかったです。
オバノン博士が数分で他の蜂女と見分けが付かなくなって…というあたりがことさら恐怖を掻き立てると思います。
マクモリスさんがちょっと恐怖のあまり笑ってしまうというのもいい感じでした。
クライマックス、ロインの土壇場の抵抗が、その後の絶望を掻き立て、とどめのマクモリスさん蜂女による改造が来る、というシークエンスがたまりませんでした。
お父さんを生死不明にしているあたりも、その後の悲劇(運良く生き残った父と娘の再会)を暗示しているようで、いい演出だと思います。
アダルトおにゃ改でも書きましたが、見たいシーンが畳みかけるように繰り出され、どれもがツボ、というとても興奮させられる作品で、またBeeF様の雰囲気やBeeF様蜂女のエロさを見事に取り入れていると思えました。
自分も昨晩「エデンの門番」を投下しましたが、書く中で、BeeF様の蜂女に多い「顔は無改造」というパターンだと、ちょっと異形化度が低くて物足りない感じがしました。
BeeF様作品を読んでいるときはそれほど感じないものの、いざ自分が同じものを書こうとすると蜂女の異形ぶりをもう一つアピールできない気がしたのです。そこからして、本作での蜂女のデザインがショッカー蜂女に忠実だったのも素敵でした。
ちなみに自分が書いた方は、顔の下半分も昆虫の大顎にしようかどうか迷ったのですが、そこまでやるとさすがにBeeF様オマージュから外れてしまうと思い、ショッカー蜂女と同じく、外形は普通の口にしたのですが、舞方様版も「キチキチキチ」と鳴くあたり、似たイメージなのかな、と想像します。
(他にも、自分が書いた話は舞方様版にかなり似たものになってしまいました)。
長々とすみません。素敵なお話ありがとうございました。
- 2009/11/16(月) 08:43:22 |
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- maledict #gR92Clc.
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