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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

地底帝国の女幹部 その1

お待たせしました。
今日から四日連続で単発悪落ちSSを掲載して行きます。

本来なら一括掲載と思ったのですが、ちょっと長くなりましたので、分割掲載させていただきます。

皆様に楽しんでいただければ幸いです。

1、
「うふふ・・・私は地底帝国の女幹部エメリア。地上人ども、我が前にひれ伏すがいい・・・なーんてね」
私は苦笑しながら鏡を見る。
そこに映っている私はまさに奇妙な姿をしていたのだ。
黒いナイロンのようなものでできた全身タイツのような全身を覆うアンダースーツ。
胸と腰まわり、それに両手と両脚をカバーするローズレッドの外骨格のようなアーマーとブーツにガントレット。
それらは地底帝国の女幹部エメリアが身につけていたものだった。
私は今、そのエメリアのコスチュームを身につけているのだった。

                 ******

「サンダークラッシュ!!」
「バーニングファイヤー!!」
「ウインドカッター!!」
三人の女たちの必殺技が炸裂する。
赤と黄色と青のコスチュームの女たち。
いずれもが同色のヘルメットを被っていて眼差しはわからないものの、その引き締まった口元は精悍だ。

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ」
必殺技の直撃を受けて吹き飛ばされる女幹部エメリア。
地底帝国の戦闘指揮官として、地上侵攻軍団の指揮を取り、数々の攻撃を行なってきた彼女だったが、そのいずれもが地上の守り神として立ちはだかったアースディフェンサーの三人によってことごとく潰されてきたのだった。
そして今、最後の攻撃も三人には歯が立たず、彼女は自らの最後を迎えたのだった。

「やった・・・」
「やったぞ」
「油断しないで」
三人の女たちはそれぞれ身構えながら、倒れたエメリアに近づいていく。
いつもならば次元ホールが開いてエメリアは脱出して行くのだが、今回は倒れたままだ。
恐る恐る近づくアースディフェンサーの三人。
地面に倒れた美しい女幹部エメリアはそれをゆっくりと目を開けて見上げていた。
「エメリア・・・」
リーダーのディフェンサーレッドがちょっと複雑な表情でエメリアを見下ろす。
「ふ・・・ふふ・・・これで済んだと思うなよ・・・地底・・・帝国は・・・なん・・・どで・・・も・・・」
静かにその青い瞳を閉じてこと切れるエメリア。
それが地上を恐怖に陥れた美しく残忍な女幹部の最後の言葉だった。

                 ******

「それで? これが残ったって言うの?」
デスクに置かれたエメリアの遺物。
それは彼女が身にまとっていたものだった。
「はい、司令。エメリアは最後の言葉を言った後、その肉体は砂のようにさらさらと崩れ去り、このコスチュームだけが残りました」
ディフェンサーレッドの言葉にイエローもブルーもうなずく。
もっとも、その状況は彼女たちをバックアップするこの本部でも映像として記録していたので、間違いはない。
地底帝国の連中は太陽光線には極端に弱い。
生命活動が停止するとすぐに分解されてちりになってしまうのだ。
真っ黒くて口元だけの開いた全身タイツを纏った戦闘員たちも、生命活動が停止するとすぐに中身は失われてしまう。
まるで風船の空気が抜けるように全身タイツだけを残して消え去ってしまうのだ。
おそらく素顔を晒していたエメリアも戦闘員たちと同じだったのだろう。
生命反応が消え去ったので、肉体を維持できなくなったのだ。
「わかったわ。これはこちらでラボに回します。それにしてもよく頑張ったわね。しばらくの間は休息を取ってちょうだい」
私は三人をねぎらい、解散させる。
地底帝国もしばらくはおとなしくしているだろう。
これで地上侵攻をあきらめてくれればいいのだが・・・

『はい、こちらラボ』
私はデスクのインターコムでラボにコールを入れた。
「千影です。白鳥博士はいらっしゃいます?」
『あ、千影司令ですね? 少々お待ち下さい』
そう言ってしばらく待たされる。
白鳥博士も忙しい方ですものね・・・
私は苦笑しながら待った。
『あ、鮎美なの? なんか用?』
「なんか用って・・・あなたねぇ」
最初のセリフがこれかい。
『あたしは今忙しいの。ディフェンサースーツのメンテもしなきゃいけないし、地底帝国のことだって調べなきゃいけないし』
それはわかるけど・・・

マッドサイエンティストの異名をとる白鳥香奈美(しらとり かなみ)はディフェンサースーツの開発者だ。
彼女のおかげでこの地上は守られたと言っていい。
彼女はスーツの力を引き出すのは女性でないとできないと言い張り、半ば無理やりに三人の女性自衛官をディフェンサースーツの装着者にしてしまったのだ。
そして、たまたま彼女の大学時代の友人であり、三人の上官であるという理由だけで私千影鮎美(ちかげ あゆみ)はディフェンサーチームの司令官に祭り上げられてしまった。
いや、あきれた防衛庁が押し付けてきたのだと言っていいだろう。

最初は政府も警察力に対抗させた。
しかし、地底帝国の黒い全身タイツの戦闘員は警察力でどうにかなる相手ではなかった。
女性としか思えないボディラインをあらわにした戦闘員たちは、そこだけが開いた口元に薄い笑みを浮かべながら冷酷に任務を遂行する。
要人の白昼堂々の殺害や、重要建造物の破壊などが行なわれるようになって、初めて政府はこれが非常事態であるという認識にいたり、警察庁と防衛庁の縄張りの綱引きを行った挙句に防衛出動を発令した。

だが、防衛庁にとってもこれは手に余る事態であることは明白だった。
89式小銃やM249機関銃の5・56ミリ弾は戦闘員の全身タイツを貫けず、40ミリグレネードランチャーや81ミリ及び120ミリの迫撃砲では周囲の被害だけが増幅され、肝心の戦闘員は直撃を食らったとしてもほとんど問題無いという状況なのだ。
かと言って陸上自衛隊ご自慢の90式戦車の120ミリ主砲などは、直撃でもなければたとえ榴弾といえどもビルを吹き飛ばすぐらいの役にしか立たないだろうし、対戦車ヘリのガトリングガンや対戦車ミサイルにしたって同じことなのだ。
俊敏な地底帝国の戦闘員に直撃を食らわせるのは並大抵のことでは無い。
しかも、驚いたことに地底帝国の戦闘員は、90式戦車はともかく軽装甲機動車の装甲板ぐらいは殴っただけでぶち抜ける。
きわめて厄介な相手だったのだ。

人員の被害が無視できない情況にいたり、防衛庁はさじを投げた。
ことここにいたり、白鳥博士の特殊スーツを投入するという選択を行なったのだ。
それが効果を上げるにしたがってやっかみによる足の引っ張りはあったけれども、とにかくディフェンサーチームは日本の平和を守っていた。
今のところは・・・

「お忙しいところすみませんね。実は敵の女幹部エメリアの纏っていたスーツがあるんです。分析をお願いできませんか?」
私は多少意地悪な口調で用件を伝える。
もちろん彼女とは10年近くの付き合いだ。
この程度でへそを曲げることはない。
『エメリアの? それで本体は?』
「本体はやはりちりと化したそうです。残ったのはスーツのみ」
私は目の前のたたまれた黒い全身タイツを手に取ってみる。
すべすべした手触りはナイロンのタイツを思わせて気持ちがいい。
『ハア・・・やっぱりか・・・本体が無いんじゃねぇ。またどうせ黒いタイツなんでしょ? あれって分析してもわからないのよねぇ』
そう、彼女の言うとおりアースディフェンサーによって倒された戦闘員の黒いタイツはラボに何着も保管されている。
だが、分析しても未知の素材でできているということしかわからず、しかも継ぎ目がないのでどうやって着ていたのかすらわからないのだ。
開いた口元のスペースだけではどうしたって着られるものではない。
一度レーザーメスで切り裂いて中を確認したところ、ちりになった本体の一部が見つかったのみで、まさに単なるナイロンの口元だけ開いた全身タイツと言っても過言ではない。
もちろん防弾防刃性は桁外れであるが。
志願者を募り、背中の部分をレーザーメスで切り裂いたタイツを着てもらったこともあるが、特におかしなところは無く、普通の全身タイツを着たのと同じとのこと。
つまり、このスーツには単なる防護服としての意味以上のものは無さそうなのだ。
『いいわ、後で誰か取りにやらせるからそちらにおいといて。なんなら着てみてもいいわよ』
「バ、バカなこと言わないで」
『あははは・・・どうせファスナーも無いから着れないでしょ』
彼女の言うとおりだ。
持ち上げた全身タイツはどこにもファスナーなど無い。
首のところだけは開いているが、そこから躰を入れるのは無理そうだしね。
『まあ、置いといてちょうだい。ディフェンサースーツのメンテが終わったら取りに行くから。そうね・・・明日か明後日になると思うけど』
「まあ、いいけど。早く取りに来てよね」
『ええ、それじゃ仕事に戻るわ。またね』
「うん、またね」
私はすっかり仲のいい友人同士の会話となった通話を終える。
それにしても・・・
私はエメリアの全身タイツを両手で広げる。
彼女は私が見ても素敵なボディラインを晒していた。
くびれるところはキュッとくびれ、出るところはボンと出ているのだ。
地底帝国の戦闘員もそれは同じ。
単純に判断はできないものの、全ての戦闘員はボディラインだけから判断するならば見事なプロポーションを持った女性ばかりだったのだ。
う、うらやましくなんか・・・

対エメリア戦の報告書を打ち込み終えた私は、凝った肩をほぐすべく首を動かす。
「ふう・・・」
思わずため息をつき、年寄り臭いなぁと思ってしまう。
「今日はこのぐらいにしようかしら」
そう独り言を言い時計を見ると、すでに時刻は20時を過ぎていた。
「もうこんな時間・・・はあ・・・今日もまたコンビニのお弁当か・・・」
一人暮らしをしている私に食事を作ってくれる人は居ない。
香奈美も一人暮らしだが、彼女の場合は研究最中に何らかの食べ物を口に運ぶことを行なっているので、家に帰って食事を取ることはないらしい。
躰壊すわよって言ってやったら、壊れた時には取り替えるなんて言っていたっけ・・・
私は帰るために支度をするべく席を立つ。
三佐の肩書きには豪華すぎる部屋の隣には、秘書官兼副官である宮島佳乃(みやじま よしの)三尉が詰めていて、諸事万端整えてくれている。
きっと今日は彼女も疲れているだろう。
「宮島三尉。今日はもう何も無いわ。あがってちょうだい」
私はインターコムのスイッチを入れる。
『了解です、司令。お先に失礼いたします』
いつも聞きなれている透明感のある声がインターコムから流れてきた。
これでよし。
それにしても・・・
私は隅に置かれたエメリアのコスチュームを見やる。
あの強敵だったエメリアが・・・ね・・・
私はちょっと複雑な気持ちになる。
残酷で卑劣な手も厭わない相手だったけど、何となく好敵手を失ったような・・・そんな寂しさのようなものも感じていたのだ。

「あら?」
私はバッグを取り出そうとしていた手を止める。
たたんであった全身タイツの首もとのところが切れ込みができて開いていたのだ。
「え? どういうこと?」
私は気になってそちらへ行くと、黒いすべすべした全身タイツを手に取った。
「やっぱり・・・開いているわ」
手に取った全身タイツは、前の部分が首元から胸にかけてファスナーが開いたかのように切れ込んでいた。
「どうして?」
私は奇妙に思い、その全身タイツをいろいろな角度から見てみる。
それは本当にナイロンで作られたかのような手触りですべすべしており、光をまったく通さない上に軽くて着心地は良さそうだった。
私はすぐにそれを手にしたまま、デスクのインターコムでラボを呼び出す。
『はい、こちらはラボです』
「千影だけど、白鳥博士は手が空いているかしら」
私は目の前で妖しくつややかに輝く全身タイツを見つめながらそう言った。
『白鳥博士ですか? 博士はディフェンサースーツのメンテナンス中です。しばらくは手が空かないと思われますが。緊急でしょうか?』
緊急・・・?
緊急というわけじゃないわね。
どうせ明日か明後日には取りに来るって言っていたし・・・
「いえ、それならいいわ。騒がせてごめんなさい」
『いえ、問題ございません。よろしければ伝言をお伝えいたしましょうか?』
「必要ないわ。こちらへ来た時でいいことだから」
そう・・・焦る必要などないのに・・・
『かしこまりました』
「失礼するわ。それじゃ」
私は通話を切って、再び全身タイツに目をやった。
すべすべして気持ち良さそうな手触り。
軽くてピッタリ密着しそうな形状。
あのエメリアはどんな気持ちでこれを着ていたのだろう・・・
この全身タイツを着て、あそこにある革でできたようなアーマーとガントレット、それにブーツを身に付ける。
気持ち良さそう・・・
着て・・・みようかな・・・
なぜこの切れ込みができたのかも気になるし・・・
香奈美の手を煩わさなくても・・・私が着ることで何かわかるかもしれないし・・・
着て・・・みても・・・いいかな・・・

私は何かいけないことでもするかのように、そっと隣の部屋へのドアを開ける。
隙間から覗いた私の目には、すでに宮島三尉は帰宅したらしく誰もいなくなった副官室が映った。
ドクンドクン・・・
なぜか早まる私の心臓。
これでおそらく緊急事態以外ではここに人が来ることはないだろう。
人が来るよりも携帯で私を呼び出すほうが早いだろうし、私がここにいるとは限らないのだから。
カチャリ・・・
ドアを閉めて鍵をかける。
鍵の掛かる音がまるでシンバルでも鳴らしたように私の耳に響く。
ドクンドクン・・・
なんだろう・・・
すごくドキドキするわ。
まるで初めて男性に抱かれる時みたい。
私はそんなことを考えながらデスクの上に置かれた全身タイツを改めて手に取った。
つやつやした真っ黒い全身タイツ。
ハイネックの首のところから胸の下のあたりまでがスパッと切ったように切れ込みが入っている。
戦闘員たちの全身タイツと違って、首から上のマスクは無い。
両手は指先まで一体になっており、五本の指がきちんと収まるようになっている。
両脚はつま先まで包み込む形で、普通のタイツとおんなじだ。
ドクンドクン・・・
着て・・・みたい・・・
着てみたい・・・

私はおもむろに婦人自衛官の制服をベースにディフェンサーチームの司令官用の制服としてデザインされた上着を脱ぎ始める。
それを椅子の背もたれにかけ、スカートのホックをはずす。
するっとスカートを床にすべり落とし、またぐようにして脱ぎ捨てる。
ネクタイを取って、白のブラウスのボタンをはずし、脱いでからこれも椅子の背もたれにかける。
ローヒールのパンプスを脱いで、ベージュのナチュラルパンストを腰からずり下げる。
椅子に腰を下ろして、つま先から引っこ抜くようにしてパンストも脱ぎ捨てる。
下着だけになった私は自分の躰を見下ろした。
トレーニングはそれなりにしているから、そこそこは引き締まっているとは思うんだけど・・・
モデル体型には程遠い自分の躰に多少の自己嫌悪を覚えてしまう。
全身タイツを着たら躰の線がモロバレね・・・
そう思うものの、やはり着てみたい。
まあ、いいか・・・誰に見せるわけでもないし。
私はそう自分自身を納得させる。
下着も脱いだほうがいいわよね・・・
ドクンドクン・・・
私・・・もしかしてとんでもないことをしている?
夜、一人だけのディフェンサーチームの司令官室で裸になって全身タイツを着ようとしている・・・
よく考えたらなんてことしているのかしら・・・
私は苦笑しながらも、何か秘密の楽しみを楽しんでいるような気がしてわくわくするのを抑えきれない。
私はブラジャーのホックをはずして脱ぎ捨てると、そのままパンティーも取り去ってしまった。
ひんやりとした部屋の空気が肌に心地いい。

私は黒い全身タイツを持ち上げる。
このタイツをあのエメリアが身につけていたことなどどうでもいい。
このタイツを着るのが楽しくて仕方が無かった。
私は椅子に腰を下ろすと、切れ込みのところを手にして広げ、つま先部分を手繰り寄せる。
そして右足をゆっくりと差し入れた。
「ハア・・・」
思わず吐息が漏れる。
つま先を包み込んだだけなのに、まるで吸い付くように肌に密着するのだ。
それがとても気持ちいい。
そのまますすすっとタイツをたくし上げて行く。
「ああ・・・」
なんて気持ちがいいんだろう・・・
私はエメリアがうらやましく思えた。
こんな気持ちのいいものを着ていたなんて・・・
こんな気持ちのいいもので毎日を過ごしていたなんて・・・
私はたまらずに左足を差し入れる。
全身を駆け抜ける快感がたまらない。
そのまま左足の部分もたくし上げ、立ち上がって腰まで引き上げる。
すごい・・・
ピッタリと密着してしわが一つも出ないのだ。
まるで皮膚に張り付いてしまったよう。
とても気持ちいい。

私は多分少しの間呆けていたかもしれない。
それほどこの全身タイツは気持ちよかった。
私は袖の部分を持ち上げると、おもむろに右手を通す。
密着するために奥まで通すのが大変かなと思ったが、まったくそんなことはない。
私の指先はあっという間に手袋部分に入り込み、そのままそこで密着した。
「すごいわ」
私は手を握ったり開いたりして確かめる。
密着した全身タイツは動きをまったく阻害しない。
着ているのに着ていないようなのだ。
私は左手も通し、完全に首までをタイツの中に納め終わる。
すると、今まで入っていた切れ込みがすうっと消えていった。
「ええっ?」
私は驚いた。
ファスナーでもマジックテープでもなく、他の生地の部分とまったく同じになってしまったのだ。
「ど、どうしよう・・・これじゃ脱げなくなる・・・」
私は首もとに手をやって切れ込みを探したが、切れ込みどころか肌に密着した全身タイツは襟から指を入れることさえできなくなっている。
「ど、どうしよう・・・張り付いちゃったわ」
私は慌ててロッカーを開けて、扉に付いた姿見で自分の姿を映し出す。
そこには茶色の肩までの髪ととび色の瞳をした黒い全身タイツの女性が映っていた。
肌に密着した全身タイツはしわ一つ無く、見事なまでのプロポーションを見せている。
「これが・・・私?」
私のプロポーションはこんなには・・・
私は背中を映したり横から映したりとくるくる鏡の前で回ってみる。
綺麗・・・
すごく自信がわいてくる。
そう、全ての者を跪かせるような・・・
女王のような私・・・
そんなことさえ考える。
私は薄く笑みを浮かべると、そのままロッカーをあとにした。

ローズレッドに輝く胸と腰まわりのアーマー。
私はそれを手に取ると、脇の留め金をはずす。
どうしてそこが留め金になっているのか、どうやったらはずれるのか私は知っていた。
私は上から被るようにして胸のアーマーを取り付ける。
私の胸を覆うようにローズレッドのアーマーが被さった。
次に腰まわりのアーマーを下から履くようにして取り付ける。
これでローズレッドのブラジャーとパンティーを穿いたかのように私の躰は保護される。
銃弾ごときでは傷付きもしないアーマー。
なんて頼もしいのだろう。
残りは両手のガントレットと、両足のブーツ。
私はまずブーツを履く。
ローズレッドで統一されたブーツは私の足にピッタリと収まった。
立ち上がるとかかとの高いピンヒールが少々不安定だったが、少し歩いてみただけですぐに慣れることができた。
最後はガントレット。
手の甲と手首から肘までをカバーする物だ。
これで殴れば装甲車といえども穴が開く。
私は留め金をはずして右手から左手と順に取り付けた。
これで私は地底帝国の女幹部エメリアのコスチュームを全て身につけたのだった。

「うふふ・・・私は地底帝国の女幹部エメリア。地上人ども、我が前にひれ伏すがいい・・・なーんてね」
私はロッカーの姿見に映った姿を見る。
このコスチュームは本当に気持ちがいい。
ずっと着ていたくなる。
明日か明後日にはラボに引き渡さなければならないのに・・・
「それまでは・・・いいよね」
私は自分自身に言い聞かせる。
こんな姿をしているところを見られたら、きっと気が狂ったと思われるかもしれない。
ディフェンサーチームの司令官が敵のコスチュームを着ているのだから当然だ。
でも・・・
椅子にかけられた制服を見る。
それがすごく違和感のあるもののように感じて仕方が無かった。
  1. 2006/11/19(日) 19:27:35|
  2. 地底帝国の女幹部
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

感情の描き方がねぇ。ゼンタイに段々と支配されていくのが堪りません。
  1. 2006/11/21(火) 16:23:28 |
  2. URL |
  3. mas #d58XZKa6
  4. [ 編集]

>>mas様
感情の変化が好きなものですから、感情の書き方には力入れていますー。
楽しんでいただけたようで嬉しいです。
  1. 2006/11/21(火) 20:31:50 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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