毎号購入している学研の「歴史群像」誌ですが、最新8月号(通算96号)も読み終えました。

表紙はこちら。
今号の特集は「ペリリュー島攻防戦」です。
太平洋戦争後半、米海兵隊と日本軍との島嶼での戦いですが、最終的にはほぼ占領されてしまったものの、米軍にもずいぶんと損害を与えた戦いとして、日本軍の防備の固さが存分に発揮された戦いだったんですね。
日本軍にはなかなか与えられなかった時間と資材ですが、この二つが相応に手に入ったならば、日本軍もずいぶんと防御火力を発揮できたんだということを、見せてもらうことができました。
今号も面白い記事がいっぱいで、「イタリア軍の北アフリカ戦線」や「フランス戦車隊、前へ」など、実に興味深く読むことができました。
フランス戦車の話などは、第一次世界大戦の成功が第二次大戦でフランス戦車が活躍できなかった理由であるということで、ドイツと好対照を成しているんだということがよくわかりました。
他にも会津戦争や30年戦争などなど、楽しく読むことができました。
こうしていつも楽しい歴史記事が隔月で読めるのはありがたいことですよね。
次号は第二次ソロモン海戦や小牧・長久手の戦いの記事が載るようです。
次号も楽しみだなぁ。
それではまた。
- 2009/07/21(火) 21:28:24|
- 本&マンガなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
ぺリリュー島の話では、守備隊長中川州男大佐の『土人と一緒に戦えるか!』の話が知られていますね。
あまりにも美談過ぎるので捏造ではと思ったりもしましたが、どうやら実話みたいです。
戦争でぺリリュー島はボロボロになりましたので現地の人が大佐をまったく批判していないということはないでしょうが、少なくともぺリリュー島民にあの戦争で死者は出ませんでした。
戦争にルールも何もありませんが、人として為すべきことは行わなければいけません。
結果、パラオは今でも非常に親日的な国なのです。
- 2009/07/21(火) 23:35:00 |
- URL |
- いなづまこと #-
- [ 編集]
>>いなづまこと様
民間人は全て疎開させたんだそうですね。
なかなかできることではないと思いますが、それをやり遂げたのですからたいしたものだと思います。
日本軍もやるときはやってくれますよね。
- 2009/07/22(水) 20:54:39 |
- URL |
- 舞方雅人 #-
- [ 編集]