マンガ「ピーナッツ」に登場する世界的に有名なビーグル犬がスヌーピーですが、彼は時々いろいろな変装をすることでも知られています。
その一つが、ゴーグルの付いた飛行帽をかぶっている姿で、これがまた愛らしいものなのですが、彼はこの姿で颯爽と犬小屋にまたがります。
この時の彼は第一次世界大戦の連合軍撃墜王であり、この犬小屋は犬小屋ではなく、ある戦闘機へと早変わりするのです。
その戦闘機が、「ソッピース・キャメル」でした。
「ソッピース・キャメル」は、第一次世界大戦中盤の1916年にソッピース社によって開発された複葉の戦闘機であり、第一次世界大戦でドイツを中心とした同盟軍の航空機を一番多く撃墜した戦闘機です。
あの、ドイツの撃墜王マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの戦闘機を撃墜したのも、このソッピース・キャメルに乗ったブラウン大尉といわれ(異説あり)、まさに当時の連合軍を代表する戦闘機といえるでしょう。
最高速度は時速185キロにも達し、当時としてはかなりの高速機でした。
武装も7.7ミリ機関銃を二丁搭載し、その搭載部分の盛り上がりがフタコブラクダのこぶのようだということで、キャメルという名が付けられたといいます。
ただし、キャメルは非常に操縦のしづらい戦闘機でした。
エンジンの回転が機体に影響し、たえず修正を強いられたのです。
またそのため離着陸時の事故も非常に多く、初心者にはとても操縦が難しかったといいます。
それでもキャメルは5000機以上もが量産され、1917年以後の連合軍の航空優勢に大いに貢献することになります。
操縦のしづらさ以上に優秀な機体だったということでしょう。
犬小屋にまたがったスヌーピーは、このキャメルに乗ってフランス上空を飛んでいるのです。
そして襲い来るドイツ軍の戦闘機を蹴散らし、フォッカーDr1に乗ったあのリヒトホーフェンと空中戦を繰り広げるのでした。
おそらく、スヌーピーにとっては至福のひと時だったことでしょう。
それではまた。
- 2009/05/26(火) 21:19:31|
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あのシリーズは、英語の勉強のためにかなり買い込みました。
チャーリー・ブラウンとルーシーは、当時の米国を代表する男女の性格を与えられ、毛布片手に哲学を語るライナス等、様々なキャラクターが居ましたね。
え?
英語ですか?
漫画そのものに夢中になって、大した結果は得られませんでした(笑)
- 2009/05/26(火) 21:29:01 |
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- 神代☆焔 #-
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>>神代☆焔様
私はマンガ自体は読んだことないんですよ。
でも、キャラを知っているほど有名ってことでしょうか。
英語は私もさっぱりです。ww
>>うおP様
キャラがいい感じですよね。
ほんわかしていていいと思います。
- 2009/05/27(水) 21:18:30 |
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- 舞方雅人 #-
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