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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

零式水上観測機

海上での戦闘は火薬の発明以来大砲を撃ち合ってきました。

大砲の射程がさほどでもなかった時期には、大砲のそばの砲員が目で見て修正していましたが、射程が延びるにしたがってそれではおぼつかなくなってきてしまいました。

そこで各艦艇は砲撃指揮所を高いところに設けるようになりました。
なぜなら、地球は丸いため、低い位置からは見えない所でも高いところからは見ることができたからです。

各国の砲撃を主任務とする艦艇、いわゆる戦艦はそのためにマストの頂上に砲撃指揮所があるのですが、日本の戦艦はその砲撃指揮所までを塔のような艦橋構造物で構築したために、重厚な艦橋となり浮かぶ城と形容されるに至ったのです。

ところが、その高いマストの頂上からでも見ることのできなくなるほど遠距離にまで、大砲の弾が届くようになってしまいました。

陸上であれば砲撃観測用の気球を上げることで、遠距離着弾の観測を行なうことが出来ましたが、高速で動き回る戦艦の上に気球を上げることはできません。

そこで第一次世界大戦で実用化の域に達した航空機により、着弾観測を行なうようになったのです。

陸上の空中戦が、その着弾観測機を撃ち落すために始まったのと同じように、海上での空中戦もその戦艦に対する着弾観測機を撃ち落すことから始まったのです。

つまり、上空の制空権を確保した方が一方的に着弾観測が出来るため、圧倒的に有利になりますが、そのための制空権確保のための航空戦力において、大日本帝国海軍は不利となることが予想されておりました。

何せ相手はアメリカ海軍です。
航空機の数で勝ると予想されるアメリカ軍に対し、日本海軍は戦艦搭載用の着弾観測機にも敵機との空戦能力を持たせるべきであると結論付けました。

零式観測機はその思想の元に設計された観測機でした。

複葉機という旧式な外観であり、かつ7.7ミリ機銃三丁という軽武装ではありますが、その機動性は非常に高く、フロート付きの水上観測機でありながらも空戦能力は高いものでした。

特に格闘戦闘においては、零戦改造の二式水上戦闘機よりも上だったとの評価が下されており、太平洋の島々に派遣された水上機部隊の戦闘機として重宝されたのです。

700機ほど生産された本機は、太平洋戦争での名機としてその名を残したといえるでしょう。
  1. 2006/04/27(木) 22:00:35|
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