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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

三人の女戦闘員

えーと・・・まずは言い訳から。

すみません。m(__)m
休みだったんでしたが、いろいろとやることがあってあまり書くことができませんでした。

「悪つく」のけりをつけたかったんですが、かないませんでした。
とりあえず出来上がった部分です。
楽しんでいただければ幸いです。

ウインウイン・・・
カプセルの周囲の機械がうなりを上げる。
それと同時にカプセルには光が走り、彼女たちの躰を照らし出して行く。
着ていたセーラー服はその光によるものかぽろぽろと剥がれ落ち、下着やソックス、明音が履いていた黒いタイツも崩れていく。
「ああっ、いやぁっ!」
「見ないで、見ないでぇ!」
「くそっ、変態野郎っ!」
三人は光の中に自分の裸体が晒されたことに驚きは隠せない。
みんな一所懸命になって両手で胸と股間を隠そうとするが、続いて光のリングのようなものが上から次々と降りてきてパルス状にカプセルの中を流れていく。
そしてカプセル内にはガスが充満し始めて、彼女たちの躰を作り変え始めるのだった。

「ひやぁっ!」
「ああっ!」
「くうっ、な、何なのよ、これ!」
白いガスとオレンジ色の光が彼女たちに苦痛を与えて行く。
痺れるような感覚と頭の中をかき混ぜられるような痛み。
頭を押さえたくても、狭いカプセルの中ではそれもかなわない。
「あうう・・・えっ? うそ・・・」
澪が気丈にも苦痛をこらえて目を開けた時、自分の躰に生じている変化に気が付いた。
いつも丁寧にボディソープで洗ってきた素肌が黒く変色し始めていたのだ。
「いやぁっ! なにこれぇっ!」
澪は悲鳴を上げる。
すでに他の二人は頭の中を襲う激痛に意識を取られて躰を見る余裕など無い状態だ。
「嘘、嘘よぉっ!」
黒くつやつやとした皮膚が澪の躰の表面を覆って行く。
恐る恐る指で触ると、とても硬くまるで昆虫の外骨格のようだ。
「私も・・・私も化け物になるんだ・・・」
澪はすごく悲しくなった。
頭を襲う激痛もこの悲しさに比べればさほどのものとは思えない。
いや、先ほどに比べると激痛は少し治まっているような気がする。
澪は悲しみに包まれながら躰を見下ろす。
形の良い、ひそかな自慢のバストはそのままの形を保ちながらも、黒いつやつやした外骨格に包まれていてどんな攻撃にも耐えられそうだ。
先ほどまで滑らかだった指先にも鋭い爪が伸びて来始めている。
柔らかで脆弱なぶよぶよした肉も硬い外骨格がしっかりと護ってくれている。
澪はなんだか、なぜ悲しかったのかよくわからなくなっていた。

私・・・何を悲しんでいたんだろう・・・
ガスの充満したカプセルの中で澪の躰はしっかりと強化されていく。
つややかな外骨格が黒々として美しい。
額には触角が伸びてきて命令をしっかりと受け取れる。
視界も複眼が確保してくれるので、広い範囲を同時処理できる。
そんな当たり前のことを悲しむなんてどうかしているわ。
澪はもう悲しくなかった。
それどころかこの状態こそが自然であり、当たり前の姿だった。
澪は深呼吸してガスを思い切り吸い込む。
躰の中にまで浸透したガスは、内臓も彼女に相応しいものに変えていく。
はあん・・・なんだか気持ちいい・・・
澪はゆったりした気分でカプセルの中で身を任せていた。

三人の姿はみるみるうちに変化していった。
黒い外骨格が皮膚を覆い、額の触覚と黒く大きな複眼。
それはまるで直立した蟻のような姿をしていた。
それもそのはずで、翔は戦闘員のモデル生物に黒蟻の働き蟻を選んでいたのだ。
『戦闘員が完成しました。このまま戦闘員という名称でよろしいですか?:はい/いいえ』
エミーの指し示す問いに翔は考える。
そのまま女戦闘員というのも捨てがたいが、何か別の名称を与えてやるのもいいかもしれない。
「うーん・・・何かあるかな・・・」
「キキキキ・・・女戦闘員でよろしいのではありませんか?」
ハエ女の言葉に翔は頷く。
お母さんもお姉ちゃんもシンプルなネーミングだったんだし、下っ端にかっこいい名前をつけてやる必要はないだろう。
翔はいいえでクリックして、新たに女戦闘員と打ち込んだ。
『女戦闘員一号、二号、三号の完成ですわ。これで組織構成に厚みが出ますわね、首領様』
画面でエミーがにこやかに微笑んでいる。
翔はカプセルを解放した。

白い靄のようなガスがカプセルから流れ出る。
その霧の中から黒々とした躰を誇らしげに晒しながら出てくる三人の女戦闘員たち。
すでにその脳には女戦闘員としての思考がインプットされ、人間の女子高校生であったことなど意味を無くしてしまっている。
三人はハエ女やゴキブリ女と同じようにまだ人間の形状を残している口元に笑みを浮かべ、直立不動の姿勢を取った。
「グギギギ、うふふ・・・戦闘員に生まれ変わったようね。これからは首領様のために働くのよ」
三人の前に立ち、満足そうに頷くゴキブリ女。
「「ヒュイーッ! もちろんです。私たちはイレースの女戦闘員。首領様のためにこの身を捧げます」」
三人は声を揃えて右手を上げる。
黒々とした外骨格が光を反射して輝いていた。
「グギギギ、いい娘ね。さあ、いらっしゃい」
先頭に立ち戦闘員たちを司令室へ連れて行くゴキブリ女。
三人の女戦闘員たちは無言でそのあとに続く。
その姿は仲のよかった女子高生グループとはまったくかけ離れたものだった。

「グギギギ、首領様、新たに三人の女戦闘員が完成いたしましたわ。さあ、お前たち、ご挨拶なさい」
レリーフを見上げて一礼するゴキブリ女。
「「ヒュイーッ。私たちはイレースの女戦闘員。首領様、何なりとご命令を」」
右手を上げて直立不動の姿勢を取る三人の少女たち。
蟻と見紛う外骨格の姿はそれぞれのラインを反映して美しかった。
「よし、お前たちはゴキブリ女に預けよう。命令があるまで待機室で待機するがいい」
「「ヒュイーッ。かしこまりました首領様」」
三人の声はまったく乱れなくハモッている。
すぐに回れ右をしてカツコツとヒール状に変化した足音を響かせて司令室を出ていった。
「あの三体を私の配下にしていただけるなんて嬉しいです、首領様」
ゴキブリ女が喜びに微笑む。
「ふふふ・・・友達が戦闘員になるなんて素敵だよね? お姉ちゃん」
「はい、おっしゃるとおりです。あの三人はきっと使い勝手が良いと思いますわ」
翔の言葉に改めて膝をつくゴキブリ女。
「キキキキ、いいわねぇゴキブリ女。私も戦闘員が欲しいですわ」
ちょっと寂しげにハエ女が言う。
翔は苦笑した。
「わかったよハエ女。でもその前にお腹すいたよ。ご飯できてる?」
「はい、首領様。あとは焼くだけですわ」
ハエ女が頷いた。
「そうか、それじゃ晩御飯にしようよ。ゴキブリ女も転送室へ入って」
「かしこまりました首領様」
ゴキブリ女は立ち上がり転送室へ向かった。


姫宮 翼さんの投稿:
蟻女とは舞方さんすごいですね。
蟻=働くはクリスタルローズのほうにもありましたよね。あっちは自意識等はありませんでしたが。
次で終わりですか。
このままリアル世界征服の道を行くんでしょうか。
2 月 22 日

岩賀出 さんの投稿:
 戦闘員はアリですね!昔の仮面ライダーで悪の組織ネオショッカーの戦闘員がアリコマンドという簡易改造人間でしたが、それを彷彿させられました。しかし三人の女子高生も気の強い娘からそうでない娘まで、皆無事に改造されてしまいましたね。この中のひとりが洗脳される前に脱出!なんて展開も予想してたのですが、それはなかったですね。さて、この後、舞方さんがどのように完結されるのか、今から楽しみです。
 余談ですが、ハエ女になったお母さんに作らせた料理を食するのは、いかがなものかと…とくにハンバーグなんて手でこねる場合もありますから、衛生面において問題が…(汗)
2 月 22 日

舞方雅人 さんの投稿:
>姫宮 翼様
はいー。クリスタルローズの下僕虫も蟻をイメージしています。
働き蟻は戦闘員というイメージにピッタリだと思ったものですから。
次で終われるかどうかはわかりませんが、頑張って書いていきますねー。

>岩賀出様
それぞれの心の変化を書くことも考えましたが、くどくなりそうでやめました。
まあ、三人はひとからげなキャラですからこれでいいかなと。(笑)
ハエ女の作るハンバーグは確かにヤバそうですよね。
ゴキブリ女は気にしないで食べそうですが、翔君はやめた方がいいかも。(笑)
2 月 23 日
  1. 2006/02/20(月) 22:29:59|
  2. 悪の組織を作ろう
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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