私事で恐縮ですが、このブログを訪れてくださった方々がのべで十万人にあと少しで達することになりました。
先ほどの時点でのカウンターの数字が99319でしたので、明日ぐらいには達成ということになりそうです。
皆様のご訪問に深く感謝感謝です。
記念のSSなどとかは特に考えておりませんが、達成の際にはまた改めて御礼を述べさせていただきますね。
さて、今日のニュースに国際赤十字のシンボルマークに、また一つ新たなシンボルマークが加わったということが伝えられておりました。
永世中立国のスイスで発祥した戦時における負傷者を敵味方無く救護するという理念の下に作られた国際赤十字は、そのシンボルマークとしてスイスの国旗の赤と白を入れ替えた旗を使用いたしました。
ここには当然キリスト教の十字架のイメージが内包されているわけですが、そのために理念と行動に共感はできてもシンボルマークには共感できないという国々がありました。
中東などのイスラム教諸国がそうで、彼らは国際赤十字には所属したいが、シンボルマークは我慢がならないという状況のために、彼ら共通のシンボルマークとして赤い三日月をシンボルマークとした旗を考案いたしました。
それが国際赤十字にも認められ、今では赤新月旗として赤十字と同様の意味を持つものとして扱われております。
しかし、赤十字のキリスト教的イメージにも、赤新月のイスラム教的イメージも使用したく無いという国も若干ながら存在しました。
その代表格がユダヤ教を信奉するイスラエルです。
彼らはそのために「ダビデの赤い盾社」を設立し、赤いひし形を旗印にしてきました。
その赤いひし形(赤菱)がこのたびジュネーブで行なわれた総会で認められ、国際赤十字の活動に加わることができるようになったそうなのです。
これにより国際赤十字は三つのシンボルマークを国により使い分けながら全世界的な活動を行ないことになるのです。
実は日本も明治時代には赤十字がキリスト教を連想させるということで、一時期だけですが赤い横棒一本の赤一文字旗を使用していたことがあるそうで、理念と行動には共感できてもシンボルマークが問題という宗教的側面は創立当時から続いているようですね。
なんにしても、世界で救護が必要な事態が起きた時に真っ先に手を差し伸べる赤十字活動は、これからも中立の立場で頑張っていって欲しいものですね
- 2005/12/08(木) 22:25:29|
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