あまりこういうことを書くのは良くないのかもしれませんが、どうにか一日も欠けずに丸三ヶ月を過ごすことができました。
これからも続けられる限りは毎日更新を続けていきますので応援よろしくお願いいたします。
今日も戦争にまつわるエピソードなど。
皆さんは映画「八甲田山」をご存知でしょうか。
高倉健さんと北大路欣也さんが主演で大日本帝国陸軍の八甲田山雪中遭難事件を基にした映画ですが、有名な映画ですのでご覧になられた方も多いはず。
では、なぜあの雪中行軍が行なわれたか?
これは意外と知られていないかもしれないですね。
日清戦争で大陸への足がかりを得た日本に対し、ロシアが満州に進出して一触即発になって行きます。
いつ開戦になるかもしれない情勢下で気になったのは日本国内の交通通信事情でした。
津軽海峡をロシア艦隊に封鎖され、陸奥湾を制圧下に収められたら、冬の青森は孤立化しかねないと考えた帝国陸軍は、冬の八甲田近辺を通る通信連絡路を確保しようと思い立ちました。
「冬の八甲田を歩いてみたいとは思わんかね?」
この一言で青森5連隊、弘前31連隊は困難な冬の八甲田山雪中行軍をすることになったのです。
観測史上稀に見る悪天候に襲われ、青森5連隊神成隊は雪の中をさ迷い歩き、壊滅的損害を出してしまいます。
一方の弘前31連隊福島隊は全工程を無事に乗り越え、貴重な体験記録を持ち帰りました。
しかし、陸軍の防寒装備の改善は福島隊の成功記録より神成隊捜索のための救出隊の体験の方が大きかったそうですね。
もし、天候に恵まれ両隊とも無事に八甲田山系を踏破できたとしたら、いつかもっと大きな被害をどこかの戦場で出していたかもしれないですね。
結局こういった無謀とも言える雪中行軍をすることになったのも、日露の緊張が高まったからということが言えるでしょう。
いつの時代も国家間の緊張は死ななくていい人々を死なせてしまうことになるようです。
沙弥香 さんの投稿:
わー、八甲田山!
ミリオタならぬミリオン(ミリタリー音痴)の沙弥香でも、
八甲田山は詳しいですよー。
2回も遭難地へ観光に行っちゃいました。
もちろん夏ですけど(笑)
直接のつながりは無いとしても、こういう過去の犠牲の
おかげで今の沙弥香たちの生活があると思うと、
複雑ですね。
平和ってホント、大切です。
10 月 17 日
沙弥香 さんの投稿:
すみません、大好きな八甲田山の話題に浮かれてて、
3ヶ月連続投下のお祝いを申し上げるのを失念しましたわ。
あらためまして、おめでとうございます!
これからも頑張ってクオリティの高いSSを書きつづけて
下さいね!
でも、ご健康にだけはご留意くださいませ。
10 月 17 日
舞方雅人 さんの投稿:
>沙弥香様
ただ漫然と続けていたら三ヶ月過ぎてしまったという感じですね。
実際ここまでやれるとは思っていませんでした。
これからもできるだけ続けて行きますのでよろしくです。
八甲田山は日露戦争の最初の犠牲者たちと言ってもいいでしょうね。
彼らの犠牲で以後の防寒対策が飛躍的に改善されたのは間違いないでしょう。
彼らのご冥福を祈ります。
10 月 18 日
- 2005/10/16(日) 22:34:01|
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