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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

投稿をいただきました

いつも2ch及び当ブログのリンク先である「いじはちの熱血最強」様でSSを公開なさっておられるいじはち様より投稿作品をいただきました。

題して「今さらで遅すぎな福引」
年末の大売出しなどで恒例のあの福引がなぜ今さら・・・という作品で、その福引に仕組まれた悪の組織の策略が発動します。

どうかいじはち様の素敵なSSをお楽しみくださいませ。
それではどうぞ。


「今さらで遅すぎな福引」

もう正月は過ぎたというのに何故か近くの百貨店で福引がやっていた。
学生の私は「なんで今更…」と思ってはいたのだが、ちょうど買い物が終わったところだったので私は福引に挑戦した。
福引でおなじみのアレを回しながら私は思う。 5000円で抽選券一枚はアレなのではと…
ま、お母さんに頼まれていた物の他に、自分が買う予定だった物があったので、抽選券一枚は手に入ったのでダイジョーブ。

ちっちゃな音と共に白い玉が落ちる。 それから一秒後、担当の人がベルを鳴らした。
「ハイ、残念賞です」
ハイハイ、どうせティッシュとかですよね… カイロの方がいいけど…
「残念賞は福袋でーす」
なんですと!?

「しかもなんかちょっと重いし、ちょっと大きいし…」
とかぼやきながら私は家路に到着。 ちなみに私の家は普通の家です。マンションではないですハイ
そして郵便受に手を伸ばして中を確認し、何もないので家に入る。 それからお母さんに頼まれた物をリビングに置いき、2階の自分の部屋へ。
余談ですがお母さんは中々の美人さんですよ。 だからどうしたと言われるでしょうが…

2階のマイルーム。
女の子らしく黒兎やツキノワグマのぬいぐるみに、かわいいカーペットが置いてるんですよ。 ちゃんと小遣いで買ったものですよ。
ちなみに今日買ってきたのはCDと髪留めだったり。
それはさておき、私は福袋の中身を確認するため紙袋を開封する。
すると中身は黒黒黒の黒布の山。 一応マフラーっぽい赤いのがあるが… 売れ残りか?
うーむ…やっぱり残念賞だからか……
「ん…」
何だこの黒い目覚まし時計、タカラマニアの友人が前見せてくれた『変身サイボーグ』の指令マシンにうりふたつのような…
まあいいや、ちょうど目覚ましが欲しかった頃だったからこれは好都合だわさ。
まずは時間を合わせないとなー♪ って、その前に電池入れないとね。
でも電池を入れる所はないなー… もしかしていわゆるリチウムイオンバッテリーとか太陽電池か?
とりあえず時間を合わせてと………


「よし! 後はスイッチスイッチ」
と呟いて私は指令マシン型黒目覚まし時計のスイッチらしきものを入れる。
するといきなり目覚ましから変な音が鳴り始めた。 ちょ、ちょっとぉ!鳴らないようにしてるのに何でー

でも……この音を聞いてると………すごく心地いい…なんでだろう……わからない…………
この音…いや、声が…私に指令をだして… 福袋の中身を全て出せ…ハイ…かしこまりました……


私は声に従うまま福袋の中のものを全て取り出す。
福袋の中身は黒いレオタードに網タイツ、黒いブーツと長手袋に真っ赤なスカーフ。
ふふ…とても豪華だなぁ…… これは全部私のものと思うとゾクゾクする。
紙袋の中身を全て出し終えたら、あの目覚ましから次の指令を送る小さな音が鳴った。
今着ている服を全て脱いで福袋のスーツを着るんですね? かしこまりました。

命令されるがまま、私はまずタイツを穿く。 タイツは少し窮屈で、私の下半身をキュウッキュウッと締め付ける。
ちょっとキツイけど、この穿き心地がたまらない… いや、この窮屈感が私に何かをくれている。
気持ちよさをくれている…


次にレオタード。 これを着た瞬間、私の体がキュウっと熱くなった。
ぽかぽかした熱さではない、ゾクゾクとする熱さだ。
この感覚は知っている。 自慰をする時に近い感覚だ。
そしてタイツと似て非なる窮屈感が私の中の何かを刺激する。
ふふ…キツイ……でも、これが刺激的……
不思議な質感に満ちた手袋とブーツをはめ終えると、私は鏡を覗いた。


これが…今の私……
「綺麗で…美しい……」
はっ、今何て…… 大した装飾のないスーツとかを纏った自分が美しい?
タイツとレオタードを着て、長い手袋とロングブーツを纏った自分が綺麗?
真っ黒と言っても過言じゃない姿が……綺麗で…美しい……
いや、美しいなんてものじゃない。 この姿は偉大で素晴らしいと思えてしまう…
福引やって良かったかもしれない……… だって、こんな服を着れたのだから…

そして私は意を決して、最後のスカーフを腰に巻く。
すると、目覚ましから音が鳴った。 新たなる指令を与える小さな音…いや、戦闘員しか聞こえない特殊音波。
さっきはこの音がちょっと分からなかったけど、今はよく分かる。
『おめでとう、君は我が組織の戦闘員となった しかし、今の姿では戦闘員として完全ではない、いわば『半戦闘員』
今日の夜、福引を行った百貨店に迎えが来て、君を完全な戦闘員にするだろう
それでは、戦闘員として最初の命令を伝えよう 誰にも気付かれずに百貨店に11時までに到着せよ
これが最初の任務だが気を抜くなよ』
最初の命令は結構簡単だな…と私は思った。 そして説明が全て終わり、私がすべき事が頭の中に浮かんだ。
「イーッ!!」
私は目覚ましに向かい、敬礼をとるような体勢になり、右手を高く挙げた。
イーッ!!という奇声が私の心を満たす。 奇声を上げた後、目覚まし…いや、指令マシンから発する特殊音波が消えた。
「それにしてもどうやって誰にも気付かずにしよう… うーん」
私は戦闘員の姿のまま、任務を果たすためにどうするかを考えた。


そしてあれこれ考えた後…
私は戦闘員服の上に普段着を着て誤魔化し、家族に「友達の家にお泊りに行ってくる」と言って百貨店に向かった。
実は私の友人の一人も、福引で戦闘員服を入手して半戦闘員となったとの事。
とりあえず私と友人は一緒に百貨店に向かった訳だ。 一人より二人がいいさ♪
そして、百貨店の指定の位置にたどり着いた時、組織のものらしき車が待っていた。
「ようこそ、我が組織へ」
と車の人は小さな声でそう言った。
私達はその車に乗ってどこかへ向かう… そしてたどり着いたのは組織の秘密アジトだった。

アジトに着いた私達は、他の戦闘員によって洗脳室という部屋に連れてこられ、私達はスーツのまま股間にペニスバンドのようなチューブを挿入される。
チューブを入れられる寸前、スーツの股間部がパクリと左右に分かれて正直驚いた。
「よくぞここまで来た 君はここでナノマシンを注入され、真の戦闘員となる ナノマシンは君の秘部に挿入されているチューブから供給される…」
スピーカーから先ほどとよく似た声が響く。 そして目の前には戦闘へと変わっていく自分が見れるようにと、首領様のお気遣いで設置された鏡がある。
私はそれを聞きながら、チューブが送る快楽に性的な声を上げていた。
「はっ…あっ……あん、あんっ!」
チューブから発するナノマシン入り精液が、私の子宮の中に五分に一回の間隔で放たれる。
精液が子宮に出されるたびに私は甘い声で鳴いた。 だって気持ちがいいから…
それ以外にもう一つある、自分の体が戦闘員として改造されていると思うとゾクゾクしているからだ。

ナノマシンが私の体に人間以上の能力、組織への忠誠や愛おしさを植えつけていく。
血液は組織製のナノブラッドへと変換され、その影響で私の皮膚は血の気を失ったような青色に変色した。
皮膚の変色に反比例して瞳の色が真っ赤に染まる。 タイツがよりフィットして肉体と融合していき、体の一部へと変化していった。
体中に力が沸き上がり、人間以上の快感が満ちていく。
それは組織の戦闘員としての快感。 本当の戦闘員となったからそれが分かる。

「おめでとう!君はこの時をもって、偉大なる我らが組織の戦闘員となった」
そう、私は偉大なるこの組織の戦闘員。 組織のお役に立てる事こそが私の生きがいであり、この上ない喜び。
私はその胸の内を明かすように組織に忠誠を誓った。 もちろん私と同時に真の戦闘員になった友人もそうだ。

「イーッ!! 首領様、私達を偉大なる組織の戦闘員にしていただき感謝します 私達は戦闘員としてこの組織に忠誠を誓います!!」



戦闘員として改造された翌日、私達は家に帰された。 家までは組織の人が車で送ってくれた。
私達戦闘員は、肌を含む肉体を改造される前に『変身』できる能力が備わっている。 戦闘員の状態から任意で『いつもの自分』に早変わりできるという便利な能力だ。
首領様いわく「戦闘員の真の役目は、人間社会の中に紛れ込んで任務をこなすこと」という。
もちろん一般人の100倍の戦闘力も備わっているので、警察やら不良やらに紛れても戦闘員となればすぐさま対応できるようにはなっている。
首領様から授けられた任務は『以前の姿に擬態して家に戻り、新しい指令が来るまで待機せよ』だった。

自分の部屋にたどり着いた私は戦闘員となった友人に電話しておしゃべりをしていた。
そんな中、指令マシンから命令の通信が…
『これから世界制服のためのミーティングを行う 今から現在使われていない百貨店の7階の倉庫に集合せよ』
「イーッ!! かしこまりました!」
通信が終わって、私は普段着のままで百貨店に向かった。 
我が偉大なる組織の戦闘員としての任務を果たすために。


福引を開催した百貨店が、組織のカモフラージュと資金作成のために作られた建築物だという事を私が知るのはまだ後の話だ。





いかがでしたでしょうか?
よろしければ拍手やコメントなどをいただければと思います。
いじはち様ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
  1. 2009/01/18(日) 20:33:24|
  2. 投稿作品
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<神代☆焔様からも | ホーム | あれから14年ですか>>

コメント

謎の組織が人知れず一般社会に浸透しているのは、怖いですが、そそる設定ですね。
いじはち様の作品は、ちょいエロが素敵です。
  1. 2009/01/18(日) 21:39:44 |
  2. URL |
  3. 神代☆焔 #-
  4. [ 編集]

舞方様、掲載ありがとうございました。
当作品は『狗と壷』以来の一人称SSとなります。

実は百貨店が悪の組織の~という設定は『アジト3』というゲームからヒントを得ました。
アジト3は『悪』好きならかーなーりオススメなゲームです。 一般人を戦闘員にできるアイテムもありますし。

ところで変身サイボーグを知ってる人ってどのくらいいるんだろう…
  1. 2009/01/18(日) 21:50:16 |
  2. URL |
  3. いじはち #x/qu6DV6
  4. [ 編集]

やはり百貨店の元ネタはアジトでしたか。

『3』は放送局のCM(特にいじはちさんのおっしゃる一般人を戦闘員にできる商品のもの)が妄想を掻き立ててくれますね。

悪側の作戦は『2』の方がよかった記憶がありますが。
  1. 2009/01/18(日) 22:46:34 |
  2. URL |
  3. な #M/EAJn/Y
  4. [ 編集]

>>神代☆焔様
いじはち様の作品はちょいエロですよね。
やはり悪の組織は人知れず・・・ですよね。

>>いじはち様
知っている人 ノシ
変身サイボーグは結構好きでした。
アジト3はやってませんがアジト1はやりました。
結構面白かったけど、操作性の悪さなどでクリアしませんでした。
アジト2と3はやってみたかったんですけどね。

>>な様
アジト3は面白そうですよね。
ただ操作性などは悪かったとか。
新アジト作ってくれませんかねぇ。
  1. 2009/01/19(月) 19:54:58 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

>新アジト
これは難しいかも知れません。
なにせ、製作会社が今や抜きゲーで有名なエロゲメーカーですから。
  1. 2009/01/20(火) 01:45:51 |
  2. URL |
  3. な #M/EAJn/Y
  4. [ 編集]

>>な様
うわ、そうなんですかー。
でもまあ、悪堕ちありのエロゲで「アジト」の新作も面白そうですよね。
  1. 2009/01/20(火) 19:23:00 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #-
  4. [ 編集]

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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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