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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

とりあえずこれを使うか・・・

1939年にドイツがポーランドに侵攻した事実をもって第二次世界大戦が始まりました。

そのとき、ドイツ電撃作戦の立役者であった装甲師団の主力として活躍したのは、本来主力として作られた三号戦車でも支援戦車の四号戦車でもなく、戦車というものの勉強や訓練をするために作られた一号戦車や二号戦車でした。

中でも一号戦車は、砲塔(銃塔)に機関銃を二丁持つだけのほんとの訓練戦車でした。
しかし、ポーランド戦当時は数の上での主力として、非力にもかかわらず先頭に立って電撃戦に従事したのです。

もちろんドイツ軍とて、いつまでもそんな訓練戦車を使うつもりはありません。
装甲師団の主力はチェコスロバキアから手に入れた35(t)や38(t)、さらには本当に意味での主力戦車三号戦車を中心とするべく、生産を続けます。

しかし、一方で、戦車としては使い道がなくなってきた一号戦車の車体を再利用できないかという意見が出てきました。

もともとドイツ軍は車両を豊富に持っているわけではありません。
使えるものはどんなものでも使いたいのは当然でした。

そのため、当時主力対戦車砲であった37ミリPAK36(先日紹介した76・2ミリPAK36(r)とは別物)を一号戦車の砲塔を取り払って据えつけ、対戦車自走砲として使おうという事になったのです。

しかし、37ミリPAK36はポーランド戦ですでに威力不足を露呈しておりました。
ポーランド戦車よりも装甲の厚いフランス戦車やイギリス軍の戦車には苦労しそうだったのです。

かと言って37ミリPAK36の後継である50ミリ対戦車砲PAK38は50ミリ砲自体が三号戦車用に振り向けられており、対戦車砲としての配備はまだまだ先になりそうでした。

そんなときに目を付けられたのが、チェコスロバキア製の47ミリ対戦車砲でした。

この対戦車砲は50ミリ対戦車砲にまさるとも劣らない貫徹力を持っていたのです。
そのため、この47ミリ砲を一号戦車の上に載せて対戦車自走砲が作られました。
一号対戦車自走砲です。

一号対戦車自走砲は戦車駆逐大隊の主力として、フランス戦に参加。
その主砲の威力を遺憾なく発揮して、評価を高めました。

しかし、やはり大本の一号戦車の装甲の薄さや、砲を囲む戦闘室の装甲の薄さなどもあり、敵弾には脆弱な車両で、損失も少なくありませんでした。

さらに1941年のバルバロッサ作戦以後はT-34やKV-1などの重装甲戦車を相手にしなくてはならず、47ミリ砲ではもはや対処不能に追い込まれてしまいます。

しかし、ある意味廃品利用のこの戦車車台利用の対戦車自走砲は、この後連綿とマルダーからナスホルンにまで続き、ドイツ軍の薄い対戦車火力の中心として活躍したのです。

その意味でも、この一号対戦車自走砲の果たした役割は大きいものがあるでしょう。

それではまた。
  1. 2006/06/20(火) 22:41:50|
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