簡易チャット置いてみました。
使われないようならはずします。
最近、自宅の建築問題で世間を騒がせた漫画家の楳図かずお先生ですが、私にとってはまさに異形化萌えのきっかけを作っていただいたといっても過言ではない先生です。
中でも楳図先生は女性のヘビ化という題材を扱った作品をいくつか描いておられますが、その作品を三つ集めたのがこの作品集「ヘビ女」です。

もうね、まさに私の原点といってもいい作品集なんですよ。
楳図先生がいなければ、今の私も無かったかもしれません。(笑)
以下、多少のネタばれありです。
最初の作品「ママがこわい」は、自分がヘビ女と思い込んでいる女性が母親とすり替わってやってくるという話で、異形の者にじょじょに周囲を侵食されていく恐怖を描いたものです。
異形化そのものは無いので、異形化萌え的な面では物足りないものではありますが、お話としては面白いです。
二番目の作品からは、私の異形化萌えを充分すぎるほど刺激してくれます。
「まだらの少女」は、自分の死を悟ったヘビ女が、自分の血を少女に与えることで少女をヘビ化に導いていきます。
ヘビ女の血を受けてしまった少女はじょじょにヘビ少女へと変わって行き、もう一人の少女を付け狙うことになるのですが・・・
まず、血を入れられてというのがいいですよねー。
血を吸われる吸血鬼も、吸血鬼化には血を与えるという話もありますから、異質な血で変化して行くというのはいいものです。
また、噛んだ相手を支配するというか同様にヘビ化する能力を持つというのもグーですよ。
家族を噛んで支配してもう一人の少女を追い詰めて行くところはゾクゾクします。
そして三番目の作品は今のところヘビ化作品としては私の中で最高の作品です。
タイトル名も「ヘビ少女」
猟師に目を潰されたヘビが復讐のためにその猟師の血筋の少女を狙うというものなのですが・・・
この作品は自らのうろこを相手に飲ませることでヘビ化させます。
少女の一人洋子も、うろこを飲まされてしまいじょじょにヘビになって行くのです。
このときの一連のシーンの流れが本当にいい。
うろこを飲まされた洋子は目つきが変わり、ヘビ化を促進するためにヘビ井戸に放り込まれます。
井戸から上がってこられるのはヘビになったときのみ。
必死にはいあがる洋子はさらに突き落とされ・・・
次に這い上がってきたときにはずるずると地面を這うようになっておりました。
そして自分を突き落としたヘビ女のところに行くのですが、そのときのヘビ女のセリフが私の心をわしづかみにしました。
「すっかりヘビになったねぇ・・・もう心もヘビになったんだよ」
もうね、最高のセリフですよ。
心の変化萌えの私にはたまりませんでした。
ヘビ化した洋子はもう一人の少女さつきもヘビにしようとたくらむことに・・・
あとは詳しくは見ていただくのが一番なので、これ以上は申しません。
私の原点の一つの作品ということでご紹介いたしました。
それではまた。
- 2008/10/07(火) 20:56:30|
- 本&マンガなど
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妖女の短編集には、蛇女関連の小説は殆んどありませんでしたが、一般的な発想では、蛇=女の構図はかなり確立されてますよね。
ラミアやゴーゴンではなくて、蛇女なんだと妄想すると白蛇とか素敵ですね。
- 2008/10/07(火) 22:41:18 |
- URL |
- 神代☆焔 #-
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原点ってその人にとって忘れがたい事ですよね。
私も原点というのは忘れがたい事で、なんで未だに覚えているのだろう?とは私も思いますよね。
- 2008/10/08(水) 11:40:12 |
- URL |
- 迦遊羅 #-
- [ 編集]
映画などでもヘビ化する女性の話があったりしますよね。
上半身が人間で下半身がヘビというラミア系統よりも、全身うろこに覆われてヘビ化してしまうほうが個人的には好きです。
>>迦遊羅様
のちのち考えると結構影響受けてたんだなーって思うやつってありますよね。
それが原点なんでしょうね。
- 2008/10/08(水) 19:20:28 |
- URL |
- 舞方雅人 #-
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