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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

今年も一年お世話になりました

今日で2023年も終了ですね。
今年もまた一年間なんとか生き延びることができました。
やれやれです。
(*´ω`)

そして、今年も一年間皆様には大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。


来年は辰年。
なんと私はついに還暦です。
工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工?

そうなんです。
舞方は結構ジジイなんです。
(^o^;)

ということで還暦を迎える舞方雅人と当ブログ「舞方雅人の趣味の世界」を、来年もよろしくお願いいたします。
<(_ _)>

今日は挨拶だけじゃなく、超短いSSを一本投下。
タイトルは「妻がロボットにされた日」です。
それではどうぞ。


妻がロボットにされた日

 はあ……
 今日も遅くなってしまった……
 このところ残業続きで嫌になるよ。
 とはいえ、家のローンとかもあるから、簡単に転職というわけにもいかないしなぁ……

 俺はとぼとぼと家路を急ぐ。
 遠くの方でサイレンが鳴っているのが聞こえてくる。
 火事だろうか?
 それとも事故か事件かな?
 そういえば最近よくサイレンの音を聞くような気がするな。
 なんだっけ?
 不審な機械が徘徊ってやつだっけ?
 わけわからないロボットみたいなものがうろついていることがあるとかなんとか。
 都市伝説かと思ったけど、違うのかね?

 やれやれ、やっと我が家だ。
 カーテンから明かりが洩れて……
 えっ?
 ガラスが割れてる?
 窓が開いている?
 なんだ?
 どういうことだ?
 俺は急いで玄関に向かう。
 何があったんだ?
 真奈(まな)……
 真奈は無事なのか?

 玄関のドアにはいつも通り鍵がかかっていた。
 俺は焦って鍵を落としそうになりながらも、なんとか鍵を開けてドアを開ける。
 「真奈!」
 俺は飛び込むようにして家に入り、靴を脱ぎ捨ててリビングに向かう。
 「真奈!」
 明かりのついているリビングに真奈はいない。
 だが、カーテンが風に揺れ、ガラスを割られた窓が開いている。
 誰かが侵入したとするとここだ。
 「真奈!」
 俺はもう一度妻の名を呼ぶ。
 返事をしてくれ!

 「あ……なた……」
 キッチンの方から声がする。
 キッチンか!
 何をやっているんだ俺は。
 すぐ隣のキッチンを探さなくてどうする。
 「真奈!」
 俺は急いでキッチンに入り……
 絶句した。

 「あ……なた……助け……」
 一糸もまとわぬまま痙攣しているかのように躰を震わせ、焦点の合わない目を虚空に泳がせている妻の真奈。
 その裸の彼女を抱くようにして、金属質の躰をむき出しにした化け物が立っていた。
 「ロ、ロボット?」
 まさか……不審なロボットってこいつのことか?

 「がっ!」
 スーツの内ポケットからスマホを出して警察を呼ぼうとしたその瞬間、俺のスマホは腕ごと光で撃ち抜かれる。
 激痛が躰を走り、俺は思わず腕を抑えてかがみこむ。
 「コノ女ノツガイカ?」
 妻を抱きかかえたまま俺の方を向くロボット。
 その目から出た光が俺を撃ち抜いたのだ。
 まさかレーザー?
 俺は撃ち抜かれた腕を見る。
 だらんと垂れ下がった手と二の腕に穴が開いており、スーツの袖が焦げている。
 血が出ていないのは、一瞬で焼かれたからか?
 正直右手はもう使い物にならないかもしれない。

 「妻を……真奈を返せ」
 俺はロボットをにらみつける。
 くそっ……
 こいつは真奈をどうするつもりなんだ?

 「ソレハデキナイ。今カラコノ女ハ俺ノぱーとなーろぼっとニナルノダ」
 「パートナーロボット?」
 「ソウダ。ソコデオトナシク見テイロ」
 ロボットがにやりと笑う。
 こいつ……笑うことができるのか?

 「ふざけるな!」
 俺はなんとか立ち上がる。
 くそっ!
 とにかく真奈を……
 「がっ!」
 今度は左足に激痛が走る。
 さっきも嗅いだ焦げる肉の匂い。
 バランスを崩して倒れこむ俺。
 足を撃たれたのか?
 くそっ!

 「あ……なた……」
 「真奈!」
 妻の顔がこちらを向き、か細い声で俺を呼ぶ。
 くそっ!
 どうしたらいいんだ!

 「あな……タス……ワタ……ろぼ……」
 「えっ?」
 「ククク……ハジマッタナ」
 俺の目の前で信じられないことが起こっていく。
 妻の……
 真奈の躰が金属に覆われ始めたのだ。
 まさか……
 パートナーロボットってそういうことなのか?

 「ああ……あああ……だ……め……わた……ろぼ……ナリタ……ナイ……」
 「やめろぉ! やめてくれぇ!」
 俺の目の前でじょじょに躰が金属になっていく真奈。
 美しかった彼女の躰がみるみるうちにロボットのようになっていく。
 嘘だ……
 これは何かの間違いだ。
 こんなことがあっていいはずがない!
 「やめろぉ!」
 俺は叫ぶしかできなかった。

 「ピッ……ピピッ」
 真奈の口から電子音が聞こえてくる。
 彼女の躰はほぼすべてが金属でおおわれ、顔だけが美しいままに残っている。
 その目が赤く輝き始め、口には笑みが浮かんでくる。
 それは彼女を抱いているロボットと同じ目の色であり、同じ笑みだ。
 真奈……

NTRロボット

 「ア……ア……私ハ……私ハろぼっと……各部異常ナシ」
 真奈の口から奴と同じような電子音声が発せられる。
 ああ……
 そんな……
 真奈……

 「ククク……完成シタヨウダナ。オ前ハコレカラ俺ノぱーとなーニナルノダ」
 「ハイ。私ハアナタノぱーとなーろぼっとデス」
 にこやかな笑顔でそう答える真奈。
 「オ前ニなんばーヲヤロウ。オ前ハHR52ダ」
 「ハイ。私ノなんばーハHR52デス。ヨロシクオ願イシマス」
 「デハ、付イテクルガイイ」
 「ハイ、アナタ」
 そう言ってそのままロボットと一緒に出ていこうとする真奈。
 「ま、待て! 真奈!」
 俺は必死に呼び止める。
 すると、真奈は一瞬立ち止まって俺の方に振り返る。
 「真奈……」

 「私ハモウ真奈トイウ名前デハアリマセン。私ハHR52。HR16ノぱーとなーろぼっとデス」
 俺を見下ろし、無表情で真奈はそう言う。
 「真奈……」
 俺は、真奈を奪われたことを知った。

 「HR52、ソノ男ハ放ッテオケ。ドウセ何モデキナイ」
 「ハイ、アナタ」
 ロボットの腕をとり、一緒に歩き出す真奈。
 その躰からは機械の駆動音と硬い足音が響いてくる。
 くそっ!
 真奈を……
 真奈を返せぇ……
 「真奈ーっ!」
 俺は二台のロボットがこちらを振り向きもせずに出ていくのを、むなしく見ているしかなかった。

END

いかがでしたでしょうか?
このAIイラスト、本当は「夫をキッチンで出迎える人妻ロボット」ということで作ってもらったんですけど、これはどう見ても「寝取られている」シーンだよねって思い、それなら短い文章を付けて公開しようかなと思ったのでした。

一年の最後にはふさわしくない鬱展開のSSでしたが、私自身が「こういうのが好き」な人間なので、どうかお許しくださいませ。
(^o^;)

それでは皆様よいお年をお迎えください。
ではではー。
(´▽`)ノ
  1. 2023/12/31(日) 18:00:53|
  2. AIイラスト
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  4. | コメント:6

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舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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