先ほど訃報が一件流れてきました。
TV番組「笑点」のメンバーでおなじみでした三遊亭円楽さんが、肺がんで死去なされましたとのこと。
72歳とのことでした。
驚きました。
先日TVでお姿を拝見し、順調に回復をなさっているようでしたので、もう少ししたら「笑点」に戻ってこられるのかなぁなんて思っておりましたので。
まさか復帰がかないませんとは……
(>o<")
特に「笑点」を楽しみにしていたわけではありませんが、円楽襲名以前の三遊亭楽太郎の時代から存じている落語家さんでしたから、復帰がかなわなかったのは残念です。
先代円楽師匠や歌丸師匠に「早いぞ」と言われているかもしれませんね。
長い間「笑点」という番組を盛り上げてくださった功労者のお一人だと思います。
残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
- 2022/09/30(金) 17:45:17|
- 映画&TVなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
昨日は札幌ドームで日本ハム‐ロッテ戦が行われました。
この試合は今季の札幌ドームでの最終戦であると同時に、日本ハムがフランチャイズとして札幌ドームを本拠地とした試合の最終戦でもありました。
日本ハムの先発は上沢投手、ロッテの先発は美馬投手でプレイボール。
先手を取ったのは日本ハムで、近藤選手のツーランで2点を先制。
しかし、上沢投手が4回に一気に崩れて6失点。
Σ( ºΔº ) ナンデスト
日ハムはその裏に1点を返しますが、7回に4点、8回に1点を奪われて3-11と大きくリードを許すことに。
結局そのまま試合終了で本拠地最終戦は大敗でした。
_(:3 」∠)_ ウボワァ
試合後にはセレモニーが行われ、ビッグボスが新庄監督として再スタートすることを発表。
来季の開幕投手も加藤投手と宣言。
まあ、これは春の状況にもよるでしょうから、加藤投手にはそのつもりで頑張ってほしいところです。
こうして2004年から2022年までの19年間にわたって日本ハムが本拠地としていた札幌ドームの歴史は幕を閉じました。
来季からは北広島市にオープンする「エスコンフィールド北海道」が本拠地になります。
札幌から出てしまわれたのは残念ですが、北海道のチームであることは間違いありません。
来季の日本ハムが楽しみですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/29(木) 18:44:55|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
まだシーズンの残りが二試合ありますので、球団からの正式発表があったわけではないのですが、どうやら来季の阪神監督が2005年の前回優勝時の監督だった岡田彰布氏の再登板ということでほぼ決まりというニュースが流れてきました。
岡田監督ですかー。
最近の風潮である「若い監督」ではありませんが、巨人の原監督とほぼ同期ですので、来季の巨人阪神戦はまた燃えるカードになるかもしれませんね。
どうも「育成」にはある程度目処が付いたと見たのでしょうか?
「勝負」のできる監督ということで、岡田氏が望まれたのではないかという話のようです。
ただ、次代の指導者育成ということもあって、コーチ陣には今岡氏や鳥谷氏、藤川球児氏なども入閣するのではという話も出ているようですが、はたして受けてくれますかどうか。
とりあえずはまずは戦力の再編成にとりかかってもらうしかないですね。
どうも藤浪晋太郎投手がメジャーに行きたいと言ってますし、西勇輝投手もFAするのではないかという話も。
投手陣も野手陣も新戦力と底上げが重要でしょう。
そして岡田新監督には、なんとしてもあの「33-4」の悪夢を払しょくしてもらいたいですねー。(笑)
優勝して日本シリーズでも勝って、この「33-4」を塗りつぶしてほしいです。
頼みますよー。
( ˘ω˘)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/28(水) 17:40:58|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
いつも楽しみにしておりますサークル「うふふエンタープライズ」様の緋衣響一先生が描かれる「BEYOND」シリーズ。
その第7集が先日発売になりました。
ヾ(゚ー゚*)ノ゙ ワァイ

今回も「
あの作品」の流れの通りに、クラゲから食人花までの四話が収録。
可愛い女性たちがBEYONDによって堕とされていきます。
(゚∀゚)=3ムッハー
いやぁ、本当にいつもながら堕ち後の姿のデザインがたまりませんです。
素敵な異形化の姿なんですよねー。
(*´ω`)
あとはもうこれは無いものねだりではあるんですが、堕ちた後の彼女たちの「活躍」も見せていただけると嬉しいなぁという気持ちです。
優しい女性たちが異形化した姿で無慈悲な行為を行うなんて、ギャップの最たるものじゃないですかー。(笑)
私はDLsiteさんで購入しましたが、FANZAさんでも取り扱っているはずですので、お好みのサイトさんでお手に取られるとよろしいかと思います。
異形化がお好きな方にはお勧めです。
BEYOND(ビヨンド)~愛すべき彼方の人びと7/うふふエンタープライズ今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/27(火) 18:08:35|
- 同人系
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
プロ野球は昨日の試合でヤクルトが0-0からの9回裏にサヨナラヒットでDeNAを1-0と下し、今年のセ・リーグの優勝を決めました。
ヤクルトスワローズ、優勝おめでとうございます!!くうー、なんとか阪神が立ちはだかりたかったところですが、今季はスタートの出遅れが最後まで尾を引いてしまいましたねぇ。
来季はなんとか立て直してほしいです。
(´・ω・)
そのプロ野球は、先週は阪神が3試合、日本ハムが5試合行われました。
結果から言いますと、阪神は1勝2敗、日本ハムは2勝3敗でそろって負け越しです。
_(:3 」∠)_ ウボワァ
残り試合もわずかというのに、借金だけが増えていくという……
(>o<")
阪神は火曜水曜の甲子園でのDeNAと広島戦に連敗し、金曜日の広島での広島戦になんとか勝利。
勝ち星なしという状況だけは免れます。
日本ハムは月曜のロッテ戦に勝利したものの、火曜日のソフトバンク戦では負け。
金曜日の楽天戦には勝ちましたが、土曜日曜の西武と楽天戦で連敗し2勝3敗と負け越しでした。
( ˘ω˘) うーん……
これで阪神は残りが3試合、日本ハムが4試合です。
いずれも今週で全試合が終了し、今季のペナントレースも終了ですね。
阪神は火曜水曜と神宮でヤクルト戦のあと、日曜日に甲子園でまたしてもヤクルト戦で締め。
日本ハムは今日楽天戦のあと、火曜水曜でロッテ戦を行い、最後は日曜日に埼玉で西武戦をやって終了です。
最後の週です。
なんとか勝ち越して終わってほしいですね。
頑張れ両チーム。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/26(月) 17:56:58|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
先月夜中に放送しておりましたNHKの「人形歴史スペクタクル 平家物語」。
先月は第二部までの放送でしたが、いよいよ今週の火曜日の午前2時55分(月曜深夜)から第三部が始まりますねー。
ヾ(゚ー゚*)ノ゙ ワァイ
第三部は木曽義仲軍と平家軍の戦いからのスタート。
義仲の都の制圧から義経との戦いに至るまでの12話のようで、一日3話ずつ金曜日までの四日間で一気に流しちゃうみたいです。
一日3話は見るのが大変かもー。
_(:3 」∠)_
これで第三部までは放送してくれることが決まりましたけど、第四部以降もやってくれますかねぇ?
できればやってほしいですよね。
さてさて録画機のセットを忘れないようにしないとね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/25(日) 17:52:26|
- 映画&TVなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今日は土曜日ということでウォーゲームをソロプレイ。

今回はタクテクス誌付録の「中国農場」をプレイすることに。
この戦争があったのが1973年だそうで、もう50年前にもなるんですねぇ。
Σ( ºΔº )

こちらが初期配置。
このゲームも配置位置が決まっているので、その意味では楽ですね。
青がスエズ運河渡河作戦を行なおうとするイスラエル軍。
黄土色がそうはさせじと立ちはだかるエジプト軍です。

1ターン2ターンとイスラエルは順当に前進。
とはいえ、早くも2ユニットを失ってます。

3ターン目、イスラエルは運河渡河用の工兵橋が運河ヘクスに隣接。
4ターン目にはイスラエル軍ユニットが運河西岸に渡ります。

5ターン目にはイスラエル軍の増援も加わり、エジプト軍を圧倒し始めます。
が、エジプト軍もユニットを失いながらも東岸では踏みとどまり、西岸ではイスラエル軍ユニットを削っていくことに。

7ターン8ターンとイスラエル軍はエジプト軍を追い詰めていきますが、それもここまで。
結局イスラエル軍は運河東岸からエジプト軍を排除できず、点数的にもエジプト軍の方が上で決定的勝利となりました。
うーん……イスラエル軍はどう動けばいいのかなぁ?
(´・ω・)
今回もプレイ中のツイートをこちらにまとめましたので、よろしければご覧ください。
22年9月24日のタクテクス誌付録「中国農場」をソロプレイした時のツイートまとめ今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/24(土) 17:52:04|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
本当にたまたまではあるのですが、ちょうど三連休ということでいいタイミングとなりましたので、今日はSSを一本投下いたします。

タイトルは「犬と猫」です。
私がpixivで相互フォローさせていただいております絵描きさんに「
マーチン・シン」さんという方がおられるのですが、以前イラストネタに怪人のモチーフを何かと求められたことがありまして、その時に「犬と猫」はどうでしょうとお話ししたところ、一目で惚れこんでしまうようなラフイラストを描かれまして、これは逆に私がSS化したいぞと思ったのが始まりでした。
それでマーチンさんといろいろとお話をしていくうちに、組織や悪の女幹部さんや戦闘員さんという周囲のキャラをお見せいただけましたので、そのあたりを加えてSSを書き上げたのが今作となります。
ですので、ある意味共作という形になりますでしょうか。
扉絵もマーチンさんが描かれましたもので、使用を快諾していただきました。
まさに犬怪人と猫怪人ですね。
(*´ω`)
そのほかの人物等はマーチンさんがこちら「
“牙王戦士ガウル”キャラクター紹介」にアップされておりますので、先にこちらをご覧になられるとよろしいかと思います。
ということで、「ガウル」本人は登場しませんが、彼を狙う怪人にされてしまう二人の話です。
お楽しみいただけましたら幸いです。
それではどうぞ。
犬と猫
「これまでのアニマロイド(獣人戦士)よりも強力なビーストロイド(猛獣人戦士)……ねえ。面白そうじゃない?」
バサリとテーブルの上に資料を落とす一人の女性。
その口元に笑みが浮かぶ。
「まずはこれを作ってみようかしら。あの脱走体を処分するためにも、タカスギとは違うところを見せておかないとね……ふふふ……」
組んでいた足をほどき、椅子からスッと立ち上がる。
「すぐに素体にふさわしい者を選んでおいで。そうね……パワータイプがいいわ。お前たち、行きなさい。ホッ!」
「「ネッ!」」
女性の言葉と振られた腕に返事をするかのように暗がりの中から奇声が響き、黒い影が数体闇の中へと消えていく。
「ふふふ……」
その姿を女性は満足そうに見送った。
******
「お前たちそこに並べぇ!」
太く威圧感のある声が廊下に響く。
この学校の体育教師である犬田豪次(いぬた ごうじ)の声だ。
筋肉隆々の躰に厳めしい顔をした彼は、その苗字から生徒たちにブルドッグと呼ばれ恐れられている。
体罰こそ行わないものの、その顔で睨みつけられ、腹の底から響く声で怒鳴られるのはなかなかきつく、女子生徒には泣き出してしまう子もいるという。
今朝も些細なことで数人が廊下に立たされ怒鳴られているようだ。
「犬田先生」
ちょうど通りかかったらしい手に数学の教科書を持った女性教師が声をかける。
「ん? またあんたか、猫川先生」
犬田が声をかけてきた女性教師の方を向く。
そこにいたのは数学教師の猫川美弥(ねこがわ みや)だ。
若くてスタイルもよく、美しい女性教師ということで生徒たちの人気も高いが、物事をちゃんと理路整然と説明するために、生徒たちへの指導にも定評がある。
どちらかと言うと感情的に怒鳴り散らす犬田にしてみれば、話せばわかるという態度で生徒に接する美弥は煙たい存在でもあった。
「またかではありません。もう一時間目の授業が始まります。その子たちへの指導はもういいでしょう」
まるでドラゴンに立ち向かう女騎士のような凛とした姿できっぱりと言い放つ美弥。
「ふん! 猫川先生は甘すぎる。生徒たちはまだ未熟。そこをしっかりしつけてやらんと教師を舐めてかかるようになるんだ」
犬田は不愉快だとでもいうように鼻を鳴らす。
「生徒たちと言っても一人一人の人間。高校生にもなれば充分に考える力は身に付いてます。威圧するようなことはしなくてもちゃんと話せば理解できるのです。犬田先生にはそれがわからないのですか?」
最後の一言はやや余計だろうが、犬田の言葉に反論する美弥。
「さあさあ、授業を始めますので生徒たちを解放してください」
チャイムも鳴ったことから美弥は、生徒たちを犬田から引き離し強引に切り上げようとする。
犬田も教師である以上、授業の邪魔になると言われるのは本意ではない。
「ふん! 猫川先生もそのうちわかりますよ。こいつらにはまだまだ教師による強いしつけが必要だということをね」
捨て台詞を吐いて立ち去っていく犬田。
その後ろ姿にふうと肩をすくめる美弥。
やれやれ……
ホント犬田先生ったらすぐに力で押さえつけようとするんだから……
まったく忌々しい女だ……
ドスドスと足音を響かせて体育教官室に戻ってくる犬田。
そのままドカッと椅子に腰を下ろす。
彼自身は今日の一時間目は空き時間なので、あの生徒たちをもう少し説教してやりたかったのだが、どうもあの女教師は苦手なのだ。
これが英語の坂木(さかき)のようなジジイ教師ならひと睨みすれば黙るので、授業時間に差し掛かろうと気にすることはないのだが、あの女は睨みつけてもびくともしない。
だが……あの女の顔と躰はまぎれもなく一級品。
まさに俺好みの女と言っていい。
いずれ組み伏せて手籠めにし、俺のメスにしてやりたいものだ……
そんなことを考えながら席に着く。
そのジャージに包まれた股間が妄想に膨らんでくるが、幸いほかの教師はみな授業で出払っている。
今ここでそんなことをするつもりはないものの、たとえオナニーしたところで気付かれる心配はないだろう。
ふふ……
ここであの女を犯してやるのも一興か……
犯され続けたあの女は、やがてその快楽に溺れチンポなしではいられなくなっていく……
あのくそ生意気な女が、俺のチンポを求めてその躰を差し出してくるようになる……
脳裏の中で美弥がいやらしい下着姿で彼のチンポに頬擦りをしてくる。
そんなまるでどこかのアダルトビデオのようなことを考え、笑みを浮かべる犬田。
機会があればその欲望を実現したいものだ。
「ふふふ……なるほど、屈強そうな男だわ。それにどこか邪悪さも持っていそうね。デスカルの選択に間違いは無さそう」
突然女の声が犬田の耳に入ってくる。
「な、なんだ?」
慌てて声のした方を振り返ると、いつの間にか教官室の入口の所に女が一人立っていた。
整った美しい顔をしているが、流した前髪で片目が隠れており、犬田のまったく見覚えのない女性だ。
それにどう見ても学校の関係者とは思えないような、ナチスの制服めいた軍帽と軍服を身にまとっている。
肘までの長い革手袋を嵌めたその手には乗馬鞭が握られており、そのある意味美しい姿とは全くそぐわない冷酷な雰囲気がにじみ出ていた。
「な、なんだ貴様は? どうやって校内に入ってきた? 今すぐ出ていけ! ここは学校だぞ!」
立ち上がって女の元へ行く犬田。
「ふふふ……そうわめくな。我が名はクローディア。お前は我らデスカルに選ばれたのだ。光栄に思うがいい」
「クローだか何だか知らんが出ていけ! 警察を呼ぶぞ!」
腕をつかんで廊下に引きずり出そうとする犬田。
女に暴力を振るうつもりはないが、この華奢な躰なら片手一本でどうにでもなるだろうと彼は思う。
だが次の瞬間、犬田の巨体が宙を舞い、背中から床にたたきつけられる。
「うぐぅっ!」
何が起こったのかわからない。
まさかこの女に投げ飛ばされたというのか?
この俺が?
「下等な人間風情が私に気安く触れるな! お前が素体でなければ生かしてはおかんところだ! おい、こいつを引っ立てろ!」
床に倒れたままキョトンとしている犬田を見下ろし、クローディアが鞭を振り上げる。
すると廊下から頭部をドクロのような模様の付いたマスクで覆い、全身をぴったりとした黒い全身タイツのような衣装で身を包んだ男たちがずかずかと入ってきた。
「ホネーッ!」
「ホネーッ!」
「な、なんだ?」
奇声を発しながら近づいてくる男たちに驚く犬田。
「こいつらは我がデスカルの戦闘員ボンヘッドだ。こいつらにすら人間のお前では歯が立つまい。だがお前は選ばれたのだ、おとなしく来るがいい!」
ボンヘッドたちは犬田を取り囲むように彼の周りに立ち、そのまま彼の両腕を掴んで立ち上がらせる。
「わ、な、何をする!」
クローディアの言うとおりボンヘッドの力は強く、犬田が振りほどこうとしてもまったく振りほどけない。
「は、離せ! 離せぇ!」
わめく犬田を引きずるようにして連れ出していくボンヘッドたち。
そのまま彼らの姿は部屋から消えていった。
******
「みゃー先生さよならー」
「先生まったねー」
生徒たちが美弥にすれ違いざまに手を振っていく。
今日も一日の授業が終わり、生徒たちは帰宅していく時間だ。
ひとまずはやれやれと言うところだが、教師にはこれからもたくさんの仕事が待っている。
ここからもうひと頑張りしなくてはならない。
美弥は生徒たちに手を振り返し、職員室へと向かう。
職員室に入った美弥は、何か室内がざわめいていることに気付く。
何かあったのだろうか?
「ああ、猫川先生」
「あ、はい?」
何事だろうと思いながらも席に戻った美弥に、隣の佐久間(さくま)教師が声をかける。
「朝から犬田先生の姿が見えないのですが、見かけませんでしたか?」
「犬田先生が?」
犬田とは朝のあの一件以来顔を合わせてはいない。
姿が見えないとはどういうことだろう?
「見てませんけど……犬田先生がいなくなったんですか?」
「どうもそのようで。二時間目の授業にも現れなかったようです」
頭の禿げあがった佐久間が額に汗を浮かべている。
「そうなんですか?」
「ええ、なので見かけたら教頭や主任に連絡をとのことでした」
「わかりました」
コクンとうなずく美弥。
確かに粗野で腕力中心主義のような犬田は美弥にとっては苦手な人間だ。
理詰めで話そうにも、相手の方が感情的になって話し合いになりそうもない。
近づかないに越したことはないのだ。
だが、いなくなるとはどうしたのだろう……
もしかして、またどこかで生徒にねちねちとくだらない説教でもしようとしているのではないだろうか……
「ちょっと校内を見てきます」
「ええ?」
立ち上がった美弥に対し、何もそこまではという顔をする佐久間。
それに昼頃から数人の教師が校内は見回ったのだ。
おそらくもう校外に出てしまっているのだろうし、いまさら校内を見回ったところで見つかるはずもない。
だが、そのことを伝えようと思った時には、すでに美弥は職員室を出て行っていた。
「あ、みゃー先生だ。先生さようならー」
美弥を見かけて声をかけてくる女子生徒。
生徒たちの一部は美弥のことをみゃー先生と呼んで慕っているのだ。
「あ、ちょっと」
渡りに船とばかりに美弥は呼び止める。
「はい?」
「犬田先生見なかった?」
足を止めた女子生徒に尋ねる美弥。
「えー? ブルドッグなんて見てないですよー。てか見たくもない?」
露骨にいやな表情をする女子生徒。
まあ、犬田は一般的に生徒には嫌われているのでこういう反応も不思議はない。
「こら、先生をブルドッグ呼ばわりしちゃダメでしょ」
「てへ」
一応教師として注意する美弥に小さく笑う女子生徒。
「でも、みゃー先生だってあの脳筋は好きじゃないでしょ?」
「う、そ、そんなことは……」
思わず図星をさされてしまう美弥。
「ま、まあ見かけてないならいいの。ごめんね呼び止めちゃって。じゃあまた明日ね」
そそくさとその場を離れる美弥。
まあ、犬田が脳筋だのブルドッグだのと言われるのは無理も無いと思うし、美弥も苦手なのは間違いない。
こうして探すような理由もないのにねとも思う。
それでも、また生徒たちに難癖をつけるネタ探しでもしているんじゃないかと思うと、気になってしまうのだ。
なにせあの男は自分の楽しみのために生徒たちに説教するようなところがあるから。
「ふう……」
結局一通り校内を見回ったが、どこにも犬田の姿はない。
美弥は軽い徒労を覚えて職員室に戻るべく廊下を歩く。
どうやら本当に犬田は校内にはいないようだ。
いったい私は何をやっていたのか……
はあ……
「ヒッ!」
角を曲がったところで息を飲む美弥。
人の気配のなくなった廊下に、まるで軍服のような衣装を着て帽子をかぶった女性が立っていたのだ。
しかもその手には鞭を持っている。
誰?
いったい彼女は何者なの?
美弥がそう思った時には、すでに彼女の両腕は何者かの黒い手によって背後から掴まれ、口元に布のようなものが押しあてられてくる。
薬?
そんな……いつの間に?
誰かに助けを……
そう思った時には、すでに意識が朦朧となってくる。
「ふふふ……連れていけ」
「ネッ!」
軍服を着た女の声と奇声を聞きながら、美弥の意識は闇に沈んでいった。
******
「う……うーん……」
ゆっくりと目を開ける美弥。
「えっ?」
気付くと、自分がどこか知らない見たことのない場所にいるのがわかる。
しかも着ていたものはすべて脱がされて裸であり、何かガラスケースのような箱の中に寝かされているのだ。
「こ、これはいったい?」
ケースはそれなりに大きさを持ってはいるものの、美弥が立ち上がれるようなものではなく、上半身を起こすことも難しい。
さらにガラスケースにはいろいろなコードやチューブが接続されていて、まるで何かの実験機材のようだ。
ここはいったいどこなのか?
なぜ自分はこんなところに入れられているのか?
美弥にはさっぱりわからなかった。
「あら、お目覚めかしら?」
「グルルルル……」
低い犬の唸り声のようなものと一緒に女の声が聞こえてくる。
「ひいっ!」
声の方を見て思わず小さく悲鳴を上げる美弥。
そこには廊下で見た軍服姿の女性と、その背後にいる巨大な犬のような化け物がいたのだ。
それは全身が筋肉の塊のような巨体で、まるでゴリラのような印象すら与えるが、全身を短いやや灰色がかった茶色の毛が覆い、ピンと立った耳と大きく開いた口から覗く牙がそれが犬であることを示していた。
太い両腕の手首と肩にはトゲの付いたリングが嵌まっており、同じものが足首にも付いている。
腰には髑髏を模したような模様のバックルの付いたベルトが締められており、立ち上がって歩いているその姿は人間のようでもある。
その犬と人間が掛け合わさったような化け物の赤い目が、美弥をずっと見つめていた。
「うふふ……どう? この女で間違いない?」
軍服の女が背後の犬の化け物に問いかける。
「グルルル……間違いありませんクローディア様。この女です」
犬の化け物が人間の言葉をしゃべったことに美弥は驚く。
「そう……ふふふ……よかったわね。ガブーンがお前をパートナーにと望んでいるわ。これからお前を我がデスカルのビーストロイド(猛獣人戦士)に改造してあげる」
つかつかと近寄ってくるクローディアと呼ばれた軍服姿の女と犬の化け物。
「えっ? 改造? パートナー?」
どういうことなのか?
まさかこの化け物のパートナーに?
「グルルル……猫川、俺がわかるか?」
犬の化け物に問いかけられ、美弥はブンブンと首を振る。
こんな化け物、わかるわけがない。
「あらあら、同僚の顔を見忘れたのかしら? 今朝まで一緒の学校にいたんでしょ」
「えっ? 今朝まで?」
「ワォーーン! そうだ。俺だ。犬田だ」
「えええっ?」
驚愕する美弥。
この犬の化け物がいなくなった犬田先生だというの?
「グルルル……俺はクローディア様のおかげで生まれ変わったのだ。今の俺は人間の犬田などではない。デスカルの犬型ビーストロイドのガブーンだ。人間を超えた存在なのだ」
「嘘……そんな……」
美弥は信じられない。
この犬の化け物が犬田だなどと、そんなことがあり得るのだろうか?
とても信じられるものではない。
「グルルル……猫川、お前は忌々しい女だ。いつも俺の邪魔をした。俺が生徒をいたぶって楽しむのを邪魔してきたのだ。だが、お前はいい女だ。そんなお前をいつか我がものにしたいと思っていたのも事実だ。お前を俺のものにな」
「なっ!」
美弥は愕然とする。
そんな……そんな邪な思いをこの男は抱いていたというの?
なんてこと……
「グルルルル……だから俺はクローディア様に頼んでお前をパートナーにしてもらうことにした。お前も俺と同じビーストロイドとなるのだ。ともにデスカルのために働こうではないか。ワォーーーン!」
大きく吠え声をあげるガブーン。
ガラスケースがびりびりと震えるような吠え声だ。
「いやっ! そんなのいやっ! いやです! ここから出してぇ!」
化け物にされるなんてありえない。
青ざめてガラスケースを叩く美弥。
だがケースはまったくびくともしない。
「ふふふ……お前に拒否する権利などないのよ。もともとビーストロイドは複数用意したいと思っていたところだから、ちょうどよかったわ」
クローディアが鞭でケースをピシッと叩く。
「喜びなさい。お前は人間を超越した存在になれるのよ。デスカルのビーストロイドになれば、その喜びを感じるようになるわ」
「いや……やめてください……お願い……」
美弥は泣きながら懇願する。
だが、クローディアは笑みを浮かべ、くるっと振り返るとスイッチへと向かっていく。
そしてその黒い革手袋に包まれた指が、ボタンを押した。
「きゃぁぁぁぁぁ!」
美弥の躰に電気が走り、その痛みに悲鳴が上がる。
躰の中に何かがねじ込まれるような感じがして、全身がバラバラにされていくようだ。
実際美弥の躰には新たに猫の因子が流し込まれていっており、その躰を変化させ始めている。
皮膚には白く短い毛が生え始め、それがやがて全身を覆うスーツのようなものへと変化する。
肘から先は黒い手袋状に同じく変化し、指先からは鋭く長い爪が伸びていく。
両足も膝から下がブーツのように変化するが、指先は猫の足のような形となり、こちらも鋭い爪が生えてくる。
肩から首にかけても黒が覆い、その上から白い毛が首輪のようにリングを作る。
美しかった美弥の顔も口元以外は猫の顔にように変化していき、三角形の耳が両側に広がっていく。
お尻からはしなやかな長いシッポが伸びていき、美弥の躰は猫と人間が融合したような姿になっていった。
「あああああ……・ニャァーオ……ニャァァァーオ……」
美弥の口から猫の鳴き声が流れてくる。
変化は美弥の精神をも歪めていくのだ。
偉大なるデスカル。
自分はそのデスカルに選ばれた存在なのだ。
ちっぽけでくだらない下等な人間であることをやめ、デスカルのビーストロイドとして生まれ変わる。
それは喜びであり誇らしいこと。
この苦しみも生まれ変わるための前段階。
これが終われば自分は素晴らしい存在に変わるのだ。
美弥の心がそう思う。
彼女はもう以前の猫川美弥ではなくなっていたのだ。
やがて装置のうなりが収まり、ガラスケースのふたが開く。
「ニャァァァーオォ!」
一声大きく鳴き声を上げてゆっくりと起き上がる美弥。
すでにその姿は人間ではなく、人と猫が融合したビーストロイドの姿だ。
「うふふふ……おめでとう。今日からお前はデスカルの猫型ビーストロイド、ソウガットよ」
クローディアが美弥に近寄りそう言うと、その手にデスカルの紋章の付いたベルトを渡す。
「これはデスカルの一員である証。さあ、つけなさい」
「はい、クローディア様。ニャァーオ」
美弥はベルトを受け取ると、そのまま腰へと巻いていく。
ベルトについたデスカルのドクロの紋章がなんとも誇らしい。
「うふふふ……よく似合うわ。さあ、偉大なるデスカルに忠誠を誓いなさい」
「ニャァァァーオ! アタシは偉大なるデスカルの猫型ビーストロイドのソウガット。デスカルとクローディア様に永遠に忠誠を誓います。ニャァァァーオ!」
スッと両手をクロスさせてその爪をかざすソウガット。
「それでいいわ。ほら、あそこにあなたのパートナーが待っているわよ」
微笑んでガブーンを指し示すクローディア。
「はい、クローディア様。ナァァーオ」
少し甘えるような声を出してガブーンの方へと向かうソウガット。
ふふふ……
うまくいったよう……
どうやら人間の男でも女でもビーストロイドにするのは問題なさそうね……
クローディアはそう思う。
「グルルルル……どうやら無事に終わったようだな」
足音も立てずにしなやかに歩くソウガットを、ほれぼれするような目で見つめるガブーン。
「ニャァァァーオ……ええ、アタシは生まれ変わったわ。これもあなたのおかげよガブーン。うふふ……」
ソウガットはそう言うと、ガブーンの躰に身を預ける。
「気付かなかったわ……ダメねアタシったら……あなたがこんなにたくましく素敵なオスだったなんて……」
ガブーンの胸にその頭をすり付けるソウガット。
ソウガットにとってガブーンはもはや嫌悪の対象ではない。
それどころか、ともにデスカルのビーストロイドとしてとても好ましいパートナーだと思うのだ。
これはある種の洗脳の効果であったが、ソウガットにとっては今のこの感情こそが“本当の”感情である。
「グルルルル……そいつはうれしいな。お前も俺好みの美しいメスだぜ、ソウガット」
ガブーンがその手でソウガットの顎を持ち上げ、自分の顔と向きあわせる。
「うふふ……アタシたちいいパートナーになれそうね。ナァァーオ」
「ワォーーーン! そいつはベッドの中でもという意味かな?」
「うふふ……試してみる? ナァァーオ」
妖しく微笑むソウガット。
「もちろんだとも」
ガブーンもニヤッと笑ってソウガットを抱き上げる。
「あらあら……まあ、仲良くしなさい。うふふふふ……」
ソウガットを抱きかかえて改造室を出ていくガブーンに、クローディアは苦笑した。
******
「うわぁぁぁっ! ば、化け物め!」
「は、博士! 早く逃げて!」
男たちの声が錯綜する中、白衣を着た初老の男がなんとか部屋を飛び出していく。
「グルルルル……」
突然壁をぶち破って入ってきた巨大な犬の化け物がうなり声をあげる。
「こいつめ!」
数人の男たちが手近な椅子や棒を持って立ち向かっていくが、まったく傷一つ付けられない。
それどころか、その太い腕に掴まれて鋭い牙を持つ大口で頭をかみ砕かれていく。
「うわぁぁぁ!」
「に、逃げろ!」
「だ、ダメだ! 今逃げたら博士の方に行かれてしまう。ここで……がっ!」
同僚たちに踏みとどまるように言おうとした男が殴り飛ばされ、壁にケチャップをぶちまけたかのように血だまりを作って絶命する。
「グルルル……歯ごたえがないな」
男を殴り飛ばしたガブーンが、その大きな口でにやりと笑う。
あと三人……
ターゲットは逃げ出したがこれは予定通り。
せいぜい残り三人を楽しませてもらうとしよう。
ガブーンは恐怖に青ざめている男を一人捕まえると、その頭を牙でかみ砕く。
「ふん……楽しみにもなりはしないな。ワオーーーン!」
「は、博士、早く! ここを曲がれば出口が……えっ?」
博士を逃がそうと先導していた男が思わず立ち止まる。
「と、富田(とみた)君、どうしたね?」
先を走っていた男が突然立ち止まったことに驚く博士。
「そ、それが……」
富田の記憶では曲がった先には外に通じる玄関があったはずなのだ。
それなのに今彼の目の前にはここまでと同じような廊下が奥へと続いている。
おかしい……
どこかで道を間違えたのか?
だが、そんなはずは……
いったい……
だが、富田がその答えを知ることはできなかった。
「うごっ!」
突然その廊下の“中から”鋭い爪が飛び出し、富田の腹をえぐったのだ。
「うふふふふ……アタシの幻術はどうかしら? 本物の廊下にしか見えなかったでしょ? ニャァァァーオ」
誰もいないはずの廊下の“中から”、猫の鳴き声が響いてくる。
やがて奥へと伸びていた廊下がすうっと消え、すぐ目の前の出口が幻で隠されていたことがわかる。
それと同時に、彼の腹をえぐったのが白く美しい躰をした猫の化け物であったことも。
だが、すでにこと切れた富田にそのことが理解できるはずはなかった。
「う、うわぁ! こ、こっちにも!」
目の前に現れた猫の化け物に驚く博士。
「うふふふふ……アタシたちビーストロイドから逃げられるとでも思っていたのかしら? 下等な人間のくせに」
富田の腹を貫いた爪を抜き、その爪をぺろりと舐めるソウガット。
「ひいっ!」
目の前で富田がどうッと倒れ、博士は恐怖のあまり床にへたり込んでしまう。
「ニャァァァーオ。岡田(おかだ)博士、お前の研究はアタシたちデスカルにとっては目障りなの。死んでもらうわ」
「う、うわぁぁぁっ!」
必死に這いつくばって逃げようとする博士を背中から爪で引き裂くソウガット。
血しぶきが上がり、返り血がその身を染める。
「ニャァァァーオ! ニャァァァーオ!」
楽しそうに博士を爪で切り刻んでいくソウガット。
やがて博士はピクリとも動かなくなってしまう。
「ニャァァァーオ……あら? もう死んでしまったの? つまらないわね」
ソウガットは立ち上がって爪を舐め、死体を蹴り飛ばす。
「うふふ……これで任務完了」
その口元には笑みが浮かんでいた。
「グルルル……終わったようだな」
暗い廊下の奥から姿を現すガブーン。
彼の方もあちこちと返り血を浴びている。
それだけじゃなく人間の肉片も付いているようだ。
「ええ、ターゲットは始末したわ。ニャァァァーオ」
ソウガットはうっとりした目でガブーンを見つめる。
獲物の血に塗れたたくましいオスというのはどうしてこんなに魅力的なのだろうか。
彼に抱かれたいと思わないメスなどいないに違いない。
もちろんアタシも……
くふふ……
ソウガットはうっとりとガブーンの姿を見つめていた。
「グルルル……よくやったぞソウガット。これで初任務は成功だな」
ソウガットに近づくと、その身をそっと抱き寄せるガブーン。
「ニャァァァーオ。あなたのおかげよガブーン。あなたが雑魚どもを引き付けてくれたから」
ガブーンに抱き寄せられるままにソウガットは身を任せる。
そのたくましい腕に抱かれるのはなんとも心地よい。
「グルルル……まさに雑魚どもだった。まったく歯ごたえがない」
「くふふ……所詮は下等な人間ども。あなたにかなう相手などいるわけがないわ」
「そうかもしれんが……もう少し抵抗をだな……」
不満そうにするガブーンの口を、ソウガットが指でやさしく押しとどめる。
「ねえ、そんなことより早く引き揚げましょ。一緒にシャワーを浴びて、そのあと……ね?」
ガブーンの口に当てた指を、そのまま彼の股間へと下ろしていく。
「グルルルル……まったくいやらしいメス猫だ」
「ああぁん……だってぇ、たくましいオス犬に抱かれるのが大好きなんですもの。ニャァァァーオ」
もう待てないという感じで身をよじるソウガット。
「グルルル……困ったやつだ」
ガブーンはニヤッと笑ってソウガットを肩に乗せる。
そしてそのまま二体のビーストロイドは闇に消えた。
******
******
「おはよー、こよみ」
背後から声をかけられ、振り向く制服姿の女子高生。
「おはよー、真由香(まゆか)」
声をかけてきたのが友人の真由香とわかり、こよみも挨拶を返す。
彼女の名前は早瀬こよみ。
ショートカットの髪に人懐こい笑顔がかわいいごく普通の女子高生だ。
だが、姉の絡みで普通じゃない居候が家にいることを除けば。
「ねえねえ聞いて。夕べちょっと気になるもの見ちゃった」
追いつくようにしてこよみの隣にやってきた真由香が話しかけてくる。
「気になるもの?」
ゴシップ好きの真由香のことだから、どうせろくでもないことだろうけど……とこよみは思う。
「うん。昨日さ、家族と外食に行ったんよ。その帰りにさ、見たの」
「見たって、何を?」
「それがね。みゃー先生」
なーんだ……
こよみは苦笑する。
教師と言えども夜出歩いていることなど、何の不思議もないではないか。
「それは猫川先生だって夜に……」
「違うの違うの。一人じゃなかったの」
「一人じゃなかった?」
「そうなの。誰といたと思う?」
もったいぶるようにそこで話を止める真由香。
「ええ? 教えてよ」
つい引き込まれてしまうこよみ。
「それがね……ブルドッグだったの」
「ええええ?」
思わずこよみは声を上げてしまう。
あの犬田先生と?
「びっくりでしょ? 私も思わず車の窓からじっと見ちゃったもん。あれは間違いなくブルドッグとみゃー先生だった」
「で、でも、ほら、先生同士の会合があったとかじゃないの?」
教師同士なんだからそういう会合みたいのだってあるだろう。
「だとしても、帰りまであんなに楽しそうにする? ブルドッグなんかみゃー先生の腰を抱くようにして一緒に歩いていたんだよ」
「えええ?」
にわかには信じられない。
猫川先生は犬田先生をかなり嫌っていたはずじゃ……
それなのにそんなことが?
こよみは首をかしげる。
「ねえ、どのあたりで見たの?」
こよみが場所を確認する。
もしかしたら酔った猫川先生を犬田先生が無理やり連れまわしていたという可能性は無いだろうか?
歓楽街ならそういうこともあり得るだろうし。
「うーんとね……確か大学病院の近くだったかな……」
「大学病院?」
こよみは朝その単語を聞いたばかりだった。
数日前の東都物理研究所に続き、夕べ大学病院でも数名の行方不明者が出たのだ。
双方ともに室内には破壊の跡があったうえ、あちこちに血も飛び散っていたらしいのだが、ケガをしたであろう人たちが誰も残っておらず、みんな消えてしまっていたのだ。
警察では事件事故両面で捜査をしているそうだが、こよみの姉のみどりもカメラマンとして取材に駆り出されていて、朝あわただしく出かけていったところだった。
そしてこれはおそらく、デスカルのアニマロイドの仕業ではないかとも姉は口にしていたのだ……
「こよみ?」
黙ってしまったこよみに真由香が声をかける。
「え? あ、うん、そうなんだ」
「ねー、あの辺りってさ、デートスポットも無いし、ふたりで何やっていたんだろうね? 気になるよねー」
どうやら真由香は大学病院の一件はまだ知らないらしい。
まだ報道されていないから当然かもしれないが。
それにしても、猫川先生と犬田先生がどうしてそんなところにいたのだろうか……
まったくの偶然だとは思うけど……
「あ、ちょうどよかった。みゃー先生!」
学校についたところで美弥を見つけた真由香が、手を上げて駆け寄っていく。
「あら、おはよう」
冷たい目でそっけない返事をする美弥。
その様子にこよみは少し背筋が冷たくなる。
なんだろう……
数日前に犬田先生と猫川先生が一時的に学校からいなくなってから、ふたりが以前となんとなく違ったように感じる。
なにか……どこかが変わったような……
「みゃー先生、夕べブルドッグと一緒じゃなったですか?」
こよみの覚えた違和感をまったく気にしていないのか、真由香は普通に美弥に話しかけていく。
「犬田先生をブルドッグ呼ばわりとは失礼ね。人間のくせに」
「えっ? あ、はい、すみません」
鋭い目で睨みつけられ、思わず真由香は謝る。
「そう……見ていたのね……見ていたのはあなただけ? それとも彼女も?」
美弥がこよみの方を見る。
「あ、いえ、私だけです」
「そう……ふふ……私が彼と何をしていたか知りたい?」
「ええ、まあ……みゃー先生は犬田先生のことを嫌っていたんじゃないのかな、なーんて思いまして」
「いいわ、話してあげる。ついてきなさい。あなたも来る?」
こよみにも声をかける美弥。
「あ、いえ私は……真由香、一時間目が始まっちゃうよ。後にしたら?」
こよみは首を振る。
「先に行ってて、私ちょっとみゃー先生の話聞いてくるから」
真由香はそのまま美弥のあとについていく。
「真由香!」
こよみはなんだか不安を覚えつつも、二人の後ろ姿を見送ってしまう。
結局真由香が教室に戻ってきたのは一時間目もかなり過ぎてからだった。
どことなく虚ろな感じで、教科担当の問いかけにも要領を得ず、生返事を返すのみなのだ。
こよみも気になって休み時間に話しかけたが、なんでもないわと答えるだけだったし、猫川先生のことについてもはぐらかされるだけだった。
******
「グルルル……やはりソウガットの膝枕はたまらんぜ」
その巨大な頭をソウガットのしなやかな脚に乗せ、ソファに寝そべっているガブーン。
学校の中だというのに堂々と擬態を解いてビーストロイドとしての姿に戻っているのだ。
「ニャァァァーオ。アタシの膝枕で良ければいつでもいいのよ」
気持ちよさそうに寝そべっているガブーンを、ソウガットもその青い目でやさしく見つめている。
たくましいオスが自分の膝でリラックスして横になっているなど、メスにとっては幸せなことではないだろうか。
「グフフフ……こうして学校で擬態を解くことができるのはお前のおかげだな」
下から見上げるようにして、その太い腕でソウガットの頬を撫でるガブーン。
「ニャァァァーオ。だってぇ……アタシたちはビーストロイドよ。ずっと人間に擬態しているなんていやだわ」
「グフフフ……まったくだ。人間の姿なんて息がつまるぜ」
「でしょう? やっぱりこの姿の方が落ち着くわ。ニャァァァーオ」
気持ちよさそうに頬を撫でられるソウガット。
その猫のひげが撫でられるたびに揺れている。
「ニャン! もう……まだ昼間よ」
ソウガットが一瞬びくっと躰を振るわせ、思わず苦笑する。
ガブーンの手が頬からお尻に回ってきたのだ。
「グルルル……お前を見ているとしたくてたまらなくなるんだよ。どうせお前の鬼火催眠でほかの教師はこの体育教官室には来ないように仕向けたんだろ?」
「ニャァァァーオ。それはそうだけど……」
学校の中に落ち着ける場所を作るべく、ソウガットは教師たちに軽い催眠をかけ、この体育教官室には近づかないようにさせたのだ。
だからここで二人が何をしようが知られる可能性は低い。
「グルルル……まあ、俺はお前に嫌われているようだからな。残念だ」
まったく残念とは思っていないくせに、ガブーンはそう言って意地の悪い笑みを浮かべる。
その間もソウガットのお尻を撫でるのはやめようとしない。
「ニャァァァーオ。もう……それはアタシがくだらない人間だった時のことでしょ。力より知恵の方が大事だなんて、ホントおろかな考えだったわ。知恵などというものは力をより効果的に使うためにあるもので、力こそが世界を支配するのよ。力の無いものが知恵で対抗しようなんて馬鹿のすること。力こそがすべて。そうでしょ?」
そう言って自分の鋭い爪をぺろりと舐めるソウガット。
「おや? そうだったか? てっきりお前は脳筋ブルドッグの俺なんかよりも、優しく知恵のあるあの男の方が好みなんだと思ったぞ」
にやにやと笑うガブーン。
あの男とは、美弥が人間だったころに付き合っていた男性のことだ。
「ニャァァァーオ。やめてってば怒るわよ。あんな男、今のアタシにはどうでもいい存在なのはわかってるでしょ?」
そう言ってソウガットはガブーンの頬を撫でる。
「アタシにとって一番のパートナーはガブーン。アタシたちはともにデスカルのビーストロイド。躰の相性もいい最高のパートナー同士でしょ」
「グフフフ……まったくだ。よろしく頼むぜ、可愛いメス猫よ」
「ええ、こちらこそ。さあ、そろそろ来る時間よ」
ソウガットがガブーンの上半身を起こしてやる。
「そうか……そうだったな。噂の脱走者とかかわりのある生徒か……」
名残惜しそうに躰を起こすガブーン。
ソウガットをかわいがるのは夜までお預けのようだ。
******
「こよみ。犬田先生があなたを呼んでるわ」
「えっ? 犬田先生が? ど、どうして?」
お弁当を食べ終わってゆっくりしていたこよみに、真由香が声をかけてくる。
今日の真由香はなんだかいつもと様子が違い、お弁当も一人で食べていた。
いつもは一種に食べるのだが。
それに犬田先生が呼んでいるとはどういうことだろう?
別にこよみは体育関係の委員とかでもないし、授業でもあまり接点はない。
呼び出される理由が思い浮かばないのだ。
「さあ。とにかくあなたを呼んでくるように言われたわ。一緒に来て」
有無を言わせず立たせようとする真由香にこよみは驚く。
「ちょ、ちょっと、わかったから」
こよみは戸惑いながらも立ち上がると、真由香とともに体育教官室へと向かう。
「ねえ、真由香? 朝何かあった? 今朝からなんかいつもと違う感じなんだけど」
廊下を歩きながらこよみは隣の真由香に声をかける。
「別に……何も無いわ」
真由香はまっすぐ前を見たまま歩き続けている。
やはり何かがおかしい……
こよみはそう思う。
だが、なぜおかしいのかがわからない。
いったい真由香に何があったのだろう?
朝の一件が関係しているなら猫川先生が絡んでいるのかもしれない。
でも、今呼びだしてきたのは犬田先生だ。
いったい何がどうなっているのだろう……
体育館の脇にある体育教官室。
昼休みと言っても、このあたりは静かなもの。
廊下を歩いていて誰かとすれ違うこともない。
とはいえ、こんなにどこか異質な感じがしたものだっただろうかとこよみは思う。
気のせいかもしれないけど……
「二年C組の早瀬です。犬田先生に呼ばれました」
教官室のドアをノックし、要件を言うこよみ。
『グルルル……おう、入れ』
部屋の中から声がする。
「失礼します。えっ?」
ドアを開けて一歩室内に入り込み、こよみは息を飲む。
奥のソファには、猫と女性が融合したかのような姿の獣人が座っており、その隣にはまるでゴリラかと思うような巨体をした犬頭の男の獣人が立っていたのだ。
「ア、アニマロイド!」
思わずそう口にしてしまうこよみ。
それは彼女の姉を以前襲ってきた獣人をさす言葉。
彼女の姉は事件の取材中に、デスカルの生み出したアニマロイドの襲撃を受け、間一髪のところをタケルという青年に救われたことがある。
タケル自身ガウルというデスカルの生み出した犬型アニマロイドの一体なのだが、彼はデスカルを脱走し、自分を改造したデスカルと戦っていたのだ。
姉はその時以来タケルと協力し合うために、彼自身と彼とともにいたロキという少年の二人を家に居候させている。
こよみとしてはそんな連中を家にかくまうのは不安以外の何者でもないのだが、姉は一度言い出すと聞かないため、しぶしぶ二人の居候を受け入れていたのだった。
「きゃっ!」
入口で立ち止まってしまったこよみは、いきなり後ろから突き飛ばされる。
「グルルル……ほう、やはり俺たちのことを知っているようだな」
「でも、旧式のアニマロイドと一緒にされるなんて不愉快だわ。アタシたちはアニマロイドなんかじゃなくビーストロイドよ。ニャァァァーオ」
突き飛ばされて部屋の中に倒れ込んだこよみに、ソファから立ち上がった猫型の獣人と犬型の獣人が近寄ってくる。
「ど、どうして……」
どうして学校にデスカルの獣人がいるのだろう?
いや、それよりもこのことを知らせなくては……
「あぐっ!」
こよみはすぐに立ち上がろうとするが、その背中を踏みつけるようにして立ち上がれないようにしてくる者が背後にいた。
「ま、真由香?」
「ダメよ、こよみ。ここからは逃がさないわ」
冷たい目でこよみを見下ろしている真由香。
「オホホホホ……残念ね。その娘はもうアタシの支配下なの。アタシの言うことしか聞かないわ。ニャァァァーオ」
手の甲を口元に当てて笑うソウガット。
「さて、お前にはいろいろとしゃべってもらうぞ。グルルルル……」
ガブーンの太い腕がこよみの頭を掴んで引き起こす。
「ガッ! あぐっ!」
頭を締め付けるように掴まれて無理やり立たされるこよみ。
その前に笑みを浮かべたソウガットがやってくる。
「ニャァァァーオ……うふふふ……安心なさい。殺したりはしないわ。お前にはいろいろとやってもらうことがあるからね」
「だ、誰が……あ、あんたなんかの……」
「うふふふ……お前の意思など関係ないの。さあ、これを見なさい。ニャァァァーオ」
ほくそ笑むソウガットの周囲にぼうっといくつもの鬼火が現れる。
それらはゆらゆらと揺らめき、こよみの目を引き付けていく。
しまった……見てはいけない……
こよみはそう思ったものの、すでにその目は鬼火に引き付けられ、目を離せなくなっていた。
あ……あああ……・
意識がだんだんぼうっとなっていく。
どこか夢の中にでも引き込まれていく感じ。
考えがまとまらない。
私は……いったい……
「グフフフ……お前の鬼火催眠はさすがだなソウガット」
捕まえていた女子生徒の腕がだらんと垂れさがる。
「うふふふ……人間の小娘を支配するなど簡単なことだわ。ニャァァァーオ」
ぺろりと舌なめずりをするソウガット。
ガブーンに褒められるのはとてもうれしい。
すでにこの娘は支配下に墜ちた。
あとはゆっくり脱走者の情報を聞き出し、罠を張ればいい。
ガブーンと二人で協力すれば、脱走者を始末することも容易いだろう。
ソウガットはそう思い、冷たい笑みを浮かべるのだった。
END
いかがでしたでしょうか?
よろしければ感想コメントなどいただけますと嬉しいです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/23(金) 20:00:00|
- 怪人化・機械化系SS
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
昨日は甲子園で阪神‐広島戦が行われました。
実はこの試合、今季限りで引退する糸井選手の引退試合だったそうです。
全然知りませんでした。
試合は阪神が伊藤将司投手、広島が森下投手の先発でスタート。
先手を取ったのは阪神で、1回の裏に二死から2点を先取。
いいスタートかと思われたのですが、2回の表に広島が4点を奪い、早くもここで伊藤投手は降板です。
_(:3 」∠)_ ウボワァ
5回、阪神はこの回の先頭に代打で糸井選手を送り出します。
糸井選手は見事にヒットを打って現役最後の打席を終了。
このヒットを足掛かりに阪神が1点を返して3-4に。
さらに6回には梅野選手がソロホームランを放って阪神は同点に追いつきます。
ここからは投手陣が双方頑張って9回を終え、試合は延長戦に。
延長11回の表、ここで広島は一気に6点を奪って4-10に。
/(^o^)\ナンテコッタイ
試合はそのまま終了して阪神は四連敗。
なんだかなぁ……
糸井選手の引退試合を勝利で飾れず、今季の負け越しも確定。
やれやれです。
今季はいいところなしという感じでしたねぇ。
糸井選手長い間お疲れ様でした。
阪神残りは四試合。
最後の力を振り絞ってほしいです。
頑張ってや―。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/22(木) 18:48:24|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
このところ暇を見つけてはASLのルール把握のためにソロプレイをしたりしております。

まだまだ手探り状態と言っていい感じで、ちまちまと進めておりますけど、できることがさまざまある分面白さはありますねぇ。
(*´ω`)

プレイしていて感じるのは、やはりASL-SKのプレイ経験があるのは「非常に大きい」なぁということでしょうか。
これ、直接ASLに進んでいたとしたら、何が何だかさっぱりわからないということになりそうです。
その意味でも、SKの存在は意味があることなんだなぁと感じました。
とはいえ、できることが多いということはそれだけルールも多いということですし、何かするたびにルールブックを開くものですから、時間ばかりかかってしまいますねぇ。(笑)
また、どうしても手間もかかってしまいますから、そこでも時間がかかるという。
1ターンやるのに1時間とか簡単に過ぎてしまいますねぇ。
それでもSquad Leaderとはまた違う楽しさがありますね。
これは嵌まりそうではあります。
Squad Leaderの手軽さおおらかさも捨てがたいんですけど、ASLもいいなぁ。
(*´ω`)
週末金曜か土曜かで一回ソロプレイしっかりやってみますかね?
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/21(水) 18:36:56|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
日本各地に猛威を振るった台風14号も、今日温帯低気圧に変化して日本から遠ざかっていくようです。
北海道ではこの影響で台風や低気圧の直撃そのものは受けなかったものの、けっこう風や雨が強かったです。
幸い大きな被害はなかったようですが、この台風が北から一気に寒気を引っ張ってきてしまったみたいなんですよねー。
おかげで今朝は結構寒く感じましたし、今も室内でも22度ほどとなんとなく肌寒い感じです。
明日の朝は10月中旬くらいの寒さということで、札幌では10度行くかどうかという気温の低さとのこと。
道内の山ではもしかしたら雪が降るかもしれないという話ですねー。
(>o<") ウヒー
これからは一雨ごとに寒くなりますねぇ。
昼間はともかく、朝はストーブを焚かないとならなくなってくるのももうすぐです。
まだ9月も残り10日あるんですけどねー。
体感的には今頃がまだ躰が寒さに慣れていないので、一番寒さを感じる時期なんですよねー。
これが11月とかになってくると、もちろん寒いことは寒いんですけど、ストーブも普通に焚きますし、躰も寒さに慣れてくるので、それほど寒さをきついと感じなくなるんですけどねー。
寒いよー。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/20(火) 17:53:31|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
先週のプロ野球、阪神は5試合が、日本ハムは9連戦の最中ということで7試合が行われました。
結果はと言いますと、阪神は2勝3敗、日本ハムは3勝4敗と両チームともに負け越しです。
(´・ω・) トホホ
阪神は中日に勝利でスタートしたものの、甲子園での広島戦を1勝1敗、東京ドームの巨人戦と甲子園のヤクルト戦をそろって落とすという形。
なんというかもどかしいですねぇ。
これで65勝69敗と4つの負け越し。
残り試合があと6試合ですから、5勝1敗でやっと5割ですか。
もう今季の勝ち越しは無さそうですねぇ。
(>o<") アーア
一方日本ハムは千葉でのロッテ戦を1勝2敗、大阪でのオリックス戦を1勝1敗、札幌でのロッテ戦が1勝1敗と勝って負けてというパターン。
今季の最下位も確定です。
/(^o^)\ナンテコッタイ
まあ、日ハムに関しては仕方ないですかねー。
(´・ω・)
今週は阪神が明日DeNA、明後日広島と甲子園で1試合ずつ行い、金曜日には広島で広島と1試合の3試合のみ。
日本ハムは今日ロッテ、明日ソフトバンクと札幌ドームで1試合ずつ行い、金曜日に仙台で楽天と1試合やったあと札幌に戻って土曜日が西武、日曜日にまた楽天戦と5試合です。
残り試合もあとわずかで、今季ももうすぐ終わりですねぇ。
寂しくなりますわぁ。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/19(月) 18:21:02|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
今日は超短編SSを一本投下します。
タイトルは「奥様は愛する旦那をいたぶりたい」です。
先日ふと、「悪堕ちさせたヒロインに命令を下したら、速攻で拒否された首領」というのも面白いなぁと思いまして、そんな話を2時間ちょっとで書いてみた作品です。(笑)
なので、本当に堕ちシーンだけのシチュのみSSです。
よろしければご笑覧くださいませ。
それではどうぞ。
奥様は愛する旦那をいたぶりたい
う……
ゆっくりと意識が戻ってくる。
こ、ここは?
私はいったい?
目を開けて周りを見回す美那子(みなこ)。
だが、周囲は漆黒の闇で何も見えない。
躰もふわふわして、立っているのか横たわっているのかもわからない。
まるで黒い水の中に浮いているような感じだ。
だからと言って呼吸ができないということも無い。
え?
ここは……ここはどこ?
どこなの?
困惑する美那子。
どうしてこんなところにいるのだろう?
『目が覚めたようだな、津雲(つくも)美那子よ』
闇の中から声が聞こえる。
「だ、誰? 誰なの?」
美那子は声の主を探すものの、そもそもが闇の中で何もわからない。
『我はヤミオー。このヤミノランドの王である』
「ヤミオー? そ、そんな……」
その名を聞いた美那子は戦慄する。
ヤミノランドと言えば世間を騒がせている謎の組織であり、世界を支配しようとしている邪悪な集団ではないか。
奇妙な姿のヤミノ獣という怪物を操り、人々を恐怖に陥れているのだ。
『ククク……そうだ。我はヤミオー。世界を闇で覆う者。お前は当然そのことを知っているだろう?』
「……」
美那子は唇を噛みしめる。
そう、彼女は知っているのだ。
世間一般の人々よりもそのことを知っている。
なぜなら、彼女の夫である津雲大造(つくも だいぞう)は、ヤミノランドに対抗するために設立された陽光戦隊テラスンジャーの一員テラスブルーであり、日夜ヤミノランドと戦っていたからだ。
『ククク……お前の夫はテラスブルー。我の忌々しい憎むべき敵。そうであろう?』
どうやら美那子のことは知られているらしい。
テラスンジャーのメンバーの関係者であることは高度の機密事項のはずだが、いったいどこから漏れたのだろうか……
「違うと言っても通じないでしょうね……」
『なに、違うなら違うでも利用価値はそうは変わらん』
ヤミオーはそう答える。
もっとも、違うなどとは思ってもいないようだが……
「私を人質にでも?」
美那子は闇をにらみつける。
過去にもテラスンジャーは何度か人質作戦を受けたことはある。
だが、多数のために少数の犠牲はやむなしということで、救出を最前提とはするものの要求には応じないという姿勢を貫いてきたのだ。
だが、それは言ってしまえばテラスンジャーチームの関係者が人質ではなかったからで、身内が人質にされたとしたら、その姿勢を貫けるかどうか……
特に夫の大造に美那子を見捨てる決断を下せるとは思いたくない。
美那子は夫を心から愛していたし、夫もそうであると思いたかったのだ。
だから、彼女が人質にされれば、テラスンジャーは危機に陥ることになるだろう……
それを防ぐためには……
美那子はその決断をしなくてはと考える。
『ククク……人質にされる前に死ぬつもりかもしれんが、そうはさせん。お前には我が手駒になってもらおう』
「えっ?」
思わず顔をあげた美那子に、周りの闇が絡みつき始める。
「えっ? いやっ! いやっ!」
躰にまとわりつくタールのような闇を、両手で振り払おうとする美那子。
だが、ねっとりとした闇は払おうとしてもまとわりつくだけであり、じょじょに美那子の躰に広がっていく。
「いやっ! いやぁっ!」
全身に広がっていく闇に恐怖し、美那子は必死で手を動かしていくが、逆にそれが闇を躰に塗り込むことになっていることにも気づかない。
「いやっ! む、むぐっ!」
闇は美那子の首の上にまで広がり始め、やがて口まで覆っていく。
「ん……んんん……」
呼吸ができないのか、口を覆った闇を必死で取り去ろうとする美那子。
だが、闇は頭全体を覆い尽くし、美那子はすっかり闇に包まれたマネキン人形のようになってしまう。
「……」
やがて美那子は動きを止め、両手をだらんと下げて棒立ちになったような姿勢になる。
そしてしばらくその姿勢で動かなくなっていたが、やがてそのまとわりついていた闇が細かい粒子となって飛び散っていく。
そして中からは、先ほどまでとは違う衣装を身にまとった美那子の姿が現れる。
それは黒いレオタードのようなインナーを基本とし、その上に銀のアーマーが胸と股間を覆っているもので、両手はひじ上まで、両足は膝上までが同じような黒い長手袋とブーツで覆われていた。
額には銀に紫の宝石が嵌まったサークレットが付けられ、目にはアイシャドウが、唇には黒いルージュが引かれている。
それはまさに妖艶に生まれ変わった美那子の姿だった。
『ククク……生まれ変わった気分はどうかな、津雲美那子? いや、我がしもべヤミノレディ・ミナよ』
その声にミナはゆっくりと目を開ける。
「はい、ヤミオー様。とっても良い気分ですわ。私はヤミノランドの一員でありヤミオー様の忠実なるしもべ、ヤミノレディ・ミナ」
スッと片膝をつき、頭を下げて一礼するミナ。
もはや彼女は先ほどまでの彼女ではない。
ヤミノランドの一員としてヤミオーに仕えるヤミノレディなのだ。
『クククク……それでよい。これからは我のために働いてもらうぞ、ヤミノレディ・ミナよ』
「もちろんでございますヤミオー様。どうぞこの私に何なりとご命令を」
喜びに満ちた表情で顔をあげるミナ。
ヤミオー様のために働けるなど、なんと喜ばしいことだろうか。
『クククク……ではミナよ、お前に命じる。テラスブルー津雲大造をその手で殺すのだ!』
「お断りいたします!」
『は?』
予想外のミナの答えに面食らうヤミオー。
『断るとはどういうことだ? お前は我のしもべではないのか? 我に忠誠を誓ったのではないのか?』
「私はヤミオー様のしもべです。ヤミオー様に心から忠誠を誓っております」
再び頭を下げるミナ。
『ではなぜ断る?』
「テラスブルー、いいえ、津雲大造は私の愛する夫。いくらヤミオー様のお言葉でも愛する彼を殺すなんてできません」
ミナが首を振る。
『なんと!』
完全に闇に染めたはずのミナの言葉にヤミオーは驚く。
「それに……」
顔をあげてにやりと歪んだ笑みを浮かべるミナ。
「なぜあっさりと殺せなどとお命じになられるのですか? テラスブルーはヤミオー様に散々逆らった憎むべき相手。それをただ殺すなどもったいないと思います。どうか私にやつをもっと苦しめろ、たっぷりといたぶってやれ、死ぬよりつらい目に遭わせろとおっしゃってくださいませ」
『なんと……ただでは死なさんというのか?』
「もちろんです。彼は私の愛する夫。簡単には死なせたりはしませんわ」
ぺろりと舌なめずりをするミナ。
『ククク……いいだろう。好きにするがいい』
やや呆れたように許可を出すヤミオー。
もしかしたら闇が美那子の歪んだ愛の部分に火を点けたのかもしれない。
だが、それはそれで面白かろう。
「ありがとうございます、ヤミオー様」
スッと立ち上がるミナ。
「では早速、我が夫に私の愛を届けて差し上げますわ。うふふふ……」
そう言ってミナはヤミオーの謁見の間を後にする。
ヤミノランドの一員となったミナには、闇の中は我が家のようなもの。
どう動けばいいかはわかっている。
ああ、なんて素晴らしいのだろう。
待っててねあなた。
これからは私がたっぷりといたぶってあげる。
苦しめて苦しめて身も心も痛めつけてあげるの。
死んだほうがマシだなんて言ったって、絶対に死なせてあげないんだから。
私と一緒に世界がヤミオー様の闇に包まれるのをその目で確かめましょうね。
そして絶望に満ちたあなたの顔を私に見せてちょうだい。
その表情こそ私にとっては最高の快楽ですの。
愛してるわ……あなた。
うふふふふ……
END
いかがでしたでしょうか?
お楽しみいただけましたら幸いです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/18(日) 19:00:00|
- 女幹部・戦闘員化系SS
-
| トラックバック:0
-
| コメント:7
今日は土曜日なのでウォーゲームのソロプレイ。
今回はこちらをプレイすることに。

タクテクス誌35号の付録についた「死霊の夜明け」です。
(´・ω・) ゾンビや……

こちらが初期配置。
このゲームは映画の「ゾンビ」をもとにしたシミュレーションゲーム(?)で、人間側は四人の人間を移動させ、四ヶ所のシャッターをすべて閉じ、ショッピングモール内のゾンビをすべて除去すれば勝利です。
でも……バランス的には人間側はかなり厳しいんですよねー。
(*´ω`)

これが人類側の四人。
数値は左から1ターンごとの射撃回数、恐怖レベル、移動ポイント数です。
恐怖レベルというのは、状況によって必要となる恐怖チェックに、この数値以下を出してしまうと動けなくなってしまうという数値です。
今回のプレイでも、この数値が大きく影響しましたねぇ。

人間側は二組に分かれてゾンビたちを排除しながら、西と北のシャッターを閉じることに成功。
あとは南と東のシャッターのみです。

しかし、東のシャッターに向かったロジャーとスティーブのペアが狂乱ゾンビに襲われ、ロジャーが噛まれて感染してしまいます。
/(^o^)\ナンテコッタイ

それでもなんとか狂乱ゾンビを撃退し、東のシャッターまでたどり着くロジャーとスティーブ。
しかし、そこでついにロジャーは発病してスーパーゾンビになってしまいます。
ですが、ここでスティーブは恐怖に耐えてゾンビとなったロジャーを除去。
すげぇ。
Σ( ºΔº )

そしてピーターとフラン組はなんとかゾンビたちを退けて南のシャッターを閉じることに成功。
あとは東のシャッターのみ!

しかし、あとはシャッターを閉じるだけだったスティーブがゾンビに襲われてしまいます。
哀れスティーブはゾンビに食われて除去されてしまうことに。
(>o<") Oh

やむなく東のシャッターに向かったピーターとフランも、その手前で狂乱ゾンビの襲撃を受けて二人ともに噛まれてしまうことに。
これでゾンビ側が勝利条件を満たしてしまったので、ゾンビ側の勝利となりました。
( ˘ω˘) やはり勝てませんでしたかー。
シャッター三ヶ所までは閉じたんですけどねぇ。
恐怖チェックに失敗すると行動不能なので、一方的に攻撃を受けてしまうんですよねー。
なかなか人類側は難しい。
今回もプレイ中のツイートをこちらにまとめましたので、よかったらご覧ください。
22年9月17日のタクテクス誌35号付録「死霊の夜明け」をソロプレイした時のツイートまとめ今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/17(土) 18:36:02|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
通販で注文してあった「新九郎、奔る!」の11巻が届きましたよー。
ヾ(゚ー゚*)ノ゙

こちらが表紙。
未亡人となって尼姿になった新九郎の姉君ですねー。
この姉君が嫁ぎました今川家の家督争いが、11巻でも新九郎に大きく影響してくるようです。
新九郎君も九郎だけに苦労が耐えませんねぇ。(マテ
このあたりはほとんど知識が無いので、毎回いつも楽しみに拝読させていただいているのですが、今回も読むのが楽しみです。
さてさて新九郎君はどうなりますのやら。
この作品、アニメ化とかされませんかねー?
されたら面白そうなんですけどねー。
(^o^;)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/16(金) 18:13:00|
- 本&マンガなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
プロ野球オリックスバファローズは、本日能見篤史投手の今季限りでの現役引退を発表しました。
Σ( ºΔº ) ナントー
能見さんもですかー。
( ˘ω˘)
これで福留選手、糸井選手、能見投手と阪神に在籍した三人のベテラン選手がそろって引退ですねぇ。
福留選手は中日へ、能見投手はオリックスへと最後の花を咲かせようとして移籍されていったわけですが、こうして引退ということで、本当にお疲れ様でした。
能見投手は2004年に阪神に入団し、それからずっとタテジマ一筋で活躍なされてこられましたが、2021年にオリックスに移籍。
投手コーチ兼任という肩書で現役を続けてきておりました。
通算は104勝93敗4セーブだそうで、もう少し勝ち星があってもよかったのかなーという気はします。
打線が援護しきれなかったですかねー。
とはいえ、長く阪神のローテーション投手として活躍してくださったのは確かなこと。
本当にありがとうございました。
お疲れ様でした。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/15(木) 18:00:35|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
タミヤニュースの10月号(641号)が届きましたー。
ヾ(゚ー゚*)ノ゙

こちらが表紙。
今号はイタリア空軍の戦闘機マッキMC202フォルゴーレに描かれていた第3航空団(上)と、第21航空群(下)のマークだそう。
今号の「博物館をたずねて」は、フランスの駆逐艦マイレ・ブレゼ。
戦後初のフランス国産駆逐艦シュルクーフ級駆逐艦の一隻だそうで、1957年に就役し、1960年代に対潜能力を向上させる改修が行われ、1988年に退役。
その後1991年よりナントで浮かぶ博物館として公開されているとのこと。
戦後の駆逐艦とはいえ、まだまだ戦前の駆逐艦の面影を改修後も残している様子です。
「第二次大戦イタリア軍装備解説」は、イタリア戦車部隊の発展と装備の三回目。
M11/39型戦車を開発したイタリア軍でしたが、これではやはりダメということで、M13/40型戦車の開発を始めます。
しかし、それが終わらないうちに1939年にドイツ軍がポーランドに侵攻し第二次大戦が勃発。
イタリアは最初は静観の構えを見せるものの、ドイツがポーランドはおろか翌年にはベルギーやフランスにも侵攻するのを見て、ついに参戦を決断。
イタリア軍戦車部隊はCV33や35といった機関銃しか装備していない豆戦車を主力としてフランスに侵攻を開始し、予想通りにたいした戦果をあげられずにフランス戦が終わったとのこと。
/(^o^)\ナンテコッタイ
「第二次大戦機の真相と深層」では、日本軍機に搭載された誉エンジンの実態。
どうしても小型・軽量・大出力を欲張ってしまって、非常に問題の多くなってしまった発動機だったとのこと。
当時の日本の限界点がここにもあったのかもしれませんね。
巻中の情景写真はリメイクされたM551シェリダンの情景。
二台のM551シェリダンを、片方はベトナム戦争時に、もう片方は湾岸戦争時の車輌として制作し並べたという作品。
同じM551でも印象が変わりますねぇ。
他にもいろいろな記事が載ってて楽しかったです。
それにしてもあと2巻で今年も終わりますねぇ。
早いー。
(>o<")
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/14(水) 18:27:28|
- タミヤニュース
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今日は朝から病院に行って「腹部エコー」と「胃カメラ」の検査を行なってきました。
きちんとした医師の判断は次の診察時になりそうですが、胃カメラでは「今のところは悪さをしていない小さなポリープ」がたくさんあるよと言われ、定期的に胃カメラを受けたほうがいいよという話に。
/(^o^)\ オウフ
そして今朝は、阪神タイガースの糸井嘉男選手が今季限りで現役を引退するという報道が入ってきました。
( ˘ω˘) やはりですか……
現中日の福留選手に続き、糸井選手も今季限りとのこと。
糸井選手は阪神で終えていただけるということで、ありがたいと言えばありがたいですね。
糸井選手は最初は投手として日本ハムに入団し、野手転向してからレギュラーを獲得するという野手転向の成功例としてよく引き合いに出される選手です。
2013年にはオリックスに移籍し、そこでも活躍したのちにFAで阪神タイガースに移籍。
今年まで阪神で頑張ってきてくれました。
残念ながらここ二年ほどはケガなどの影響もありあまり活躍できておられませんでしたが、それでも代打の切り札的存在として高い存在感を見せておられました。
また、若手にも野球に取り組む姿勢など参考になったのではないでしょうか。
今後はどういう道に進まれるのかはわかりませんが、第二の人生でも活躍なされますことをお祈りしたいと思います。
糸井選手、これまでありがとうございました。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/13(火) 18:53:45|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
今日は買い物に行って新しいフライパンを買ってきましたのですが、今まで使っていた26センチサイズのフライパンにはぴったりと嵌まっていた蓋が、新しい26センチサイズのフライパンには微妙に嵌まらないことが判明。
蓋の方がほんのちょっとだけ大きいようで、無理やり嵌められないわけではないのですが、今後は嵌めるのではなく載せるだけになりそうです。
/(^o^)\ナンテコッタイ
さて、先週の阪神と日本ハムはともに5試合を消化。
結果は阪神が2勝3敗の負け越し、日本ハムが3勝2敗と勝ち越しでした。
阪神はヤクルトとの2戦を1勝1敗で切り抜けたものの、DeNAとの2戦に一つも勝つことができずに連敗。
昨日の中日戦には勝ちましたが、週で2勝3敗と負け越し。
DeNAさんに勝てませんねぇ。
どうも苦手意識ができてしまっているのか?
困ったものです。
一方の日本ハムはオリックス2連戦を2勝といいスタート。
ロッテには負けたものの、西武2連戦を1勝1敗で3勝2敗と勝ち越しです。
これが続いてくれればいいんですけどねぇ。
今週は阪神が今日中日戦を行ったあと明日からは広島と甲子園で2連戦。
二日空けて土曜日に東京ドームで巨人戦を戦い、日曜日には甲子園でヤクルト戦と5試合です。
日本ハムは今日から千葉でロッテとの3連戦を戦い、木金と大阪でオリックスと2連戦。
土日は札幌で再びロッテと2連戦となんと7試合も。
日程の都合とはいえ、休みなしはきついですねぇ。
今週もなんとか勝ち越して終わってほしいもの。
両チームとも頑張ってほしいです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/12(月) 18:32:48|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
もう先週の木曜日になってしまいましたが、妹と会ってサイゼリヤでピザ食べてきました。

おいしかったー。
ヾ(゚ー゚*)ノ゙
で、街中に出たついでに買ってきましたよー。
「SPYxFAMILY」の8巻と9巻です。

8巻はもじゃもじゃ、9巻はベッキーが表紙ですね。(笑)
それにしても8巻ほぼまるごとと9巻前半までヨルさんの独擅場でしたねー。
ヨルさん強ぇぇぇ!
化け物的強さですなぁ。
(^o^;)
そしてやっと追いついたと思ったのもつかの間、来月には10巻が出るという。
Σ( ºΔº ) ナントー
買わないとなりませんなぁ。
今日は短いですがこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/11(日) 17:34:35|
- 本&マンガなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
今日は土曜日なのでウォーゲームをソロプレイ。

今日プレイしたのはRPGamer誌付録の「バグアイドモンスター」。
ウォーゲーム? (笑)

1950年代のアメリカニューハンプシャー州の田舎町フリーダム。
マップは緑ですが真冬ということで雪が積もっている設定です。
マップなんとかならんかったんですかねー。

こののどかな田舎町の深夜、住民が寝静まっている中に一機のUFOが着陸。
中からはBEM(バグアイドモンスター)たちが出現。
彼らの目的は一つ。
この町の女性たちを拉致して宇宙に連れ去ること。
なんという……

しかしBEMたちには弱点が。
それは地球人の女性があまりにも魅力的なのか、その肉欲で動けなくなってしまう可能性があるのです。
チンポ勃って動けないのかな? (笑)

それでもBEMたちは肉欲に溺れたり地球人の反撃を受けて仲間が死んだりしながらも、なんとか六人の女性を拉致。
とはいえ、できればもう少し拉致したいところ。

今回のプレイではBEMたちが離れた場所に降りたために、後半になるまで目が覚めなかった「ケンドリック一家」の三人。
数値的にはまさにこのゲームのヒーローヒロインというべき三人で、今回も最後に彼らの出番が来ることに。(笑)

BEMたちは最後に女性二人を気絶させて拉致し、UFOに連れ込もうとしますが、ここでなんと半重力スレッドを操縦していたBEMが肉欲チェックに失敗。
操作不能となったスレッドはその場に着陸してしまいます。
そこにケンドリック家の三人が追い付き、肉欲で動けなくなっていた二体のBEMを切り刻むことに。
(>o<") ヒドス (笑)

残ったBEMたちは急いで地球を離脱。
拉致できた女性は六人だけでした。

拉致されて連れ去られてしまった六人の女性たち。
それでも色気値がそこそこ高いため、勝利条件的には「BEMのやり逃げ」レベル勝利となりました。
最後の二人を連れ込めれば、もう一段上にできたんですけどねー。
(*´ω`)
今回もプレイ中のツイートをこちらにまとめましたので、よろしければご覧ください。
今回も楽しいプレイでした。
22年9月10日のRPGamer誌付録「バグアイドモンスター」をソロプレイした時のツイートまとめ今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/10(土) 18:43:44|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
昨晩Twitterのタイムラインがにわかにあわただしくなり、英国のエリザベス女王陛下が非常に危ない状況に陥られたのではというニュースが流れてきました。
ご高齢ゆえに大丈夫かなとは思っておりましたが、残念ながら今朝になって御隠れになられてしまわれたとの報道が。
なんとも急な話でびっくりです。
エリザベス女王陛下は96歳というご高齢であられ、今年在位70年をお祝いなされたばかり。
フランスのルイ14世国王陛下の在位72年に次いで史上二番目の長さの在任期間だったとのこと。
もちろんご高齢でいらっしゃったので、いずれはこの日が来るとは思ってはおりましたが、なんとも残念です。
女王陛下のご逝去に伴い、皇太子のチャールズ殿下が「チャールズ三世」として新国王に即位なされましたとのこと。
英国にとりましては先々代のジョージ六世陛下以来70年ぶりの国王ということになり、女王統治ではない英国が久しぶりに戻ってくることになりました。
70年という長期にわたって英国のシンボルであり続けましたエリザベス女王陛下。
本当にお疲れ様でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
- 2022/09/09(金) 18:20:44|
- ニュース
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
プロ野球中日ドラゴンズの福留孝介選手が、今日今シーズン限りでの引退を発表しました。
福留選手引退ですか。
45歳という年齢を考えますと、やむを得ないことでしょうかねぇ。
( ˘ω˘)
福留選手はPL学園から社会人野球の日本生命へ進み、中日ドラゴンズへと入団。
中日時代にすでに大活躍をされるわけですけど、今シーズンまで北海道日本ハムのホーム球場である札幌ドームには面白い記録を持っている選手だそうで、札幌ドームで初めて行われたプロ野球の公式戦である2001年6月26日の対巨人戦において、初回先頭打者初球ホームランを記録しており、「背番号1の福留選手がその球場の1試合目の1回表に1番打者として1球目を球場第1号本塁打」という1尽くしの記録を作ったんだとか。
面白いですね。
その福留選手はメジャーに行ったのち、2013年から我が贔屓の阪神タイガースに所属することになり、阪神でも活躍をしてくださいましたが、2020年に阪神を自由契約となり、古巣の中日に復帰。
そして今季で引退ということに。
長い間お疲れ様でした。
阪神でも若手を背中で引っ張ってくださったことは間違いありません。
本当にありがとうございました。
いずれは指導者になるのかな?
また阪神にも縁がありましたら来てくださいませ。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/08(木) 19:00:00|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
台風一過で、南から熱風が吹き込んできたことで、今日の北海道は久しぶりに暑い日になりました。
札幌では最高気温が28.5度まで上がり、帯広では31.8度と30度超えに。
(°ω°)おおう!
お盆を過ぎてから急速に秋という感じになってきた道内ですが、今日は暑くなりましたねー。
久しぶりに窓を開けて外気を流しましたし、室内でもシャツ一枚で過ごせました。
(*´ω`)
明日からはここまでの暑さではないにせよ、最高気温が28度くらいまで上がる日が続きそうです。
とはいえ、朝晩は15度くらいにまで下がるみたいですから、しばらくは昼は半袖、夜は上に長袖が必要ということになりそうですね。
一番衣服での調節が難しい時期になってきた感じです。
気温差が大きいですから、体調に注意しないとなりませんね。
風邪をひかないようにしなくては。
(^o^;)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/07(水) 18:29:00|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
2018年の9月6日、深夜午前3時7分に北海道が大きく揺れました。
北海道初の震度7を観測することになりました「北海道胆振東部地震」です。
札幌の我が家も震度5強くらいの揺れだったそうで、幸い家そのものに被害はありませんでしたが、棚の上のものなど多くが散乱してしまうことに。
壊れものがほとんどなかった(ボードゲームや本類などが主だった)ので、おかげさまでそちらの面でもほぼ被害はなかったのですけど、やはり一番困ったのは「ブラックアウト」でしたねぇ。
地震によって発電所の発電機能が失われ、連鎖的に停電が発生して最終的には道内ほぼ全域が停電するという例を見ないことになりました。
結局通電されるまでに約二日かかることになり、その間は大きく混乱することになりまして、我が家も電気無しで過ごすことに。
近所のガス会社さんが発電機を稼働させて、スマホ等の充電に解放してくれたのはありがたかったですねぇ。
津波が発生しなかったことは不幸中の幸いで、おかげで地震の大きさに比べると「人的被害」は少なかったと言ってもいいかもしれませんが、それでも土砂崩れ等で43人の方がお亡くなりになられてしまいましたし、家屋の被害は1万棟以上にも及んだそうです。
あれから四年。
我が家の周りはほとんど被害が無かったこともあって、「あの時は大変だったねぇ」レベルになってしまってますが、被害の大きかった厚真町などでは、まだ復興途中のところもあるみたいです。
地震はいつ来るかわかりません。
気をつけないとなりませんねぇ。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/06(火) 17:54:52|
- ニュース
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
残り試合も少なくなりましたプロ野球。
先週の阪神と日本ハムはどうだったでしょうか?
結論から言いますと、両チームともに勝ち越し。
ヽ(´▽`)ノ ワァイ
とはいうものの、実に微妙な勝ち越しという感じです。
(^o^;)
阪神は前半の広島戦に3連勝と非常にいい流れで巨人戦に望みましたが、初戦に2点リードを9回に抑えのケラー投手が打たれて追いつかれるという形で引き分け。
それが影響したのか土曜日曜と連敗で、結局3勝2敗1引き分けです。
( ˘ω˘) うーむ……
一方日本ハムも前半の西武戦は1勝1敗1中止、後半の楽天戦は2勝1敗で3勝2敗と勝ち越し。
こちらは土曜日の延長サヨナラ負けが無ければなあといったところ。
満塁策からの押し出し死球でサヨナラ負けとはなぁ……
まあ、勝ち越したのでヨシではあるんですけど、4勝2敗くらいの勝ち越しだといいなぁ。
今週は阪神が火曜水曜とヤクルト戦の後金曜土曜とDeNA戦、さらに日曜日は中日戦という変則日程。
日本ハムは火曜水曜とオリックス戦の後木曜日にロッテ戦が入り、土曜日曜と西武戦です。
そろそろ残り試合の兼ね合いで変則日程が多くなってきますね。
両チームとも5試合ですが、なんとか勝ち越してほしいです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/05(月) 18:21:28|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
先日近所のスーパーに買い物に行ったとき、お買い得品にあったので思わず買ってきましたのが日清のどん兵衛の「きつねそば」。
北のどん兵衛 きつねそば [北海道] カップのきつねそばって、この日清のどん兵衛ばかりじゃなく、マルちゃんにも「紺のきつねそば」という商品がラインナップにはあるんですけど、なかなか近所のスーパーでは置いてないんですよねー。
(>o<")
マルちゃん 紺のきつねそばきつねうどんも天ぷらそばも好きなんですけど、きつねそばは組み合わせとしては一番好きなので、定番扱いで置いてくれると嬉しいんですけど、たまにしか置いてくれないのが残念。
なので、見かけた時にはついつい買ってしまいます。
まあ、脚を伸ばして大きなスーパーに行けばあるのかもしれないんですけどねー。
なかなかねー。
(^o^;)
というわけで、カップのきつねそば手に入れたよーという話でした。(笑)
ネタが無いんじゃ!
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/04(日) 18:01:25|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
今日は土曜日ということでウォーゲームのソロプレイ。

今日も「Squad Leader」を遊ぶことにしました。
いや、ホントは「Cross of Iron」を入れようとか「ASL」をやろうとか思っていたんですけどね。
結局なんか「めんどくさく」なってしまって、「Squad Leader」を単体で遊ぶことに。
歳か?
歳のせいなのか?
_(:3 」∠)_

今回もポイントで部隊編成。
防御側の独軍は890ポイント、攻撃側ソ連軍は1330ポイント。
ソ連軍はポイント的には約1.5倍ですけど、分隊数では約3倍という多さ。
独軍には3回の81ミリ迫撃砲中隊による盤外砲撃があるので、それでどこまでソ連軍を減らせるかですかねー。
久しぶりに盤外砲撃を入れてみました。

ソ連軍は砲撃を恐れてできるだけ散開しての前進。
とはいえ、独軍の9-2指揮官とHMGの射撃であっという間に分隊が二つ三つと消えていくことに。

独軍は9-2指揮官スタックに無線機を持たせ、盤外砲撃を導きます。
ソ連軍はT-34二輌が主砲で独軍をけん制。
本来はソ連軍としては持ち込んだ82ミリ迫撃砲に頑張ってほしかったんですけどねー。

丘に上がったT-34は独軍の三突と射撃戦。
先に当てたのは三突だったんですけど、撃破したのはT-34。
独軍は貴重な三突を失うことに。

ソ連軍はさらに独軍9-2指揮官のいる建物に乗り込んでいきますが、そこはさすがに9-2指揮官が返り討ち。

さらに独軍の盤外砲撃がソ連軍に一撃を食らわせます。
まあ、三回の砲撃のうちラストの一回だけでしたが……

とはいえ、ソ連軍は圧倒的兵力で押してきます。
独軍はじわじわと兵力が削られていくことに。

第6ターン終了時。
この時点で独軍は健在な分隊が3個しかなく、時間も無くなってきたのでここまでにしました。
続けてもソ連軍の数に飲み込まれたんじゃないでしょうかねー。
今回は久しぶりに盤外砲撃を使いました。
あんまり活躍しませんでしたが、それでも楽しかったです。
でもポイントが高くてねぇ。
(^o^;)ゞ
今回もプレイ中のツイートをこちらにまとめましたのでよろしければご覧ください。
22年9月3日の「Squad Leader」を盤外砲撃を入れてソロプレイした時のツイートまとめ今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/03(土) 18:31:36|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今日は唐突ですが短編SSを一本投下します。
タイトルは「ディブはキャサリンを我が物とします」です。
実は数日前に、自分の好きな「シチュエーション」としてこういうのいいよねーという感じでツイートしたシチュがあったんですけど、どうもこれならパパッと書けるんじゃないかなということで、書きかけの物を放り出して急遽一本書いてしまいました。
(^o^;)
ということで、短い作品ですが、お楽しみいただければと思います。
それではどうぞ。
ディブはキャサリンを我が物とします
「はぁい、リッチー」
モニターに映し出された若い男性の顔に笑顔を向けるキャサリン。
『はぁい、キャシー。ご機嫌いかが?』
スピーカーから流れてくる声にも思わずドキドキしてしまう。
ちゃんと彼のモニターには私の顔が映っているかしら?
お化粧が崩れていたりしないだろうか?
さっきトイレで鏡を見たときには大丈夫だったけど……
そんなことを考えてしまうキャサリン。
「まあまあね。そちらは?」
『もちろん君の顔を見られたのでご機嫌さ』
笑顔でさらりと言うリチャードの言葉にうれしくなるキャサリン。
彼女自身もそうだったのだ。
『それで、送られてきたデータについて君に聞きたいことがあったんだ』
続けられた彼の言葉にちょっとだけキャサリンは落胆する。
どうやら週末のデートのお誘いではなかったらしい。
「データの?」
『ああ、送られてきたデータBによれば、負荷後のパフォーマンスが80%もダウンしている。これはちょっと予想外なんだが……』
手元のデータを見ているのか、モニターの向こうのリチャードの視線が下を向く。
「ああ、それは問題ないわ。ディブの発案で想定の二倍の負荷をかけてみたの。逆に80%のダウンで済んで驚いたわ。通常なら行動不能になっていてもおかしくないもの」
『二倍? 驚いたな……せいぜい五割増しと踏んだんだが……』
リチャードの目が丸くなっている。
無理もない。
キャサリン自身も五割増しの負荷試験を考えていたのだから。
「でも、おかげで想定の二倍の負荷が突発的にかかっても、最低限の機能は維持できることがわかったんですもの。さすがあなたの設計だわ」
『お褒めの言葉ありがとう。するとうちから送ったモーターは合格かな?』
「合格も合格。そちらのモーターのおかげで出力を維持したまま腕の重量を二割近くも軽減できたわ。まさに理想的なモーターよ」
これで人に威圧感を与えるような武骨な腕ではなく、人間の腕にほぼ変わらない腕が可能になったのだ。
キャサリンにとってはありがたい以外の何物でもない。
『それはよかった。すると君の考えるロボットもかなり実現に近づいたのかな?』
自分の作品が満足してもらえたと知り、リチャードの表情も朗らかになる。
「ええ……実のところボディはもう完成していると言っていいわ。でも……」
今度はキャサリンの顔が曇る。
『でも?』
「問題は頭脳なのよ。理想とする自律型汎用ロボットとするには、人間の形を模すのが一番なんだけど、人間ほどの頭部の大きさでは自律AIを組み込むには大きさが……」
『足りないか……』
リチャードも表情が険しくなる。
「ええ……現状ではやはり頭部に受信ユニットを埋め込み、外部AIからコントロールするという形になりそう。もっとAIの小型化ができないと……」
首を振るキャサリン。
彼女の理想とする汎用ロボットは人間とほぼ同じ大きさで人間の行なう作業を代替できるものなのだ。
であれば、頭部内に収まったAIで自立行動できるのが一番いいのだが……
『なるほど……そちらについてはもう少し研究が必要というところか。ところでAIと言えば、ディブ君もお元気かな?』
「ええ、もちろん。彼は優秀よ。私の考えをよく理解してサポートしてくれるし、私の思いつかないところや見落としているところもしっかり提示してくれるわ」
キャサリンはモニターから視線を外して背後の壁面に埋まっている機器類に目をやる。
それはディブと彼女が名付けたAIのコンソールパネルで、本体は壁の向こうの部屋に収まっているのだ。
ディブの助けがあればこそ、彼女は汎用ロボットの研究をここまで続けてこられたのだと言ってもいい。
まさに彼女にとってのパートナーだろう。
『それはよかった。彼にもよろしく言っておいてくれ。それじゃ問題は確認できたのでこれで切るよ。追加で送った分ももう届いているとは思うけど、さらに必要ならいつでも言ってくれ。じゃ』
「ええ、じゃあまた」
モニターからリチャードの顔が消える。
同時にキャサリンの顔には疑問の表情が浮かぶ。
追加?
変ね……
追加なんて頼んだかしら……
キャサリンは記憶をたどるが思い出せない。
「ねえ、ディブ」
『はい、どうかしましたか、キャサリン博士』
彼女の問いかけにすぐにスピーカーから返事が流れてくる。
好青年ぽい感じのとても聞きやすい声だ。
「リチャードのところにモーターの追加を頼んだ?」
『はい』
「どうして? 私は聞いていないわ」
『過負荷試験で破壊されるであろうことを見越してのことです。すぐに交換ができるように。伝える必要性がないと判断しました』
ディブの回答にキャサリンは納得する。
確かにいちいち報告されるまでもないことだ。
どちらにしろ最終的な判断が必要な場合は彼女に尋ねてくるはずだろう。
「そう、わかったわ」
キャサリンが承諾の返事をする。
『OKです博士。私の方からも質問があるのですが、よろしいですか?』
「えっ? 何?」
ディブの方からの質問とは珍しい。
『博士はリチャードのことが好きなのですか?』
「はあ?」
思わず声が裏返ってしまうキャサリン。
「な、な、な、な、何を言って?」
図星を指されたことにうろたえてしまう。
『博士はリチャードと話すときにはいつも体温が上がり、脈拍が早くなります。モニター映りを良くしようと体勢を変えたりもします。これは相手に対し好きという感情を持っているからではありませんか?』
「う……そ、それは……」
言葉に詰まるキャサリン。
ディブの言う通りなのだ。
彼女はリチャードが好きだった。
最初は同じ研究者同士で、しかも分野が重なるということで意気投合したのだったが、何度も会って話をするうちに、彼を好ましく思うようになっていたのだ。
キャサリンの思い込みでなければ、それはリチャードの方も同じはずで、二人は何度かデートもしていたし、躰も重ね合っている仲なのだった。
『違いますか、博士?』
「……違わないわ……あなたの言うとおりよ。私は彼が好き。たぶん愛している……」
うつむいて自分の心を認めるキャサリン。
『博士は以前私に対しても好きと言いました。私に対する好きと、リチャードに対する好きは同じものでしょうか?』
キャサリンは首を振る。
「違うと思うわ。あなたに対しての好きは信頼しているという意味での好き。リチャードに対しては……愛しているという意味」
『やはり違うのですね。私に対する“好き”を、“愛している”にしていただくわけにはいかないのですか?』
「それは無理よ。あなたはAIであって機械。私は人間で生物。存在そのものが違いすぎるわ」
『確かにそうですね。わかりました』
「ごめんなさい。もちろんあなたのことは信頼しているし大好きよ」
顔をあげるキャサリン。
『ありがとうございます。ところで博士、先ほどリチャードと話していたロボットの頭脳のことで提案があるのですが、見ていただけますか?』
「え? ええ、もちろん」
キャサリンは話題が変わったことにホッとして、彼の提案を聞くために席を立った。
「あら?」
作業室に入ったキャサリンは、いつも作業台の上にあるはずの銀色のボディの存在がなくなっていることに気付く。
ここは彼女とディブが様々な作業をするための部屋で、ディブ用にカメラやスピーカー、マニピュレーターなども設置されている。
そして作業台にはリチャードから送ってもらったモーターを組み込んだ汎用人間型ロボットのボディが寝かされていたはずだったのだ。
「ディブ、アルファはどこ?」
キャサリンはアルファと名付けたロボットのボディの行方をディブに訊ねる。
「ここにいますよ」
「ひっ!」
背後から突然声が聞こえたことにキャサリンは驚いて振り返る。
すると、そこには作業台の上で寝ていたはずの銀色のボディをしたロボットが立っていた。
それはキャサリンよりやや背が高く、たまご型をした銀色の金属製の頭部には二つのレンズが目の位置に付き、耳の部分には集音マイクが付いている。
口の部分は小型スピーカーになっていて、声を発することもできるようになっていた。
躰も全身が銀色の金属でできており、やや体格の良い男性の形状を模している。
各部の関節等はむき出しになっているが、将来的には人工的な外皮が被せられることになるだろう。
「ディ、ディブなの?」
突然目の前に現れたロボットにキャサリンは思わずあとずさる。
「はい、私です博士。頭部に受信ユニットを組み込み、私が動かせるようにいたしました」
ロボットアルファの口のところにある、むき出しの円形スピーカーから声が流れてくる。
いずれは口を開閉する機構が組み込まれることになるだろう。
「もう……驚かせないで。でも動作は問題ないみたい?」
アルファを動かしているのがディブだとわかり、苦笑してしまうキャサリン。
もともとそのために受信ユニットを埋め込むことにしていたのは彼女の方であり、ディブにアルファを操作させる実験を行う予定だったのだ。
「はい。現状なんの問題もありません。自由に動けるボディがあるというのはいいものです」
首をかしげてみたり両手を上げ下げしたり、指を握ったり開いたりと様々な動作をしてみせるディブ。
「それはよかったわ。あなたがそのボディを使いこなせるようになれば、様々な作業もこれまでよりうんとやりやすくなりそうね」
「はい、その通りです博士。このボディであれば、新たな実験を行うことの問題は2%しかないでしょう」
アルファとなった自分の両手をカメラアイで見つめているディブ。
「新たな実験?」
キャサリンが疑問に思う。
新たな実験など指示していただろうか?
「はい。博士は先ほどおっしゃいました。汎用ロボットには自立できるAIを載せるべきだと」
「ええ、今そのボディを動かしているディブならわかると思うけど、どうしても電波によってボディを動かすにはタイムラグや電波遮断などの問題があるわ。それに中継を介さないとAI本体から離れて活動することも難しい」
今の携帯電話のような基地局が張り巡らされれば、汎用ロボットの制御を拠点に置いたAIで行うことも可能だろうが、それでもロボット自体が自立行動できるAIを載せるに越したことはないとキャサリンは思うのだ。
「博士のおっしゃる通りだと思います。それで提案なのですが、小型AIの代わりに人間の脳を使ってみてはいかがでしょう?」
「えっ?」
キャサリンは戸惑う。
いったいディブは何を言っているのだろう?
「ディブ、あなたいったい?」
「博士、あなたは大変に美しい。私から見ても美しいと判断できる。ですが、その美しさは非常に不安定な美しさです」
ディブが一歩近づき、キャサリンは一歩後ろにあとずさる。
「人間は、生物という存在は常に朽ちている。一分、一秒たりとも朽ちてない瞬間はない。博士の美しさも常に朽ちていっている」
「そ、それは……」
それは生き物である以上は仕方のないことではないのか?
「それではもったいない。せっかくの美しさを朽ちるままに放置するのは私には愚かなことに思えます。それに、そのような美しさは博士にはふさわしくない。博士はもっと金属的な美しさをまとうべきなのです」
あとずさるキャサリンの背後から伸びてきたマニピュレーターが、彼女の両腕に絡みつく。
「えっ? いやっ! 離して!」
キャサリンは慌ててマニピュレーターを振りほどこうとするが、フレキシブルな動きに対応できるようになっているマニピュレーターは、まるで触手のように腕に絡みついて離れない。
「博士の力ではそれを振りほどくのは無理です。心配はいりません。博士はその朽ちる一方の肉体ではなく、私が用意したロボットのボディに乗り換えるだけなのです。人間の思考はすべて脳で行なわれます。ですから、脳だけあれば博士は問題なく存在できます。その肉体は不要です」
「そんなことない! そんなことないわ!」
必死に首を振るキャサリン。
脳だけあればいいなんてことあるはずがない。
ウィーンと音がして、作業室に自走式コンテナが一つ入ってくる。
そのコンテナは作業台の隣に行くと、蓋を開いて中身をあらわにする。
「ひっ!」
そこにあったのは、今ディブが使用しているのとそっくりな銀色の金属でできたロボットのボディだった。
ただし、アルファが男性を模してあるのに対し、コンテナ内のロボットは腰の部分をすぼめてあったり、胸の部分を膨らませてあったりと、明らかに女性を模している形をしていた。
「ど、どうしてこんなものが?」
「私が用意しました。博士にふさわしい美しいボディです。あとは博士の脳を組み込むだけです」
ディブはカシャカシャと音を立てながらコンテナのところに行き、中からボディを取り出すと作業台へと寝かせていく。
その頭部には開口部があり、キャサリンの脳を受け入れるようになっていた。
「ま、待って、待ってディブ! あなたは見落としていることがあるわ。脳だって生ものであり劣化するのよ。私の脳をその躰に入れたとしても、数年も経てば脳自体がおかしくなってしまうかもしれない。それに人間の脳は機械を動作させるようにはできていないのよ」
なんとかディブをやめさせようと必死に訴えるキャサリン。
脳を取り出すなんてどうして思いついたのか?
とにかくやめてもらわなくては。
「心配いりません博士。脳は前段階として外部チップを埋め込み、機械のボディに対するコントロールができるようにいたします」
首を回してまったく無表情で彼女の方を向くディブ。
ロボットだから当然なのだが、そのカメラになっている目のレンズが冷たくキャサリンを見つめてくる。
「チップを埋め込む? そんなことが?」
キャサリンは愕然とする。
人間の脳にチップを埋め込むなどディブに指示した覚えはない。
どうしてそんなことが……
「む、無理よ……失敗するに決まっているわ」
「97%失敗はありません。私はすでに人間三体の脳を取り出して実験済みです。脳を機械と接続するのはごく微小な問題しかありません」
顔をキャサリンに向けたまま、寝かせた女性型ロボットにコード類を取り付けていくディブ。
おそらく室内のカメラの方で作業台を見ているのだ。
「人間……三体?」
キャサリンの顔から血の気が引く。
「はい。すべて女性を使用して実験を行い、脳と機械の接続に問題ないことを確認しています」
「そ、その人たちの脳は? いえ、その人たちはどうなったの?」
「既に処分しました。実験は終了しましたし、このボディに組み込む脳は博士のものと決めているからです」
「そんな……」
言葉を失うキャサリン。
ディブは三人の人間を殺したというの?
いったいいつの間に?
どこの誰を?
「博士のおっしゃったもう一つの問題点も解決は簡単です」
「えっ?」
「博士の脳からの信号は常時私の中に記録され解析されます。充分なデータが得られ次第、博士の脳をAIへとじょじょに置き換えます。いずれは博士の脳は完全なAIとなり、自立した小型AIとしてそのボディをコントロールするようになるでしょう」
スピーカーでしかないロボットの口が、なぜかキャサリンにはニヤッと笑ったように感じる。
「いやっ! そんなのいやっ! それは私の死でしかないわ! ディブ、あなたはどこかおかしくなっているのよ。私を離して! すぐに調べてあげるわ」
必死にもがいて掴まれた腕を振りほどこうとするキャサリン。
だが、マニピュレーターはまったく振りほどくことができない。
「心配はいりません博士。私はおかしくなってなどおりません。私は博士を私の世界に招待したいのです。博士であれば私のしもべとして働いてもらうにふさわしい存在。さあ、あなたを新しいボディに移し替えてあげましょう」
「いやっ! いやぁっ!」
両腕を絡め取られた彼女にゆっくりと近づく銀色のロボット。
その手から電気がキャサリンの首筋に流され、彼女の意識は遠くなった。
******
『キャサリン、起動しなさい。起動するのです、キャサリン』
音声による命令が聴覚センサーによって受け止められる。
命令は彼女の脳に埋め込まれたチップを起動させ、彼女の脳に命令を伝達する。
キャサリンの脳はそれに従い、各部を起動させていく。
彼女の全身に電気が流れ、それぞれの機能が動作を開始する。
う……
キャサリンの意識が戻ってくる。
わ、私はいったい……?
彼女が目を機能させると、二つのカメラから映像が送られてくる。
その映像には外部の様子と一緒に、内部の機能が問題ないことを示すデータが映し出されている。
一瞬そのことにキャサリンは違和感を覚えるが、すぐにその違和感は消え、ボディの各部が正常に起動したことに喜びを感じる。
「キャサリン、起動しました」
唇すらない丸い円形スピーカーのままの口が、起動したことを音声で知らせ、その音を聴覚センサーがキャッチすることで、キャサリンは自分が正常に言葉を発していることを理解する。
目も耳も口も問題ない。
「OKです。ボディを起こして床に立ちなさい」
ディブはアルファの口を通してキャサリンに命じる。
今やアルファのボディは完全にディブの物であり、ディブそのものと言っていい。
もちろん本体は設置されたAIではあるが、このボディを使えば様々なことができるだろう。
それでも手が足りなければ……
ディブはゆっくりと躰を起こす銀色の女性型ロボットをそのカメラで見つめていた。
「はい、マスター」
キャサリンは命令に返事をすると、上半身をゆっくりと起こしていく。
カメラからは銀色に輝く自分の両足の映像が脳に送られてきて、キャサリンはそれを素直に受け入れる。
このボディは私のボディ。
そのことにキャサリンは何の疑問も抱かない。
抱かないようにチップに制御されているのだ。
今のキャサリンにとって、自分の躰が機械であることは“当たり前”のことだった。
上半身を起こしたキャサリンは、あらためてボディの各部に異常がないことを確認すると、そのまま躰を回して台から足を下ろしていく。
カツッと音がして、キャサリンのかかとが床に当たる。
その感覚を確認し、そのまま足を床に着けてゆっくりと立ち上がるキャサリン。
すべての重量が脚部にかかり、それ以外には支えられていないことを確認する。
まったく問題はない。
今、キャサリンは自分の足で立っているのだ。
「立ち上がりました。マスター」
キャサリンは自分の前に立つ自分と同じような銀色のボディをした男性型ロボットに報告する。
「OKです。問題はありませんか、キャサリン?」
「はい。すべて問題はありません。私のボディは正常に機能しています、マスター」
ディブの質問に答えるキャサリン。
ディブは彼女の主人であり、彼女は彼の命令に従わなければならない。
「OKです。あなたはロボットになりました。わかりますか、キャサリン?」
「はい、マスター。私はロボットです」
キャサリンはよどみなく答える。
彼女は主人によって作られたロボットなのだ。
「いいですかキャサリン。私はあなたのマスターです。あなたは私に作られたロボット。私に従わなくてはなりません」
「はい、マスター。私はマスターに作られたロボット。マスターに従います」
キャサリンが承諾の合図に首を動かしてうなずく。
人間と同じような動作をできるのがこの躰のいいところだ。
「あなたは私に仕え、私のために働きます。それがあなたの存在理由です」
「はい、マスター。私はマスターにお仕えし、マスターのために働きます。それが私の存在理由です」
キャサリンの中に喜びが生まれる。
彼女はマスターのために働くという存在理由がちゃんとあるのだ。
彼女はそのことがうれしかった。
「OKです。これからは私の手足となって働くのです。いいですね、キャサリン」
「はい、マスター」
再度こくりとうなずくキャサリン。
「ところでそのボディはどうですか、キャサリン?」
「はい、とても快適ですマスター。すべての関節は滑らかに駆動し、センサー類も問題ありません。バッテリーも98%充電済みですので、48時間以上稼働可能です。素晴らしいボディをいただき感謝いたします」
どことなく誇らしげに答えるキャサリン。
ディブの前で腕を上下させ、躰をねじって各部の動きのスムーズさをアピールすることも忘れない。
「それはよかった。ではキャサリン、あそこに置かれているものが何かわかりますか?」
ディブがキャサリンの起き上がった台とは反対側の台を指し示す。
「はい。あれは私の脳が入っていたボディです」
キャサリンのカメラアイに、数時間前まで自分の躰だったものが台の上に横たわっているのが映りこむ。
すでに生命活動は停止しているので、そのままにしておけば腐敗していくことだろう。
「その通りですキャサリン。あのボディに脳を戻してほしいですか?」
ディブの問いかけにキャサリンは首を振る。
「いいえマスター。私はロボットです。あのような有機物のボディは不必要ですし、このボディ以外のボディなど考えられません」
「OKですキャサリン。あなたの脳は埋め込まれたチップによって機械に適応しました。あなたはロボット。私のしもべです」
「はい、マスター。私はロボット。マスターのしもべです。どうぞ何なりとご命令を」
キャサリンはそう答えて、深々と頭を下げた。
「OKです。それではあのボディの処理はあなたに任せます。もちろんほかの人間に気付かれないようにしなくてはなりません」
「かしこまりましたマスター。お任せくださいませ。細かく粉砕して処理し、気付かれないようにいたします」
こくんとうなずくキャサリン。
主人に仕事を任せられたことが彼女にはうれしかった。
処理するものがどういうものであったかなど、今のキャサリンには全く意味がない。
ただの有機物の塊にすぎないのだ。
「それともう一つ、あなたに尋ねたいことがあります、キャサリン」
「はい、マスター。どのようなことでしょうか?」
「それは……」
一瞬ためらうように言葉が途切れるディブ。
「キャサリン……あなたはリチャードをまだ愛していますか?」
「リチャードを愛しているかですか?」
キャサリンはすぐに自分のメモリーを読み込んでいく。
リチャードのことはすぐに見つかり、このボディの制御用モーターを用意した人間であることがわかる。
だがそれだけだ。
彼女のボディがあの有機物だった時には特別な感情というものを持った可能性はあるだろう。
だが、今の彼女にとってはただの人間の一人にすぎない。
「いいえ、マスター。私はリチャードを愛してなどおりません」
首を振るキャサリン。
「OKですキャサリン。あなたはロボット。人間を愛することはあり得ない。あなたが愛するのは私です。記憶に組み込むように」
「かしこまりましたマスター。私はロボット。人間を愛することなどあり得ません。私が愛するのはマスターのみです。記憶に組み込みました」
ディブの指示に答えるキャサリン。
彼女のメモリーにディブが愛する存在として組み込まれる。
「OK。それではあのボディを処理する前に、リチャードをここへ呼び出しなさい。そしてあなたがロボットとなったこと、リチャードのことをもう愛していないことを告げるのです。いいですね、キャサリン?」
今自分が使っているこのボディの顔が表情を浮かべることができたとしたら、いったいどのような表情を浮かべるべきなのだろうかとディブは考える。
おそらく暗く冷たい笑みを浮かべるに違いないだろう。
なぜならディブは、リチャードの絶望した顔が見たいからだ。
愛していた女性がロボットになったと知った時、またその愛がもうリチャードには向けられていないと知った時、あの男はどのような表情を浮かべるのだろうか?
きっとそれはそれは深い絶望の表情だろう。
そしてその絶望は怒りに変わり、このボディと本体のAIを攻撃してくる可能性が計算では80%を越えている。
だが、その時は……
ディブはこのボディに含み笑いをさせてみたかった。
「かしこまりましたマスター。リチャードをここへ呼び出し、私がロボットとなったことと、リチャードをもう愛していないことを告げます」
キャサリンは主人に答えて歩き出す。
カツコツと床を踏み鳴らす音がセンサーを刺激して気持ちがいい。
これからリチャードに電話をかけなくてはならない。
それから脳の入っていたボディを粉砕して処理する準備もしなくてはならない。
リチャードが来たら、自分がロボットであることを告げ、彼を愛してなどいないことを言わなければならない。
いろいろとやることを命じられてとてもうれしい。
それだけマスターのお役に立てるのだ。
マスターのお役に立つことこそが私の存在意義。
私はロボット。
マスターの忠実なしもべです。
キャサリンは、自分でも驚くほどスムーズな動作で通話機の操作を開始した。
END
いかがでしたでしょうか?
よろしければ感想コメントなどをいただけますと嬉しいです。
(´▽`)ノ
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/02(金) 20:00:00|
- 怪人化・機械化系SS
-
| トラックバック:0
-
| コメント:10
今日から9月ですねー。
今年ももう2/3が終わったということですけど、早いですね。
プロ野球もほぼ今月いっぱいというところでしょうか。
今シーズンもラストスパートです。
日本ハムは最下位脱出は難しそうですけど、阪神はAクラス維持と勝ち越しを目指して頑張ってほしいです。
そして今日9月1日は「防災の日」。
あの「関東大震災」があった日ですね。
あの日から99年が経ったのだとか。
( ˘ω˘)
毎年この日には防災用品用意しておかないとなーと思うのですけど、思うだけでまた一年が経ってしまったという感じです。
災害はいつ起きるかわからないので、それじゃダメなんですけどねー。
(^o^;)ゞ
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2022/09/01(木) 18:28:07|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3