中国武漢で広まったと言われる今回の新型コロナウィルスですが、どうにも感染拡大が止まりませんねぇ。
国内でも14人の感染が確認されたそうで、ほかにも広がりそうな勢いです。
そんな中、政府は武漢市から日本人を退避させるということでチャーター機を飛ばしたり、今回の新型ウィルスを指定感染症に指定して、その適用を明日からに前倒しするなどの活動を行って、何とかこれ以上の感染拡大は防ごうという動きを見せたりしておりますが、なかなか追いついていないということのようです。
WHOもようやく緊急事態宣言を行ったようですが、渡航制限などは行わないとのこと。
今後の動きが注視されるところです。
私自身も昨日札幌の駅前に出かけましたが、やはりマスク姿の方が多かったですね。
コンビニなんかのマスクコーナーも空っぽでしたし、マスクが品薄というのは事実みたいです。
とりあえずできることは手洗いうがいを徹底するぐらいですけど、気を付けていきたいですね。
皆様も充分ご注意くださいませ。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/31(金) 18:57:40|
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今日は駅前で人と会う予定がありましたので、ついでにヨドバシカメラ札幌店まで行ってきました。
ダイスが欲しいなと思っておりましたので、もしかしたらあるかなーと。
ヨドバシカメラ札幌店は店内撮影OKなので、写真を撮ってSNSに投稿したりすることもできるのがありがたいですね。
普通のお店は店内撮影は基本NGですからね。

ガンプラコーナーにも寄りましたが、RX-78-2がたくさん並んでおりました。
ブライト:「伝令。レイ大尉、サイド7へ入港いたしました。至急、ブリッジへおいでください」
テム:「ん、了解した・・・ブライト君といったね?」
ブライト:「はい」
テム:「何ヶ月になるね?軍に入って」
ブライト:「六ヶ月であります」
テム:「十九歳だったか?」
ブライト:「はい」
テム:「ガンダムが量産されるようになれば、君のような若者が実戦に出なくとも戦争は終わろう」
ファーストガンダムの第一話のテム・レイの語っていたガンダムの量産はここにありましたぞ! (笑)

一方ダイスの方は、TRPG向けに何種ものダイスをセットにしたものは見つけたのですが、六面体ダイスだけというのがどうも見当たらなかったですねー。
いくらぐらいかなぁというだけでしたので、店員さんに聞くまでもないと思いましたから、もしかしたら気付かなかっただけかもしれませんが。
このあとは妹と会食して帰ってきました。
疲れた。(笑)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/30(木) 20:57:17|
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今日、東京で開催されました理事会で、JOC(日本オリンピック委員会)は2030年の冬季オリンピックの開催候補地に札幌を正式に決定したというニュースが入ってきました。
開催招致ですかー。
以前からするとは言っておりましたが、正式に2030年大会に名乗り出るんですな。
うーん・・・
どうなんでしょうね。
冬季五輪を開催して盛り上がってほしいのはわかるんですが、東京でドタバタしているのを見てますしねー。
最初の予算なんかはもうあってないがごとく膨れ上がりそうですしね。
札幌にそんな体力はないでしょう。
五輪ともなれば経済効果は大きいとは思いますけど、見合うんですかねー。
個人的にはちょっと懐疑的です。
もちろん招致決定となれば応援したいとは思いますけど。
ともあれ、2030年の冬季オリンピックの開催都市として立候補するのでしょう。
どうなるか注目していきたいところです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/29(水) 18:47:53|
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中国武漢で広まった新型コロナウィルスの感染者が、今日北海道でも発見されたというニュースが入ってきました。
やっぱり来ちゃいましたかー。(>_<)
どうやら感染されましたのは中国武漢から旅行で来道された方とのこと。
旅行であちこち行かれていたとすると、ちょっとウィルスが広がらないか心配ではありますね。
北海道はちょうど各地で冬まつりの季節。
中国からの旅行客は大事な収益源ということですが、こうなりますと悩ましいところ。
札幌も来月には雪まつりがありますので、多くの観光客がくるでしょう。
何とか広がらずに済んでほしいところです。
もし疑わしい症状が出た場合は、まずは病院に直接ではなく保健所に電話をして、指定の病院に行くことが大切だとか。
いろいろと不安ではありますが、とにかく手洗いうがいをして予防したいと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/28(火) 19:49:42|
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昨年、オーナー付きシニアエグゼクティブアドバイザーという立場の契約を満了し、阪神球団を退団しておりました掛布雅之氏ですが、このたび阪神電鉄の新ポスト「HLT」に就任することが決まったそうです。
「HLT」って何ぞや?
って思ったのですが、どうも「HANSHIN LEGEND TELLER」(ハンシン・レジェンド・テラー:阪神の伝説を語る人)ということなんだとか。
なんだそりゃ? (笑)
阪神のOBとしても抜群の知名度を待つ掛布氏を、電鉄の顔として関西財界に対するパイプ役や、本社に対するアドバイザーとしての役割を期待するとのことらしく、「我々の役に立つことを発信してもらえれば」と球団副社長も期待しているんだとか。
まあ、言ってしまえば電鉄の広告塔なんでしょうね。
掛布氏をこのまま手放すとファンが黙っていないということで、何とかポストを作って引き留めたということなんでしょうか。
できればコーチでも監督でもやってほしいんですけど、難しいんだろうなぁ。
とはいえ、なんだかんだ掛布氏が阪神とつながりがあるというのはありがたいもの。
頑張ってほしいものですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/27(月) 19:50:53|
- スポーツ
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YouTubeで東映公式から無料配信されておりました「仮面ライダーX」もついに今日が最終回でした。
ストーリー的にはまあ、打ち切りみたいなものなので、キングダークがあっさりとやられて終わりという感じだったでしょうか。
そもそも口から内部に侵入できるのヤバすぎるでしょ。(笑)
キングダークの中では呪博士(のろいはかせ)なる人物が操縦していたようですが、中に入られた時点で負けだよね。
サソリジェロニモジュニアもあっさりやられるし。
とはいえ、Xライダーをあらためて全話見られたのはありがたかったですねー。
DVDとかも結構高い価格のモノしかないので、手に入れるなんてのも難しかったですし。
今販売中の「仮面ライダーDVDコレクション」が続いていくならば、第32号からXライダーになりますけど、まだまだ先ですなぁ。
実のところ昭和仮面ライダーの配信は曜日がずれたために、すでにアマゾンは配信中なんですよね。
ストロンガーはアマゾン枠の後継ということになるようで、もう少ししたら始まるようです。
アマゾンは見ていないのですが、ストロンガーはどうしよかなー。
悩んじゃいますね。(笑)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/26(日) 18:34:19|
- 映画&TVなど
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今日は超短編SSを一本投下します。
先ほど書き上げたばかりのピカピカの新作です。(笑)
タイトルは「あるマンガを参考にした結果」です。
ふとあのマンガのあの小道具って洗脳アイテムとして使えるよなーって思ったもので、突発的に書いてしまいました。
おそらく何のマンガの何の小道具かはすぐお判りになるかと思います。
お楽しみいただけましたら幸いです。
それではどうぞ。
あるマンガを参考にした結果
「むう・・・またしてもパワフル5(ファイブ)の連中にしてやられたか・・・これではいつまで経っても地球征服など夢のまた夢・・・なんとかせねば」
黒いフロックコートのような衣装に身を包み、三角帽をかぶった偉丈夫がため息をつく。
地球を狙うコロルス船団のダーズ船長だ。
移住に適した星を目指して宇宙をさまようコロルス船団は、この地球を目指して今や着々と進んでいる。
船団の到着までに地球を征服するのが、先遣船隊長であるダーズ船長の役目だった。
しかし、地球征服に着手したのもつかの間、彼らの前にはパワフル5という地球人の五人組が立ちはだかったのだ。
赤、青、黄、桃、緑色の五色のスーツを身にまとった男女の五人。
彼らの前には繰り出した魔獣人はことごとく敗北し、全く歯が立たない。
地球人などしょせんは下等な連中と見下していたダーズだったが、まさかここまでてこずることになるとは予想外だった。
もしこのまま船団本隊が来るまでに地球を征服できなかったとすれば、ダーズは船団長に処刑されてしまうのは間違いない。
まさに生きるか死ぬかの瀬戸際なのだ。
だが、いったいどうすればいいのか・・・
「うふふふ・・・ずいぶんとお悩みのようですわね、船長」
ダーズはその声に振り向く。
そこには丈の長い白衣を身にまとい、ややきつめの眼鏡をかけた美女が立っていた。
「ふん、ドクターマースか。何か用か?」
彼女は彼の先遣船で船医を勤めている女性だが、頭も切れるため、船の相談役も兼ねていた。
とはいえ、あくまで彼女は医師であり、戦いのスタッフではない。
「船医として船長の健康を気遣うのは当然ですわ。そのような青い顔をされているのに放ってはおけませんもの」
「青い顔は元からだ!」
ダーズが思わず言い放つ。
コロルス船団にはさまざまな人種がいるが、ダーズは青い肌のブルー人なのだ。
「ちょっとした冗談ですわ。それに苦悩なさっているのは本当でしょ?」
「確かにそうだが・・・お前の出番ではない」
「ドクターとしてはそうかもしれません。ですが・・・相談役としては・・・ある提案をお持ちしたのですが・・・」
くすっと笑うマース。
その笑みは見るものを魅了すると言ってもいいだろうが、やや冷たさを感じさせるものでもある。
「提案だと?」
ぎろりと彼女を見るダーズ。
「ええ、パワフル5を倒せばいいのでしょ?」
こともなげなその言い方に、ダーズはムカつきを覚える。
「簡単に言うが、そうやすやすとはいかんぞ。奴らのチームワークは抜群だ。それこそ一人一人のパワーを何倍にもしてしまう」
彼の言う通りなのだ。
パワフル5のそれぞれに対しては力で上回る魔獣人を何体も送り込んできた。
それこそ、一局面では圧倒したこともあったぐらいだ。
しかし、そのいずれもが彼らのチームワークに倒されたのだ。
彼女の思うように簡単に倒せる相手ではない。
「ええ。ですが、そのチームワークを崩してしまえばどうかしら? その上彼らのパワーをこちらが利用できれば・・・ふふふふ」
意味ありげに笑っているマース。
どうやら自信があるらしい。
「ふむ、それほどいうならどのような策があるのか言ってみろ」
ダーズも興味を覚える。
いったいどのような策があるというのか?
この際は何でも試してみるべきかもしれんな。
「実はこのようなものにヒントがありましたの」
マースが懐から何かを取り出す。
それは地球人たちが読むマンガと呼ばれるものだった。
「マンガ・・・だと?」
「ええ。これをご覧ください」
開いて差し出されたマンガを読むダーズ。
どうやら基本はギャグ系のマンガのようだが・・・
「これは・・・」
登場したある小道具がダーズの興味を引く。
「うふふ・・・これと同じようなものを作ってみましたわ。お試しいただけますか?」
「うむ。面白い。やってみよう」
ダーズは力強くうなづいた。
******
「グハハハハハ! おびえろ! すくめ! 我が船団の前にひれ伏すがいい!」
大きな角を頭に載せた水牛の魔獣人スイギューダが町を破壊する。
その周囲には痩せた灰色の躰をしたグレイという戦闘員たちが付き従っている。
彼らこそダーズの配下として地球征服のために働く連中なのだ。
「いいぞ。もっと暴れろ! やがてパワフル5がやってくる。その時こそ・・・」
スイギューダたちの暴れる様子をビルの屋上から見下ろすダーズ。
その手には何やら黄色いふわふわした毛玉のようなものが握られていた。
やがてオートバイの爆音とともに五人の戦士が現れる。
赤、青、黄色、桃色、緑のスーツをまとった男女。
地球を守るパワフル5だ。
彼らは暴れまわるスイギューダの前に立ちはだかると、威勢よく名乗りを上げる。
まさに地球人のヒーローと言っていいだろう。
だが・・・
今日はそうはいかんぞと、ダーズはほくそ笑んだ。
五人にとびかかるグレイたちをバッタバッタとなぎ倒すパワフル5。
グレイたちは地球人など10人相手でも問題ない強さのはずなのだが、パワフル5の前ではまるで赤子の手をひねるかのようにあしらわれる。
あのスーツの威力はすごいものだ。
多少鍛えているとはいえ、地球人の能力をこれほどまでに高めるスーツとは。
何とか分析する必要があるだろうが、これまではそのかけらさえも手に入れることはかなわなかったのだった。
グレイをあらかた倒し、スイギューダの前に集結する五人。
「よし、あとはもうお前だけだ!」
「おとなしく帰るのなら見逃してやってもいいぜ」
「さっさとごめんなさいすれば?」
魔獣人一体ならほぼ勝利は間違いない。
そういう気持ちが多少出ているのだろう。
彼らの言動にはある程度の余裕が見える。
事実スイギューダはほぼ追い詰められた格好となっていた。
「どれ、マースの策を使ってみるか」
ダーズは手にした黄色の毛玉のようなものを投げつける。
狙いはパワフル5の桃色。
五人の中で桃色だけが女性なのだ。
あのマンガではこの道具が使われていたのは女性。
それを忠実に再現したというマースの言葉を信じるならば、この道具が威力を発揮するにはやはり女性に嵌めるしかないだろう。
「グハハハハハ! 舐めるなよ! お前たちなど俺様だけで充分だ!」
スイギューダが大声で笑う。
決してハッタリではない。
だが、不利なのも間違いないだろう。
いつもならばこのままパワフル5の勝利となるところだ。
はたして今回はどうかな?
「えっ?」
パワフルピンクが声を上げる。
気が付くと黄色い毛玉のようなものが両手に貼り付いていたのだ。
「何これ?」
パワフルピンクが手に付いたものを振り払おうと両手を振る。
その瞬間、その毛玉のようなものが大きくなり、彼女の手をすっぽりと覆うくらいに膨らんだのだ。
そう、ちょうどスポーツの応援をするチアガールの持つポンポンのような黄色いふわふわしたものに。
「な?」
一瞬何が起こったのかわからないパワフルピンク。
だが、その両手から力があふれてくるのを感じる。
躰が動き出し、足を大きくあげたくなる。
両手を突き上げ、思い切り声を上げたくなる。
フレー! フレー! と言いたくなる。
応援したい!
応援したい応援したい!
応援したーーーい!
スッと前に出るパワフルピンク。
黄色いポンポンを胸のところに構え、軽やかな足取りでスイギューダの背後に行く。
あまりの突然の行動に、ほかの四人もスイギューダさえもただ見ているだけだ。
「ピンク・・・?」
「ピンク?」
唖然としているパワフルレッドほか四人。
いや、スイギューダさえも唖然としていたのだった。
「フレー! フレー! スイギューダ!」
大きな声でポンポンを振り上げるパワフルピンク。
背筋がぞくぞくするほどの快感が走る。
一瞬にしてパワフルピンクの思考は染め上げられてしまう。
私はチアガールなのだ。
スイギューダを応援するチアガールなのだ。
これこそが私の本当の姿なのだ。
なんて気持ちがいいのだろう。
応援することがこんなの気持ちいいことだったなんて。
「フレー! フレー! スイギューダ! 頑張れ頑張れスイギューダ! 頑張れ頑張れスイギューダ!」
足を大きく蹴り上げ、両手のポンポンを振り回す。
気持ちがいい。
とっても気持ちがいい。
こんな気持ちがいいことだなんて知らなかった。
もっともっと応援したい。
「頑張れ頑張れスイギューダ! パワフル5なんてぶっ飛ばせー!」
そうよ。
パワフル5なんてぶっ飛ばしちゃえー!
「ピ、ピンク?」
「何やってんだピンク!」
「おかしくなったのか、ピンク!」
予想もしないピンクの行動に戸惑う四人。
一方スイギューダの方は妙に力が湧いてくることに気が付いていた。
なんだこれは?
応援されるということがこんなに力強いものなのか?
やれる!
これはやれるぞぉ!
「うわぁっ!」
スイギューダの頭突きに跳ね飛ばされるパワフルグリーン。
続けざまにブルーも跳ね飛ばされてしまう。
「くっ!」
素早く態勢を整えるレッド。
イエローもグリーンを助け起こす。
なんていう強烈な頭突きだ。
何度も食らえばただでは済まないだろう。
「いいぞ! いいぞ! スイギューダ! いっけー! いっけー! スイギューダ!」
目の前で仲間がダメージを負っているというのに、ピンクの気持ちは高揚していた。
自分の応援でスイギューダがパワフル5を圧倒しているのだ。
それがすごく気持ちがいい。
もっともっと応援したい。
応援してスイギューダが活躍するのを見たい。
ピンクはもうそのようにしか思えなかった。
仲間なんてどうでもいい。
「ぐわぁーっ!」
イエローが弾き飛ばされる。
「レッド! ここはもうパワフルシュートで!」
「だめだ! あの技は五人がそろわなければ!」
「ちくしょう! ピンクはどうしちまったんだ!」
口々に叫ぶパワフル5のメンバーたち。
「おそらくあのポンポンだ。あれがピンクを操っているんだ!」
「ピンク! そのポンポンを手から離せ! 正気に戻ってくれ!」
「いやよ! このポンポンは私の物! 誰にも渡さないわ! フレー! フレー! スイギューダ!」
すらりとした脚を蹴り上げて応援するピンク。
もうスイギューダの応援しか頭にない。
「ちくしょう! 五人そろわないと技の発動ができないなんて誰が考えたんだよ!」
******
「ぐふっ!」
スイギューダの角に腹を貫かれて倒れ込むブルー。
そのそばにはレッド、イエロー、グリーンも地面に横たわっていた。
「グフフフフ・・・」
倒れたブルーのヘルメットを踏み潰すスイギューダ。
終わったのだ。
あのパワフル5を倒したのだ。
自分でも信じられないが、確かに四人は足元に倒れているのだ。
「ヤッター! ヤッター! スイギューダ! 強いぞ強いぞスイギューダ! いえーーーい!」
ポンポンを振り回して喜ぶピンク。
倒されたのが仲間たちだったことなどもうどうでもいいのだ。
「グフフフフ・・・ありがとうよ。お前の応援のおかげだ」
ピンクのところに戻って礼を言うスイギューダ。
そのことがまたピンクをうれしくさせる。
自分の応援で彼が勝ったことがうれしい。
もっともっと応援したい。
これからももっと。
ピンクはもはやパワフルピンクではなかった。
コロルス船団のピンクのチアガールとなったのだ。
この結果はダーズをも充分満足させるものだった。
まさかこうもあっさりとパワフル5を倒せるとは。
これなら地球征服もはかどるだろう。
それに・・・いい手駒も手に入ったようだ。
やがてその脅威のパワーで地球人たちを恐怖のどん底に落としいれるスイギューダのそばには、黄色いポンポンを振って彼を応援するピンク色の女戦士の姿が付き従うのが見られるようになったのだった。
END
いかがでしたでしょうか?
あの道具っぽさが出ていればよいのですが。
今日はこんなところで。
それではまたー。
- 2020/01/25(土) 21:55:30|
- 女幹部・戦闘員化系SS
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今年も早くもこの季節がやってきましたねー。
春のセンバツ高校野球の出場校が、今日発表になりました。
今年の北海道は帯広の近くにある芽室町の「白樺学園」が出場です。
白樺学園は春の選抜は初出場。
ぜひとも甲子園で躍動していただきたいものですね。
そして今年はなんと、北海道からもう一校。
21世紀枠で、こちらも帯広市の「帯広農業」が出場です。
二校ともが道東の帯広近郊というのは驚きですねー。
帯広農業もぜひとも活躍を見せてほしいものです。
春の選抜は3月の19日開幕。
まだ一ヶ月以上先ですけど、春が近づいてきているということなんでしょうねー。
楽しみです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/24(金) 19:52:09|
- スポーツ
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新型コロナウィルスによる感染症が、中国で随分と猛威を振るっているようです。
中国政府は武漢市を閉鎖するというかなり強い措置を行ったようで、武漢市から外へ出ることは今現在できなくなっているようですが、すでに中国から出国した方が日本やアメリカ等で発症したというニュースも入ってきておりますし、間もなく春節ということもあって、全世界に広がるのではという懸念も。
日本では各空港等でサーモグラフィーによる体温検査など、何とか水際で防ごうと対策を行っているようですが、ちょっと不安も感じますね。
上手く防ぐことができればいいのですが。
とにかく過度に恐れず、手洗いうがいをしてウィルスを体内に入れないようにするのが一番とのことですから、家に帰ったらまずは手洗いうがいですね。
充分に気を付けましょう。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/23(木) 19:37:20|
- ニュース
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ちょっと驚きのニュースが入ってきました。
なんと、阪神タイガースの守屋功輝投手が、妻に対するDVで書類送検されたというニュースが週刊文集によって報じられたというのです。
Σ(°ω°)マジデスカ?
阪神球団は守屋投手本人に聞き取りを行ったところ否定しているという発表を行いましたが、実際のところはどうなんでしょうかね。
検察がどういう判断をするかなんでしょうけど、DVが事実ということになれば、球団としても何らかの処分ということになるかもしれませんね。
守屋投手と言えば、阪神自慢の中継ぎ陣の一角として57試合に登板した投手ですから、もし抜けるということになればダメージは避けられないでしょうか。
なんにしても続報を待つしかなさそうですね。
どういうことになりますか。
今日は短いですがこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/22(水) 18:15:22|
- スポーツ
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一昨日から今朝がたにかけてそれなりに雪が積もった札幌。
雪が少ないと悩んでいた部分もある程度解消にはなったという話ではありますね。
この雪に少なさに関連して、今年は暖冬傾向ということで、気温は確かに平年より高いようではありますが・・・
先月分の燃料代の請求額を見ると、平年通りの請求額と変わらねぇ。
orz
暖冬とはいえ、ストーブを焚かずに過ごせるというような暖かさではないので、やっぱりストーブは焚くわけです。
そうなると、少々燃料消費量は減っているのかもしれませんけど、燃料の単価と10%に上がった消費税というおかげで、燃料代はほとんど昨年と変わらんのですよねー。
ストーブ焚かないというわけにはいかないですしねー。
_(:3 」∠)_
この冬場の燃料代がホントばかになりません。
ひと月ウン万円がただただ燃えて消えるわけですからねー。
やれやれです。
まあ、その分夏の冷房にかかる費用は少なくて済むというところではありますでしょうけどね。
夏は北海道、冬は沖縄で過ごすのが一番いいのかもしれませんねー。(笑)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/21(火) 18:46:25|
- 日常
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札幌は昨日の夜から今日の午前中にかけ、ややまとまった雪が降りました。
おかげでそれなりに積雪も増えたそうですが、まだまだ平年に比べると圧倒的に少ないとか。
実際に道の脇とかに積み上げられる雪の山も見当たりませんしねぇ。
この雪の少なさはいろいろと被害も出ているようで、スキー場や冬のイベントなどもそうですが、農作物に影響しそうというのが一般にはなかなかわかりづらいところでしょうか。
雪が少ないことで、実は雪の下になることで寒気から遮断されていた土壌が、今年は寒気にさらされたままとなって凍ってしまうのだとか。
そうなると小麦などの冬越しの作物は根が凍結してダメになってしまうんだそうですね。
なので、やっぱり冬はある程度の雪が積もってほしいんだとか。
また雪が少ないと春から夏にかけての水不足も心配になりますので、雪が少ないというのも困ったものなんですねぇ。
除雪の手間や交通の便などを考えますと、雪が少ない方がいいなぁとは思うのですけど、雪があってこそのこの地域とも言えるんですなぁ。
多くても少なくても困ったものです。
天気予報によれば、明日も雪が降るそうなので、また少しは積雪は増えそうです。
二月あたりにドカッと降って、結局平年通りなんてことになるんでしょうかね。
まあ、それはそれで助かる人も多そうですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/20(月) 18:32:34|
- 日常
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出演する役者さんの不祥事で開始が二週間遅れましたNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」
いよいよ今晩からスタートですねー。
ヾ(゚ー゚*)ノ゙ マッテマシター
「麒麟がくる」は、本能寺の変であの織田信長を殺すことになる明智光秀が主人公。
彼がどんな生涯を送ってきたかが描かれる大河ドラマということです。
実際のところ彼の前半生に関しては、あんまり資料がないという話なので、かなりの部分は創作になるのでしょうが、そこを含めて楽しみにしていきたいところ。
戦国時代とは言うものの、メジャーどころはまだこれからという時期ですので、信長を中心とした時代にはすでに退場してしまった人たちも結構出てくるみたいです。
個人的には逆にそのあたりが面白そうだなと思うので、非常に期待しております。
新しい一年間の大河ドラマ。
無事に見終えられるよう私も体調等気を付けなくては。
頑張るぞ。٩( 'ω' )و
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/19(日) 18:31:01|
- 映画&TVなど
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数日前には到着していたのですが、なかなか読めずにいましたタミヤニュース2月号(609号)です。

こちらが表紙。
今号は第二次大戦中のドイツ陸軍第26歩兵師団(上)と第25歩兵師団(下)のマークとのこと。
普通の歩兵師団だとこういうマークはどういうところに付けられていたんですかね。
今号の「博物館をたずねて」は、ポーランドのポズナン・ツィタデラパーク。
もともと戦場遺構を公園にしたものだそうですが、旧ソ連系を中心とした兵器類の展示も行われているのだとか。
中にはドイツ軍の兵器などもあるようで、パンツァーファウストやパンツァーシュレッケの写真が載ってました。
「第二次大戦イタリア軍装備解説」は前回に引き続き第一次大戦の仏製戦闘機。
戦闘機そのものではなく、二人の第一次大戦エースの紹介でした。
巻中の情景写真は第二次大戦終盤のドイツ領内に侵攻した米軍の情景。
車体にびっしりとパンツァーファウスト対策のための土嚢を載せたM4戦車と、ジープや兵士たちの情景です。
幅広履帯のM4はこうやって土嚢をたくさん載せても何とかなりそうな感じですね。
第48回人形改造コンテストの入賞作品と入賞者コメントが載ってました。
毎年見ていますが、本当にすごい作品ばかりですねぇ。
今回の金賞はやはりラグビーワールドカップの作品でした。
今号は各地の模型会の様子が四か所も。
皆さま各地で精力的に活動していらっしゃるようす。
ほかにも楽しい記事がたくさんでした。
次号も楽しみです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/18(土) 17:48:22|
- タミヤニュース
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先週もそうでしたが、今日も午後からちょっとした時間がありましたので、ミニウォーゲームを楽しむことに。

プレイしたのはこちらの「SLGamer」誌10号付録の「コブラ作戦」
マップも小さいしユニットも少ないミニゲームです。

今回は両軍ともにダイスの目が走らず、振っても振っても「1の目」があんまり出てくれません。
空軍の活動も低調で、ドイツ軍にダメージを与えることができず、当然米軍の突破もうまくいきません。
二ターンが終了してもほとんど動いていないようなありさま。

しかも、突破を果たしたかと思った米第2機甲師団が、戦力が半減したドイツの装甲師団に返り討ちに遭って壊滅するという場面も。
何やってんの? Σ(°ω°)

米軍はゲーム終了時にアブランシュかモルテンのどちらかにユニットがいることで勝利となりますが、残り一ターンの時点でまだこんなに遠い。
はたしてたどり着けるのか?

ダメでした。
米軍はあと一歩届かず、敗北の結果に。
最後怒涛の空軍と機甲師団の攻撃で突破を果たしはしたものの、写真の11FJが米第9歩兵師団の位置にいたため、道路が封鎖されアブランシュに入れなかったのです。
最後の攻撃で後退させたものの時すでに遅しでした。
カードドリブンではありますが、カードは移動の順番を決めるぐらいのものなので、お互いに手の内を読みあうというようなものではなく、ソロプレイにも問題ありません。
今回も楽しくプレイさせていただきました。
ウォゲム楽しー。ヽ(´▽`)ノ
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/17(金) 18:27:46|
- ウォーゲーム
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今日は定期通院のために病院へ。
いつも通りに採血採尿して診察ですが、お正月明けということである程度覚悟はしていたものの・・・
体重は増えているわ数値は悪化しているわで散々でした。
(°ω°)ヤベェ
先日足の件でも言われましたが、「体重落としましょうねー」と無情な一言。
( ˘ω˘)ハイ オッシャルトオリデス
「とりあえずお薬増やしましょうねー」
と、何やらネタになりそうなお言葉もいただき、ありがたいことにお薬の量が増えました。
/(^o^)\ナンテコッタイ
次回の検査で数値が改善していれば、すぐに薬は停止するとのことではありますが、やっぱり歩くなり運動せんとならんですなぁ。
来週からは通勤も始まりますので、行き帰り少し多めに歩くようにした方がいいんでしょうねぇ。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
とりあえず体調に気を付けて生きていこうと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/16(木) 17:59:21|
- 日常
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昨日、スマホを新機種に切り替えたわけですが、パソコンの切り替え時と同じように自分好みにするために四苦八苦してます。
いや、まあ、四苦八苦というほどのことでもないのですが、これまで画像は直接削除だったものが、ゴミ箱行きになったので、そのゴミ箱フォルダがどこにあるのかあちこち探してしまうなど、ちょっとした変化が戸惑わせてくれますねー。
やれやれです。(´・ω・`)
とはいえ、同メーカーの機種ですので、だいたいは同じなのでありがたいところ。
ほかのメーカーのスマホでも同じなのかな?
今は壁紙をどうしようか悩み中。
これまでは「黒タイツ」画像を壁紙にしていたんですが、気分を変えて「女戦闘員」画像にでもしましょうか。
誰かに見られたらなんだこいつって思われそうではありますが。(笑)
まあ、そんな壁紙にするのは私ぐらいかも?
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/15(水) 18:35:04|
- 日常
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今日はスマホの機種交換を行ってきました。
いろいろとプランとかも変更になって、これまでより通信費が増えそうでげんなり。
とはいえ、今まで使っていた機種はもうそろそろ限界なので、交換しないとつらいというね。
やれやれです。_(:3 」∠)_
でも、新機種になったことで、ある程度能力的にも余裕ができたのでありがたいところ。
まあ、同メーカーの機種に変更したとはいえ、使い勝手が変わってしまうのは慣れるしかないですなぁ。
やれやれです。
とりあえずツイッターだのLINEだのは使えるようになったので、ホッと一息。
残念なのは、ストラップが付けられないことですかねー。
結構あると便利だったので、ストラップを付けたかったのですが・・・
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/14(火) 20:46:57|
- 日常
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昨晩から札幌でも始まりましたアニメ「空挺ドラゴンズ」
早速録画して視聴してみました。
アニメ公式サイトはこちら「
空挺ドラゴンズ」
いわゆるファンタジー世界における「捕鯨」で、「鯨」を「龍」に置き換えたような作品とは聞いてはおりましたが、「龍」がちょっと想像外の形状でやや驚き。
「龍」が空を飛びますので、当然「捕龍船」も空を飛ぶ飛行船というのがいいですね。
こういう世界は好みです。
「捕龍」もかなり危険が伴うもののようで、それだけに一頭捕獲すれば一攫千金。
「龍」の肉は美味で脂なども取れるとかいうので、まさに「鯨」ですなぁ。
今後どういう話の展開になっていくのか、楽しみではありますね。
当面は追いかけていこうと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/13(月) 18:19:39|
- アニメ
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そういえば、ちょっと前に郵便物の配達を土曜日も取りやめるという話が出てニュースになっていたような気がしましたが、アマゾン関連の配達は日本郵便でも普通に日曜配達してくれるんですね。
まさか今日届くとは思っておりませんでした。
ということで、ゆうきまさみ先生の「新九郎奔る!」の三巻が到着ですー。
ヽ(´▽`)ノワァイ

再来年の大河ドラマの主人公が「北条義時」ということに決まったそうですが、あちらは鎌倉時代の執権家の北条家。
こちらは戦国時代に差し掛かろうという時代に生きた、のちの北条早雲こと伊勢新九郎の物語。
いわゆる「後北条家」と呼ばれる北条家の方ですね。
一巻二巻が面白かったので、それはもう三巻も期待なわけです。
はたして新九郎君はどうなるのか。
読むのが楽しみです。
今日は短いですがこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/12(日) 18:36:26|
- 本&マンガなど
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舞方が今の家に引っ越してからもう3年も経つのですが、ボックスに入れたまま保管してある本とかが結構ありまして、ふとした時にあれはどこだったかなぁということが時々あるわけです。
ウォーゲーム関連に関しては、ほぼどこに何があるかは把握してますし、だいたいは見える場所に積んであったりしますのでわかるのですけど、本に関しては本棚に入れたものとボックス保管とがあるので、いざ探すとなってもボックスを全部ひっくり返す羽目になったりするので、いつもなら「まあいいか、いずれ探そう」になってしまうんですよねー。
なので、今日はちょっと意を決して探し物を発掘しようとしてみたわけなのです。(笑)
しかーし!
探しても目当ての本は見つからず。
あると思ったボックスの中になくて、どこに混じっているものやら・・・
うそでしょ・・・ _(:3 」∠)_
処分したりはしていないとは思うんですが、引っ越しの時にどこに突っ込んだものやら。
だいたいはまとめていたはずなんだけどなぁ。
まあ、その代わり、いくつか読み返したいと思える小説がいくつか出てきましたので、久しぶりに読み返してみようかなとも。
司馬遼太郎先生の「城塞」を見つけたので、まずはこれから読み返しますかねー。
とりあえず見つからないものはしょうがないので、次は別のボックス等を探してみますかね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/11(土) 18:45:17|
- 日常
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今日は午後から時間がありましたので、何かウォーゲームをしたいなという気持ちに。
とはいえ、じっくりと重たいゲームという気分でもありませんでしたので、SLGamer誌の付録をプレイすることに。
こういう時SLGamer誌の付録ゲームはありがたい存在です。 (*´ω`)

プレイしましたのはこちら。
SLGamer誌8号付録の「トブルク攻防戦」です。

初期配置はこちら。
配置が決まっているので、悩むことがないのがありがたいところ。
枢軸軍は英軍の前線を突破し、トブルクを占領すれば勝利です。
基本的にはスタック不可ですが、独軍だけは二個ユニットスタックとなっております。

三ターンが終わったところ。
実はこの前のターンに英軍の反撃のサイコロが全部1という珍しい事態で、独軍の第90軽師団が壊滅するという悲劇が。
とはいえ、何とか枢軸軍は前線を突破してトブルクへ。

ゲーム終了時。
独軍最後の攻撃はついにトブルクを陥落させることができず、逆に英軍が連絡線を切ってしまったことで、独軍の占領都市数が3つに減らされてしまい、英軍の勝利となりました。
/(^o^)\ナンテコッタイ

一ゲーム終わりましたけど、まだ時間がありましたので、同じくSLGamer誌10号の「エプソム作戦」をプレイすることに。

こちらも初期配置は決まっているので配置に悩むことなし。
しかもユニット数も少ないですねー。
こちらは英軍が攻撃側で、カーン市街地どこか一ヘクスか112高地を占領すれば勝利です。

空襲が振るわずになかなか進めない英軍でしたが、それでもじわじわと進んでいたところ、第4ターンの増援で独軍に強力な三個装甲師団が登場し、前線を固めます。

ゲーム終了時。
後半は空襲が効果を発揮し、高地を守っていた第1SS装甲師団を空襲で除去。
歩兵師団が112高地を占領します。
独軍はカーン市街地は何とか守り切ったものの、112高地を占領されたために英軍の勝利となりました。
両方とも小さいゲームですが、なかなか楽しめるゲームだと思います。
ちょっとした時間で手軽に楽しめるゲームはありがたいですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/10(金) 18:49:23|
- ウォーゲーム
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トランプ大統領がひとまずは自制的なコメントを発表したようで、どうやら当面の危機は回避されたようではありますね。
とはいえ、一触即発には違いないでしょうから、中東の安定は程遠いという感じでしょうか。
ほんとにいろいろな意味で根深い地域ですからねぇ。
まあ、そんな中、私は今日はあっちへ行ったりこっち行ったりとやや忙しかった日でした。
バスの営業所に行って書類を作ってもらったり、床屋に行って髪を切ってもらったり、ヨドバシ行って買い物したり、妹と会って会食したりと、ほとんど私事ばかりでしたが。(笑)
おかげで足が痛いのが困りもの。
先日病院も行ってきたんですが、まあ、加齢もあって足の筋力の衰えがあるみたいです。
歳を食うのはいやですねー。
まだまだ寒い日が続きます。
皆様もお躰には充分お気を付けを。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/09(木) 21:00:59|
- 日常
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中東方面でまたしてもきな臭くなってきましたねぇ。
今日は先日のイランの司令官殺害の報復として、イランがイラク領内にある米軍基地に対してミサイル攻撃を行ったというニュースが飛び込んできました。
アメリカがこれに対してまた報復を行うということになれば、ますますエスカレートということになり、新たな戦争ということにもなる可能性が。
うーむ・・・
イランも核開発をやめるつもりはないでしょうしねぇ。
イランにはイランの言い分があり、アメリカにはアメリカの言い分があるというのは、国際社会のみならず二国間どころか二個人間ですらそうなのですから、どこかに妥協点を見出そうとするべきものなのですが、威信、面子、宗教、周辺に対する脅威の度合い、などなど様々な理由でなかなか妥協できないものなのではありましょうが、何とかこれ以上のエスカレートは避けてほしいものですね。
しかし、狙われたのは米軍基地とはいえ、イラク領内に対する攻撃ということで、これイラクとしてはどうなんですかね。
イラクとしても自国領上空をミサイルが飛んできたのですから、内心穏やかではないでしょうねぇ。
ともあれ、今後の情勢が気がかりです。
注視していきたいと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/08(水) 18:01:55|
- ニュース
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1月も7日になり、七草がゆの日でしたが、私は今年初めてのお雑煮を作って食べました。
まあまあ美味しかったです。(*´ω`)
昨日が仕事始めというところも多かったでしょうが、プロ野球の各選手たちも、そろそろ始動となってきたようですね。
我が応援する阪神や日ハムの選手も大山選手や有原投手など自主トレを始めているようですし、今年はオリンピックの関係もあって開幕が3月20日と早いですから、選手も早めに仕上げていかないとならないでしょう。
その意味では結構大変かもしれませんね。
今年もプロ野球は楽しみですねー。
今シーズンはどこが最後に笑いますかねー。
できれば阪神、日ハムが笑ってほしいとは思っているのですが、はてさてどうなりますか。
まずはけが人が少ないことを祈りたいものです。
これはどの球団もですよね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/07(火) 18:55:47|
- スポーツ
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4日間にわたりました新年SS投下も昨日で一段落。
今日からは、当ブログも通常営業開始です。(笑)
あらためて、よろしくお願いいたします。
それにしても、今のところ札幌は本当に雪が少ないですねぇ。
一応は積雪は0ではないものの、いつもなら公園などには除雪された雪の山ができても不思議はないのですけど、今年というかこの冬は全くそんなものがないですねぇ。
スキー場も結構困っているようで、全体のうちの一部のコースしかオープンできないというところもあるようです。
来月には札幌では雪まつりというイベントがありますので、雪の確保に頭を悩ませることになるかもしれませんねぇ。
まあ、だいたいこういう年でも、ひと冬が終わってみれば平年通りの雪の量だったなんてことも多いので、今月や来月でドカッと雪が降るのではないかと戦々恐々ではあります。
一度にドカッと振られますと、さすがに交通網やら都市機能がマヒしますからねぇ。
とはいえ、雪の量が少なければ、夏に水不足になりかねないので、できれば平年通りの量は降ってほしいのですけどね。
週間予報では今週はそれほど雪が降らないようですが、来週以降どうなりますか。
気になるところではあります。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2020/01/06(月) 18:52:57|
- 日常
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昨日で終わったと思った?
もうちょっとだけ続くんじゃ。
ということで、新年SS第三弾です。
タイトルは「○○の妻は変身ヒーローである夫を補佐していましたが、悪の組織のばら撒いた細菌兵器をモロに浴びて、高速戦闘のエキスパート、カサカサ動くゴキブリ女にされました。」です。
診断メーカーさんに「
妻が寝取られて怪人にされたー(悪魔と妖怪もあるよ!)」という診断があるのですが、そちらで診断した結果をSS化してみました。
ですので、タイトルは診断結果そのものです。
お楽しみいただければと思います。
それではどうぞ。
○○の妻は変身ヒーローである夫を補佐していましたが、悪の組織のばら撒いた細菌兵器をモロに浴びて、高速戦闘のエキスパート、カサカサ動くゴキブリ女にされました。
「首都Bエリア、27ブロックにデムパー怪人出現との通報です! ヤッタレンジャーの出動要請が出ました!」
コンソールパネルを操作していたオペレーターの緑羽千紗(みどりば ちさ)が声を上げる。
「よし、ヤッタレンジャー、出動!」
司令官席の上昆寺(かみこんじ)司令が野太い声で指令を出す。
恰幅のよい人のいいおじさんといった顔立ちをしているが、司令官としての能力に疑いはない。
彼の指令はすぐに待機していたヤッタレンジャーの五人に伝達され、待機ボックスから出撃していく五人の姿がモニターに映し出された。
「行ってらっしゃい、あなた。気を付けて・・・」
思わず小声でそうつぶやく千紗。
できれば出撃する夫のそばに行って声をかけたい。
だがそれはかなわないこと。
だからこそ、千紗はモニター越しに夫の無事を祈らずにはいられなかった。
地球を狙う悪の組織「デムパー」
数年前から暗躍し始めたこの組織に対し、日本は特殊でユニークな方法で対抗した。
それこそ、子供向け特撮番組と思われるような特殊戦隊を編成し、デムパーに対抗したのだ。
行動戦隊ヤッタレンジャー。
レッド、ブルー、イエロー、ピンク、グリーンの五人の戦士が力を合わせてデムパー怪人を打ち倒す。
この方法は特撮番組を見慣れた日本人にはなじみやすく、五人の戦いは極めてスムーズに受け入れられたばかりか、デムパーに対する恐怖感も緩和してパニックを沈めるという副次効果をも生み出していた。
おかげでデムパーの侵略は一進一退で食い止められており、今ではこの様子を見た各国でも同様の正義の戦隊が結成されている。
このヤッタレンジャーの一人、ヤッタレグリーンこと緑羽健斗(みどりば けんと)こそ、千紗の愛する夫なのだった。
「ヤッタレレッドより入電。デムパー怪人の駆除に成功。周辺の被害は極めて軽微とのことです」
「警察や消防からも同様の報告が入っております。デムパー軍団の撤退は間違いないようです」
千紗やほかのオペレーターたちが次々と報告を行う。
どうやら今回もデムパーの侵略は未然に防ぐことができたようだ。
それにメンバーにもケガ人などは出ていないらしい。
もちろん念のためのメディカルチェックを行うので、おそらく今夜は戻っては来られないだろう。
だが、それでもとにかく無事でよかった。
千紗はほっと胸をなでおろした。
千紗はヤッタレンジャーのオペレーター。
ヤッタレンジャー本部で様々な情報を受け取り、上昆寺司令へと伝えるのが主な仕事である。
地味で危険性も少ないと言える仕事だが、それでもヤッタレンジャーの作戦行動にとっては無くてはならない存在であり、千紗もそのことは承知している。
そもそも彼女がヤッタレンジャーのオペレーターになったのも、少しでも夫である健斗の役に立ちたいと思ったからなのだ。
少しでも夫の役に立ちたい。
それが千紗の願いであった。
******
「交代です」
本部オペレーターの制服を着た同僚の古橋(ふるはし)が千紗の席にやってくる。
主にシフトで彼女の交代番に入ってくれる男性だ。
「交代します。よろしくお願いします」
「はい、お疲れ様でした」
千紗はヘッドホンを外し、席を立つ。
入れ替わりに古橋が席に着き、すぐにオペレーター業務を始める。
ヤッタレンジャー本部に一瞬の隙があってもならないのだ。
いつ何時、救援要請が入るのかわからないのだから。
「それじゃ、お先に失礼します」
「うむ、ご苦労さん」
上昆寺司令に挨拶して、司令室を出る。
ロッカーで着替えをして本日の勤務は終了。
「ふう・・・」
緊張から解放される瞬間だ。
ここから先はまるっきりの一般人として、ヤッタレンジャーとは全く関係ない人間を装わねばならない。
それはそれで苦労もあると言えばあるのだが、デムパーの魔手を逃れるためにはやむを得ないのだ。
ヤッタレンジャー本部の誰かがデムパーに捕らわれたりしたら大変なのだから。
見慣れた我が家の近くまで戻ってくる。
どうやら今日も何事もなく済んだようだ。
おそらく夫が帰るのは明日の朝だろう。
で、あれば、明日の朝は美味しいものでも用意してあげようか。
そんなことを考える千紗。
ふと見ると、通りに人が倒れているのが目に入る。
「えっ?」
驚いた千紗は、すぐさま駆け寄って声をかける。
「もしもし、大丈夫ですか? ヒッ!」
千紗は思わず息をのむ。
倒れていた男性の顔が、どす黒く変色し、苦悶の表情を浮かべていたのだ。
すでに息はなく、死んでいるのは間違いない。
すぐにスマホを取り出す千紗。
救急車?
いや、この場合は警察だろうか?
とにかく通報を・・・
そう思った千紗が顔を上げると、通りのあちこちで人が死んでいることに気が付く。
家から外に出ようとドアを開けたまま倒れている女性。
窓から上半身を外に乗り出したまま絶命し、垂れ下がっている男性。
街灯や家の中の明かりが照らす中、十数人がみな同じように顔をどす黒く変色させて死んでいるのだ。
「あ・・・あああ・・・」
あまりのことに地面にへたり込んでしまう千紗。
これはいったい・・・
まさかデムパーの・・・
一刻も早く・・・
「グッ・・・」
全身がカアッと熱くなる。
息が苦しくなり、目の前が真っ赤になる。
「あがっ・・・あがが・・・」
何か言おうとしても言葉が出ない。
全身が激痛に襲われ、焼けるように熱い。
「た・・・すけ・・・」
地面に横たわる千紗。
苦しい苦しい苦しい・・・
熱い熱い熱い・・・
誰か・・・
助けて・・・
あ・・・な・・・た・・・
意識が遠ざかる。
『キュヒーッ!』
『キュヒーッ! 実験は成功だ! 全員死んだか確認しろ!』
薄れていく意識の中、千紗はデムパーの戦闘員の声がかすかに聞こえたような気がした。
******
「はっ・・・」
ひんやりとした感触に目が覚める。
それもそのはず。
彼女は冷たく硬い台の上に寝かせられていたのだ。
「こ、ここは? 私はいったい?」
首を回して周囲を見る。
薄暗い室内に、様々な機械類が置かれ、ちかちかと光が明滅している。
病院かとも思ったが、とてもそんな雰囲気ではない。
「う・・・くっ」
躰を起こそうとしたものの、うまく動かない。
それにどうやら今の彼女は服も着ていないようだ。
いったいどういうことなのか?
「ほう・・・やはり生きていたか」
闇の中から重厚な声が響く。
千紗が声の方に振り向くと、ゆっくりと男が姿を現した。
トゲの付いた軍服風の衣装を着た偉丈夫。
その姿と顔を、千紗は見たことがある。
デムパーの指揮官ジュシンガー将軍だ。
「ジュシンガー将軍・・・」
そうつぶやいてから、思わずしまったと気付く千紗。
「ほう、俺を知っているとは、ヤッタレンジャーの関係者か?」
「た、たまたまテレビで見ただけです」
千紗は何とかごまかそうとする。
「ふん、まあいい。それよりも・・・」
「ひゃっ!」
ジュシンガー将軍の手が千紗の太ももに触れてくる。
「腐りもせず、ほぼ何の問題もなしとはな・・・驚いたぞ」
「な、何?」
何のことを言っているのか?
「ふん、わかっていないようだな。お前は我らの細菌兵器バイペストの実験に生き残ったのだ。これは信じられないことなのだぞ」
「細菌・・・兵器?」
やはりあの人たちはデムパーの犠牲に?
「そうだ。通常のペストの二倍の威力を持つバイペスト菌を散布した実験だ。あの地区の人間はことごとく死んだのに、お前だけは生き残った。なぜだ?」
「そ、そんなこと・・・」
千紗は首を振る。
彼女にだってわかるはずがないのだ。
「ふん、どうやらお前にはバイペスト菌に対する耐性があるようだ。そこで我々はお前を有効活用することにした」
ニヤリと笑うジュシンガー将軍。
整った顔だけに、その笑みは迫力がある。
「有効活用?」
「そうだ。お前をバイペスト菌をまき散らすゴキブリ怪人に改造し、バイペスト菌撒き散らし作戦を行わせる」
「わ、私を?」
千紗は愕然とする。
よりにもよって彼女を怪人にしようというのか?
そんな・・・
「い、いやっ! いやです!」
躰を起こして逃げようとする千紗。
だが、躰が思うように動かない。
「無駄だ。すでに改造は最終段階を残すのみとなっている。始めろ」
「「キュヒーッ!」」
白衣を着た数名の戦闘員たちが現れ、千紗の躰に電極やチューブを取り付けていく。
「いやっ! いやぁっ! むぐ・・・」
千紗の顔にマスクが付けられ、気体が流し込まれてくる。
ああ・・・
千紗は再び意識が遠くなっていくのを感じていた。
******
意識がだんだんと戻ってくる。
それと同時に力もみなぎってくる。
気持ちがいい。
今までとはまるで違う自分。
生まれ変わるというのはこういうことを言うのかもしれない。
「キシュシュ・・・」
彼女の口から声が漏れる。
今までに発したこともないような声。
でも、これこそが自分の声だと彼女は思う。
『起きるのだ』
命令が下る。
命令は絶対。
命令には従わなければ。
起きなければならない。
彼女は躰を起こす。
上にかけられていた白い布がはらりと落ちる。
それに伴い、彼女の新しい肉体があらわになる。
茶褐色のつややかな外皮。
蛇腹状の腹部。
硬くトゲのある両脚と両手。
すべてが力強くすぐれた肉体だ。
カツリと音がする。
台から足を下ろし、硬い床を踏みしめた彼女の足音。
鋭い爪と尖ったヒールが床を鳴らしたのだ。
彼女はそのまま立ち上がる。
背中には硬い翅。
髪の毛のような邪魔なものは消え、頭も固い外皮で覆われている。
額からは長い二本の触角。
ゆらゆらと揺れ、空気のかすかな振動さえも感じ取れた。
「クククク・・・さあ、お前が何者か言ってみろ」
ジュシンガー将軍が彼女の前に立ち、その指揮棒が彼女を指す。
「キシュシュシュ・・・私は偉大なるデムパーの蟲人ゴキブリ女ゴキブリージョですわ。キシュシュシュシュ」
奇妙な笑い声をあげる千紗。
いや、彼女はもはやデムパー怪人ゴキブリージョに変えられてしまっていた。
彼女の躰はまさに女性とゴキブリが融合した姿。
直立した女ゴキブリだったのだ。
「ククク、それでいい。改造中にお前のことがわかったぞ。お前はこいつの妻だったそうだな。こいつのことをどう思う?」
目の前に出される緑羽健斗の写真。
それは先日までは千紗の愛する夫だった人。
だが、今の彼女はその写真を鋭い爪で引き裂いていく。
「キシュシュシュシュ・・・この男は私たちデムパーの邪魔をする憎むべき男。このような男の妻だったことなど思い出したくもありませんわ」
「クククク・・・そうだ、お前はもうこんなやつの妻などではない。我がデムパーの蟲人だ。ならば、この男の始末はできるな?」
「もちろんです。私はヤッタレンジャーの司令部の位置を知っております。この躰をもってすれば忍び込むことなど容易いこと。そこでバイペスト菌をまき散らせば・・・キシュシュシュシュ・・・」
手の甲を口元にあてて笑うゴキブリージョ。
ヤッタレンジャーにとって最大のピンチが、今訪れようとしていた。
END
以上です。
残念ながら寝取られ風味はほとんどなかったかと思いますが、怪人化SSとして見ていただければ。
よろしければコメントなどいただけますと嬉しいです。
これで新年SSはすべて終了です。
手持ち全部放出しましたので、次作までは少々お時間をいただくかもしれません。
どうか気長にお待ちいただければと思います。
ではではまたー。
- 2020/01/05(日) 20:00:00|
- 怪人化・機械化系SS
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昨日に引き続き、新年二本目のSSを投下いたします。
タイトルは「淫魔になった私」です。
それではどうぞ。
淫魔になった私
「う・・・ん・・・んん・・・」
寝苦しい・・・
躰が熱い・・・
何かがおかしい・・・
熱い・・・
熱い・・・
あああああ・・・
「ハッ」
私は目を覚ます。
室内はもううっすらと明るい。
もう朝なの?
「はあ・・・はあ・・・」
私は額の汗をぬぐう。
すごい汗だわ・・・
いったいどうして・・・
ん?
私は何か違和感を覚える。
「えっ?」
私の手が真っ黒?
これはいったい?
私はがばっと跳ね起きて、枕もとのスタンドを点ける。
すぐに明かりが点き、室内がさらに明るくなった。
「えええっ?」
私は驚いた。
私の両手が真っ黒なのだ。
しかも、明かりに照らされてつやつやと輝いている。
これはいったい?
よく見ると、私の躰も黒くなっている。
つやつやと光を反射し、それでいて黒が際立っているのだ。
私はベッドから降りて全身を見下ろしてみる。
「なんなの・・・これ?」
私は思わずつぶやいてしまう。
昨夜着たはずのパジャマは消え去り、私は漆黒の衣装を着ていたのだ。
「ど、どういうこと?」
私の両脚は黒いエナメルのハイヒールのブーツを履いていた。
それも太ももまである長さのブーツだ。
こんなブーツを買った覚えは全くないのに。
それどころか、私自身が着ているものと言えば、まるで肩紐の無い黒い水着ともバニーガールのコスチュームともいえるようなエナメルでつやつやした衣装なのだ。
それもおへそのところの部分がくりぬかれたようになっていて、おへそが丸見えになっている。
背中も大きく開いているみたいで、とても恥ずかしいデザインの衣装だ。
どうしてこんなものを着ているの?
両手だって、ブーツやこの衣装と同じくエナメルの長手袋を嵌めている。
さっき手が真っ黒だと思ったのはこのせいだ。
二の腕までの長手袋なんてどこからいったい?
と、とにかくこんな衣装は脱いでしまわなくては。
私は手袋を外そうとする。
「痛っ!」
ええっ?
手袋が腕に密着してしまっているわ。
どうして?
そんな・・・
服もブーツも試してみるけど、まるで躰の一部にでもなったみたいに脱ぐことができない。
どうして?
いったいどうして?
私はいったいどうなってしまったの?
と、とりあえずそろそろ朝の支度をはじめなくちゃ・・・
私は鳴る直前になっていた目覚ましのスイッチを切り、この格好のままでは恥ずかしいので上にパジャマの上着を羽織り、朝の支度をしようと部屋を出る。
カツカツとブーツのヒールの音が響いて気持ちいい。
向かいの部屋にはあの子が寝ていて、美味しそうなオスのにおいがかすかに感じ取れる。
そろそろあの子もそう言う年ごろなのかしらね。
うふふ・・・
私はペロッと舌で唇を舐める。
あの子の味はどんなかしら・・・
まずはとにかく顔を洗って朝食の支度をしなくては・・・
それにしてもなんだか暑い。
こんなものを着ているせいかしら・・・
私は羽織っていたパジャマの上着を脱いで、リビングの椅子の背もたれにかける。
ふう・・・
これでいいわ。
私は洗面所に行って顔を洗う。
冷たい水がほてりの残った顔に気持ちがいい。
洗顔を終えて顔を上げた私は、鏡の中に映った自分の顔を見る。
ええっ?
私はまた驚いた。
額の両側、こめかみのあたりから、左右に二本の角が生えていたのだ。
角は左右からねじれるように伸びて、額の正面のあたりへとつながっている。
ど、どうしてこんなものが?
これじゃまるで鬼みたいじゃない。
(鬼なんかじゃないわ)
えっ?
今声が聞こえたような・・・
(うふふふ・・・やっと私の声が聞こえるようになってきたかしら?)
やっぱり聞こえる。
「誰? 誰なの?」
私は周囲を見る。
でも、誰もいない。
声は女性のようだからあの子のはずがないし・・・
いったい誰?
(うふふ・・・私は淫魔)
「インマ?」
声はまるで頭の中から響いてくるみたい。
嘘でしょ?
頭の中で?
(直接話しかけているからそう聞こえるだけよ。あなたもすぐにできるようになるわ)
「わ、私が?」
(そうよ。だってあなたも淫魔なんだもの)
「インマ? 私がインマ?」
違うわ・・・
私は・・・私は丘矢紫織(おかや しおり)よ。
インマなんかじゃないわ。
(いいえ、あなたは淫魔)
否定する私の頭の中に声が響く。
「違う! 違う!」
必死に首を振る私。
私はインマなんかじゃない!
(いいえ、あなたは淫魔よ。淫らな魔物と書いて淫魔。怖がることはないわ。すぐにあなたは淫魔であることを喜びに感じるようになるの)
そ、そんな・・・
そんなのいや!
いやです!
(これはあなたが望んだことよ。心の奥底でね)
「私が?」
私が望んだことですって?
そんなバカな・・・
(すぐにわかるわ。すぐにね。うふふふふ・・・)
頭の中の声が小さくなって消えていく。
いったい今のは?
今のはなんなの?
私はいったいどうなってしまったの?
「ママ・・・」
私は驚いて心臓が飛び出しそうになる。
「こ、こうちゃん?」
私が振り向くと、起きたばかりで眠そうに眼をこすっている浩平(こうへい)が洗面所の入り口に立っていた。
「ママ?」
なぜかぼうっとした表情で私を見ている浩平。
その理由に私はハッと気が付いた。
「こ、こうちゃん? ち、違うのよ。これは違うのよ。これはちょっとした手違いみたいなもので、ママは好きでこんな格好をしているんじゃないのよ。ホントよ」
私は手と首を振って弁解する。
こんな格好を好きでしているんじゃないのよ。
ああ・・・
こうちゃん・・・信じて・・・
「こうちゃん?」
どうしたのかしら?
浩平はただぼうっと私を見ているだけ。
その目もどこか虚ろで、なんだかまだ夢の世界にいるみたい。
もしかして立ったまま寝ちゃっているのかしら?
「こうちゃん?」
私は浩平のそばに行く。
ああ・・・
なんだかいいにおい・・・
浩平のにおいだわ・・・
美味しそうでたまらない・・・
「こうちゃん?」
「ママ・・・」
ぼうっとしたまま返事をする浩平。
「こうちゃん・・・」
私は浩平の前にしゃがみ込むと、パジャマのズボンを下ろしていく。
いいにおい・・・
オスのにおいだわぁ・・・
ああ・・・
美味しそう・・・
パジャマのズボンを足元まで下げると、彼のパンツも下ろしていく。
まあ・・・
この子ったら、まだ小さいのにちゃんと勃起してくれているわ。
なんて嬉しいの。
ママを見て勃起してくれたのね。
嬉しいわぁ。
私はそっとおちんちんを手に取ると、思わず頬擦りしてしまう。
彼の熱さが頬に伝わってくるみたい。
なんて素敵。
ああ・・・
どんな味なのかしら・・・
いただきま・・・
「あっ!」
私は思わず浩平を突き飛ばすようにして離れる。
ダメ!
ダメよ!
私はこの子の母親なのよ!
こんなのはダメ!
「マ、ママ?」
浩平がびっくりしたように私を見ている。
何が起こったのかわからないのだろう。
「ご、ごめんねこうちゃん。ごめんなさい」
私はその場を逃げるようにあとにする。
ああ・・・私はなんてことを・・・
******
結局私は風邪を引いたということにして、できるだけあの子と顔を合わせないようにして学校へと送り出す。
あの子を見てしまえば、またあんなことになってしまうかもしれない。
いったい私はどうしてしまったの?
本当に淫魔になってしまったというの?
浩平が学校に行った後、私は職場に欠勤の電話をしておやすみをもらう。
こんな格好では職場に行けるはずもない。
私は改めて自分の姿を鏡に映す。
何となくバニーガールを思わせるような肩紐の無い胸から下だけを覆う黒い衣装。
しかもお腹の部分にはひし形にくり抜かれ、おへそがそこから露出している。
背中も大きく開いていて、肩甲骨のあたりには黒いこぶのようなものがある。
これはいったい何なのだろう?
両脚には太ももまでの長さのロングブーツを履いており、かかとはピンヒールみたいになっている。
両手も二の腕までの長さの長手袋で覆われており、いずれもがつややかな黒いエナメルレザーでできているようだ。
頭にはこめかみのあたりから左右に二本の角が出ており、ねじれたように額の方へと伸びている。
問題なのは、これらがすべて躰に密着していて、脱ぐことができないということだ。
まさか、これからずっと私はこの姿のままなのだろうか・・・
淫魔・・・
どうして私は淫魔になど・・・
******
「ん・・・?」
玄関で呼び鈴が鳴ったみたい。
私はソファーの上で目を覚ます。
時計を見るともう午後一時。
知らないうちにうたたねをしてしまっていたらしい。
再び呼び鈴が鳴る。
「はーい。今行きます」
私は玄関へと向かう。
こんな時間に誰かしら?
「はい、どなた?」
『ネットスーパーです。ご注文の品をお届けに参りました』
あ・・・そういえば午前中に注文していたんだったわ。
外出しないようにしようと思って・・・
なんでそんなことを思ったんだったかしら・・・
「はい」
玄関を開ける私。
宅配の男性がギョッとした顔をする。
あら、若くていい男じゃない?
美味しそう。
そういえばお昼まだだから、お腹が空いたわぁ。
私は思わず舌なめずりをする。
オスのいいにおいがプンプンするわ。
「ねえ、上がってお茶でもいかが?」
私は宅配のお兄さんを誘ってみる。
うまくいけば味見ができるかも。
「い、いえ・・・商品はこれで全部ですので、し、失礼します」
必死に私を見ないようにしつつも、ちらちらと目が私を追ってくる。
うふふ・・・
無理しなくていいのに。
もっと私を見て。
この胸なんかどうかしら?
私はおっぱいを持ち上げてみせる。
あら?
私の胸ってこんなに大きかったかしら?
なんだか私にふさわしいわね。
「で、では」
「あら、残念」
そそくさと逃げるように去ってしまった宅配のお兄さん。
せっかく美味しそうなオスだったのに。
残念だわ。
でも、外からはオスのにおいがたくさん漂ってくる。
ああ・・・
たまらないわぁ・・・
オスのにおいっていいにおいなのねぇ・・・
食べたくなっちゃう・・・
私は届けてもらったものを片付けようと室内に入る。
その時、室内の鏡に私の姿が映り、私はハッとした。
わ、私はいったい?
今、私は何を考えていたの?
オスを食べたいって・・・そんな・・・
あの宅配の男性がギョッとした顔をしていたのも当然だ。
こんな淫靡な格好をしたまま玄関を開けたのだもの。
びっくりするのも当たり前だわ。
ああ・・・
それなのに私は・・・
胸を見せつけようとさえ・・・
私の胸・・・いつの間にこんなに大きく?
それにお尻もなんだか大きくなったみたい・・・
そんな・・・
私は・・・私は・・・
いけない・・・
もうすぐあの子が帰ってくるわ。
こんな状態で、もしあの子が帰ってきたら・・・
私はまたあの子を・・・
あの子のおちんちんを味わおうとしてしまうかもしれない・・・
私は首を振る。
そんなことは許されない。
私はあの子の母親なのよ。
そんなことができるはずがないわ。
どうしたら・・・
いったいどうしたら・・・
私は窓を開けて外に出る。
背中の羽を広げて私は家を後にする。
とにかく今はどこかに姿を隠した方がいいだろう。
あの子のことは心配だけど、私がそばにいるわけにはいかない。
この状況を何とかしなくては・・・
ああ・・・どうしたらいいの?
私はどうしたら・・・
******
なんだか頭がぼうっとする。
ここはどこ?
私はいったい?
お腹が空いたわ・・・
何か食べなくては・・・
何か・・・
いつの間にか周囲はもう暗い。
私は何をしているのだろう?
家に帰らなくては・・・
もうあの子が帰ってきているはず。
早く帰って・・・
帰って一緒にご飯を食べなくちゃ・・・
人気のない通り。
会社に戻るのか、それとも家に帰るのか、一人のサラリーマンが歩いている。
美味しそう・・・
私は思わず唾をのむ。
いいにおい。
オスのにおいだわ。
ああ・・・
なんていいにおいなの。
私はひらりと飛び降りる。
うふふふ・・・
突然目の前に私が降り立ったのでびっくりしているわ。
それなりに年齢が行っている男性だけど、性欲は有り余っていそう。
美味しそうだわぁ。
あん・・・
逃げなくてもいいのよ。
私はただあなたが欲しいだけ。
あなたの性欲を味わわせて欲しいの。
私は羽を広げて飛び上がり、再び彼の前へと舞い降りる。
うふふふふ・・・
怖がることはないわ。
さあ・・・私の目を見て・・・
私の目を・・・
「ん・・・んん・・・」
私は彼を物陰に連れ込むと、そのおちんちんにむしゃぶりつく。
美味しい・・・
なんて美味しいのかしら。
おちんちんがこんなに美味しいものだなんて知らなかったわ。
どうして今まで食べずにいたのかしら・・・
彼のザーメンを味わったあと、私は彼の上に馬乗りになって彼のおちんちんを下の口で咥え込む。
ああん・・・
セックスいい・・・
いいわぁ・・・
おちんちん最高。
たまらないわぁ。
私は指を舐めながら腰を振る。
彼のおちんちんからザーメンを残らず搾り取るの。
全部全部搾り取っちゃうの。
ああん・・・気持ちいいわぁ・・・
******
「んふふ・・・」
アタシはぺろりと舌なめずりをする。
アタシの足元には干からびたオスの死体が一つ。
吸いすぎちゃったかしらね?
でもまあいいわ。
美味しかったわよ。
こうなるとデザートが欲しくなるわね。
もちろんデザートは・・・
んふふふ・・・
アタシは羽を広げて空へ舞い上がる。
気持ちいいわぁ。
最高の気分。
なんて気持ちがいいのかしら。
背中の羽はアタシを軽々と宙に舞わせてくれるし、お尻から延びた尻尾は飛ぶ時のバランスを整えてくれる。
青く染まった肌は夜の闇に溶け込み、アタシの姿を闇と同化させてくれる。
夜にふさわしい肌の色だわ。
んふふふ・・・
アタシは一軒のアパートの屋根に舞い降りる。
んふふ・・・
濃厚なオスのにおいもするけど、これは後でも構わない。
今食べたいのはデザートなの。
アタシはある部屋の窓を開ける。
中は暗い。
でもアタシには何の問題もない。
むしろ暗闇こそアタシたちの世界。
昼間の方が好きじゃない。
テーブルに突っ伏して眠っている少年。
あらあら・・・
ママを待っていて寝てしまったのね。
泣いていたのかしら?
こんなに遅くなるまで帰らないなんて、悪いママねぇ。
でも、もう大丈夫よ。
アタシがたっぷりとかわいがってあげる。
とっても気持ちよくしてあげるわ。
んふふふふ・・・
アタシは少年の頬を舌で舐める。
ちょっと塩辛い。
やはり泣いていたのね。
「ん・・・」
少年が目を覚ます。
「・・・誰?」
寝ぼけ眼でアタシを見る少年。
かわいいわぁ。
まだ熟していないオスのにおい。
んー・・・
たまらない。
「こうちゃん」
アタシは彼の名を呼ぶ。
確かそういう名前だったはず。
「ママ? ママなの?」
一瞬驚いたように目を見開いたものの、すぐにその目がとろんとなる。
んふふふ・・・
容易いものねぇ。
オスをその気にさせるのなんて簡単。
「こうちゃん」
アタシはそう言って両手を広げる。
「・・・ママ・・・」
少年は立ち上がって、ふらふらとアタシの方へとやってくる。
いい子ね。
たっぷりとかわいがってあげる。
アタシは彼を抱きしめて頬擦りをする。
柔らかいわぁ。
なんて美味しそうなのかしら。
立ち昇るオスのにおい。
この子もアタシに興奮してきたみたい。
アタシはこの子のズボンを脱がせ、パンツも下ろす。
まだ成熟しきっていないオスの性器が、それでも天に向かってそそり立っていた。
かわいい・・・
アタシはおちんちんに頬擦りする。
なんて美味しそうでかわいいおちんちん。
たまらないわぁ。
「あ・・・」
彼が小さく声を上げる。
んふふ・・・
アタシの口の中はいかが?
気持ちいいでしょ?
出しちゃっていいのよ。
あなたの味を味わわせてちょうだい。
やがてアタシの口の中に粘りのある液体が飛び出てくる。
ああん・・・
なんて美味しいの。
これがこの子の味なのね。
美味しいわぁ。
もっともっと飲みたくなっちゃう。
(うふふふ・・・もうすっかり淫魔になったみたいね? 息子さんの味はどう?)
頭の中に声が響く。
ええ、とてもおいしいわ。
私も声を出さずに答えていく。
息子の味は最高よ。
アタシは彼のおちんちんをきれいに舐め、その先端に吐息を吹きかける。
それだけでもう彼は再び元気になっていく。
今度はこっちね。
アタシは股間を指で広げておマンコを作り、彼を押し倒す。
「あ・・・ああ・・・」
んふふ・・・
だめよぉ。
こっちにも熱いのをちょうだい。
こうちゃんの熱いのが欲しいのよぉ。
彼の上で腰を振るアタシ。
彼のおちんちんはまだ未熟だけど、それがまたたまらない。
なんだかかわいくて仕方がないわ。
(あらあら・・・息子さんを襲っちゃうなんて。夢がかなってよかったわね)
夢?
アタシの夢?
んふ・・・んふふふふ・・・
そうだわぁ・・・
これがアタシの夢だったんだわ。
アタシはずっとこうちゃんと一つになりたかったんだわ。
これこそがアタシの夢だったのよ。
(そう・・・これがあなたの夢。だからあなたを淫魔にしてあげたの。どう? 淫魔になった気分は?)
最高よぉ。
最高に決まっているわぁ。
淫魔は最高。
アタシはもう身も心も淫魔よぉ。
淫魔シオリよぉ。
アタシが腰を振っていると、こうちゃんのザーメンがアタシの中にほとばしる。
ああーん・・・
いいわぁ。
これがこうちゃんのザーメン。
こうちゃんのザーメンがアタシの中に流れ込んできたのねぇ。
最高よぉ。
ゾクゾクしちゃう。
「ママ・・・」
「こうちゃん・・・」
アタシはこうちゃんの唇にキスをする。
こうちゃんはアタシのもの。
これからもずっとずっとアタシのものよ。
さあ、行きましょう。
ふたりで淫魔の世界へ。
これからもママがこうちゃんをたっぷりと気持ちよくしてあげるわ。
んふふふふふ・・・
アタシはこうちゃんを抱きかかえると、そのまま闇の中へと飛び去った。
END
いかがでしたでしょうか?
清楚な女性が淫魔になっちゃうっていいですよねー。
それにしてもなんか息子を襲う話が続いてしまいました。
結構好きなシチュなんですよー。(^_^;)ゞ
今日はこれにて。
それではまた。
- 2020/01/04(土) 20:00:00|
- 異形・魔物化系SS
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「怪人スーツを着て女怪人として夜中に暗躍するママだけどいい?」の後編をお送りいたします。
任務を終えて帰宅したアリ女ママ。
まさかの夜中のトイレを終えた息子に姿を見られてしまいますが・・・
それではどうぞ。
「ママ? ママなんでしょ? どうしてそんな格好しているの?」
あわわわわ・・・
どうしようどうしよう・・・
見られちゃった・・・
見られちゃったわ・・・
「ち、違うのよ・・・これは違うのよ!」
何が違うのかわからないけど、とにかく違うのよ!
「ううん、その声はママだよ。わかるよ。顔が見えなくてもママだってわかるよ」
ダメぇぇぇ!
わかっちゃダメよぉ!
「違うのよ・・・ママじゃないのよ。これは違うのよ」
ああ・・・どうしましょう・・・
見られちゃった・・・
見られちゃったわぁ・・・
「アリ・・・でしょ?」
「えっ?」
「アリでしょ? その恰好」
わかるの?
私がアリ女だということがわかるの?
それはそうよね・・・
私はアリ女ですもの。
このスーツを着た姿はアリにそっくりよね?
「アリなんでしょ? ママ」
「え・・・ええ、そうよ。アリよ」
ああ・・・もうなんて言っていいのかわからない。
どうしたらいいの?
私はどうしたらいいの?
「わあ、やっぱり! すごいや! すごい! かっこいい!」
「え? えええ?」
な、何?
紀博の目がキラキラと輝いているの?
全然私を怖がっていない?
どうして?
私はグザリアンの女怪人なのよ?
お仕事で人間を殺しちゃうのよ?
今も殺してきちゃったのよ?
でも・・・
でも、全然怖がっている感じじゃないわ。
「ねえ、アリなんでしょ? アリだよね、ママ?」
「え、ええ、そうよ。私はアリ、アリ女よ」
ああ・・・私は何言っちゃっているの?
私がグザリアンのアリ女だと知った人間は始末しなくちゃならないのよ。
わかっているの?
「うわぁ、すごい! すごいよママ! 最高だよ! すごくかっこいいよ!」
ぐっとこぶしを握り締めて興奮してはしゃいでいる紀博。
ど、どういうこと?
私がアリ女だと嬉しいの?
どうして?
それに・・・
「か、かっこいい?」
私のこの姿がかっこいいと思っているの?
「うん。すごくかっこいい! 映画に出てくるスーパーヒーローみたい」
紀博がコクコクとうなずいている。
ああ・・・ダメよ・・・
私はヒーローなんかじゃないのよ。
むしろ悪側なのよ。
「ち、違うわ。私はヒーローなんかじゃないのよ。むしろ悪い女怪人なのよ」
そう・・・
この姿の私はグザリアンの女怪人なのよ。
おそらく普通の人は私を悪い怪人と思うはずよ。
だから近づいちゃダメなのよ。
トイレも終わって戻るところだったんでしょ?
早くベッドに戻って・・・
「あー、悪の怪人なんだ。やったぁ! うれしいな」
「えっ?」
「むしろボクはスーパーヒーローよりそっちの方が好きなんだ。悪の女怪人をやってくれるなんて、やっぱりママはボクのことをよく知っているんだね」
えええええ?
それはダメよぉ。
悪の怪人なんか好きになっちゃダメぇ。
紀博が悪の道に進んだりしたらママ困っちゃうわぁ。
どうしましょう・・・
ううん、それよりも、今はこの状況を何とかしなきゃ。
「い、言ったでしょ。違うのよ。私はあなたのママじゃないのよ。私はアリ女。悪い怪人なのよ。だから早く部屋に戻って!」
「あっ、そうか。ごめんね。その姿の時はアリ女って呼ばないとダメなんだよね。うわぁ、すごい。本格的だ。よろしくね、アリ女」
そ、そうじゃないのよ。
いや、そうだけど、そうじゃないのよ。
紀博の思っているようなことじゃないのよ。
こんなことが首領様に知られたら大変なことになるのよ。
「そうよ。私はアリ女なんだから、そのまま起きていると大変なことになるわよ。痛い目に遭いたくなければさっさと部屋に戻って寝なさい」
「もう少し一緒にいたらダメ?」
ええ?
もう少し?
「ダ、ダメよ! 死にたくなかったら早く寝ること!」
「わぁ、すごい! 本当に悪の女怪人みたいだ。かっこいいよ。それになんだかとってもきれい」
な、なにを言ってるの?
ば、バカね・・・
きれいだなんて主人からもずっと聞いていない言葉だわ・・・
なんだかドキドキしちゃうじゃない・・・
「うう・・・ボクなんだか変になっちゃった・・・」
紀博がなんだか困ったような顔をする。
「どうしたの?」
私は驚いた。
まさか私の蟻酸でもかかってしまっただろうか?
「ボクのおちんちん、なんだか変なんだ」
そう言って股間を抑える紀博。
えええ?
どういうこと?
おちんちんが変って?
トイレしてきたんじゃなかったの?
「えっ? どうしたの? 痛いの?」
私はすぐに紀博に近づき、屈み込んで目を合わせる。
「痛いって言うより・・・なんかおちんちんがパンパンになってる・・・」
「えっ? どういうこと? ちょっと見せて」
「うん」
私は焦りながら紀博のパジャマのズボンを下ろす。
ああ・・・どうしよう・・・
もしかして何か病気だったりしたら・・・
「ええっ?」
私は驚いた。
紀博のパンツを下ろしてみたら、紀博のおちんちんがピンとそそり立っていたのだ。
もしかして、これって勃起しているの?
紀博も勃起するの?
ど、どうしたらいいの?
「マ、ママ・・・」
不安そうな紀博の声。
そうだわ。
この子はもしかしたらこんなこと初めてなのかもしれない。
どうしたら・・・
ああ・・・
こんなに破裂しそうになっている・・・
主人にしているようにしてもいいのかしら?
私は思い切って紀博のおちんちんをくわえ込む。
「ん・・・んん・・・」
「えっ? マ、ママ? どうして? き、汚いよ? 今トイレしてきたばかりだし」
「ぷあ・・・大丈夫。汚くなんてないのよ。私に任せて」
「えっ? う、うん・・・」
私のいうことに素直にうなずく紀博。
そう・・・それでいいのよ。
今、私が気持ちよくしてあげるからね。
そしていっぱい出しちゃうといいのよ。
ママのお口にいっぱい・・・
ううん・・・
違うわ。
今の私は紀博のママじゃない。
私はグザリアンの女怪人アリ女なの。
だからこれはイケナイことなんかじゃないのよ。
これはアリ女が姿を目撃した子供を黙らせるためにしてあげているだけなの。
それだけなんだから。
「あっ、なんか変だよ、おちんちん変になっちゃった。あっ・・・あっ・・・あっ」
「んちゅ・・・いいのよ、そのまま出しちゃっていいの。私の口の中に出しなさい」
「いいの? なんかおしっこまた出ちゃう」
私の頭をつかむようにして立っている紀博。
その腰がだんだんガクガクとして来ている。
私も舌でおちんちんを舐め回すようにしながら頭を前後させ、射精を促していく。
うふふふ・・・
なんだか変な気分だわ。
私・・・すごく興奮している。
主人にするフェラなんか問題じゃないわ。
ああ・・・出して出して出してぇ・・・
「あああああ・・・」
紀博が声を上げると同時に、私の口の中にねっとりとした液体が放出される。
これがこの子のザーメンの味なのね。
うふふふ・・・
なんだかゾクゾクする。
息子のザーメンを味わっちゃうなんて、悪の女怪人ならではかもしれないわね。
癖になっちゃいそう。
美味しいわぁ。
「おしっこ・・・おしっこ出ちゃった・・・」
紀博が泣きそうな顔をしている。
私はそっと抱きしめる。
「大丈夫よ、のり君。これはおしっこじゃないの。男の子が出す私の大好物なのよ」
「大好物?」
「そう。アリ女はこれが大好きなの。でも、このことは内緒よ」
「う、うん」
私の複眼をじっと見てうなずく紀博。
うん。
それでいいの。
ああん・・・
かわいいわぁ。
******
「うーん」
なんだかんだと雑事を終わらせ、私は思わず伸びをして躰をほぐす。
そろそろ紀博が帰ってくる時間だわ。
うふふふふ・・・
私は二階の寝室のクロゼットから、隠してあるトランクケースを取り出してくる。
そしてカーテンを閉めて中が見えないようにする。
まあ、ここは通りに面しているというわけでもないから、そうそう外から見られるということもないだろうけど。
トランクケースを開け、中身をテーブルに並べていく。
黒々とつややかに輝くヘルメットやプロテクターに対し、全身を覆う全身タイツは光を反射しないマットな黒さが際立っている。
ああ・・・
ドキドキする。
お仕事とは全く関係ないのにこれを着る。
これを着て本当の“私”になる。
本当の“私”が紀博を出迎えるのだ。
そう思うだけでドキドキが止まらない・・・
ああ・・・
本当にいいのかしら・・・
あの晩、私たちは約束をした。
このことはだれにも・・・パパにも絶対内緒にすること。
約束をきちんと守ってくれれば、またこの服を着てアリ女になってあげること。
そしておちんちんに気持ちいいことをしてあげること・・・をだ。
その約束を紀博はきちんと守っている。
だから私も・・・約束を守るのだ。
私はいつもと違う日中の時間帯にアリ女の衣装を身に着けていく。
全身タイツに身を包み、レオタード型のプロテクターを上に重ね、ブーツや手袋も嵌めていく。
そして、アリの頭部を模したヘルメットをかぶり、アリ女へと生まれ変わる。
「ふう・・・」
いつもならこれから庭へ出て、土の中へと潜っていくのだけど、今日は違う。
今日はどこに出かけることもない。
この姿でこのまま紀博の帰りを待つのだ。
もし・・・
もし誰か来たら・・・
ど、どうしましょう・・・
誰も来ませんように・・・
私はトランクのふたを閉め、リビングの隅に寄せておく。
落ち着くためにコーヒーを淹れるが、なんだかドキドキして落ち着かない。
ああ・・・
のり君・・・
早く帰ってきてぇ・・・
私はまるで新婚時代に主人の帰りを待っていたかのように紀博を待つ。
ああ・・・
ドキドキするわぁ・・・
「ただいまぁ」
玄関で声がする。
私は一呼吸置き、それからおもむろに立ち上がる。
「お帰りなさい」
「ただいまー。うわぁ!」
部屋に入ってくるなり目を丸くする紀博。
うふふふふ・・・
どう?
この格好の私が見たかったんでしょ?
思わず立ち尽くしてしまった紀博を、私は優しく抱き寄せる。
「うふふふふ・・・捕まえた」
「えへへへ」
凶悪な女怪人につかまったというのに、にこにこしちゃっていちゃダメよぉ。
本当なら私はのり君を殺さなきゃならないのよ。
グザリアンの女怪人を見たものは始末しなきゃいけないの。
わかってる?
「ママァ・・・」
紀博も私の躰に抱き着いてくる。
こら・・・
ダメでしょ?
この格好の私はママじゃないのよ。
グザリアンの女怪人アリ女なんだから。
アリ女って呼ばないと。
「のり君、違うでしょ」
「あ、そうだった。アリ女だ」
「そうよぉ。私はアリ女。この姿の時はママじゃないのよ」
「うん。気を付ける」
もう・・・この子ったら・・・
そんなにキラキラした目で私を見るなんて・・・
うれしいわぁ。
私はそのまま紀博を持ち上げるようにして抱きかかえる。
うん、大きくなった今は普段の私には無理だけど、この姿なら余裕でこの子を抱きかかえられるわね。
「あ、ど、どうするの?」
「いいからおとなしくしていなさい。のり君はもう私に捕まったんだから」
「う、うん」
私は紀博を抱きかかえたまま階段を上がり、紀博の部屋へと連れていく。
そして部屋に入ると紀博を下ろし、背中のランドセルを下ろさせた。
「うふふふふ・・・さあ、アリ女がお口で気持ちよくしてあげる」
ランドセルを置いた紀博を、私はベッドの前に立たせてズボンを脱がす。
そして下半身をパンツだけにすると、そのままベッドに押し倒す。
うふふふふ・・・
いただきます・・・
私は舌なめずりをして紀博に覆いかぶさっていった。
******
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃい。車に気を付けるのよー」
今朝もいつもと同じように紀博を送り出す。
うふふふ・・・
今日も帰ってくるのが楽しみね。
昨日はたっぷりとあの子の味を味わっちゃったわ。
うふふふふ・・・
でもまあ、ちょっと味わいすぎたのか、夕食のころはぐったりしちゃって寝るのも早くて、主人が風邪でも引いたのかって心配していたから、注意しなくちゃね。
主人の方も適当にかまってあげないと、気付かれたりしたら厄介だし。
でも、もう主人のなんてどうでもいいわ。
あの子の味を知っちゃった今、もうあの子無しには考えられないもの。
うふふふふ・・・
早く帰ってこないかしら・・・
コーヒーを淹れて一息つきながらスマホを見る。
LINEやメールの確認をするのだ。
まあ、専業主婦のスマホにLINEやメールが来ることなどめったにないのだけどね。
と・・・メールが一件。
グザリアンからだわ・・・
また仕事かしら・・・
メールを開いた私は息をのむ。
首領様が連絡を求めている?
連絡を・・・しなくては・・・
連絡を・・・
いったい首領様が私に何を?
偉大なる首領様がいったい・・・
まさか・・・
私は背筋に冷たいものを感じていた。
******
******
「ただいまー」
今日もまた、紀博が学校から帰ってくる。
うふふふふ・・・
喜んでくれるかしら。
「お帰りなさい」
「あっ!」
リビングに入ってくるなり目を丸くする紀博。
それはそうよね。
一週間ぶりだものね。
「わぁーい! アリ女だ! やったー!」
いきなり飛びついてくる紀博。
思わず私はよろけてしまう。
あん・・・
やっぱり力が出ないわぁ・・・
こんなことでよろめいてしまうなんて・・・
「もう、いきなり抱き着いてきたら危ないでしょ」
「ご、ごめんなさい」
謝りつつもうれしそうな顔で私を見上げている紀博。
ホントにこの子ったらアリ女の私が好きなのね。
大丈夫よ。
私はずっとそばにいるから。
あの日、首領様に呼ばれた私はアジトに出頭した。
そこで私は、首領様に紀博に正体を知られてしまったことを問い詰められたのだ。
グザリアンの掟は守らなくてはならない。
私は首領様に紀博を始末するように命じられた。
でも・・・
私にはそんなことできるはずもない。
私はできないと言った。
息子を手にかけるなんて私には無理。
いくら私がグザリアンのアリ女だとしても、それだけは無理。
だから私は必死にあの子は誰にも言わないこと、快楽によって虜にし、絶対服従をさせることなどを訴えた。
でも、首領様の言葉は冷たく、子供を始末するか、もう一つの道を選ぶかを訊いてきたのだった。
もう一つの道・・・
それはグザリアンの女怪人であることを辞めることだった。
グザリアンの女怪人であることを辞め、普通の人間に戻ってしまうこと。
それは確かに苦しいことではあったけど、私はそっちを選択した。
ええ・・・紀博を失うなんてできないもの。
首領様は私の願いを聞き入れ、私はグザリアンの女怪人であることを辞めた。
私の躰には再調整が行われ、ごく普通の人間と同じになってしまった。
さらにはアリ女のスーツも回収されたが、私が何とか頼み込んで、外見を模倣したレプリカを用意していただいたのだ。
そのレプリカが今日届き、こうして紀博にお披露目をしているというわけ。
感謝しなさいよ、のり君。
このスーツ、わざわざ用意してもらったんだからね。
「うれしいな。やっぱりアリ女のママは最高。もうこの格好してくれないかと思った」
私の胸に頬擦りをしてくる紀博。
「こら、ママって呼ばないって言ってるでしょ。私はアリ女よ。ちょっとスーツを手直ししてもらったの」
「そうなんだー。」
「これからは二人きりの時はいつでもアリ女になるわよ。のり君専用のアリ女なんだから」
うふふふふ・・・
のり君以外にこんな格好見せるつもりないしね。
それに、あの日以来アリの巣キットのアリたちは解放しちゃったんでしょ?
彼らがいなくても私がいるものね。
あなた専用の女王アリ女が。
「わぁい。ボク専用のアリ女なんてうれしいな。ねえ、またあれ、してもらってもいい?」
「もちろんいいわよぉ。たっぷり出してもらうからね」
「うん!」
私は大きくうなずいた紀博を連れて二階へと上がっていく。
主人が帰ってくるまではまだたっぷりと時間があるわ。
二人で思い切り楽しみましょうね。
うふふふふ・・・
ゾクゾクするわぁ。
私はこれからのことを思い、舌なめずりをするのだった。
END
以上です。
いかがでしたでしょうか?
感想コメントなどいただけますと嬉しいです。
明日にはまた短編を一本投下しようと思いますので、お楽しみに。
それではまた。
- 2020/01/03(金) 20:00:00|
- 怪人化・機械化系SS
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新年最初のSSは前後編で投下したいと思います。
今日はその前編です。
タイトルは「怪人スーツを着て女怪人として夜中に暗躍するママだけどいい?」です。
お楽しみいただければと思います。
それではどうぞ。
怪人スーツを着て女怪人として夜中に暗躍するママだけどいい?
「行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい。車に気を付けるのよー」
元気に玄関を飛び出していく息子の紀博(のりひろ)を私は見送る。
もう後ろを振り返りもしないで学校へ向かっていくわ。
学校が楽しそうで何よりねー。
さてと・・・
やっと朝のバタバタが終わった。
毎朝のことだけど、主人と紀博を送り出すまでは戦争よねー。
起きて朝食の支度をして主人を起こして紀博を起こして顔を洗わせて歯を磨かせて・・・
はあ・・・
ホント大変なんだから。
もちろん主人や紀博が出かけたからと言って、のんびりできるわけではない。
掃除も洗濯もしなくちゃならないし、食材の買い物にも出かけなくちゃいけないのだ。
やることはたくさんある。
とはいえ、一息つくぐらいは許されるだろう。
「いい香り」
私はインスタントのコーヒーを淹れ、テーブルについて一息入れる。
主人や紀博には朝食を作るけど、私はいつも朝はコーヒーだけ。
栄養補給なら、あとで特殊タブレットを飲めばいいことだ。
テレビでは相変わらずワイドショーが芸能人ネタや政治ネタをやっている。
いつもと変わらない午前中。
平凡な主婦の生活ってこんなものかしらね。
「さてと、始めましょうか」
コーヒーを飲み終えた私は、立ち上がって台所に向かう。
朝食後の家族の食器と一緒に洗ってしまい、水切り籠に並べていく。
掃除が終わったころには水も切れ、食器棚に戻すのだ。
そろそろ食洗器が欲しいわねぇ。
と、いうことで次は掃除。
私は二階に上がると、掃除機をセットして各部屋ごとにかけていく。
私たちの寝室が終われば紀博の部屋。
扉を開けて私はため息をつく。
今日もまた、いろいろと散らかっているものだ。
やれやれねぇ・・・
仕方なくベッドの周りをかたずけ、シーツと枕カバーを洗濯のためによけておく。
押し入れから洗濯済みのシーツと枕カバーを取り出し、新たにベッドに敷いていく。
床に置かれた本や漫画はとりあえず脇によけておく。
自分で片付けさせないと習慣付かないから、自分でさせなくてはならないのだ。
あの子が帰ってきたら最初にやらせなくては。
一通り終わったところで、今度は机のところに行く。
机の上も乱雑と言えば乱雑だったが、まあ、勉強や宿題をするスペースは確保されているようだ。
それよりも・・・
私は机のすみに置かれたケースに目を向ける。
それは透明で小さな金魚鉢のようなプラスチックケースだが、金魚鉢のような奥行きはなく、むしろすごく厚みがなく薄い。
中には白い砂粒がケースの上の方まで入っていて、その砂粒の中を黒い小さな生き物が動いている。
アリだ。
あの子にねだられて買ったアリの巣観察キット。
先日公園で捕獲してきたアリが十数匹ほど中で活動しているのだ。
白い砂粒が敷き詰まった土の中に見事なトンネルを掘っている。
部屋も二つほどあるようだ。
トンネルの中を動き回るアリたちを見ているだけで、結構面白い。
かわいいわぁ・・・
やっぱりアリは最高よね・・・
あの子はちゃんと餌をあげているのかしら。
あげてなかったら困るから、あとで私からも餌をあげるわね。
楽しみにしててね。
アリ。
キットの中でちょこちょこと動き回るかわいいアリたち。
でも、このアリの巣はそう長くは持たないだろう。
そう思うと私は心が痛む。
ここには大事なものが欠けているのだ。
そう・・・大事なものが・・・
「アリには女王様がいないと・・・ね・・・」
女王様がいないと・・・
私はしばらくアリたちを眺めていた。
ふと目をやると、アリの巣キットのそばには昆虫図鑑が置いてある。
きっとアリに関して調べているのだろう。
あの子がアリに興味を持つなんて・・・
やっぱり私の息子ということなのだろうか・・・
アリの素敵さ、すばらしさをわかってくれただろうか・・・
あの子が本当の“私”を知ったらなんていうかしら・・・
私はふとそう思ったが、慌てて首を振ってその考えを否定する。
本当の“私”を知られるなどということがあってはならないのだ。
そう・・・
本当の“私”を・・・
とりあえず私は掃除機かけを再開する。
本当の“私”?
今の私は偽物なのだろうか?
こうして平和に暮らしている私は・・・
でも・・・
あの子のためにも・・・
私は思いを振り払うように掃除に専念する。
紀博の部屋が終われば次は階段。
そして一階のリビングと和室に掃除機をかけて終了。
ふう・・・
水切りの終わった食器を食器棚に戻したら今度は洗濯。
主人のものと私のもの、紀博のものと区分けし、洗濯機に放り込む。
洗濯機が回っている間に私は冷蔵庫の中身を確認し、買い出しのメモを作っていく。
今晩は何にしようかしら。
ハンバーグは先日作ったし、カレーも最近食べたし・・・
肉じゃがあたりを作ろうかしらね。
きっと主人も喜ぶし。
私はドキッとする。
テーブルに置いてあったスマホが振動しているのだ。
メール?
まさか・・・
私はスマホを取り上げて確認する。
着信は思った通りメールだった。
しかも発信元は・・・グザリアン・・・
仕事が・・・入ったんだわ・・・
ああ・・・
本当の“私”にまた戻る時が来たんだわ・・・
久しぶりの本当の“私”に・・・
******
「いっただっきまーす!」
おいしそうに夕食を頬張っていく紀博。
やっぱり作ったものをおいしく食べてもらえるのはうれしくなる。
いつかこの子も私の味を家庭の味としてお嫁さんに伝えたりするのかしら。
あと10年もしたら・・・
ううん・・・まだまだお嫁さんなんて早いわよ!
変な女を連れてきたりしたら赦さないんだから。
「ママ、どうかした?」
「えっ?」
「ボクの方をずっと見てたから」
ああ・・・
私は首を振る。
「ううん、何でもないわよ。美味しそうに食べてくれるなぁって思って」
「だって美味しいもん」
うれしいこと言うじゃない。
好き嫌いがないのがこの子のいいところよね。
人参もピーマンもちゃんと食べてくれるし。
主人は結構好き嫌いがあるから、きっと私に似たのねー。
いい子ねー。
「ただいまー」
玄関で声がする。
あら、今日は早かったのね。
私は立ち上がって玄関に行き、主人を出迎える。
「お帰りなさい。早かったのね」
「うん、今日は早く帰れた。お、いい匂いだな」
靴を脱ぎながら早速匂いを嗅ぎつけている主人。
「今日は肉じゃがよ」
「お、そいつは早く帰れてよかった」
そういって笑う主人。
いっぱいあるからたくさん食べてね。
夕食後、紀博と一緒にお風呂に入る主人。
私は後片付けをしながら、薬を用意する。
上がってきたら主人にこれを飲ませるのだ。
これはグザリアンが用意した睡眠薬。
これを飲ませれば朝までぐっすりと眠り、少々のことでは起きない。
私が抜け出しても気付かれないようにするには、これを飲ませておくのが大事なのだ。
紀博は部屋が違うし、めったなことでは夜中に起きたりしないから問題はない。
お仕事のためには仕方がないのよ・・・
夜中・・・
すっかり寝入ってしまった主人を横目に私は布団から出る。
そして、クロゼットの奥に隠してあったトランクケースを取り出し、それをもって寝室を出る。
向かいの部屋は紀博の部屋なので、できるだけ音をたてないようにする。
本当なら睡眠薬を飲ませればいいのだろうけど、あの睡眠薬は子供には強力すぎて、おそらく昼ぐらいまで目覚めなくなってしまううえに、躰にもよくないという。
まあ、あの子は一度寝たら起こすまで起きないから大丈夫よね・・・
私はそっと階段を下りて一階のリビングに行く。
そしてトランクケースをテーブルの上に置いてふたを開ける。
そこには黒くつややかな輝きを見せるいくつかの物が入っている。
これをまた身に着ける時が来たのね。
私はケースの中身をテーブルの上に取り出して並べていく。
それはすべすべしたナイロンのような素材でできている全身を覆う全身タイツと、両手両足に着用する手袋やブーツ、さらに全身タイツの上から胴体を覆う硬いプロテクターと頭にかぶるヘルメットだ。
私はそれらを並べた後、着ているものをすべて脱いで裸になる。
そしてマットな黒さの全身タイツを手に取り、背中側の開口部から足を入れて着込んでいく。
これって、吸いつくようなタイツの感触がとても気持ちいいんだけど・・・
「ん・・・きつい? もしかして太った?」
タイツを腰まで持ち上げていくと、いつになく締め付けられる感じがする。
私の躰は調整が行われているから、そんなに体形の変化は起きないはずだけど・・・
前回着た時からしばらく時間が経っているから、そんな感じがするのかもしれないわね。
「んしょ・・・」
私は躰に張り付くように密着する全身タイツをやや苦労しながら着込んでいく。
うう・・・
前回着た時はこんなにきつくなかった気がするのに・・・
少しダイエットしないとダメかしら・・・
体重は変わっていないはずなのに・・・
「ふう・・・」
髪をまとめて頭にかぶるフード部分をかぶり、ようやく全身タイツを着終える私。
これで顔の部分以外はすべて全身タイツに覆われることになる。
それこそつま先から指先、頭のてっぺんまで。
まるでテレビのバラエティ番組に登場するお笑いキャラみたいだけど、この全身タイツは特殊な繊維で作られているので、銃弾なんかは通さない。
それにある程度パワーサポートもしてくれるので、私でも力自慢のプロレスラーを片手でひねり上げることができるのよ。
すごいタイツなんだから。
とはいえ、こうもあからさまに躰のラインが出るのはやっぱり恥ずかしいわねぇ。
私は次に胴体部分を覆うプロテクターを着る。
これはつやのあるやや厚めのエナメルレザーのレオタードといった見た目をしている。
これを着ることで、股間の部分から首元まではタイツと二重に覆われることになるのだ。
この部分は爆弾の爆発だって耐えることができるのよ。
それにとても軽いから、着ていることもあんまり感じないしね。
そして私は膝上までのブーツを履く。
こちらもつややかなエナメルレザーのロングブーツといったもの。
かかとがとがったハイヒール状になっていて、これで蹴りを入れればかなりの破壊力となるわ。
私はファスナーを下ろしてタイツに包まれた足を入れ、ファスナーを上げて密着させる。
これでちょっとやそっとでは脱げないし、私の足そのものといっていいものとなる。
もちろん両手にはめる長手袋も同じこと。
肘までの長さの手袋は手の部分が厚めに保護されており、衝撃を吸収するようになっているし、指先には鋭い爪が付いているので、土はおろかコンクリートさえ突き破ることができる。
まさに私の武器。
今回もこれで・・・
ふう・・・
仕方ないの・・・
仕方ないのよ・・・
私は最後に残ったヘルメットを手に取る。
アリの頭部を模したような形をしており、巨大な複眼が私を見つめてくる。
これをかぶることで私は完成し、私は本当の“私”となる。
そうなれば私はグザリアンの一員として仕事をこなして報酬を得る。
ただそれだけのこと。
ただそれだけ・・・
報酬を得ればあの子の教育資金にできる。
将来あの子が何をするにも、お金は必要。
主人は全力で頑張ってくれているし、私を専業主婦にもしてくれている。
でも、貯金はあるに越したことはないのだ。
私が仕事をすれば、それだけ我が家は潤う。
それだけのこと・・・
それだけの・・・
私は意を決してヘルメットをかぶる。
頭の部分から鼻のところまでを覆うようになっており、口元だけが露出する。
両目の部分は完全に覆われてしまうような形となってしまうものの、ヘルメットの左右に付いた大きな楕円形の複眼と、額部分に伸びる二本の触角とによって、周囲の状況がダイレクトに脳に伝わってくる仕組みになっている。
そのため目が露出していなくても何も問題はなく、むしろ闇の中だろうが何だろうが周囲を把握するには何の問題もない。
それこそ土の中でも行動することができるわ。
そして・・・
このヘルメットをかぶることで、私の中にグザリアンの一員である喜びが湧いてくる。
うふふふふ・・・
そう・・・
これこそが本当の“私”。
私はリビングにある鏡にその姿を映し出す。
全身を黒一色で覆ったその姿は、まるで女の躰を持ったアリのような姿。
そうよ。
私はアリ。
偉大なるグザリアンの一員アリ女。
人間なんかとは違うのよ。
うふふふふ・・・
すべてを身に着け終わった私は、トランクケースのふたの裏側にあるスイッチを入れる。
ふたの裏には偉大なるグザリアンの紋章が描かれており、スイッチを入れることでその紋章が反応を始めるのだ。
「偉大なる首領様。アリ女、準備完了いたしました」
私は右手を斜めに上げ、忠誠のポーズをとる。
グザリアンの一員として心から首領様に忠誠を誓うのだ。
『アリ女よ、任務を与える』
紋章から首領様の重厚な声が聞こえてくる。
ああ・・・なんて素敵なお声だろう。
ちっぽけな私をこうして偉大なるグザリアンの一員にしてくださった首領様。
首領様のためならどんな任務もこなして見せるわ。
首領様に任務をいただいた私は、トランクケースを閉じて庭に出る。
うふふふふ・・・
私はそのまま庭の隅へ行くと、穴を掘って土の中に潜り込む。
アリ女である私にとって、土の中を移動するなどお手の物。
ターゲットに近づくのも容易になるのよ。
うふふふふ・・・
******
土をかき分けて外に出る。
さっき出て行った我が家の庭の隅にぴったりと到着。
あとはかき分けた土を元のように埋め戻せばOKね。
明日にでもこの辺りを手入れと称してほじくり返せば、痕跡もかき消せるでしょう。
私は周囲を見渡して確認する。
誰も我が家の庭をこんな真夜中に注視している様子はない。
私はプロテクターなどに付いた土を払い落とし、そっと家に入る。
ふう・・・
これで一安心。
今回も任務完了だわ。
くふふふふ・・・
容易いもの。
ターゲットの家の庭まで穴を掘り進み、そこから家の中に忍び込んでターゲットを抹殺する。
殺したらあとは私の触角から出る蟻酸で溶かすだけ。
グザリアンにとっての邪魔者はそれで消え失せる。
くふふふふ・・・
首領様にもきっとお喜びいただけるわ。
さて、日が昇らないうちに着替えてしまわないと。
本当の“私”からいつもの私になるのはちょっと残念だけど、いつまでもこの姿でいるわけにもいかないものね。
私がそう思ってヘルメットを外そうとしたとき、突然部屋の明かりが点く。
「えっ?」
「えっ?」
私が振り向くと、そこにはパジャマ姿で立つ紀博の姿があった。
「の、のり君? 起きてきたの?」
「えっ? ママ? ママなの?」
しまったぁぁぁぁぁ!
ついついいつもの感覚でのり君って呼んじゃったぁぁ!
ど、どうしましょう・・・
姿を見られたら・・・
姿を見た者は・・・
グザリアンの怪人の姿を見た者は・・・
続く
- 2020/01/02(木) 20:00:00|
- 怪人化・機械化系SS
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昨年父を送りました舞方ですが、50日を経過すれば神社に参拝しても問題ないということでしたので、初詣に行ってまいりました。

お参りしましたのは毎年行っております新琴似神社さん。
今日はもう二日ということで、参拝する方々も少なく、スムーズにお参りすることができました。
お参りした後は、いつも通りおみくじを購入。
さて今年の運勢は・・・?

おおおおお!
大吉ですかー?
ヽ(´▽`)ノヤッター
久しぶりに大吉ですー。
今年はいい年になるかもしれませんねー。
ありがたいことですー。
今日はこのあと夜にSSを投下しますのでお楽しみにー。
それではいったんお別れします。
ではではー。
- 2020/01/02(木) 16:41:38|
- 日常
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