今日はお休みだったので、なんとなくやりたくなったこのゲームを広げてみました。

コマンドマガジン日本版別冊の「電撃戦1939」です。
このゲームは第二次世界大戦の初戦となったドイツ軍のポーランド侵攻作戦をゲーム化したもので、ドイツ軍はできるだけ自軍の損害を抑え、脱出するポーランド軍戦力も最低限にとどめつつポーランド軍ユニットをすべて除去しなくてはなりません。
史実ではドイツ軍圧勝だった戦いではありますが、この勝利条件のおかげで、このゲームではポーランド軍にもかなり勝目があるものとなっていると思います。

初期配置はユニットに配置ヘクスが記されているので置いていくだけ。
ソ連軍のみ初期配置エリアに配置となります。

ポーランド軍はかなりばらけて配置されている感じです。
戦争準備が整っていなかったと言えばそれまでなんでしょうけど。

一方で独ソ不可侵条約に基づく秘密協定でポーランド分割占領を決めていたドイツとソ連はやる気満々です。
ドイツ軍はワルシャワに向けて一直線とばかりに中央部に戦力を集中しており、逆にポーランド軍はソ連に対してはほとんど戦力を配置していないんですよね。
ちなみに写真を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、すべてのユニットは裏返しになっております。
これは印刷時のミスで、裏面に表側の数値を印刷してしまっているんですね。
プレイには支障なしということで交換などはされませんでしたが、なんとなく違和感。

1939年9月1日、総統の命令が下ってドイツ軍は一斉にポーランド領内に攻め込みます。
とはいえ、第一ターンの特別ルールで、ドイツ軍ユニットはポーランド領内には一ヘクスまでしか入れません。
さらに空軍の支援や機械化部隊の機動戦闘(いわゆるオーバーラン)もできません。
そのうえ、ポーランド軍はどんな損害を受けても一ヘクス後退するだけですべての損害を無効化できるという優しい仕様。(笑)
この第一ターンは、たぶんドイツ軍は攻撃しないのがベストなのではないかと思います。
(今回は攻撃しましたので、ドイツ軍にだけ損害が出る形でしたが、幸い損害なしで済みました)

ポーランド軍はダンツィヒ回廊を早々に放棄してワルシャワ周辺に戦力を集中させるために後退を開始。
しかし、ステップ数は一ステップしかないユニットがほとんどですけど、戦闘力はそれなりに高いユニットも多いため、独軍は損害覚悟で攻撃するしかないですね。
何せ、このゲームは敵ZOCでもお構いなしに何のペナルティもなく後退できるうえ、敵ZOCに補給線を通すこともできるという珍しいゲームです。
なので、周囲六ヘクスをすべて味方で埋めないと敵を補給切れにできないんですよね。
ただ、後退は一ヘクスに限られ、一ヘクス後退で吸収できるのは一損害のみなので、それ以上に損害が出た場合にはステップロスするしかなく、一ステップしかないポーランド軍ユニットはかなりの速度で消えてはいきます。

ポーランド軍の勝利にはドイツ軍に損害を15ポイント以上与えればいいため、乾坤一擲の反撃を行うポーランド軍。
特に機械化部隊である黒いユニットは一ステップのロスが3ポイントの損害ポイントになるため、積極的に機械化部隊を狙っての反撃となる。

損害を受けつつも徐々にポーランド軍を取り囲んでいくドイツ軍。
しかし、損害ポイントも徐々に危険水域に。

ポーランド軍は遅滞戦術をとりつつ、適宜反撃を行いますが、全体的な優位はドイツ軍の物。
という感じに見える盤面なのですけど・・・

ポーランド軍もこれだけ除去されているんですけど・・・

第3ターン終了時ですでにドイツ軍の損害ポイントは13にまで達してました。
12ターン終了までに15ポイントを超えてしまうことはまず確実でしょう。
ドイツ軍はまたしても勝ち目がなくなったようです。
このゲーム、ほんとドイツ軍は勝てるんですかねー。
とはいえ、なんとなくまたやりたくなるゲームなんですよねー。
ポーランド戦のゲームってあんまりないですしね。
次回はドイツ軍で勝つぞ。(*´ω`)
ということで今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/03/02(土) 18:32:39|
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