昨日は作戦級のゲームを遊びましたが、今日はいつもやりなれている戦術級(戦闘級とも)ゲームのSquad Leaderをソロプレイ。

今日は久しぶりに大きめで重たいシナリオであるシナリオ5の「621高地」をソロプレイしました。

これが初期配置。
座っている南側からと、ソ連軍側である東側から見た盤上の図です。
水色のドイツ軍に比べ、茶色のソ連軍の圧倒的な数が印象的。

このシナリオは独ソ戦も後半となる1944年6月の「バグラチオン作戦」によってほぼ崩壊したドイツ軍が、かろうじて残った戦力をかき集めて防御拠点となる丘を死守しようとするもので、ドイツ軍の薄い防御ラインの背後にあるこの丘の頂上7ヘクスのうち5ヘクスをソ連軍が占領すると勝利というもの。
ドイツ軍はそれを阻止すれば勝利です。
ドイツ軍は初期配置の時点で士気チェックを行い、それに失敗したユニットは混乱状態で始めなくてはならないというルールが。
そのため、今回は初期配置8個分隊中2個分隊が混乱状態からのスタートでした。
これでも少ない方か。
ただ、ドイツ軍には盤外砲撃(盤の外に大砲ユニットがあるとみなして、そこから砲撃が行える)が要請できるので、うまく使えばソ連軍の進撃をかなり遅らせることが可能かもしれません。
期待したいところです。
また、このシナリオは両軍ともに増援がいくつも出てくるので、それらの活用でもまた戦況は変わるでしょう。
先手はドイツ軍ですが、一ターン目には初期配置で混乱していた分隊の回復と防衛ラインの再配置のみ。
そしていよいよソ連軍が動き出します。

スタック(駒を積み重ねること)して移動すると、ひとまとめにして撃たれる可能性があるので、できるだけ一個分隊ごとにばらばらになっての前進開始。
この時点でソ連軍はなんと48個もの分隊が。
48対8というドイツ軍にとっては絶望的な差です。

1ターン終了時。
ドイツ軍は足止めの分隊を残し、指揮官と無線機(盤外砲撃を呼ぶのに必要)は丘の方へと後退してます。
ソ連軍はまさに人海戦術ともいうべき圧倒的な分隊数で前進中。

2ターン目、ドイツ軍にとっては貴重な増援兵力である四号戦車4輌と75ミリ対戦車砲をけん引した装甲ハーフトラックが入ってきます。
四号戦車はすぐさま開豁地を不用意に移動していたソ連軍分隊を2個ほど血祭りにあげ、その主砲を敵へとむけます。

また、対戦車砲は見通しのいい丘の上に布陣するべく、ハーフトラックが丘を登ります。

しかし、同じ2ターン目にはソ連軍にも増援が登場します。
しかもT-34が6輌もです。
T-34はドイツの四号戦車と同レベルなので、こちらも数的にはソ連軍が有利。

2ターン終了時です。
ドイツ軍の盤外砲撃の観測弾が着弾してます。

3ターン目、ついにドイツ軍の盤外砲撃の効力射が着弾します。
盤外砲撃は残念ながら81ミリ迫撃砲というそれほど強力なものではありませんでしたが、それでもこの赤いマーカーのある所とその周囲6ヘクスすべてに砲弾が降ってくるので、今回はソ連軍3個分隊に影響が出ます。

今回はダイスの目が良く、3個分隊すべてが混乱状態となりました。
とはいえ、ソ連軍の圧倒的な数にしてみればかすり傷みたいなものか。
そして、盤外砲撃はこれが最初で最後となってしまいました。
無線機の接触が良くなく、砲兵隊と連絡がこれ以降取れなくなってしまったのです。

そして今度はドイツ軍に悲劇が。
せっかく丘の上に布陣してT-34ににらみを利かせようと思っていた75ミリ対戦車砲が、なんとT-34の遠距離射撃(なんと23ヘクスも離れていた)が3の目を出して命中。
一発も撃たないうちに直撃を受けて破壊されてしまいます。
Σ(°ω°)ナントー
四号戦車と反対側に位置して、四号戦車に向かうT-34を側面から撃破する予定だったんですけどねぇ。
これでT-34に対抗する手段が一つ減ってしまいます。

それでも、のこのこと移動してきたT-341輌を四号戦車が撃破。
クルーは脱出できずに全滅です。

3ターン終了時です。
だいぶソ連軍が丘に迫ってきました。
ドイツ軍は四号戦車を1輌を残して丘の救援に向かわせます。

4ターン目、もう1輌のT-34を道連れに、四号戦車が撃破されてしまいます。
両軍ともクルーは脱出できず、残骸だけがむなしく盤上に残ります。

時を同じくして、ドイツ軍の左翼部隊が壊滅。
8-1指揮官と4個分隊が失われてしまいました。
空いた穴からT-34が侵入します。

4ターン終了時です。
ドイツ軍は残存戦力をすべて丘の上に投入しつつあります。
このターン、ドイツ軍には装甲ハーフトラックと10-3指揮官と838突撃工兵分隊4個が増援としてやってきましたので、何とか丘を守り抜きたいところ。
しかし、そうは問屋が卸してくれません。
ソ連軍の攻撃がいよいよ丘に集中してき始め、ドイツ軍は何の遮蔽物もない丘の頂上で守る必要が出てきます。
そこでドイツ軍は装甲ハーフトラックや四号戦車を丘の上にあげ、それらを遮蔽物として活用していきます。

残念ながら、装甲の薄いハーフトラックは次々と撃破されてしまいますが、幸い残骸になっても遮蔽物としては利用できるため、ドイツ軍は分隊を残骸の陰に隠し(残骸ユニットの下にする)林と同じ防御効果を得ることに成功します。
吹きさらしよりははるかにマシです。
ですが、頼みの四号戦車も次々と撃破されてしまいます。
なかなかに厳しい。

5ターン終了時です。
盤外砲撃を呼びたいところなのですが、10-3指揮官も9-2指揮官も自身が混乱したり混乱している分隊を回復させることに必死で、無線機を使う余裕がありません。
このシナリオはドイツ軍に指揮官が少なすぎます。
せめてもう一人いれば・・・

6ターン目、ソ連軍もそこそこ出血はしておりますが、とどめともいうべき重自走砲が5輌も増援で登場します。
しかも628エリート分隊も8個も一緒です。
122ミリだの152ミリだのの砲弾を食らえば、丘の上のドイツ軍はひとたまりもありません。

6ターン終了時、および7ターン終了時です。
残骸の陰で必死に戦ってきたドイツ軍も、1個また1個と分隊を除去され、丘の頂上7ヘクスのうち5ヘクスを占領されるに至りました。
この時点で健在なドイツ軍はわずか2個分隊しかなく、反撃で取り返すのは不可能と判断。
ゲーム終了といたしました。

ゲーム終了時の両軍の損害。
死屍累々という感じですなぁ。
いやぁ、今回は盤外砲撃がほとんど役に立ちませんでした。
もう少し守り方がうまくできればよかったんですが・・・
それにしても久しぶりの大型シナリオのソロプレイを楽しみました。
結構時間もかかりましたが、楽しかったです。
やっぱりSquad Leaderはいいですねぇ。(*´ω`)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/12(土) 20:10:37|
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