先日記事にしましたコマンドマガジンの付録ゲーム「ロボジッツ」のルールブックを読んでおりますけど、気になるところがありまして、古いゲームだから仕方ないのかなぁと思っておりますです。

「ロボジッツ」は七年戦争におけるフリードリヒ大王率いるプロイセンと、プロイセンに攻め込まれた同盟国ザクセンを救出しようとするオーストリアとの戦いであるわけなのですが、ほかにもフランス軍やハンガリー軍、クロアチア軍のユニットが登場してきます。
ルールブックには、このユニットたちがどういう色で印刷されているか(例えばプロイセンユニットは青地に白文字等)は表記されているのですが、対決するプロイセンとオーストリアはいいとして、そのほかの軍、フランスやハンガリー、クロアチアがどっちの陣営に属しているのかが表記されていません。
初期配置の時点で、霧に包まれている場所に配置されるユニットは裏返して配置するのですが、その裏地の色がプロイセンは青、オーストリアが白になっており、フランスもハンガリーもクロアチアも裏地が白のユニットなので、おそらく三ヵ国ともオーストリア陣営なのだろうと予測できることはできるのですが、ルールに明記されていないと不安ではありますね。
とはいえ、七年戦争の会戦のゲームなどはこれぐらいしか所持しておりませんし、面白そうなゲームではありますので、プレイしたいという気持ちは変わりません。
明日か明後日にでもソロプレイしてみようと思っておりますです。
楽しみー。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/31(木) 17:48:23|
- ウォーゲーム
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「銀河英雄伝説」のアニメを絶賛見返し中の舞方ですが、先日終了しました「HUGっと! プリキュア」も、あらためて一話から見直しているところです。
「HUGプリ」の最終回につきましては、個人的にはちょっと残念という思いもありましたが、一通り一年間見終わった後で、また一話から見直すといろいろと新鮮というか新たな発見もありますね。
第一話の冒頭、心機一転とばかりに髪を切って転校先に向かう野乃はなですけど、一年間見終わった後ですと、あのシーンがつらい過去との決別であったことがわかり、なんだか胸が熱くなります。
今、ほまれがプリキュアになったあたりですので、これからえみるとルールーの話が始まりますから、これまた見返すのが楽しみですね。
あの二人はほんと、先の三人をある意味食ってしまった感じですけど、かわいいから許す。(笑)
銀英伝の方も42話まで来まして、いよいよ帝国による同盟領侵攻作戦「ラグナロック」が始まったところ。
ヤンの苦労がますます多くなりますな。
やれやれです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/30(水) 19:07:20|
- アニメ
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ここのところ創作脳ではなくウォゲム脳になっている舞方です。
ですので、久しぶりになんか面白そうなウォゲムなかったかなぁと手持ちのコマンドマガジン日本版の付録をひっくり返しておりましたところ、そういえばこれはまだプレイしたことなかったなぁと引っ張り出してきたのがこちら。

コマンドマガジン日本版の45号付録の「1941」と「ロボジッツ」です。
現在144号を迎えたコマンドマガジン日本版ですので、今となりましてはかなり初期の号ということになりますが、こちらの付録は米国のコマンドマガジンのオリジナルではなく、かつてのGDW社から出版されておりました「120シリーズ」ゲームのうちの二種類を付録化したものです。

「1941」は、第二次世界大戦中の1941年の独軍によるソ連侵攻、いわゆるバルバロッサ作戦のゲームで、終盤を延長することでソ連の冬季反撃までプレイすることができるようですね。

「ロボジッツ」の方は、18世紀半ばの七年戦争中の1756年に起こったプロイセン対オーストリアのロボジッツの戦いをウォーGAMEにしたものです。
こちらは序盤戦場には霧が立ち込めていたことを表すために、コマを裏返しにして配置するようで、霧が晴れていくに従い、コマが表にされていくようです。
GDW社の120シリーズは、手軽なウォーゲームを目指して作られたシリーズで、120個のコマで、120分でルールを覚えられて、120分でプレイができるというコンセプトだったような気がします。
マップもハーフマップと大きさも手ごろですので、一度ソロプレイしてみましょうかねー。
まずはルールを120分で覚えなくては。(笑)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/29(火) 18:25:55|
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今週末にはもう二月。
早いもので、プロ野球は春のキャンプが始まります。
そんな中、阪神の新外国人選手ジョンソン投手やマルテ選手、中日から移籍のガルシア投手、前年から残留のナバーロ選手やドリス投手らがそろって来日。
移籍のガルシア投手と新外国人のジョンソン投手がそろって会見も行なったとか。
来ましたねぇ。
主砲として期待されるマルテ選手、FAの西投手と並んで先発陣の中核を担ってほしいガルシア投手、抑えの一角をまかされるであろうジョンソン投手、この新外国人三人にかかる期待は非常に大きなものがあると思います。
正直、今年の阪神の浮沈はこの三人次第と言っても過言ではないぐらい。
もちろん糸井選手や福留選手らのベテラン、大山選手や糸原選手などの若手が頑張ってもらわないとなりませんが、やっぱり新外国人頼みの面は否めないですからねぇ。
期待したいと思います。
まあ、この時期の阪神に関する報道って、毎年のことですが、今年はぶっちぎりの優勝だとしか思えないような持ち上げた記事ばかりと言ってもいいので、実際シーズンが始まってみないと何とも言えないんですけどねー。(笑)
チーム一丸となって頑張ってほしいと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/28(月) 18:31:43|
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先日当ブログでソロプレイ記事を上げましたコマンドマガジン66号付録の「ATS-BG2 スターリングラード」のシナリオ4ですが、実は独軍の初期配置位置を間違えていたことが判明いたしました。(^_^;)

実は本誌の方のリプレイ記事を読んでいて間違いに気が付いたのですが、独軍の配置をヘクス番号7“以上”のところを“以下”と読んでしまっていたんですね。(ノ∀`)アチャー
それで昨日の休みに、もう一度正しい配置でソロプレイしてみようと思い、やってみました。

こちらが正しい初期配置。
実は両軍はこんなにも離れていたんですね。
その上でメインは地図盤左側の赤い丸がヘクスの中心に描かれている建物の争奪になるという形。
両軍はそれぞれ目標となる建物を目指して交互に移動や射撃を繰り返します。
第一ターンの移動戦闘フェイズにはそれほど大きな動きはなかったのですが、その後の近接戦闘フェイスでは、お互いが一つのヘクスの争奪に集まりあい、なんと両軍それぞれがスタック制限に近い兵力を一ヘックスに投入するということに。

白兵戦では機関銃は役に立たず、それぞれの分隊の火力のみが考慮されます。
さらに、Squad Leaderでは一ターンには一回しかサイコロを振らないで、両軍が生き残った場合は次のターンに持ち越しますが、このゲームではどちらかが全滅するまでサイコロを振り続けます。
結局白兵戦はドイツ軍の勝利に終わりますが、ドイツ軍もかなりの損害を食らってしまい、ボロボロになってしまいます。
白兵戦はあまりいい手段ではないかもしれません。

一ターン目が終わったところ。
初期配置の関係で、ソ連軍が目標の建物に取りついてます。
あとはドイツ軍を迎え撃つ感じか。

二ターン目の移動戦闘フェイズで、ドイツ軍は火炎放射器を持った分隊を匍匐前進で目的の建物に隣接させます。
火炎放射器は地形効果を無効とみなせるので、こういう市街戦ではむちゃくちゃ有効な兵器ですが、敵もそれはわかっているので、火炎放射器には射撃も集中してきます。
今回はソ連軍の機会射撃を独軍の分隊が生き延びたことで、火炎放射器がソ連軍に向けて火を噴きました。
ダイス目もよくソ連軍を痛撃しC6のダメージ。

D2ヘクスにいたソ連軍はほぼ三分の一に減ってしまいます。
実はこの時、火炎放射器による攻撃でC6以上のダメージが出ているので、この建物ヘクスには火災が発生しているのですが、今回ルールを見落としておりました。(・ω<) テヘペロ

二ターンの移動戦闘及び白兵戦まで終了したところ。
ドイツ軍は火炎放射器の力を使って目標の建物の一角に食い込みます。
しかし、先ほど白兵戦で勝ったヘクスにソ連軍が逆撃で入り込み、占領してしまいました。

第三ターン終了時。
ソ連軍はE4・E5の建物からドイツ軍を駆逐して占領したものの、ドイツ軍は何とか目標の建物の大半を確保することに成功。
このままいけばドイツ軍の勝利かと思われました。

第四ターン終了時です。
ドイツ軍は建物の占領を完全にするため、E1ヘクスに射撃および白兵戦を挑みましたが、ああ、なんということでしょう、白兵戦でドイツ軍はサイコロで最悪の0の目(このゲームは10面体サイコロを使います)を出してしまい、ソ連軍に逆に全滅させられてしまいました。
残ったドイツ軍の兵力はD2にいるだけとなり、ソ連軍の攻撃に対抗できないとみてここで終了。
ソ連軍の勝利となりました。
「ATS-BG2 スターリングラード」は面白いゲームです。
ですが、もともとのルールブックの構成がそうなのでしょうけど、今一つルールがわかりにくく感じます。
また、ASLに対するASL-SKのように元となったATSのルールの抜粋版という感じなので、疑問点もいくつか見受けられるように思います。
元となったATSのルールも手元にあるといいのかもしれませんね。
今回は砲やAFVの登場しないシナリオでしたので、次回は砲やAFVの登場するシナリオに挑戦したいと思います。
楽しみー。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/27(日) 18:11:58|
- ウォーゲーム
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日本は地震国ですので、いつ何時地震に見舞われても不思議はないことではあるのですが、今日は南北で比較的大きな地震がありましたね。
一つは14時16分ごろ、九州熊本を中心としたマグニチュード4.4の地震で、熊本県の和水町で震度5弱を観測とのこと。
津波等はなく、現時点で大きな被害は出ていないようですが、やはり住んでいらっしゃる方は不安でしょうし、しばらくは地震活動も続くでしょうから、充分な注意が必要と思われます。
もう一つは先ほど17時23分ごろ、岩手県及び青森県でマグニチュード5.7の地震が発生し、八戸市などで震度4を観測したそうです。
こちらも津波などはなく、大きな被害は出ていなさそうですが、私の住む札幌も震度1の揺れを観測したとのこと。
私自身は全く揺れを感じなかったのですが、こちらも充分注意が必要と思われます。
それにしても、やはり大きめの地震が増えているような感じがしますねぇ。
実際統計的にはどうなのでしょうか?
いつ大きな地震が起きてもいいような、備えだけはしておかなくてはならないのでしょうね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/26(土) 17:49:45|
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今年の春の選抜高校野球の出場校が今日発表されましたね。
出場は32校だそうで、そのうち北海道からは今年は二校が出場です。
しかも、札幌大谷高校と札幌第一高校と二校ともが札幌の高校。
こんなことは南北北海道に分けられる夏の大会では絶対に起こりえないことで、何とも珍しいことです。
札幌っ子としてはうれしい限りですねぇ。(*´ω`)
珍しさをさらに上乗せして、今年は優勝旗も北海道に、札幌に持ってきてくれませんかねぇ。
両校の皆さん、頑張ってください。
応援しております。ヽ(´▽`)ノ
今日は短いですがこれにて。
それではまた。
- 2019/01/25(金) 18:47:11|
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驚きのニュースが飛び込んでまいりました。
あと一週間ほどで12球団が一斉に春のキャンプインというこの時期に、阪神タイガースの原口選手が大腸がんであることを公表し、近日中に手術を受けることになったというのです。
原口選手は現在26歳で、一度は育成契約になるなどしたものの、そこから再度支配下登録にこぎつけた努力の人というイメージ。
2016年には打率.299、ホームラン11本と活躍し、その後は代打としても活躍。
今季はレギュラー奪取に向けて更なる活躍が期待されておりましたが、昨年末にプロ10年目を迎えるにあたり人間ドックを受診したところ、大腸がんが見つかったとのこと。
今後は近日中に手術を受け、その後はリハビリを行って早期復帰を目指すそうです。
残念ながらキャンプは不参加となり、今季のスタートに出遅れる形とはなってしまいましたが、きっと持ち前の頑張りで早期復帰を果たしてくれるのではないでしょうか。
まずはがんを克服して、元気な躰に回復してもらいたいと思います。
頑張れ原口選手。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/24(木) 18:14:41|
- スポーツ
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今日は夕方からちょっと父の件で妹と会う用事ができたので外出。
ところが、どうも一番雪のひどい時間帯だったらしく、バス停のあたりではこんな有様に。(*_*)

少し暖かい気温だったせいか、雪の一片一片がいつものパウダースノーとは違う大粒の雪。
みるみるうちに道路も私の肩や頭も雪に覆われてしまいました。
雪を払ってバスに乗ると、幸いバスが街中に近づくにつれて小止みになり、会合を終えて帰るころには止んでいてくれたので助かりました。
とはいえ、今日から明日にかけて大雪という予報も出ておりますので、今後また降り始めるかもしれませんねぇ。
明日の朝起きたら雪がドッカリ積もっていたなんてことがないことを祈りますー。
( ˘ω˘)人
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/23(水) 20:29:57|
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いつもお世話になっている方から、先日豚しゃぶしゃぶ用のお肉を送っていただきました。
うひゃー! Σ(°ω°)

黒豚ですってよ、奥様!

何とも美味しそうなお肉じゃありませんか。
きっと高かったんじゃないかなぁ。
早速しゃぶしゃぶにしていただきましたが、本当に美味しかったです。
お肉をこんなにたっぷりと食べたのも久しぶりだったかも。
いいお肉はやっぱり美味しいですねぇ。
私の創作が少しでもお返しになっているといいのですが・・・
本当にいつもいつもありがとうございますです。
励みになりますです。
美味しいお肉も食べたし、創作も頑張らねば。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/22(火) 17:42:41|
- 日常
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先日、ツイッターにアマゾンの「欲しいものリスト」を載せました。
とはいえ、たぶん何か送られてくることなどないだろうなぁと思っておりました。

なんとなんと、本日アマゾンから「欲しいものリスト」に載せておりました戦車のプラモデルが三つも送られてきました。
驚きました。
本当にまさかまさかです。
いずれにもメッセージ等送ってくださった方のことが全くなく、一つだけはどなたが送ってくださったのかツイッターで判明したのですけど、もう二つはどなたが送ってくださったのか全く分かりません。
ですので、この場を借りまして心からお礼を申し上げたいと思います。
本当に本当にありがとうございました。
少しでもお返しになるようなSS作品をこれからも頑張って書いていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
今日はこれにて。
それではまた。
- 2019/01/21(月) 18:29:09|
- Special Thanks
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「HUGっと!プリキュア」も今日を入れても残り二話。
というより、今日が実質的な最終話という感じでしたね。
クライアス社のトップ、ジョージ・クライとの戦いも最終決戦。
みんなが封じられてしまい、一人残されたキュアエールも変身が解除されてしまう。
しかし、はなのあきらめない心がはぐたんと共鳴し、みんなの封印を解き放ったことで形勢は逆転。
そして闇の姿を解放したクライに対し、すべての人々がプリキュアであるという思いを広め、実際にすべての人々はプリキュアとなってキュアエールたちを応援するというすごいことに。
いやぁ、アンリ君の件どころか、すべての老若男女をプリキュアにしちゃいましたかー。
何と言いますかすごいという気持ちと、やってしまったなーという気持ちが混ざった感じです。
プリキュアも妖精に選ばれた存在からより開かれた存在になったということでしょうか。
さすが15周年。(*´ω`)
来週は最終回。
予告を見る限りでは、成長したはなたちの姿が見られそう。
そして次作のスタートゥインクルプリキュアのキャラたちも出てくるんでしょうかね。
楽しみです。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/20(日) 18:13:32|
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昨日のブログに書きました「どっちにしようかなスターリングラード」は、とりあえず以前ソロプレイも行ってある程度ルールを把握していたこっちをやってみることに。

コマンドマガジン誌66号付録の「ATS BASICGAME2」です。
このゲームにはAFVも登場しますが、今回は歩兵戦闘だけのシナリオ4「ア・フュー・ブレイブメン」をソロプレイしてみることに。

とりあえず両軍を初期配置。
まずはよくわからないので分散配置を心がけてみました。
これならひとまとめで撃たれることも少ないはず。
勝利条件はソ連軍が独軍の占拠している建物を奪い返すことでVP(勝利ポイント)が入り、6VP以上を獲得すること。
独軍としては建物を守り切らねばなりません。
初期配置的にはもうほとんど目と鼻の先に敵がいる状態でのスタートです。
とはいえ、このマップはスターリングラードの徹底的に破壊されまくった市街地を表しているので、意外と隣接するまで相手が見えないという場合も結構あるのが曲者です。
第一ターンのイニシアチブはサイコロ勝負でソ連軍が取りました。
ということでソ連軍は先手を選びます。(後手を選ぶことも可能)

ソ連軍はG4ヘクスの一個分隊と中機関銃+士官(射撃結果表で2列有利にできる)を使い、E4ヘクスの独軍を攻撃。
E4ヘクスの独軍はたまらず分隊が損耗し、下士官ともども士気チェックにも失敗というありさま。
このゲームは将棋のようにソ連軍の一ユニットなり一スタックなりが移動戦闘を終えると、独軍の一ユニットなり一スタックなりが移動戦闘を行うというもの。
ということで独軍も中機関銃と分隊及び士官を使ってソ連軍の今射撃したグループを射撃。
これでソ連軍も分隊が損耗しましたが、士気チェックには成功しました。
このゲームは周囲にいる味方ユニットの数が士気チェックの時に有利な修正として働くので、なるべく周囲に味方がいてくれる方がいいのです。

建物を奪取しなくてはならないソ連軍は、一個分隊を匍匐前進で独軍の建物の隣に進めます。
これに対して独軍はE2ヘクスの分隊が機会射撃で攻撃。
ソ連軍の分隊は士気チェックには成功したものの半分に減ってしまいます。

独軍はE6にいた分隊をE4の応援のためにE5に匍匐前進させますが、今度はこれをソ連軍が機会射撃で攻撃。
ダイス目が良くドイツ軍も分隊が3/4に減ってしまったうえ、士気チェックにも失敗です。

このように交互に手番を繰り返していくわけですが、移動したユニットにはこの矢印の「移動マーカー」が置かれ、移動しましたよということを示します。
このマーカーの置き方にも意味があり、匍匐前進の場合はユニットの上に、突撃移動の場合はユニットの後ろに、疾走移動の場合はユニットの後ろに置かれた上に疲労マーカーもユニットの上に置かれます。

こうしてすべてのユニットが移動や射撃を行うか、双方が二回連続で手番をパスすると、そのターンの移動戦闘フェイズが終了です。
ほぼ一ユニットずつの交互手番なので、結構時間がかかりました。
移動戦闘フェイズが終わると、今度は敵のいるヘクスにも侵入できる浸透移動および白兵戦の近接突撃フェイズになります。
このフェイズもダイス目勝負が行われ、またもソ連が先手を取りました。
ASLやSquad Leaderですと、この直前に士気阻喪したユニットは潰走して逃げてしまうのですが、ATSではそういうルールはないようで、士気阻喪したユニットのところにも浸透移動ができるようです。
続いて行われる白兵戦では、お互いに士気チェックが行われ、防御側の士気阻喪ユニットは除去とあるので、すでに士気阻喪しているユニットは無条件除去になってしまうのですかね?

今回は一応そういう解釈で士気阻喪の独軍ユニットは全滅とみなしました。

白兵戦が終われば、すべての移動と射撃のマーカーを取り払い、一ターンが終了です。
今日は時間がなかったので、ここまでとしました。
ASLやSquad Leaderと違い、射撃で何らかの結果が出ることは、イコールユニットの損耗となるので、士気チェックに成功したから無傷というわけにはいかないんですよね。
たった一ターンでしたが、双方そこそこ分隊に損耗がありました。
あと、結構時間も食いますね。
でも、慣れるともう少しスピーディに行えるかも。
なかなか面白いゲームでした。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/19(土) 17:49:22|
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先日ゲームジャーナル誌付録の「激闘! スターリングラード電撃戦」のソロプレイを行ったわけですが、そのせいか、なんとなくスターリングラード戦のゲームをしたいなぁとか思っている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
で、今までほとんどプレイしたことのないホビージャパン/SPIの「スターリングラード攻略」を引っ張り出して、ルールブックを読み始めました。

このゲームは一ユニットが大隊・中隊規模でスターリングラード市街全体の攻防戦を扱うという、結構珍しい規模のゲームとなっています。
また、システムも特徴的で、ドイツ軍が移動・攻撃を行っていく中で、「赤軍反抗コマ」が引かれると、そこからはソ連軍の移動・攻撃が行われ、それが終わるとまたドイツ軍の移動・攻撃がといういわばチットドリブンの走りみたいなシステムでしょうか。
プレイした方は面白いゲームだとおっしゃる方が多いようなので、一度プレイをしてみようとは思っていたのですが、結局なかなかプレイをすることなく今日まで来てしまいましたので、プレイしてみようかなーと。
とは言いますものの、実はこっちもプレイしたくてどうしようかなーと悩み中なんですよねー。

コマンドマガジン誌66号付録の「ATS BASICGAME2」です。
こちらは私が良くソロプレイをする「Squad Leader」と同様に一ユニットが分隊規模でスターリングラードの市街戦の一局地を抽象的に再現するゲームですけど、それだけに建物の一つ一つをめぐって行われる戦いの雰囲気を味わえるんですよねー。
「Squad Leader」でいつもやっていることではあるんですが、これも前回ソロプレイした時は面白かったので、もう少しやってみようかなーと思うんですよねー。
どっちのスターリングラードをやろうかなー。
迷うなー。
ということで今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/18(金) 18:57:18|
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来月から始まるプロ野球の春季キャンプ。
今日、日本ハムはそのキャンプでの一二軍振り分けを発表しました。
ドラフト一位の吉田投手をはじめとする昨年のドラフト新人組は全員が二軍キャンプスタートとなりました。
これは順当なところだと思いますので、まずはプロのキャンプに慣れることから始めていただきたいということなのでしょう。
昨年のドラフトも高校生出身選手が多かったので、体作りは必要でしょうから、二軍キャンプでじっくり鍛えていってほしいですね。
そして一軍キャンプスタートは、主力メンバーに加え、今季加入した王選手が一軍ですね。
日本の球団でのキャンプは初めてとはいえ、台湾では主軸選手だったわけですから、問題はないと思います。
また、昨年一年目を終えた清宮選手も一軍スタート。
こちらも今年は飛躍してほしいところですので、キャンプから頑張ってほしいところです。
とはいえ、無理して躰を壊しても困りますので、そこらへんは慎重にお願いします。
ほかには斎藤佑樹投手が一軍キャンプ入りですね。
いよいよ後がないがけっぷちのような気がしますので、このキャンプで心技体を充実させ、今年一年活躍をしてほしいところです。
周囲を見返してやるような活躍を見せてくれないかなぁと期待しているんですけどねー。
頼みますよ、斎藤投手。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/17(木) 17:53:56|
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「ふたりはプリキュア」「ふたりはプリキュアMaxHeart」の全話視聴後、新たに手を付け始めた「銀河英雄伝説」石黒版アニメ全話視聴も、今日で15話まで見終わりました。
ちょうどイゼルローン要塞を占領して帝国領に大出兵を行ってアムリッツァ星域で手痛い敗北を喫したというところですが、実のところこれでほぼ同盟の戦略的敗北が決まってしまっており、あとはいかに戦術的勝利で最後の瞬間を遅らせるかでしかなくなるんですよねー。
そういう意味では本編に突入した時点でもう帝国と同盟の互角な戦いはほぼ終わり、外伝でしか帝国に対して同盟が互角以上の戦いを繰り広げることはなくなってしまうのが残念と言えば残念。
もちろん「ミラクルヤン」のおかげで局地的な勝利とかはありますけど、戦略的勝利はもうなかった気がします。
それにしてもこのアニメ、当時は毎週一本のVHSビデオテープを購入して視聴するというある意味とんでもない公開方法のアニメだったんですよねー。
価格は当時2500円だったとか。
一か月で1万円ですか。
よくもまあ本編だけでも全110話作ることができたものだと今更ながらに感心します。
今ならネットでの有料配信ってことでしょうけど、当時はネットもなかったですからねぇ。
さて、この後は帝国同盟双方が内戦に突入ですね。
これによってラインハルトは自己の権力を固め、また帝国の国力を強化させるのに対し、同盟はさらに国力を低下させてしまうような話ですから、ラインハルトの策が見事にはまっているんですよね。
ヤンとしてはわかっているのに対処ができないというつらいところでしょう。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/16(水) 18:02:04|
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ホームランを打った後のお寿司を握るポーズで話題になりました、昨季まで日本ハムにいたレアード選手が、今季千葉ロッテと契約したというニュースが飛び込んでまいりました。
そうですかー、同じパ・リーグですかー。
できれば違うリーグでとは思ったんですが・・・
日本ハムと契約交渉が不調に終わり、退団となってしまったレアード選手でしたので、どうなるのかなーとは思っておりましたが、日本の球団と契約なったというのはよかったのではないでしょうか。
ヤフーニュースのコメント等でも、ロッテファンから長打力のあるレアード選手の獲得は好意的にみられているようです。
環境も変わったことで、レアード選手もまた新鮮な気持ちでプレーを行ってくるのではないでしょうか。
できれば日本ハム戦ではお手柔らかに願いたいところです。(^_^;)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/15(火) 18:02:42|
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今日で三連休も終わり。
「成人の日」も終わったことで、これで名実ともに「お正月」が終わったという感じでしょうか?
また、長いようで短い一年が始まりましたねー。
プロ野球の世界でも、各選手がそれぞれ自主トレに懸命のようです。
中にはお正月返上というか元旦から自主トレ開始という方もいたようですね。
新人選手もそれぞれ各球団の寮に入寮し、プロ野球生活をスタートさせたみたいです。
日本ハムでは吉田選手や柿木選手など甲子園を沸かせた選手たちが入寮し、ちょっとしたフィーバーになったみたいですね。
吉田選手はダルビッシュ選手や大谷選手が使ったいわゆる出世部屋と言われる部屋になったようで、彼らのように出世してもらいたいものです。
もうあと半月で春のキャンプ開始じゃないですかー。
楽しみですねー。
この時期はほんと、今年の阪神は優勝するとしか思えないような報道ばかりなのでワクワクします。(笑)
実際優勝してくれるといいんですけどねー。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/14(月) 18:48:43|
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タミヤニュースの597号(2月号)が到着しました。

こちらが表紙。
今号は第二次大戦時の英国陸軍第五軍団(上)と第十三軍団(下)のマークだそう。
第五軍団の方はヴァイキング船ぽいですけど、マークの由来とかあるんでしょうかね?
今号ではのっけから「フライング・ヘリテイジ&コンバット・アーマー博物館」で昨年行われた、「タンクトーバーフェスト」の記事。
なんと、ビール祭りである「オクトーバーフェスト」に「タンク(戦車)」を掛け合わせ、博物館の地元で売られている地ビールメーカー16社と共同で、地ビールを飲みながら博物館に動態保存されている戦車のデモ走行を楽しめるという粋なイベント。
入場料とデモ走行や展示の見学料、そして地ビール16社のうち8杯までのビール代を含んで40ドルだったとのこと。
これは参加してみたいー。
ドイツ軍のヘッツァーや米軍のM4、M5などのデモ走行が楽しめたみたいです。
いいですねー。
「第二次大戦イタリア軍装備解説」は、前号に引き続き「前大戦のM.A.S艇」の二回目。
もともとは対潜水艦用として開発されたM.A.S艇も、だんだん魚雷艇としての性格が強くなり、第一次大戦では数隻の大物食いも成し遂げているとのこと。
オーストリア・ハンガリー帝国の旧式海防戦艦「ウィーン」や、排水量二万トンにも及ぶ第一級のド級戦艦「スツェント・イストファン」も、このM.A.S艇の襲撃により沈められたといいますから、オーストリア・ハンガリー帝国にとってはたまったものではなかったでしょうね。
巻中の情景写真は第二次大戦も終結間際の欧州戦線、遺棄されたドイツ軍装甲ハーフトラックの横を通っていくM4シャーマンという情景です。
M4は砲塔を交換してM4A3の76ミリ長砲身タイプに改造し、パンツァーファウスト除けの土嚢を満載した状態に。
もうすぐ戦争も終わりそうだというのに、パンツァーファウストで撃破されたらたまりませんものねぇ。
ほかには第47回人形改造コンテストの入賞作品と入賞者のコメントのページが。
今回も力作ぞろいで、ほんとすごいですよねー。
今号も楽しい記事がいっぱいでした。
600号まであとわずか。
今から600号となる5月号が楽しみですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/13(日) 17:55:52|
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昨日は作戦級のゲームを遊びましたが、今日はいつもやりなれている戦術級(戦闘級とも)ゲームのSquad Leaderをソロプレイ。

今日は久しぶりに大きめで重たいシナリオであるシナリオ5の「621高地」をソロプレイしました。

これが初期配置。
座っている南側からと、ソ連軍側である東側から見た盤上の図です。
水色のドイツ軍に比べ、茶色のソ連軍の圧倒的な数が印象的。

このシナリオは独ソ戦も後半となる1944年6月の「バグラチオン作戦」によってほぼ崩壊したドイツ軍が、かろうじて残った戦力をかき集めて防御拠点となる丘を死守しようとするもので、ドイツ軍の薄い防御ラインの背後にあるこの丘の頂上7ヘクスのうち5ヘクスをソ連軍が占領すると勝利というもの。
ドイツ軍はそれを阻止すれば勝利です。
ドイツ軍は初期配置の時点で士気チェックを行い、それに失敗したユニットは混乱状態で始めなくてはならないというルールが。
そのため、今回は初期配置8個分隊中2個分隊が混乱状態からのスタートでした。
これでも少ない方か。
ただ、ドイツ軍には盤外砲撃(盤の外に大砲ユニットがあるとみなして、そこから砲撃が行える)が要請できるので、うまく使えばソ連軍の進撃をかなり遅らせることが可能かもしれません。
期待したいところです。
また、このシナリオは両軍ともに増援がいくつも出てくるので、それらの活用でもまた戦況は変わるでしょう。
先手はドイツ軍ですが、一ターン目には初期配置で混乱していた分隊の回復と防衛ラインの再配置のみ。
そしていよいよソ連軍が動き出します。

スタック(駒を積み重ねること)して移動すると、ひとまとめにして撃たれる可能性があるので、できるだけ一個分隊ごとにばらばらになっての前進開始。
この時点でソ連軍はなんと48個もの分隊が。
48対8というドイツ軍にとっては絶望的な差です。

1ターン終了時。
ドイツ軍は足止めの分隊を残し、指揮官と無線機(盤外砲撃を呼ぶのに必要)は丘の方へと後退してます。
ソ連軍はまさに人海戦術ともいうべき圧倒的な分隊数で前進中。

2ターン目、ドイツ軍にとっては貴重な増援兵力である四号戦車4輌と75ミリ対戦車砲をけん引した装甲ハーフトラックが入ってきます。
四号戦車はすぐさま開豁地を不用意に移動していたソ連軍分隊を2個ほど血祭りにあげ、その主砲を敵へとむけます。

また、対戦車砲は見通しのいい丘の上に布陣するべく、ハーフトラックが丘を登ります。

しかし、同じ2ターン目にはソ連軍にも増援が登場します。
しかもT-34が6輌もです。
T-34はドイツの四号戦車と同レベルなので、こちらも数的にはソ連軍が有利。

2ターン終了時です。
ドイツ軍の盤外砲撃の観測弾が着弾してます。

3ターン目、ついにドイツ軍の盤外砲撃の効力射が着弾します。
盤外砲撃は残念ながら81ミリ迫撃砲というそれほど強力なものではありませんでしたが、それでもこの赤いマーカーのある所とその周囲6ヘクスすべてに砲弾が降ってくるので、今回はソ連軍3個分隊に影響が出ます。

今回はダイスの目が良く、3個分隊すべてが混乱状態となりました。
とはいえ、ソ連軍の圧倒的な数にしてみればかすり傷みたいなものか。
そして、盤外砲撃はこれが最初で最後となってしまいました。
無線機の接触が良くなく、砲兵隊と連絡がこれ以降取れなくなってしまったのです。

そして今度はドイツ軍に悲劇が。
せっかく丘の上に布陣してT-34ににらみを利かせようと思っていた75ミリ対戦車砲が、なんとT-34の遠距離射撃(なんと23ヘクスも離れていた)が3の目を出して命中。
一発も撃たないうちに直撃を受けて破壊されてしまいます。
Σ(°ω°)ナントー
四号戦車と反対側に位置して、四号戦車に向かうT-34を側面から撃破する予定だったんですけどねぇ。
これでT-34に対抗する手段が一つ減ってしまいます。

それでも、のこのこと移動してきたT-341輌を四号戦車が撃破。
クルーは脱出できずに全滅です。

3ターン終了時です。
だいぶソ連軍が丘に迫ってきました。
ドイツ軍は四号戦車を1輌を残して丘の救援に向かわせます。

4ターン目、もう1輌のT-34を道連れに、四号戦車が撃破されてしまいます。
両軍ともクルーは脱出できず、残骸だけがむなしく盤上に残ります。

時を同じくして、ドイツ軍の左翼部隊が壊滅。
8-1指揮官と4個分隊が失われてしまいました。
空いた穴からT-34が侵入します。

4ターン終了時です。
ドイツ軍は残存戦力をすべて丘の上に投入しつつあります。
このターン、ドイツ軍には装甲ハーフトラックと10-3指揮官と838突撃工兵分隊4個が増援としてやってきましたので、何とか丘を守り抜きたいところ。
しかし、そうは問屋が卸してくれません。
ソ連軍の攻撃がいよいよ丘に集中してき始め、ドイツ軍は何の遮蔽物もない丘の頂上で守る必要が出てきます。
そこでドイツ軍は装甲ハーフトラックや四号戦車を丘の上にあげ、それらを遮蔽物として活用していきます。

残念ながら、装甲の薄いハーフトラックは次々と撃破されてしまいますが、幸い残骸になっても遮蔽物としては利用できるため、ドイツ軍は分隊を残骸の陰に隠し(残骸ユニットの下にする)林と同じ防御効果を得ることに成功します。
吹きさらしよりははるかにマシです。
ですが、頼みの四号戦車も次々と撃破されてしまいます。
なかなかに厳しい。

5ターン終了時です。
盤外砲撃を呼びたいところなのですが、10-3指揮官も9-2指揮官も自身が混乱したり混乱している分隊を回復させることに必死で、無線機を使う余裕がありません。
このシナリオはドイツ軍に指揮官が少なすぎます。
せめてもう一人いれば・・・

6ターン目、ソ連軍もそこそこ出血はしておりますが、とどめともいうべき重自走砲が5輌も増援で登場します。
しかも628エリート分隊も8個も一緒です。
122ミリだの152ミリだのの砲弾を食らえば、丘の上のドイツ軍はひとたまりもありません。

6ターン終了時、および7ターン終了時です。
残骸の陰で必死に戦ってきたドイツ軍も、1個また1個と分隊を除去され、丘の頂上7ヘクスのうち5ヘクスを占領されるに至りました。
この時点で健在なドイツ軍はわずか2個分隊しかなく、反撃で取り返すのは不可能と判断。
ゲーム終了といたしました。

ゲーム終了時の両軍の損害。
死屍累々という感じですなぁ。
いやぁ、今回は盤外砲撃がほとんど役に立ちませんでした。
もう少し守り方がうまくできればよかったんですが・・・
それにしても久しぶりの大型シナリオのソロプレイを楽しみました。
結構時間もかかりましたが、楽しかったです。
やっぱりSquad Leaderはいいですねぇ。(*´ω`)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/12(土) 20:10:37|
- ウォーゲーム
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明日明後日はお仕事お休みという、この休日前のひと時ってのが好きなんですよねー。
で、今日は久々に作戦級ゲームを広げてみました。

広げましたのはこちら。
ゲームジャーナル誌47号付録の「激闘! スターリングラード電撃戦」です。
いわゆるゲームジャーナル誌お得意の「激闘!」シリーズですね。

初期配置をし終わったのがこちら。
何というか、この初期配置が終わって、ユニットが整然と並んでいるのを見ると、それだけで満足しちゃってもういいやってなることありません? (笑)
たぶん、ウォーゲーマーのソロプレイ時あるあるだと思うんですけど。(*´ω`)
このゲームは1942年夏のドイツ軍の夏季攻勢「ブラウ作戦」をシミュレートしており、ドイツ軍はソ連の南部石油地帯とそこに通じる水運の大動脈であるヴォルガ河の制圧を目指して進撃していくわけです。
果たして「バルバロッサ作戦」初期のころの快進撃の再現なるか・・・

ドイツ軍の主力の一つ「第四装甲軍」の一団ですね。
活躍してくれるといいのですが、なかなかそうもいかないというね。

第一ターン終了時。
今回独軍は第一ターンは第6軍と第17軍を動かさず、第一装甲軍と第四装甲軍をそれぞれ二回動かすということをやってみました。
でも、あんまりパッとしないんですよねー。_(:3 」∠)_

第二ターン終了時。
おそらくこのゲームで枢軸軍が最大に動けるターンだと思います。
でも、まあ、こんな感じ。
で、二ターン終了までで止めました。
どうもこのゲームは私にはあんまり合わないかもー。
やっぱり私は戦術級ゲームの方が合っているのかもしれませんねぇ。
今度はなんか戦術級を楽しもうと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/11(金) 18:55:12|
- ウォーゲーム
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今月のタミヤニュースはまだ届いておりませんが、タミヤさんの公式ツイッターによりますと、昨年の1/35ミリタリーミニチュアシリーズ50周年を記念して、ミリタリーミニチュアシリーズの№1から№5までを再販する予定があるとか。
栄えあるミリタリーミニチュアシリーズの№1は「ドイツ戦車兵セット」。
当時はまだディスプレイ専用の戦車プラモデルはタミヤでは出ておらず、モーターライズで動く戦車のアクセサリーという感じでしたね。
三体のドイツ戦車兵のフィギュアのセットでした。
№2は「ドイツ歩兵セット」。
徒歩行軍姿勢や射撃姿勢等四体のドイツ軍歩兵のフィギュアのセットでした。
№3は「ドイツ水陸両用車シュビムワーゲン」。
ボート型の車体に後ろにはスクリューまでついているというドイツ軍の水陸両用四駆車のプラモデル。
このプラモのおかげで私はこの車両の存在を知りました。
フィギュアも三体ついててお得感ありましたね。
№4は「アメリカ戦車兵セット」。
1がドイツ軍なら4はアメリカ軍の戦車兵のセット。
ドイツ軍ファンでしたので、こちらはあんまり欲しいとは思わなかった記憶が。
№5は「イギリス陸軍6ポンド対戦車砲」。
早くも戦車に対抗する対戦車砲のプラモデル、それも英軍のというところが、モーターライズのドイツ戦車を相手にしろって感じですね。
英軍のヘルメットが特徴的な形をしている(ドイツ軍もそうですけど)のはこのプラモで知ったかも。
いやぁ、懐かしいですね。
私が小学生のころに買って組んだプラモたちですよ。
塗装も何もしない素組で、それこそモーターライズの戦車と遊んだ気がします。
いくらで再版されるのかな。
買ってみようかなぁ。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/10(木) 19:08:32|
- タミヤニュース
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昨日で「ふたりはプリキュアMaxheart」のDVDの二周目視聴が終了しましたので、なんとなくこのところずっと続いてきたアニメ視聴習慣が途切れることになってしまいました。
ですが、それも何となくさみしくてどうしようかなぁと思っていましたところ、そういえばこれをまた一話から全部見直してみるのもいいんじゃねと思いましたのがこちら。

「ノイエ」ではない石黒版の「銀河英雄伝説」です。
これをまた一話から見るとなれば、結構日数がかかりそうですけど、見ごたえもありそうな感じ。(^_^;)
とりあえず今日は1話と2話を見たところですけど、引き立て役とはいえ、やっぱり同盟軍の艦隊司令官連中はどうかしているレベルですなぁ。(笑)
まあ、そうじゃないと話が進みませんが。(笑)
途中で飽きて止めちゃうかもしれませんけど、当面は「銀英伝」をまた見直してみましょうかねー。
しばらくぶりなので、いろいろと忘れていたことも思い出せそうな気がします。
それにしても、これ良くアニメを完結させた上に外伝まで出しましたよねー。
すごいですよねー。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/09(水) 18:03:59|
- アニメ
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今日はお仕事終えた後に自分の病院に直行しました。
二か月に一度の定期通院のためだったからです。
二か月ごとに病院に金を納めに行かなくてはならんとは、困ったものですなぁ。_(:3 」∠)_
今日もいつものように検査のため採尿と採血をしてもらい、医者の診察を受けたのですが、まあ、いつものことながら私は本当に腕の血管が出ない人でして、採血はだいたい手の甲からじゃないとできないんですよねー。
で、私自身はいつものことなので慣れているのですけど、逆に採血する看護師さんが毎回針を刺す瞬間に痛そうに顔をしかめたり、「痛いよねー、痛いよねー」とか言ってくるので、思わず笑ってしまいます。
幸い、今回も採血に慣れている看護師さんだったようで、ほとんど痛みもなく採血できたんですけど、たまーに不慣れな方に当たったりすると、血管を一発で刺せずに探られたりするので、確かにそういうときは痛かったりしますよね。
今回も検査の結果は悪くはなく、医者からも「お正月明けのわりには数値がいいね」と言ってもらえました。
が、やはりちょっとだけ太ってしまってたのはまずいなぁ。(笑)
次回はまた二か月後。
本当はこんな定期通院しなくてもいいようにしないとならんのでしょうけどねぇ。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/08(火) 18:13:41|
- 日常
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先日野球ファンをあっと言わせた巨人の内海投手の西武への人的保証としての移籍でしたが、今日また野球ファンをあっと言わせる人的保証の第二弾ともいうべきニュースが飛び込んできましたね。
巨人が広島の丸選手をFAで獲得したことに対する人的保証が、長野選手で決定したというニュースでした。
これにより、長野選手は広島へと移籍ということになります。
いやぁ、内海投手に続いての長野選手でしたかー。
巨人は今季やや物足りなかった成績の選手をプロテクトから外し、世代交代を無理やり進めてきたって感じなんですかねー。
内海投手も長野選手も生え抜きの巨人選手でしたが、プロテクトから外れているとは。
プロテクト28人の人選にはかなり苦労したんでしょうねぇ。
とはいえ、これもFAのルールですからねぇ。
誰かを取れば誰かが取られる。
悩ましいとはいえ、仕方がないというところでしょうか。
これで昨年のFAの件はすべて終了ですね。
来月はもうキャンプインです。
今年最後に笑うのはどのチームか。
個人的には日ハムと阪神であってほしいですねぇ。(*´ω`)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/07(月) 18:30:43|
- スポーツ
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今日は日本各地で部分日食が観測されたそうですね。
日本で部分日食が観測されたのは三年ぶりとのこと。
私は特に外で太陽を観測したわけじゃありませんが、宇宙や天体にはそれなりに興味がある身としては、こうした日食とかはやはり楽しくなりますね。
幸い今はニュース等でも日食の映像とか流してくれますので、まさに部屋に居ながらにしてきれいな映像で見ることができたりするわけで、本当に恵まれている時代だなぁという気がします。
先日は太陽系最外縁の天体の一つと呼ばれるものの映像も見ることができましたし、すごい時代ですよねー。
そして、世間一般的には今日でだいたいお正月が終わりでしょうか。
私は4日に仕事がありましたけど、5日6日とお休みでしたので、やっぱり明日から正月明けの仕事という感じです。
今年のお正月は、年明け2日に父が入院することになったり、私も風邪気味で体調がよくなかったりとあんまりいいお正月じゃなかったです。
まあ、正月に悪いことが集中して、あとはよくなるというならいいんですけどねー。
皆様はどんなお正月だったでしょうか?
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2019/01/06(日) 17:20:59|
- 日常
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昨日で「かわいいは正義」も終了し、今年の新年SSも終了かと思ったじゃろ?
もうちょっとだけ続くんじゃ。
ということで、年明け早々に短編一本書き上げましたので、投下します。
タイトルは「新たなる組織」です。
まあ、だれもが考えたようなシチュ短編です。
ドラゴンを倒した者はドラゴンとなるのです。
お楽しみいただけましたら幸いです。
それではどうぞ。
新たなる組織
「「「サンダー・キャノン・アターーーーーック!!」」」
三人の声が一つになり、構えたバズーカのようなキャノン砲が光の束を撃ち出していく。
今までに数多くの悪の怪人たちを葬り去ってきたサンダーチームの決め技だ。
赤青黄色の三つのパーツを組み合わせてできるサンダーキャノンは、彼ら三人のピンチをたびたび救い、そのたびに悪の組織ザゴーンの首領は苦い思いをしてきたのだ。
そして今、ついに追い詰められたザゴーンは首領自らが出撃したものの、サンダーチームの決死の反撃で逆に最後の時を迎えたのだ。
赤青黄色の三本の光の束が集束し、渦を巻いて襲い掛かる。
「お、おのれーーー! 話が違うではないかーーー!!」
全身を黒いフード付きの衣装で覆ったザゴーンの首領が叫び声をあげる。
次の瞬間、光の束が首領の躰を貫き、光の中へと飲み込んでいく。
「うおおおおおお!」
首領の断末魔の叫びが光の中から響き、やがて小さくなっていった。
「ハアハアハア・・・や、やったのか?」
赤いスーツとヘルメットを身に着けたサンダーレッドが、荒い息を整えながらそうつぶやく。
「ハアハアハア・・・あ、ああ・・・どうやらな・・・」
同じデザインの青いスーツとヘルメットのサンダーブルーも、どこか信じられないと言った雰囲気だ。
「終わったの? 私たち・・・勝ったの?」
パーソナルカラーは黄色だが、チームの紅一点のサンダーイエローも半信半疑で首領の消滅した後を見つめていた。
やがてゆっくりと決めポーズを解除し、サンダーキャノンを各々のパーツに分解してベースに転送する三人。
もうこのサンダーキャノンを使うこともないだろう。
世界は平和になったのだ。
長い戦いが今終わった。
『ご苦労様。こちらでも首領の消滅を確認したわ。完全に消滅よ。復活はありえないとコンピュータの計算でも出たわ』
三人のヘルメットに司令部からの通信が入る。
耳に心地の良い柔らかい声で指示を伝えてくるいつものオペレーターではなく、水海明日香(みずみ あすか)司令官本人が直接呼びかけてきたのだ。
その声はやや震えているようで、司令自身もザゴーンの首領が消滅したことをどこか信じられない気持ちなのかもしれない。
『とにかく三人ともベースに帰還してちょうだい。詳しい話はそこで聞くわ』
「了解です。よし、みんな、ベースに戻ろう」
「了解」
「はい」
三人の戦士たちはうなずき合い、スーツを解除してベースに戻るのだった。
******
「カンパーーイ!!」
「「「カンパーーイ」」」
カシンカシンとグラスの当たる音がする。
サンダーチームの司令部では、ささやかながら祝宴が行われていたのだ。
いくつものオードブルがいつもは作戦地図などが広げられているテーブルの上に広がり、おいしそうな香りが立ち上っている。
アルコール類も日本酒やワイン、ビールなどがたくさん置かれていた。
いずれも防衛軍本部からの差し入れらしく、今回の勝利があらためて地球に平和をもたらしたことを感じさせられる。
今日は、その防衛軍本部から代表として佐崎(ささき)防衛本部長もやってきて、サンダーチームをねぎらっていた。
あのあと、司令部では再度ザゴーンの状況を確認したものの、やはりその活動や痕跡を確認することはできなかった。
つまり、悪の組織ザゴーンは首領とともに完全に消滅したのであり、もはや地球に災厄をもたらすことはなくなったと判断されたのだ。
そのため、正式にサンダーチームの功績をねぎらい、お祝いをしようということになったのである。
「いやぁ、本当によくやってくれた。水海司令、それにサンダーチームの諸君」
日本酒を満たしたグラスを手に、サンダーチームをねぎらう佐崎本部長。
サンダーチームは防衛軍の一部局であり、本部長はその防衛軍を統括する立場なのだ。
いわばサンダーチームにとっては上部組織のトップということになる。
「こちらこそありがとうございました、本部長。これまでの数々の本部の支援無くして、今回の勝利はありえなかったと思います。本当に本部の後方支援に感謝いたします」
いつもの司令官の制服ではなく、今日はドレスに身を包んでいる水海司令。
そのすらっとした姿は凛として美しい。
「いやいや、我々としても支援してきた甲斐があったというものだよ。まさかザゴーンを滅ぼせるとは正直思っていなかったのだ」
「そうなのですか?」
少し意外という表情をする水海司令。
「いやいや、もちろん君たちがいる限り負けはしないとは思っていたよ。だから、いずれは奴らが諦めて手を引くものと思っていたのだ。滅ぼすというのではなくな」
ああ、なるほどと水海司令は納得する。
確かに予算や装備等の様々な制約がある中で、ザゴーンを滅ぼせるとは彼女にも予想外のことだったかもしれない。
「だが・・・これで、ここも閉鎖になる。寂しくなるな」
佐崎本部長の声のトーンが少し落ちる。
「ええ・・・確かに・・・」
ぐるりと司令室内部を見渡す水海司令。
苦しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、さまざまな思い出がこの司令部には詰まっていた。
だが、ザゴーンが滅びた今、それはすでに過去の思い出なのだ。
「ねえねえ、尊(たける)はこれからどうするの?」
サンダーイエローの由香里(ゆかり)が、サンダーレッドこと尊に声をかける。
「そうだなぁ。やっぱり俺はもう一度レーサーに挑戦かな」
オードブルの鶏もも肉を食べながら尊が答える。
彼はサンダーレッドに選抜される前は、若手レーサーとして活躍していたのだ。
「丈(じょう)はどうする?」
そのまま自分が聞かれたことをサンダーブルーこと丈に聞く。
「そうだなぁ・・・弁護士の資格でも取ろうかな」
ワインを傾けながら答える丈。
彼はその明晰な頭脳と豊富な知識で、何度となくチームの危機を救ってきたのだ。
「そういう由香里はどうなんだ?」
「私はねぇ。アクション女優さんとかいいかなぁって。ほら、サンダーチームで本当のアクションたくさんやったし」
目を輝かせる由香里。
確かに容姿端麗で運動神経も抜群な彼女ならアクション女優にはうってつけかもしれない。
三人はそれぞれ今後のことを考え始めていたのだった。
「司令? 水海司令はこれからどうするんですか?」
ワクワク顔の由香里。
「ええ? 私? そうねぇ・・・しばらくは夫や子供と家族水入らずで過ごしたいわね」
家族のことを思い笑顔を浮かべる水海司令。
彼女はいわば女性ながら単身赴任であり、夫と息子とは離れて暮らしてきたのである。
「あー、やっぱりそうですよねー。幸一(こういち)君も寂しかったでしょうしねー」
「そうねぇ。これからはやっと一緒に暮らせるわ・・・ね」
司令の手からグラスが落ちる。
「司令? あ・・・」
思わず駆け寄ろうとした由香里も、急に意識を失ったように床に倒れ込む。
「う・・・あ・・・こ、これ・・・は」
「ま、まさか・・・くす・・・り?」
尊も丈もその場に崩れるように倒れ込む。
「み・・・んな・・・これ・・・は・・・」
なんとか意志の力でテーブルに片手を付き立っていた水海司令だったが、彼女も急速に意識が遠くなっていく。
「ああ・・・」
ついに耐え切れずに床に倒れ込む水海司令。
その様子を、佐崎本部長は冷たい笑みを浮かべて見つめていた。
******
「う・・・う・・・ん」
ゆっくりと目を開ける水海司令。
その拍子に躰が動き、ジャラジャラと鎖が鳴る音がする。
「はっ? こ、ここは?」
周囲は薄暗く肌寒い。
それもそのはず、彼女は一糸まとわぬ裸で両手首を手錠のようなもので固定され、天井から鎖でつながれてしまっていたのだ。
「な? こ、これはいったい?」
自分の置かれた状況に愕然とする水海司令。
いったい何がどうなってしまったというのか?
「おや、目が覚めてしまったのかね? できれば寝たまま新たな人生を始めてもらおうと思ったのだが・・・」
聞きなれた声がする。
「佐崎本部長? これはいったい?」
じゃらっと鎖の音をさせ、声のする方をにらみつける水海司令。
そこには防衛軍本部長の制服に身を包んだ佐崎本部長がいた。
「ん? 君たちが困ったことをしてくれたのでねぇ。その責任を君たち自らに負ってもらおうというのだよ」
佐崎がそう言うと、水海司令の前の壁がスライドしていく。
「あっ、尊君、丈君、由香里ちゃん!」
スライドした壁の向こうには巨大なガラスのシリンダーのようなものが三本並んでおり、そのそれぞれに裸にされたサンダーチームの三人が入れられている。
いずれも気を失ったままのようであり、シリンダーのガラス壁に寄り掛かるようにして立たされていた。
「佐崎本部長! いったいこれはどういうことなんですか!」
両手を固定されているので動ける範囲は限られているが、水海司令は必死に本部長に詰め寄ろうとする。
「水海君・・・君には失望したよ。我々の飯の種を奪ってしまってどうするつもりかね?」
「は? どうする・・・とは?」
「わからんのかね? ザゴーンが消滅してしまえば、我々防衛軍に対する予算も減り、人員も縮小される。現にサンダーチームはお払い箱で、君だって職を失うではないか。いったい全体で何人の人間が不幸な目に遭うかわかっているのかね?」
佐崎本部長がふうとため息をつく。
おそらく彼自身ザゴーン崩壊を機に後任に席を譲るために勇退を迫られるだろう。
そんなことがあってはならないのだ。
「だいたい女性である君を司令官などにしたのは、たいして戦闘に詳しくないだろうからザゴーンと一進一退の適当な勝負をしてくれると思ったからだよ。本気でザゴーンを滅ぼすつもりなら、最初から君を司令官などにはしない」
「そ・・・んな・・・」
本部長の言葉に青ざめる水海司令。
「まあ、滅んでしまったものは仕方がない。ザゴーンもそろそろ退場してもよかったのだ。ほら、特撮番組でも新番組との入れ替え時期ということだよ」
にやりと笑う本部長。
その笑みがことのほか不気味に思える。
「組織を維持するためには敵がいればよい。新たな敵ということだな。敵さえいれば、わが防衛軍の必要性は増し、予算もいつも通りに降りるだろう。人員整理もせずに済むというものだ」
そして、彼自身もザゴーンとの戦闘を指揮した経験が重要視され、より重要な職に就けるに違いない。
「そこでだ。君たちには新たな敵となってもらおうと思うのだ。今度の敵は昆虫系で行こうと思うのだがどうかね? 昆虫系はグロテスクだし、人々の嫌悪感も大きいと思うのだがね。組織名も考えてあるぞ。私は親切だな。バグデモンというのだがどうかね?」
「あ・・・あなたは・・・あなたはそれでも平和を守る防衛軍の人間か!」
怒りに燃える目で本部長をにらみつける水海司令。
自分たちの仕えていた上司がこんな人間だったとは・・・
「平和ねぇ。平和など幻想だよ。戦いこそが人間を強くするのだ。なに、安心したまえ。君たちの後任はすでに選定作業に入っている。君たちが新たな破壊活動を始めるころには、こちらの態勢も整うだろう」
「ふざけるなぁっ!」
「新組織の女王となる君ともあろうものが、そんなに感情的ではいかんなぁ。ここが何かわかるかね?」
本部長の指し示す先には、三人が入れられているガラスのシリンダーのほか、様々な機械が壁面を埋め尽くしている。
まるで何かの研究室のようだ。
「ここは表向きは防衛軍の科学研究所だがね、実のところはザゴーンの怪人製造所でね。つまり、君たちが戦ってきた相手というのは、ここで生み出された怪人たちだったのだよ。一般人をさらってきてね」
「そ・・・んな・・・」
言葉が出ない。
すると今まで倒してきたザゴーンの怪人たちは・・・
「さて、まずはサンダーチームの三人に新たな敵役となってもらうとしよう。残念なことにカプセルが三つしかないのでね。君の順番はそのあとだ」
「や、やめて! 三人を開放して! 敵は私だけでもいいでしょ!」
「そうはいかん。敵はある程度組織化されているように見せねばな。なに、こいつらは今後も君の部下として役立ってくれるさ」
佐崎本部長が顎をしゃくってスイッチを入れるように促す。
それを見て、白衣の研究所員たちがいくつかのスイッチを入れていった。
「うわぁぁぁ!」
「きゃぁぁぁ!」
「ぐあぁぁぁ!」
急激に躰に走る電流に目を覚まし、苦痛の悲鳴を上げる三人。
ガラスのシリンダー内にモクモクと白い煙が湧き出して充満していく。
「な、なんだ? ぐわぁぁぁ!」
「ゲホッゲホッ! た、たすけ・・・」
「うごっ・・・うごわぁぁぁ」
煙に覆われて三人の姿が見えなくなっていく。
それに合わせるように、三人の声もだんだんと聞こえなくなっていく。
「や、やめて! やめてぇ!」
「ふふふふ・・・君の新たな部下たちの誕生だよ。喜んであげたまえ」
「いやっ! いやぁぁぁ!」
******
やがて、シリンダー内の煙が晴れ、ゴウンゴウンという音とともにシリンダー自体が上に持ち上げられていく。
「キシャー!」
「クキキキキー!」
「ギシュシュシュシュ!」
奇声を上げながら、ゆっくりと歩み出す三体の異形の怪物たち。
それは先ほどまで、彼女の良く見知っていた人物たちであったが、今や三人はこれまでとは似ても似つかない怪物になっていたのだった。
「キシャー! なんていい気分なんだ。俺様のこの力で人間たちをひねりつぶしてやるぜ」
サンダーレッドであった尊は、黒光りする外骨格に覆われ、額から巨大な角を振りかざすカブトムシの化け物になっていた。
「俺様はデスビートル。これからはバグデモンのために働くぜ。キシャー!」
両手のこぶしを握り締め、力強さを誇示するデスビートル。
「クキキキキー! アタシはキラーワスプよぉ。アタシのこの針で、人間どもをたくさん始末してやるわぁ。クキキキキー!」
サンダーイエロー由香里はスズメバチの女怪人となっていた。
両胸とお尻には鋭い針が突き出ており、先端からは猛毒が滴っている。
口元だけは以前の由香里のままであり、真っ赤な唇が妖艶さを漂わせていた。
「ギシュシュシュシュ! 俺様はヘルワーム。俺様のかわいいミミズたちは人間の脳を食い荒らし、俺様の思うままに動く虫人間となるのだ。ギシュシュシュシュ!」
サンダーブルー丈も巨大なミミズの化け物と化していた。
彼の躰はくねくねと軟体のように動き、節々にしがみついている小型ミミズは耳から人間の頭に入り込んで脳を食い、ヘルワームの意思によってコントロールされるのだ。
「キシャー! 俺たちはバグデモン三人衆」
「クキキキキー! これからは人間どもにたっぷりと恐怖を味わわせてやりますわぁ」
「ギシュシュシュシュ! さあ、司令も生まれ変わり、われらの女王となるのです」
三体の怪人たちはにやにやと笑いながら、水海司令のそばに来る。
「い、いやっ! 来ないで! いやぁっ!」
必死に身をよじって逃れようとする水海司令。
だが、抵抗もむなしく、彼女は三体の怪人たちに拘束した鎖を引きちぎられ、無理やりガラスのシリンダーに入れられてしまう。
「いやぁっ! 出してぇ! お願いよぉ!」
どんどんとシリンダーのガラス壁をたたくものの、全くびくともしない。
やがて、スイッチが入れられると、彼女の姿も白い煙の中へと消えていった。
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「ゴギギギギィ! なんてすばらしい躰なのかしらぁ。私はもう下等な人間などとは違いますわぁ。ゴギギギギィ!」
茶褐色の外骨格に覆われた躰を愛しそうに眺める水海司令。
彼女の躰はまるで巨大化したゴキブリのようであり、つややかな翅が背中に広がり、蛇腹状の腹部は多数の卵を産むためのタンクになっている。
額からは長い触覚が伸び、両目は複眼と化していたが、こちらもキラーワスプ同様に口元だけは人間のままで、それが妙に妖しい色気を出していた。
「ゴギギギギィ! 私はバグデモンの女王クィーンローチよぉ。これからこの世界は私たちバグデモンのものになるの。そのためにかわいいローチ兵をたっぷりと産んでやりますわぁ。ゴギギギギィ!」
そう言って口元に手の甲を当て高笑いをするクイーンローチ。
もはや彼女の心に正義を愛する心はない。
いかにして地球をわがものにするかしか考えられなくなっているのだ。
「キシャー! 偉大なる女王クイーンローチ様」
「クキキキキー! どうかアタシたち三人衆に」
「ギシュシュシュシュ! 何なりとご命令を」
三体の蟲怪人たちがひざまずく。
「ゴギギギギィ! お前たち、人間どもにわれらの恐ろしさをたっぷりと思い知らせてやるのです。いいですわね」
「「「ハハァッ!」」」
女王の命に三体がいっせいに頭を下げる。
その様子に、脇の方から拍手の音が響いた。
「いやぁ、さすがにバグデモンの女王。これからはしっかりと頼みますよ」
にやにやと笑っている佐崎本部長。
「ゴギギギギィ。お任せください。バグデモンの強さをとくとご覧くださいませ」
「ふふふふ・・・私に対して服従する機能はうまく働いているようだな。あとは新戦隊を発足させ、バグデモン対策に乗り出さねば」
下等な人間と言いつつ、人間である自分を襲おうとはしない四体の怪人に満足する本部長。
これで防衛軍も安泰で、彼自身も出世するだろう。
そしていずれは政界にでも・・・
「そうそう。君の夫と息子には、君は突然失踪したということにでもして伝えても構わんかね?」
新戦隊の準備のためにこの場を立ち去ろうとした本部長が、足を止めて振り向く。
「ゴギギギギィ! 夫? 息子? 私はバグデモンの女王クイーンローチですわぁ。人間の夫だの息子だのそのようなもの、私にはもう関係がありませんですわぁ。ゴギギギギィ!」
口元に笑みを浮かべているクイーンローチ。
きっと今後の人間たちに対する襲撃を考えて胸をときめかせているのだろう。
「そうだったな。まあ、適当にやっておくさ。それじゃ頑張りたまえ、女王よ」
「ゴギギギギィ! さあ、お前たち。新たな私たちの巣を作りに行くわよ。ついていらっしゃい」
「キシャー!」
「クキキキキー!」
「ギシュシュシュシュ!」
本部長が出ていくのを見届けた四体は、これまでザゴーンの怪人を送り出してきた出口を抜け、そこから外へと出ていくのだった。
今、新たな戦いが始まる。
END
いかがでしたでしょうか?
よろしければコメントなどいただけますと嬉しいです。
今年の新年SSはここまでです。
また次作に向けて頑張りますのでよろしくです。
それではまた。
- 2019/01/05(土) 21:00:00|
- 怪人化・機械化系SS
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新年SS「かわいいは正義」の三回目、今日が最終回となります。
これまでも書いてきましたが、「男の子同士」のセックスシーンがありますので、そういうのが苦手な方はそっと閉じていただけますようお願いします。
一応折り畳みますが、ツイッター等に連携する場合、折り畳みが意味をなさないことがありますので、ご注意ください。
最後までお楽しみいただければと思います。
それではどうぞ。
[かわいいは正義 (3)]の続きを読む
- 2019/01/04(金) 21:00:00|
- かわいいは正義
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新年SS「かわいいは正義」の第二回目です。
昨日も書きました通り、「男性同士」の絡みシーンがありますので、そういうのが苦手な方はそっと閉じていただけるようお願いいたします。
一応折り畳みもしますが、ツイッター連携等は折り畳みが意味がないことが多いので、ご注意ください。
それではどうぞ。
[かわいいは正義 (2)]の続きを読む
- 2019/01/03(木) 21:00:00|
- かわいいは正義
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ちょっと風邪をひいてしまったりなんだりでバタバタしてしまっている年明けなのですが、今日明日明後日でSSを一本投下しようと思います。
タイトルは「かわいいは正義」です。
正義と言いつつ悪堕ちものです。(笑)
あと、中盤以降で「男同士」のセックスシーンが登場しますので、そういうのが苦手な方はそっと閉じていただければと思います。
一応折り畳みは致しますけど、ツイッター等直接リンクの場合は折り畳みが役に立ちませんので、充分ご注意いただければと思います。
お楽しみいただければ幸いです。
それではどうぞ。
[かわいいは正義 (1)]の続きを読む
- 2019/01/02(水) 21:00:00|
- かわいいは正義
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2019年がスタートいたしました。
皆様、あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞこの「舞方雅人の趣味の世界」をよろしくお願いいたします。
今日は久しぶりに朝はゆっくりと起きました。
今の仕事に就いてからは朝は早いのが当たり前でしたからねぇ。

午前中は一杯やりながら「Squad Leader」のシナリオ1「親衛赤軍の反撃」のソロプレイ。
おせちセットをつまみにお酒を飲みながらのウォーゲームとはお正月ならではかもー。(笑)

ちなみにお酒はお正月用に用意した金箔入りの日本酒です。
なんだかキラキラできれいですね。(*´ω`)

今年最初のダイス目は1と6で7でした。
サイコロ二個の平均値ですね。
いいこと悪いこと両方あるけど結局は平均的な一年になるってことですかねー。

それぞれ一ターン目、二ターン目、三ターン目の終了時の様子です。
独軍が押されまくって、三ターン終了時にはどうしようもなくなってしまい、ソ連軍が勝ちました。
ソ連軍のMMG(中機関銃)が二回も故障し、二回も修理に成功するという面白いことも起きました。
(修理の成功にはサイコロ一個で1を出す必要があるので、ゲーム中に二回も修理に成功するのは珍しい)
午後からは初詣にお出かけ。

毎年恒例の新琴似神社です。
そこそこ人がいましたけど、流れがスムーズでさほど並ぶことなくお参りができました。
帰りにはおみくじを引いて初詣は終了。

今年のおみくじは「吉」でした。
いい年になるといいですねぇ。
今日はこんなところで。
それでは改めまして、本年もよろしくお願いいたします。
ではまたー。
- 2019/01/01(火) 17:56:29|
- 日常
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