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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

ヒツジ男のセーター作戦

今日は新年一発目の短編シチュのみSSを投下いたします。

タイトルは「ヒツジ男のセーター作戦」です。
ギャグ風味ですがお楽しみいただければと思います。

それではどうぞ。


ヒツジ男のセーター作戦

「う・・・」
俺はうっすらと目を開ける。
ここは・・・どこだ?
俺はいったいどうしたのだ?

俺は薄暗い中で室内を見回す。
ここがどこかはわからないが、どうも何か病室かなんかのような消毒液のにおいがする。
俺は病院にいるのか?
それにしては室内は薄暗く、チカチカと瞬いている機器類も病院のものというよりは何か実験室かなんかのような雰囲気だ。

俺は上にかけられていた布をめくって起き上がろうとした。
「?」
俺は何か違和感を感じる。
俺の躰って、こんな毛むくじゃらだったか?
俺の躰は白いもこもことでも言うような毛で覆われていたのだ。
その白い毛で覆われているのは股間から上の部分で、太ももから下は黒いウェットスーツとでも言うような感じで逆に一本も毛がない。
足先はなんかブーツでも履いているような感じだが、俺の足はこんな感じだったっけ?
何か違っているんじゃないか?
だが、何が違っているのかわからない。
もともとこういう躰だったといわれればそんな気もするし、違っているといわれればそうかもしれないと言う気もする。

とりあえず起き上がり、ベッドから立ち上がる。
寝ていたのはベッドと思っていたが、どうも円形の硬い台だったようで、クッションすら敷いておらずただ枕が置いてあるだけだ。
何で俺はこんなところに寝ていたんだ?
わからない。
とにかくわからないことだらけだ。

『目が覚めたようだな、ヒツジ男よ』
突然重々しい声が室内に響いてくる。
どうも天井のほうから聞こえたので、思わず俺は天井を見上げる。
すると、天井付近の壁に巨大な一つ目のレリーフがあり、その目の瞳が不気味に発光しているではないか。
「ヒツジ男?」
俺はそう呼びかけられたことに戸惑いを感じた。
俺はヒツジ男などという名前だったのか?
奇妙な名前だが、妙にしっくり来る感じもする。
うん・・・ヒツジ男と呼ばれるのは悪くない。

『そうだ。お前は我がサタンガーの改造人間ヒツジ男。今日からはサタンガーのために働くのだ』
一つ目からの声が響いてくる。
それは俺の中にまるで染み込んでくるような声だ。
聞いているだけで恐れを感じ、同時に偉大さも感じる声だ。
この声に従うことこそ正しいこと。
俺はすぐにそのことを理解した。
「ハハッ、かしこまりました。どうぞ何なりとご命令を」
俺はスッとひざまずく。
そうだ。
俺はヒツジ男。
偉大なるこの声の持ち主、サタンガーの首領様にお仕えする改造人間なのだ。
そのことが俺の脳に焼き付いてくる。
なんとすばらしいことだろう。

『ヒツジ男よ、お前は我がサタンガーの第一号怪人。サタンガーのこれからの発展はお前の力にかかっている』
「ハハッ」
なんと・・・
俺の働き次第でサタンガーが発展すると言うのか?
これほどやりがいがある任務はない。
『第一号怪人といえば、多くはクモが選ばれると言う。だが、今年は未年。新たな年に新たな怪人となればヒツジ男となるのは自明の理』
「仰せの通りでございます」
だから俺はヒツジ男なのだ。
新たな年にふさわしいではないか。

『ヒツジ男よ。早速お前には我がサタンガーの人員を確保する任務を与える』
「ハハッ」
『すでにお前自身でも感じているだろうが、お前には特別な能力を与えてある。その能力を使って人員を確保するのだ。よいな』
「ハハッ。お任せください、首領様」
俺は首領様に深々と頭を下げる。
首領様に命令したいただけるなど光栄のきわみ。
なんとしても任務を果たして喜んでいただかねば・・・
俺は早速任務を果たすためにアジトをあとにした。

                   ******

さて・・・
サタンガーの人員を増やすと言うことだが、首領様はそれ以上のことはおっしゃらなかった。
ということは、人選は俺に任されているということだろう。
ならば俺とてヒツジ男という名の通り男だ。
人員を増やすなら女性の方がいい。
目も喜ぶと言うものだ。
メェーー
俺は思わず声を上げる。
女性を仲間に引きずり込むとしよう。

夜の街に繰り出した俺は、闇の中から獲物を探す。
どうせなら美人がいい。
美人がサタンガーの仲間になるなら、任務もはかどると言うものだ。
さて・・・
どこかに美女はいないものか・・・

いた・・・
俺の目になかなかの美人が映る。
駅から出て自宅へ向かうところらしい。
タイトスカートから伸びる脚がすらりとしてとても綺麗だ。
俺はどうやら脚フェチの気があるらしいな。

俺はひそかに女の後をつける。
もちろんビルからビル、屋根から屋根へと移動するので、人間どもの目に触れることはほぼないだろう。
万一見られたとして、屋根の上をヒツジの怪人が駆けていたなどと他者に言おうものなら、おかしなやつだと思われるだけだ。
それに、見られたら始末すればいい。

女は20代後半ぐらいか・・・
住宅街の通りを歩いていく。
人通りもなくなり、おあつらえ向きだ。
俺は女のすぐ後ろに追いつくと、胸の部分から毛を引っ張った。
俺の毛は特殊繊維だ。
捩ればすぐに白い毛糸になる。
この毛糸こそ、俺の特殊能力なのだ。

俺は頭の後ろについている編み棒を取り外すと、猛烈な勢いで毛糸を編み始める。
毛糸はみるみるマフラーのようになり、俺はそれを投げつけた。
マフラー状の毛糸はすぐに女の頭に巻きつくと、声を上げられないように口をふさいでしまう。
これで助けを呼ばれることはなくなった。

俺は女のところへ行くと、女の服を無理やり脱がす。
「むーっ! むぐぅーー!!」
女は必死に叫び声をあげようとするが、マフラーが口をふさいでいるのでうめき声にしかならない。
俺は女を裸にすると、ドンと突き飛ばす。
思わず女は尻餅をついて地面に倒れこんだ。
綺麗な白い素肌が美しい。
俺は再び胸の毛を捩って毛糸にすると、編み棒で編み始める。
今度はセーターを編むのだ。
最近世間で流行ったあの胸開きセーターだ。
俺は目にも留まらぬスピードで編み棒を動かすと、見る見るうちに毛糸が彼女の躰に絡まってセーターになっていく。
「むぅ・・・む・・・ああ・・・」
女の声も次第に甘い声に変わっていく。
俺のセーターを着たものは俺の言いなりになるのだ。
これこそが俺の特殊能力だ。
俺は毛を使ってサタンガーの人員を確保するのが任務のヒツジ男なのだ。

女の上半身がじょじょにセーターに覆われていくと、下腹部にも変化が起こる。
裸だった躰に黒いレオタードのような服が形成されていくのだ。
つまり、黒のレオタードを着た女が、白い胸開き縦セーターを上から着ているというなんともエロティックな服装に変わっていくのだ。
なんとすばらしい。
俺はこの能力を与えてくれた首領様に感謝した。

やがて女はゆっくりと立ち上がる。
下半身はぴったりした黒いレオタードが覆い、上半身には今流行の胸開きハイネックの白い縦セーターを身に着けている。
開いた胸元からは形の良い胸が黒レオタードに覆われているのが覗いており、とても扇情的だ。
手には甲の部分に白いもこもこの毛が付いた手袋を嵌めており、脚にはすねあたりまでの長さのもこもこの白い毛のブーツを履いていた。
女は口元を覆っていたマフラー状のものをはずすと笑みを浮かべる。
その口元は濡れたように赤く、目の周りには黒いアイシャドウが引かれていた。
「ヤーッ! ヒツジ男様、何なりとご命令を」
先ほどまでの俺に対する恐怖は消え去り、俺に対する崇拝が浮かんでいる目。
右手を斜めに上げ、俺に対する忠誠を誓っている。
なんとすばらしいことだ。
これでこの女は俺のしもべ。
サタンガーの一員となったのだ。
「メェーーー! それでいい! お前は女戦闘員となったのだ。これからは俺に仕えサタンガーのために働くのだ」
「ヤーッ! かしこまりました。ヒツジ男様の命令に従います」
女戦闘員となった女が声高らかに宣言する。
なんともたまらないではないか。

                   ******

「ヤーッ! ヒツジ男様に忠誠を誓います」
「ヤーッ! 私はヒツジ男様の忠実なしもべです」
俺に手編みのセーターを着せられた女たちが次々と女戦闘員へと変わっていく。
黒レオタードの上に胸開き白セーターを着たエロティックな女たちだ。
目の周りには黒いアイシャドウが引かれ、唇は淫靡に真っ赤に塗られている。
手には甲の部分にもふもふの毛が付いた手袋を嵌め、足にも同じく毛の付いたもこもこのブーツを履いている。
全員が全く同じ衣装を着て、全員が一様に俺に忠誠を誓っているのだ。

「うふふふ・・・これであなた方も私と同じくヒツジ男様のしもべ。これからはヒツジ男様のために働くのよ」
俺の傍らで新たな仲間に声をかける女戦闘員。
一番最初に俺のしもべになったことで、先輩として指導にあたっているのだ。
どうやら本人は俺の秘書のようなつもりらしい。
まあ、結構有能なようなので、いろいろと雑務を任せている。

ともあれこれで女戦闘員も十人を超えた。
サタンガーの暗躍を始めるにはいい数だろう。
首領様からも新たな任務が課せられている。
サタンガーに歯向かう愚か者を始末するのだ。
ターゲットの中には女もおり、そのガードに付いていた女性SP二人を俺は先ほど女戦闘員に仕立て上げたのだ。
今まで自分を守ってくれた人間が自分を襲ってくる。
サタンガーに敵対する愚か者にはショックだろう。
俺は思わずほくそ笑む。

「お前たち、用意はいいな?」
「「「ヤーッ!」」」
右手を上げていっせいに応える女戦闘員たち。
「行け! メェーーーー!」
俺の命令で女戦闘員たちはターゲット目指して駆けて行く。
俺はその姿に深く満足するのだった。

END
  1. 2015/01/02(金) 20:09:13|
  2. 改造・機械化系SS
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舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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