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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

登場がやや遅すぎたかも

「グランドパワー」誌の今月号を手に入れてきました。

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こちらが表紙。
今号は米軍のM26重戦車シリーズの(1)です。

第二次大戦にM3、M4中戦車を相次いで投入した米軍ですが、1942年になるとドイツ軍は重戦車ティーガーを投入してきました。
ティーガーはM3、M4ではほとんど歯が立たない戦車であり、米軍としては対抗できる新型戦車の開発に努力することになるわけですが、もちろんそれ以前にも新型戦車の開発は行なわれていたわけで、それらが基礎となってM26へと発展していくわけです。

今号ではその試作からM26として完成するまでの経緯、さらにはその派生型、そして機関系を換装した発展型のM46に至るまでが第一特集として記事になってます。

第二特集では昨年12月号の続きM24戦車のマニュアルが掲載され、第三特集ではソ連軍T-26軽戦車の派生型の七回目が載ってます。
T-26軽戦車は、平時でありながら一万両以上も作られたので、派生型も多岐に渡るのは当然といえば当然なのですが、それにしてもこれほどの派生型があるとは驚きで、当時のソ連軍の機械化志向が伺えますね。

今月号もじっくり読ませてもらおうと思います。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/31(土) 21:01:07|
  2. 本&マンガなど
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一年ぶりぐらい?

あたたたた・・・お尻が痛いー。 (T_T)

いやぁ、久しぶりに雪道でてっ転んでしまいました。
荷物を持った状態でしたのでお尻からどっしんと尻餅をつく形に・・・

今日は中途半端に日が射していたので、圧雪状態の表面の雪がほんの少し溶けているという一番滑りやすい状態でしたので、気をつけて歩いてはいたのですが・・・
思い切り足を取られてつるっとすべってどっしんですよ。
イタタタタ・・・

幸い手を着いて手首をひねったとかも、持っていた荷物を散らばしたとか潰したとかもなく、お尻だけを痛めた感じでホッとしたんですが、家に帰ってきてしばらくするとお尻が痛い痛い。(T_T)
お尻痛いと結構動きづらいものですねぇ。

とりあえず打撲だと思うのでしばらく様子見。
皆様も雪道には充分ご注意を。

それではまた。
  1. 2015/01/30(金) 20:16:11|
  2. 日常
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わずか数秒の出来事

昨晩はセンパー様とVASSALでアバロンヒルの「ガンスリンガー(真昼の決闘)」を対戦いたしました。

シナリオは「決闘7:酒場の争い」の簡略版でした。
私が人物Mの保安官「ベン・トムソン」を、センパー様が人物Oの酒場のオーナー「マーク・ウィルソン」と人物Kの酒場のオヤジさんの二人を担当しました。

その日はクリスマスだった・・・
だからなのか、酒場から酔った男たちがオーナーにからんでいるから来てくれと通報があったとき、俺はいつもの揉め事にしか思わなかった。

酒場に行くと何人かの男たちがオーナーをからかっていたようで、オーナーのウィルソンは怒りに震えもう我慢がならんようだった。
そこで俺は男たちに早々に家に帰るように言ったが、ウィルソンは逆にそれが気に入らないようだった。
男たちを豚箱にぶち込み、少しは痛い目に遭わせてほしいと言うのだろう。
気持ちはわからんではないが、何もそこまですることもあるまいと俺は思い、男たちを店から追い出した。
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しかし、ウィルソンは逆上していた。
彼はショットガンと拳銃を取り、何であいつらを豚箱に入れないのだと文句を言ってきた。
そして八つ当たり気味に俺に対して銃を向けてきたのだ。

こうなればもう殺るか殺られるかだ。
下手に落ち着かせようとしてもかえって火に油を注ぐだけ。
俺はやむなく拳銃を抜くと、一歩後ろへ下がって身構える。

ウィルソンに加勢するべく酒場のオヤジもカウンターを乗り越えてその陰に陣取り、こちらに銃を向けてきた。
狭い店の中ではショットガンはかえってよくないと思ったのか、ウィルソンも拳銃を構えてこちらを狙ってくる。

俺は床に伏せるとすばやく拳銃でウィルソンを撃った。
殺すつもりというよりは、どこかに当たって怪我をし、おとなしくなってくれればよかったのだ。
だが、俺の初弾ははずれ、二発目も当たらなかった。

逆にウィルソンは怒りに我を忘れつつも拳銃を撃つ時にはよく狙うと言うことを理解していた。
彼はじっくりと俺に狙いをつける。
そしてその拳銃が火を吹いた。

結果はあっけなかった。
俺は床に伏せてはいたが、ウィルソンの銃弾は俺の頭を撃ちぬいた。
俺はあっさりと死に、酒場の揉め事にはけりが付いた・・・
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と、わずか3ターンで私のキャラは撃ち殺されちゃいました。orz
おそらく、実際の時間に直せばわずか数秒の出来事だったでしょうか。

でも、このゲームは面白いですね。
カードでの行動の駆け引きが面白いです。

センパー様、次回もよろしくお願いします。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/29(木) 20:45:44|
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西部劇

今日はこれからセンパー様と「ガンスリンガー(真昼の決闘)」の通信対戦です。

ガンスリンガー

ガンスリンガーは、いわゆるアメリカ西部劇をシミュレーションゲームにしたもので、一人一ユニットで数人対数人の対決を表したものです。
一人一人には一ターン5ポイントの行動時間が与えられ、カードによって行動を行ないます。
カードには移動や照準をつける、銃を撃つなどがあり、それぞれポイントを消費するので、5ポイントをどう組み合わせて使うかを決めなくてはなりません。

じっくり照準を付ければ、もちろん命中しやすくなりますが、もちろん時間がかかってしまうので、相手に先に撃たれてしまう可能性が高くなります。
一方狙わずに撃てば命中はおぼつきませんが、相手より先んじて撃つことができるでしょう。
状況によってどうするかはプレイヤーの腕の見せ所でしょうか。

武器も銃は拳銃やライフル、ナイフやはてはビール瓶なんかもあるらしいです。

当時はほしいと思わなかったので、手に入れませんでしたが、今となりますと手に入れておけばよかったなぁと言う気もします。
今回センパー様がお持ちとのことで対戦がかないました。
センパー様、ありがとうございます。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/28(水) 21:10:44|
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15勝15本

プロ野球ももうすぐキャンプインとなり、いよいよ球春が近づいてきたなぁと感じます。
今年はどの球団がペナントレースを制するのか、楽しみですね。

そんな中、昨年で日本ハムを引退した稲葉さんが、三年目を迎えた大谷翔平選手に今年の目標として投手で15勝、打者ではホームラン15本という数字を出したそうですね。
確かに達成できればとてつもない偉業になりそうです。

何せ、15勝といえば最多勝も狙える数字です。
実際昨年の最多勝はパの金子投手は16勝でしたが、セでは山井投手メッセンジャー投手の13勝ですから、15勝なら充分最多勝利の可能性ありでしょう。

ホームランの15本は数字的には少なく見えちゃいますけど、投手として登板する以上全試合にでることはまず不可能なわけで、打席に立つことも限られてしまうわけですから、その中で15本となるとかなり難しい数字であるのは間違いないでしょう。

ある記事では、同じぐらいの打席数で15本を打っているのはヤクルトのバレンティン選手等本塁打王クラスの方々ばかりのようで、そうなりますと、最多勝と本塁打王を取れるだけの力が無いとならないということになってしまいます。

とはいえ、大谷選手ならもしかしたらやれちゃうかも・・・と思わせられてしまうほど大谷選手はすごいと感じるのも事実なわけでして、本当に二刀流をやらせたかったという栗山監督の思いもわかる気がします。

大谷選手としてはどう思っているかわかりませんけど、この15勝15本という数字、達成してほしいものですよねぇ。
一ファンとして、期待してしまいますです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/27(火) 21:27:46|
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ルールを読んでみてるけど・・・

このところSquad Leaderばかりソロプレイしているので、せっかく持っているのだからとコマンドマガジン66号付録の「ATS :Basic Game2 Streets of Stalingrad」のルールを読み返しているのですが・・・

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前回も途中で挫折しているのを思い出してしまいました。 orz

このゲームはアドバンストブルクシステムのベーシックゲームということで、いわばASLのスターターキットみたいなものなんでしょうけど、どうにもルールが飲み込めないと言うかややこしく感じると言うか・・・
それと、ASLと略語が同じにもかかわらず、処理は全く別物というのもあったりして、混同してしまうのもあるのかもしれません。
たとえば、ROF(Rate of Fire:複数回射撃)なんですが、ASLの場合は色つきサイコロの目がその数値以下なら何度でも射撃できるのに対し、ATSではその数値分の回数の射撃ができるとか、同じROFでも処理が違うんですよね。
もちろんゲームが違うのですから処理が違うのも当然なんですが、戦術級ゲームとして似ているものだけに混乱してしまうところもありまして。

うーん・・・相手がいるなら読み込んでプレイしようと言う気になるかもしれませんが、今のところは手を出さないほうがいいかも・・・ってこれ以前もそう思ったような気が・・・(笑)

まあ、なんとなく一度はやってみようかなーって思うんですけどね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/26(月) 21:16:37|
  2. ウォーゲーム
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カリウス氏逝く・・・

宮崎駿氏のマンガ、「泥まみれの虎」の主人公としても知られました、第二次大戦のドイツ軍の元戦車兵でいらっしゃいましたオットー・カリウス氏が24日お亡くなりになられましたそうです。


上記しましたようにオットー・カリウス氏は、ドイツ軍の元戦車兵でいらっしゃり、あのティーガーの車長も務められた方でした。
彼の物語は本になり、宮崎駿氏によってマンガにもなりました。

戦後はティーガー薬局という薬店を営まれ、静かに暮らしていらっしゃったようですが、昨日、92歳というお歳でお亡くなりになられたとのこと。

私がティーガーのエースとしてのカリウス氏のお名前を知ったのは、宮崎氏のマンガによるものでした。
危険でもハッチから外を覗き、戦闘の前には必ず歩兵と打ち合わせる。
そういうカリウス氏の慎重さと大胆さは、マンガの中でも描かれておりました。

92歳というご高齢ではいらっしゃいましたが、もう少し長生きしていただきたかったものです。
ご冥福をお祈りいたします。
  1. 2015/01/25(日) 21:15:24|
  2. ニュース
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更新作業

私は最近はほとんどの場合ウォーゲームは通信対戦で行なっております。

VASSALという通信対戦用のソフトがありますので、それを導入してそれぞれのウォーゲームのモジュール(があれば)を起動すると、地図やユニットが表示されるようになるので、相手も同じようにすることで通信対戦が行えるわけです。

このVASSALも、ときどき更新が行なわれるわけですが、それに伴ってモジュールのほうも更新が行なわれたりするわけで、私がよく楽しむASL(Advanced Squad Leader)のモジュールであるVASLも年明け早々に更新が行なわれたようでした。

そこで私も早速バージョン6.2に更新。
ついでにマップもv6に更新更新。
VASLは他のモジュールと違ってマップを別に取り込んでおかないとならないので、少々手間が必要です。

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バージョン6.2はまたいろいろと機能が増えたみたいですね。
面白いなと思ったのは、それぞれのダイスの回数や平均値が出ることでしょうか。
今度対戦したときに試してみたいと思いました。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/24(土) 21:27:04|
  2. ウォーゲーム
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期限が過ぎてしまいました

ちょっと今回のことはブログ記事にするのをためらわれたのですが、やはり結構感心の高い事件ですので、ちょっと書きたいと思います。

中東に勢力を広げている不気味なテロ集団「イスラム国(ISIS)」が、日本人二人の人質の殺害予告動画を公開してから期限である72時間が過ぎてしまいました。
今現在(1月23日20時)、日本政府にISISからの接触は無いといわれ、二人の人質の安否は依然不明のままのようです。

このことで、今日午前中に、人質の一人後藤健二さんの母である石堂順子さんが記者会見を開かれておりましたが、ご子息が人質に取られているからなのか終始よくわからない会見になってしまっていたように感じました。
とはいえ、人質となっているご子息を解放してほしいのは確かでしょうし、一番卑劣なのはやはりISISで間違いないでしょう。

日本政府としてはとりえる手段に限りがある中で全力を尽くしていると思うのですが、何とかお二人が無事に解放されることを願って止みません。
お二人の無事を心よりお祈りいたします。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/23(金) 20:24:22|
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5年契約ですかー

先日FA宣言後メジャー挑戦をあきらめて阪神残留を宣言なさいました阪神の鳥谷選手が、契約更改を行ったと言うニュースが入ってきました。

それによりますと、なんと5年間で総額20億円の契約になったそうで、生涯阪神と言っていい契約になったんだそうです。
すごいですね。

5年契約とはまた思い切ったものではないでしょうか。
現在33歳の鳥谷選手ですから、場合によっては5年後に新たな挑戦も考えられないわけじゃないですが、ほぼ阪神で終えようということなんでしょうね。

ファンとしてはうれしいことですが、いつまでも鳥谷選手に任せきりというわけにもいきませんので、北條選手ほか若い選手にも鳥谷選手を脅かす存在になってほしいものです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/22(木) 21:00:47|
  2. スポーツ
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第一部が終わってしまった・・・

以前うちのブログでもご紹介いたしました洋介犬先生のマンガ、「軍師x彼女」の第一部が終わってしまいました。

うちでの紹介記事はこちら→「これもまた三国志」

突然主人公に主君になってくれと言ってきた変わった女の子「郭河奉子(かくかわ ほうこ)」ちゃんと、いきなり主君にされてしまった「徳武操司(とくたけ そうじ)」君の三国志風ドタバタ学園コメディですが、主君として学園を治めるための第一歩、生徒会長選挙の終了をもって第一部が終わりました。

生徒会長選挙ではライバルの「袁城紹(えんじょう しょう)」と智謀を尽くした(?)選挙戦を戦うわけですが、もちろん奉子ちゃんの策がビシバシと的中し・・・とはならず、苦戦の連続。
それでも最後には勝ってしまうのはネタバレではなくお約束でしょうか。

今回は第一部完とのことですので、近い将来の第二部の開幕に期待です。
とりあえずは洋介犬先生、お疲れ様でした。
とても楽しませていただきましたです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/21(水) 21:06:47|
  2. ネット関連
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久しぶりのS1シナリオ

先週末、菊蔵様とVASLでASL-SK#1のシナリオS1「Retaking Vierville」を対戦いたしました。

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菊蔵様とはASLではなくSquad Leaderは何度か対戦させていただいておりましたが、このたびASLもやりたいということでSK(スターターキット)で対戦という運びになったものです。

シナリオS1は私自身はもう何度となく対戦しておりますが、菊蔵様は初めてのASLと言うこともあり、久しぶりに対戦させていただきました。

陣営は特に希望はないとのことでしたのでダイスで決め、米軍を私が、独軍を菊蔵様が担当しました。
初めての菊蔵様が独軍と言うこともあり、独軍側にバランスを適用して548分隊を通常より1個多く増援として来るようにいたしました。

勝敗そのものは米軍の勝利となりましたが、それなりに回数をこなしている私と初めての対戦である菊蔵様とでは経験値に圧倒的な差があるので予想通りといえば予想通りかと。
序盤で独軍一個スタックが潰走不能になったことが大きかったでしょうか。

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それでも菊蔵様には楽しんでいただけたようで、次回はS19シナリオあたりをやろうかということに。
菊蔵様、次回もよろしくお願いいたします。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/20(火) 21:23:58|
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まだお若いのに・・・ ・゚・(つД`)・゚・

元プロ野球選手の大豊泰昭さんがお亡くなりになったとのニュースが入ってきてしまいました。
急性骨髄性白血病だったそうで、まだ51歳という若さでありながら、帰らぬ方となってしまわれました。

大豊選手は89年に中日に入団し、長距離打者として活躍なされました。
94年には38本塁打と107打点で本塁打王と打点王に輝いた方で、中核として働かれておりましたが、広いナゴヤドームに本拠地が移ったことによる機動力野球への移行から、98年に阪神タイガースにトレードで移籍いたしました。

このことから阪神ファンである私も大豊選手を応援することになったわけですが、当時の阪神は暗黒時代の真っ最中であり、大豊選手はがんばってはくれましたがそれほど輝けた時期ではありませんでした。
しかし、26試合連続安打や代打ホームランシーズン6本など勝負強い打者としてファンに印象付けていたと思います。

残念ながら大豊選手がいた98年、99年、2000年は三年連続最下位と阪神では最下位ばかりを味わうことになってしまった大豊選手ですが、暗黒時代の阪神を支えてくださった選手の一人だったと思います。

ご病気ということで51歳という若さでお亡くなりになられたと言うのが残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
  1. 2015/01/19(月) 20:35:50|
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岡田氏に決定

昨日の夜から札幌含む北海道は大荒れの天気で雪も多く、午前中は除雪で死ぬ思いをしておりました。
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク

センター試験も一部会場では開始時間を繰り下げることになるなどたいへんだったようですね。

そんな中、政治の世界では民主党の代表選挙が行なわれ、細野氏、岡田氏、長妻氏の三人が立候補しておりましたが、最終的には決選投票で細野氏を破った岡田氏が民主党の代表に決まったようです。

先の総選挙では民主党も共産党以外の他の野党同様敗北したと言うイメージがありますが、実際のところは議席数をわずかながらも伸ばしており、本来なら代表選挙をする必要もなかったのかもしれませんけど、何せ海江田代表ご本人が落選してしまうと言う状況だったため、代表交代はやむを得なかったことなのでしょう。

それにしても民主党は本当にイメージを悪くしてしまいましたよねぇ。
自民党政治もいろいろといわれますが、それじゃ民主党政権に戻すかとなると多くの方が否定的になってしまう。
鳩山氏や菅氏の責任は大きいといわざるを得ない気がします。

今回の代表選挙で岡田氏が代表となりましたが、今後民主党が立て直せるのかどうか、お手並み拝見と言うことになりそうですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/18(日) 21:13:23|
  2. ニュース
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バルゼー提督、シナプス艦長・・・

今日は未曾有の被害を出しましたあの「阪神淡路大震災」の発生から20年という月日が流れた日で、テレビやネットでも「阪神淡路大震災」関連のニュースが流れておりましたが、私にとりましてはそれ以上に大きな衝撃のニュースが昨晩飛び込んで来てしまいました。

俳優であり声優でいらっしゃいます大塚周夫氏が、1月15日に虚血性心不全でお亡くなりになられてしまいました。
享年85歳。
またお一人、惜しい方が去られてしまいました。

大塚周夫氏は、洋画の吹き替えではチャールズ・ブロンソン氏をよく吹き替えていらっしゃり、その軽妙でいながら重厚な渋いお声はとても好きでした。
アニメでも宇宙戦艦ヤマトでバルゼー提督や、機動戦士ガンダム0083でエイパー・シナプス艦長、名探偵ホームズでのモリアーティ教授などを演じられ、アニメのルパン三世の石川五右衛門も初代は大塚さんでありましたことから、昨晩テレビでカリオストロの城を放送中に訃報が流れたのもルパンの縁があったのかなと思わせられました。

大塚周夫氏はご子息大塚明夫氏も声優としてご活躍され、いくつかの作品では親子共演も行なっておられましたが、こうした共演ももう聞くことはできなくなってしまいました。

大塚氏の声は本当に大好きでした。
残念でなりません。
ご冥福をお祈りいたします。
  1. 2015/01/17(土) 20:32:30|
  2. ニュース
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ここは譲れません・・・

学研の歴史群像誌の最新号を手に入れてきましたー。

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こちらが表紙。

今号の第一特集は「「加賀」出撃す」
2011年の110号では第一特集が「空母「赤城」」でしたので、それと対になる記事といえるかもしれません。

加賀は本来なら軍縮条約によって廃艦になる運命だったところ、関東大震災によって空母改装ができなくなった巡洋戦艦天城(赤城の同型艦)の代わりに空母改装が行なわれることになったと言う変った経歴の空母ですが、今号の記事ではそのあたりのことを含め空母改装後の三段空母時代、そしてその後の大改装後のこともあわせて空母加賀の一代記といえるような記事になっているようです。

第二特集は「大阪の陣へのカウントダウン」
今年の大河ドラマは幕末長州の「花燃ゆ」ですが、来年の大河ドラマが真田幸村(信繁)が主人公ということからの先取り記事でしょうか。
関ヶ原から大阪の陣までの14年間を記事にしているようです。

第三特集は「リヒトホーフェン」
エースパイロットとしてのリヒトホーフェンではなく、部隊指揮官としての側面から見た彼の記事のようです。

他にも「マーケット・ガーデン作戦」におけるアルンヘムでの戦いや、長州藩の奇兵隊の記事など今号も面白そうな記事がいっぱいですね。
じっくりと読ませてもらおうと思います。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/16(金) 20:24:20|
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独軍防御ラインを突破

昨晩はセンパー様と久しぶりにVASSALでエポック/CMJ「東部戦線」を対戦しました。

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対戦したシナリオはシナリオ5の「ポレウォエ」
独ソ両軍が盤内に侵入し、お互いに相手側の盤端から突破すれば突破した側の勝利です。
ソ連軍を私が、独軍をセンパー様が担当しました。

ソ連軍は射程距離や命中率に難があるものの、防御力の高いKV-1のスタックと、脚が早く突破向きなT-34スタック、それに支援で自走砲スタックがあります。
自走砲スタックは数も防御力も弱いのである意味けん制部隊にしかならないと思い、基本はKVとT-34で独軍を圧倒しようと考えました。

対する独軍は四号長砲身のスタックと三号長砲身&三突長砲身の混成スタックの二つです。
怖いのは四号スタックですが、三号スタックも侮りがたい火力です。
しかし、防御力が弱いのでKVスタックで押していけばなんとかなるかもという思いがありました。

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射程距離の関係で一方的なストップ射撃を受けT-34二ユニットが飛んだものの、独軍にも三号一ユニットに損害を与えます。
また、独軍は射撃で弾切れを起こしたものがあり、三号スタックは戦力が半減。
一方KVスタックと四号スタックはある意味にらみ合いです。

今回の対戦ではソ連軍に弾切れも指揮官負傷も起こらなかったのが大きな決め手となりました。
ソ連軍は指揮官が負傷すると政治委員が指揮を取り突撃しかしなくなるので、スタップ射撃で次々と戦力を失うことが多いのです。
片や独軍は射撃でもいい目が出ておりましたが、弾切れが激しく、またソ連軍の指揮官負傷がでないことで戦力の薄さが問題になってしまいました。

結局独軍はソ連軍のT-34スタックを止められずにゲーム終了。
ソ連軍の勝利となりました。

久々の対戦でしたがやはり面白いゲームです。
ただ、戦術級の宿命としてダイス目による影響力が大きいので、そのあたりは好き嫌いが分かれるかもしれません。

センパー様、また次回もよろしくお願いいたします。

それではまた。
  1. 2015/01/15(木) 21:00:27|
  2. ウォーゲーム
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549号

タミヤニュースの549号が到着しました。

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表紙はこちら。
今号はイタリア空軍のF-104Sの所属した第28航空群と第3航空団のマークだそうです。
F-104Sは昨年発売されましたので、それに描き込むのもいいかもしれませんね。

今号では英国スカーバラという地で行われた模型による海戦風景の紹介が。
模型と言っても中に人間が一人乗り組むもので、大きさもカヤック並みに大きいもの。
中の人が砲塔を回したり操艦したり着弾の火花を飛ばしたりと大変らしいですが、すべて市の公園課の職員だそう。
英国海軍の軍艦が敵艦を攻撃するものらしいですが、昨今は明確な敵国ではなく国籍不明の敵艦ということになっているみたいです。

「第二次大戦イタリア軍装備解説」はTM40型砲牽引車。
ドイツやアメリカのようなハーフトラックや、ソ連の完全装軌車の砲牽引車ではなく、イギリスと同じく車輪型車輌での砲牽引車です。
それでも路外走行性能はそれなりに考慮されたようで、大直径車輪を使用することで走行性能を上げているみたいですね。
一部はトラックとしても使われ、独軍も使用したようです。

巻中の情景写真はベトナム戦争における米軍のM551シェリダン戦車と歩兵の情景。
ジャングルの中を行動するシェリダンの姿が勇ましい。

第43回目になる「人形改造コンテスト」の入賞作も2ページと裏表紙のカラーで紹介されておりました。
今回も力作ぞろいで見ていて楽しいですね。

今回も楽しい誌面でした。
それではまた。
  1. 2015/01/14(水) 20:39:31|
  2. タミヤニュース
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今年も応援してます

年が明け、プロ野球は2月がキャンプインとなるわけで現在は自主トレ期間中なわけですが、そんな中日本ハムの二軍の拠点鎌ヶ谷では、大谷投手や斎藤佑樹投手が自主トレに励んでいるようです。

大谷投手は今年成人式だったようで、先日は成人式に出席した姿を報じられておりましたが、今日は渡辺諒選手を相手に打撃投手を務め120球以上も投げたとか。
昨年一昨年を上回る成績を期待してしまうので、今年も大谷投手から目が離せませんね。

一方の斎藤佑樹投手も今年はかなり心に期するところがあるようですね。
栗山監督は現時点では中継ぎ起用を考えているようですが、斎藤投手自身は言われたところでやるとは言いながらも、先発としてがんばりたいと思っているようです。

正直入団以後ここまではまだまだ期待には程遠い成績なのですが、肩を痛めたことから復活してきたことで、ある意味ここからスタートというつもりでがんばってほしいです。
ずっと応援しているので、今年はぜひとも活躍してほしいですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/13(火) 21:01:03|
  2. スポーツ
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スパイの歩き方

今日もまたマンガの紹介です。

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速水螺旋人先生の「スパイの歩き方」です。

速水螺旋人先生といえば、「大砲とスタンプ」「靴ずれ戦線」など戦争を題材にしたマンガを描かれておられ、もちろんそちらも大好きで大ファンなのですが、このマンガはスパイが主人公。
美形キャラのペルツォフカ(仮名)が活躍するドタバタスパイマンガらしいです。

スパイといえば007が有名ですが、まあ実際にあんな有名になってはスパイなど務まらないわけで、もちろん人知れず活動を行うのがスパイなんでしょうけど、そのあたりペルツォフカはどうなのでしょうか。
掲載誌時点でも全く読んだことなかったマンガなので、読むのが楽しみですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/12(月) 20:56:43|
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今年の大河は「花燃ゆ」

すでに1月4日から放送されております今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」
昨年の戦国時代とは離れ、再び幕末になりました。

主人公は吉田松陰の妹杉文。
ほとんど知られていない人物ですけど、今後どんな風に描かれるのか気になります。
一昨年の「八重の桜」とはある意味対になるドラマになりそうですね。

気になるといえば、今作のナレーターは声優として著名な池田秀一氏。
あの「シャア・アズナブル」がナレーションをするということで、ガンダムファンも多少は引き込めるということかも。
池田さん自身が「歴史は宇宙世紀だけではない」とHPで書かれているぐらいですからねぇ。(笑)

第一回目では状況説明の必要性も高く、池田さんのナレーションが随所に入っておりましたが、今日の二回目ではさすがに回数が減っていたのでちょっと残念。
とはいえ、池田さんの声を聞くためにも今後も見てしまいそう。

幕末は何度見てもよくわかってないところがあるので、今回もいろいろとツイッター等で教わりながらの視聴になりそうです。
今後も楽しみです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/11(日) 21:01:17|
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イタタタタ・・・orz

痛たたたた・・・
またしても腰をやってしまいましたー。orz
痛いよー。

今日は午前中に二度も除雪をして、午後からは買い物に出かけるなどしていたんですが、そのときにはなんともなく過ごせたんですけどねぇ。
ふと立ち上がろうとした瞬間にグキッとやってしまいました。
痛たたたた・・・

とりあえず動けないとか立ち上がれないとかそれほどひどい状況ではないので、湿布をはって様子見です。
皆様もふとしたことでの腰を痛めることには充分ご注意くださいませー。

今日は短いですがこれにて。
それではまた。
  1. 2015/01/10(土) 20:15:21|
  2. 日常
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残留確定!

昨年海外FAの宣言をしてメジャーリーグ挑戦を考えていらっしゃった阪神タイガースの鳥谷選手ですが、阪神残留が決まったと言うニュースが入って来ました。

いやぁ、ファンとしてはうれしいと言うか、残念というか複雑な気持ちですねぇ。
もちろん残留してくれると言うことは、今季の阪神にとって大きなことでありありがたいことであるんですが、鳥谷選手レベルではメジャーは必要としていないっていうことを見せ付けられてしまったような気もしてしまいますです。

まあ、鳥谷選手の求めるものとメジャーとの差が大きかったと言うことなんでしょうね。
阪神は鳥谷選手には4年から5年という複数年契約を申し出ると言う話もありますので、ほぼこれで生涯阪神ということになりそうな感じです。

これで今季以降も阪神のショートは当面鳥谷選手と言うことになるのでしょうが、そうなると北條選手の出番が数年遅れそうな気配もありますね。
北條選手には鳥谷選手を追い越すような気持ちで高いレベルの競争をしてほしいところです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/09(金) 20:57:11|
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36巻目

先日の「私設花野女子怪館」と一緒に購入してきたのがこちら。

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秋月りすセンセの「OL進化論」の36巻です。

いまだ続いている長寿漫画。
もう20年以上続いているんですよね、確か。
ずーっと読んでますけど、なんと言うかホッとする漫画ですよね。

こういうほのぼの日常系漫画はいつまでも続けていてほしいものです。
秋月センセ、お体に気をつけてこれからもがんばってくださいませー。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/08(木) 20:48:41|
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吹雪でL字 orz

今日の札幌は午後から猛吹雪になりました。
雪の量そのものはそれほど多くはないようなのですが、とにかく風がすごくて高速道路やJRも閉鎖や運休が続出です。

当然ニュースや天気予報でも大荒れの天気について報道がなされるわけですが、それだけでは足りずに暴風雪情報としてTV画面をL字に区切って流してくれるのです。

ただ、残念なことにいつも楽しく拝見しているアニメ「ガンダムビルドファイターズトライ」もL字に区切られての放送となってしまい、小さな画面での放送に。orz
これで二回目だよママン・・・

いや、まあ、暴風雪の情報を流すことが大事だというのはわかるんですけどね。
冬のアニメはいつ何時このL字放送になるかわからないのがこまりもの。
数週間前にもL字放送になっちゃったので今回で二回目。
ちょっと残念です。

とはいえ、猛吹雪による被害が出ないことが一番大事なので、どうか今回の吹雪も被害が出ませんよう祈りたいところです。

今日はちょっと愚痴でした。
それではまたー。
  1. 2015/01/07(水) 20:36:09|
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ももせたまみセンセの新作

結構前にでていたんですけど、ももせたまみセンセの新作マンガを購入いたしました。

1106452167.jpg
「私設花野女子怪館」です。

ももせたまみセンセとは「ももいろシスターズ」からずっと追いかけているわけなんですが、なんともいえないやわらかい絵柄が好きなんですよねー。
前作の「せんせいのお時間」が終わってしまったので、次は何をやるのかなーと思っていたんですが、今度はお化けというか妖怪女性たちのお話できましたかー。

「私設花野女子怪館」は、女子高生花野みずきのおばあちゃんが大家? なアパートなのですが、このおばあちゃんはじめ住人は妖怪やら半妖怪の女性たちばかり。
さらにはクラスメートもろくろ首や天邪鬼など妖怪の血を引く女子高生。
そんな中で一人人間のみずきですが、全く動じずに仲良くやっているというお話。

もちろんももせたまみセンセなので、そこはかとないエロさも。(笑)

まだ読み始めたところですが、今作も面白そうで長く続くかなーと楽しみです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2015/01/06(火) 21:06:37|
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カッとなって(Squad Leaderのソロプレイを)やった・・・反省はしていない

今年のウォーゲーム初めは「Squad Leader」+「Cresendo of Doom(電撃ドイツ戦車隊)」のソロプレイでした。
第三盤の半分という狭い戦場ですが、防御側400点、攻撃側600点ぐらいで部隊編成を行ないました。

1501031.jpg
1939年、ヒトラー総統はポーランドに対し戦争を仕掛け、第二次大戦が始まりました。
独軍は各地でポーランド軍を蹴散らしますが、この小さな村にも独軍が接近します。
村にはポーランド軍の一部隊が立てこもっており、徹底抗戦の構えでした。

という設定でポーランド軍対独軍です。
勝利条件は村の占領にしました。

1501032.jpg
村に向かう独軍。
一号戦車も支援でやってきます。

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村に立てこもるポーランド軍。
重機関銃と対戦車銃を装備したエリート分隊と言うことで士気値が8と高く、なかなか手ごわそう。

1501034.jpg
左右から丘を迂回するように村に接近する独軍。
一号戦車も支援に付きます。

1501035.jpg
機関銃しか装備していない一号戦車ですが、ポーランド軍には機関銃と対戦車銃ぐらいしか対抗する手段がないので、結構脅威です。

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ポーランド軍の射撃で独軍は一部に損害を出しますが、じわじわと村を取り囲んで行きます。
ポーランド軍としてはなかなかつらいところ。

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村の外側はほぼ制圧され、頼みの重機関銃も故障してしまいます。

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ポーランド軍は一縷の望みで対戦車銃で一号戦車を攻撃。
これがなんと命中後にピンゾロで一号戦車を撃破するという殊勲。
一号戦車の乗員は脱出できずに運命をともにいたしました。

1501039.jpg
とはいえ、ポーランド軍の健闘もここまで。
ほとんどの分隊は失われ、村は独軍の占領下に置かれることに・・・
ポーランドはこれより1944年にソ連によって「解放」されるまで独軍の占領下となるのでした。

なかなか面白いソロプレイでした。
ポーランド軍は表面は士気値8とか7とかなのですが、混乱して裏返ると表面より士気値が2も下がってしまうので、なかなか回復できず、その間に二度目の士気チェックを食らって失われると言うことが多かったです。
中小国のつらさですな。
対戦車銃に関しては、距離の修正を入れても3以下じゃないと一号戦車を撃破できなかったのですが、ピンゾロという目で見事に撃破でした。
出る時は出るんですよねぇ。

その後昨日は菊蔵様とVSQLでの対戦も行うことができました。
そちらのほうはまた後日にでも。

それではまた。
  1. 2015/01/05(月) 20:58:52|
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ヘルザーグのしもべ (後)

昨日に引き続きまして、新年SS第二弾「ヘルザーグのしもべ」の後編を投下いたします。

お楽しみいただけましたら幸いです。


                   ******

「ただいまぁ」
夜遅くになってようやく自宅に帰ってくる澤倉麻弥(さわくら まや)。
通常のパトロール業務や出動待機などをやっていると、どうしても家に帰るのは遅くなる。
家族には自分がスパークファイターの一員であるなどとは口が裂けても言えないので、仕事で遅くなったと言うしかない。
もちろんダミー会社の社員という身分もあるので、ばれる恐れはないだろう。

「お帰りなさい。遅かったのね。うふふふ・・・」
「お帰りなさい、お姉ちゃん。ふふ・・・」
台所からいつものように顔を出す母茉莉乃と、珍しく自室ではなくリビングに居てテレビを見ている妹の美弥が出迎えてくれる。
「ただいまぁ。ああ、つっかれたぁ・・・」
麻弥はとりあえずはかばんを置き、タイトスカートのスーツ姿のままでソファにどっかりと腰を下ろす。
今日は戦闘もあったことで疲労が蓄積しているのだ。
スパークスーツによる消耗は半端じゃない。
「あらあら、食事の前にお風呂に入ってきたら? 上がってくるまでにはご飯の用意しておくから」
ソファでグッタリとしている麻弥に茉莉乃がそう勧める。
にこやかな笑みを浮かべているものの、その笑みはどこか冷たい。
「そうするか・・・ふう」
麻弥は立ち上がって自室に向かう。
着替えてお風呂に向かうのだろう。
その後ろ姿を見送り、茉莉乃と美弥は顔を見合わせてニヤリと笑った。

「はあ、きもちよかった」
バスタオルで髪を拭きながらお風呂から戻ってくる麻弥。
すでに食卓には食事の用意がされており、あとはもう食べるだけになっている。
「わあ、美味しそう。いただきます」
お腹が空いていた麻弥は髪を乾かすのもそこそこに食事を始める。
いつもの美味しい食事に麻弥は舌つづみを打ちながら食べていくが、やがて躰に異常を感じ始めた。
「え? あ・・・う・・・」
躰が急にしびれ、手にした箸も落としてしまう。
「な・・・に・・・これ・・・」
何が起こったのかわからない。
食事に何か混ぜられていたと言うのか?
「うふふふふ・・・」
「うふふふふ・・・麻痺毒が効いてきたようね」
冷ややかな笑い声に顔を上げる麻弥。
すると、彼女を見下ろすように冷たく見つめている母と妹の姿があった。
「お・・・かあ・・・み・・・や・・・」
「うふふふふ・・・その食事にはこの麻痺毒が入っていたのよ」
「うふふふ・・・ヘルザーグに歯向かうおろかなスパークピンク。毒入りの食事は美味しかった?」
「な?」
二人の様子が変であることと、自分がスパークピンクだと知られていることに驚愕する麻弥。
しびれる躰を鼓舞して何とか立ち上がろうとするが、椅子から腰を浮かせたとたんに倒れこんでしまう。
「無駄よ。この麻痺毒で動ける人間はいないわ」
「心配はいらないわ。お前をアクラーツ様の元へお連れするだけ。おとなしくするのね」
「あ・・・う・・・おかあ・・・さ・・・」
「うふふふふ・・・私はもうお前の母親などではないわ」
必死で母に向かって手を伸ばす麻弥に、茉莉乃はそう言い放ち、ゆっくりと着ているものを脱ぎ始める。
そのとなりでは美弥も同じように服を脱ぎ、二人で裸になっていく。
裸になった二人には胸に青い宝石のようなものが埋まっており、やがて二人が背筋を伸ばして右手を斜めに上げると、その宝石のようなものから青いもやが現れる。
何がなんだかわからない麻弥の目の前で、二人の躰にはもやがまとわりつき、全身タイツ状へと変化する。
頭から足まですっぽりと青い全身タイツに覆われた二人は、いつも麻弥が戦ってきたヘルザーグの戦闘員そのものだった。

「あ・・・あ・・・」
「「ヒィーッ!」」
驚愕に目を見開いた麻弥の前で、二人は戦闘員の奇声を上げる。
「ヒィーッ! これが今の私たちの本当の姿。私は偉大なるヘルザーグの女戦闘員!」
「ヒィーッ! 私もヘルザーグの女戦闘員。偉大なるヘルザーグに栄光あれ!」
「そ・・・んな・・・」
すでにしびれは全身に回り、もはや声を出すのも難しい麻弥。
それ以上に母と妹がヘルザーグの女戦闘員となってしまったことが衝撃だった。
「ふふふふ・・・どうやら完全に動けなくなったようね」
「ふふふふ・・・さあ、ヘルザーグのアジトに案内するわ」
二人の女戦闘員は、動けなくなった麻弥を両脇から抱えると、そのまま闇の中へと消えていく。
あとには無人となった部屋にテレビの音だけが響いていた。

                   ******

「う・・・」
じょじょに意識が戻ってくる。
どうやら気を失っていたらしい。
躰のしびれは取れたようだが、両手両足が固定されているらしく動かせない。
たぶん捕らえられてしまったのだろう。
それに衣服も脱がされてしまったようだ。
これではいざ脱出というときに裸で逃げなくてはならないかもしれない。
麻弥はすっきりしてきた頭でそのあたりのことをすばやく考えた。

「目が覚めたようだな」
靴音が響き、甲冑を身にまとった男がやってくる。
その背後には青い全身タイツ姿の女戦闘員が二人したがっていた。
「あなたは、アクラーツ将軍!」
目の前にやってきたのが邪悪結社ヘルザーグのアクラーツだとわかり、麻弥は思わず身構えようとする。
だが、両手両足を固定されている今は磔状になっていて動けない。
「ククククク・・・我がヘルザーグのアジトにようこそ、スパークファイターのスパークピンク」
「くっ、私のことをどうして・・・」
「ククククク・・・我々の情報力を見くびってもらっては困るな」
「くっ・・・」
歯噛みする麻弥。
その目が背後の女戦闘員に向けられる。
「まさかその二人は・・・」
「ククククク・・・その通り。この二人はかつてのお前の母と妹だ」
「卑怯者! 二人は何の関係もないはずよ! 二人を元に戻しなさい!」
ありったけの憎悪を込め、アクラーツをにらみつける麻弥。
「ククククク・・・ああ言っているがお前たち、元の人間に戻りたいか?」
「ヒィーッ! いやです。私はもうヘルザーグの女戦闘員。人間などに戻りたくなどありません!」
「ヒィーッ! 私もいやです。私はヘルザーグの女戦闘員であることに喜びを感じています!」
アクラーツの言葉に二人は右手を上げてそう答える。
もはや女戦闘員と化した二人にとって、人間に戻るなどとは考えたくもないことなのだ。
「クククク・・・聞いたとおりだ。もっとも、二人が望んだとしても、戦闘員となった者を人間に戻すことなど我々にもできんことだがな。クッククク」
いやらしく笑うアクラーツに麻弥ははらわたが煮えくり返りそうな怒りを感じる。
「ゆるせない! あなたは絶対にゆるせないわ!」
「クククク・・・まあそういうな。すぐにお前も二人と同じようになる」
「えっ?」
いったいどういうこと?

「ククククク・・・スパークピンクのお前なら、普通の戦闘員よりも優秀な戦闘員になるだろう。お前は今日からヘルザーグの女幹部戦闘員となるのだ」
「私を女幹部戦闘員にですって?」
麻弥は驚いた。
アクラーツは自分をも戦闘員にしようと言うのか?
「ふざけないで! だれがお前たちの戦闘員になどなるものか!」
「ククククク・・・この二人もそう言ったぞ。妹のほうはお前とともに戦いたいとまで言った。だが、今の二人はヘルザーグの忠実なるしもべ。そうだな?」
「ヒィーッ! その通りです、アクラーツ様」
「私たちはヘルザーグの忠実なるしもべです。ヒィーッ!」
「お母さん・・・美弥・・・」
奇声を発しヘルザーグに忠誠を誓う女戦闘員たちに、麻弥は思わず目をそらす。
「心配するな。すぐにお前も心からヘルザーグに忠誠を誓うようになる。この戦闘員の核を埋め込めばな」
アクラーツが戦闘員の核を取り出す。
それは二人に埋め込まれた青いものとは別で、紫色に輝いていた。
「お前にはこの特別の核を埋め込んでやる。喜ぶがいい」
「いやぁっ! やめてぇっ! いやぁぁぁぁっ!」
必死にもがく麻弥の胸に戦闘員の核を押し当てるアクラーツ。
ずぶりと言う感触とともに核は麻弥の胸の谷間に埋め込まれる。
「ああ・・・あああっ!」
たちまち核からは紫色のもやが湧き起こり、麻弥の躰を包み込み始める。
そして麻弥の躰に張り付くと、ナイロンの布のように変化し、その躰を覆っていった。

躰中に広がっていく紫のもや。
それと同時に麻弥の頭の中に何かが流れ込んでくる。
それは麻弥の心を冷たく冷やしていくかのようだ。
ま・・・負けてたまるものか・・・
必死で抵抗する麻弥。
ヘルザーグは・・・ヘルザーグは邪悪な存在・・・
ヘルザーグは地球を征服し、人類を支配しようとする連中・・・
ヘルザーグは私の敵・・・
麻弥は必死にそう思いこみ、何とか女戦闘員にされるのを防ごうとするが、じょじょにその考えがいびつに歪んでいきはじめていることに気が付かない。
ヘルザーグは・・・ヘルザーグは偉大な存在・・・
ヘルザーグは地球を征服し、人類を支配するすばらしい組織・・・
ヘルザーグは私のすべて・・・
私はヘルザーグのしもべ・・・
私は・・・
私は・・・

しばらくして手足の拘束がはずされ、床に崩れ落ちる麻弥。
その全身は紫色の全身タイツにすっぽりと覆われ、目のところだけが覗いている。
その目の周りには黒い隈取がなされ、胸のところには紫色の戦闘員の核が輝いていた。
足はハイヒールのブーツ状に変化し、腰には大きなバックルの付いたベルトが巻かれている。
色が紫色であることを除けば、アクラーツの背後に立っている二人の女戦闘員と同じ姿に麻弥は変ってしまったのだった。
やがて麻弥はゆっくりと目を開ける。
その目は冷たさをたたえ、温かみを感じさせない目だ。
そして麻弥はゆっくりと立ち上がると、アクラーツの前に進んでいく。
「ククククク・・・さあ、お前が何者なのか言ってみるがいい」
アクラーツの言葉にこくりとうなずき、スッと右手を斜めに上げる麻弥。
「ヒィーッ! 私は偉大なるヘルザーグの女幹部戦闘員。ヘルザーグに永遠の忠誠を誓います。ヒィーッ!」
奇声を上げて誇らしげに胸を張る麻弥。
いや、すでに彼女は身も心もヘルザーグの女幹部戦闘員へと生まれ変わっていた。
「ククククク・・・そうだ、それでいい。今日からお前はヘルザーグのしもべ。我が命に従うのだ」
「ヒィーッ! もちろんです、アクラーツ様。どうぞ何なりとご命令を」
「うむ。これからお前は他のスパークファイターを始末するのだ。残りの男どもなどどうでもいいからな」
「ヒィーッ! お任せくださいませ。以前の澤倉麻弥の姿で近づけば彼らも油断するでしょう。その隙に必ず」
以前の仲間を始末しろという命令に目を輝かせる女幹部戦闘員。
アクラーツの命令に従うことこそ今の彼女の喜びなのだ。
「クククク・・・その二人をお前に与えよう。手足として使うがいい」
「ヒィーッ! ありがとうございます。お前たち、今日からは私の命令に従いなさい。いいわね」
「「ヒィーッ! かしこまりました。何なりとご命令を」」
二人の女戦闘員が右手を上げて忠誠を誓う。
「それでいいわ。着いてきなさい」
「「ヒィーッ!」」
女幹部戦闘員は二人を従えると、任務を果たすために部屋を出る。
おそらく彼女たちならうまくやるだろう。
「ククククク・・・これでまた三人一緒に過ごせるのだ。ヘルザーグに感謝するのだな」
三人を見送ったアクラーツは、そういって笑うのだった。

END


いかがでしたでしょうか?
よろしければ感想コメントなどいただけますとうれしいです。

それでは本年もよろしくお願いいたします。

  1. 2015/01/04(日) 21:03:49|
  2. 女幹部・戦闘員化系SS
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ヘルザーグのしもべ (前)

新年SS第二弾として、今日明日で昨日に引き続きヒロイン女戦闘員化モノSSを一本投下いたします。

タイトルは「ヘルザーグのしもべ」です。
シチュのみの短編ですが、お楽しみいただければと思います。

それではどうぞ。


ヘルザーグのしもべ

「やーっ!」
「ヒィーッ!」
「とうっ!」
「ヒィーッ!」
気合の入った掛け声と奇声が入り混じる。
それと同時に赤や黄色やピンクのヘルメットスーツに身を包んだ男女が、青い躰をした男たちをなぎ倒していた。

「ヘルザーグの戦闘員どもめ、親玉はどこだ!」
襲い掛かってくる青い躰の連中をいなし、返り討ちにしていく赤いヘルメットスーツの男。
「レッド、油断しないで! 戦闘員と言っても侮ってはダメよ」
ピンクのヘルメットスーツの女性が彼に注意を促す。
彼女の言うとおり、この青い躰の男たちはヘルザーグという組織の戦闘員たちであり、普通の成人男性の五倍の力を持っているのだ。
強化服であるスパークスーツを着ているとはいえ、油断をしては思わぬ怪我もしかねない。
「ピンクの言うとおりですたい。侮っては油断につながりますたい」
黄色のヘルメットスーツのやや太った男がヘルザーグの戦闘員を投げ飛ばす。
「ヒィーッ!」
投げ飛ばされた戦闘員は地面にたたきつけられ、奇声を上げて動かなくなる。
「なぁに、戦闘員どもにやられる俺じゃないぜ。それよりもこいつらを指揮しているアクラーツ将軍が近くにいるはずだ。どこなんだ」
戦闘員たちを倒しながらも周囲に気を配る三人。
彼らこそ、邪悪結社ヘルザーグに対抗するために結成された人類の希望、スパークファイターなのだった。

「おのれスパークファイターども! 今日こそは決着をつけてくれる!」
ヘルザーグの戦闘員たちの間から悠然と進み出てくる一人の偉丈夫。
鈍く光る銀色の甲冑に身を包んだその姿はまるで西洋の騎士のようだ。
「やはりいたかアクラーツ将軍! こっちこそ勝負を決めてやる!」
戦闘員たちの大半を倒し、三人がそろってファイティングポーズを決めている。
「行くぞスパークファイター!」
「来い!」
腰の剣を抜いて襲い掛かってくるアクラーツ将軍。
それに対し、三人のスパークファイターたちも向かって行った。

                   ******

「おのれ! 今日も決着はつかずか」
どかどかと足音も荒く自室に戻ってくるアクラーツ。
今度もあの三人に引導を渡すことはかなわず、ただ戦闘員たちを消耗したに過ぎない。
戦闘員など核さえあればいくらでも作り出せるので惜しいものではないのだが、かといってやられてばかりではたまらない。
何とかやつらを葬り去らねば気がすまぬ。
そう思い椅子に腰を下ろす。
何かいい策はないものか・・・
何か・・・
思い悩むアクラーツの目があるものに止まる。
それはヘルザーグの手足となって働く戦闘員を生み出す核だった。
「戦闘員の核・・・か・・・」
アクラーツがテーブルの上に置かれていた青い戦闘員の核を手に取る。
この核を人間に埋め込めば、その人間は全身を青い全身タイツのようなものに覆われたヘルザーグの戦闘員へと変化するのだ。
「ふむ・・・面白いことを考え付いたぞ」
アクラーツは手にした戦闘員の核をグッと握り締めた。

                   ******

「美弥ー、美弥ー、テーブルに食器並べてちょうだい」
台所から母親の声がする。
「ハーイ。今いきまーす」
制服姿のまま自室でスマホゲームを楽しんでいた少女が、やれやれといった表情で立ち上がる。
気がつくともう夕食の時間だ。
どうやら今日も姉は遅いらしい。
「お姉ちゃん、今日も遅いのかな?」
「そうみたいね。最近お仕事が忙しいらしいけど、あんまり遅くなるのが続くようだと心配ね」
台所から出来立ての料理をテーブルに持ってくる母親。
美味しそうな香りが室内に広がり、思わずお腹が鳴りそうになる。
「あら、まだ制服なの? 早く着替えてらっしゃい」
テーブルに食器を並べていた娘がまだ制服姿なのを見て、思わず苦笑する母。
どうせ、学校から帰ったら着替える暇も惜しんでゲームをやっていたのだろう。
全く困ったものだと苦笑するしかない。
とはいえ、学校の成績はそれなりにいいらしいので、次女にありがちな要領のよさがあるのかもしれない。
「ハーイ」
食器を並べ終わった美弥は、制服を着替えようと部屋を出て行こうとした。

「ヒィーッ!」
「ヒィーッ!」
突然室内にどかどかと青い男たちが現れる。
いずれも頭のてっぺんから足のつま先までブーツ以外は青い全身タイツのようなものに身を包んでおり、胸には青い宝石のようなものが嵌まっている。
顔はマスクで覆われており、目だけがむき出しになっていてその周りを黒く隈取がされていた。
腰にはベルトが巻かれており、そのバックルには奇妙な虫が描かれている。
彼らこそ邪悪結社ヘルザーグの戦闘員たちだった。

「きゃあっ!」
「ヘ、ヘルザーグ?」
いきなり現れた全身青づくめの連中に、母と娘は恐怖する。
ヘルザーグのことは時折テレビでも報道されており、不気味なカルト集団として多少は知られていたのだ。
「そうだ。我々はヘルザーグ。貴様らが澤倉茉莉乃(さわくら まりの)と澤倉美弥(さわくら みや)か?」
全身を青で固めた戦闘員たちに続き、鈍く輝く銀色の西洋甲冑に身を包んだ偉丈夫が入ってくる。
「わ、私たちの名をどうして・・・」
戦闘員たちに突き飛ばされそうになった娘を抱きしめながら、母は彼らが自分たちの名を知っていることに驚く。
「ふむ。間違いなさそうだな。連れて行け」
「「ヒィーッ!」」
アクラーツ将軍の命に右手を斜めに上げて応じる戦闘員たち。
「な、何をするの? は、離して!」
「いやっ! いやぁっ!」
母と娘は戦闘員たちに取り囲まれ、腕をつかまれて引っ立てられる。
アクラーツと戦闘員たちは二人を無理やり連れて行くと、来た時と同じようにいずこかへと消えていった。

                   ******

「う・・・あ・・・」
ゆっくりと意識が戻ってくる。
腕をつかまれて無理やり闇の中へと連れ込まれたあとは記憶がない。
いったい何がどうなったと言うのだろう?
茉莉乃はゆっくりと目を開ける。
「こ、ここは?」
薄闇の中、じょじょに目が慣れてくる。
それと同時に、自分がなぜか裸になっていることに気がついた。
「えっ? えええっ?」
あわてて両手で胸と股間を隠そうとしたが、両手両足が固定されていて動かない。
どうやら十字架のようなものに磔にされているらしい。
少したるんできた胸も、あまり手入れをしていない陰毛もさらけ出したままで隠すことができないと言う事実に、茉莉乃は強烈な恥ずかしさを感じていたが、この状況ではどうしようもなかった。

「う・・・」
小さなうめき声に茉莉乃が気付く。
声のしたほうを見ると、茉莉乃から少し離れたところに美弥が同じように裸で磔状にされているのが見える。
「美弥!」
思わず呼びかけると、美弥はゆっくり顔を上げて彼女のほうを向いた。
「お・・・お母さん? えっ? きゃあっ!」
いきなり目をそらす美弥。
まさか母親が裸であるとは思いもしなかったのだ。
「お、お母さん、な、何で、裸?」
「わ、わからない。わからないわ」
「え・・・あ・・・わ、私も裸?」
目をそらしていた美弥は、自分も裸であることに驚く。
いったい何がどうなっているのか?
美弥は必死にもがいて何とか磔から逃れようとするが、手足の枷は全くはずれてはくれない。
それは茉莉乃も同じだった。

「目が覚めたようだな、二人とも」
ガシャリと音がして、甲冑を着た偉丈夫が現れる。
「あ、あなたは・・・」
茉莉乃も美弥もそれが先ほどいきなり家にやってきたヘルザーグの将軍であることを思い出す。
「我が名はアクラーツ。邪悪結社ヘルザーグの指揮官である」
「アクラーツ・・・」
「ヘルザーグがなぜ私たちを?」
慇懃に自己紹介するアクラーツに、美弥が疑問をぶつける。
「ククククク・・・お前たちがスパークファイターの一人、スパークピンクの身内だと言うことはわかっているのだ」
不気味に笑うアクラーツ。
もちろんフルフェイスのヘルメットの下の表情はわからない。

「私たちがスパークピンクの身内?」
「スパークピンクってそんなことあるはずがないでしょ」
茉莉乃も美弥も首を振る。
スパークファイターのことはテレビで報道されていることぐらいしか知らない。
ネットでは正義のヒーローヒロインとしてもてはやされているが、その正体は今もって不明で、いろいろな憶測が流れているものの、彼女たちに関係ある人物などとは思えない。
「ククククク・・・あまり我々の情報力を舐めてもらっては困るな。これを見ろ。これでもしらを切るつもりか?」
アクラーツが指し示すと、空中に映像が映し出されていく。
そこには戦闘が終わってホッとしたスパークファイターたちが、周囲を確認しながらヘルメットスーツを解除するシーンだった。
そしてそのスパークファイター三人の中に、茉莉乃も美弥も見知った顔がいることに気がついた。
「麻弥(まや)・・・」
「お姉ちゃん・・・」
思わず口にする二人。
「ククククク・・・やはりスパークピンクはお前たちの身内であったようだな」
「あ・・・」
「う・・・」
アクラーツの言葉に自分たちがそのことを認めてしまったことに気がつく母娘。
それにしてもまさか麻弥がスパークピンクだったなんて想像もしていなかった。
最近仕事が忙しいといっていたのは、こうしてヘルザーグと戦っていたからだというのか?

「私たちをどうするつもりなのですか?」
茉莉乃がアクラーツをにらみつける。
母として娘を守るつもりなのだろう。
人質にするなどと言えば、下手をすると自害などされかねない。
もちろんアクラーツにも彼女たちを人質にするつもりはなかった。
「お前たちにはスパークピンクを捕らえる手助けをしてもらおう」
「私たちがそのようなことに協力するとでも思っているのですか?」
「お姉ちゃんがスパークピンクとわかった今、私はお姉ちゃんとともに戦う。あなたたちの言うことなど聞くものか!」
「ククククク・・・勇ましい女たちだ。だが、お前たちの意思などすぐに変わる。この核を埋め込めばな」
笑い声を上げながら、右手で戦闘員の核を取り出すアクラーツ。
それは青い宝石のようなもので、薄暗い室内でまがまがしく輝いていた。
「そ、それはいったい・・・」
不気味な青い宝石に思わず背筋がぞくりとする茉莉乃。
「ククククク・・・これは戦闘員の核と言ってな。これを人間に埋め込めば我がヘルザーグの戦闘員として生まれ変わるのだ。お前たちなら女戦闘員というところだな」
「そ、そんな・・・」
「や、じょ、冗談はやめて!」
「冗談ではない」
アクラーツは茉莉乃に近づくと、その胸の谷間に核を押し付ける。
すると核はずぶりと茉莉乃の胸にめり込むと、青いもやを発し始めた。
「い、いやぁっ!!」
「お、お母さん!!」
悲鳴を上げ苦しむ茉莉乃に美弥が呼びかける。
「ああ・・・あああ・・・」
青いもやが茉莉乃の躰をじょじょに覆っていく。
「お母さん! お母さん!」
美弥が必死に呼びかけるが、茉莉乃は苦しみうめくのみだった。

やがて、もやは茉莉乃の躰にまとわりつき始める。
そして彼女の躰の表面でナイロンの布のように変化し、彼女の躰を覆っていく。
「あああ・・・ああ・・・」
全身に広がっていく青い布。
それは彼女の全身をまるで青い全身タイツのように包んでいくのだ。
「お母さん・・・」
美弥もその様子に息を飲む。
母のまだ女性として美しい躰が、そのラインを保ったままで青い布に覆われていく。
胸も、胴も、太ももも、両腕も、肌色だった部分が青く覆いつくされていく。
首から上もじょじょに布に覆われていき、目の部分だけを除いてすべてが包み込まれていく。
やがて目の周りには黒い隈取が形作られ、足には黒いブーツが出来上がる。
そして腰には大きなバックルのついたベルトが形作られ、奇妙な虫のマークが浮き上がる。

茉莉乃の躰が青い全身タイツに覆い尽くされると、両手両足の枷がはずれ、茉莉乃は床に倒れこむ。
「お母さん!」
茉莉乃はもはやうめき声も上げず、無言で躰をぴくぴくと震わせていたが、じょじょにその震えも治まっていく。
やがてゆっくりと起き上がる茉莉乃。
その目は冷たく輝き、先ほどまでの母の温かみは全く無くなっている。
立ち上がった茉莉乃は足をそろえて背筋を伸ばすと、右手をスッと斜めに上げた。
「ヒィーッ!」
そして奇声を上げる茉莉乃。
その奇声は先ほど家に押し入ってきたヘルザーグの戦闘員たちの発した声と同じであり、その姿もまた彼ら戦闘員と同じ姿になっていたのだった。

「ククククク・・・変化が終わったようだな。さあ、お前が何者か言ってみるがいい」
ほくそ笑むかのような笑い声を上げるアクラーツ。
「ヒィーッ! 私は偉大なるヘルザーグに仕えます女戦闘員。どうぞ何なりとご命令を。ヒィーッ!」
茉莉乃はためらうことなくそう口にする。
「ククククク・・・それでいい。これからはヘルザーグのためにその身をささげるのだ」
「ヒィーッ! もちろんです。私は身も心も偉大なるヘルザーグの忠実なるしもべ。ヘルザーグに永遠の忠誠を誓います。ヒィーッ!」
右手を上げたままアクラーツとヘルザーグに忠誠を誓う茉莉乃。
「お母さん・・・そんな・・・」
愕然とする美弥が思わずつぶやく。
その声に振り向き、ゆっくりと美弥の元に近づく茉莉乃。
「ヒィーッ! 私はもうお前の母親などではないわ。私は偉大なるヘルザーグの女戦闘員よ。ヒィーッ!」
美弥の前で再び右手を上げて女戦闘員となったことを告げる茉莉乃。
彼女はもう完全なる女戦闘員に生まれ変わってしまったのだ。

「ククククク・・・さあ、その娘もお前と同じ女戦闘員にしてやるがいい」
アクラーツが新たな戦闘員の核を取り出す。
青く鈍い輝きを放つ宝石が、女戦闘員に手渡された。
「ヒィーッ! かしこまりました、アクラーツ様」
戦闘員の核を受け取った女戦闘員が、再びゆっくりと美弥に近づいていく。
「い、いやぁっ! やめて! お母さん!」
必死に身を捩って逃れようとする美弥。
「お黙り! お前も偉大なるヘルザーグの女戦闘員になれるのよ。光栄に思いなさい」
ゆっくりと戦闘員の核を美弥の胸に押し付ける女戦闘員。
「いやっ! いやぁぁぁぁぁぁっ!!」
美弥の悲鳴とともに、戦闘員の核はずぶりと埋め込まれていく。
すぐにその核から青いもやのようなものが噴出して、美弥の躰を覆っていった。

手足の枷をはずされ、床に崩れ落ちる美弥。
その全身は青い全身タイツ状のものに覆われ、目元だけが覗いている。
マスクの目の周りには黒い隈取がなされ、足には黒いハイヒールのブーツが履かされていた。
腰には奇妙な虫が浮き出た大きなバックルのベルトが巻かれ、胸には戦闘員の核が青く輝いている。
ゆっくりと起き上がる美弥。
その姿は茉莉乃と全く同じ。
ヘルザーグの女戦闘員の姿だ。
「ヒィーッ!」
右手を上げて奇声を発する美弥。
「私は偉大なるヘルザーグにお仕えする女戦闘員。偉大なるヘルザーグに忠誠を誓います。ヒィーッ!」
「ククククク・・・それでいい」
女戦闘員へと生まれ変わった美弥に、アクラーツは満足する。
今まで人間の男しか戦闘員にしなかったが、こうしてみると女戦闘員も悪くない。
女性の柔らかなラインがあらわになって、なかなかに目を楽しませてくれるではないか。
アクラーツは並んだ二人の女戦闘員を見てそう思う。
「これからお前たちには、スパークピンク捕獲の手伝いをしてもらう。できるな?」
「ヒィーッ! もちろんです」
「ヒィーッ! 何でもいたします」
茉莉乃と美弥だった二人がこくりとうなずく。
「クククク・・・お前たちは以前の人間の姿に化け、家でスパークピンクを待ち受けるのだ。そしてこの麻痺毒を飲ませ、動けなくなったところでこのアジトに連れて来い。いいな」
アクラーツが麻痺毒の小瓶を取り出す。
「ヒィーッ! かしこまりました」
「ヒィーッ! お任せください」
二人の女戦闘員はそういうと、躰に張り付いていた全身タイツを胸の戦闘員の核に取り込み、以前の人間の姿へと変身する。
「うふふふふ・・・この姿ならスパークピンクは全く警戒をしないはず」
「うふふふふ・・・ヘルザーグに歯向かうおろかなスパークピンク。必ずこのアジトに連れてまいりますわ」
胸に青い宝石を埋め込んだ裸の二人が冷たく笑みを浮かべている。
「うむ。行くがいい」
「「ヒィーッ」」
二人は再び右手を上げると、くるりと向きを変えて出口へと向かう。
その様子にアクラーツは大いに満足するのだった。

(後編に続く)
  1. 2015/01/03(土) 20:28:09|
  2. 女幹部・戦闘員化系SS
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ヒツジ男のセーター作戦

今日は新年一発目の短編シチュのみSSを投下いたします。

タイトルは「ヒツジ男のセーター作戦」です。
ギャグ風味ですがお楽しみいただければと思います。

それではどうぞ。


ヒツジ男のセーター作戦

「う・・・」
俺はうっすらと目を開ける。
ここは・・・どこだ?
俺はいったいどうしたのだ?

俺は薄暗い中で室内を見回す。
ここがどこかはわからないが、どうも何か病室かなんかのような消毒液のにおいがする。
俺は病院にいるのか?
それにしては室内は薄暗く、チカチカと瞬いている機器類も病院のものというよりは何か実験室かなんかのような雰囲気だ。

俺は上にかけられていた布をめくって起き上がろうとした。
「?」
俺は何か違和感を感じる。
俺の躰って、こんな毛むくじゃらだったか?
俺の躰は白いもこもことでも言うような毛で覆われていたのだ。
その白い毛で覆われているのは股間から上の部分で、太ももから下は黒いウェットスーツとでも言うような感じで逆に一本も毛がない。
足先はなんかブーツでも履いているような感じだが、俺の足はこんな感じだったっけ?
何か違っているんじゃないか?
だが、何が違っているのかわからない。
もともとこういう躰だったといわれればそんな気もするし、違っているといわれればそうかもしれないと言う気もする。

とりあえず起き上がり、ベッドから立ち上がる。
寝ていたのはベッドと思っていたが、どうも円形の硬い台だったようで、クッションすら敷いておらずただ枕が置いてあるだけだ。
何で俺はこんなところに寝ていたんだ?
わからない。
とにかくわからないことだらけだ。

『目が覚めたようだな、ヒツジ男よ』
突然重々しい声が室内に響いてくる。
どうも天井のほうから聞こえたので、思わず俺は天井を見上げる。
すると、天井付近の壁に巨大な一つ目のレリーフがあり、その目の瞳が不気味に発光しているではないか。
「ヒツジ男?」
俺はそう呼びかけられたことに戸惑いを感じた。
俺はヒツジ男などという名前だったのか?
奇妙な名前だが、妙にしっくり来る感じもする。
うん・・・ヒツジ男と呼ばれるのは悪くない。

『そうだ。お前は我がサタンガーの改造人間ヒツジ男。今日からはサタンガーのために働くのだ』
一つ目からの声が響いてくる。
それは俺の中にまるで染み込んでくるような声だ。
聞いているだけで恐れを感じ、同時に偉大さも感じる声だ。
この声に従うことこそ正しいこと。
俺はすぐにそのことを理解した。
「ハハッ、かしこまりました。どうぞ何なりとご命令を」
俺はスッとひざまずく。
そうだ。
俺はヒツジ男。
偉大なるこの声の持ち主、サタンガーの首領様にお仕えする改造人間なのだ。
そのことが俺の脳に焼き付いてくる。
なんとすばらしいことだろう。

『ヒツジ男よ、お前は我がサタンガーの第一号怪人。サタンガーのこれからの発展はお前の力にかかっている』
「ハハッ」
なんと・・・
俺の働き次第でサタンガーが発展すると言うのか?
これほどやりがいがある任務はない。
『第一号怪人といえば、多くはクモが選ばれると言う。だが、今年は未年。新たな年に新たな怪人となればヒツジ男となるのは自明の理』
「仰せの通りでございます」
だから俺はヒツジ男なのだ。
新たな年にふさわしいではないか。

『ヒツジ男よ。早速お前には我がサタンガーの人員を確保する任務を与える』
「ハハッ」
『すでにお前自身でも感じているだろうが、お前には特別な能力を与えてある。その能力を使って人員を確保するのだ。よいな』
「ハハッ。お任せください、首領様」
俺は首領様に深々と頭を下げる。
首領様に命令したいただけるなど光栄のきわみ。
なんとしても任務を果たして喜んでいただかねば・・・
俺は早速任務を果たすためにアジトをあとにした。

                   ******

さて・・・
サタンガーの人員を増やすと言うことだが、首領様はそれ以上のことはおっしゃらなかった。
ということは、人選は俺に任されているということだろう。
ならば俺とてヒツジ男という名の通り男だ。
人員を増やすなら女性の方がいい。
目も喜ぶと言うものだ。
メェーー
俺は思わず声を上げる。
女性を仲間に引きずり込むとしよう。

夜の街に繰り出した俺は、闇の中から獲物を探す。
どうせなら美人がいい。
美人がサタンガーの仲間になるなら、任務もはかどると言うものだ。
さて・・・
どこかに美女はいないものか・・・

いた・・・
俺の目になかなかの美人が映る。
駅から出て自宅へ向かうところらしい。
タイトスカートから伸びる脚がすらりとしてとても綺麗だ。
俺はどうやら脚フェチの気があるらしいな。

俺はひそかに女の後をつける。
もちろんビルからビル、屋根から屋根へと移動するので、人間どもの目に触れることはほぼないだろう。
万一見られたとして、屋根の上をヒツジの怪人が駆けていたなどと他者に言おうものなら、おかしなやつだと思われるだけだ。
それに、見られたら始末すればいい。

女は20代後半ぐらいか・・・
住宅街の通りを歩いていく。
人通りもなくなり、おあつらえ向きだ。
俺は女のすぐ後ろに追いつくと、胸の部分から毛を引っ張った。
俺の毛は特殊繊維だ。
捩ればすぐに白い毛糸になる。
この毛糸こそ、俺の特殊能力なのだ。

俺は頭の後ろについている編み棒を取り外すと、猛烈な勢いで毛糸を編み始める。
毛糸はみるみるマフラーのようになり、俺はそれを投げつけた。
マフラー状の毛糸はすぐに女の頭に巻きつくと、声を上げられないように口をふさいでしまう。
これで助けを呼ばれることはなくなった。

俺は女のところへ行くと、女の服を無理やり脱がす。
「むーっ! むぐぅーー!!」
女は必死に叫び声をあげようとするが、マフラーが口をふさいでいるのでうめき声にしかならない。
俺は女を裸にすると、ドンと突き飛ばす。
思わず女は尻餅をついて地面に倒れこんだ。
綺麗な白い素肌が美しい。
俺は再び胸の毛を捩って毛糸にすると、編み棒で編み始める。
今度はセーターを編むのだ。
最近世間で流行ったあの胸開きセーターだ。
俺は目にも留まらぬスピードで編み棒を動かすと、見る見るうちに毛糸が彼女の躰に絡まってセーターになっていく。
「むぅ・・・む・・・ああ・・・」
女の声も次第に甘い声に変わっていく。
俺のセーターを着たものは俺の言いなりになるのだ。
これこそが俺の特殊能力だ。
俺は毛を使ってサタンガーの人員を確保するのが任務のヒツジ男なのだ。

女の上半身がじょじょにセーターに覆われていくと、下腹部にも変化が起こる。
裸だった躰に黒いレオタードのような服が形成されていくのだ。
つまり、黒のレオタードを着た女が、白い胸開き縦セーターを上から着ているというなんともエロティックな服装に変わっていくのだ。
なんとすばらしい。
俺はこの能力を与えてくれた首領様に感謝した。

やがて女はゆっくりと立ち上がる。
下半身はぴったりした黒いレオタードが覆い、上半身には今流行の胸開きハイネックの白い縦セーターを身に着けている。
開いた胸元からは形の良い胸が黒レオタードに覆われているのが覗いており、とても扇情的だ。
手には甲の部分に白いもこもこの毛が付いた手袋を嵌めており、脚にはすねあたりまでの長さのもこもこの白い毛のブーツを履いていた。
女は口元を覆っていたマフラー状のものをはずすと笑みを浮かべる。
その口元は濡れたように赤く、目の周りには黒いアイシャドウが引かれていた。
「ヤーッ! ヒツジ男様、何なりとご命令を」
先ほどまでの俺に対する恐怖は消え去り、俺に対する崇拝が浮かんでいる目。
右手を斜めに上げ、俺に対する忠誠を誓っている。
なんとすばらしいことだ。
これでこの女は俺のしもべ。
サタンガーの一員となったのだ。
「メェーーー! それでいい! お前は女戦闘員となったのだ。これからは俺に仕えサタンガーのために働くのだ」
「ヤーッ! かしこまりました。ヒツジ男様の命令に従います」
女戦闘員となった女が声高らかに宣言する。
なんともたまらないではないか。

                   ******

「ヤーッ! ヒツジ男様に忠誠を誓います」
「ヤーッ! 私はヒツジ男様の忠実なしもべです」
俺に手編みのセーターを着せられた女たちが次々と女戦闘員へと変わっていく。
黒レオタードの上に胸開き白セーターを着たエロティックな女たちだ。
目の周りには黒いアイシャドウが引かれ、唇は淫靡に真っ赤に塗られている。
手には甲の部分にもふもふの毛が付いた手袋を嵌め、足にも同じく毛の付いたもこもこのブーツを履いている。
全員が全く同じ衣装を着て、全員が一様に俺に忠誠を誓っているのだ。

「うふふふ・・・これであなた方も私と同じくヒツジ男様のしもべ。これからはヒツジ男様のために働くのよ」
俺の傍らで新たな仲間に声をかける女戦闘員。
一番最初に俺のしもべになったことで、先輩として指導にあたっているのだ。
どうやら本人は俺の秘書のようなつもりらしい。
まあ、結構有能なようなので、いろいろと雑務を任せている。

ともあれこれで女戦闘員も十人を超えた。
サタンガーの暗躍を始めるにはいい数だろう。
首領様からも新たな任務が課せられている。
サタンガーに歯向かう愚か者を始末するのだ。
ターゲットの中には女もおり、そのガードに付いていた女性SP二人を俺は先ほど女戦闘員に仕立て上げたのだ。
今まで自分を守ってくれた人間が自分を襲ってくる。
サタンガーに敵対する愚か者にはショックだろう。
俺は思わずほくそ笑む。

「お前たち、用意はいいな?」
「「「ヤーッ!」」」
右手を上げていっせいに応える女戦闘員たち。
「行け! メェーーーー!」
俺の命令で女戦闘員たちはターゲット目指して駆けて行く。
俺はその姿に深く満足するのだった。

END
  1. 2015/01/02(金) 20:09:13|
  2. 怪人化・機械化系SS
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謹賀新年2015

皆様、新年あけましておめでとうございます。

旧年中は皆様には本当にお世話になりました。
今年も当ブログ、「舞方雅人の趣味の世界」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年はいよいよ2月にはブログ開設3500日を迎え、7月にはついに丸10年を達成できるかもしれません。
何とかそこまで無事にブログを続けていきたいものですね。

と、いうことで今年も新琴似神社に初詣に行ってまいりました。

1501013.jpg
今日は雪が降った地方も多かったようですが、うちの近所はこの通りいい天気でした。

1501014.jpg
神社に着きますと、ご覧の通りの人の列。
とはいえ、今年も順調に列は流れ、それほど時間はかかりませんでした。

1501015.jpg
神社の本殿の空もいい天気。

1501019.jpg
神様にしっかりとおまいりしてまいりました。
家内安全、家族の健康、その他もろもろひっくるめて全部面倒見てください。(笑)

1501011.jpg
帰りにおみくじを購入して初詣終了。
今年のおみくじは「吉」でした。
今年も無事に過ごせるといいなぁ。

それでは2015年もどうぞよろしくお願いいたします。
  1. 2015/01/01(木) 20:47:21|
  2. 日常
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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