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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

アクションパック9到着

MMP社のASLのシナリオ集、アクションパック9「To The Bridge」が到着しました。

アクションパック9
こちらが表紙。

今回のアクションパックは先日発売になった日本軍/中国軍/米海兵隊モジュール「Rising Sun」のからみか日本軍が主となったシナリオ集です。

シナリオは全部で10本入っておりますが、そのうち1本が日本軍とタイ軍との戦いである以外はすべて日本軍と英連邦軍との戦いです。
もちろんすべて太平洋戦域の戦いですので、ルールG章は必須ですね。

私は基本今のところASL-SKがメインとなっておりますし、スタンダードASLも欧州戦線をやるので手一杯な状況ですから、おそらくこのシナリオはいつプレイできるのかわかりません。
ですが、いずれは太平洋戦域のASLもやってみたいものですね。

シナリオのほかにはいつもの横長ではなく縦長バージョンのマップが、7・8・9と三枚入っており、この地図版を手に入れるという意味でもこのアクションパックは手に入れる価値があると思います。

いつかは日本軍シナリオもやってみたいものですね。

それではまた。
  1. 2014/04/30(水) 20:43:26|
  2. ウォーゲーム
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ソ連版ヴィッカース6トン戦車

今日は「グランドパワー」誌の6月号を手に入れてきましたー。

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こちらが表紙。
今月号の特集は、昨日当ブログでも記事にしましたポーランド軍の7TP戦車同様ソ連版のヴィッカース6トン戦車とも言うべきT-26戦車です。

T-26戦車は今述べたように、ヴィッカース6トン戦車をソ連が発展改良した戦車です。
その意味では昨日の記事の7TP戦車とはいわば兄弟みたいなものですが、そこはやはりそれぞれの国の特色が盛り込まれているようですね。

今号ではその元となったヴィッカース6トン戦車の解説から始まっており、当時の世界的ベストセラー戦車がどのようなものであったかもある程度載ってます。
そして、成立間もないソビエト連邦が自国の戦車戦力を拡充する上で、のちのT-34に発展するクリスティー戦車同様このT-26も外国製戦車を元にどう発展させていったかが載っているようですね。

また巻頭カラーでは現存するT-26戦車の実車がカラーで出ているほか、陸上自衛隊の第二師団(北海道)に最新鋭の10式戦車が配備になったことなどが載ってました。
北海道は90式戦車が主として配備されていたので、10式戦車は当面配備されないんじゃないかなと思っていましたが、もうはや配備されたんですね。

今号も中身を読むのが楽しみです。
今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/29(火) 21:01:35|
  2. 本&マンガなど
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ポーランド軍最強の戦車

第一次世界大戦で各国の軍隊は戦車というものの威力を知りました。

そこで、戦後各国は自軍の装備として戦車を導入しようと図りましたが、自国で戦車を開発装備できる国は限られており、多くの国は戦車生産国より購入するなり、あるいはある程度の工業力のある国ではライセンス生産なりを行おうとするのが主でした。

第一次世界大戦後は多くの国で軍縮の動きが大きかった時代であり、戦車も小型軽量でコストの安いものが人気でしたが、中でも第一次世界大戦で戦車の形を決定付けたフランスのルノーFT戦車が大戦中に大量生産されていたこともあり、格安で輸出されていたことから多くの国でルノーFTは採用されておりました。

しかし、1920年代に入ると、第一次大戦の製品であるルノーFT戦車も旧式化が目立つようになってしまいます。
そこで、英国ヴィッカース社は、各国のルノーFT更新を狙って小型軽量の新型戦車を開発します。
この新型戦車は6トン戦車と呼ばれ、まさに狙い通りカーデンロイドの機関銃搭載ミニ戦車やルノーFT戦車の後継を考えていた各国に採用され、一大ベストセラー戦車となりました。

第一次世界大戦後、正式に独立国となったポーランドも、陸軍の近代化の一端としてこの英国製ヴィッカース6トン戦車を購入することに決定し、さらには国内でのライセンス生産権も手に入れることができました。

英国から購入したのはヴィッカース6トン戦車の中でも機関銃の銃塔が左右に二個付いている双砲塔(正確には銃塔ですが)型と呼ばれるもので、38輌を手に入れたといいます。
ヴィッカース6トン戦車にはこのほか47ミリ砲を搭載する砲塔一個のタイプもあり、単砲塔型と呼ばれますが、そちらは購入はせず、ライセンス生産する予定だったのかもしれません。

ライセンス生産権を手に入れたことから、ポーランドでは早速この6トン戦車のライセンス生産を行うことにしましたが、この際ポーランドではただそのままヴィッカース社の製品を模倣するのではなく、独自の改良を加えることにいたします。

中でも大きな改良はエンジンの変更でした。
オリジナルのヴィッカース6トン戦車は80馬力のガソリンエンジンでしたが、これを国産の110馬力ディーゼルエンジンへと変更したのです。
この変更によりエンジンルームが大きくなって、オリジナルでは戦闘室部分とエンジンルームに段差があったものが、ポーランド製ではエンジンルームの高さがアップし段差がなくなりました。
また、装甲厚もやや増やされ、それに伴って重量も増えたため、足回りも強化されました。

こうして完成したポーランド版6トン戦車は、7TPと呼ばれ、ポーランド軍に採用となりました。

7TPは初期にはヴィッカース6トン戦車と同様に機銃塔二個の双砲塔型が製造されましたが、のちにはポーランドでライセンス生産されていたボフォース社の37ミリ砲を搭載した砲塔一基の単砲塔型へと生産が移りました。
7_TP_twin-turreted_tank.jpg (双砲塔型:機関銃の銃塔が左右にあります)

この37ミリ砲搭載の7TPは1937年末ごろから生産が開始されたといいますが、まさに当時のポーランド軍の戦車の中では最強と言っていい戦車でした。
1939年に第二次世界大戦が始まりますが、当時のドイツ軍の主力戦車が機関銃だけの一号戦車や、20ミリ機関砲の二号戦車であったことを考えれば、この単砲塔型の7TPはかなりの強敵であっただろうことは想像に難くありません。
00277.jpg (単砲塔型:主砲は37ミリ)

しかし、残念なことに、この単砲塔型7TPは数が少なすぎました。
第二次大戦が始まった時点で、ポーランド軍が装備していた7TPはわずかに130輌から140輌ほどに過ぎず、そのうち単砲塔型は多くても100輌前後しかなかったのです。

結局ポーランド軍はドイツ軍とソ連軍に蹂躙されてしまいました。
7TPも多くの場合活躍できずに破壊されるか鹵獲されてしまいました。
ですが、わずかばかりの単砲塔型7TPはドイツ軍の戦車を多数撃破し、その能力の高さを見せ付けたといいます。

ソ連のT-26戦車同様、この7TPもヴィッカース6トン戦車系列で活躍した戦車だったといえるのではないでしょうか。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/28(月) 21:02:26|
  2. 趣味
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初めての黒星でしたかー

今日は日本ハムは千葉ロッテと札幌でデーゲームでした。
先発は投打の二刀流で活躍する大谷翔平選手。
前回登板から中六日での登板でした。

今日の大谷投手は残念ながら初回に崩れてしまいました。
ロッテ打線の的確な攻めにあってあららっと言う間にスリーランホームランを井口選手に打たれた後、角中選手にもホームランを打たれて初回で4失点。
三回にも1失点で5点を追う展開に。

その後は抑えたものの打線もロッテの石川投手を打ちあぐねて二回に1点を返すもののその後は0行進。
結局1-5で負けてしまいました。
大谷投手は投手としては昨年3勝0敗、今年も昨日までは2勝0敗と無敗だったとのことでしたが、今日はついに黒星となってしまいました。

どんな投手も打たれるときはありますし、負けるときもありますので、黒星自体はいずれは付くものと思っていたでしょうけど、今日の投球は大谷投手自身納得がいかないものだったようですね。
やはり二刀流による調整の難しさがあるのでしょうか。

栗山監督はおそらく今後も中六日での登板をさせてくると思うのですが、二刀流での二桁勝利を見せてくれますでしょうか。
今日の敗戦を糧に大谷投手には更なる活躍を期待したいと思います。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/27(日) 21:15:19|
  2. スポーツ
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ほぼカタログでした

先日来ノスタルジーに浸ってタミヤの1/48ドイツ軍サイドカーや二号戦車のプラモを購入したりした私ですが、自分で制作するのはなかなかハードルも高く感じてしまうため、こちらを購入して楽しむことに。

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ホビージャパン社から出た「タミヤ1/48ミリタリーミニチュアブック」です。

実はある通販サイトに注文したところ、2.3日ほっとかれた挙句に「入手できなかったわ、ごめん(・ω<)テヘペロ」みたいなメールが来てがっかりしたので、アマゾンさんに注文したところすぐ送ってくれたという。
やはりアマゾンさんは大手ですなぁ。

中身はほとんどタミヤの1/48ミリタリーミニチュアシリーズのカタログみたいなものでした。
もっとディオラマとか掲載されているのかなと思ったのですが、やや残念。
ですが、実車解説と各模型の解説がそこそこ豊富なので、これはこれで資料的価値もあるかなと思います。
タミヤのカタログ本体にはもう実車解説等はなくなってしまっているので、その意味ではこうした本も必要なのかもしれませんねぇ。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/26(土) 21:00:07|
  2. 本&マンガなど
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たいしたことなさそうでホッとした

今日は午前中に父が急に調子悪くなって病院へ。
私も付き添って行ってきました。

まあ、急とは言っても、昨日も熱を出していたので心配はしていたのですが、昨日の夜には熱も下がったようで大丈夫かなと思っていたところでした。

ところが午前中に躰が震えて熱も出たということで、病院へ。
病院ではインフルエンザの懸念があるということで簡易検査をすることに。

とりあえず簡易検査の結果はインフルエンザではなさそうということと、二年ほど前に肺炎をやっていたので、そっちのほうの心配もあったのですが呼吸音も問題ないということで、おそらくただの風邪だろうということに。

薬を出してもらって様子見ということになりましたが、夜になって熱も下がったようで一安心です。
とはいえ、父もなかなかに高齢なので体調不良は心配なところです。

土日と様子見で問題無いようなら安心でしょうかね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/25(金) 20:35:09|
  2. 日常
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青作戦?

昨晩はセンパー様とVASSALでゲームジャーナル誌47号付録の「激闘! スターリングラード電撃戦」の2ターン目から対戦いたしました。

このゲームは以前にもご紹介しましたとおり、1942年夏の独軍の「青作戦」をもとにしたゲームであり、独軍がバルバロッサ作戦の失敗を取り戻そうと、再度ソ連軍に対する夏季攻勢を行なったものです。

史実では独軍はコーカサス地方とスターリングラード市に向かって進撃し、スターリングラード市は9割がた占領するものの、コーカサス地方では攻勢限界を迎えて行き詰ってしまいました。

はたして舞方独軍はいかに・・・

2ターン開始時
第二ターン開始時の独軍戦線。
手探り状態のために大胆な突破などはまったく行なえず、とりあえず前線を押し上げているという感じ。

第3ターン開始時
第三ターン開始時です。
地図右側の第一装甲軍と左側の第四装甲軍がじわじわとは進んでいるもののソ連軍前線を突き崩すには至ってません。

第4ターン開始時
第四ターン開始時です。
左側の第四装甲軍がヴォロネジを占領して10VPを確保しましたが、まだまだ先は長いです。

第四ターンが始まったところで昨晩の対戦は終了。
次回はまた来週となりました。

うーん、こんなのでスターリングラードまでいけるんでしょうか?
どこかでソ連軍の防御ラインを突き崩さないとなりませんねぇ。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/24(木) 20:44:27|
  2. ウォーゲーム
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見るまで死ねません(笑)

昨年TVで放送され、好評のうちに終了したアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」。

元となった「宇宙戦艦ヤマト」の時代から好きなアニメで、もちろん毎週欠かさず視聴し劇場へも足を運んだ私です。
とても楽しく拝見したものでした。

そのTV放映自の最終回、画面には新作劇場版が来年(2014年)公開予定というのが告知されましたが、先日ついに今年の12月6日に公開になるということが発表されましたね。

まだ公開日だけの情報で、どんなストーリーになるのかまったく何も情報がないのですが、タイトルは「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」だそうです。
地球艦隊とガミラス艦隊の火星での戦いなどの放送されたストーリよりも前日譚になるのか、それとも白色彗星帝国等新しい敵が出てくる後日譚になるのでしょうか?

個人的にはあの「さらば宇宙戦艦ヤマト」に登場したアンドロメダをはじめとする地球艦隊がすごくデザイン的にも描写的にも大好きですので、それらが新たなデザインで登場してこないかなぁと楽しみにしているんですが、どうでしょうかねぇ。

公開までは約半年。
どんなストーリーになるにせよ、見るまでは死ねませんぞ。(笑)

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/23(水) 21:03:17|
  2. アニメ
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ヘクスの大きなスターリングラード

以前こちらの記事「ユニットでけー!!」でも紹介したんですが、最近また少し気になってきたので、ユニットを初期配置してみました。

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コマンドマガジン日本版66号付録のATSベーシックゲーム2のシナリオ2の初期配置です。

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ルールの把握もしっかりできていないので、適当に盤上に配置したというレベルですが。

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このゲームは重機関銃や対戦車砲などMクラスHクラスの支援火器には、それを操作する操作班ユニットが自動的につくんですが、OOBには表記されていないので一瞬戸惑いますね。
また、重機関銃等ASLやSquad Leaderですと分隊が使用する火器でも操作班が使用するようです。
(ASLでも日本軍等は重機関銃に操作班が必要ですが)

1404226.jpg

それにしてもヘクスが大きいですね。ASLのボード1枚分をA1サイズに広げたような感じです。
(たぶんデラックスASLと同じかそれ以上?)

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三号戦車や四号戦車のようなAFV、45ミリ対戦車砲のような重火器ユニットはASLより一回り大きいサイズ。
ですが、ヘクスが大きいのでスカスカの感じがしちゃいます。

ルールもASLと同じような用語で違うルールなので、ASLをむしろ知らないほうがとっつきやすそうですね。
両方知っている人には混乱しそうな気がします。

このゲーム、プレイしたという話をあんまり聞かないんですが、発売当時は結構プレイされたんでしょうか?
ATS自体があんまり日本では流行らなかったような気もしますので、プレイした人も少ないのかも?

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/22(火) 21:13:42|
  2. ウォーゲーム
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安全運行というものの大切さ

すでに発生してからかなりの日数が経ってしまいましたが、韓国珍島(チンド)沖で韓国のフェリー「セウォル」が横転転覆し、沈没しました。

乗員乗客数の正確な数はどうもはっきりしないようですが、現時点ではいまだ230人以上の方が船内に取り残された可能性があるなど行方不明の状態だそうです。
なんとも痛ましい事故で一人でも多くの方が奇跡的な生還をなされることを願ってやみません。

今回の事故はどうも過積載による重心上昇が大きな原因と見られているようで、一説では船底に積み込むバラスト用の水さえ捨てて重量検査をクリアしようとしたとも聞きました。

そのために航行中に燃料が消費されたことで、ますます船底部分が軽くなり、いわゆるトップヘビー状態になってしまったために転覆したのであろうとみられているようです。

そして原因以上に異常事態に陥った時点での船員の行動に疑問点が多く、乗客救出に対する行動や措置がほとんど取られなかったのではないかということも被害を大きくしてしまった要因とみなされています。

船長ほか乗組員も逮捕者が出ているようですし、これから先原因等の究明は行なわれるのだとは思いますが、まずはわずかな可能性でも生存者がいることにかけて全力での救助活動が行なわれていると思いますので、進展を見守りたいと思います。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/21(月) 21:09:44|
  2. ニュース
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久しぶりのASL-SK

阪神が甲子園でヤクルトを三タテして大喜びの舞方です。

昨晩はGoma様とVASLでASL-SKの対戦を行ないました。

Goma様とはおよそ3ヶ月ぶりぐらいの対戦でしょうか。
久しぶりのASL-SK対戦でした。

対戦したシナリオはS54「OPERATION NATZMER」です。
攻撃側の独軍をGoma様が、防御側のソ連軍を私が担当しました。

このシナリオはわずか4.5ターンの間に独軍が複数ヘクス建物を6つも占領しなくてはならないというものなのですが、前回ソ連軍でy.nakano様と対戦したときは、あららっと言う間に6個占領されてしまった記憶がありました。

そこで今回はもう少し粘ることを考えて配置したのですが・・・

今回もまたあららっと言う間に負けてしまいました。(笑)
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一番印象深かったシーンはソ連軍8-1指揮官と447分隊&MMGスタックに対し、独軍9-1指揮官が爆薬をもって接近してきたときでした。

すでにソ連軍スタックはFinalFireマーカーが乗っており、隣接してきた独軍指揮官に対してはFPFしか撃てません。
とはいえ、このままでは爆薬をセットされてしまいます。
ソ連軍としてはFPFに望みを託して撃つことにいたしました。

が・・・結果は6ゾロ!! (゚◇゚)ガーン
独軍の爆薬が炸裂する前にソ連軍スタックは崩壊し無力化されてしまいました。

そしてセットされた爆薬はというと・・・
こちらも6ゾロ!!
爆薬自体は不発だったのに、ソ連軍スタックが崩壊したという笑える結果になってしまいました。

その後独軍の攻撃でソ連軍が指揮官をすべて失ってしまたこともあり、2ターン終了時点で投了。
ソ連軍の敗北となりました。

いやぁ、やっぱりASLにはドラマがありますねぇ。
次回は入れ替え戦です。
Goma様、次回もよろしくお願いいたします。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/20(日) 20:38:32|
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投壊が止まりません

どうにも日本ハムの投壊が止まりません。

昨日は吉川投手が四回持たずに5失点で降板し、今日は武田勝投手が三回8安打6失点で降板です。
エース格の二人がまったく勝ち星を上げられない状態ではどうしようもありません。

吉川投手は二軍降格が決まりましたが、武田勝投手は二軍で調整を行ってきてもこの調子なので、再度の降格があるのかどうか。
日本ハムに取りましては、この二人が活躍してくれないことにはどうにもなりませんので、早く調子を取り戻して欲しいのですが・・・

これはやはり鶴岡捕手の移籍が響いているんでしょうかね。
今季活躍している上沢投手や浦野投手、そこそこがんばっているメンドーサ投手や中継ぎでがんばっているクロッタ投手などは昨年いなかった投手ですので、鶴岡捕手と組んだことがないことがいいほうに出ているのかなとも思ったり。

逆に吉川投手や武田勝投手が波に乗れないのは鶴岡捕手がいないからなのかもしれませんね。

なんにしてもいない人を嘆いても始まりません。
吉川投手にも武田勝投手にも再度投球を立て直してもらって、今後活躍してくれることを期待するしかないですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/19(土) 20:40:52|
  2. スポーツ
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まだ1ターンのみですが

昨晩はセンパー様とVASSALでゲームジャーナル誌47号付録の「激闘! スターリングラード電撃戦」を対戦いたしました。

ゲームジャーナル47号

陣営は防御側のソ連軍をセンパーさんが、攻撃側の独軍を私が担当しました。

このゲームはゲームジャーナル誌得意の「激闘! マンシュタイン軍集団」のチットシステムを取り入れた独軍の「青作戦」を扱ったゲームです。
独軍としては戦線後方の各地に散らばる勝利得点都市を目指して進撃していく必要がありますが、補給の関係で鉄道よりあまり離れられないため、自然と進撃路が定まってしまうのがこまりものだとか。

このゲームはお互い初対戦となるため、まずは手探りながらのプレイでした。
独軍は第4装甲軍と第1装甲軍を主力としてチットを選び、ソ連軍の前衛を駆逐します。
ソ連軍の前線に大穴を明け、まずは順調な滑り出しというところでしょうか。

昨日はゲームに不慣れということもあり、1ターンが終わったところで終了としましたが、なんとなくルールもわかってきましたので、次回に続きを対戦する予定です。
センパー様、次回もよろしくお願いします。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/18(金) 20:48:38|
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近くにいいお店があったなんて・・・

昨日のタミヤカタログと一緒に購入しましたのがこちら。

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タミヤの1/48ミリタリーミニチュアシリーズの二号戦車です。

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中身はこんな感じ。
やはりサイドカー同様戦車と言っても1/48ですと小さいですねぇ。

1/48シリーズは車台がダイキャストでずっしりとした重量感というのが売りの一つだったようですが、やはり組み立てづらさ等もあったんでしょうか、最近は車体内にウェイトを組み込んで重量感を出すようになっているようで、この二号戦車もウェイトが入ってました。

14041614.jpg   14041615.jpg
説明書は二種類入っておりまして、一つは実車解説と塗装およびデカールの指示書。
もうひとつが組み立て説明書になってます。
最近のは四ヶ国語表記になっているんですねぇ。

それにしても小さい。
正直きちんと組めるかどうか不安です。
なんだかんだと老眼も進んできましたからねぇ。

実は家には接着剤がなかったので、今日購入してきました。

1404171.jpg
タミヤさんのタミヤセメントの小ビンタイプです。

最初はアマゾンさんで一緒にとも思ったんですが、どうも高い気がしまして、それなら市内の模型屋さんに行った時にでも・・・と思い、一緒の購入は避けた次第。
それでいつもの模型屋ではなく、家の近く(というほど近くもないのですが)の模型屋に行ってみることに。

なんとびっくり。
結構な品揃えではないですか。
これならもっと早く訪れていればよかったです。

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これで接着剤もそろっていつでも組み立てられます。

でも、たぶん、組まないんだろうなぁ。(笑)
こうしていつでも組めると思いながら眺めているのが楽しいんでしょうね。
はてさて、いつごろ組みますやら。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/17(木) 20:45:38|
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もう出て半年近くなっちゃいますが・・・

いまさらながらアマゾンでタミヤの2014年版カタログを購入。

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こちらが表紙と裏表紙。
裏には出たばかりの米軍の特殊車輌ガマゴートが。

35年ぐらい前には買っていたタミヤのカタログ。
これもノスタルジーに浸るプロジェクトの一環。(笑)

それにしても扱う点数が雲泥の差ですねぇ。
35年前はカタログの厚さも半分で済みましたもの。
それだけシリーズ展開も広がっているというところでしょうか。

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自動車モデルはきれいですねぇ。
ラリー車が主なので派手なのは当然かもしれませんが、それにしても見事なできばえ。

14041626.jpg
重厚感あふれる艦船モデル。
戦艦や空母ですと1/350でも大迫力なんでしょうねぇ。

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私のメインのミリタリーミニチュア。
基本は1/35でしょうけど、最近は1/48もなかなかラインアップがそろってきたようです。
画像も1/48のページ。

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今のタミヤさんの大きな柱の一つミニ四駆。
各地でレース会が開かれ、スピードを争っているらしいですねぇ。

他にも飛行機モデルや工作用のツール、キットなどがいっぱい。
久しぶりに購入しましたけど、やっぱり見ているだけで楽しいですねぇ。

今日はこんなところで。
それではまたー。
  1. 2014/04/16(水) 20:41:56|
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ホームランですと??

今日から阪神はマツダスタジアムで広島戦。
先発は藤浪投手でした。

藤浪投手はここまで二戦して勝利なし。
今日こそは勝利投手になって欲しいと思っていたのですが、先に失点したのは藤浪投手でした。
2回に広島のエルドレッド選手がソロホームランで一点を先取。
いやな感じが漂います。

しかし、連勝中の阪神は今日も打線が爆発します。
すぐに3回に四番のゴメス選手が同点タイムリーを放つと、4回には鳥谷選手のタイムリーと新井良選手のスリーランホームランで広島を突き放します。

さらには6回には藤浪投手自身がソロホームランを放って追加点。
その後広島に2点目を入れられたものの、阪神もさらに追加点を入れて8-2で阪神勝利。
藤浪投手が1勝目をあげました。

いやぁ、長かったですね。
いずれは勝てるとは思いましたが、二戦連続で勝てなかったこともあり、早く勝ち投手になって欲しいと願っておりました。

それにしてもホームランは驚きですね。
藤浪投手は高校時点でもそれほど打撃がよいわけではなかったそうなので、まさに勢いの一発といったところでしょうか。
まずは一勝&プロ入り初ホームランおめでとうございました。

一方今日は負けてしまった日本ハムですが、稲葉選手が傷めていたひざの手術を行なったそうです。
手術は無事成功したそうで、全治は5.6週間とのこと。
早く戻ってきて欲しいものですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/15(火) 21:37:40|
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540号来ました

今月のタミヤニュース540号が到着しましたー。

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こちらが表紙。
今号は第二次大戦中のドイツ軍歩兵師団のマークだそうで、上が第93歩兵師団、下が第256歩兵師団のマークだそうです。

今月の「博物館をたずねて」はオーストラリアのコルヴェット艦キャッスルメインとのこと。
第二次大戦には英軍のフラワー級など多数のコルヴェット艦が作られたにもかかわらず、現存するのはこのキャッスルメインとカナダにあるフラワー級のみとのことだそうで、その意味では貴重な現存するコルヴェット艦だそうです。

「戦跡をたずねて」ではロシアのヴォルゴグラードが紹介されてました。
ヴォルゴグラードはご存知の方も多いでしょうが、元はスターリングラードと呼ばれた都市であり、あの苛烈な市街戦が独軍とソ連軍との間で繰り広げられた都市です。
そのため市内各所にその当時のモニュメントがあって、都市自体が一種の記念碑的存在となっているようです。

巻中の情景写真は北アフリカ戦終盤のイメージで、米軍のM10駆逐戦車が破壊された独軍三号戦車の脇を通過するといったシーンを表したもので、1/48スケールのモデルを使用しているということでコンパクトなディオラマになっているようです。
残骸となった三号戦車の上にいるワシがいいアクセントですね。

新製品ではやはりミリタリーモデル好きとしては1/35のナースホルンをはずせないでしょう。
長砲身88ミリ砲を搭載した対戦車自走砲はとても魅力的ですね。

他にもいろいろと面白い記事が載ってました。
今号も楽しかったです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/14(月) 21:07:30|
  2. タミヤニュース
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初期の電撃戦

阪神が巨人に甲子園で三連勝したということで狂喜乱舞している舞方です。(笑)

先日アマゾンでタミヤの1/48二号戦車をポチッた関係から、ドイツ軍の初期の電撃戦をウォゲムで楽しみたいなと思いまして、Squad LeaderシリーズのCresendo of Doomをソロプレイいたしました。

今回もポイントで両軍の戦力を購入し、勝利条件等はカードで決定です。
防御側はポーランド軍500ポイント、攻撃側の独軍は700ポイントで1:1.4の差といたしました。

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ポーランド軍初期配置。

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ポーランド軍の要の9-1指揮官スタック。
独軍はポーランド軍9-1指揮官のいる建物を占領するのが勝利条件。

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丘の上でドイツ軍戦車に備える37ミリ対戦車砲。
残念ながら射界の関係でむき出し配置にしたということもあり、序盤で無力化されてしまいました。

1404134.jpg
独軍が侵入。
奥の建物を目指します。

1404135.jpg
独軍の支援は二輌の戦車。
一号戦車と二号戦車がそれぞれ一輌ずつ参加してます。

1404138.jpg
37ミリ対戦車砲が無力化したので、丘の上でポーランド軍に睨みを利かせる二号戦車。
対戦車兵器がなくなれば、歩兵には充分すぎる脅威です。

1404139.jpg
こちらは路上からポーランド軍の立てこもる建物を射撃する一号戦車。
対戦車戦には非力でも、対歩兵ならその火力はバカになりません。

序盤は独軍が早々に37ミリ砲を無力化したこともあり、かなり有利かと思ったんですが、ポーランド軍9-1指揮官スタックの射撃が見事にヒットして独軍9-2指揮官スタックを除去。
これで独軍側に肩入れしていた自分のやる気が折れてここで終了。
続けてもポーランド軍がやや有利という状況になってしまった感じでした。

Squad LeaderシリーズのCresendo of Doomを久しぶりにソロプレイしましたが、やはりルールがASLと似て非なるものなので戸惑う感じです。
とはいえ、面白さは充分感じましたですね。

それではまた。
  1. 2014/04/13(日) 21:07:14|
  2. ウォーゲーム
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ノウミサンスバラシイ!

今日のプロ野球はデーゲームでした。

阪神は昨日に引き続き甲子園で巨人戦。
先発は阪神が能見投手、巨人が内海投手でした。

阪神は2回に新井良太選手のホームランで先制し、4回にも新井良太選手のタイムリーで追加点を奪うと、6回には今当たりに当たっているマートン選手が昨日に引き続いてスリーラン。
7回8回にもそれぞれ2点ずつを追加して9点を取ると、能見投手も巨人打線を無失点で抑えて完封。
9-0という大差で阪神が勝ちました。
ノウミサンスバラシイ!

いやぁ、昨日に続いて巨人相手に連勝です。
うれしいですねぇ。
チームとしては4連勝ということで、貯金も2個となりました。

まだまだ始まったばかりですが、何とかこの調子を維持していって欲しいですね。
投手陣も昨日のメッセンジャー投手、今日の能見投手とがんばってくれたので、あとは藤浪投手や中継ぎ陣ががんばってくれれば言うことなしです。

一方日本ハムは札幌ドームで西武戦。
先発は日ハムが大谷投手、西武が菊池投手と花巻東高校の先輩後輩の投げあいとなりました。

先に失点したのは大谷君でした。
今日の大谷君は三振も取るものの、当てられると長打という傾向があり、2回に1点を失います。

しかし西武の菊池投手が3回に崩れ、四球から満塁にしたあと2本のタイムリーヒットと暴投で3点を日本ハムがもぎ取りました。
その後は試合が硬直し、大谷投手は5回2/3で、菊池投手は6回でマウンドを降り、8回に西武が1点を奪うも3-2で日本ハムが勝ちました。

大谷投手は勝ち投手となって10三振を奪いましたが、5回2/3で100球を超えており、まだまだだと思いました。
打たれると長打になるというのは球が軽いんでしょうかね。
もっともっと投手としての力を磨いていって欲しいです。

今日は2球団とも勝利でうれしい限り。
明日もがんばれ両チーム。

それではまた。
  1. 2014/04/12(土) 20:36:29|
  2. スポーツ
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斎藤投手・・・

昨日は札幌ドームで日本ハム対楽天の試合がありました。
楽天の先発は森投手、一方日本ハムの先発は斎藤佑樹投手でした。

試合は最後は5-3で日本ハムが勝ったのですが、先発の斎藤投手は残念ながら2回終了時にはもうマウンドにはおりませんでした。
斎藤投手は1回1/3で2点を失い、さらにランナーを溜めたところで交代。
いいところが全くない登板となってしまいました。

何せストライクが入りません。
四球を続けては苦し紛れに投げた球を痛打される。
これでは勝負になりません。
栗山監督も早々に投手交代を告げるしかなかったでしょう。

斎藤投手の肩関節唇の損傷はかなりの重症レベルだったと聞きます。
引退する、手術する、手術せずにフォームを変えることで肩の負担を減らす、この三つの中から斎藤投手は三番目を選んだと聞きます。
昨年一年間はほとんど投げることもできなかったそうですが、今年はかなりよくなっており、肩の不安も感じなくなってきたと聞きました。
事実、オープン戦ではそれなりに結果も残しており、今年は復活を期待できるかもと思っておりましたが・・・

斎藤投手は今日登録を抹消され二軍落ちが決まりました。
何とか再調整を行なって再び一軍のマウンドを踏んで欲しいと思います。
まだ期待しております。
がんばってください、斎藤投手。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/11(金) 20:54:57|
  2. スポーツ
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初期配置してみた(だけ)

夕べは寝る前に以前ユニットを切断したゲームジャーナル誌のゲーム「激闘! グデーリアン装甲軍」と、「激闘! スターリングラード電撃戦」の二つを初期配置してみました。

1404091.jpg
こちらは「激闘! グデーリアン装甲軍」
ユニットを切ったからには一度は初期配置ぐらいしてみないとね。

1404092.jpg   1404093.jpg
本当ならこのあと1ターン目の動きぐらいはソロプレイするといいんでしょうけど、今のところ対戦予定もないので初期配置まで。

1404094.jpg
とはいえ、初期配置してみるとなんとなくこのあとの展開を空想することができる感じですよね。

1404095.jpg   1404096.jpg
こちらは「激闘! スターリングラード電撃戦」
ドイツ軍の1942年夏の攻勢が始まるところです。

1404097.jpg   1404098.jpg
前線に両軍のユニットがひしめき合っている状態ですね。
これが広がっていくことになるんでしょう。

1404099.jpg
独軍にとっての目標であるスターリングラードの街。
遠いですが、史実のように廃墟にしてやりましょう。

こちらのゲームは近いうちに対戦できるかも。
やっぱりゲームは対戦してこそですよねー。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/10(木) 20:59:06|
  2. ウォーゲーム
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2年目の苦しみか?

プロ野球が開幕して二週間。
阪神と日本ハムがともに苦しんでおりますです。

特に日本ハムは先発陣の不調が目に付きます。
吉川投手、武田勝投手、ともにエース格の二人がまだ一勝もあげることができません。
チームも昨日までで5連敗というていたらく。

また中継ぎ陣も失点が多く、抑えることができません。
そのため、点をとってもとられてしまうほうが多く追いつけません。
打撃のほうもあまりよくなく、陽選手と中田選手ががんばっているものの、そのほかが調子が上がってきていません。

長いシーズン、こういう状態は一度や二度はあることですが、開幕直後にこの状況ですと、スタートで置いていかれてしまうのが心配です。

一方の阪神は日ハムに輪をかけて投手陣が崩壊です。
頼みの藤浪投手も二年目の苦しみか、終盤打ち崩されるのが二試合続きました。
もともと先発投手陣が手薄な状況ですので、立て直すのは容易ではないかもしれません。

幸い今のところ阪神は打撃陣は好調ですが、打線は水物、いい投手に遭うとまったく打てなくなるなど日常茶飯事。
なので、何とか早いうちに投手陣を立て直して欲しいところなんですが・・・

とりあえず今日は日ハム上沢投手、阪神岩崎投手ががんばってくれているようです。
二人とも今後ローテーションに入ってきてくれるかもしれません。
期待したいところですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/09(水) 20:38:59|
  2. スポーツ
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初の大量生産機

第一次世界大戦後、各国の軍隊は航空機なくしてこれからの戦争は戦えないということに気が付いておりました。

もちろん日本陸軍もその事実には当然気が付いており、航空機の必要性を充分すぎるほど認識しておりました。
しかし、当時の日本はまだまだ工業化が始まったばかりであり、航空機の自力開発など夢物語の時代でもありました。

そこで陸軍は当時の航空先進国であるフランスから航空機を輸入し、状況によってはそれをライセンス生産して航空機を装備しようと考えます。
第一次世界大戦終結の翌年の大正8年(1919年)には、早くもフランスの第一次大戦後半の主力機スパッド13を40機輸入し、丙式一型戦闘機として配備しました。

そして第一次大戦が終結後、フランスで新たに開発されたニューポール社のニューポール29を後継戦闘機として採用することが大正11年に決まります。
ニューポール29は当時のニューポール社の最新鋭機であり、試作自体は第一次大戦中でしたが、完成したのは大正9年(1920年)であり、大正11年にフランス軍でも配備が始まったばかりの出来立てほやほやの新型機です。
それを導入しようというのですから、当時の陸軍の航空機に対する意識の高さが伺えるでしょう。

ニューポール29は突出して優れた戦闘機というわけではありませんでしたが、高いレベルでまとまっている優秀な機体で、低速時の操縦性にやや難があったものの、それ以外はほとんど問題点がない戦闘機だったといいます。
フランスでも配備が始まったばかりのこの機体を、日本陸軍は110機も輸入し、のちには中島航空機に製造権を購入させてライセンス生産まで行いました。
1404081.jpg

ニューポール29は日本では甲式四型戦闘機と命名され、大正後半から昭和初期にかけての陸軍の主力戦闘機として使われました。
輸入機のほかにライセンス生産機は600機を超え、日本陸軍初の大量生産戦闘機となったのです。
これはフランス本国のニューポール29の生産数をはるかに上回るものでした。
生産は昭和7年まで続けられましたが、基本設計がよかったためか、ほとんど改良されることなく生産され続けたとのこと。
日本はこの甲式四型戦闘機によって陸軍航空の基礎を築いていったといっても過言ではないでしょう。
この甲式四型の量産記録が破られるには、あの名機97式戦闘機の登場まで待たなくてはならなかったのです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/08(火) 21:00:08|
  2. 趣味
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クライスト装甲軍団

昨晩はパタケウチ8世様とVASSALでタクテクス誌29号付録の「パンツァーグルッペクライスト」を対戦いたしました。

タクテクス29号

このゲームは名高き「パンツァーグルッペグデーリアン」のルールを使ってドイツ南方軍集団のバルバロッサ序盤の戦いを表したもので、パタケウチ8世様が独軍を、私がソ連軍を担当しました。

このゲーム、ZOCが結構強力で、ナポレオニック等でよくある戦闘結果以外ではZOC離脱ができないというゲームだったようで、実は今の今までまったくそのことに気が付いておりませんでした。
ですので、昔先輩と対戦したときには、自由にZOC離脱をしていた気がします。

今回はきちんとZOC離脱できないルールで対戦したんですが、もうなんと言いますかズタボロやん!!
司令部は早々に除去されるわ、部隊は次々除去されるわで戦線構築もままなりません。

独軍はソ連軍前線に大穴を開けて後は突破するのみ。
ソ連軍はそれをどこまで食い止められるか。
続きはまた今度ですが、正直かなりやばいですねぇ。

パタケウチ8世様、次回もよろしくお願いします。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/07(月) 20:46:20|
  2. ウォーゲーム
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1ドル=230円の時代かー

昨日は11点取っても勝てなかった阪神は、今日は15点も取ってようやく勝利。
とはいえ、投手陣が崩壊しているので何とか立て直して欲しいものです。

私のほうは今日は寒い中久しぶりに床屋に行って散髪してきました。
久しぶりの散髪で伸びていた髪をばっさりと。
気持ちよかったー。

料金は据え置かれていたようで、消費税が8%に上がっても増税分を添加できない小規模商店はつらいところかもしれませんねぇ。
10%になったら考えますとは言ってましたが。

ところでこのところ昔のタミヤニュースを引っ張り出してノスタルジーに浸っていたりするわけですが、70年代末から80年代初期のタミヤニュースを読んでいると、当時は円高が激しくなっていた時期だったんですねぇ。

タミヤニュース
どうも1ドルが230円になったというのが結構衝撃だったようで、このまま行けば1ドル200円の時代が来るかもしれない、プラモも価格を変更しないとならない可能性が高いと言う記事が出ておりました。

今は1ドルがもう100円前後の時代なわけですので、まさに隔世の感ですね。

また当時は「これだけは作ろう」という模型改造コーナーがあったわけなんですけど、これがまた結構難易度が高いものが多いんですよねー。
T-34/76をT-34/85に改造するのに、砲塔は木を削って作れ、85ミリ砲の砲身は自作しろとか、M3リー戦車の鋳造車体バージョンを木を削って車体を作れとか。
当時そんな難易度の高い改造どのくらいの人ができたんでしょうねぇ。

とはいえ、読んでると本当に懐かしいです。
ちょっとしたタイムスリップですよね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/06(日) 20:48:13|
  2. タミヤニュース
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渋い役者さんでしたが・・・

今日は阪神が大量11点も取ったのに12点取られて負けてしまったので、なんと言うか呆れ返って言葉も出ない舞方です。
投手陣なにやってんの!!

そして、また一人渋い役者さんがお亡くなりになられてしまいました。

蟹江敬三さん。
代表作はこれだといえるほど詳しくは存じないお方なので申し訳ないのですが、しっかりした脇役で多くのドラマで存在感を出していらっしゃった役者さんだと思います。

二時間ドラマ等でもよく出ていらっしゃり、たたき上げの刑事役なんかがよく似合っていた方だと思います。

またナレーションでは「ガイアの夜明け」で渋みのあるナレーションをなさっていらっしゃったので、お声はよく存じているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

まだ69歳だったとのことで、まだまだこれからご活躍なされる方だったと思います。
とても残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
  1. 2014/04/05(土) 20:04:42|
  2. ニュース
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ノスタルジーを味わう

今からもう30年ほども昔、私はプラモデルをよく作っていた少年でした。

単なる素組みで塗装もしなかったのが多かったですが、戦車や飛行機、艦船とたくさん作ったものでした。

特に多く作ったのはタミヤの1/35ミリタリーミニチュアでして、当時の流行の一つだったと思います。
その流行に乗っかる形で、タミヤとは一線を画したのがバンダイの1/48機甲師団シリーズでした。
1/48というサイズで低価格が売りである以上に内部構造が再現されていてカットモデルにも向いているというものだったと思います。

私も例に漏れずタミヤの1/35と並んでバンダイの1/48もたくさん作ったものでした。

それから30年。
プラモも作らなくなって久しいですが、タミヤニュースを購読したりするなどなんとなくミリタリープラモの世界とは細々とつながっているような状態でして、このたびなんとなく購入してしまったのがこちら。

1404031.jpg
タミヤの1/48ドイツ軍用サイドカーです。

バンダイが1/48を出していたのははるか昔ですが、近年はタミヤも1/48でミリタリー系のプラモを出してきました。
主に1/48の航空機プラモと組み合わせるのが狙いなんでしょうが、戦車なども結構出ており、1/35と並んでミリタリーは二本柱になっているようです。

何より価格が安いのが魅力で、このサイドカーも税抜き1000円という価格。
まあ、30年前は200円とか300円でしたのでそれとは比べるべくもないですが。

1404037.jpg
中身はこんな感じ。
さすがに1/48なので小さい小さい。
老眼の身にはつらいところでしょう。

実は接着剤すら手元にはないので、いつ組み立てられるかはなんとも言えませんが、こうしてミリタリーのプラモを買うというだけで30年前にタイムスリップしたような気持ちです。
ノスタルジーを感じちゃいますねぇ。

タミヤの1/48ミリタリーミニチュアは結構充実してきましたので、気が向いたら違うものも買ってみようかなと思います。
その意味でも価格が安いのはいいですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/04(金) 21:03:27|
  2. 趣味
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SKヒストリカルモジュールキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

先月末に注文してあったASL-SKのヒストリカルモジュール「Decision at Elst」と「WINTER OFFENSIVE 2014(WO2014)」がやっと到着いたしました。

Decision at Elst   WO2014.jpg

増税前の月末ということもあったのかもしれませんが、いつになく到着まで日にちがかかってしまい、思わずやきもきしてしまいました。
無事に到着してやれやれです。

「Decision at Elst」のほうはASLスターターキットシリーズにおける初のヒストリカルモジュールで、あの「マーケットガーデン作戦」における英軍地上部隊と独軍SS部隊のエルストという町における戦いがテーマ。
スターターキットであるがゆえに建物もほとんどが一階しかなく、丘もないような平らな街ですが、教会の尖塔がルール化されているようです。

また、スタンダードでは一般的ではあるもののスターターキットでは導入されていなかった「盤外砲撃」も今回は取り入れられているようで、スタンダードルールとどう違うのかが気になります。

独軍はSS部隊ですのでティーガーやパンターも装備しており、一方の英軍もシャーマンファイアフライなど装備は優良と言う感じ。

スターターキットですので、このモジュールだけでもプレイ可能というのは大きいですね。
マップがVASLに導入されたらどなたかと対戦したいものです。

「WO2014」のほうは毎年出されるシナリオとマップのセット。
今回もマップが一枚とシナリオが三つ入ってます。
こちらはスタンダードASLのほうなので、いつになるかわかりませんが、いずれは対戦したいものですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/04/03(木) 21:02:26|
  2. ウォーゲーム
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戦場での回収も大変

今月号のグランドパワー誌ですー。

1200938214.jpg
こちらが表紙。
今月号の特集は「ベルゲパンター」でした。

「ベルゲパンター」とは何ぞや?
まあ、知っている人は知っているでしょうけど、戦車は戦場では撃破されたりするだけじゃなく、故障などによってもその場に放棄しなくてはならなかったりします。
でも、完全に破壊された戦車ならともかく、故障であったり履帯が切れてしまったりしただけなら、回収して修理すれば再び使用できるわけであり、何より高価で数がいつも不足気味の戦車をそのまま捨てるなんてもったいないことできません。

そのために戦車を回収するために戦車回収車が必要になるわけですが、非装甲の車両では戦場での回収作業は難しく、ある程度の装甲は必要ということで、パンターの車体を使った回収車が作られたわけですが、それがこの「ベルゲパンター」です。

今号ではそのベルゲパンターの構造や生産などが記事になっているわけですが、あんまりこういう車輌は取り上げられることが少ないので、こうした記事は貴重といえるかも。

他には米軍の戦後の重戦車M103や、タミヤから1/35模型が発売になったナースホルンの写真集などが掲載されてます。

今月号もじっくりと楽しみたいと思います。
それではまた。
  1. 2014/04/02(水) 20:56:21|
  2. 本&マンガなど
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  4. | コメント:0

四月馬鹿の復活

日付が変わった。
今日は四月一日。
一年で一番私が輝ける日。
生まれ変わって初めての四月一日。
さあ、おろかな人間たちをたっぷりと馬鹿にしてやりましょうか。

私はつばの広い帽子を目深にかぶり、すその長いコートを着て夜の街へと繰り出す。
もしかしたら・・・
もしかしたら・・・
もしかしたらあの方にお会いできるかもしれない・・・
あの方が復活してくださるかもしれない・・・
そのためにも・・・
そのためにも楽しまなくちゃね。

                   ******

うふふふふ・・・
思わず笑いがこみ上げる。
男ってみんなバカばかり。
単純だからすぐだまされるのよね。
今日は大漁。
私にだまされた男たちが次々に馬鹿になってさらに仲間を増やしに町に散っていったわ。
うふふふふ・・・
あの方の復活のためにももっともっと馬鹿を増やさなきゃ・・・

「さて、次の獲物は・・・と」
私は帽子のつばの下からそっと周囲を探ってみる。
うららかな日差しの昼下がり。
昼食を終えたサラリーマンは仕事に戻り、春休み中の子供たちはまた遊びに出かけていく。
私に気を留める人などいやしないか・・・
ならば・・・
適当な家に入り込んでそこの人間をだますのも面白そうね。

そういえば、午前中にだました男の中に妻子持ちがいたいたわよね。
携帯の待ち受けを奥さんと娘の写真にしているような男だったけど、私が具合が悪くなったふりをしたらあっさりと引っかかって近くの病院に連れて行ってくれようとさえしたおろかな人間。
今度は彼の奥さんでもだましてみようかしらね。
たぶんこの近くに住んでいるはずだから・・・
私はあの男から得た知識を使って家を探しに行くことにした。

「ここのようね・・・」
私の前には一件の家。
どうやらあの男はそれなりの稼ぎだったらしい。
建て売りとはいえ一軒家に住んでいるようだ。
そういえば去年までの私もこんな家に住んでいた気がするわ。

私は帽子を目深にかぶり、コートの襟を立てて正体を知られないようにする。
もっとも、私たち馬鹿は相手の思考にある程度干渉できるので、こっちを人間と思わせるぐらいはたやすいこと。
今回はそれをちょっと強めに働かせ、素直そうな奥さんをだましてやるわ。

                   ******

「ただいまぁ」
私は無造作に玄関を開けて家に入り込む。
鍵がかかっているかと思ったけど、思った通りかかってはいなかった。
たぶんあの男の娘がもうすぐ帰ってくるからだろう。
馬鹿になってからそのあたりのことはなんとなくわかるようになっていた。
これも妖怪としての能力の一つなんだろう。
私たちはこういう能力を駆使して人間をだましていく。
そしてだまされた人間は馬鹿になっていくのだ。

「おかえりなさーい。おやつがあるから手を洗ってらっしゃい」
美人というよりもかわいいといったほうがいいような女性が私を出迎える。
私はすぐに帽子のつばの下から見上げるように女を見つめ、目と目を合わせた。
女は玄関にいる私を見て、一瞬怪訝そうな顔をしたが、目と目が合うとすぐに微笑を浮かべて私を家に招きいれた。
うふふふふ・・・
成功成功。
彼女は私を娘と思ったに違いないわ。
まったくだまされているとも知らないで・・・

私は彼女が用意してくれたお菓子を食べながら娘が帰ってくるのを待つ。
娘が帰ってくれば、きっとあの女はだまされたことに気が付くだろう。
そのときがとても楽しみ。
嘘でだますのも楽しいけど、こうして感覚をだますというのも面白いものね。

やがて玄関が開く音がする。
「ただいまぁ」
元気な女の子の声がする。
“本当の”娘が帰ってきたのだろう。
台所仕事をしていたらしい母親が首をかしげながら玄関に向かう。
うふふふ・・・
どんな顔して娘を迎えているのかしら。

「えっ? あっ? えっ?」
素っ頓狂な声を上げる母親。
不思議そうな顔をして娘とともにリビングに入ってきて、私がそこにいることに気が付いたのだ。
「あ、あの・・・あなたはいったい・・・?」
「ええっ? いやねぇ、お母さん。娘の顔を見忘れたの?」
私は帽子で顔を隠したまま意地悪く言ってやる。
「な、何を言ってるんですか! うちの娘はこの子です。あなたはいったい誰なの? 何をしに家に入ってきたの?」
「うふふふふ・・・何をしにって、あなたが私を娘だと思って家に招きいれたんじゃない」
「えっ?」
「あなたが私を何の疑念も抱かずに娘と思って家に入れたのよ」
はい、大事なことなので二度言いました。

「そ、そんな・・・わ、私は・・・」
うふふふ、うろたえてるうろたえてる。
「ママ、お客様?」
母親の隣できょとんとしている娘さん。
うふふふ・・・
結構かわいいじゃない。
「こんにちは。私はこの家の娘よ。あなたは?」
「う、嘘言わないでください! うちの娘はこの子です! 嘘言わないで!」
うふふふ、自分がだまされたことに気が付いて逆切れって所かしら。

「はい、嘘でした」
「えっ?」
母も娘も一瞬ぽかんとする。
まさかあっさり認められるとは思わなかったのかしら。
「私がこの家の娘と言うのは嘘。真っ赤な嘘。でもね」
私はニヤリと笑みを浮かべる。
「あなたは引っかかったのよ。私が娘だという嘘に見事に引っかかったわけ」
「えっ? あ・・・」
「自分の娘の顔もわからないのかしら? こんな嘘にだまされるなんてバカじゃないの?」
「な、なんですって!」
「あははははは・・・バーカバーカ! あんたはだまされたのよ、この私馬鹿にね。バーカ!」
私は帽子を脱いで顔を見せる。
「ひっ」
「きゃぁー!」
母と娘が悲鳴を上げる。

「ば、化け物!」
思わずしゃがみこんで娘を抱きかかえている母親。
「あら、失礼ね。私は化け物なんかじゃないわよ。私は妖怪馬鹿。よろしくね」
「う、馬鹿?」
「そう。そして私に見事にだまされたあなたも・・・馬鹿になるの」
「えっ?」
私の見ている前で彼女の手が変わり始める。
「えっ? な、何これ?」
茶色の毛が生えて先がひづめのように変わっていく彼女の手。
「マ、ママ?」
娘も驚いているみたい。
当然ね。
目の前で母親が変身していくんだもの。

「ああ・・・あああ・・・」
母親の顔がだんだんと変わっていく。
鼻が伸びて馬のような顔になり、頭からは鹿の角が生えていく。
着ている服はぼろぼろになって、下から茶色の毛に覆われた躰が現れる。
スリッパを履いた足もひづめのように変わっていく。
「ママ・・・ママァ・・・いやぁぁぁぁぁ!」
少女が母親の変化に目を見開いて叫び声をあげる。

「アハ・・・アハハハハ・・・」
全身を茶色の毛に覆われ馬面になった彼女が笑い始める。
「アハハハハ・・・なんて気持ちいいのかしら。最高よぉ。アハハハハ」
「マ、ママ?」
すっかり変化してしまった母親を不安そうに見ている少女。
無駄無駄。
もうあなたのお母さんは妖怪馬鹿になっちゃったのよ。

「うふふふ・・・あなたはもう妖怪馬鹿になったのよ。気分はどうかしら?」
私は新たに生まれた仲間に声をかける。
「ええ、とってもいい気分ですわぁ。早く誰かをだましたいですぅ」
まるで馬が鼻を鳴らすかのように笑う馬鹿となった彼女。
「マ、ママ・・・」
変わってしまった母親に恐る恐る少女が声をかける。
「あらぁ? ガキがいるわぁ。だましやすそうなガキねぇ。どんな嘘でだまそうかしらぁ」
まるで獲物を見つけたかのように目を細める彼女。
そこにはわが子への思慕の情などありはしない。
うふふふふ・・・
すっかり身も心も馬鹿になったようね。

「その娘はあなたに任せるわ。好きにしなさい」
「ハーイ。うふふふふ・・・」
ぺろりと舌なめずりをする彼女。
私は少女の泣き声を背にしてこの家をあとにした。

                   ******

「アハハハハ、あの娘これからどうなっちゃうのかしらね。パパもママも馬鹿になっちゃって。アハハハハ、面白かったー。次は誰をだまそうかしら」
「ククククク・・・面白いやりかただったじゃないか。他の馬鹿には思いつかないやり方だ」
背後から声がした・・・
聞き覚えの・・・ある声・・・
まさか・・・
まさか・・・
もしかして・・・
「四月馬鹿様?」
私は振り向いた。
そこには・・・
そこにはコートを着て帽子を目深にかぶった・・・
四月馬鹿様ぁ!!

「よぉ。一年ぶりだな」
「四月馬鹿様! 復活なされたんですね!」
「ククククク・・・四月馬鹿は滅びぬさ。エイプリルフールがある限り何度でもよみがえる」
にやっと笑う四月馬鹿様。
ああ・・・
四月馬鹿様・・・
お帰りなさいませ。

私は偉大なる主にひざまずいて改めて忠誠を誓う。
昨年はきちんと忠誠を誓う暇もなかった。
今年は目の前に四月馬鹿様がいらっしゃる。
私はそのことに大いなる喜びを感じていた。

END
  1. 2014/04/01(火) 21:25:07|
  2. 四月馬鹿
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  4. | コメント:7

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舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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