戦争映画等でよく目にすることのある兵器のひとつが手榴弾(手投げ弾)ではないでしょうか。
手に持って安全ピンを引き抜き、相手めがけて放り投げたり転がしたりすると、ある程度の時間が来て爆発するというもの。
トーチカの開口部や戦車のハッチから投げ込んだりするシーンもよくありますよね。
映画なんかでは攻撃する時も防御する時も同じ手榴弾を使っているように見え、私も昔は手榴弾と言うのは攻防どっちでも使えるものと思っていたんですが、どうも違うらしいですね。
最近のはよくわかりませんが、第二次大戦ごろの各国軍隊では、手榴弾というのは攻撃時に使うタイプと防御時に使うタイプの二種類があるのが一般的だったようです。
攻撃時に使う手榴弾というのは、実はあんまり殺傷能力は高くなく、むしろ派手な音と爆風だけのものが多かったそうで、それというのも相手をひるませてその間に突撃して行くことができればいいわけであり、むしろ破壊力の大きな手榴弾は自分にも影響が出てしまうために使いづらいんだとか。
確かに手榴弾を投擲できる距離はそんなに遠くまでではないので、爆発力が激しいと味方にも影響が出そうです。
そのためオランダ軍なんかは爆発して破片が飛び散っても大丈夫なように、火薬をつめた外側部分を厚紙で作った手榴弾なんかもあったそうで、ほかの国でも破片が飛び散りそうなものは極力省いたものが多いらしいです。
一方防御時に使う手榴弾は、爆発力もそうですが、多数の破片を飛び散らせて人員を殺傷するように作られているそうです。
そのため米軍が使っていた「パイナップル」などと通称されるマーク2手榴弾なんかは外側に溝を刻んで破片が飛び散りやすくしたり、中に鉄片などを組み込んで破片として飛び散るようにしたりするものなど大きな殺傷力を備えているものが多いようです。

(ただし、マーク2手榴弾の外側の溝はのちの研究ではほとんど意味がなく、内側に溝を付けたほうがよいということがわかったので、近年の手榴弾は表面が平滑なものが普通ですね)
防御時であれば味方はたいてい物陰とかに陣取っているので、手榴弾の破片が周囲に飛び散っても味方にはあまり影響しないと考えられたわけですね。
単純に手榴弾と言っても攻撃時と防御時で使い分けしているというのは意外と知られていないことかもしれません。
まあ、映画等ではそこまで細かく見せないですからね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/28(金) 21:02:50|
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昨晩は昨日の記事で紹介しましたゲームジャーナル誌22号付録ゲームの「東部戦線 冬季戦41-42」をプレイ可能な状態にするべくユニットをはさみでチョキチョキ。

ウォーゲーマーの方はカッターを使われる方も多いのですが、私はどうもカッターでは上手く切れないことが多く、メインははさみを使います。
まずは左右それぞれのブロックに切り分け、さらに一段ごとに切り分けます。

あとはそれぞれのユニットを切り離すだけ。
角落としをする方もいらっしゃいますが、さすがにめんどくさいので角落としはいたしません。

あとは陣営別にチャック袋に入れて終わり。
トレイに入れればいいんでしょうけどねぇ。

ついでにというか流れでゲームジャーナル誌35号付録の「激闘! グデーリアン装甲軍」もユニットカット。
やり方はまったく同じ。

こちらも陣営やマーカーごとにチャック袋に入れて保管。
これで二つのゲームがプレイ可能に。
とはいえ、通信対戦がメインの現状では、なかなか対面プレイの機会もなく、ユニットを切ってもプレイできるかどうかはわかりません。
ですが、このユニットを切るというのもめんどくさくはありますが楽しい作業の一つですよね。
さて、せっかくですからソロプレイでもしてみましょうか。
それではまた。
- 2014/02/27(木) 21:22:22|
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先日記事にしたゲームジャーナル誌と同じく、こちらも昨年末に手に入れたゲームジャーナル誌の22号です。

付録ゲームは「東部戦線冬季戦41-42」
こちらも過去にアドテクノスがブックタイプで発売したもので、気になっていたゲームの一つでしたが、あらためて手に入れるまでの気にならずそのままになっていたもの。
独ソの戦いは冬の戦いが一つの山になるわけですが、このゲームも独ソ戦最初の冬がテーマです。
ドイツ軍は速戦即決を目論んでいたものの、予想外のソ連軍の抵抗やヒトラーの余計な指示などのために冬になってしまい、冬季装備のなかった独軍はモスクワを目前に力尽きたというのが過去の定説でしたが、近年の研究等では冬季装備はきちんと用意されていたものの、補給態勢が破綻状態であったために前線まで届かなかったというのが正しいようですね。
ともあれ、このゲームは冬に向かっていく中、独軍は必死にモスクワを目指すことになるものの、気温の低下がダイレクトに影響するシステムになっており、各ターンごとにサイコロを振って気温が何度下がったかを決め、それによって泥濘から凍結、さらには大雪へと変化することで独軍の移動力や補給線の届く範囲などが変化するというもので、まさに気温の低下が独軍の足を引っ張っていく様が手に取るように感じ取れるゲームなんだそうです。
以前、先輩がこのゲームジャーナル誌を所有していたので、プレイしないかと誘われたことがあるのですが、他のゲーム等をやっているうちにやる機会を逸してしまい、今まで一度もプレイせずに来てしまいました。
何度か機会はあったんですけどねぇ。
今回自分の手元に来ましたので、ルールも読み込めますし、いずれはプレイしてみたいかな。
とはいえ、他にもプレイしたいゲームが山盛りなんですよねー。
まあ機会があればということで。(笑)
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/26(水) 21:15:20|
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ソチオリンピックも終わり、もうすぐ三月。
いよいよ球春も間近に迫ってきましたね。
各球団ともキャンプも終盤に入り、オープン戦や練習試合もぼちぼち行なわれてくるようになりました。
阪神では先日新外国人ゴメス選手が足の張りなどを訴えて休んだそうですが、どうやら軽症である様子。
昨年のコンラッド選手みたいなことにはならないで欲しいものですよね。
一方藤浪投手はなんと180キロ越えの剛速球を投げたことに??

計測機械の故障らしいのですが、投げるたびに184キロだの186キロだのが表示されたそうで、藤浪投手本人も「186キロも出たので調子は悪くないです(笑)」なんてことをコメントしたとか。
実際にそれだけのスピードが出たらすごいことですよねー。
日本ハムでは中田選手が調子いいようです。
コンバートされた三塁守備も無難にこなすようになってきたそうで、それに伴って打撃も調子よく、ここまで4割を超える打率だとか。
一昨年だったか、開幕前は調子よかったのに、開幕すると極端な不振でヒットがさっぱり出なかったということもあったので、この調子よさが続くわけではないでしょうけど、今年はぜひともタイトルを狙ってほしいものです。
投手のほうでは開幕投手は吉川投手にほぼ決まりらしいですね。
昨年は調子がよくなかったですが、今年は順調に来ているようなので、このまま怪我なく開幕に望んでほしいものです。
怪我といえば大野捕手の足首の捻挫が気になりますね。
全治三週間ほどだそうで、開幕は微妙な様子。
ここは近藤捕手など他の捕手陣がチャンスとばかりにがんばって欲しいものです。
今日は野球ネタでした。
それではまた。
- 2014/02/25(火) 21:12:47|
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二週間ちょっとにわたって行なわれてきましたソチ冬季オリンピックも昨日で終了。
今日からまたオリンピック放送のない平日が戻ってきましたね。
期間中はなんだかんだと日本選手の活躍に一喜一憂し、感動を感じてきておりましたがそれも終わり。
祭りの後の静けさと言う感じの寂しさがあります。
日本選手団は今回金1・銀4・銅3と8個のメダルを獲得することができました。
これは日本以外で行なわれた冬季オリンピックでは最多の数字なんだそうですね。
目標とされた金メダル5個には残念ながら及びませんでしたが、それでも立派な数字だと思います。
今回もメダルを確実視されながらも残念ながらメダルに手の届かなかった選手の方々も大勢いらっしゃいました。
女子ジャンプの高梨選手、フィギュアの浅田真央選手など、どうしてもやはりオリンピック独特の雰囲気に飲まれてしまった部分はあるんでしょうね。
でも、本当に精一杯がんばっていただけたと思います。
4年後は韓国・平昌。
またすばらしい日本選手団の活躍に期待したいところです。
日本選手団の皆様、本当にお疲れ様でした。
今日はこれにて。
それではまた。
- 2014/02/24(月) 21:03:06|
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朝鮮戦争が始まった翌年、アメリカで低価格で軽量かつ高機動性の歩兵部隊向け多目的車輌の開発が提案されました。
これを受け、アメリカ陸軍は三種類の新型車輌の開発を指示。
兵員輸送用車輌と装備輸送車輌、それに歩兵の脅威となる防御拠点や装甲車輌などを攻撃するために口径105ミリの無反動砲を搭載する自走無反動砲の三種です。
これらは基本的には共通車体を持つものとして考えられ、ベースとなる兵員輸送車輌として兵員6名輸送用のT55と、兵員10名を輸送できるT56の二つの試作が作られました。
これに対し、無反動砲を搭載するタイプは都合四種類が計画され、無反動砲を4門搭載するT164、6門搭載するT165、1門しか搭載しないものの、地上設置しても使えるようにしたT166、無反動砲を8門も搭載するT167が計画されました。
このうちT164とT167は早々に計画が中止されましたが、T165とT166はT55をベースとして計画が進められます。
T55、T56に続き、T166とT167も試作車が作られて試験が行なわれましたが、兵員輸送用のT55、T56はともに採用までには至らず、無反動砲を地上設置できるT167も設置に時間がかかるなどの問題点があるために開発が中止されました。
唯一残ったのはT166でしたが、こちらは問題点を改善した増加試作車を作るように命じられ、24輌の増加試作が行われました。
この増加試作車はM50自走無反動砲オントスと名付けられ、正式化となりましたが、なぜか陸軍は採用せず、途中から計画に参加した海兵隊が採用するという形となりました。
ちなみにオントスとは、ギリシャ語で「物・事象」などの意味があるそうです。
完成したM50オントスは、1955年から57年までに297輌が完成したといいます。
そのうち176輌はのちにエンジン換装などの改修を受け、M50A1となりました。

M50オントスは、米海兵隊によってベトナム戦争に参加しました。
履帯式車輌ですが、軽量でそれなりに速度も出るため、トラックコンボイの護衛などにつくこともあったそうです。
オントスは6門の無反動砲を搭載しており、火力は結構高いものでした。
HEAT弾や榴弾を撃て、対装甲車輌にも対人にも使える便利な車輌でした。
ベトナムでは軽量な車体は主力戦車のM48が行動できないような場所でも行動でき、有用だったといわれます。

しかし、オントスには欠点もまた多いものでした。
主砲の無反動砲は6門あるとはいえ、すべて1発ずつしか撃てず、撃ち終われば乗員が外に出て再度装填しなおさなくてはなりません。
また、無反動砲であるがゆえに、砲の後ろに高温の発射ガスが噴出するため、後方を広く開けなくてはならず、場合によっては味方に損害を出してしまうこともあったそうです。
さらに軽量であることから装甲も薄く、小口径の砲弾や機銃弾等でも装甲を撃ちぬかれてしまい、地雷などにも弱かったといいます。
それでも海兵隊のオントスは、ベトナム戦争でかなりの活躍を残しました。
しかし、対戦車ミサイルの発達や対地攻撃用ヘリの発達などで無反動砲の存在価値は低くなり、ついに後継車輌を開発することはありませんでした。
無反動砲を6門というまるでSF映画にでもでてきそうな車輌ですが、それなりの活躍はできたようですね。
再装填の問題等の改善も計画はされたそうですが、日の目をみることはなかったようです。
ちょうど時代の狭間の兵器だったのかもしれませんね。
それではまた。
- 2014/02/23(日) 21:30:32|
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昨日一昨日その前と、三日ほど連続して雪が降り続いており、我が家のお風呂場の窓もついに雪に埋まってしまいました。
そこで今日は天気がよかったこともあり、裏に回ってお風呂場の窓を掘り出す除雪作業。
これがなかなかたいへんで結構疲れました。
我が家のお風呂場は家の裏側に面しており、窓があるのですが、積もった雪と屋根からの落雪とでじょじょに雪が積みあがり、ついに埋まってしまったのです。
雪のない夏場は私の背丈ぐらいの位置にあるんですけど、それが雪の下になってしまうんですよねぇ。
お風呂場の窓が埋まっちゃうと外からの光が入らず風呂場が暗くなってしまうばかりじゃなく、雪の重みで窓が割れてしまう可能性もあるので、掘り出しておくほうがいいのですが、昨年は雪が多くてさすがに掘り出すこともできませんでした。
今年は昨年ほどではないにせよ、やはり窓が埋まりそうなので、雪の量が多いとは言えそうです。
まあ、あまりにも昨年が多すぎたわけですが。
(昨年の雪は市内の雪捨て場では7月ぐらいまで残ったそうですから)
札幌はある意味毎年のことですけど、先日の関東の大雪は普段降らなかっただけにたいへんだったと思います。
3月いっぱいの辛抱ですが、もう雪はいらないですねぇ。
それではまた。
- 2014/02/22(土) 20:56:20|
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昨年末にゲームジャーナル誌をいくつかまとめ買いしたのですが、その中の一つがこちら。

ゲームジャーナル誌の27号です。
付録ゲームは「アフリカンギャンビット」で、かつてアドテクノス社が出したブックタイプゲームの一つだったものの再販です。
このゲームは第二次大戦中の北アフリカでの英独の戦いを表しており、砂漠戦らしく補給が非常にシビアなゲームとなっているようです。
部隊ユニットは移動するにも戦闘するにも補給物資を消費し、その補給物資は補給物資カウンターをわざわざ運ばなくてはならないのです。
さらに部隊ユニットは存在するだけでも補給物資を消費するため、補給の少ない枢軸軍としては戦力的に低いイタリア軍をわざと補給物資を送らずに補給切れにして除去してしまう「イタリア軍餓死作戦」なる行動を行なうプレイヤーもいたとかいないとか。
以前より気にはなっていたゲームなのですが、かといって積極的に手に入れようと言う気も起こらずそのままになっていたのですけど、今回手に入れることができました。
まだ一度もプレイしたことないので、実際のプレイがどのようなものになるのかはわかっておりませんが、いずれはどなたかとプレイしたいものですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/21(金) 21:08:57|
- ウォーゲーム
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寝る前にちょっと時間を作ってのSquad Leaderソロプレイ。
第3ボード半分を使って米独の戦いをやってみました。
トランプを使って防御側は独軍と決定。
独軍に600ポイントを与えて兵力を購入し、攻撃側の米軍は1.4倍の840ポイントを与えました。
勝利条件もトランプで決定。
攻撃側はゲーム終了時に防御側よりも多くの分隊が存在しなくてはならないとのこと。
ちょうど両軍ともに10個分隊ずつだったので、いい感じの勝利条件です。

盤手前側から米軍が侵入したところ。
米軍にはM4シャーマンが一輌支援についてます。
指揮官も9-2が一人に8-1が二人と優秀。
一方の独軍も9-2指揮官がいて、パンツァーファウストがM4対策で4本ほど。

X3にいた独軍スタックが脅威だったので、M4が前進して機銃を射撃。
しかしこれが6ゾロでM4は機銃が故障。
独軍にとってはラッキーです。

さらに丘に上がってきた米軍9-2指揮官スタックが独軍の射撃で1・2がでてKIA。
9-2指揮官と666二個分隊が一瞬にして消えうせます。
M4は機銃を修理しようとしましたが、ここでも6が出て機銃が修理不能に。
米軍踏んだり蹴ったりです。

米軍は残った戦力で右翼から攻撃。
S8やT6の独軍分隊を裏返しますが、米軍も二個分隊ほどが混乱します。
さらに独軍9-2指揮官が指揮するパンツァーファウストがM4を直撃。
M4が破壊されてしまいます。
左翼では米独一個分隊同士が白兵戦。

6ターンでゲーム終了。
双方健在な分隊が四個分隊ずつとなり、米軍が独軍を上回れなかったので独軍の勝利となりました。
正味これだけで小一時間ほどでした。
まあ慣れているからなんですけども。
ちょっとした時間でソロプレイができるのもいいものですね。
それではまた。
- 2014/02/20(木) 21:01:59|
- ウォーゲーム
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先ほどまでソチオリンピックスノーボードのパラレル大回転競技をテレビで視聴しておりました。
いやぁ、日本の竹内智香選手残念だったですねぇ。
最後の最後で転倒してしまいました。
それまで本当に上手な滑りを見せてくれていただけに惜しかった。
やはり相手の選手に追いつかれてしまったことで焦りが出てしまったんでしょうかね。
それまでも男子女子何人もの選手が転倒していたので、転倒だけはしないでほしいなと思っていたのですが残念でした。
とはいえ、日本のスノーボード女子としては初のメダルですし、堂々の銀メダルです。
すばらしい成績だと思います。
おめでとうございます。
そして今大会女性選手初のメダルなんですね。
まだまだ競技はありますし、これをきっかけに更なるメダル獲得に期待したいところです。
がんばれ日本。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/19(水) 20:57:16|
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先日来関東方面では大雪でさまざまな被害が出、現在も孤立している箇所があるなどたいへんな状況ですが、昨晩から今日にかけ、北海道でも大荒れの天気となりました。
札幌はまだそれほどひどくはならなかったのですが、網走や釧路など道東方面では猛吹雪になり、交通機関も運休が相次いだようです。
北海道の雪は湿り気が少ない分ズシッとした重さはないのですが、逆にちょっとした風で降った雪が舞い上がる地吹雪という現象が起こるため、風が吹くとあっという間に視界が途絶します。
いわゆるホワイトアウトといわれる状態で、どこを向いても白い吹雪しか見えません。
そうなりますと、わずか数十メートル先に人家があっても見つけられないという状況になり、さまよった挙句に凍死してしまうという事態が起こりえてしまいます。
昨年もそうした痛ましい事故があり、雪の恐ろしさを思い知らされますね。
どうか充分にご注意くださいませ。
また、このたびの大雪による被害を受けられた皆様には心よりお見舞い申し上げますです。
それではまた。
- 2014/02/18(火) 21:20:22|
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先週今週とちゃい様とVSQLでSquad Leader対戦を行いました。

対戦したシナリオはこちらの「HITTING THE WALL」です。

(シナリオの一部)
このシナリオは、谷あいにある道路を米軍が確保するというもので、ゲーム終了時に2U3から2U7までの道路へクスに独軍分隊や操作班の射線が引けない状況にしなくてはなりません。
攻撃側の米軍を私が、防御側の独軍をちゃい様が担当しました。
今回はベーシックなシナリオではなく、それぞれ追加戦力が加わるバージョン1で対戦。
米軍にはプリースト自走砲やハーフトラックが加わりますが、独軍にも地雷が加わります。
この地雷がなかなか曲者で、地雷が埋まっているヘクスに入るとその地雷の火力で攻撃を受けるわけですが、入ったときと出るときのそれぞれで攻撃を受けなくてはなりません。
つまり、地雷にあるヘクスにとどまるつもりがなければ、もう一度攻撃を食らうのです。
米軍は失ってもそう痛くない操作班を使って地雷を探しますが、そうそううまくは行きません。
そうこうしているうちに地雷に引っかかって損害を受ける分隊が出てしまいます。
さらに頼みの綱の盤外砲撃も、無線機が故障してしまって使えません。
結局無線機は一回も砲撃を呼べないうちに修理不能で除去。
盤外砲撃はまったく役に立ちませんでした。
独軍の射撃に米軍の被害は続出。
米軍としては独軍を黙らせたいのですが、なかなかダイスがふるいません。
しかし、増援で現れた一輌のプリースト自走砲が戦局を変えてくれます。

プリーストの105ミリ榴弾砲の一撃が独軍のたこつぼ陣地を直撃。
独軍9-2指揮官と分隊を混乱状態におとしめます。
すかさず米軍はそのたこつぼ陣地に隣接し、脱出不能で除去に追い込むことができました。
これで米軍はかなり楽になり、終盤には独軍を追い詰めます。
最後は独軍分隊を白兵戦で除去し、勝利条件を達成・・・と思いきや、実は勝利条件には更なる条件がありました。
米軍は独軍より失った分隊や操作班が少なくなければならなかったのです。
結局米軍は独軍よりも二個分隊ほど多く失ってしまっており、第二の条件を満たしておりませんでした。
ゲームは引き分け。
序盤に失った分隊数が多かったのが響きましたね。
今回も楽しい対戦でした。
ちゃい様、次回もよろしくお願いいたします。
それではまた。
- 2014/02/17(月) 21:04:15|
- ウォーゲーム
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先月に声優の永井一郎さんが急逝なされてから、アニメ「サザエさん」の磯野波平さんの声が茶風林さんに変更になったというのを当ブログでも紹介いたしましたが、その茶風林さんの磯野波平が今日の「サザエさん」から登場いたしましたね。
ある意味楽しみに「サザエさん」を視聴いたしましたが、思った以上に合っているなぁと感心いたしました。
もちろん違和感は感じるのですが、それはもうどうしようもないでしょう。
それだけ磯野波平は永井一郎という声優さんと一体化していたといっても過言ではないでしょうからねぇ。
それでも茶さんの波平さんはかなり雰囲気が合っていたと思います。
ただ「マスオ君」と呼ぶときがどうしても目暮警部が「毛利君」と呼ぶときと一緒だなぁって思うのはしかたないんでしょうねぇ。(笑)
前任者のイメージが大きすぎますので、茶さんもかなり引き受けるのに二の足を踏まれたのではないかと思うのですが、こうして新たな磯野波平が始動したというのはありがたいことだと思います。
違和感はいずれ慣れていくでしょう。
永井さんの波平さんがもう聞くことができないというのは今でもとても残念なことですが、新しい波平さんをこれからは楽しんで行こうと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/16(日) 21:02:10|
- アニメ
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今回のソチオリンピックで日本の選手に初金メダルが誕生いたしましたねー。
男子フィギュアスケートの羽生結弦(はにゅう ゆづる)選手で、まだ19歳という若さだそうです。
金メダルおめでとうございます。
羽生選手は前日のショートプログラムで100点を越える得点を獲得し、金メダルも大いに狙える位置にいたわけですが、昨晩のフリーの演技では手を付いてしまったりと予想以上のプレッシャーを受けていたようです。
それでも高いジャンプなど着実に点数を獲得し、最後は合計280点を超える点数で1位に輝き金メダルとなりました。
羽生選手もそうですが、先日のジャンプの高梨沙羅選手などやはりオリンピックの舞台でのプレッシャーというのは想像を絶するものなんでしょうね。
ましてや周囲の期待も並々ならぬものでしょうし。
今回日本男子フィギュア歴史上始めての金メダルということで、ほかの競技にも弾みがついてくれるといいですね。
あらためまして羽生選手金メダルおめでとうございました。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/15(土) 20:53:47|
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2月に入り、今年も週刊ベースボールの増刊号、「2014プロ野球全選手写真名鑑」が発売となりましたー。

こちらが表紙。
今年も12球団の各チームの顔とも言うべき選手たちがそろいました。
わが阪神は昨年高校生ルーキーながら10勝を上げた藤浪投手ですね。
今年は二年目ですが、もうすでにローテーションの一角を任されているという状況で、二桁勝利の期待がかかります。
一方の日本ハムは中田選手ですね。
大谷選手が来るのではないかとも思いましたが、やはり日ハムの顔は中田選手ということでしょうか。
今年は三塁コンバートという話しもあり、守備位置が変わる可も知れないということで打撃に影響しないといいですが・・・
今年はタイトルに期待ですねぇ。
他の球団では広島がやはり前田投手ですね。
中日は谷繁兼任監督ですか。
この形になってからの表紙に兼任とはいえ監督が登場するのはもしかしたら初めてのことかも。
監督といえば巨人の原監督は今年が第二期監督就任9年目なんですねー。
なんだかんだ言って長期政権ですよね。
個人的にも原さんは名将と言う気がしてますし、今年も巨人は手ごわそうです。
毎年選手のデータを知るのに使わせてもらっている名鑑号。
今年もしっかり活用させていただきますです。
それではまた。
- 2014/02/14(金) 20:59:53|
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昨晩はセンパー様とVASSALでの対戦。
プレイしたのはゲームジャーナル誌43号付録の「ドイツ装甲師団長2」の続きでした。

このゲームは先日も紹介しましたが、作戦級であるわりに戦術級の味付けがなされており、砲兵には射程があったり、戦車と自走砲の区別があったりとマニアはニヤリとするようなユニット構成になっております。
そのため、ついつい戦術級の感覚が浮かんでしまい、敵の移動に対する防御射撃などを考えてしまったりするのですが、作戦級のゲームなので、相手のターンでは相手しか行動できないんですよねー。
ですので、敵の移動・攻撃が一方的に行われるわけですが、これって作戦級ではあたりまえのことであり、このゲームが作戦級ゲームなんだといまさらながらに再認識する有様。
それでも、慣れてくるとなんとなく面白さがわかるようになって来まして、独軍とソ連軍の撃ち合いなどを楽しみました。
とりあえず今回はルール把握の練習プレイということもあり、途中で終了といたしましたが、独軍の一ユニット単位では能力が高いものの数でソ連軍が優位というのがよくわかるプレイでした。
これは慣れたらホント面白そう。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/13(木) 20:44:25|
- ウォーゲーム
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タミヤニュースの538号が到着しました。

こちらが表紙。
今号は第二次大戦中のイタリア軍独立第22航空群のマーク(上)と垂直尾翼に付けられる国籍マーク(下)だそうです。
レジアーネRe2002やマッキMC202あたりにも付けられていたんでしょうかね。
今号では北海道にある陸上自衛隊第七師団東千歳資料館が紹介されてました。
私は行ったことはもちろんありませんが、北海道という地元にこういう資料館があるというのはいいですね。
機会を作ってぜひ一度行ってみたいものです。
一方でアメリカにある私設航空博物館「フライング・ヘリテイジ・コレクション(FHC)」も紹介されておりました。
こちらは航空機だけではなく、戦車は軍用車輌、砲などの展示も行なわれているようで、私にとってはヘッツァーや88ミリ砲あたりの展示物に興味をそそられます。
ここは私設ということもあり、展示物は個人所有ということのようですが、新型機のMig-29なんかも所有しているというので驚きです。
巻中の情景写真は独軍八輪重装甲車Sd.kfz232の情景。
アフリカ軍団配備のSd.kfz232と兵士たちですが、この装甲車、私が中学生のころの発売ですのでもうかなり昔のベテランキットですね。
先日手に入れましたインストブックに説明書が載っていたはずです。
懐かしいですねぇ。
開発進行中ということでいよいよ名前が出てきたのがナスホルン。
独軍の有名な対戦車自走砲で、長らくキット化が待たれてきたものです。
多くのファンが待ち望んだナスホルンがいよいよでるんですね。
今月号も楽しませていただきました。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/12(水) 21:09:10|
- タミヤニュース
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ソチで連日熱戦が繰り広げられておりますが、今日は休日ということもあり、プロ野球もキャンプ中の練習試合ということで阪神対日本ハム戦が予定されておりました。
で、日ハムの地元ということもあって札幌ではテレビ中継も予定され、非常に楽しみにしていたわけなんですが、残念ながら雨で中止。
阪神の若手選手や日ハムの若手選手の活躍を見ることはかないませんでした。(´・ω・`) ショボーン
まあ、中止はしかたないですね。
日本ハムでは先日の土曜8日に紅白戦が行なわれ、大谷投手と斎藤佑樹投手がそれぞれ先発を務めたとか。
大谷投手は2回を無失点で、斎藤投手は2回を1失点で終わり、それぞれなかなかいい感じだったようです。
栗山監督もこの二人には期待しているようで、彼らが活躍をしてくれるようであれば、最下位脱出はおろか優勝も見えてくるとふんでいるようですね。
大谷選手は打者としてはもう一軍で通用するレベルなので、今年は投手中心で育てていくようです。
投手としてローテーションを守りつつ、合間に野手として出場する。
そんなことが通用するのかどうか、今年も二刀流の挑戦は続くみたいですね。
一方の斎藤投手も肩の調子はいいようで、一時は引退も考えるほどだったという状況からは抜け出せたようですね。
このまま復活してローテーション投手として活躍してくれれば言うことなしなんですが、はたしてどうなりますやら。
ファンとしては期待したいところです。
野手では中田選手の調子がよさそうですね。
今年は怪我に充分注意して、タイトルを取ってほしいものです。
まだまだキャンプも始まったばかりですが、開幕が待ち遠しくなってきましたね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/11(火) 21:19:41|
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先月27日に急逝なされた声優の永井一郎さん。
その代表作とも言うべき「サザエさん」のお父さん、磯野波平の声の後任が決まったとのこと。
後任に選ばれましたのは、「ちびまる子ちゃん」の永沢君役や「名探偵コナン」の目暮警部役などを演じていらっしゃる茶風林さん。
個人的には正直その手があったかと思わず納得した声優さんです。
私が最初に茶風林さんを意識したのは、あの「ガンダム0083」のモンシア中尉でしたでしょうか。
それ以前はよく存じなかったのですが、あのモンシア中尉の独特の声は印象深かったです。
その後目暮警部や永沢君でよく聞くようになりましたが、なかなかいい人選ではないでしょうか。
もちろん違和感はどうあってもぬぐえないでしょうが、案外波平さんには合っているんじゃないかなと思っておりますです。
茶風林さんの波平は16日からとのこと。
今度の日曜日がとても楽しみです。
どんな波平さんが見られますやら。
それにしても、あらためて永井一郎さんがお亡くなりになったことの大きさを感じますねぇ。
もう一度ご冥福をお祈りしたいと思います。
- 2014/02/10(月) 21:13:44|
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今日は東京都知事選挙でしたね。
私は札幌市民なので直接関係はないのですが、やはり首都の知事選ですので誰が都知事になるのかは気になっておりました。
先ほど投票が締め切られ、舛添要一氏が新都知事に当選確実になったようです。
今回は16人もの候補者が立候補したわけですが、その中で支持層をつかんだ舛添氏が票を伸ばしたようですね。
今回の都知事選は前都知事の猪瀬氏の辞職によるものでしたが、こうして新都知事が決まったことで、2020年の東京オリンピックの動きもまた動き始めるのではないでしょうか。
今回の都知事選では原発問題も焦点の一つになりましたが、即時停止を訴えていた候補ではなく、段階的に縮小と訴えていた舛添氏に決まったことで、国のエネルギー政策の方針が支持されているという見方もできそうです。
舛添氏の都政に期待という感じですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/09(日) 20:58:00|
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今日は朝からNHKでソチオリンピックの開会式(録画放送)を見ていたりしたのですが、どうも午後あたりから断続的に入ってくるニュースが関東以南での雪のすごさを報じるものばかりになりましたね。
事実東京や神奈川で10センチ以上も降り積もったそうで、交通機関も全面的にマヒ状態とのこと。
平日ではなかったのがやや幸いだったかもしれませんが、それでもお仕事などで外出しなくてはならない方々も多かったでしょうから大変だったと思います。
札幌は雪が降るのがあたりまえの地域ですから、それに対する備えも市民や市にあるわけですが、東京以南では雪が降ることがほとんどないなかで10センチは対応不能になってあたりまえでしょう。
スリップによる事故や歩いていての転倒など、どうか充分にご注意なさってくださいませ。
ニュースでも言っておりましたが、できるだけ外出は控えるのがよろしいかと思います。
札幌でも猛吹雪の日には外出は避けられるものなら避けるものですので。
今日も短いですがこれにて。
それではまた。
- 2014/02/08(土) 21:16:07|
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すでに一部競技では競技が始まっているものもありますが、今晩1時14分(25時14分)よりソチ冬季オリンピックが開幕いたしますねぇ。
安倍首相も行く行かないと話題にもなりましたが、強行スケジュールで開会式に参加するとのこと。
一方でオバマ大統領などは参加しないらしいですね。
オリンピックが政治利用されるのは今に始まったことではないですが、できればそういうことはないほうがいいですよね。
2020年の東京の時にはどうなりますことやら。
道民としては女子ジャンプの高梨沙羅選手に期待です。
金メダルも狙えると思いますが、プレッシャーを感じずにのびのびやってほしいものですね。
残念なのは女子モーグルの伊藤みき選手が怪我で棄権しなくてはならなくなったとか。
メダルの数も気になりますが、どうか怪我には充分注意して競技に臨んでいただきたいです。
今日は短いですがこれにて。
それではまた。
- 2014/02/07(金) 21:03:27|
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昨晩はセンパー様とゲームジャーナル誌43号付録の「ドイツ装甲師団長2」をVASSALで対戦いたしました。

このゲーム、私は今回が初めての体験でして、何をどうしたらいいものやら途方に暮れてしまいます。
独軍を担当し、とりあえず初期戦力をサイコロで決定しましたが、パンターと4号がそれなりの数を手にしたものの、駆逐戦車は4号5号6号すべてまったく無く、ナースホルンのような強力な対戦車自走砲もありません。
まさに戦車を中核とした装甲師団というところでしょうか。
対戦の途中からモジュールを作成されましたアンブッシュ様がお見えになりましたので、いろいろとプレイのアドバイスを受けましたが、正直まだそこまでのレベルですらないという事実。
センパー様とお互い手探りで3ターンほどプレイしましたが、部隊を移動させるのも展開させるのもどうしたものやらと悩みまくり。
まだ一発も撃ち合ってません。
続きは日曜日。
センパー様、次回もよろしくお願いします。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/06(木) 21:05:32|
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先日、アメリカ製の装輪装甲車スタッグハウンドのことをご紹介いたしましたが、どのような兵器もタイミングが合わないとなかなか活躍ができないというのは何もスタッグハウンドばかりではありません。
それでも、スタッグハウンドはまだ発注元の英国が引き取ってくれたのでよかったのですが、そうならないものも中にはあるわけでして・・・
1941年に第二次世界大戦に参加した米軍は、急遽さまざまな兵器の開発を行なうこととなりましたが、その中には陸軍からの要望で対戦車自走砲の開発も含まれておりました。
そこで米軍は量産され始めていたM3兵員輸送ハーフトラックの車台に、75ミリ砲を搭載した対戦車自走砲を試作し、試験します。
この対戦車自走砲は手っ取り早く作られた割には悪くない能力を持っており、満足するとまではいかないものの充分使い物になると判断されました。
主砲の貫通力は当時の独軍の三号戦車や日本の九七式中戦車に対しては充分なものだったのです。
この対戦車自走砲は量産されて米軍に配備され、そこそこの活躍をおさめました。
それを知った英国は、不足している自軍の対戦車自走砲にこのM3ハーフトラック改造の対戦車自走砲を取り入れようと考えます。
とはいえ、主砲の75ミリ砲はもともと野砲であり、装甲貫徹力は決して高いものではありませんでした。
また、もともとフランス軍の野砲であったため、英軍の装備体系とは弾薬の種類などが違い補給面などで混乱をもたらす可能性もありました。
そこで英軍は、この対戦車自走砲の主砲を自軍の6ポンド対戦車砲(口径57ミリ)に変更し、搭載することを主張します。
この6ポンド対戦車砲は装甲貫徹力もすぐれ、米軍も対戦車砲としてライセンス生産しており、主砲の変更は可能と考えられたのです。
米側はこの申し出を受け入れ、M3ハーフトラックに57ミリ対戦車砲M1(6ポンド対戦車砲のライセンス生産版)を搭載した自走砲を開発しました。
搭載方法は前述の75ミリ対戦車自走砲とまったく同じで、操縦席の後ろに砲架を設置し、その上に57ミリ砲を搭載するというものでした。

試作車は1942年5月には完成し、T48のナンバーを付けられて試験に供されました。
試験の結果は小改良は必要なものの、充分に実用になるとされ、T48は量産が開始されることとなりました。
しかし、このT48が順調だったのはここまで。
1942年12月から量産に入ったT48でしたが、数がそろったのは1943年の5月ごろ。
スタッグハウンドの項でも述べましたが、英軍にとってはもう危機を脱した頃であり、このT48もさほど必要とはされなくなっていたのです。
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962輌が生産されたT48でしたが、英軍に引き渡されたのはそのうちのたった30輌にしか過ぎませんでした。
しかもその30輌も、引き取られたあとで57ミリ砲を取り払い、普通の兵員輸送車に再改修されるという有り様でした。
結局、残ったT48が向かったのはソ連でした。
レンドリースで650輌がソ連に引き渡されたのです。
これはソ連にとってはありがたいことでした。
1943年といえば、まだまだドイツ軍と苦しい戦いをしていたソ連にとって、それなりの装甲貫徹力を持つ57ミリ砲を装備した対戦車自走砲はまだまだ活躍する余地があったのです。
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ソ連に引き渡されたT48はソ連風にSU-57と呼ばれたとも言いますが定かではありません。
ともあれソ連軍の手でT48は活躍することができました。
その意味では開発は無駄にはなりませんでした。
残った280輌ほどのT48はアメリカ軍が試験等のために1輌装備した他は、英軍同様すべて主砲を取り払って兵員輸送車に再改修されました。
そのため、T48はソ連軍以外では見かけることがない対戦車自走砲となりました。
T48もスタッグハウンド同様に悪い車輌ではありませんでした。
むしろ能力的には良好と言ってもいい車輌でした。
しかし、タイミングが合わなかったために米英軍では使われることがなかったんですね。
ソ連軍に使ってもらえたのは本当に幸いでした。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/05(水) 21:04:41|
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今日は東京でも雪が降ったそうで、日本海側はじめ広い地域で雪が降っているようです。
札幌も午後から雪が降りしきり、うちの玄関前もそこそこ積もってきたので、明日は除雪でしょうか。
やれやれです。
そんな中、札幌では明日から第65回目の雪祭りが開催ですね。
さっぽろ雪祭り公式サイトもう雪祭りも65回目ですかー。
長いですねぇ。
毎年200万人以上が来場する札幌の冬の一大イベントですね。
札幌市民にとっては交通規制など悩ましい面もあったりしますけど、経済効果は大きいので、やっぱりないと困るイベントですよねー。
ということで、ぜひ皆様見に来てくださいませー。(笑)
今日はこんなところで。
それではまたー。
- 2014/02/04(火) 21:02:33|
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札幌で先月末から行方不明となっていた小学校三年生の女子生徒が、昨晩無事に保護されたとのニュースが入りました。
いやぁ、無事で何よりでした。
もしかしたら屋根からの落雪に巻き込まれたりしたのかなとも思いましたが、先月末からのここ数日は気温も低かったのでその可能性も低そうだし、やはり誘拐かなぁと思ったのですが、拉致監禁だったみたいですね。
容疑者の方がどんな動機で拉致監禁したのかはなんともいえませんが、女の子を拉致監禁したところで望みがかなうなんてことないんですけどねぇ。
困ったものです。
なんにしても女の子が無事で本当によかったです。
札幌市民としてホッといたしました。
市民といえば、大阪市では橋下市長が辞意を表明し市長選挙を行なうことになるようですね。
昨年末に東京都知事が辞職し、9日には都知事選挙が行なわれますが、今度は大阪市ですか。
なんと言うか、選挙に巨額に費用がかかるということを理解していないんじゃないのって気もしますねぇ。
とはいえ、市民の信を問わないと進められないというのもあるんでしょうから、やむをえない面もあるのかもしれませんが。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2014/02/03(月) 21:05:47|
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1939年、第二次大戦が勃発した時点から英国はドイツと戦争状態に入りました。
その後、1940年のフランス戦から英国上空の戦い、いわゆるバトルオブブリテンを戦い抜き、どうにかドイツ軍の本土上陸という最悪の事態を免れることができた英国は、主戦場を北アフリカの砂漠に移すことになりました。
とはいえ、英国の生産力には限りがあり、また装備の多くをダンケルク等で失ってしまっていた英国軍は、その装備の一部をアメリカからの購入でまかなおうと考えます。
1941年、英国はアメリカに資材購入委員会を派遣し、さまざまな物資調達に関する打ち合わせを行なっておりましたが、その中のひとつにあったのが、砂漠地帯で使用する装輪装甲車でした。
おりしもアメリカでもそれまでの装輪装甲車に対する見方が、英軍装輪装甲車の活躍で見直されてきていたこともあり、アメリカ内でも装輪装甲車を装備するべきとの意見が出され、各種の試作が行われていた時期でもありました。
そのため、この英軍向け装輪装甲車の開発を兼ね、自軍でも使用する装輪装甲車を開発しようということになり、フォードとシボレーの両社に試作開発が命じられました。
このうちフォード社は六輪タイプの装甲車を開発。
一方シボレーは四輪タイプの装甲車を開発します。
フォード車の六輪タイプはT17、シボレーの四輪タイプはT17E1というナンバーが付けられ、それぞれ試作車が作られましたが、いずれも37ミリ砲を搭載した砲塔を載せ、当時の偵察用車輌としてはそこそこの攻撃力をもっておりました。
試作車はそれぞれ既存の車輌から流用した部品にトラブルが生じるなどいくつかの問題はありましたが、順次解消され、量産に向けての準備が進められます。
しかし、いずれも全長が5メートルを超え、重量もT17で14.5トン、T17E1でも13.9トンと軽戦車並みの重量となったことから、米軍では偵察車輌としては重量が過大であるとして大量生産は見送られることになってしまいます。
それでも時期的に一両でも多くの戦闘車両が欲しい英軍は、四輪のT17E1はひとまず要求を満たしているとし、量産を求めて契約を交わしました。
T17E1は大直径のタイヤを装備した四輪装甲車で、同じ英軍向け戦車となったM3グラント戦車の砲塔によく似た形の砲塔に37ミリ砲と7.62ミリ機銃を装備しておりました。
装甲は車体前面で22ミリ、砲塔前面では44.5ミリとそこそこの厚さを備えており、当時としては悪くない車輌でしたが、やはり車体の大きさと重量がやや問題でした。

それでも北アフリカのような砂漠で使う分にはそれほど問題とはならなかったかもしれません。
しかし、1941年後半は、アメリカも第二次大戦に参戦することとなった年であり、アメリカ国内の生産力も自軍向け装備を充実させることで手一杯となってしまった時期でした。
そのため、T17E1は契約は交わされたものの、生産は遅れてしまい、英軍が手にしたのは1942年の後半になってからでした。
1942年後半ともなると、北アフリカの戦闘はほぼ終息を迎えており、砂漠用装甲車も必要がなくなっていたのです。
英軍に引き渡されたT17E1はスタッグハウンド(猟犬の一種)と名付けられ、偵察部隊等に配備されましたが、戦場がシシリー戦以降のイタリア戦線や、ノルマンディー上陸以後のフランス戦線ではその車体の大きさや重量がやはり問題となってしまいます。
しかもその頃には主砲の37ミリ砲では力不足になってしまっており、スタッグハウンドは使いどころが難しい装甲車になってしまっていたのでした。

それでもスタッグハウンドは2800輌あまりが生産され、英軍に引き渡されました。
英軍はこのスタッグハウンドを何とか使おうと考え、砲塔を12.7ミリ機銃の連装にした対空自走装甲車スタッグハウンドAAを1000輌ほど作ってもらったり、当時すでに戦車としての価値を喪失しつつあったクルセーダーの砲塔を現地改造で載せるなどしたようです。
決して悪い装甲車ではなかったと思うのですが、やはり大型で重かったことと、時期がずれてしまったことがこのスタッグハウンドを影の薄い装甲車にしてしまったように思います。
ある意味不幸な装甲車だったといえるかもしれませんね。
それではまた。
- 2014/02/02(日) 21:03:08|
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今日から2月。
プロ野球も12球団がいっせいにキャンプインしましたねー。
巨人では松井秀喜氏が臨時コーチを務めるということで、松井氏の姿を見に多くのファンが詰め掛けているようですし、わが阪神は現場復帰した掛布DCが今朝早くから若手に早朝トレーニングを行なったとか。
日本ハムは早くも8日には紅白戦を予定していて、そこで大谷選手と斎藤投手がそれぞれ先発をする予定らしいです。
いよいよ今年もプロ野球が始まりましたねー。
今年最後に笑うのはどの球団なのか?
個人的にはもちろん阪神に笑って欲しいんですけどねー。
ということで、今年も楽しみなプロ野球。
今シーズンも楽しませていただこうと思います。
今日は短いですがこれにて。
それではまた。
- 2014/02/01(土) 20:56:30|
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