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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

まだまだだなぁ

先日、センパー様とVASSALで「Blue&Gray」(CMJ83号付録)の対戦を行いました。



対戦したのは「チカマウガ」
アメリカ南北戦争中盤の1863年9月に行なわれた戦いで、ローズクランズ将軍麾下の北軍ブラッグ将軍指揮下の南軍の間で行なわれた戦いを表したものです。
私が南軍を担当し、センパーさんが北軍を担当しました。

うーん・・・
なんといいますか、5ターンほどプレイしたのですが、どうにも戦線の張り方がまずくて南軍ユニットが次々と除去される有り様に。
早々に投了となってしまいました。

うーん・・・
作戦級はあんまり得意じゃないとはいえ、やはり戦線の張り方がまだまだですねぇ。
センパー様には申し訳ないことをしてしまいました。
もう少し精進せねば・・・

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/31(金) 20:59:16|
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三突短砲身

昨日の「世界の艦船」と一緒に、こちらの「グランドパワー」誌も手に入れてきました。

1200929853.jpg
表紙はこちら。

今月号の特集は三号突撃砲短砲身型。
いわゆる三突の初期型です。

三突は皆様ご存知の通り、歩兵支援のための動くトーチカです。
そのため戦車型よりもやや装甲は厚く、歩兵支援に向いた75ミリ砲を装備しています。
この三突の計画から生産に至るまでや、試作型からA型、B型、そして短砲身最後のE型までの各型の変遷を取り上げております。

今回新たに従来B型の初期生産型と思われていた車輌が、A型の第二生産ロットA(2)型であることが明らかになったようで、そのあたりのことも掲載されてます。

後半は三突短砲身型の写真集となっており、模型製作や情景作りの一助になるでしょう。
よく見る写真も多いのではありますが、資料としてもいいと思います。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/30(木) 21:14:33|
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欧州海軍の最近

「世界の艦船」の3月号を手に入れてまいりました。

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表紙はこちら。

今月号の特集は「ヨーロッパの海軍」です。
このところ東アジアを含むアジア各国の海軍力の増強が目立ちまして、ともすればあまり注目されなくなっていた欧州各国の海軍ですが、どうしてどうして、やはり各国ともに新型艦艇の充実には力を入れているようですね。

先ごろSTOVL空母「アークロイヤル」が退役し、空母勢力が「イラストリアス」のみとなった英国は「クイーン・エリザベス」級空母二隻を建造中。
また核戦力の柱でもある核ミサイル原潜も新型が着工されたとか。

フランスやイタリアも新型水上戦闘艦など戦力の更新に腐心しているようです。
ただ、欧州各国とも財政的にはなかなか厳しい状況のようで、英国も空母二隻体制になるかどうか予断を許さないようですね。

大型艦に引き換え、小型艦はコストパフォーマンスにすぐれているせいか、各国ともに充実させてきている感じです。
冷戦も終結した現在、こうした小型艦艇の方が必要なのかもしれませんね。

カラーページで目を引いたのは、インド海軍の新空母「ヴィクラマディチャ」でしょうか。
もともとは旧ソ連の空母「アドミラル・ゴルシコフ」ですが、このたび改装を終えてインドに回航されたとのこと。
搭載機もMig-29を購入してそのまま運用するそうで、インド軍はエリア88並みに本当に多種多様な兵器を運用することになるようです。

今号もいろいろと楽しめそうですね。
それではまた。
  1. 2014/01/29(水) 21:00:11|
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寝る前Squad Leader

むしゃくしゃして(Squad Leaderのソロプレイを)やった。
後悔はしていない。

よく突発的に悪いことをしてしまった人が言うセリフをもじってみましたが、本当にむしゃくしゃしていたわけではありません。(笑)
まあ、なんとなく寝る前のちょっとした時間でSquad Leaderをソロプレイしてみたというところです。

SL0103.jpg
シナリオはLC-1「ASSAULT ON STOVGOROD」なんですが、もともとこのシナリオは第3盤を使うはずがシナリオカードは第4盤になっていて、存在しない石造建物を占領するよう指示されていたりするので、今回はそれを逆手にとって第4盤のままで勝利条件をカードで選ぶことにしてみました。

SL0102.jpg
引いたカードはA。
攻撃側は盤の反対側から50%の戦力を脱出させろというもの。
攻撃側の独軍は12個分隊ありますので、6個分隊を脱出させねばなりません。
これはやや厳しいか。

SL0101.jpg
ということで独軍は盤に進入。
このシナリオは時期が11月なので、盤中央部などの麦畑(薄黄色の地形)がないものとみなされます。
なので意外とLOSが通りやすい状況。

SL0104.jpg
独軍は盤の中央部に9-2指揮官スタックを入れ、そこからソ連軍を遠距離射撃。
ソ連軍が最長で8ヘクスしか届かないのをいいことに、12ヘクスの射程を生かしてロングレンジ攻撃でソ連軍を削ります。

SL0105.jpg
ソ連軍はダイスの目の悪さもあって独軍に次々に削られてしまい、あっという間に残り1個分隊に。
こうなると独軍の阻止をすることができずに敗北となりました。

まあ、ほんのちょっとした時間でのソロプレイでしたが、こんなものでも面白いですねぇ。
充分楽しめました。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/28(火) 21:11:53|
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波平さんはどうなってしまうのか・・・

もうなんとも言葉がありません・・・

先ほどニュースで声優の永井一郎氏が宿泊先のホテルで急死なさったと報じておりました。
チェックアウトの時間になってもおいでにならなかったために従業員が確認したところお風呂場で倒れていらっしゃったとか。

ああ・・・
ショックです。
ご病気で入院なさっていたとかなら、まだ覚悟も多少できたのでしょうが、昨日「サザエさん」でお声を聞いたばかりですよ・・・
あの波平さんの声がもう聞くことができないなんて・・・

永井一郎氏は本当に多くの役柄をこなしていらっしゃった声優さんでした。
私がお名前を意識したのは「宇宙戦艦ヤマト」からでしょうか。
まったく別人の声としか思えなかった徳川機関長と佐渡先生の声が、どちらも永井氏の声だと知ったときには驚くというよりも感心しかありませんでした。

その後も「うる星やつら」「機動戦士ガンダム」「天空の城ラピュタ」などなど、永井氏が出ていないアニメの方が少ないのではないかというぐらいに多くの役柄をこなしていらっしゃいました。
そしてもちろん「サザエさん」の波平さん。
「ばっかもーん!」とカツオなどを怒鳴る声は永井氏あってのものでしょう。
代役の方になるのではないかと思いますが、あの怒鳴り声はいつまで経っても永井氏の声で思い出されそうです。

本当に残念で悲しいです。
ご冥福をお祈りいたします。

(´;ω;`)ブワッ
  1. 2014/01/27(月) 20:55:31|
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一年間終わっちゃいましたねー

なんだかんだと一年間見続けてきたアニメ、「ドキドキ!プリキュア」が今日で終わってしまいましたねー。

DP.jpg

前作の「スマイルプリキュア!」も結局一年間見続けてしまい、通しで見た二本目のプリキュアというところでしょうか。
それ以前のは時々見ていただけでしたので。

プリキュアもいまや女の子向けアニメとして定番になった気がしますね。
日曜日の朝は男の子も女の子もみんなでヒーロー(ヒロイン)を見て楽しむ時間というのが定着したような気がします。

まあ、私はいまだに平成ライダーはどうも見られないんですけどね。(^_^;)

次回作は「ハピネスチャージプリキュア!」だそうで、どのような話になるのか楽しみです。
これもなんだかんだと見るのかなぁ。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/26(日) 21:06:13|
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俺のケツを舐めろなんてチットもあります

今週水曜日の夜、VASSALでセンパー様とゲームジャーナル9号付録の「激闘!キエフ奪回作戦」を対戦いたしました。

ゲームジャーナル9号

すでに対戦していた続きですが、双方中盤の攻防を行い、やや独軍が戦線を持ち直したところで終了。
ソ連軍側が勝利条件を満たすのは厳しいと判断して投了となりました。

このゲーム、私は発展版のGJ29号付録「激突!バルジ突破作戦」を何度かやっておりましたが、元となったこちらを対戦するのは初めてで、やや戸惑いながらのプレイでした。
ともに戦力強化チットをユニットに取り付けて戦闘を行なっていくわけなんですが、この「キエフ」ではチットの種類も少なめで、チットなしでの戦いもままあるのに対し、「バルジ」ではチットの種類も多く、チットなしでの戦いはほとんどありません。

いわば「キエフ」でのチットはユニットの味付けであるのに対し、「バルジ」でのチットはチットこそがメインといったところでしょうか。

以前からプレイしてみたかった「キエフ」もこれでプレイできました。
いずれ入れ替え戦も楽しみたいところですね。
センパー様、対戦ありがとうございました。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/25(土) 21:19:14|
  2. ウォーゲーム
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田中投手に続け

今日は3月にある春の選抜高校野球の出場校の発表がありました。

今回は残念ながら北海道からは1校のみ。
21世紀枠も北海道の学校は選ばれませんでした。

で、その1校はといいますと、なんと楽天からヤンキースに移籍する田中将大投手の母校駒大苫小牧でした。

田中投手のいたときの駒大苫小牧は強力で、まさに北海道の希望の星。
私の生きている間は高校野球で北海道の学校が優勝するなどありえないんじゃないかと思っていたぐらいでしたので、あの活躍は今でも印象深いものがありますねぇ。

もっとも、最近はややおとなしくなってしまったというか強さがなくなってしまったようなので、これをきっかけにまた強豪復活となってほしいところではあります。
ぜひ田中投手に続く選手たちが出てきてほしいものですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/24(金) 20:52:37|
  2. スポーツ
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七年契約ですかー!

今日は私には関係ないと言ってしまえばそれまでなんですが、東京都の都知事選挙が始まりましたね。
前都知事の猪瀬氏の辞職を受けての選挙となるわけですが、なんと総勢16人が立候補の届出を行なったとのこと。
中でも注目は枡添氏、細川氏、田母神氏、宇都宮氏といった面々でしょうか。
2月9日が投票日とのことですが、東京都民の皆様に取りましては今後の都政を誰に託していくのか、悩ましい17日間となりそうですね。

そして、そんなニュースがかすんでしまうようなニュースが海の向こうからやってきましたね。
楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手のメジャーでの行き先がニューヨーク・ヤンキースに決まったとのこと。
しかもなんと七年161億円というすさまじいほどの破格の契約だとか。
すごいですよねー。

これで田中投手も行き先が決まりました。
ご本人もやれやれという思いではないでしょうか。
とはいえ、これでまた一人日本人投手がメジャーに行ってしまいましたねぇ。
やっぱりメジャーは憧れなんでしょうねぇ。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/23(木) 20:55:07|
  2. スポーツ
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やっちまったーー\(^o^)/

いやぁ、やってしまいましたー。

昨年末に新しく出たコミックスを通販で購入し、今日届いたのでうきうきしながら中を見たんですが・・・
あれ?
なんか見たことあるような気が・・・
これ読んだことなかったっけ?
と読んだ記憶が。

あわてて探してみたところ、ありましたよ、しっかりと。
以前購入したのをすっかり忘れていたんですねぇ。
まったくもって記憶から抜け落ちておりました。
やれやれです。

気をつけてはいるんですが、たまーにやってしまうんですよねー。
特に間が半年とか一年とか開くようなコミックスですと、新刊を買ったかどうかも忘れちゃって・・・
ちゃんと確認して購入するようにしないとだめですねー。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/22(水) 21:03:17|
  2. 日常
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復活に期待

プロ野球は2月のキャンプインが目前に迫ってきましたね。

各球団各選手とも自主トレに余念がないこの時期ですが、今年はキャンプイン早々に紅白戦での先発登板を目指している投手がいます。
北海道日本ハムの斎藤佑樹投手です。

斎藤投手は一昨年に右肩関節唇を損傷し、昨年はほとんど一軍では投げることが出来ませんでした。
しかし、肩に負担のかからない投げ方に変更することで手術することなく回復を果たし、現在ではほぼ肩の不安は解消されたといいます。

昨日も鎌ヶ谷のブルペンで捕手を座らせての投げ込みを行なったそうで、フォームはほぼ固まり、最終調整の段階なんだとか。
今年は正念場だと思うので、できればこのまま復活を遂げて欲しいものですね。

せっかく縁あって北海道日本ハムの一員となったのですから、ファンとしては応援していきたいです。
がんばれ斎藤佑樹。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/21(火) 20:51:00|
  2. スポーツ
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お姫様を・・・

今日は同人作品を紹介。

お姫様を
サークル「ご飯大盛り」様の「お姫様を異空間に浚って洗脳エッチ」です。

もうストレートにそのタイトルのまんまの作品です。
ですが、そのストレートさがすばらしい!

魔王にとって邪魔な存在であるお姫様。
ならばいっそのことその姫を洗脳し、しもべとしてしまおうと画策する魔王。
その手段はもちろんエッチ。

もうね、ここまで来るといっそ気持ちいいストレートさです。
余計なことはいっさいなし。
作品内でも余計なことがありません。

姫様は果たしてどうなってしまうのか?
それはぜひごらんになっていただければと思います。
私はなかなか楽しめました。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/20(月) 21:01:03|
  2. 同人系
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妖艶すぎます!

昨日、とても素敵な贈り物を当ブログのファンの方から頂くことができました。

先日投下しましたSS「学園の吸血鬼」をお読みくださいました零式様というお方から、そのイメージシーンをイラストにして送っていただけましたのです。

学園の吸血鬼 ぼかし サブ

それがこちら。

もうなんてすばらしいイラストでしょうか。
吸血されてうっとりしている表情といい、吸血鬼化して牙をむき出しにしている表情といい最高です。
まさに妖艶という言葉がぴったりではないでしょうか。

零式様は以前より当ブログのファンでいらっしゃったとのことですが、こうしてイラストを送っていただけますなんて本当に感激です。
とてもうれしいです。

このところ創作がなかなかはかどらなかった状況ですが、今年はできるだけ多くの創作を行なっていくつもりですので、零式様にも楽しんでいただけますようがんばります。
本当に素敵なイラストありがとうございました。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/19(日) 21:06:43|
  2. Special Thanks
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一度だけ銭形警部を・・・

またしても昭和を代表する声優さんが一人逝ってしまわれてしまいました。

加藤精三様。
享年86歳。
もうあの声が聞かれないというのは残念でなりません。

私ぐらいの年代の人ですと、アニメ「巨人の星」に登場する主人公星飛雄馬の父星一徹の声をあてていらっしゃったと聞けば、どんなお声かはすぐに思い出していただけるでしょう。
多少若い方ですと、アメリカのアニメ「トランスフォーマー」にでてくるメガトロンの声というとわかりやすいかもしれません。

ですが、私にとりまして一番印象に残っているのは、「ルパン三世 風魔一族の陰謀」というアニメで、銭形警部のお声をあてていらっしゃったことでしょうか。

この作品、山田康雄氏がまだご存命中だったにもかかわらず、声優陣の若返りを図ったとかでメインキャラのすべての声優さんが交代し、ルパンを古川登志夫さんがあてた作品なんですが、この作品で銭形警部をあてられたのが加藤精三さんでした。

個人的にはこの時のルパンファミリー(銭形含む)の声は非常に気に入っており、問題がなければそのままこの声優陣でもよかったなぁと思うほどで、加藤さんの銭型警部も納谷悟朗氏の銭形警部に引けを取らないすばらしいものだったと思ってます。

加藤精三さんの声は渋いドラ声とでも言う感じで、前述の納谷悟朗氏がショッカー首領を始め仮面ライダーシリーズの悪の元締めであるならば、加藤氏は戦隊シリーズの悪の首領の声をよくなされておられ、戦隊シリーズにおける悪の元締めと言ってもいいかもしれません。

本当に残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
  1. 2014/01/18(土) 21:03:24|
  2. ニュース
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一つの戦後が終焉

今日のニュースで、元日本軍兵士(陸軍少尉)の小野田寛郎(おのだ ひろお)氏の死去が報じられました。
享年91歳とのことでした。

小野田氏は、第二次世界大戦中日本陸軍の少尉として戦地であるフィリピンに派遣され、そこで上司から遊撃戦(いわゆるゲリラ戦)を命じられてルバング島に赴任します。
ルバング島はミンドロ島の北にある小島で、小野田氏はそこで部下というか残った兵士三人とともに終戦後も潜伏活動を続けました。

そして終戦から29年が経った1974年(昭和49年)、小野田氏はようやく日本に帰国します。
この時の報道は私も子供ながらに印象深かったのを覚えております。
まだ戦争をやっていた人が居たんだというのは、先に横井庄一氏の件があったのでその時ほどではありませんでしたが、やはり大きな衝撃だった気がします。

小野田氏は士官だった(しかも情報士官)こともあり、戦後の日本の状況もある程度は存じていたらしいですね。
しかし、それは敵の謀略および傀儡政権のやっていることであり、だまされてはいけないと思っていたといいます。
それゆえに30年間も戦い続けることができたのかもしれません。

そのことは逆に戦後の日本をなかなか受け入れられず、結局ブラジルで暮らすことになったのと無関係ではないような気もします。

小野田氏がお亡くなりになったことで、また一つ戦後が終わったような気がします。
ご冥福をお祈りいたします。
  1. 2014/01/17(金) 21:02:20|
  2. ニュース
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最初は戸惑うかも

先日よりセンパー様とVASSALでゲームジャーナル誌9号付録の「激闘! キエフ奪回作戦」の対戦を行っております。

ゲームジャーナル9号

このゲームは1943年11月のキエフ近郊での独ソ両軍の戦闘を表した作戦級ゲームで、普通の作戦級ゲームとは違い部隊(ユニット)にさまざまなチットを取り付けることで、その能力を向上させ、戦闘を有利に進めることができるというシステムです。

順番的には逆になりますが、以前私が対戦したことのあるGJ29号付録の「激闘! バルジ突破作戦」の元となったシステムでして、チットの種類は少ないものの、その分より効果的な威力を発揮するような気がします。

今回は初対戦ということもありお試しプレイ的なものではあるのですが、センパー様がソ連軍を、私が独軍を担当してプレイ開始。
昨晩までで5ターンを終了いたしました。

初プレイなので現在のところどっちが有利なのかはよくわかってないのですが、双方ともに部隊が混乱してしまうのが多く、混乱回復のためには補給ポイントを使用しなくてはならないのですが、補給ポイントも限りがあるためになかなか回復させることができません。

結果として双方ともにまともに使用できる部隊が少なく、その少ない部隊の殴り合いという状況です。
はたしてこれでいいのやら・・・(^_^;)ゝ

とりあえずはもう少し進めてみてどうなるか見てみようと思います。
対戦そのものは結構面白いので、続きが楽しみですね。
センパー様、次回もよろしくお願いします。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/16(木) 20:56:43|
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537号が来た

タミヤニュースの今月号(537号)が到着いたしました。

tamiyanews537.jpg
表紙はこちら。
今月は米第82空挺師団の記章(上)と同師団の第504歩兵大隊の記章(下)とのこと。

今月号でまず目に付くのは、昨年の6月にボービントン戦車博物館で行なわれたタンクフェスティバルの模様。
レストアされて元気に走り回る独軍ティーガーⅠやレプリカの英軍マークⅣなどもさることながら、テーマが冷戦時代とのことで、米軍M60戦車やソ連のT-55に扮した中国製59式担克(59式戦車)、西ドイツのレオパルトⅠなどが模擬戦を繰り広げたようです。
こういう戦車たちを使って映画撮影とかできないものなんでしょうかね?

「第二次大戦イタリア軍装備解説」はイタリア軍個人装備の6回目。
今回は1943年の休戦後に成立したイタリア社会共和国(RSI)の軍装でした。
枢軸軍の一員として休戦後もドイツと一緒に戦っただけに、その軍装もドイツ軍らしいものとなり、中にはほとんどドイツ軍と見間違えるほど似通ったものもあったようです。

巻中の情景写真は1/48のコマツブルドーザとくろがね四起を使った情景。
日本軍らしく士官は軍刀をもっておりますが、考えてみれば第二次大戦で刀持って戦っている軍隊というのも珍しいような・・・

42回目となった人形改造コンテストの作品紹介と入賞者のコメント紹介もありました。
いつも思うことですが、あの小さな1/35の人形からよくこういった改造ができるなぁと感心しきり。
すごいですよねぇ。

今月も楽しく拝見させていただきました。
来月も楽しみですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/15(水) 21:02:07|
  2. タミヤニュース
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びっくり!

今日は驚きのニュースが入ってきましたね。

昨年のセ・リーグのホームラン王で、王選手の年間記録を上回る60本を打ったヤクルトのバレンティン選手が、離婚協議中の奥さんに対するDVの容疑でアメリカで逮捕されたとのこと。
何でも奥さんに監禁暴行を行なったとのことですが、そのあたりはバレンティン選手の主張との食い違いもあり、詳しくはまだわかっていないようです。

ヤクルト球団としては情報収集に努め、経緯等がはっきりしたら対応を行なうとのことですが、もしかしたら解雇等もありえるかもしれないというところでしょうか。

プロ野球選手も人の子ですし、いろいろとあるのだとは思いますが、こういう形でニュースになってしまったのはとても残念です。
バレンティン選手の今後が気がかりですね。

今日は短いですがこれにて。
それではまた。
  1. 2014/01/14(火) 21:23:00|
  2. スポーツ
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雪イラネー!

ここ数日寒い日が続いておりますが、それに伴って雪もひっきりなしに降っておりました。

ニュースとかで近隣の岩見沢市などでは大雪で交通機関が麻痺などということも言われておりましたが、ここ二三日は札幌でもかなりの雪が。
私の住む地区でも朝から晩まで雪が降り、除雪も何回も行なわなくてはならないぐらいに。

昨年末までは雪が少なくていいなぁなんて話をしていたものですが、今年に入ったらどかどかと雪が降り、すでに平年の積雪量を超えてしまったとか。
うちの裏にあります小さな公園も、冬には雪捨て場になるのですが、もうはや雪の山がブランコの支柱を上回るほどの高さにまでなってきました。

毎年のことではありますが、雪はもうイラネーって言いたくなりますね。(笑)
もう除雪したくないですー。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/13(月) 20:44:40|
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またしても小惑星に乗り込む11人と2台

昨晩はちゃいさんとVASSALで「アステロイド」(GDW/HJ/CMJ)を対戦いたしました。

アステロイド箱絵  furoku_rpg01.jpg

私がコンピュータ側を担当し、ちゃいさんが人類側を担当です。

序盤、人類側はジョーンズ夫人の超能力を有効に使ったり早々に端末を見つけて見取り図を手に入れたりするなど幸先のよいスタートでしたが、警備ロボットが二台同時に動き始めたあたりから雲行きが怪しくなりました。

警備ロボットは一台がハンソン少佐と相打ちになり、もう一台はデモン、ジョージ、教授のロボットを立て続けに射殺。
さらにはジョーンズ夫人も汎用ロボットと相打ちになるなど人類側に被害が続出。
ややコンピュータ側にダイス目バランスが偏った感じでした。

今回は時間の関係もあって途中で切り上げましたが、このままですと人類側がやや厳しいでしょうか。
とはいえ、ラッキーポイントがある限り無敵なラッキーがまだ1ポイントも消費していないので、人類側にも充分勝機はあるでしょう。

久しぶりの「アステロイド」でしたが、やっぱり面白いですねぇ。
次回は三人プレイも試したいものです。

それではまた。
  1. 2014/01/12(日) 21:14:46|
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チキン・ヘカは食べてみたい

先日、学研の「歴史群像」誌の新刊を手に入れてきましたー。

1200873636.jpg
こちらが表紙。

今号の特集は太平洋戦争の日本海軍の「幻のアウトレンジ戦法」
日本海軍が長年営々としてその技量向上に励んだ長距離からの砲撃戦。
しかし、実際の戦闘では期待を大きく裏切るものであった。
そのあたりの考察が書かれているようです。

第二特集は「アルデンヌ航空決戦」
いわゆる「バルジの戦い」におけるドイツ空軍の支援戦闘がいかばかりのものであったのか。
この時期、戦時増産でかつてないほど戦闘機を保持していたドイツ空軍だったというのは目からうろこ。
しかし、数が威力に結びついてはいなかった。

第三特集はNHK大河ドラマに乗っかる形で「黒田官兵衛孝高」
軍師といわれる黒田官兵衛の実態はいかに。という記事ですね。

最近の号では毎号気になったというか、食べてみたいなと思うのが「戦士の食卓」シリーズ。
今回は米軍日系人部隊の間でよく食べられたという「チキン・ヘカ」
鶏肉と幾種かの野菜を醤油や砂糖、みりんなどで煮込んだすき焼き風の食べ物だそうで、ヘカという言葉自体が農機具のすきの先端の金属部分をさす言葉だそう。
これなら家で作ってみてもいいかなと思いました。

毎号面白い記事がいっぱいの「歴史群像」誌。
今号もじっくりと読ませてもらおうと思います。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/11(土) 20:41:01|
  2. 本&マンガなど
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お疲れ様でした

昨年オフ、北海道日本ハムを戦力外となった二岡選手が、昨日現役引退の記者会見を行ないました。

二岡選手は、ドラフト二位で巨人に入り、巨人では正遊撃手として不動のレギュラーを獲得、坂本選手にレギュラーを譲り日本ハムにトレードとなるまで10年近く巨人のショートとして活躍されました。

2008年オフに日本ハムにトレードとなり、翌年からは日本ハムでも活躍。
ひざの故障などもあって守備でのレギュラーとなることはかないませんでしたが、その分DHや代打では大いにその打棒を発揮し、勝負強いバッターとしてハムファンの人気をつかみました。

特に2012年の優勝時には、得点圏打率が三割四分と高打率を残し、まさに代打の切り札的存在として重宝された選手でした。

ですが、やはり満身創痍だったのは間違いなく、昨年は打席に立つこともほとんどなくなり、オフには戦力外通告が。
他の球団からもお声がかからなかったようで、ついに引退となってしまったようです。

私は阪神ファンですので、巨人時代の二岡選手はもういやらしい選手でいやだなぁと思ったものですが、リーグが変わって日ハム時代の二岡選手はほんとに頼れるいい選手だと思いました。
今までお疲れ様でした。
ありがとうございました。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/10(金) 21:03:54|
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学園の吸血鬼(2)

昨日の続きです。
矢浜先生の運命やいかに・・・


「ここに・・・ここにあったはず・・・」
放課後になって保健室に戻ってきた私は、机の中を引っ掻き回す。
確か生徒がイタリア旅行のお土産といってくれたのがあったはず・・・
その時はさして気にも留めなかったけど、今こうなってみると、見つからないことがいらだってくる。

結局他の先生方に久鬼先生のことを伝えるのはあきらめざるを得なかった。
しゃべろうとしても、何かに書いて渡そうとしても、躰が言うことを聞かなくなり、勝手に違う言葉を発したり、違う文字を書いてしまうのだ。
これはもう久鬼先生に何かされたとしか思えない。
久鬼先生は間違いなく吸血鬼なのだ。
そして学園長もすでに久鬼先生のしもべにされてしまったのだ。
このままでは私も久鬼先生のしもべにされてしまう・・・

「あった」
私は机の引き出しの奥にあった十字架を取り出した。
生徒からもらったものだけど、確か吸血鬼は十字架に弱いはず。
血を吸われそうになったときにこれを突きつけてやれば・・・
久鬼先生だってひるむに違いない。
その隙を突いて逃げ出すことができれば血を吸われずにすむわ。
私は手の中の小さな十字架が私を救ってくれる魔法のアイテムのように思えた。

日の暮れた校舎。
私は帰り支度を済ませたにもかかわらず、保健室にたたずんでいる。
本当は一刻も早く帰りたいはずなのに、足が玄関へ向かわない。
それどころか、心のどこかで久鬼先生が来るのを今か今かと待ちわびているのだ。
久鬼先生は吸血鬼。
彼が来たら私は血を吸われてしまうかもしれない。
でも・・・
心の片隅でそれを望んでいる自分がいることに気がついていた。

いけない。
私はぐっと手の中にある物を握り締める。
手の中に納まるほどの小さな十字架。
でも、これさえあれば・・・
久鬼先生を追い払って学園を正常な状態に戻せるに違いない。
屈してはだめ。
気をしっかり持つのよ、矢浜皐月(さつき)。

「待たせたかな?」
外からの月明かりが差し込む暗闇の保健室。
扉が開いて人影が入ってきた。
ドクン・・・
その姿を見ただけで心臓が跳ねる。
たった一回血を吸われただけなのに、なんだか目の前の人物にひれ伏したくなりそうな思いがよぎる。
私は再度手の中の十字架に集中する。
これを突きつければいくらなんでも無事ではすまないはず。
小説でも映画でも吸血鬼は十字架に弱いもの。
久鬼先生だってきっと・・・

「矢浜先生?」
「はい・・・」
私は久鬼先生に応えるように一歩前に出る。
久鬼先生がにやっと笑い、唇から牙がのぞく。
あの牙が私ののどに突き立てられたんだわ。
私は身震いを必死で隠し、従順な振りをして久鬼先生が近寄るのを待つ。

「ククククク・・・」
ゆっくりと近寄ってきた久鬼先生がぴたっと立ち止まり、含み笑いを漏らす。
「何かたくらんでいますね?」
私は息をのんだ。
私がやろうとしていたことは見透かされていたの?
「まだ一度しか吸っていないのに、あんまり従順に振舞われても疑念を抱くだけですよ、矢浜先生」
「そ、そんな・・・」
やむをえない。
まだ位置は遠いけどこれを見せれば。
「えーい!」
私は意を決して十字架を久鬼先生に突きつけた。

「ククッ・・・クククク・・・なるほど」
「えっ?」
私は唖然とした。
久鬼先生は十字架を見ても平然としているのだ。
なぜ?
どうして?
私は何がなんだかわからない。

「ククククク・・・だめですよ、矢浜先生。自分で入信してもいない宗教のシンボルを見せられても、私は痛くもかゆくもありません」
ニヤニヤと笑みを浮かべながらゆっくりと近づいてくる久鬼先生。
「そ、そんな・・・」
私は十字架を突き出したまま動くことができない。
「日本はいい国です。あの宗教がほとんど入信されてない。十字架に効果をもたせることのできる人間がほとんどいないのですからねぇ」
「な・・・なんてこと・・・」
まさか十字架に信心が必要だなんて思ってもみなかった・・・
ど、どうしたらいいの・・・

「いけない娘だ。さあ、こちらに来なさい」
久鬼先生の目が赤く輝く。
いけない・・・
あの目を見てしまっては・・・
でも私の足は私の意に反して歩き出す。
私は握っていた十字架をその場に落とし、ふらふらと久鬼先生のほうへ歩いていく。
だめ・・・だめなのに・・・
そう思うけど躰は言うことを聞かない。
やがて久鬼先生は私の躰をゆっくりと抱きしめると・・・

                   ******

「はっ」
私はベッドで飛び起きる。
昨日と同じ。
あれが夢でないことは躰のだるさが物語っている。
軽いめまい。
冷んやりする躰。
血が・・・
血が足りなくなっているのかもしれない・・・

ゆっくりと起き上がり、姿見を見る。
首筋のところの呪われた赤い二つの穴。
吸血鬼の噛み痕。
私は二回目を吸われてしまった・・・
確か三度吸われれば・・・私は吸血鬼になって久鬼先生の言いなりになるらしい。
そんなことになりはしない。
吸血鬼になんてなってたまるものか。
でも・・・
でもどうしたらいいのか・・・

「おはようございます」
いつもと同じく学校に出勤する。
朝起きたときには今日は学校を休もうかとも思っていたはずなのに、いつの間にか身支度を整えて学校に向かっていた。
それどころか、この職員室に入るまで久鬼先生のことを誰かに相談しようとかすら考えていなかったことに愕然とする。
もしかして、私の思考はすでに侵され、吸血鬼としての思考になり始めているんじゃないだろうか。
どうしたら・・・
どうしたらいいのだろう・・・

「おはようございます、矢浜先生」
突然声をかけられ、私は息をのむ。
「どうしました、矢浜先生? 顔色が悪いですよ?」
「小野寺・・・先生」
私は思わずホッとした。
「大丈夫です。今朝は少し貧血気味で・・・」
「それはいけませんな。お大事に」
「ありがとうございます」
私は小野寺先生に頭を下げる。
こうして心配してくれるのはありがたいこと。
「最近は生徒の中にも貧血の娘が多いみたいですねぇ」
「そうなんですよ。今の娘は朝食をとらない娘が多いみたいですからね」
小野寺先生に数学の石沢先生がうんうんとうなずいている。
そうじゃない・・・
貧血の娘が多いのは違う理由だわ。
以前は私も朝食を食べないからだと思っていた。
でも今は違う。
貧血の娘は久鬼先生に血を吸われたか、彼に吸血鬼にされた娘に吸われたかに違いないのよ。

「おはようございます、皆さん」
職員室に久鬼先生が入ってくる。
それだけで何か違う空気が職員室に広がったような気がする。
何とかしなければ・・・
久鬼先生を何とかしなければ・・・
私は手をぎゅっと握り締めた。

                   ******

「先生」
友人に肩を貸しながら体操服姿の女子生徒が保健室に入ってくる。
「どうしたの?」
見ると彼女に肩を借りた女子生徒のひざが赤くなっている。
「体育の授業でひざをすりむいちゃって・・・」
「それは災難だったわね。そこに座って。すぐに手当してあげる」
私は怪我した女子生徒を椅子に座らせると、薬棚から消毒液と傷薬、包帯を取り出した。

「痛たた」
彼女のひざからは血がにじんでいる。
激しく出血しているわけではないが、少しずつ流れて白い靴下に届きそうだ。
少し暗い赤い血。
ひざからにじみ出ているわ。
止血しなくちゃ・・・
オイシソウダシ・・・

「せ、先生?」
口に広がる甘い血の味。
なんて美味しいのかしら・・・
「先生?」
「えっ? あっ?」
私の目の前には血がにじんだ女子生徒のひざ。
私は・・・
私はいったい?
私は彼女のひざの血を舐めてしまったというの?

「先生・・・」
彼女も付き添いの娘も変な表情で私を見る。
そりゃあひざの血を舐められたりしたら驚くのも当然だわ。
「あ・・・その・・・こうすると血が早く止まるのよ・・・」
嘘だわ・・・
そんなの誰も信じるはずがない・・・
「あ、あの・・・ごめんね。あとはお願いしてもいいかしら。ちょっと気分が悪くなって・・・」
「は、はい・・・」
付き添いの娘に包帯を手渡すと、私はいたたまれなくなって保健室を飛び出した。

もうだめだ・・・
このままではだめだ。
私自身がおかしくなってしまう。
久鬼先生を・・・
久鬼先生を何とかしなくては・・・

私は工作室に飛び込むと、工作材料の丸棒を手に取る。
そして準備室にある工作道具の中から木工用のナイフを取り出すと、丸棒を適当な長さにして先を尖らせる。
いったい自分が何をやっているのかもうわからないけど、久鬼先生をこれ以上野放しにはできない。
吸血鬼は胸に杭をさすと滅びるはず。
十字架がだめでも杭ならば・・・
杭ならば・・・
杭ならばきっと・・・

                   ******

「ふふふふ・・・今晩はあなたのほうから来ましたか」
「はい・・・ご主人様」
私は静かにそう応える。
なんだか不思議・・・
心と躰がふわふわする感じ。
久鬼先生を見ているだけでとても幸せな気分になってしまう。
これが久鬼先生の魔力なの?
でも、そんなのもうどうでもいい。

私はゆっくりと久鬼先生に近づいていく。
外から差し込む月明かりが、真っ暗な教室の中を照らしこむ。
私は背中に隠した丸棒の杭を、久鬼先生に気付かれないように気をつける。
この杭を久鬼先生の胸に突き立てれば・・・

「ククククク・・・今日は何を用意したのですか? 矢浜先生」
「えっ?」
「ふふ・・・あなたの目は死んでない。いまだしっかりと意思ある者の目だ。きっと私に何か仕掛けるつもりでしょう? たとえば・・・木で作った杭とか・・・」
私は思わずひざから崩れ落ちそうになった。
見破られている・・・
私のやろうとしたことはすべて久鬼先生には筒抜けだった・・・
私が杭を用意したことも知っていたんだわ・・・

「そ、そんなことありませんわ、ご主人様」
私は必死で冷静さを保ち、久鬼先生にそう言う。
今は少しでも久鬼先生を信用させ、杭を突き立てるチャンスを・・・
「無駄ですよ、矢浜先生。私に何かしようとしても無駄なこと。あなたはもう私のものだ。だから私に何かしようとしても、私には伝わってしまうんです」
「そ、そんな・・・」
そんなことって・・・

「さあ、来なさい。今日であなたは三回目。すべての血を吸い尽くして私のしもべにしてあげましょう。明日からは心から私のことをご主人様と呼ぶようになりますよ」
「う・・・あ・・・」
いけない・・・
彼の目を見ては・・・
私はすぐに彼から目をそらそうとした。
でもだめだった。
私の目はしっかり彼の目を見つめ、彼の声を甘美な音楽のように聞きほれている。
もう彼の言いなりになっていたのだ。

「さあ、背後に隠したものを捨てなさい。そして私の胸に抱かれるのです」
「はい・・・」
私は隠し持っていた杭を捨て、ゆっくりと久鬼先生のもとに歩み寄る。
にやっと笑った久鬼先生の口持ちの鋭い牙が月明かりに輝いている。
あの牙がもうすぐ私ののどに突きたてられるのだ。
そうすれば・・・
私はもう何も考えることもなく久鬼先生のしもべとなる。
久鬼先生の言うことに従い、久鬼先生のために尽くす。
ああ・・・
先ほどまではそれが恐ろしいことだったはずなのに・・・
今ではそれを私は待ち望んでいるわ。
ご主人様・・・
早く私の血を飲み干してくださいませ・・・

ご主人様の胸に寄り添う。
まるでキスを受けるように私のあごが持ち上げられ、端整な久鬼先生の顔が私に覆いかぶさってくる。
つと首筋に痛みが走り、躰の熱がそこからじょじょに吸われていく。
手足が急激に冷えていき、とても寒くなってくる。
少しでも温めたくてご主人様の首に手を回そうとするけど、どうにも躰がだるくなって力が入らない。
仕方がないから白衣のポケットに入れて手を温める。

「グフッ!」
ズシッとした重い手ごたえが響いてくる。
冷たくなっていた手に熱いものが降りかかってくる。
「な・・・何・・・を」
首筋に突き立てられていた牙は離れ、その口から驚愕したような言葉が漏れてくる。
私は自分のやったことに驚きながらも、握ったナイフをさらに久鬼先生の躰に押し付けた。

白衣のポケットの中にあった木工用のナイフ。
ポケットの中に入れていたのをすっかり忘れていたわ。
そのナイフの感触に気がついたとき、私はそれが何かを思い出し、ポケットの中で鞘をはずして親指を傷付けたのだ。
その痛みが私を正気に戻し、私はナイフを取り出して久鬼先生に突き刺したのだ。

「矢浜・・・先生・・・いけませんな・・・そんなものを隠し持っていては」
私を突き飛ばすようにして自らに刺さったナイフを抜く久鬼先生。
ナイフが刺さったわき腹からは、血がシャワーのように飛び散って、私の頭から降りかかる。
私は床に尻餅をつき、返り血で白衣を濡らしながらも、ナイフを久鬼先生に突きつける。
「来ないで・・・来ないでください。この学校から出て行って!」
「クク・・・ククククク・・・」
「えっ?」
いったい何がおかしいのか?
わき腹を刺されて痛みを感じていないのか?
私は戸惑い、立ち上がることを忘れていた。

「ククククク・・・まさか本気でそんなもので私を倒せると思っていたわけじゃないでしょうね?」
「えっ?」
ど、どういうこと?
「やれやれ・・・スーツが台無しじゃないですか。私のしもべになった暁には弁償してもらいますよ」
「ま、まさか・・・」
私は驚いた。
ナイフで切り裂かれた服の下からはもう流血が止まっている。
それどころか傷さえ塞がりかけているのだ。
「そんな・・・」
「今のでだいぶ血が流れてしまったな。あなたの血で補充してもらわなくては。もっとも・・・あなたの血ももう少ししか残っていないでしょうけど・・・ククククク・・・」
ゆっくりとこっちに向かってくる久鬼先生。
「いや、来ないで!」
私はもう一度ナイフをかざす。
だが、すぐに久鬼先生に払いのけられてしまう。
「いけない娘だ・・・しもべにしてたっぷりと可愛がってあげるとしよう・・・」
「いやっ! いやぁぁぁぁぁ!!」

じわじわと近寄ってくる久鬼先生。
ナイフの傷はもう全く無くなっている。
「いやっ! 来ないで!」
必死に床を後ずさる私。
だが、すぐに教室の壁に追い詰められてしまう。
「ククククク・・・逃げ場はありませんよ。矢浜先生」
「ああ・・・」
どうしたら・・・
どうしたらいいの?

そのとき私の目の片隅に何かがチラッと見えた。
何?
私が目だけでそっちを見ると、そこには私がさっき放り投げた丸棒の杭が落ちている。
あれだ!
あれならば・・・
ナイフがだめでもあれならば・・・

私を迎え入れるかのように両手を広げて近づいてくる久鬼先生。
私は一か八か杭に向かって飛び込んだ。
「無駄だ! 逃がしはせん!」
私を捕まえようと久鬼先生も飛び掛ってくる。
お願い・・・
届いて!

ぐっと白衣の襟首をつかまれる。
思わず後ろにのけぞる形になる私。
だが、一瞬早く私の手は丸棒の杭をつかんでいた。
「ええーい!」
私は久鬼先生に引き寄せられるまま、しっかりと握り締めた杭を持ち、躰をねじって思いっきり杭を突き出してやった。

                   ******

「おはようございまーす」
「おはようございまーす、先生」
廊下を歩いている私に教室へ向かう生徒たちが挨拶をしていく。
うふふ・・・
みんなかわいらしい子達ばかり。
今すれ違った子なんてとても美味しそうな首筋をしていたわぁ・・・
うふふふふ・・・
なんだかキスしたくなっちゃうわね。

「おはようございます」
私は職員室に他の先生方に挨拶すると、そのまま学園長室へと向かう。
そしてノックをしてドアを開け、奥の机に座っているお方に笑みを向けた。
「おはようございます。ご主人様」

「おはよう、矢浜先生。気分はどうかな?」
学園長の椅子に座っていらっしゃるご主人様。
「はい。とてもいい気分です。本当に生まれ変わったような気持ちです。ここに来るまで生徒たちの首筋に噛み付きたい衝動をこらえるのに必死でしたわ」
これは本当のこと。
昨晩ご主人様に血を最後の一滴まで吸い尽くしてもらったことで、私はご主人様のしもべとなることができたわ。
もうすごく気持ちよくて、思わず夜の街を歩き回っちゃったぐらい。
夜の静けさと心地よさをどうして今まで気がつかなかったのか。
生徒たちの血がとても美味しそうなのにどうして今まで飲もうと思わなかったのか。
昨日までの私が信じられないぐらい。

「ふふふふ・・・それはよかった。昨日は本当に肝を冷やしましたよ。あなたに杭を打ち込まれるんじゃないかと思いました」
「まあ、矢浜先生がご主人様に対してそんなことを?」
ご主人様の脇に座ってうっとりとご主人様を見上げていた学園長がキッと私をにらみつけてくる。
それも当然のこと。
昨日のことは私自身とんでもないことをしたと思っているのだから。
「申し訳ありませんでしたご主人様。あの時はまだご主人様のしもべとなることがどれほどすばらしいことかを知らなかったものですから」
私はひざまずいて頭を下げる。
どうして私はご主人様に逆らうようなマネをしていたのだろう。
許しがたい愚か者だったわ。

「ふふふふ・・・今はどうなのです? 私に心から従いますか?」
「もちろんです。ご主人様のしもべとしてご主人様のためなら何でもいたします。どうぞ何なりとご命令くださいませ」
そうよ。
私はご主人様の忠実なるしもべ。
ご主人様に従い、ご主人様に尽くすのが私の使命。
ご主人様、どうぞ私にお言葉を・・・

「では、その証を見せなさい」
スッと自らの足を差し出すご主人様。
私はご主人様の前に歩み寄ると、そのままご主人様の靴に舌を這わせていく。
ああ・・・ご主人様の靴をお舐めするなんて・・・
なんて素敵で気持ちがいいのかしら・・・
ご主人様・・・
永遠にお慕い申し上げます・・・
ご主人様・・・

                   ******

「ああ・・・ああん・・・」
「うふふふふ・・・気持ちいいでしょ? 血を吸われる快感は格別のはず」
保健室のベッドに座り、女子生徒を着ている黒マントでやさしく包み込んで、その首筋から甘い血をたっぷりと吸う。
これでこの娘はもう二度目。
あと一回で私の忠実なしもべになるわ。
そうすれば三人目のしもべが完成する。
こうしてどんどんしもべが増えれば、学園はご主人様の思いのまま。
もちろん家畜も飼っておかなくちゃね。
すべての女子生徒がしもべになれるわけじゃない。
ご主人様好みの選ばれた女子生徒だけがしもべになれるのよ。
教師では学園長と私、それに遠野朱音(とおの あかね)先生が夕べ二回目の吸血をされたはず。
遠野先生も明日にはご主人様のしもべに仲間入りね。
仲良くしなくちゃ。
うふふふふ・・・

私は血を吸われてぐったりした女子生徒をベッドに寝かせると口元の血をぬぐう。
なんて美味しいのかしら。
血の味は最高。
これもご主人様のおかげ。
私は永遠にご主人様にお仕えするの。
なんてすばらしいことかしら。

私はベッドから立ち上がってお気に入りの黒いマントを整えると、血を吸って火照った躰をかき抱き、幸せに身を震わせるのだった。

END


いかがでしたでしょうか?
拍手、感想などいただけますとうれしいです。
それではまた。
  1. 2014/01/09(木) 21:00:00|
  2. 異形・魔物化系SS
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学園の吸血鬼(1)

先日投下いたしました「午年の初夢」に続きます、新年SS第二弾「学園の吸血鬼」を今日明日の二回に分けて投下させていただきます。

本来なら松の内に投下したかったのですが、最後の詰めをなかなか書けないうちに今日まで来てしまいました。
数週間かけてこのレベルのSSというのもお恥ずかしい限りですが、どうかお楽しみいただければ幸いです。

それではどうぞ。


「学園の吸血鬼」

「吸血鬼?」
私は思わず聞き返す。
普通はそんな単語は会話の中では出てこない。
「吸血鬼なんて、映画か小説の中のお話でしょ?」
思わず私は苦笑した。
「でも先生、最近貧血の子が多いし、夜出歩いている久鬼(くき)先生を見たって言う人もいるし・・・」
「ねぇー」
二人の女子生徒が顔を見合わせている。
「そりゃあ久鬼先生だって夜に出歩くぐらいはするでしょう? コンビニにでも行ったのかもしれないし。それに貧血が多いのはみんな朝御飯をちゃんと食べないからなのよ」
私はしっかりと釘をさす。
本当に最近の子はダイエットとかで朝食を食べない子が多いのだ。
栄養をしっかり取らなくては、貧血になるのもあたりまえ。

「だいたい、久鬼という苗字が吸血鬼に通じる感じだからそんな噂が出たんじゃないの?」
おそらくそんなところじゃないかと私は思う。
今年度から学園に赴任してきた久鬼先生は、外国人とのハーフとのことで英語はペラペラだし見た目も素敵だから生徒たちに人気がある。
女の子同士の嫉妬とは怖いもので、余計なライバルを増やさないためにあえて吸血鬼の噂を流し、久鬼先生に近づく女子を減らそうという魂胆なのだろう。

「まあ、夜遅く出歩くのは感心しないから、吸血鬼に襲われたくなかったら、夜は部屋で勉強したほうがいいわよ」
「えー」
「そんなぁ」
二人がいっせいに不満の声を漏らす。
「さ、おしゃべりはここまで。そろそろ帰る時間よ」
私は二人を促す。
委員会の後もここでおしゃべりしていたのだが、そろそろ切り上げないとね。
「はぁーい。それじゃ失礼します」
「先生さよならー」
「はい、さようなら」
私が手を振ると、二人はかばんを手に立ち上がり、手を振って保健室を出て行った。

「さてと、私もそろそろ職員室に行かなくちゃ・・・」
二人を送り出したあとで私も席を立つ。
そろそろ職員会議の時間だ。
養護教諭である私も出席しなくてはならない。

「あら?」
職員室に向かう途中、私は背の高いハンサムな男性教師を見かける。
先ほど噂に出ていた久鬼先生だ。
女子生徒の肩に手を回しているみたい。
確かにあのような態度はよくないと思うけど・・・

「またあとで来るがいい」
「はい・・・久鬼先生・・・」
私が一言言おうと近づくと、女子生徒は久鬼先生に一礼して去って行った。
「あ・・・」
私が言葉を失ってしまったところに、久鬼先生がにっこりと振り返る。
「おや、矢浜(やはま)先生。いらっしゃったんですか」
「え、ええ、その・・・久鬼先生、生徒とあまり親しげなのは・・・」
私はなんとなく毒気を失ってしまったものの、一応言うべきことは言っておこう。
「親しげ?」
「生徒の肩を抱くようなことはしないほうがいいと思います」
「ああ、これは失敬。生徒にはフレンドリーに接しようとつい。今後は気をつけますよ」
薄く笑みを浮かべる久鬼先生。
ハーフであるからかドキッとするようなハンサムなのに、なぜかその笑みが冷たく感じられる。
もしかして反省していない?

「さ、職員会議が始まりますよ」
くるりと背を向けて歩き出す久鬼先生。
私は何も言えずに黙ってそのあとに従うのだった。

                   ******

「さてと・・・そろそろ帰ろうかしら」
一日の仕事を終え、私は後片付けをする。
そんな時、つい言葉に出してしまうのはもう歳のせいなのかしら。
いやだなぁ。
まだ26なんだし中年なんかじゃないわよね。
早いとこいい人見つけて結婚もしたいし・・・なんてね。

私は保健室の戸締りをして職員室に鍵を返すと、職員玄関へ向かって歩き出す。
「あら?」
ふと目の片隅に、何かが映る。
私は思わず気になって脚を止めた。
とっぷり日も暮れて真っ暗な教室の中。
廊下に面したドアの窓からちょっと見えた影。
いったい何かしら?
私は窓から中を覗く。

「あっ」
私は思わず声を上げた。
真っ暗な教室の中、一組の男女のシルエットがキスをしていたのだ。
そして口からそのまま女性のうなじにもキスをする。
そのシルエットが教師と生徒であることは間違いない。
女子高である学園に、男性は教師以外ありえないからだ。
だとしたら、これは見て見ぬ振りなどできることではない。

「そこで何をしているの?」
私はドアを開けて教室内に入り込む。
その声に男がゆっくりと顔を上げる。
外の明かりに照らされて見える顔。
「久鬼先生・・・あなた・・・いったい・・・」
私は顔を上げた久鬼先生の口から赤黒いものが垂れていることに気がついた。
「おや、やはりあなたでしたか矢浜先生」
くいっと手の甲で口元をぬぐう久鬼先生。
先ほどまでしなだれかかっていた女子生徒は、今はグッタリと力が抜けているようだ。
久鬼先生はその子をそっと床に寝せる。
「久鬼先生・・・今何を? あなたは本当に・・・吸・・・」
私はその先が続けられなかった。
吸血鬼なんてありえない。
ここにいるのはただのアブナイ男性教諭に過ぎないはず・・・

「ふふふっ」
意味ありげに笑う久鬼先生。
「久鬼先生! あなた、生徒に何を!」
その笑いに少々私は腹が立った。
こんな時間に生徒と二人きりで何をするつもりだったのか!
「ふふふふ・・・見られちゃったみたいですね。まあ、先生には見られてもいいとは思っていたんですが。ええ、おっしゃるとおり、私は吸血鬼です」
「な! ふざけないでください!」
ニヤニヤと笑っている久鬼先生。
きっと私をからかっているに違いない。
だからわざと吸血鬼だなどと・・・
そこで私はハッと気がついた。

「ちょ、ちょっとあなた、大丈夫?」
私は床に寝かされた女の子のところへ駆け寄った。
久鬼先生に気を取られていたとはいえ、養護教諭としてあるまじきことだわ。
なんてこと・・・

「ふふふふ・・・心配は要りませんよ。彼女はこれで三回目。すべての血を吸い尽くしました。あとはわが眷属としてよみがえるだけ」
三回目?
眷属?
いったい何のこと?
私はわけわからずに倒れていた女の子を抱き起こす。
軽い・・・
まるで羽のように躰が軽い。
そして恐ろしいほどに冷え切っているわ。

「と、とにかく保健室へ」
「その必要は無いと言ったでしょう。さあ、起きなさい」
久鬼先生がそういうと、私が抱き起こしていた女の子が突然目を覚ます。
そしてゆっくりと立ち上がると久鬼先生のほうに向き直る。
「えっ?」
私は何がなんだかわからない。
いったいどうなっているの?

「ふふふふ・・・わが眷属に生まれ変わった気分はどうかな?」
「はい・・・とてもいい気持ちです。ご主人様」
久鬼先生の下に歩み寄ってそう答える彼女。
にやっと笑みを浮かべたその口元から、長く伸びた犬歯がのぞいている。
「クククク・・・いい娘だ。さあ、行くがいい。友人たちの血は美味しいぞ」
「はい。まずは茉里(まり)ちゃんの血を・・・うふふふ・・・」
ぺろりと舌なめずりをして教室を出て行く彼女。
私はあまりのことに声も出ない。

「久、久鬼先生・・・あなたは本当に・・・」
やっとの思いで私はそう口にする。
「ええ・・・言ったでしょ? 私は吸血鬼だと」
にやりと笑う久鬼先生。
その笑みは私の背筋を凍らせるには充分だった。

「ふふふふふ・・・そんなに青い顔をして。あなたの方がよほど吸血鬼のようですよ矢浜先生」
ゆっくりと私のほうに近づいてくる久鬼先生。
私は思わず後ずさる。
「ふふふふ・・・何も恐れることはない。あなたもすぐに私の眷属となり、私の忠実なしもべとなるのだから」
「な、何を言って・・・そんな・・・」
私は必死にその場を逃げようと考える。
だが、いつの間にか私は教室の隅に追いやられるような形になっていて、入り口は久鬼先生の背中側になっていたのだ。
「こ、来ないで・・・」
私は何とか逃げようと久鬼先生の隙をうかがう。
だが、久鬼先生には隙らしいものは見当たらない。
どうしたらいいの・・・

「さあ、来るのです。我が下に」
久鬼先生がそう言って私を見つめる。
なんだかその目が赤く輝いたような・・・
私はその目を見つめ、彼のところへと歩いていく。
なんだろう・・・
何かが変・・・
でも、何が変なのかわからない・・・
私はただ久鬼先生の赤い目に引き寄せられていくよう・・・
私はここを出て行くつもりじゃなかったの?
でも・・・
なんだか今はそんなことどうでもいい気がするわ・・・
ああ・・・
久鬼先生・・・

                   ******

「はっ」
私はベッドから飛び起きる。
今のは?
今のは夢?
いつの間に私は家に帰ってきていたの?
夕べ学校から帰ってきた記憶がない。
いったい・・・いったい何が起こったの?

私は昨日のことを思い出す。
仕事が終わって家に帰ろうとして・・・
教室の中に久鬼先生と女子生徒がいて・・・
私ははっとした。
そうだ。
久鬼先生は吸血鬼だったのだ。
私はそのことを知って逃げ出そうとして・・・
それから・・・
それからどうしたんだったかしら・・・
確か・・・
久鬼先生の目が赤く・・・
そして首筋に・・・

私は姿見のところに行って首筋を映して見る。
首筋のところにある二つの傷。
ピンを刺したような傷あとに私は背筋が冷たくなる。
吸血鬼の噛みあとだ。
久鬼先生は本当に吸血鬼なんだわ。
私も・・・私も彼の眷属にされてしまうと言うのだろうか・・・
あの少女のように・・・

私は首を振る。
私は久鬼先生に対する恐怖感も嫌悪感も持っている。
彼女のように久鬼先生を崇拝するような気持ちはない。
私はまだ吸血鬼にはなってないわ。
だって、血が吸いたくなんかないもの。

こうしてはいられない。
早く学園に行って学園長に知らせなくては。
久鬼先生を早く学園から追い出してもらわねば、生徒たちが吸血鬼にされてしまう。
私は身支度を急いで整えると、学園に向かった。

「おはようございます」
学園に着くと私は足早に職員室に入る。
「おはようございます」
「矢浜先生おはようございます」
すでに学園に来ていた先生方が朝の挨拶を返してくれる。
よかった・・・
どうやら久鬼先生はまだ来ていないらしい。
吸血鬼だから朝は弱いのかしら?
などと一瞬思ったものの、こんなことはしていられない。
私はすぐに学園長のいる学園長室に向かう。
この時間なら学園長はもう来ているはずだ。
一刻も早く学園の危機を知らせなくては・・・

「失礼します」
私はノックもそこそこに学園長室の扉をあける。
「朝早く失礼します学園長。お話したいことが・・・」
私はその先を続けることができず、室内の光景に息を呑んだ。

わが学園の学園長は先代から引き継いだという女性で、まだ三十代の若さだ。
見た目も美しい人で、学園の広告塔としても活躍なされているが、学園の改革にも熱心で、古い旧弊を打ち払い、新しい学園を作ることにも尽力されている。
旦那さんは別の仕事をお持ちだそうで学園のことにはタッチしておらず、学園長が学園のいっさいを取り仕切る形になっている。
優しい旦那様とのことで、小学生の娘さんもいるらしい。
そんな彼女が、今自分の机のところで白崎(しらさき)先生の首筋に牙を立てていたのだ。
私はただ驚くことしかできなかった。

「が、学園長・・・」
「あら、おはよう矢浜先生。いきなり入ってくるのは失礼ですわよ」
にやっと笑みを浮かべて白崎先生の白い首筋から口を離す学園長。
「が、学園長。あなたいったい・・・何を・・・」
「ウフフフフ・・・今、白崎先生の血を飲んでいたところですわ。白崎先生の血は若い女性だけにとっても美味しいの。血は最高のご馳走よ。そうですよね、ご主人様」
私はハッとして部屋の脇をみる。
そこには腕組みをして薄く笑みを浮かべた久鬼先生が立っていた。
「ふふふふ・・・そうですね、学園長」
「ああ・・・美味しいわぁ。何で今まで血を飲まなかったのかしら。こんな美味しいものは他に無いというのに。これもご主人様に私の血を吸っていただいたからですわぁ」
そういって再び白崎先生の首筋に牙をつきたてる学園長。
そののどが動き、血を吸っているのが私にはわかった。

「あ・・・あああ・・・」
私は言葉が出なかった。
学園長はすでに久鬼先生のしもべにされている。
喜んで他の人の血を吸う吸血鬼になってしまったんだわ。

「矢浜先生」
「ひっ」
久鬼先生に声をかけられ、私は思わず小さな悲鳴をあげてしまう。
「ふふふふ・・・怖がることはないと言ったでしょう。どうです? 彼女の姿。幸せそうだとは思いませんか?」
私は首を振る。
白崎先生の血を吸っている学園長は確かに見ようによっては幸せそうなのかもしれない。
でも、そんな幸せはこの世にあってはならないものだわ。

「なに、あなたもすぐにそう思うようになりますよ。それよりも・・・いけませんねぇ」
ゆっくりと近づいてくる久鬼先生。
私は部屋から逃げ出したかったものの、どうにも躰が動かない。
「学園長に私のことを言うつもりでしたね? いけませんねぇ」
「いえ、私は・・・」
「口止めしておかないとなりませんね」
目をそらしていた私のあごを持ち上げて自分の顔のほうに向ける久鬼先生。
その目が赤く輝いて・・・
「あ・・・」
彼の目を見た瞬間、私は脳をかき回されるような感じがしてめまいがした。
彼が何か言ったようだけど、よくわからない。
あの目を見てはだめだったんだわ・・・

                   ******

「矢浜先生、矢浜先生」
「あ、えっ?」
いつの間にか私の前には三年生の学年主任の小野寺(おのでら)先生がいる。
「小野寺・・・先生?」
「どうしたんです? 学園長の部屋から出てきたと思ったら、ずっとぼうっとしたような感じで・・・」
「えっ? あれ?」
ふと見回すと、いつの間にか私は職員室にいた。
そんな・・・
先ほどまで私は確かに学園長の部屋にいたはず。
学園長が白崎先生の首筋から血を吸ってて、久鬼先生がそこにいて・・・
「そ、そうよ! 小野寺先生、聞いてください」
「な、なんですか? いいですよ」
いきなりのことに驚いた表情の小野寺先生。
初老の人のいいおじさんという感じだが、生徒指導には定評がある方だ。

「小野寺先生、大変なことが起こっているんです。この学園で」
「学園で大変なこと?」
一瞬怪訝そうな顔をした小野寺先生だが、私の顔を見てしっかり話を聞こうとしてくれている。
「はい、実は久鬼先生が・・・」
「久鬼先生が?」
「とてもハンサムで素敵な方なんです!」
私は思い切ってそう言った。
「えっ?」
「えっ?」
小野寺先生と私は思わず顔を見合わせる。
わ、私はいったい何を?
言いたいのはそんなことじゃなかったはず。
久鬼先生が吸血鬼だということを言わなくちゃならないのに・・・

「わははは、そりゃ確かに大変ですなぁ」
「あははは」
職員室の一画に笑いが起こる。
「久鬼先生は確かにハンサムですからなぁ。生徒たちもきゃーきゃー言いますからねぇ」
「私もあんなふうに生まれたかったですよ。わははは」
数人の男性教師が笑っている。
私が言いたかったのはそんなことじゃないのに。
でも、なぜか口に出せなくなっている。
久鬼先生が吸血鬼といいたいのに、なぜか口が動かない。
そうだわ・・・
さっき久鬼先生が私に命令したんだった・・・
赤い目を見つめているときに誰にも伝えてはならないと言われて・・・
それで言えなくなっているんだわ。

だとしたら・・・
私は近くにあったメモ用紙に久鬼先生のことを書こうとする。
だめだ・・・
何度書こうとしても手が止まってしまうのだ。
久鬼先生が吸血鬼と書こうとさえしなければ、なんてことなく手が動くのに・・・

私はいつの間にか自分の席に着いていた久鬼先生をにらみつける。
久鬼先生はにやっと笑って私の方へとやってくる。
「久鬼先生・・・」
今この場で大声で彼が恐ろしい吸血鬼であることを訴えたい。
なのに・・・
「無駄ですよ、矢浜先生」
私の耳元で囁く久鬼先生。
他の先生方はもうそれぞれの授業が始まるので出て行くところだ。
彼の言葉は私にしか聞こえていないだろう。
「今晩、保健室で待っていなさい。いいね」
「はい・・・」
私は自分の返事にびっくりした。
どうしてこんな返事を?
私・・・いったい・・・
私が驚いている間に久鬼先生は去っていく。
私は愕然としてその場に立ち尽くすだけだった。
  1. 2014/01/08(水) 21:00:00|
  2. 異形・魔物化系SS
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マゾメス

山文京伝先生のマンガ「マゾメス」を手に入れましたー。

1106354774.jpg
表紙はこちら。

山文先生といえば寝取られものを得意とされる漫画家であり、今回もある意味寝取られ作品ということができるでしょうか。
表紙の双子姉妹とその母親が、彼女たちを狙う男鰐淵とその息子によって悪夢のような目に遭わされてしまいます。

鰐淵は催眠暗示を使う術者を使って彼女たちに催眠暗示をかけ、貞淑な母親や双子姉妹をモノにしようとし、そのたくらみはほぼ成功というところまで行きますが・・・

最後は女性たちが解放されたはずなのに・・・というところで終わりますが、個人的には正直なところちょっと残念。
私は催眠・洗脳は相手を隷属させるために行なうのが好きなほうなので、今回のように催眠・洗脳でタガをはずしてエロくさせるのだけを目的とするのはあまり好みじゃありません。
今作では序盤では鰐淵親子は女性たちを手に入れるためと言う感じでしたが、後半はエロくした女性を饗応に使うためという感じになってしまったのがややがっかりでした。

とはいえ、催眠で夫に対する愛を失わせたり、マゾであることを刷り込んだりしていく様子はさすがの一言。
楽しめる作品でした。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/07(火) 21:05:27|
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鶴岡捕手を逃したが鶴岡捕手が来た

漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のポルナレフの何を言ってるかわからねーと思うが・・・のセリフではありませんが、阪神はFA宣言した日本ハムの鶴岡捕手を獲得するのをあきらめた代わりというわけではないでしょうが、横浜DeNAの鶴岡捕手をFAで出て行った久保投手の人的補償として獲得することが、今日発表されました。

DeNAの鶴岡捕手は、昨年はほぼ正捕手としてマスクをかぶっていた選手ということで、そのような選手が人的補償のプロテクトから外れているというのも驚きでしたが、藤井捕手、日高捕手など捕手を数的に確保している阪神がさらに捕手に手を出してくるとは思わなかったのかもしれませんね。

鶴岡捕手はもともと横浜出身でしたが、トレードで巨人に行き、阿部捕手のサポートとしての二番手捕手として活躍したのち、FA宣言をして横浜に戻ってきたという選手です。
それだけに横浜に愛着もあったと思いますが、これも何かの縁ですし、阪神で正捕手を奪い取るぐらいの気持ちでがんばっていただければと思います。

阪神にようこそ鶴岡選手。
これからよろしくお願いします。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/06(月) 21:00:43|
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すってんころりん

いやぁ、やってしまいました。

今日は午後から買い物に行って来たのですが、交通量の多い通りを横切ったとき、つるつるになった路面で足を取られ、思いっきり転んでしまいました。

腰とひじ肩を打ってしまい、一瞬やってしまったかと覚悟しましたが、幸いそれほど痛みもなくすぐに立ち上がることができました。
雪道で転倒して骨折するというのはよく聞く話なので、ヤバイと思ったんですが、何事もなかったようでホッと一安心。
雪まみれになっただけですみました。

雪道は怖いですね。

今日は短いですがこれにて。
それではまた。
  1. 2014/01/05(日) 21:33:17|
  2. 日常
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今年のウォーゲーム初め

昨晩はちゃい様とVSQLで今年初めてのウォーゲーム対戦。

対戦したのはSquad LeaderのシナリオOAF-36「STALINGRAD1942」です。
sl1cv.jpg

このシナリオはネットで公開されているPDFカードに誤りがあるのでご注意を。
陣営は私が防御側のソ連軍を、ちゃい様が攻撃側の独軍を担当しました。

初期配置
こちらが初期配置。
ソ連軍は「?」の隠蔽ゴマをかぶって何がいるかわからないようになってます。

勝利条件はゲーム終了時にこのソ連軍のいる建物にどちらの軍の分隊が多くいるかで判定です。
ソ連軍には操作班が二個ほどいるのですが、操作班は数のうちに入らないので、分隊数だけではソ連軍四個に対して独軍が九個なので二倍以上の差が。
とはいえ、ソ連軍の運がよければ独軍の射撃をしのいで勝つこともありえないわけじゃありません。

しかし、そんな願いもむなしいものでした。
独軍の射撃が予想外によく、要所でピンゾロだされるなどソ連軍の分隊が次々と失われます。

ピンゾロ
ソ連軍は頼みの628分隊がKIAで失われ、57ミリ対戦車砲も数発撃っただけで操作班が混乱。
8-1指揮官も回復で6ゾロを出すなど不運も重なり、ソ連軍はみるみる減っていきました。

ソ連軍も独軍に痛撃を与えるも焼け石に水状態。
結局最終ターンまで持たずにソ連軍は建物からたたき出されて終了。
今年初めての対戦は敗北となってしまいました。

残念でしたがこれもSquad Leaderの味。
泣く子とピンゾロには勝てませんね。(笑)

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2014/01/04(土) 21:25:48|
  2. ウォーゲーム
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今年はやりたいね

今年も昨日今日と箱根で第90回の箱根駅伝が行なわれましたね。
記念大会とのことで例年より三校多い二十三校で争われた箱根駅伝でしたが、今年はいつもの年以上に繰り上げスタートになってしまった学校が多かった気がします。

また往路では山梨学院のオムワンバ選手が足の疲労骨折で無念のリタイアと言うこともあり、あらためて過酷なレースなんだなぁと思わせられた気がします。
総合優勝となりました東洋大学の皆様、おめでとうございました。

私のほうはといいますと、昨年末に思わぬことからウォーゲーム誌の「ゲームジャーナル」誌を多数手に入れることができ、ホクホク顔でそれらを読んでおりました。
日本史系ゲームが付録の号などは、自分ではなかなか手を出そうとは思わなかったものもあり、とてもありがたく楽しませていただいております。

とはいえ、やはり個人的には欧州の戦い(第一次・第二次・19世紀以前)のゲームが気になるのも事実でして、今回ダブったりしたものも含め、ユニットを切るなどして対戦できるようにしたいと思っております。

撃マン  gj35cover.jpg gj42cover.jpg

特にこのあたりの「激闘! マンシュタイン軍集団」系のチット引きタイプはいまだ対戦未経験ということもあるので、今年は一度は対戦してみたいものですね。
「激闘! マンシュタイン軍集団」は評判もよいようですし、プレイするのが楽しみです。

さてさて、今年は何回対戦できますやら。
昨年並みの対戦回数は確保したいものです。

それではまた。
  1. 2014/01/03(金) 20:22:30|
  2. ウォーゲーム
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午年の初夢

今日は新年一発目の超短編SSを投下します。

タイトルは「午年の初夢」
シチュのみ短編ですが、お楽しみいただければと思います。

長めのSSはまた後日。


午年の初夢

「えっ? あれ?」
目が覚めたら馬になっていた。
いや、馬と人間の合いの子というべきだろうか?
足はひづめのようになり、太ももは太くたくましく、躰は茶色の短い毛が覆い、背中には鬣(たてがみ)が生えて、鼻面は伸びていた。
鏡を見たわけではないのにこれは馬だとわかっていた。
俺は馬人間になったんだ。

『目が覚めたようだな』
頭の上で声がする。
偉大なる首領様の声だ。
俺を馬人間に改造してくださった偉大なる首領様。
たった今お声を聞いただけなのに、俺はこの方に全身全霊で従わなきゃと思った。

『起きるのだ、馬男(うまおとこ)よ』
「はい、首領様」
俺はすぐに起き上がる。
馬男。
それが俺の名前だ。
首領様に名前を呼んでもらえたのだ。
なんてうれしいことだろう。
俺はもう首領様のためなら何でもするぞ。

                    ******

夜道を歩いている若い女。
仕事を終えて自宅へ帰るところだろう。
そういえば、俺も以前はそんな行動をしていたような気がする。
まあ、そんなことはどうでもいい。
あの女はなかなかいい女のようだ。
俺の配下にするにはちょうどいいだろう。

俺は女が人気のない道に入ったところで姿を現す。
「ひっ? だ、誰?」
突然俺が現れたことで女が息を飲む。
「ヒヒーン! 俺は馬男だ。女、一緒に来てもらうぞ」
「ひぃぃぃぃっ! ば、化け物ぉ!」
悲鳴をあげる女に俺は息を吹きかける。
「あ・・・」
ククク・・・俺の吐く息は催眠ガスになっている。
嗅げば意識を失ってしまうのだ。
俺は付き従っている全身黒尽くめの戦闘員たちに命じると、意識を失った女をアジトに運ばせた。

                   ******

「放して! 私たちをどうするつもりなの? 放して!」
「お願いです。家に帰してください。お願いですから」
「いやぁ・・・助けてぇ・・・誰か助けてぇ」
手術台の上に寝かされている五人の女たち。
いずれも若くなかなかの美人たちだ。
この女たちが俺のしもべになるというのは興奮を隠し切れないな。

「いやぁっ! いやぁっ!」
「やめて! やめてぇ!」
俺の見ている前で裸の女たちに色とりどりの光が浴びせられていく。
女たちの躰を強化し、俺のしもべにふさわしい躰に改造するのだ。
グフフフフ・・・

「ああ・・・あああ・・・」
「あうう・・・ああ・・・」
苦悶の表情を浮かべる女たち。
だが、その表情がじょじょに穏やかなものになっていき、今度は目つきがきりっと引き締まってくる。
「うう・・・ううう・・・」
「しもべ・・・私は・・・しもべ・・・」
どうやら女たちの脳に刷り込みが行なわれているらしいな。

やがて固定具がはずされ、ゆっくりと立ち上がる女たち。
その顔には邪悪な笑みが浮かんでいる。
「うふふ・・・」
「うふふふ・・・」
彼女たちは用意された漆黒のレザーの衣装をまとっていく。
彼女たちの躰にぴったりしたレザーのボンデージスーツだ。
そしてひづめのような厚底のピンヒールブーツを履き、両手にレザーの手袋をはめていく。
頭には馬の耳を模した目の部分までを覆うレザーマスクをかぶり、尻尾のついたベルトを締める。

カツッとブーツの音が響く。
一列に並んだ女たちがいっせいに右手を上げる。
「「「ヒヒーン!」」」
誇らしげに胸を張り、俺の前でいななく女たち。
俺のかわいいポニーガールたちだ。
「ヒヒーン! お前たちは今日から俺のしもべとなったのだ」
「「「ヒヒーン! はい、私たちはポニーガール。馬男様の忠実なしもべです。どうぞ何なりとご命令を」」」
マスクに覆われた顔で唯一覗いている口元に邪悪な笑みを浮かべているポニーガールたち。
これからは俺の手足となって働いてくれるだろう。

「よし、ついてくるのだ」
「「「ヒヒーン!!」」」
カツカツと足音を響かせて俺のあとについてくるポニーガールたち。
俺はそのことに満足しながら首領様の命令を果たすために出発するのだった。

END
  1. 2014/01/02(木) 21:32:48|
  2. 改造・機械化系SS
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舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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