今日の夕方にツイッターでつぶやきました妄想ネタを、急遽45分で超短編SSに書けるかどうかチャレンジしてみました。
ほんとにでっち上げのSSではありますが、よろしければお楽しみくださいませ。
会社でMC
「ええっ? セクハラ?」
「そうなのー。ほら、うちの会社小さいでしょ? 事務は私一人でやっているんだけど、みんな出払っちゃったら私と社長だけになるじゃない。そうしたらいろいろセクハラされるの。ひどいときには太もも触られたりするのよ」
私は久しぶりにあった直美(なおみ)の愚痴を聞いていた。
直美とは大学時代に仲がよくなって、その後もずっと付き合いが続いてきた私の親友だ。
その彼女がセクハラに遭っているなんて。
確かに彼女は誰が見ても美人には違いないんだけど。
「そんなの・・・訴えるとかできないの?」
「うーん・・・でも、そこまでするのも・・・」
「そういうのはきちんと訴えないとだめなんじゃない?」
「それはそうなのかもしれないけど・・・でも・・・」
直美は大事にしたくないらしい。
彼女の性格から言ってもそれは充分考えられることではあったし、だからこそその社長のセクハラも止まらないのかもしれない。
「ねえ・・・美鈴(みすず)。あなた、確か“催眠術”ってやってたわよね」
「えっ? 催眠術?」
「そう。催眠術」
私が聞き返すと直美がこくんとうなずく。
「そ、それは・・・やってたけど」
確かに私は催眠術をかじったことがある。
大学では心理学を専攻したので、心理の勉強にと手を出してみたのだ。
何人かにかけてそれなりに成果を出したこともある。
でも・・・
それが何?
「だったら、うちの社長に催眠術をかけてくれない? セクハラしなくなるような・・・」
「ええっ? そんなの無理よ。催眠術と言ったってそんなに簡単には・・・」
「お願い。私もう耐えられないの。このままセクハラが続くようなら私・・・」
あう・・・
直美は思い込むとどうしようもなくなるときがある。
でも・・・
催眠術でセクハラをしなくなるようにする・・・か・・・
「一つ約束してもらってもいい?」
「約束?」
「そう。もしうまく行かなくても文句を言わない。セクハラが止まらないようならきちんと訴える。催眠術のことは他の人には話さない」
どうせダメ元なのだ。
やるだけやってダメなら直美もあきらめて社長を訴えるだろう。
それだったら、やるだけのことはやってもいい。
「約束する。約束するわ美鈴。だからお願い」
両手を合わせて拝んでくる直美。
しかたないなぁ。
「わかったわ。ダメ元でやってみる」
「ありがとう美鈴。恩に着ます」
あーあ・・・
厄介なこと引き受けちゃったかも・・・
******
「ほう・・・ワシに会いたいというのは君でしたか?」
数日後、私は直美に手配してもらって、社長に会えるように取り計らってもらった。
ビジネススーツに身を包み、まるで面接のような感じで応接室に入った私を、ハゲデブの社長が出迎える。
うわぁ・・・
直美には聞いていたけど、こんなオヤジにセクハラされたらたまらない。
私だったらすぐにでも訴えそうだわ。
「はい。直美とは友人でして、社長のお噂はかねがね。それでお伺いしているうちに一度どうしても実際にお会いしたくなりまして」
私は精一杯の笑顔を作りながら催眠術の支度を始める。
胸元のブローチを小刻みに動かし、そこに視線を集中させ、相手の意識を奪うのだ。
私は社長の視線が胸元に来るようにわざと胸を強調してみせる。
セクハラオヤジならきっと視線を向けてくるはずだ。
・・・・・・
・・・あれ?
・・・なんだろう・・・
・・・何かぼんやりして・・・
し、しまった・・・
鏡・・・
社長の背後にある鏡に私の姿が・・・
私・・・
わたし・・・
わ・・・た・・・し・・・
「どうかなさいましたかな?」
「はい・・・社長に催眠術をかけようとしていたのですが、自分がかかってしまいました・・・」
私は社長の質問に素直に答える。
「催眠術? 君は催眠術が使えるのかね?」
「はい・・・多少は・・・」
「なんと!」
ハゲデブの社長がちょっと驚いている。
「それで今は自分が催眠にかかっているというんだね?」
「はい・・・そうです」
「ワシに催眠術をかけてどうしようとしたのかね?」
「はい・・・直美へのセクハラをしないように暗示をかけるつもりでした・・・」
「・・・なるほど・・・では、今君に暗示をかけたらどうなるのかね?」
「はい・・・その暗示に従うようになります・・・」
「なーるほど・・・」
ハゲデブの社長がにやりと笑みを浮かべた。
******
「おはよう直美」
「おはよう美鈴」
ロッカーで制服に着替える私たち。
白い下着を脱ぎ、黒のいやらしい下着を身につける。
もちろん社長が見ている前でだ。
私たち女子社員は社長に着替えを見ていただかなくてはならない。
もちろんおっぱいもおまんこもしっかりとさらけ出してから着替えるのだ。
ブラを付けたら次はガーターベルトとストッキング。
パンティーはいつでも脱げるように一番最後に穿く。
黒い下着は社長がお選びになったわが社の制服。
着ているだけで社員としての喜びを感じるわ。
私たちは着替え終わると、朝の挨拶をしなくてはならない。
今日は私が前の担当。
社長の腰掛けているところに行き、ズボンとパンツを丁寧に下ろして差し上げる。
そして立ち上がった社長の股間のものを丁寧にしゃぶっていく。
直美は今日は後ろの担当なので、社長のお尻を丁寧に舐めているはず。
これは私たち女子社員の重要な朝の仕事。
社長に気持ちよくなっていただくことこそ、わが社の女子社員の務めなの。
「クックック・・・お前のおかげで社員は誰一人ワシに逆らうことはなくなったわい」
社長自ら私の頭をなでられる。
なんてうれしいのかしら。
このすばらしい社長に私は一生付いていくの。
もうほかのことなど考えられない。
「社員を無理やり働かせることで業績も多少上がってきたからな。もう一人事務員を雇ってもいいだろう。その折には・・・クックック・・・また頼むぞ」
「はい、社長。新人教育は私にお任せくださいませ」
私は新しく入る女子社員も社長のことしか考えられなくなるように教育しなくてはならない。
それこそが私に社長がお命じになられたことなのだから。
私は直美とともに社長にお仕えできる喜びを噛み締めながら、社長のものを口いっぱいにほおばるのだった。
END
- 2013/01/29(火) 21:28:46|
- 催眠・洗脳系
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5